JP2012220861A - 楽音発生装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】和音演奏時に所望の和音構成音の発音を持続させながらオクターブシフトさせる等の、和音の音取りが可能な楽音発生装置を実現する。
【解決手段】ステップSA3の鍵盤処理では、ホールドスイッチが押下操作された時点で押鍵中の鍵が有ると、その押鍵中の鍵に対応して発音中の楽音を、離鍵しても消音させずに発音継続させたり、発音音高をオクターブシフトさせる「+」、「−」スイッチ操作が行われた時点で押鍵中の鍵が有ると、その押鍵中の鍵に対応して発音中の楽音をオクターブシフトさせ、離鍵しても消音させずに発音継続させる。これにより、和音演奏時に所望の和音構成音の発音を持続させながらオクターブシフトさせる等の、和音の音取りを行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、和音など複数の音を発音させている時に、その発音中の複数の音の中から選択した所望の音の発音態様を制御可能な楽音発生装置およびプログラムに関する。
ダンパーペダルを備えた電子楽器として、例えば特許文献1には、押鍵に応じた楽音の発音中にダンパーペダルを操作すると、離鍵されても押鍵状態(発音)を維持し、かつダペダル踏み込み量に応じて発音維持された音のピッチをデチューンするものが開示されている。
特開平9−166981号公報
ところで、上記特許文献1に開示の技術は、単にダンパーペダル操作が為された場合に、離鍵されても発音を維持するサスティン効果を付与しながら、ペダル踏み込み量に応じて発音ピッチをデチューンしてダンパーペダル操作時の共鳴音をシミュレートするものに過ぎず、和音など複数の音を発音させている時に、その発音中の複数の音の中から選択した所望の音の発音態様を制御することが叶わない。具体的には、和音演奏時に所望の和音構成音の発音を持続させながらオクターブシフトさせる等の、和音の音取りを行うことが出来ないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、和音の音取りを行うことができる楽音発生装置およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、発音の継続を指示する継続指示手段と、前記継続指示手段が発音の継続を指示した時に、押鍵中の鍵の有無を判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段により押鍵中の鍵が有ると判別された場合、前記継続指示手段が発音の継続を指示している間は、当該判別された押鍵に応じて発音された音を、離鍵されても消音させずに発音を継続させるとともに、前記継続指示手段が発音の継続指示を終了した後の離鍵に応じて消音させる第1の発音継続手段と、音高の変更を指示する変更指示手段と、前記変更指示手段が音高の変更を指示した時に、押鍵中の鍵の有無を判別する第2の判別手段と、前記第2の判別手段により該当する鍵が有ると判別された場合に、前記変更指示手段が変更を指示している間は、前記第1の発音継続手段により発音を継続されている鍵の押鍵に応じて発音された音を、前記変更指示手段により指示された音高に変更すると共に、離鍵されても消音させずに発音を継続させ、前記変更指示手段が変更指示を終了した後の離鍵に応じて消音させる第2の発音継続手段とを具備することを特徴とする。
本発明では、和音演奏時に所望の和音構成音の発音を持続させながらオクターブシフトさせる等の、和音の音取りを行うことができる。
実施の一形態による楽音発生装置100の全体構成を示すブロック図である。 演奏処理の動作を示すフローチャートである。 鍵盤処理の動作を示すフローチャートである。 鍵盤処理の動作を示すフローチャートである。 ホールドスイッチ処理の動作を示すフローチャートである。 パラメータ操作処理の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.構成
図1は、実施の一形態による楽音発生装置100の全体構成を示すブロック図である。この図において、鍵盤10は、演奏操作(押離鍵操作)に応じたキーオン/キーオフ信号、鍵番号およびベロシティ等を含む演奏情報を発生する。操作部11は、楽器パネルに配設される各種スイッチから構成され、各スイッチ操作に応じたスイッチイベントを発生する。本発明の要旨に係わるスイッチとして、操作部11には演奏の開始/終了を指示する演奏スイッチ、発音継続を指示するホールドスイッチ、スイッチ操作の度に発音中の楽音の音高を1オクターブ分上げたり下げたりする「+」、「−」スイッチ等が設けられる。操作部11が発生するスイッチイベントは後述するCPU12に取り込まれる。
CPU12は、ROM13に記憶される各種プログラムを実行し、操作部11が発生するスイッチイベントに応じて装置各部を制御する。本発明の要旨に係わるCPU12の特徴的な処理動作については追って述べる。ROM13には、CPU12にロードされる各種プログラムが記憶される。各種プログラムとは、後述する演奏処理、鍵盤処理、ホールドスイッチ処理およびパラメータ操作処理を含む。
RAM14には、CPU12の処理に用いられる各種レジスタ・フラグデータが一時記憶される。具体的には、鍵盤10の各鍵を識別するポインタiに対応した配列要素を備える押鍵状態フラグKF[i]、ホールド状態フラグHF[i]およびパラメータ操作フラグPF[i]を備える。これら各種フラグが意図するところについては、追って述べる。
表示部15は、例えばカラー液晶パネル等から構成され、CPU12から供給される表示制御信号に応じて装置各部の設定状態や動作状態などを画面表示する。音源16は、周知の波形メモリ読み出し方式にて構成され、演奏情報に応じてCPU12が生成するノートイベントに従って楽音形成する。サウンドシステム17は、音源16から出力される楽音波形をアナログ信号形式に変換した後、不要ノイズ除去やレベル増幅を施してからスピーカから発音させる。
B.動作
次に、図2〜図6を参照して、上記構成による実施形態の動作について説明する。以下では、CPU12が実行する演奏処理、鍵盤処理、ホールドスイッチ処理およびパラメータ操作処理の各動作について述べる。
(1)演奏処理の動作
電源スイッチ操作により楽音発生装置100がパワーオンされると、CPU12は装置各部を初期化するイニシャライズを実行した後、図2に図示する演奏処理を実行してステップSA1に進み、演奏スイッチの操作状態に基づき演奏終了であるか否かを判断する。演奏スイッチの操作状態が演奏の開始を指示する状態に設定されていると、判断結果は「NO」になり、ステップSA2に進む。
ステップSA2〜SA4では、ポインタiを「0」から「鍵盤数−1」までステップ数「1」ずつ増加させる毎に、ステップSA3の鍵盤処理を繰り返し行わせるループ処理を実行する。ステップSA3の鍵盤処理では、後述するように、ホールドスイッチを押下操作していない状態であれば、押鍵された鍵の音高の楽音の発音を指示し、離鍵された鍵の音高の楽音の消音を指示する。
また、押鍵してから離鍵する前にホールドスイッチが押下操作されてホールド状態(ホールド状態フラグHF[i]が「1」)になると、離鍵しても消音させずに発音を継続させる。さらに、ホールドスイッチを押下操作していない非ホールド状態であっても、後述するパラメータ操作処理によってパラメータ操作している状態(パラメータ操作フラグPF[i]が「1」)ならば、離鍵しても消音させずに発音を継続させる。
そして、ポインタiの歩進によるループ処理(ステップSA2〜SA4)が完了すると、ステップSA5に進み、ホールドスイッチ処理を実行する。ホールドスイッチ処理では、後述するように、ホールドスイッチの押下操作に応じて、押鍵状態の鍵(i)に対応したホールド状態フラグHF[i]に「1」をセットして発音継続させるホールド状態に設定する。
次いで、ステップSA6では、パラメータ操作処理を実行する。パラメータ操作処理では、後述するように、パラメータ操作(「+」、「−」スイッチ操作)に応じて、押鍵状態の鍵(i)に対応したパラメータ操作フラグPF[i]に「1」をセットし、当該鍵(i)の楽音をパラメータ操作(「+」、「−」スイッチ操作)に応じてオクターブシフトするよう音源16に指示する。こうしたパラメータ操作処理が完了すると、上述のステップSA1に処理を戻す。そして、ステップSA1において、演奏スイッチの操作状態が演奏終了に設定されていると、判断結果が「YES」になり、本処理を終える。
(2)鍵盤処理の動作
次に、図3〜図4を参照して鍵盤処理の動作を説明する。上述した演奏処理のステップSA3を介して本処理が実行されると、CPU12は図3に図示するステップSB1に進み、鍵盤10においてポインタiで指定される鍵(以下、鍵(i)と称す)が押鍵されたか否かを判断する。以下、鍵(i)が押鍵された場合と、鍵(i)が離鍵された場合とに分けて動作説明を進める。
<鍵(i)が押鍵された場合>
鍵(i)が押鍵された場合には、上記ステップSB1の判断結果が「YES」になり、ステップSB2に進む。ステップSB2では、ポインタiで指定される押鍵状態フラグKF[i]が「0」又は「1」の何れであるかを判別する。押鍵状態フラグKF[i]は「0」の場合に未押鍵を表し、「1」の場合に押鍵中を表す。したがって、ステップSB2では、新たな押鍵もしくは押鍵中の何れであるかを判別する。
押鍵中(押鍵状態フラグKF[i]が「1」)ならば、何もせずに本処理を終えるが、新たな押鍵(押鍵状態フラグKF[i]が「0」)であると、ステップSB3に進み、押鍵された鍵(i)に対応した楽音が発音中であるか否かを判別する。後述するホールドスイッチ処理に基づき、鍵(i)に対応する楽音が発音継続中であると、判断結果は「YES」になり、ステップSB5に進み、ポインタiで指定される押鍵状態フラグKF[i]に「1」をセットして本処理を終える。
一方、鍵(i)に対応する楽音が発音中でなければ、上記ステップSB3の判断結果は「NO」になり、ステップSB4に進み、押鍵に応じて鍵盤10から出力される演奏情報に基づき、鍵(i)に対応した楽音の発音を音源16に指示する。この後、ステップSB5に進み、ポインタiで指定される押鍵状態フラグKF[i]に「1」をセットして押鍵中である旨を表して本処理を終える。
<鍵(i)が離鍵された場合>
この場合、上述したステップSB1の判断結果が「NO」になり、図4に図示するステップSB6に処理を進める。ステップSB6では、ポインタiで指定される押鍵状態フラグKF[i]が「0」(未押鍵)又は「1」(押鍵中)の何れであるかを判別する。ポインタiで指定される押鍵状態フラグKF[i]が「0」(未押鍵)であると、本処理を終えるが、ポインタiで指定される押鍵状態フラグKF[i]が「1」(押鍵中)であると、ステップSB7に進む。
ステップSB7では、鍵(i)に対応した楽音が発音中であるか否かを判別する。発音中でなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSB13に進み、ポインタiで指定されるパラメータ操作フラグPF[i]をゼロセットし、続くステップSB14では、ポインタiで指定されるホールドスイッチフラグHSF[i]をゼロリセットする。ここでホールドスイッチフラグHSF[i]は、鍵[i]を押鍵してから離鍵するまでの間にホールドスイッチが押下されたことを示すフラグであり、押下された場合は「1」、それ以外は「0」となる。このステップSB14の処理の後はステップSB15に進み、ポインタiで指定される押鍵状態フラグKF[i]をゼロリセットして本処理を終える。
一方、鍵(i)に対応した楽音が発音中であると、上記ステップSB7の判断結果は「YES」になり、ステップSB8に進み、ポインタiで指定されるホールドスイッチフラグHSF[i]が「0」又は「1」の何れであるかを判別する。
ホールドスイッチフラグHSF[i]が「1」(ホールドスイッチが押下された)であると、ステップSB13に進み、ポインタiで指定されるパラメータ操作フラグPF[i]をゼロセットし、続くステップSB14では、ポインタiで指定されるホールドスイッチフラグHSF[i]をゼロリセットする。このステップSB14の処理の後はステップSB15に進み、ポインタiで指定される押鍵状態フラグKF[i]をゼロリセットして本処理を終える。
したがって、離鍵以前にホールドスイッチが押下操作され、これによりホールドスイッチ処理によりホールド状態に設定されていると、離鍵しても消音させずに発音を継続させる。
これに対し、ホールドスイッチフラグHSF[i]が「0」(ホールドスイッチが押下されていない)ならば、ステップSB9に進み、ポインタ[i]で指定されるホールドフラグHF[i]が「0」又は「1」の何れであるかを判別する。ここでホールドフラグHF[i]は、鍵[i]がホールド状態であるか否かを示すフラグであり、ホールド状態の場合は「1」、それ以外は「0」となる。ここでホールドフラグHF[i]が「0」、つまり非ホールド状態である場合は、ステップSB11に進み、離鍵に応じて鍵盤10から出力される演奏情報に基づき、鍵(i)に対応した楽音の消音を音源16に指示する。
そして、ステップSB12に進み、ホールドフラグHF[i]を「0」に戻す。この後、ステップSB13〜SB15において、ポインタiで指定されるパラメータ操作フラグPF[i]、ホールドスイッチフラグHSF[i]および押鍵状態フラグKF[i]を各々ゼロリセットして本処理を終える。
したがって、離鍵以前にホールドスイッチが押下操作されておらず、かつホールド状態にない場合は、離鍵に応答して消音する。
一方、ステップSB9において、ホールドフラグHF[i]が「1」、つまりホールド状態である場合は、ステップSB10に進み、ポインタiで指定されるパラメータ操作フラグPF[i]が「0」(パラメータ操作していない状態)又は「1」(パラメータ操作している状態)の何れであるかを判別する。パラメータ操作フラグPF[i]が「1」(パラメータ操作している状態)であると、ステップSB13〜SB15において、ポインタiで指定されるパラメータ操作フラグPF[i]、ホールドスイッチフラグHSF[i]および押鍵状態フラグKF[i]をそれぞれゼロリセットして本処理を終える。したがって、非ホールド状態であっても、後述するパラメータ操作処理によってパラメータ操作している状態では、離鍵しても消音させずに発音が継続する。
さて一方、パラメータ操作フラグPF[i]が「0」(パラメータ操作していない状態)ならば、上記ステップSB10を介してステップSB11に進み、離鍵に応じて鍵盤10から出力される演奏情報に基づき、鍵(i)に対応した楽音の消音を音源16に指示する。この後、ステップSB12〜SB15において、ポインタiで指定されるホールドフラグHF[i]、パラメータ操作フラグPF[i]、ホールドスイッチフラグHSF[i]および押鍵状態フラグKF[i]を各々ゼロリセットして本処理を終える。
以上のように、鍵盤処理では、ホールドスイッチを押下操作していない状態であれば、押鍵された鍵の音高の楽音の発音を指示し、離鍵された鍵の音高の楽音の消音を指示する。また、押鍵してから離鍵する前にホールドスイッチが押下操作されてホールド状態(ホールドフラグHF[i]が「1」)になると、離鍵しても消音させずに発音を継続させる。さらに、ホールドスイッチを押下操作していない非ホールド状態であっても、後述するパラメータ操作処理によってパラメータ操作している状態(パラメータ操作フラグPF[i]が「1」)ならば、離鍵しても消音させずに発音を継続させる。
(3)ホールドスイッチ処理の動作
次に、図5を参照してホールドスイッチ処理の動作を説明する。上述した演奏処理のステップSA5(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図5に図示するステップSC1に進み、ホールドスイッチの押下操作の有無を判断する。ユーザがホールドスイッチを押下操作していなければ、判断結果は「NO」になり、本処理を終えるが、ホールドスイッチを押下操作すると、判断結果は「YES」になり、ステップSC2に進む。
ステップSC2〜SC6では、ポインタiを「0」から「鍵盤数−1」までステップ数「1」ずつ増加させる毎に、ステップSC3およびステップSC4を繰り返すループ処理を実行する。すなわち、ステップSC3では、ポインタiで指定される押鍵状態フラグKF[i]が「0」(未押鍵)又は「1」(押鍵中)の何れであるかを判別する。
鍵(i)が未押鍵(押鍵状態フラグKF[i]が「0」)ならば、ステップSC6に進むが、鍵(i)が押鍵中(押鍵状態フラグKF[i]が「1」)であると、ステップSC4に進み、ポインタiで指定されるホールドスイッチフラグHSF[i]に「1」をセットし、続いてステップSC5にてポインタiで指定されるホールドフラグHF[i]に「1」をセットして発音継続させるホールド状態に設定した後、ステップSC6に進む。このように、ホールドスイッチ処理では、ホールドスイッチの押下操作に応じて、押鍵状態の鍵(i)に対応したホールドスイッチフラグHSF[i]及びホールドフラグHF[i]に「1」をセットして発音継続させるホールド状態に設定する。
(4)パラメータ操作処理の動作
次に、図6を参照してパラメータ操作処理の動作を説明する。前述した演奏処理のステップSA6(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図6に図示するステップSD1に進み、パラメータ操作の有無を判断する。なお、本実施形態では、パラメータ操作として、発音音高をオクターブシフトさせる「+」、「−」スイッチを想定している。パラメータ操作(「+」、「−」スイッチ操作)が行われなければ、上記ステップSD1の判断結果は「NO」になり、本処理を終えるが、パラメータ操作されると、判断結果が「YES」になり、ステップSD2に進む。
ステップSD2〜SD6では、ポインタiを「0」から「鍵盤数−1」までステップ数「1」ずつ増加させる毎に、ステップSD3〜SD5を繰り返すループ処理を実行する。すなわち、ステップSD3では、ポインタiで指定される押鍵状態フラグKF[i]が「0」(未押鍵)又は「1」(押鍵中)の何れであるかを判別する。
鍵(i)が未押鍵(押鍵状態フラグKF[i]が「0」)ならば、ステップSD6に進むが、鍵(i)が押鍵中(押鍵状態フラグKF[i]が「1」)であると、ステップSD4に進み、ポインタiで指定されるパラメータ操作フラグPF[i]に「1」をセットする。なお、パラメータ操作フラグPF[i]は、「1」の場合にパラメータ操作(「+」、「−」スイッチ操作)される旨を表し、「0」の場合にパラメータ操作されない旨を表す。そして、ステップSD5では、押鍵状態にある鍵(i)の楽音の音高を、「+」スイッチ操作の度に1オクターブ上げたり、「−」スイッチ操作の度に1オクターブ下げたりするよう音源16に指示した後、ステップSD6に進む。
このように、パラメータ操作処理では、パラメータ操作(「+」、「−」スイッチ操作)に応じて、押鍵状態の鍵(i)に対応したパラメータ操作フラグPF[i]に「1」をセットし、当該鍵(i)の楽音をパラメータ操作(「+」、「−」スイッチ操作)に応じてオクターブシフトするよう音源16に指示する。
以上のように、本実施形態では、ホールドスイッチが押下操作された時点で押鍵中の鍵が有ると、その押鍵中の鍵に対応して発音中の楽音を、離鍵しても消音させずに発音継続させたり、発音音高をオクターブシフトさせる「+」、「−」スイッチ操作が行われた時点で押鍵中の鍵が有ると、その押鍵中の鍵に対応して発音中の楽音をオクターブシフトさせ、離鍵しても消音させずに発音継続させるので、和音演奏時に所望の和音構成音の発音を持続させながらオクターブシフトさせる等の、和音の音取りを行うことができる。
また例えば、上述の実施形態のような動作を行うモードとは別に、ホールドスイッチ、「+」スイッチ及び「−」スイッチの操作に係らず、押鍵・離鍵の操作に対応して楽音の発音・消音が行われる、いわゆる通常モードを付加してもよい。
また、上述の実施形態においてホールド状態フラグHF[i]が「1」かつ離鍵中でありながら発音が継続している状態で、この発音中の楽音をオクターブシフトさせようとする場合は、再度押鍵した状態で「+」スイッチ及び「−」スイッチの操作を行わなければならなかったが、再度押鍵・離鍵操作なしに「+」スイッチ及び「−」スイッチのみの操作で行われるように構成してもよい。
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下では、本願出願当初の特許請求の範囲に記載された各発明について付記する。
(付記)
[請求項1]
発音の継続を指示する継続指示手段と、
前記継続指示手段が発音の継続を指示した時に、押鍵中の鍵の有無を判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により押鍵中の鍵が有ると判別された場合、前記継続指示手段が発音の継続を指示している間は、当該判別された押鍵に応じて発音された音を、離鍵されても消音させずに発音を継続させるとともに、前記継続指示手段が発音の継続指示を終了した後の離鍵に応じて消音させる第1の発音継続手段と、
音高の変更を指示する変更指示手段と、
前記変更指示手段が音高の変更を指示した時に、押鍵中の鍵の有無を判別する第2の判別手段と、
前記第2の判別手段により該当する鍵が有ると判別された場合に、前記変更指示手段が変更を指示している間は、前記第1の発音継続手段により発音を継続されている鍵の押鍵に応じて発音された音を、前記変更指示手段により指示された音高に変更すると共に、離鍵されても消音させずに発音を継続させ、前記変更指示手段が変更指示を終了した後の離鍵に応じて消音させる第2の発音継続手段と
を具備することを特徴とする楽音発生装置。
[請求項2]
前記変更指示手段は、発音音高のオクターブシフトを指示することを特徴とする請求項1記載の楽音発生装置。
[請求項3]
発音の継続を指示する継続指示手段、及び音高の変更を指示する変更指示手段を有するコンピュータに、
前記継続指示手段が発音の継続を指示した時に、押鍵中の鍵の有無を判別する第1の判別ステップと、
前記第1の判別ステップにより押鍵中の鍵が有ると判別された場合、前記継続指示手段が発音の継続を指示している間は、当該判別された押鍵に応じて発音された音を、離鍵されても消音させずに発音を継続させるとともに、前記継続指示手段が発音の継続指示を終了した後の離鍵に応じて消音させる第1の発音継続ステップと、
前記変更指示手段が音高の変更を指示した時に、押鍵中の鍵の有無を判別する第2の判別ステップと、
前記第2の判別ステップにより該当する鍵が有ると判別された場合に、前記変更指示手段が変更を指示している間は、前記第1の発音継続手段により発音を継続されている鍵の押鍵に応じて発音された音を、前記変更指示手段により指示された音高に変更すると共に、離鍵されても消音させずに発音を継続させ、前記変更指示手段が変更指示を終了した後の離鍵に応じて消音させる第2の発音継続ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
10 鍵盤
11 操作部
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 表示部
16 音源
17 サウンドシステム
100 楽音発生装置

Claims (3)

  1. 発音の継続を指示する継続指示手段と、
    前記継続指示手段が発音の継続を指示した時に、押鍵中の鍵の有無を判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段により押鍵中の鍵が有ると判別された場合、前記継続指示手段が発音の継続を指示している間は、当該判別された押鍵に応じて発音された音を、離鍵されても消音させずに発音を継続させるとともに、前記継続指示手段が発音の継続指示を終了した後の離鍵に応じて消音させる第1の発音継続手段と、
    音高の変更を指示する変更指示手段と、
    前記変更指示手段が音高の変更を指示した時に、押鍵中の鍵の有無を判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段により該当する鍵が有ると判別された場合に、前記変更指示手段が変更を指示している間は、前記第1の発音継続手段により発音を継続されている鍵の押鍵に応じて発音された音を、前記変更指示手段により指示された音高に変更すると共に、離鍵されても消音させずに発音を継続させ、前記変更指示手段が変更指示を終了した後の離鍵に応じて消音させる第2の発音継続手段と
    を具備することを特徴とする楽音発生装置。
  2. 前記変更指示手段は、発音音高のオクターブシフトを指示することを特徴とする請求項1記載の楽音発生装置。
  3. 発音の継続を指示する継続指示手段、及び音高の変更を指示する変更指示手段を有するコンピュータに、
    前記継続指示手段が発音の継続を指示した時に、押鍵中の鍵の有無を判別する第1の判別ステップと、
    前記第1の判別ステップにより押鍵中の鍵が有ると判別された場合、前記継続指示手段が発音の継続を指示している間は、当該判別された押鍵に応じて発音された音を、離鍵されても消音させずに発音を継続させるとともに、前記継続指示手段が発音の継続指示を終了した後の離鍵に応じて消音させる第1の発音継続ステップと、
    前記変更指示手段が音高の変更を指示した時に、押鍵中の鍵の有無を判別する第2の判別ステップと、
    前記第2の判別ステップにより該当する鍵が有ると判別された場合に、前記変更指示手段が変更を指示している間は、前記第1の発音継続手段により発音を継続されている鍵の押鍵に応じて発音された音を、前記変更指示手段により指示された音高に変更すると共に、離鍵されても消音させずに発音を継続させ、前記変更指示手段が変更指示を終了した後の離鍵に応じて消音させる第2の発音継続ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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