JPH08185170A - 楽音発生装置 - Google Patents
楽音発生装置Info
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- JPH08185170A JPH08185170A JP6339857A JP33985794A JPH08185170A JP H08185170 A JPH08185170 A JP H08185170A JP 6339857 A JP6339857 A JP 6339857A JP 33985794 A JP33985794 A JP 33985794A JP H08185170 A JPH08185170 A JP H08185170A
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Abstract
楽音発生装置において、複数のパッド毎に他のパッドの
発音を行なうか否かを制御できるようにする。 【構成】 パッドA〜Dのいずれかが操作されると、そ
のパッドに対して他のパッドのうち、どのパッドを消音
して、どのパッドを消音させないかの判定が行なわれ、
消音すべきパッドが少なくとも1つあると判断される
と、そのパッドの操作による発音が行なわれているか否
かの判定が行なわれ、発音されていると判断されると消
音される。これにより、少なくとも2つのパッドを同時
に発音させても不自然な音にならない場合には、それら
が同時に発音されるので、パッドを使用した音楽演奏に
おいて様々なバリュエーションを得ることができる。
Description
り、特に複数の操作子を備えた楽音発生装置に関する。
発生装置には、通常の演奏入力装置(鍵盤等)の他にド
ラム音を発音させたり、フレーズを発生させたりするパ
ッド形式の操作子を備えたものがある。このパッド形式
の操作子(以下パッドという)として、例えばフレーズ
を発生させるものは、このパッドを押すことにより、こ
のパッドに対応した音楽データがパッドデータメモリか
ら読み出され、楽音制御手段に供給される。これによ
り、読み出された音楽データに基づくフレーズの発音が
行なわれる。一方、複数のパッドを有する楽音発生装置
には、押されたパッドの全てを発音させる方式のもの
や、同時発音による不自然さを防止するためにあるパッ
ドが押されたときに先に発音中のものがあればそれを全
て消音させて今押されたパッドのみ発音させる方式のも
のがある。
来の楽音発生装置にあっては、複数のパッドを有する場
合に、押されたパッドの全てを発音させるか、または先
に発音中のものがあればそれを全て消音させて今押され
たパッドを発音させるようにしているだけで、少なくと
も2つのパッドを発音させても不自然な音にならない場
合に対しては何等対策がなされておらず、パッドを使用
した音楽演奏において様々なバリュエーションが得られ
ないという問題点がある。
を発音させても不自然な音にならなければそれらを同時
に発音させることができる楽音発生装置を提供すること
を目的としている。
求項1記載の発明による楽音発生装置は、複数の操作子
と、複数の音楽データを記憶している記憶手段と、前記
複数の操作子のうち操作されたものに対応する音楽デー
タを前記記憶手段から読み出し、この音楽データにより
楽音を発生する楽音発生手段と、前記複数の操作子毎に
他の全ての操作子による発音を消音させるか否かを決定
する消音情報を記憶している消音情報記憶手段と、この
消音情報記憶手段に記憶されている前記消音情報にした
がって操作された操作子に対する他の操作子による発音
の消音を制御する消音制御手段とを備えたことを特徴と
する。
記載の発明のように、前記消音記憶手段に内容の異なる
複数の消音情報を記憶させると共に、これら消音情報の
うちの1つを選択する選択手段を更に設けても良い。例
えば請求項3記載の発明のように、前記消音情報は、前
記複数の操作子のうちの少なくとも2つの操作子による
発音を同時に行なった場合に不自然な音とならないよう
に、前記各操作子毎に他の全ての操作子との組み合わせ
を決定したものであっても良い。例えば請求項4記載の
発明のように、前記楽音発生装置を電子楽器に適用して
も良い。
れると、その操作された操作子に対して他の操作子のう
ち、どの操作子を消音して、どの操作子を消音させない
かの判定が行なわれる。そして、消音すべき操作子があ
ると判断されると、その操作子の操作による発音が行な
われているか否かの判定が行なわれ、発音されていると
判断されると、その発音が消音される。例えば、今、あ
る操作子が操作されたときに、既に発音中の操作子が少
なくとも1つあって、その操作子が今押された操作子に
対して消音すべきものであれば、その操作子の発音が消
音される。逆に、既に発音中の操作子が、今押された操
作子に対して消音すべきものでなければ、その操作子の
発音が続行される。したがって、少なくとも2つの操作
子を同時に発音させても不自然な音にならない場合に
は、それらの同時発音を可能にするので、操作子を使用
した音楽演奏において様々なバリュエーションが得られ
る。
て説明する。 A.実施例の構成 図1は、本発明の一実施例による楽音発生装置を具備し
た電子楽器の構成を示すブロック図である。この図にお
いて、1は鍵盤であり、各鍵毎の押離鍵操作および押離
鍵速度を検出してキーオン信号、キーナンバ、キーオフ
信号、あるいは押離タッチを表すベロシティ等の演奏情
報を出力する。2はこの電子楽器のコンソールパネルで
あり、各種操作スイッチと、これらスイッチ設定状態な
どを表示する液晶表示部とから構成される。
ッチの内には、図2にも示すような4つのパッドA、
B、C、Dの他、図示しない音色を指定する音色スイッ
チなどが設けられている。パッドA〜Dのそれぞれに対
して次ような音楽データが後述するROM4に記憶され
ている。なお、図4はパッドA〜Dの音楽データを五線
譜で示した図である。 (イ)パッドA:CMコード(ドミソ) (ロ)パッドB:ソラシド (ハ)パッドC:レ (ニ)パッドD:GMコード(シレソ) 3は楽器各部を制御するCPUであり、その動作につい
ては後述する。ROM4はCPU3にロードされる各種
制御プログラムや、これらプログラムで用いられる各種
データなどが記憶される。また、このROM4には図3
に示すようなミュートテーブル(消音情報)が記憶され
ている。ミュートテーブルは各パッドA〜D毎に他のパ
ッドの発音を消音させるかさせないかを決定するもので
ある。なお、この組み合わせは必ずしもこの通りとは限
らず、任意に決定できることは言うまでもない。
ッドAに対応する音楽データの再生中すなわちパッドA
の操作による発音中にパッドBを押すと、パッドAの発
音が消音され、パッドBの発音が行なわれる。また、パ
ッドAの操作による発音中にパッドCを押すと、パッド
Aの発音が継続されると共にパッドCの発音が行なわれ
る。また、パッドAの操作による発音中にパッドDを押
すと、パッドAの発音が消音され、パッドDの発音が行
なわれる。一方、パッドB、C、Dに対応する音楽デー
タの再生中すなわちパッドB、C、Dのそれぞれの操作
による発音中にパッドAを押すと、パッドBおよびCの
発音が継続され、パッドDの発音が消音される。このミ
ュートテーブルは、4つのパッドのうちの少なくとも2
つのパッドの発音を同時に行なったときに不自然な音と
ならないように、各パッド毎に他の全てのパッドとの組
み合わせを決定したものである。
として使用されるRAMであり、各種レジスタ/フラグ
データが一時記憶される。RAM5のレジスタには押し
たパッドに対応するパッドナンバー(A、B、C、Dの
いずれか)を一時的に記憶するPCレジスタが設定され
る。6は周知の波形メモリ読み出し方式で構成される音
源であり、通常のメロディ演奏に応じた楽音を発生する
ノーマル音源を備えている。7は例えばADPCM方式
の各種音色の波形データを記憶する波形メモリである。
8はパッドA〜Dに対応する音楽データ(フレーズまた
は単音)を記憶するパッドデータメモリである。10は
音源6から出力される楽音信号Wに効果音を付与するフ
ィルタリングを施した後にD/A変換して出力するD/
A変換部である。11はこのD/A変換部10から供給
されるアナログの楽音信号を増幅してスピーカSPより
楽音として発音させるアンプである。
なわれたか否かを判定し、操作が行なわれたと判断する
と、操作が行なわれたパッドに対応するパッドナンバー
をPCレジスタに記憶する。そして、PCレジスタに記
憶したパッドナンバーに対応するミュートテーブルの情
報、例えばパッドAが操作された場合は図5に示すよう
に「OFF」、「ON」、「ON」の情報を読み込む。
そして、この情報にしたがってパッドBの発音を消音す
る。この場合、既にパッドBの操作による発音中であれ
ば、この発音が消音される。これに対して、パッドCま
たはDの操作による発音中である場合には消音は行なわ
れない。そして、PCレジスタから読み出したパッドナ
ンバーに対応する音楽データをパッドデータメモリ8か
ら読み込む。そして、パッドデータメモリ8から読み込
んだ音楽データと鍵盤1からのキーコードとに対応した
楽音、音程を発音させるための制御を音源6に対して行
なう。
7を参照して説明する。ここでは、概略動作としてメイ
ンルーチンの動作について説明した後、同メインルーチ
ンにおいてコールされる各種処理ルーチンのうち、本発
明の特徴であるパッド処理動作について説明する。 (a)メインルーチンの動作 まず、本実施例による電子楽器に電源が投入されると、
CPU3はROM4から所定の制御プログラムをロード
し、図6に示すメインルーチンを実行してステップSA
2に処理を進める。ステップSA2では、RAM5に設
定される各種レジスタやフラグ類をリセットすると共
に、音源6に対して発音チャンネルレジスタをゼロクリ
アするよう指示する。発音チャンネルレジスタとは、音
源6内部に設けられるレジスタであって、CPU3の指
示の下に各発音チャンネル毎に割り当てられる楽音パラ
メータを一時記憶する。
ズが完了すると、CPU3は次のステップSA4に処理
を進め、コンソールパネル2の各種スイッチ操作に応じ
たスイッチ処理を行い、続いてステップSA6に進むと
鍵盤処理を行う。そして、この後、ステップSA8に処
理を進め、例えば、コンソールパネル2の各種スイッチ
操作を検出すべくスイッチ走査や、このスイッチ走査に
より検出されたスイッチ設定状況に応じてパッド処理等
を行なう。そして、続いてステップSA10に進み、液
晶表示部を更新表示する等、その他の処理を行う。この
後、CPU3はステップSA4に処理を戻し、以後ステ
ップSA4〜SA10を繰り返してパッド操作やスイッ
チ操作の内容に従って音源6に楽音発生を指示する。
ず、ステップSB2で新たなパッドオンがあるか否かの
判定を行なう。この判定において新たなパッドオンが無
いと判断するとそのまま処理を抜ける。これに対して、
新たなパッドオンが有ると判断するとステップSB4に
進み、パッドナンバー(A、B、C、Dのいずれか)を
PCレジスタに一時記憶する。次いで、ステップSB6
に進み、パッド操作に基づく発音が有るか否かの判定を
行なう。すなわち、先に発音中のパッドがあるか否かの
判定を行なう。この判定において、先に発音中のパッド
が無いと判断するとステップSB14に進む。これに対
して先に発音中のパッドがあると判断するとステップS
B8に進み、PCレジスタに記憶されたパッドナンバー
の確認を行ない、パッドナンバーに対応するミュートテ
ーブルの情報を参照する。
べき発音が有るか否かの判定を行なう。この判定におい
て消音すべき発音が有ると判断するとステップSB12
に進み、消音指示を行なう。これに対して消音すべき発
音が無いと判断するとステップSB14に進む。ステッ
プSB14では、PCレジスタに格納されたパッドナン
バーに対応する楽音データを楽音データメモリ8から読
み出して発音指示する。すなわち、パッドデータメモリ
8から読み込んだ音楽データと鍵盤1からのキーコード
とに対応した楽音、音程を発音させるための制御を音源
6に対して行なう。この処理を行なった後、処理を抜け
る。
A〜Dのいずれかが操作されると、そのパッドに対して
他のパッドのうち、どのパッドを消音して、どのパッド
を消音させないかの判断が行なわれ、消音すべきパッド
が少なくとも1つあると判断されると、そのパッドの操
作による発音が行なわれていれば消音される。したがっ
て、少なくとも2つのパッドを同時に発音させても不自
然な音にならない場合には、それらの同時発音を可能に
するので、パッドを使用した音楽演奏において様々なバ
リュエーションが得られる。
ミュートテーブルを設けたが、例えば図5に示すような
内容のミュートテーブルを設けても良い。このミュート
テーブルでは、各パッドA〜Dには次のようなフレーズ
が割り当てられている。 (イ)パッドA:ギターのフレーズ1 (ロ)パッドB:ギターのフレーズ2 (ハ)パッドC:ストリングスのフレーズ1 (ニ)パッドD:ストリングスのフレーズ2
ッドAに対応する音楽データ(フレーズ)の再生中すな
わちパッドAの操作による発音中にパッドBを押すと、
パッドAの発音が消音され、パッドBの発音が行なわれ
る。また、パッドAの操作による発音中にパッドCを押
すと、パッドAの発音が継続されると共にパッドCの発
音が行なわれる。また、パッドAの操作による発音中に
パッドDを押すと、パッドAの発音が継続されると共に
パッドDの発音が行なわれる。一方、パッドB、C、D
に対応する音楽データの再生中すなわちパッドB、Cお
よびDのそれぞれの操作による発音中にパッドAを押す
と、パッドCおよびDの発音が継続され、パッドBの発
音が消音される。このミュートテーブルも上述した図3
のミュートテーブルと同様に、4つのパッドのうちの少
なくとも2つのパッドの発音を同時に行なったときに不
自然な音とならないように、各パッド毎に他の全てのパ
ッドとの組み合わせを決定したものである。この組み合
わせは必ずしもこの通りとは限らず、任意に決定できる
ことは言うまでもない。
を1つだけ設けたが、内容の異なるミュートテーブルを
複数設けてその中の1つを任意に選択できるようにして
も良い。このようにすると、パッドを使用した音楽演奏
において更に様々なバリュエーションを得ることができ
る。この場合、複数のミュートテーブルを選択する選択
手段は、上記実施例ではCPU3に相当する。また、上
記実施例では電子楽器に適用した例であったが、この他
にミュージックソフトによるコンピュータミュージック
に適用しても良い。
ド)毎に他の操作子の発音を消音するかしないかを制御
できるようにしたので、少なくとも2つの操作子を同時
に発音させても不自然な音にならない場合には、それら
が同時に発音されるので、操作子を使用した音楽演奏に
おいて様々なバリュエーションを得ることができる。
た電子楽器の構成を示すブロック図である。
図である。
を示す図である。
楽データを五線譜で示した図である。
の他の例を示す図である。
チンの動作を説明するためのフローチャートである。
ンの動作を説明するためのフローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の操作子と、 複数の音楽データを記憶している記憶手段と、 前記複数の操作子のうち操作されたものに対応する音楽
データを前記記憶手段から読み出し、この音楽データに
より楽音を発生する楽音発生手段と、 前記複数の操作子毎に他の全ての操作子による発音を消
音させるか否かを決定する消音情報を記憶している消音
情報記憶手段と、 この消音情報記憶手段に記憶されている前記消音情報に
したがって操作された操作子に対する他の操作子による
発音の消音を制御する消音制御手段と、を備えたことを
特徴とする楽音発生装置。 - 【請求項2】 前記消音記憶手段に内容の異なる複数の
消音情報を記憶させると共に、これら消音情報のうちの
1つを選択する選択手段を更に設けたことを特徴とする
請求項1記載の楽音発生装置。 - 【請求項3】 前記消音情報は、前記複数の操作子のう
ちの少なくとも2つの操作子による発音を同時に行なっ
た場合に不自然な音とならないように、前記各操作子毎
に他の全ての操作子との組み合わせを決定したものであ
ることを特徴とする請求項1乃至2に記載の楽音発生装
置。 - 【請求項4】 電子楽器に適用したことを特徴とする請
求項1乃至3に記載の楽音発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33985794A JP3554770B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 楽音発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33985794A JP3554770B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 楽音発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08185170A true JPH08185170A (ja) | 1996-07-16 |
JP3554770B2 JP3554770B2 (ja) | 2004-08-18 |
Family
ID=18331486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33985794A Expired - Fee Related JP3554770B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 楽音発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3554770B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8088986B2 (en) | 2008-09-12 | 2012-01-03 | Yamaha Corporation | Electronic percussion instrument presenting pad chain performance |
US8461445B2 (en) | 2008-09-12 | 2013-06-11 | Yamaha Corporation | Electronic percussion instrument having groupable playing pads |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33985794A patent/JP3554770B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8088986B2 (en) | 2008-09-12 | 2012-01-03 | Yamaha Corporation | Electronic percussion instrument presenting pad chain performance |
US8461445B2 (en) | 2008-09-12 | 2013-06-11 | Yamaha Corporation | Electronic percussion instrument having groupable playing pads |
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---|---|
JP3554770B2 (ja) | 2004-08-18 |
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