JP2009025589A - 電子楽器の共鳴音付加装置および電子楽器 - Google Patents

電子楽器の共鳴音付加装置および電子楽器 Download PDF

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Abstract


【課題】 ダンパペダルの踏み込みによって、適切に共鳴音および共鳴の度合いが変化した共鳴音を発生させる。
【解決手段】 共鳴音生成回路26は、ダンパペダルの踏み込み量が所定の閾値より小さいときに、共鳴の度合いの小さい第1のインパルス応答データを選択させ、踏み込み量が所定の閾値以上であるときに共鳴の度合いが大きい第2のインパルス応答データを選択させるような制御信号(制御信号2)にしたがって、記憶装置からインパルス応答データを読み出す。また、共鳴音生成回路26は、ダンパペダルの踏み込み量に応じて、少なくとも部分的に値が増加する係数を含む制御信号(制御信号3)にしたがって、畳み込み演算回路30からの出力信号を乗算する乗算回路31を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、楽音に共鳴音を付加する電子楽器の共鳴音付加装置および電子楽器に関する。
電子楽器にペダルを接続し、ペダルを踏み込むことにより、楽音を変更させるような技術が従前から知られている。
特許文献1には、ペダルの踏み込み量にしたがって、楽音波形データのエンベロープを変更することで、特にハーフペダルのときの楽音を発生させることができる電子楽器が開示されている。
また、特許文献2には、楽音波形に対応する波形データSWDに基づいて共鳴音データRWDを生成する共鳴音作成装置を備え、ダンパペダルの踏み込みに伴って、ダンパペダル踏み込み量の検知出力が最小値0から最大値1に向けていく過程において波形データSWDが乗算器により振幅レベルが減少するように制御されるとともに、共鳴音作成装置からの共鳴音データRWDが、乗算器により振幅レベルが増加するように制御されることが開示されている。
たとえば、共鳴音作成装置(共鳴音付加装置)は、ディジタルの楽音波形データを受け入れて、楽音波形データにディジタルフィルタによるフィルタ処理を施すのが一般的である。フィルタ処理においては、FIR(有限インパルス応答:Finite Impulse Response)フィルタ或いはIIR(無限インパルス応答:Infinite Impulse
Response)フィルタが利用される。
FIRフィルタを利用する場合には、入力された楽音信号のデータx(n−k)(k=0,1,2,・・・,n−1)と、音楽ホールの残響特性などから得たインパルス応答a(k)を畳み込み演算することで、共鳴音のデータyout(n)=Σx(n−k)×a(k)を得ることができる。
特開平7−84574号公報 特許第2692672号公報
特許文献1のように、楽音波形データのエンベロープを変更するだけでは、ピアノのダンパペダルを踏み込んだときの残響音を含む共鳴音を、電子楽器で再現することができない。
また、特許文献2においては、いわゆるクロスフェードにより共鳴音との混合比を変更しているが、共鳴音自体は変わらないため、ペダルの踏み込みに伴う共鳴音の変化に乏しいという問題点があった。
本発明は、ダンパペダルの踏み込みによって、適切に共鳴音および共鳴の度合いが変化した共鳴音を発生させることができる共鳴音付加装置および当該共鳴音付加装置を備えた電子楽器を提供することを目的とする。
本発明は、ダンパペダルの踏み込み量に応じた共鳴の度合いの共鳴音を、楽音波形データに付加する共鳴音付加装置であって、
インパルス応答特性を表す時間軸上の値であるインパルス応答係数からなるインパルス応答データであって、共鳴の度合いがより小さいような一連のインパルス応答係数の組を含む第1のインパルス応答データと、前記第1のインパルス応答データに基づく共鳴音より共鳴の度合いが大きいような一連のインパルス応答係数の組を含む第2のインパルス応答データと、を記憶した記憶装置と、
前記記憶装置に記憶されたインパルス応答データを読み出して、時間軸上の一連の楽音波形データと、前記インパルス応答データに含まれるインパルス応答係数とを積和演算する畳み込み演算回路を有する共鳴音生成手段と、を備え、
前記共鳴音生成手段が、前記ダンパペダルの踏み込み量が所定の閾値より小さいときに、前記第1のインパルス応答データを選択させ、前記ダンパペダルの踏み込み量が前記所定の閾値以上であるときに前記第2のインパルス応答データを選択させるようなインパルス応答データ制御信号を受理して、当該インパルス応答データ制御信号にしたがって、前記記憶装置からインパルス応答データを読み出し、
さらに、前記共鳴音生成手段が、前記ダンパペダルの踏み込み量に応じて、少なくとも部分的に値が増加する係数を含む乗算制御信号にしたがって、前記畳み込み演算回路からの出力信号を乗算する乗算回路を備え、前記乗算回路から出力された共鳴音データと、楽音波形データとが加算されて出力されることを特徴とする共鳴音付加装置により達成される。
好ましい実施態様においては、前記係数が、記憶装置中の係数メモリに格納されている。
また、好ましい実施態様においては、前記係数が、前記ダンパペダルの踏み込み量が、前記所定の閾値より小さいときには一定値であり、前記所定の閾値以上のときに、前記ダンパペダルの踏み込み量が増大することに伴って増加する値である。
別の好ましい実施態様においては、前記係数が、前記ダンパペダルの踏み込み量が増大することに伴って増加する値である。
また、本発明の目的は、複数の踏み込み量を示す信号を出力可能なダンパペダルの踏み込み量に応じた共鳴の度合いの共鳴音を、楽音波形データに付加する共鳴音付加装置であって、
インパルス応答特性を表す時間軸上の値であるインパルス応答係数からなるインパルス応答データであって、共鳴の度合いがより小さいような一連のインパルス応答係数の組を含む第1のインパルス応答データと、前記第1のインパルス応答データに基づく共鳴音より共鳴の度合いが大きいような一連のインパルス応答係数の組を含む第2のインパルス応答データと、を記憶した記憶装置と、
前記記憶装置に記憶されたインパルス応答データを読み出して、時間軸上の一連の楽音波形データと、前記インパルス応答データに含まれるインパルス応答係数とを積和演算する畳み込み演算回路を有する共鳴音生成手段と、を備え、
前記共鳴音生成手段が、前記複数の踏み込み量を示す信号に基づいて、所定の第1の踏み込み量を示すときに、前記第1のインパルス応答データを選択させ、前記所定の第1の踏み込み量よりも踏み込み量が大きいことを示す第2の踏み込み量を示すときに、前記第2のインパルス応答データを選択するようなインパルス応答データ制御信号を受理して、当該インパルス応答データ制御信号にしたがって、前記記憶装置からインパルス応答データを読み出し、
さらに、前記共鳴音生成回路が、前記複数の踏み込み量を示す信号に基づいて、前記踏み込み量を示す信号が、踏み込みが無いことを示すときに、所定の最小値まで漸次減少し、踏み込みが最大であることを示すときに、所定の最大値まで漸次増加する係数を含む乗算制御信号にしたがって、前記畳み込み演算回路からの出力信号を乗算する乗算回路を備え、前記乗算回路から出力された共鳴音データと、楽音波形データとが加算されて出力されることを特徴とする共鳴音付加装置により達成される。
好ましい実施態様においては、前記踏み込み量を示す信号が、前記踏み込みが無いこと、前記踏み込み量が最大であること、および、前記2つの状態の中間の踏み込み量であることのいずれかを示し、
前記信号が、前記中間の踏み込み量であるときに、前記最小値と前記最大値との間の所定の中間値まで、漸次減少或いは増加する係数を含む乗算制御信号にしたがって、前記乗算回路が、前記共鳴音データを乗算する。
また、本発明の目的は、上述した共鳴音付加装置と、
鍵盤と、
踏み込み量を示す信号を出力するダンパペダルと、
前記鍵盤を構成する鍵のうち、押鍵された鍵の音高の楽音波形データを生成する楽音生成手段と、を備えたことを特徴とする電子楽器により達成される。
本発明によれば、ダンパペダルの踏み込みによって、適切に共鳴音および共鳴の度合いが変化した共鳴音を発生させることができる共鳴音付加装置および当該共鳴音付加装置を備えた電子楽器を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる電子楽器の構成を示すブロックダイヤグラムである。
図1に示すように、本実施の形態にかかる電子楽器10は、鍵盤12、CPU14、ROM16、RAM18、楽音生成部20、操作子群22、ダンパペダル24を有する。鍵盤12、CPU14、ROM16、RAM18、楽音生成部20および操作子群22は、バス28を介して接続される。楽音生成部20は、発音回路25、共鳴音付加回路26および音響システム27を有する。
鍵盤12は、演奏者の押鍵操作に応じて、押鍵された鍵を特定する情報および押鍵された鍵のベロシティを示す情報をCPU14に伝達することができる。
CPU14は、システム制御、押鍵された鍵に応じた音高の楽音を生成するための楽音生成部20に与える種々の制御信号の生成などを実行する。ROM16は、プログラムや、プログラムの実行の際に使用される定数、楽音生成部20により生成される楽音波形データのもととなる波形データ、共鳴音付加回路26にて用いられるインパルス応答データなどを記憶する。RAM18は、プログラムの実行の過程で必要な変数、パラメータ、入力データ、出力データなどを一時的に記憶する。
ダンパペダル26は、オン・オフのみではなく踏み込み量を示す信号を出力することができる。たとえば、ダンパペダル26の踏み込み量に応じて抵抗値が変更できる可変抵抗値を備え、抵抗値に応じた信号を出力することで実現できる。
図2は、本実施の形態にかかる発音回路、共鳴音付加回路およびこれらに関連する構成部材の例を示すブロックダイヤグラムである。
図1および図2に示すように、発音回路25は、CPU14から与えられた、発音すべき楽音の音色を示す音色情報、発音すべき音高を示す音高情報およびベロシティ情報に基づいて、所定の音色で、かつ、所定音高の楽音波形データを出力する。上記音色情報、音高情報およびベロシティ情報が制御信号1を構成する。
制御信号1に含まれる音高情報およびベロシティ情報は、鍵盤12からの信号に基づいて、CPU14により生成される。また、制御信号1に含まれる音色情報は、演奏者による操作子群22に含まれる操作子を操作した情報に基づいて、CPU14により生成される。
共鳴音付加回路26は、畳み込み演算回路30、乗算回路31および加算器32を備え、制御信号(制御信号2および制御信号3)にしたがって、楽音波形データに基づく共鳴音データを生成し、楽音波形データと共鳴音データとを合成した合成データを生成して出力する。図2に示すように、畳み込み演算回路26に制御信号2が与えられ、また、乗算回路31に制御信号3が与えられる。制御信号2および制御信号3は、ペダルのオン・オフおよびペダルの踏み込み量にしたがって、CPU12により生成される。
音響システム27は、D/A変換器、増幅回路およびスピーカを有し、合成データをアナログ信号に変換して、アナログ信号を増幅し、スピーカから放音する。
図3は、本実施の形態にかかる発音回路および波形メモリの構成例を示すブロックダイヤグラムである。図3に示すように、本実施の形態にかかる発音回路25は、波形再生回路36、エンベロープ生成回路37および乗算回路38を有する。
波形メモリ35には、ピアノ音色データ、フォークギター音色データなど、種々の音色の波形データが記憶されている。波形メモリ35は、たとえばROM16により実現される。波形再生回路36は、波形メモリ35に記憶された種々の音色のデータから、制御信号1に含まれる音色情報にしたがって所定の種別(たとえば、ピアノ音色)の波形データを、制御信号1に含まれる音高情報にしたがって読み出す。また、エンベロープ生成回路37は、制御信号1に含まれるベロシティ情報にしたがったエンベロープデータを出力する。波形データとエンベロープデータとは、乗算回路38において乗算され、楽音波形データが出力される。
図4は、本実施の形態にかかる共鳴音付加回路の畳み込み演算回路およびインパルス応答メモリの構成例を示すブロックダイヤグラムである。図4に示すように、畳み込み演算回路30は、インパルス応答メモリ読み出し回路41、楽音波形データバッファ42およびインパルス応答係数バッファ43および積和演算部44を有している。
インパルス応答メモリ40には、ピアノ系のインパルス応答データ1、ピアノ系のインパルス応答データ2、など種々のインパルス応答データが記憶されている。インパルス応答メモリ40は、たとえば、ROM16により実現される。
本実施の形態においては、ある一連の音色について2種類のインパルス応答データを用意している。たとえば、波形メモリ35に記憶されたピアノ音色データに対しては、ピアノ系のインパルス応答データ1およびピアノ系のインパルス応答データ2が用意されている。ギター系の音色データ(フォークギター音色データおよびガットギター音色データ)には、ギター系のインパルス応答データ1およびギター系のインパルス応答データ2が用意されている。また、ヴァイオリンなどの弦楽器系の音色データ(チェロ音色データおよびヴァイオリン音色データ)には、ヴァイオリン系のインパルス応答データ1およびヴァイオリン系のインパルス応答データ2が用意されている。2種類のインパルス応答データは、制御信号2により切り替えられ、インパルス応答メモリ読み出し回路41から読み出される。制御信号2については、後に詳述する。
楽音波形データバッファ42は、最新の楽音波形データx(n)から、n−1サンプル前の楽音波形データx(1)までのn個の楽音波形データを格納するディレイメモリである。また、インパルス応答係数バッファ43は、インパルス応答データに含まれるn個のインパルス応答係数a(0)〜a(n−1)を格納するディレイメモリである。楽音波形データバッファ42およびインパルス応答係数バッファ43は、RAM18により実現できる。
インパルス応答データを構成するインパルス応答係数はa(0),a(1),・・・は、図5に示すように、時間軸上の値であり、a(0),a(1),a(2),・・・,a(n−1)は、それぞれ、x(n),x(n−1),・・・,x(1)に乗算すべき定数となる。積和演算部44は、楽音波形データバッファ42に格納された楽音波形データx(n−k)(k=0,1,2,・・・,n−1)を読み出し、かつ、インパルス応答係数バッファ43に格納されたインパルス応答係数a(k)を読み出して、これらを乗算し、かつ、累算値に加算する。これにより、以下の共鳴音データyout(n)を出力することができる。
yout(n)=Σx(n−k)×a(k) (k=0,1,2,・・・,n−1)
次に、制御信号2について説明する。前述したように制御信号2にしたがって、インパルス応答メモリ読み出し回路41は、ある一連の音色についての2種類のインパルス応答データのうちの何れかを読み出すようになっている。ピアノの音色であれば、インパルス応答メモリ読み出し回路41は、制御信号2にしたがって、ピアノ系のインパルス応答データ1或いはピアノ系のインパルス応答データ2の何れか一方を読み出す。
図6(a)、(b)は、それぞれ、ピアノ系のインパルス応答データ1およびピアノ系のインパルス応答データ2の例を示すグラフである。図6(a)、(b)において、縦軸はインパルス応答係数の値、縦軸は時間軸である。
図6(a)に示すインパルス応答データ1は、ピアノのダンパペダルを踏んでいない状態で測定したものである。その一方、図6(b)に示すインパルス応答データ2は、ピアノのダンパペダルを一杯に(完全に)踏み込んだ状態で測定したものである。図6(a)のインパルス応答係数に比較して、図6(b)のインパルス応答係数の方が、共鳴の度合いが大きい。ここに、共鳴の度合いが大きいとは、時間軸方向のほぼ全域にわたって、インパルス応答係数の値が大きく、かつ、時間軸(横軸)方向に長く値が存在していることをいう。
なお、図6(a)および図6(b)は、ピアノ系の音色に適用するインパルス応答データであるが、本実施の形態においては、他の系統の音色(ギター系音色やヴァイオリン系音色)についても、2種類のインパルス応答データを備える。他の音色においても、インパルス応答データ2のインパルス応答係数は、インパルス応答データ1のインパルス応答係数よりも、共鳴の度合いが大きくなるようになっている。
後述するように、本実施の形態においては、ペダルをより踏み込んだ状態のときに、共鳴の度合いがより強い共鳴音を生成するためインパルス応答データ2を使用し、ペダルを踏み込んでいない状態およびペダルをあまり踏み込んでいない状態のときに、共鳴の度合いがより弱い共鳴音を生成するためにインパルス応答データ1を使用する。したがって、インパルス応答データ1、および、インパルス応答データ2のインパルス応答係数は上述したものとなっている。
CPU14は、ダンパペダル24の踏み込み量が所定の閾値より小さいときには、インパルス応答データ1を選択させ、ダンパペダル24の踏み込み量が所定の閾値以上であるときには、インパルス応答データ2を選択させるような制御信号2を、畳み込み演算回路30のインパルス応答メモリ読み出し回路41に出力する。
畳み込み演算回路30から出力された共鳴音データは、乗算回路31によって制御信号3に基づいて乗算される。
以下、制御信号3についてより詳細に説明する。図7は、本実施の形態にかかる制御信号2および制御信号3を生成する部材のブロックダイヤグラムである。図7において、ペダル踏み込み量検出部46および制御信号生成部47は、CPU24により実現される。また、レベル係数メモリ45は、ROM16により実現される。ペダル踏み込み量検出部46は、ダンパペダル24の踏み込み量を検出して、制御信号生成部46に出力する。
図8は、乗算回路により乗算される共鳴音データのレベルおよび楽音波形データの音圧レベルを説明するグラフである。図8において、横軸はペダル踏み込み量、縦軸が音圧レベルを示す。図8において、符号801に示す実線および符号802に示す破線が、制御信号3によりレベル調整された共鳴音データを示す。また、符号803に示す一点鎖線は、楽音波形データのレベルに対応する。
ペダル踏み込み量が、符号801の実線に示す範囲では、制御信号2によって、畳み込み演算回路30のインパルス応答読み出し回路41が、インパルス応答データ1を読み出し、その一方、ペダル踏み込み量が、符号802の破線に示す範囲では、制御信号2によって、畳み込み演算回路30のインパルス応答読み出し回路41が、インパルス応答データ2を読み出す。つまり、符号810に示す位置が、上記制御信号2によるインパルス応答データ切り替えの閾値に相当する。
したがって、制御信号生成部47は、ペダル踏み込み量が符号810に示す値より小さいときには、インパルス応答データ1を選択させ、ダンパペダル24の踏み込み量が符号810に示す値以上であるときには、インパルス応答データ2を選択させるような制御信号2を生成して出力する。
また、本実施の形態においては、共鳴音データのレベルが、符号801の実線および符号802の破線となるように、ペダル踏み込み量に応じた制御信号3を生成する。たとえば、係数テーブル45に、ペダル踏み込み量に対応する乗算係数を格納し、ペダル踏み込み量検出部46から与えられたペダル踏み込み量に基づいて、係数テーブル45から所定の乗算係数を読み出して制御信号3として出力すればよい。
図8から理解できるように、本実施の形態においては、インパルス応答データ1に基づく共鳴音データについては第1のレベル、その後、インパルス応答データ2に基づく共鳴体データについては、第2のレベルに達するまで、ペダル踏み込み量が増大するのに伴って、レベルが増加し、第2のレベルに達すると、ペダル踏み込み量が増大しても第2のレベルで一定となるような制御信号3が生成され、出力される。
乗算回路31は、上述したように生成された制御信号3に基づく所定のレベルの共鳴音データを出力する。加算器32が、共鳴音データに、一定レベル(図8の一点鎖線803参照)の楽音波形データを加算する。加算器32から出力される合成データは、音響システム27に出力され、合成データをアナログ信号に変換して、アナログ信号を増幅し、スピーカから放音する。
本実施の形態によれば、ダンパペダル24の踏み込み量が所定の閾値より小さいときには、インパルス応答データ1を選択させ、ダンパペダル24の踏み込み量が所定の閾値以上であるときには、インパルス応答データ2を選択させるような制御信号2を生成して、当該制御信号2により、インパルス応答データを切り替えている。これにより、ダンパペダル24を踏み込みに応じて、共鳴音を変化させる、たとえば、ダンパペダル24を踏み込むことにより、より共鳴の度合いの強い共鳴音を発生させることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、インパルス応答データ1に基づく共鳴音データについては第1のレベル、その後、インパルス応答データ2に基づく共鳴体データについては、第2のレベルに達するまで、ペダル踏み込み量が増大するのに伴って、レベルが増加し、第2のレベルに達すると、ペダル踏み込み量が増大しても第2のレベルで一定となるような制御信号3が生成され、当該制御信号3によって、共鳴音データのレベルが調整され、楽音波形データと加算される。したがって、ペダル踏み込み量が大きくなることに応じて、共鳴音のレベルを大きくさせるなど、ペダル踏み込み量に応じた共鳴音のレベルを制御することが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、係数テーブルに、ペダル踏み込み量に対応する乗算係数を格納し、ペダル踏み込み量に応じた乗算係数を含む制御信号(制御信号3)が出力される。したがって、簡単な構成で、共鳴音データのレベルを適切に決定することができる。
また、本実施の形態においては、上記乗算係数は、前記ダンパペダルの踏み込み量が、前記所定の閾値より小さいときには一定値であり、前記所定の閾値以上のときに、前記ダンパペダルの踏み込み量が増大することに伴って増加する値である。これにより、踏み込み量が小さいときには共鳴音のレベルが増加せず、また、踏み込み量があるレベルを超えると、共鳴音のレベルが増加するような状況を再現することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態においては、ダンパペダル24は、踏み込み量を示す信号を出力することができる。第2の実施の形態においては、ダンパペダルは2つのスイッチを有し、2つのスイッチのそれぞれのオン・オフ状態に基づいて、制御信号3を生成する。
図9は、第2の実施の形態にかかるダンパペダルの例を示す図である。図9に示すように、第2の実施の形態にかかるダンパペダル90は、演奏者が足で踏み込む可動部91と、床に密着する下側本体96とを有する。下側本体96の上面には、第1のスイッチ92および第2のスイッチ93が取り付けられている。
ダンパペダル90の可動部91が、演奏者の足で踏み込まれると、まず、可動部91の下面の第1のスイッチ92と対向する位置に設けられた突起94が第1のスイッチ92と接触して、第1のスイッチ92がオン状態となる。ダンパペダル90の可動部91がさらに踏み込まれると、可動部91の下面の第2のスイッチ93と対向する位置に設けられた突起95が第2のスイッチ93と接触して、第2のスイッチ93がオン状態となる。また、演奏者がペダルを解放させると、まず、第2のスイッチ93がオフ状態となり、その後、第1のスイッチ92がオフ状態となる。
したがって、第2の実施の形態にかかるダンパペダルを利用することで、ダンパペダルの踏み込み量に応じて、踏み込みが無いこと、踏み込み量が最大であること、および、踏み込みがないこと、および、踏み込み量が最大であることの中間の踏み込み量であることのいずれかを示すことができる。
図10は、第2の実施の形態にかかる制御信号3の生成処理の例を示すフローチャートである。図10においては、便宜上、第1のスイッチ92を「A」、第2のスイッチ93を「B」と称している。第2の実施の形態にかかるダンパペダル90においては、それぞれのスイッチは、以下のような状態となり得る。
(1)Aオフ、かつ、Bオフ
(2)Aオン、かつ、Bオフ
(3)Aオン、かつ、Bオン
ダンパペダル90がまったく踏み込まれていない状態から、完全に踏み込まれるのに至るまで、スイッチの状態は、(1)、(2)、(3)の順となる。また、ダンパペダル90が完全に踏み込まれた状態から解放されるまで、スイッチの状態は、(3)、(2)、(1)の順となる。
したがって、第2の実施の形態にかかるダンパペダルを利用することで、ダンパペダルの踏み込み量に応じて、踏み込みが無いこと(AオフかつBオフ)、踏み込み量が最大であること(AオンかつBオン)、および、踏み込みがないこと、および、踏み込み量が最大であることの中間の踏み込み量であること(AオンかつBオフ)のいずれかを示すことができる。
なお、第2の実施の形態においては、CPU14は、第1のスイッチ92がオフ状態である(Aオフ)であるときに、インパルス応答データ1を選択させ、第1のスイッチ92がオン状態(Aオン)となるときに、インパルス応答データ2を選択させるような制御信号2を生成し、畳み込み演算回路30のインパルス応答メモリ読み出し回路41に出力する。
図10に示すように、CPU14は、まず、制御信号3に含まれる係数のレベルを「0」にクリアする(ステップ1001)。次いで、CPU14は、ダンパペダル90の各スイッチの状態を検出する(ステップ1002)。「Aオン、かつ、Bオン」である場合には、CPU14は、レベルが「100」より小さいか否かを判断し(ステップ1003)、レベルが「100」より小さい場合には(ステップ1003でYes)、レベルを所定の値だけ増大させる(ステップ1004)。
スイッチの状態が「Aオフ、かつ、Bオフ」であった場合には、CPU14は、レベルが「0」より大きいか否かを判断する(ステップ1005)。レベルが「0」より大きい場合には(ステップ1005でYes)、CPU14は、レベルを所定の値だけ減少させる(ステップ1006)。また、スイッチ状態が、「Aオン、かつ、Bオフ」であった場合には、CPU14は、レベルが「70」より大きい、「70」に等しい、或いは、「70」より小さいの何れに該当するかを判断する(ステップ1007)。レベルが「70」より小さい場合には、CPU14は、レベルを所定の値だけ増大させる(ステップ1004)。レベルが「70」に等しい場合には、そのレベルが維持される。その一方、レベルが「70」より大きい場合には、CPU14は、レベルを所定の値だけ減少させる(ステップ1006)。
図10の処理により算出された係数のレベルを含む制御信号3は、共鳴音付加回路26の乗算回路31に与えられる。
第2の実施の形態においては、スイッチ状態が「Aオフ、Bオフ」の状態から、「Aオン、Bオフ」の状態、つまり、2つのスイッチの一方のみがオン状態となった場合に、最高値の7割である「70」に達するまで、レベルが所定の値ずつ漸次増加する。さらに、「Aオン、Bオン」の状態となった場合には、最高値「100」に達するまで、レベルが所定の値ずつ漸次増加する。
その一方、「Aオン、Bオン」の状態から、「Aオン、Bオフ」の状態となった場合には、最高値の7割である「70」に達するまで、レベルが所定の値ずつ漸次減少する。さらに、「Aオフ、Bオフ」の状態となった場合には、「0」に達するまで、レベルが所定の値ずつ漸次減少する。
第2の実施の形態によれば、ダンパペダルが踏み込み量を示す信号ではなく、複数のスイッチのオン・オフ状態を出力する場合であっても、踏み込みが無いことを示すときに、所定の最小値まで漸次減少され、踏み込みが最大であることを示すときに、所定の最大値まで漸次増加する係数を含む乗算制御信号にしたがって、畳み込み演算回路からの出力信号を乗算する。したがって、スイッチの状態にしたがって、適切な共鳴音を生成することが可能である。
また、第2の実施の形態によれば、ダンパペダルの踏み込み量を示す信号が、踏み込みが無いこと、踏み込み量が最大であること、および、2つの状態の中間の踏み込み量であることのいずれかを示し、中間の踏み込み量であるときには、共鳴音データと乗算すべき乗算係数が、最小値と前記最大値との間の所定の中間値まで、漸次減少或いは増加する。これにより、よりきめの細かな共鳴音のレベルを得ることが可能となる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、前記第1の実施の形態においては、図8に示すように、インパルス応答データ1に基づく共鳴音データについては第1のレベル、その後、インパルス応答データ2に基づく共鳴体データについては、第2のレベルに達するまで、ペダル踏み込み量が増大するのに伴って、レベルが増加し、第2のレベルに達すると、ペダル踏み込み量が増大しても第2のレベルで一定となるような制御信号3が生成されている。しかしながら、制御信号3のレベルは図8に示すようなものに限定されない。
図11は、本発明の他の実施の形態にかかる乗算回路により乗算される共鳴音データのレベルおよび楽音波形データの音圧レベルを説明するグラフである。図11に示すように、他の実施の形態においては、制御信号2によってインパルス応答データ1が畳み込み演算回路30に与えられている状態(実線1101参照)においても、共鳴音データのレベルは固定ではなく、ペダル踏み込み量が増大するのに伴って増加する。また、制御信号2によってインパルス応答データ2が畳み込み演算回路30に与えられている場合も、同様に、ペダル踏み込み量が増大するのに伴って増加する(破線1102参照)。このようにペダル踏み込み量にしたがって増大する共鳴音データが、楽音波形データ(符号1103)に加算される。
図11に示す例では、インパルス応答データ1およびインパルス応答データ2の何れを用いて共鳴音データを生成する場合であっても、共鳴音データが、ペダル踏み込み量の増大にしたがってほぼ線形に増加する制御信号3が生成される。したがって、インパルス応答データにかかわらず、ペダルの踏み込みに応じて、共鳴音のレベルがほぼリニアに変化するような状況を再現することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる電子楽器の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図2は、本実施の形態にかかる発音回路、共鳴音付加回路およびこれらに関係する電子楽器の構成部材の例を示すブロックダイヤグラムである。 図3は、本実施の形態にかかる発音回路および波形メモリの構成例を示すブロックダイヤグラムである。 図4は、本実施の形態にかかる共鳴音付加回路の畳み込み演算回路およびインパルス応答メモリの構成例を示すブロックダイヤグラムである。 図5は、インパルス応答係数を説明するためのグラフである。 図6(a)、(b)は、それぞれ、ピアノ系のインパルス応答データ1およびピアノ系のインパルス応答データ2の例を示すグラフである。 図7は、本実施の形態にかかる制御信号3を生成する部材のブロックダイヤグラムである。 図8は、乗算回路により乗算される共鳴音データのレベルおよび楽音波形データの音圧レベルを説明するグラフである。 図9は、第2の実施の形態にかかるダンパペダルの例を示す図である。 図10は、第2の実施の形態にかかる制御信号3の生成処理の例を示すフローチャートである。 図11は、本発明の他の実施の形態にかかる乗算回路により乗算される共鳴音データのレベルおよび楽音波形データの音圧レベルを説明するグラフである。
符号の説明
10 電子楽器
12 鍵盤
14 CPU
16 ROM
18 RAM
20 楽音生成部
22 操作子群
24 ダンパペダル
25 発音回路
26 共鳴音付加回路
27 音響システム
30 畳み込み演算回路
31 乗算回路
32 加算器

Claims (7)

  1. ダンパペダルの踏み込み量に応じた共鳴の度合いの共鳴音を、楽音波形データに付加する共鳴音付加装置であって、
    インパルス応答特性を表す時間軸上の値であるインパルス応答係数からなるインパルス応答データであって、共鳴の度合いがより小さいような一連のインパルス応答係数の組を含む第1のインパルス応答データと、前記第1のインパルス応答データに基づく共鳴音より共鳴の度合いが大きいような一連のインパルス応答係数の組を含む第2のインパルス応答データと、を記憶した記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されたインパルス応答データを読み出して、時間軸上の一連の楽音波形データと、前記インパルス応答データに含まれるインパルス応答係数とを積和演算する畳み込み演算回路を有する共鳴音生成手段と、を備え、
    前記共鳴音生成手段が、前記ダンパペダルの踏み込み量が所定の閾値より小さいときに、前記第1のインパルス応答データを選択させ、前記ダンパペダルの踏み込み量が前記所定の閾値以上であるときに前記第2のインパルス応答データを選択させるようなインパルス応答データ制御信号を受理して、当該インパルス応答データ制御信号にしたがって、前記記憶装置からインパルス応答データを読み出し、
    さらに、前記共鳴音生成手段が、前記ダンパペダルの踏み込み量に応じて、少なくとも部分的に値が増加する係数を含む乗算制御信号にしたがって、前記畳み込み演算回路からの出力信号を乗算する乗算回路を備え、前記乗算回路から出力された共鳴音データと、楽音波形データとが加算されて出力されることを特徴とする共鳴音付加装置。
  2. 前記係数が、記憶装置中の係数メモリに格納されていることを特徴とする請求項1に記載の共鳴音付加装置。
  3. 前記係数が、前記ダンパペダルの踏み込み量が、前記所定の閾値より小さいときには一定値であり、前記所定の閾値以上のときに、前記ダンパペダルの踏み込み量が増大することに伴って増加する値であることを特徴とする請求項1または2に記載の共鳴音付加装置。
  4. 前記係数が、前記ダンパペダルの踏み込み量が増大することに伴って増加する値であることを特徴とする請求項1または2に記載の共鳴音付加装置。
  5. 複数の踏み込み量を示す信号を出力可能なダンパペダルの踏み込み量に応じた共鳴の度合いの共鳴音を、楽音波形データに付加する共鳴音付加装置であって、
    インパルス応答特性を表す時間軸上の値であるインパルス応答係数からなるインパルス応答データであって、共鳴の度合いがより小さいような一連のインパルス応答係数の組を含む第1のインパルス応答データと、前記第1のインパルス応答データに基づく共鳴音より共鳴の度合いが大きいような一連のインパルス応答係数の組を含む第2のインパルス応答データと、を記憶した記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されたインパルス応答データを読み出して、時間軸上の一連の楽音波形データと、前記インパルス応答データに含まれるインパルス応答係数とを積和演算する畳み込み演算回路を有する共鳴音生成手段と、を備え、
    前記共鳴音生成手段が、前記複数の踏み込み量を示す信号に基づいて、所定の第1の踏み込み量を示すときに、前記第1のインパルス応答データを選択させ、前記所定の第1の踏み込み量よりも踏み込み量が大きいことを示す第2の踏み込み量を示すときに、前記第2のインパルス応答データを選択するようなインパルス応答データ制御信号を受理して、当該インパルス応答データ制御信号にしたがって、前記記憶装置からインパルス応答データを読み出し、
    さらに、前記共鳴音生成回路が、前記複数の踏み込み量を示す信号に基づいて、前記踏み込み量を示す信号が、踏み込みが無いことを示すときに、所定の最小値まで漸次減少し、踏み込みが最大であることを示すときに、所定の最大値まで漸次増加する係数を含む乗算制御信号にしたがって、前記畳み込み演算回路からの出力信号を乗算する乗算回路を備え、前記乗算回路から出力された共鳴音データと、楽音波形データとが加算されて出力されることを特徴とする共鳴音付加装置。
  6. 前記踏み込み量を示す信号が、前記踏み込みが無いこと、前記踏み込み量が最大であること、および、前記2つの状態の中間の踏み込み量であることのいずれかを示し、
    前記信号が、前記中間の踏み込み量であるときに、前記最小値と前記最大値との間の所定の中間値まで、漸次減少或いは増加する係数を含む乗算制御信号にしたがって、前記乗算回路が、前記共鳴音データを乗算することを特徴とする請求項5に記載の共鳴音付加装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の共鳴音付加装置と、
    鍵盤と、
    踏み込み量を示す信号を出力するダンパペダルと、
    前記鍵盤を構成する鍵のうち、押鍵された鍵の音高の楽音波形データを生成する楽音生成手段と、を備えたことを特徴とする電子楽器。
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