JPH0637223Y2 - 摩擦車式無段変速機構 - Google Patents
摩擦車式無段変速機構Info
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- JPH0637223Y2 JPH0637223Y2 JP1988069293U JP6929388U JPH0637223Y2 JP H0637223 Y2 JPH0637223 Y2 JP H0637223Y2 JP 1988069293 U JP1988069293 U JP 1988069293U JP 6929388 U JP6929388 U JP 6929388U JP H0637223 Y2 JPH0637223 Y2 JP H0637223Y2
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- JP
- Japan
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- roller
- thrust
- needle
- friction
- bearing
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H15/00—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
- F16H15/02—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
- F16H15/04—Gearings providing a continuous range of gear ratios
- F16H15/06—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
- F16H15/32—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
- F16H15/36—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
- F16H15/38—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/50—Other types of ball or roller bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2361/00—Apparatus or articles in engineering in general
- F16C2361/65—Gear shifting, change speed gear, gear box
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本考案は、摩擦車式無段変速機構に関するものである。
（ロ）従来の技術 従来の摩擦車式無段変速機構として、例えば特開昭61-1
19865号公報に示されるものがある。この摩擦車式無段
変速機構は、入力ディスクと、出力ディスクと、両ディ
スクに摩擦接触する摩擦ローラとを有している。摩擦ロ
ーラは、ローラ支持部材に摩擦ローラの回転軸と偏心し
た軸を介して支持されている。変速時には摩擦ローラは
上記偏心した軸を中心として揺動する。このために、摩
擦ローラのスラスト力を支持するスラスト軸受の背面プ
レートとローラ支持部材との間に滑り軸受が設けられて
いる。
19865号公報に示されるものがある。この摩擦車式無段
変速機構は、入力ディスクと、出力ディスクと、両ディ
スクに摩擦接触する摩擦ローラとを有している。摩擦ロ
ーラは、ローラ支持部材に摩擦ローラの回転軸と偏心し
た軸を介して支持されている。変速時には摩擦ローラは
上記偏心した軸を中心として揺動する。このために、摩
擦ローラのスラスト力を支持するスラスト軸受の背面プ
レートとローラ支持部材との間に滑り軸受が設けられて
いる。
（ハ）考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来の摩擦車式無段変速機
構は、背面プレートとローラ支持部材との間に滑り軸受
を用いているため、摩擦抵抗が大きく、摩擦ローラの揺
動時にディスク押付力が低下し、出力ディスク側で滑り
が発生するという問題がある。
構は、背面プレートとローラ支持部材との間に滑り軸受
を用いているため、摩擦抵抗が大きく、摩擦ローラの揺
動時にディスク押付力が低下し、出力ディスク側で滑り
が発生するという問題がある。
また、特開昭61-27788号公報に示される摩擦車式無段変
速機構では、リテーナとトラニオンとの間に設けられる
滑り軸受は、これの軸中心がローラ軸のパワーローラ側
中心と同心に配置されている。
速機構では、リテーナとトラニオンとの間に設けられる
滑り軸受は、これの軸中心がローラ軸のパワーローラ側
中心と同心に配置されている。
しかしながら、このような配置の滑り軸受においては、
実際のローラ軸の揺動中心はローラ軸のトラニオン側中
心であり、滑り軸受は、これの軸中心が実際のローラ軸
の揺動中心に配置されないため、ローラ軸が揺動する
際、摩擦が多く、効率よく作用しないという別の問題も
ある。
実際のローラ軸の揺動中心はローラ軸のトラニオン側中
心であり、滑り軸受は、これの軸中心が実際のローラ軸
の揺動中心に配置されないため、ローラ軸が揺動する
際、摩擦が多く、効率よく作用しないという別の問題も
ある。
本考案はこのような課題を解決することを目的としてい
る。
る。
（ニ）課題を解決するための手段 請求項１記載の本考案は、スラストニードルベアリング
を、これのニードルの配置円周の中心を偏心軸部材の他
方の軸部の軸心と同心に配置することにより上記課題を
解決する。すなわち、本考案による摩擦車式無段変速機
構は、摩擦ローラ（22）に作用するスラスト力を支持す
る摩擦ローラスラスト軸受（82）の背面プレート（82
a）とローラ支持部材（83）との間にスラストニードル
ベアリング（400）が設けられており、スラストニード
ルベアリング（400）は、ニードル（400b、400c）の配
置円周の中心が偏心軸部材（80）の上記他方の軸部（80
b）の軸心と同心に配置されていることを特徴としてい
る。
を、これのニードルの配置円周の中心を偏心軸部材の他
方の軸部の軸心と同心に配置することにより上記課題を
解決する。すなわち、本考案による摩擦車式無段変速機
構は、摩擦ローラ（22）に作用するスラスト力を支持す
る摩擦ローラスラスト軸受（82）の背面プレート（82
a）とローラ支持部材（83）との間にスラストニードル
ベアリング（400）が設けられており、スラストニード
ルベアリング（400）は、ニードル（400b、400c）の配
置円周の中心が偏心軸部材（80）の上記他方の軸部（80
b）の軸心と同心に配置されていることを特徴としてい
る。
請求項２記載の本考案は、上記スラストニードルベアリ
ング（400）は、全周に配置される第１ニードル（400
b）と、第１ニードル（400b）の外周に部分的に配置さ
れる第２ニードル（400c）と、を有していることを特徴
としている。
ング（400）は、全周に配置される第１ニードル（400
b）と、第１ニードル（400b）の外周に部分的に配置さ
れる第２ニードル（400c）と、を有していることを特徴
としている。
なお、かっこ内の符号は後述の実施例の対応する部材を
示す。
示す。
（ホ）作用 請求項１記載の本考案によれば、摩擦ローラスラストベ
ラリングの背面プレートが、偏心軸部材の他方の軸部の
軸心を中心としてローラ支持部材に対して揺動する際、
スラストニードルベアリングは、これのニードルの配置
円周の中心が上記偏心軸部材の他方の軸部の軸心と同心
になるように両者間に配置されており、上記揺動中心で
ある偏心軸部材の他方の軸部の軸心とスラストニードル
ベアリングの中心とが一致しているので、効率よく両者
間の摩擦力を低減することができる。これにより、摩擦
力によってディスク押付力が低下することが防止され、
確実に回転力の伝達を行うことができる。
ラリングの背面プレートが、偏心軸部材の他方の軸部の
軸心を中心としてローラ支持部材に対して揺動する際、
スラストニードルベアリングは、これのニードルの配置
円周の中心が上記偏心軸部材の他方の軸部の軸心と同心
になるように両者間に配置されており、上記揺動中心で
ある偏心軸部材の他方の軸部の軸心とスラストニードル
ベアリングの中心とが一致しているので、効率よく両者
間の摩擦力を低減することができる。これにより、摩擦
力によってディスク押付力が低下することが防止され、
確実に回転力の伝達を行うことができる。
また、請求項２記載の本考案によれば、上記スラストニ
ードルベアリングは、全周に配置される第１ニードルの
外周に部分的に第２ニードルが配置される構造であるた
め、摩擦ローラからオフセットした状態で作用するスラ
スト力をほぼ均等に支持することができ、支持性能が向
上する。これにより、摩擦ローラの倒れを防止すること
ができる。
ードルベアリングは、全周に配置される第１ニードルの
外周に部分的に第２ニードルが配置される構造であるた
め、摩擦ローラからオフセットした状態で作用するスラ
スト力をほぼ均等に支持することができ、支持性能が向
上する。これにより、摩擦ローラの倒れを防止すること
ができる。
（ヘ）実施例 第２図に摩擦車式無段変速機構16を示す。入力軸14はボ
ールベアリング65及びニードルベアリング66を介してケ
ーシング67に回転可能に支持されている。なお、入力軸
14とボールベアリング65との間にはスペーサ68が設けら
れている。スペーサ68と、入力軸14に対してねじ込まれ
るローディングナット69との間には皿ばね70が設けられ
ている。これにより皿ばね70の反力が入力軸14を図中右
方向に押すように作用する。ローディングナット69は先
端が入力軸14のみぞ14aに入り込むピン71によって緩み
止めされる。なお、ピン71を入れる穴69aは複数個設け
てあり、また入力軸14のみぞ14aも複数設けてあり、両
者の組合わせにより、ローディングナット69の固定位置
の細かい調整が可能となっている。ピン71はビス72によ
って抜け止めされている。入力軸14には出力ディスク20
がベアリング73を介して回転可能に支持されている。出
力ディスク20には、対称位置２箇所に配置したキー74を
介して出力用の歯車26が一体に回転するように設けられ
ている。歯車26はボールベアリング75を介してケーシン
グ67に支持されている。また、入力軸14には入力ディス
ク18がベアリング76を介して回転可能かつ軸方向に移動
可能に設けられている。入力ディスク18の背面側、すな
わち出力ディスク20と対面する側とは反対側にカムフラ
ンジ77が設けられている。カムフランジ77は入力軸14と
スプライン結合されると共に入力軸14の肩部78によって
第２図中左方向への移動が阻止されている。入力ディス
ク18及びカムフランジ77の互いに対面するカム面18a及
び77a間にカムローラ79が設けられている。カム面18a及
び77aとカムローラ79とは、カムフランジ77と入力ディ
スク18とが相対回転したときに入力ディスク18を第２図
中で右方向に押圧する力が発生するような形状としてあ
る。入力ディスク18及び出力ディスク20の互いに対向す
る側の面によって形成されるトロイド状のみぞ内に配置
される摩擦ローラ22は偏心軸部材80にベアリング81を介
して回転可能に支持されている。また、摩擦ローラ22の
スラスト方向への支持はスラストボールベアリング82に
よって行われている。スラストボールベアリング82の背
面プレート82aはスラストニードルベアリング400を介し
てローラ支持部材83によって支持されている。これにつ
いては第１図に基づいて後述する。摩擦ローラ22、スラ
ストボールベアリング82、ローラ支持部材83は偏心軸部
材80の両端に設けられるスナップリング84及び85によっ
て抜け止めされている。入力軸14の内径部にはスリーブ
86が挿入され、スナップリング97によって抜け止めされ
ている。スリーブ86のそれぞれＯリング96及び95が設け
られた両端部以外は入力軸14の内径よりも小径とされて
おり、両者間の断面環状のすきまによって油路88が構成
されている。入力軸14には、この油路88に連通する半径
方向の穴94、93、92及び91が設けられている。また、入
力軸14には、ケーシング67の穴90から油を受け入れるみ
ぞ101及び穴102が設けられている。みぞ101はシールリ
ング103によってシールされている。スリーブ86の内径
部をオイルポンプ駆動軸87が貫通している。スリーブ86
の内径部とオイルポンプ駆動軸87の外径部との間の断面
環状のすきまによってトルクコンバータ12のロックアッ
プ制御用油圧のための油路89が形成される。
ールベアリング65及びニードルベアリング66を介してケ
ーシング67に回転可能に支持されている。なお、入力軸
14とボールベアリング65との間にはスペーサ68が設けら
れている。スペーサ68と、入力軸14に対してねじ込まれ
るローディングナット69との間には皿ばね70が設けられ
ている。これにより皿ばね70の反力が入力軸14を図中右
方向に押すように作用する。ローディングナット69は先
端が入力軸14のみぞ14aに入り込むピン71によって緩み
止めされる。なお、ピン71を入れる穴69aは複数個設け
てあり、また入力軸14のみぞ14aも複数設けてあり、両
者の組合わせにより、ローディングナット69の固定位置
の細かい調整が可能となっている。ピン71はビス72によ
って抜け止めされている。入力軸14には出力ディスク20
がベアリング73を介して回転可能に支持されている。出
力ディスク20には、対称位置２箇所に配置したキー74を
介して出力用の歯車26が一体に回転するように設けられ
ている。歯車26はボールベアリング75を介してケーシン
グ67に支持されている。また、入力軸14には入力ディス
ク18がベアリング76を介して回転可能かつ軸方向に移動
可能に設けられている。入力ディスク18の背面側、すな
わち出力ディスク20と対面する側とは反対側にカムフラ
ンジ77が設けられている。カムフランジ77は入力軸14と
スプライン結合されると共に入力軸14の肩部78によって
第２図中左方向への移動が阻止されている。入力ディス
ク18及びカムフランジ77の互いに対面するカム面18a及
び77a間にカムローラ79が設けられている。カム面18a及
び77aとカムローラ79とは、カムフランジ77と入力ディ
スク18とが相対回転したときに入力ディスク18を第２図
中で右方向に押圧する力が発生するような形状としてあ
る。入力ディスク18及び出力ディスク20の互いに対向す
る側の面によって形成されるトロイド状のみぞ内に配置
される摩擦ローラ22は偏心軸部材80にベアリング81を介
して回転可能に支持されている。また、摩擦ローラ22の
スラスト方向への支持はスラストボールベアリング82に
よって行われている。スラストボールベアリング82の背
面プレート82aはスラストニードルベアリング400を介し
てローラ支持部材83によって支持されている。これにつ
いては第１図に基づいて後述する。摩擦ローラ22、スラ
ストボールベアリング82、ローラ支持部材83は偏心軸部
材80の両端に設けられるスナップリング84及び85によっ
て抜け止めされている。入力軸14の内径部にはスリーブ
86が挿入され、スナップリング97によって抜け止めされ
ている。スリーブ86のそれぞれＯリング96及び95が設け
られた両端部以外は入力軸14の内径よりも小径とされて
おり、両者間の断面環状のすきまによって油路88が構成
されている。入力軸14には、この油路88に連通する半径
方向の穴94、93、92及び91が設けられている。また、入
力軸14には、ケーシング67の穴90から油を受け入れるみ
ぞ101及び穴102が設けられている。みぞ101はシールリ
ング103によってシールされている。スリーブ86の内径
部をオイルポンプ駆動軸87が貫通している。スリーブ86
の内径部とオイルポンプ駆動軸87の外径部との間の断面
環状のすきまによってトルクコンバータ12のロックアッ
プ制御用油圧のための油路89が形成される。
第１図に第２図のＩ−Ｉ線に沿う断面を示す。前述のロ
ーラ支持部材83は、上下の回転軸部83a及び83bにおいて
球面軸受110及び112によって回転可能かつ上下方向に移
動可能に支持されている。球面軸受110はベアリング支
持部材114によって保持され、ベアリング支持部材114は
ケーシング67に固着されたリンクポスト116によって支
持されている。また、球面軸受112もベアリング支持部
材118によって支持され、ベアリング支持部材118はアッ
パーコントロールバルブボディ200に固着されたリンク
ポスト120によって支持されている。なお、アッパーコ
ントロールバルブボディ200はケーシング67に取り付け
られている。ローラ支持部材83には、回転軸部83bと同
心に設けられた延長軸部83cが連結されている。なお、
延長軸部83cは、回転軸部83bの穴にはめ合わせられ、ピ
ン402によって抜け止め及び回り止めされている。延長
軸部83cの外周にピストン124が設けられている。ピスト
ン124はアッパーコントロールバルブボディ200に設けた
シリンダ126内にはめ合わせてある。アッパーコントロ
ールバルブボディ200の下面にセパレートプレート202を
介してロワーコントロールバルブボディ144が取り付け
られており、このロワーバルブボディ144などを収容す
るようにオイルパン146がケーシング67に取り付けられ
ている。前述のように、摩擦ローラ22は、偏心軸部材80
の軸部80aにベアリング81を介して支持されており、一
方偏心軸部材80の軸部80aとは偏心した軸部80bはローラ
支持部材83にベアリング404を介して支持されている。
摩擦ローラ22に作用するスラスト力はスラストボールベ
アリング82によって支持される。スラストボールベアリ
ング82の背面プレート82aはスラストニードルベアリン
グ400を介してローラ支持部材83に支持される。スラス
トニードルベアリング400は、第３及び４図に示すよう
に、ニードル保持器400aに全周にわたって設けられた第
１ニードル400bと、この外周に円弧状に部分的に設けら
れた第２ニードル400cとを有しており、第１ニードル40
0b及び第２ニードル400cは下側プレート400d上を転動す
る。下側プレート400dはローラ支持部材83の穴に圧入し
て固定される。スラストニードルベアリング400はこれ
の中心が軸部80bの軸心と同心に配置される。
ーラ支持部材83は、上下の回転軸部83a及び83bにおいて
球面軸受110及び112によって回転可能かつ上下方向に移
動可能に支持されている。球面軸受110はベアリング支
持部材114によって保持され、ベアリング支持部材114は
ケーシング67に固着されたリンクポスト116によって支
持されている。また、球面軸受112もベアリング支持部
材118によって支持され、ベアリング支持部材118はアッ
パーコントロールバルブボディ200に固着されたリンク
ポスト120によって支持されている。なお、アッパーコ
ントロールバルブボディ200はケーシング67に取り付け
られている。ローラ支持部材83には、回転軸部83bと同
心に設けられた延長軸部83cが連結されている。なお、
延長軸部83cは、回転軸部83bの穴にはめ合わせられ、ピ
ン402によって抜け止め及び回り止めされている。延長
軸部83cの外周にピストン124が設けられている。ピスト
ン124はアッパーコントロールバルブボディ200に設けた
シリンダ126内にはめ合わせてある。アッパーコントロ
ールバルブボディ200の下面にセパレートプレート202を
介してロワーコントロールバルブボディ144が取り付け
られており、このロワーバルブボディ144などを収容す
るようにオイルパン146がケーシング67に取り付けられ
ている。前述のように、摩擦ローラ22は、偏心軸部材80
の軸部80aにベアリング81を介して支持されており、一
方偏心軸部材80の軸部80aとは偏心した軸部80bはローラ
支持部材83にベアリング404を介して支持されている。
摩擦ローラ22に作用するスラスト力はスラストボールベ
アリング82によって支持される。スラストボールベアリ
ング82の背面プレート82aはスラストニードルベアリン
グ400を介してローラ支持部材83に支持される。スラス
トニードルベアリング400は、第３及び４図に示すよう
に、ニードル保持器400aに全周にわたって設けられた第
１ニードル400bと、この外周に円弧状に部分的に設けら
れた第２ニードル400cとを有しており、第１ニードル40
0b及び第２ニードル400cは下側プレート400d上を転動す
る。下側プレート400dはローラ支持部材83の穴に圧入し
て固定される。スラストニードルベアリング400はこれ
の中心が軸部80bの軸心と同心に配置される。
次にこの実施例の作用について説明する。入力軸14が停
止しているときには、皿ばね70の力が初期推力として入
力ディスク18に作用している。入力軸14の回転が上昇す
ると、カムローラ79の作用により入力ディスク18がカム
フランジ77に追従して回転し、同時に入力軸14の入力ト
ルクに見合った推力を発生させる。これにより摩擦ロー
ラ22は入力ディスク18と出力ディスク20とにはさみ付け
らて滑ることなく回転し、入力ディスク18から出力ディ
スク20への動力伝達が行われる。例えば変速比を大側に
変える場合には、第１図中右側のローラ支持部材83を上
向きに移動させ、左側のローラ支持部材83は下向きに移
動させる。これに伴って摩擦ローラ22に作用する接線方
向の力の向きが変わるので、左右のローラ支持部材83は
それぞれ回転軸部83a及び83bを中心として反対方向に回
転する。これにより摩擦ローラ22は偏心軸80の軸部80b
を支点として揺動し、入力ディスク18との接触位置半径
は小さくなり、逆に出力ディスク20との接触位置半径は
大きくなる。変速比を小側に変更する場合もローラ支持
部材83の移動方向が逆になるだけで基本的な作用は同様
である。
止しているときには、皿ばね70の力が初期推力として入
力ディスク18に作用している。入力軸14の回転が上昇す
ると、カムローラ79の作用により入力ディスク18がカム
フランジ77に追従して回転し、同時に入力軸14の入力ト
ルクに見合った推力を発生させる。これにより摩擦ロー
ラ22は入力ディスク18と出力ディスク20とにはさみ付け
らて滑ることなく回転し、入力ディスク18から出力ディ
スク20への動力伝達が行われる。例えば変速比を大側に
変える場合には、第１図中右側のローラ支持部材83を上
向きに移動させ、左側のローラ支持部材83は下向きに移
動させる。これに伴って摩擦ローラ22に作用する接線方
向の力の向きが変わるので、左右のローラ支持部材83は
それぞれ回転軸部83a及び83bを中心として反対方向に回
転する。これにより摩擦ローラ22は偏心軸80の軸部80b
を支点として揺動し、入力ディスク18との接触位置半径
は小さくなり、逆に出力ディスク20との接触位置半径は
大きくなる。変速比を小側に変更する場合もローラ支持
部材83の移動方向が逆になるだけで基本的な作用は同様
である。
上述のような変速動作の際、背面プレート82aとローラ
支持部材83との間で軸部80bを中心として相対運動が発
生するが、両者間には、スラストニードルベアリング40
0がこれの第１ニードル400bの中心と軸部80bの軸心とが
同心になるように設けられているので、実際の偏心軸部
材80の揺動中心（軸部80bの軸心）とスラストニードル
ベアリング400の中心とが同心になるため、効率よく摩
擦力を低減することができる。従って、この摩擦によっ
て失われる押付力は非常に小さくなっており、所定通り
のディスク押付力を得ることができる。これにより、摩
擦ローラ22の滑りの発生を防止することができる。ま
た、スラストニードルベアリング400は第３及び４図に
示すように、全周に設けられた第１ニードル400bと、円
弧状に設けられた第２ニードル400cとを組合わせた構造
としたので、摩擦ローラ22からオフセットした状態で作
用するスラスト力をほぼ均等に支持することができ、支
持性能が向上する。これにより、摩擦ローラ22の倒れを
防止することができる。
支持部材83との間で軸部80bを中心として相対運動が発
生するが、両者間には、スラストニードルベアリング40
0がこれの第１ニードル400bの中心と軸部80bの軸心とが
同心になるように設けられているので、実際の偏心軸部
材80の揺動中心（軸部80bの軸心）とスラストニードル
ベアリング400の中心とが同心になるため、効率よく摩
擦力を低減することができる。従って、この摩擦によっ
て失われる押付力は非常に小さくなっており、所定通り
のディスク押付力を得ることができる。これにより、摩
擦ローラ22の滑りの発生を防止することができる。ま
た、スラストニードルベアリング400は第３及び４図に
示すように、全周に設けられた第１ニードル400bと、円
弧状に設けられた第２ニードル400cとを組合わせた構造
としたので、摩擦ローラ22からオフセットした状態で作
用するスラスト力をほぼ均等に支持することができ、支
持性能が向上する。これにより、摩擦ローラ22の倒れを
防止することができる。
（ト）考案の効果 以上説明してきたように、請求項１記載の本考案による
と、摩擦ローラスラスト軸受の背面プレートとローラ支
持部材との間に、スラストニードルベアリングを、これ
のニードルの配置円周の中心と偏心軸部材の他方の軸部
とが同心になるように設けるようにしたので、偏心軸部
材の揺動中心である偏心軸部材の他方の軸部の軸心とス
ラストニードルベアリングの中心とが一致する。これに
より、スラストニードルベアリングが効率よく両者間の
摩擦力を低減することができるので、所定通りのディス
ク押付力を得ることができ、確実に回転力の伝達を行う
ことができる。
と、摩擦ローラスラスト軸受の背面プレートとローラ支
持部材との間に、スラストニードルベアリングを、これ
のニードルの配置円周の中心と偏心軸部材の他方の軸部
とが同心になるように設けるようにしたので、偏心軸部
材の揺動中心である偏心軸部材の他方の軸部の軸心とス
ラストニードルベアリングの中心とが一致する。これに
より、スラストニードルベアリングが効率よく両者間の
摩擦力を低減することができるので、所定通りのディス
ク押付力を得ることができ、確実に回転力の伝達を行う
ことができる。
また、請求項２記載の本考案によると、スラストニード
ルベアリングは、全周に配置される第１ニードルの外周
に部分的に第２ニードルが配置される構造であるため、
摩擦ローラからオフセットした状態で作用するスラスト
力をほぼ均等に支持することができ、支持性能が向上す
る。これにより、摩擦ローラの倒れを防止することがで
きる。
ルベアリングは、全周に配置される第１ニードルの外周
に部分的に第２ニードルが配置される構造であるため、
摩擦ローラからオフセットした状態で作用するスラスト
力をほぼ均等に支持することができ、支持性能が向上す
る。これにより、摩擦ローラの倒れを防止することがで
きる。
第１図は本考案の実施例を示す図（第２図のI-I線に沿
う断面図）、第２図は摩擦車式無段変速機構を示す図、
第３図はスラストニードルベアリングを示す正面図、第
４図は第３図のIV-IV線に沿う断面図である。 18……入力ディスク、20……出力ディスク、22……摩擦
ローラ、80……偏心軸部材、80a、80b……軸部、83……
ローラ支持部材。
う断面図）、第２図は摩擦車式無段変速機構を示す図、
第３図はスラストニードルベアリングを示す正面図、第
４図は第３図のIV-IV線に沿う断面図である。 18……入力ディスク、20……出力ディスク、22……摩擦
ローラ、80……偏心軸部材、80a、80b……軸部、83……
ローラ支持部材。
Claims (2)
- 【請求項１】入力ディスクと、出力ディスクと、両ディ
スクに摩擦接触する摩擦ローラと、摩擦ローラを互いに
偏心した２つの軸部のうちの一方の軸部に回転自在に支
持する偏心軸部材と、摩擦ローラに作用するスラスト力
を支持するように偏心軸部材の上記一方の軸部と同心に
配置される摩擦ローラスラスト軸受と、偏心軸部材の他
方の軸部を回転自在に支持すると共に回転軸部を中心と
して回動可能でかつ回転軸部軸方向に移動可能なローラ
支持部材と、を有する摩擦車式無段変速機構において、 摩擦ローラスラスト軸受の背面プレートとローラ支持部
材との間に上記偏心軸部材の他方の軸部のの軸心と同心
に配置されるスラストニードルベアリングが設けられて
いることを特徴とする摩擦車式無段変速機構。 - 【請求項２】上記スラストニードルベアリングは、全周
に配置される第１ニードルと、第１ニードルの外周に部
分的に配置される第２ニードルと、を有している請求項
１記載の摩擦車式無段変速機構。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988069293U JPH0637223Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | 摩擦車式無段変速機構 |
| US07/357,192 US4955246A (en) | 1988-05-27 | 1989-05-26 | Continuously variable traction roller transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988069293U JPH0637223Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | 摩擦車式無段変速機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01173552U JPH01173552U (ja) | 1989-12-08 |
| JPH0637223Y2 true JPH0637223Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=13398386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988069293U Expired - Lifetime JPH0637223Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | 摩擦車式無段変速機構 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4955246A (ja) |
| JP (1) | JPH0637223Y2 (ja) |
Cited By (1)
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| DE10059781B4 (de) * | 1999-12-06 | 2012-10-31 | Volkswagen Ag | Stufenloses Toroidalgetriebe für ein Fahrzeug mit Vierradantrieb |
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-
1988
- 1988-05-27 JP JP1988069293U patent/JPH0637223Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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1989
- 1989-05-26 US US07/357,192 patent/US4955246A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01173552U (ja) | 1989-12-08 |
| US4955246A (en) | 1990-09-11 |
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