JPH0814350A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JPH0814350A
JPH0814350A JP14471094A JP14471094A JPH0814350A JP H0814350 A JPH0814350 A JP H0814350A JP 14471094 A JP14471094 A JP 14471094A JP 14471094 A JP14471094 A JP 14471094A JP H0814350 A JPH0814350 A JP H0814350A
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JP
Japan
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shaft
support
supported
disk
trunnions
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JP14471094A
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English (en)
Inventor
Takashi Imanishi
尚 今西
Takashi Machida
尚 町田
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速比が1を越える瞬間にヨーク40aが支
持軸49aの軸方向に変位する事を防止する事で、変速
操作の円滑化を図る。 【構成】 パワーローラ8を支持したトラニオン6をヨ
ーク40aに支持し、このヨーク40aをフレーム39
aに枢支する。このヨーク40aの中間部に設けた円筒
部59の両端面を、フレーム39aの先半部に設けた支
持板部53、53の間で挟む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るトロイダル型無段
変速機は、例えば自動車用の変速機として、或は各種産
業機械用の変速機として、それぞれ利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機として、図6〜7に略示
する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研究さ
れている。このトロイダル型無段変速機は、例えば実開
昭62−71465号公報に開示されている様に、入力
軸1と同心に入力側ディスク2を支持し、この入力軸1
と同心に配置された出力軸3の端部に出力側ディスク4
を固定している。トロイダル型無段変速機を納めたケー
シングの内側には、前記入力軸1並びに出力軸3に対し
て捻れの位置にある枢軸5、5を中心として揺動するト
ラニオン6、6が設けられている。
【0003】各トラニオン6、6は、両端部外側面に前
記枢軸5、5を設けている。又、各トラニオン6、6の
中心部には変位軸7、7の基端部を支持し、前記枢軸
5、5を中心として各トラニオン6、6を揺動させる事
により、各変位軸7、7の傾斜角度の調節を自在として
いる。各トラニオン6、6に支持された変位軸7、7の
周囲には、それぞれパワーローラ8、8を回転自在に支
持している。そして、各パワーローラ8、8を、前記入
力側、出力側両ディスク2、4の間に挟持している。こ
れら入力側、出力側両ディスク2、4の互いに対向する
内側面2a、4aはそれぞれ、断面が上記枢軸5を中心
とする円弧であり、全体がこの円弧を回転させて得られ
る凹面である。そして、球状凸面に形成された各パワー
ローラ8、8の周面8a、8aを、前記内側面2a、4
aに当接させている。
【0004】前記入力軸1と入力側ディスク2との間に
は、ローディングカム式の押圧装置9を設け、この押圧
装置9によって、前記入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向け、弾性的に押圧している。この押圧装置9
は、入力軸1と共に回転するカム板10と、保持器11
により保持された複数個(例えば4個)のローラ12、
12とから構成されている。前記カム板10の片側面
(図6〜7の右側面)には、円周方向に亙る凹凸面であ
るカム面13を形成し、前記入力側ディスク2の外側面
(図6〜7の左側面)にも、同様のカム面14を形成し
ている。そして、前記複数個のローラ12、12を、前
記入力軸1の中心に対して放射方向の軸を中心とする回
転自在に支持している。
【0005】上述の様に構成されるトロイダル型無段変
速機の使用時、入力軸1の回転に伴ってカム板10が回
転すると、カム面13によって複数個のローラ12、1
2が、入力側ディスク2外側面のカム面14に押圧され
る。この結果、前記入力側ディスク2が前記複数のパワ
ーローラ8、8に押圧されると同時に、前記1対のカム
面13、14と複数個のローラ12、12との噛合に基
づいて、前記入力側ディスク2が回転する。そして、こ
の入力側ディスク2の回転が、前記複数のパワーローラ
8、8を介して出力側ディスク4に伝達され、この出力
側ディスク4に固定の出力軸3が回転する。
【0006】入力軸1と出力軸3との回転速度を変える
場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で減速を行なう
場合には、枢軸5、5を中心として各トラニオン6、6
を、図6の様に揺動させる。そして、各パワーローラ
8、8の周面8a、8aを同図に示す様に、入力側ディ
スク2の内側面2aの中心寄り部分と出力側ディスク4
の内側面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接する様
に、各変位軸7、7を傾斜させる。
【0007】反対に、増速を行なう場合には、前記トラ
ニオン6、6を図7に示す様に揺動させる。そして、各
パワーローラ8、8の周面8a、8aを同図に示す様
に、入力側ディスク2の内側面2aの外周寄り部分と出
力側ディスク4の内側面4aの中心寄り部分とに、それ
ぞれ当接する様に、各変位軸7、7を傾斜させる。各変
位軸7、7の傾斜角度を図6と図7との中間にすれば、
入力軸1と出力軸3との間で、中間の変速比を得られ
る。
【0008】更に、図8〜9は、実願昭63−6929
3号(実開平1−173552号)のマイクロフィルム
に記載された、より具体化されたトロイダル型無段変速
機を示している。第一のディスクである入力側ディスク
2と第二のディスクである出力側ディスク4とは、回転
軸である円管状の入力軸15の周囲に、それぞれニード
ル軸受16、16を介して回転自在に支持している。
又、カム板10は前記入力軸15の端部(図8の左端
部)外周面にスプライン係合し、鍔部17によって前記
入力側ディスク2から離れる方向への移動を阻止されて
いる。そして、このカム板10とローラ12、12とに
より、前記入力軸15の回転に基づいて前記入力側ディ
スク2を、出力側ディスク4に向けて押圧しつつ回転さ
せる、ローディングカム式の押圧装置9を構成してい
る。前記出力側ディスク4には出力歯車18を、キー1
9、19により結合し、これら出力側ディスク4と出力
歯車18とが同期して回転する様にしている。
【0009】1対のトラニオン6、6の両端部は、それ
ぞれが支持部材である1対の支持板20、20に、揺動
並びに軸方向(図8の表裏方向、図9の左右方向)に亙
る変位自在に支持している。そして、前記各トラニオン
6、6の中間部に形成した円孔23、23部分に、変位
軸7、7を支持している。各変位軸7、7は、互いに平
行で且つ偏心した支持軸部21、21と枢支軸部22、
22とを、それぞれ有する。このうちの各支持軸部2
1、21を前記各円孔23、23の内側に、ラジアルニ
ードル軸受24、24を介して、回転自在に支持してい
る。又、前記各枢支軸部22、22の周囲にパワーロー
ラ8、8を、ラジアルニードル軸受25、25を介して
回転自在に支持している。
【0010】尚、前記1対の変位軸7、7は、前記入力
軸15に対して円周方向等間隔位置(図8〜9の例では
180度反対側位置)に設けている。又、これら各変位
軸7、7の各枢支軸部22、22が各支持軸部21、2
1に対し偏心している方向は、前記入力側、出力側両デ
ィスク2、4の回転方向に関して同方向(図9で左右逆
方向)としている。又、偏心方向は、前記入力軸15の
配設方向に対しほぼ直交する方向としている。従って前
記各パワーローラ8、8は、前記入力軸15の配設方向
に亙る若干の変位自在に支持される。この結果、構成部
品の形状精度や寸法精度等に起因して前記各パワーロー
ラ8、8が前記入力軸15の軸方向に変位する傾向とな
った場合でも、構成各部品に無理な力を加える事なく、
この変位を吸収できる。
【0011】又、前記各パワーローラ8、8の外側面と
前記各トラニオン6、6の中間部内側面との間には、パ
ワーローラ8、8の外側面の側から順に、スラスト玉軸
受26、26とスラストニードル軸受27、27とを設
けている。このうちのスラスト玉軸受26、26は、前
記各パワーローラ8、8に加わるスラスト方向の荷重を
支承しつつ、これら各パワーローラ8、8の回転を許容
するものである。この様なスラスト玉軸受26、26は
それぞれ、複数個ずつの玉29、29と、各玉29、2
9を転動自在に保持する円環状の保持器28、28と、
円環状の外輪30、30とから構成されている。各スラ
スト玉軸受26、26の内輪軌道は前記各パワーローラ
8、8の外側面に、外輪軌道は前記各外輪30、30の
内側面に、それぞれ形成している。
【0012】又、前記スラストニードル軸受27、27
は、レース31と保持器32とニードル33、33とか
ら構成される。このスラストニードル軸受27、27
は、前記レース31、31を前記各トラニオン6、6の
内側面に当接させた状態で、この内側面と前記外輪3
0、30の外側面との間に挟持している。そして、この
スラストニードル軸受27、27は、前記各パワーロー
ラ8、8から前記各外輪30、30に加わるスラスト荷
重を支承しつつ、前記枢支軸部22、22及び前記外輪
30、30が前記支持軸部21、21を中心として揺動
する事を許容する。
【0013】更に、前記各トラニオン6、6の一端部
(図9の左端部)にはそれぞれ駆動ロッド36、36を
結合し、各駆動ロッド36、36の中間部外周面に駆動
ピストン37、37を固設している。そして、これら各
駆動ピストン37、37を、それぞれ駆動用の油圧シリ
ンダ38、38内に油密に嵌装している。
【0014】上述の様に構成されるトロイダル型無段変
速機の使用時には、入力軸15の回転が押圧装置9を介
して入力側ディスク2に伝えられる。そして、この入力
側ディスク2の回転が、1対のパワーローラ8、8を介
して出力側ディスク4に伝えられ、更にこの出力側ディ
スク4の回転が、出力歯車18より取り出される。
【0015】入力軸15と出力歯車18との間の回転速
度比を変える場合には、前記1対の駆動ピストン37、
37を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピスト
ン37、37の変位に伴って前記1対のトラニオン6、
6が、それぞれ逆方向に変位し、例えば図9の下側のパ
ワーローラ8が同図の右側に、同図の上側のパワーロー
ラ8が同図の左側に、それぞれ変位する。この結果、こ
れら各パワーローラ8、8の周面8a、8aと前記入力
側ディスク2及び出力側ディスク4の内側面2a、4a
との当接部に作用する、接線方向の力の向きが変化す
る。そして、この力の向きの変化に伴って前記各トラニ
オン6、6が、支持板20、20に枢支された枢軸5、
5を中心として、互いに逆方向に揺動する。この結果、
前述の図6〜7に示した様に、前記各パワーローラ8、
8の周面8a、8aと前記各内側面2a、4aとの当接
位置が変化し、前記入力軸15と出力歯車18との間の
回転速度比が変化する。
【0016】又、トロイダル型無段変速機により伝達可
能な動力を大きくする為、パワーローラ8、8の数を増
やす事も、従来から考えられている。例えば特開平3−
74667号公報には、入力側ディスク2と出力側ディ
スク4との間に3個のパワーローラ8、8を、前記両デ
ィスク2、4の円周方向に亙って等間隔に設けた構造が
記載されている。図10は、この公報に記載されたトロ
イダル型無段変速機を示している。このトロイダル型無
段変速機の場合には、固定のフレーム39の円周方向等
間隔の3個所位置に、それぞれが120度に折れ曲がっ
たヨーク40、40の中間部を支持軸49、49により
枢支している。そして、隣り合うヨーク40、40同士
の間にそれぞれトラニオン6、6を、揺動並びに軸方向
に亙る変位自在に支持している。
【0017】前記各トラニオン6、6の一端部には駆動
ロッド36、36の一端を連結しており、これら各駆動
ロッド36、36の他端を、変位手段である油圧シリン
ダ38、38の駆動ピストン37、37に連結してい
る。これら各油圧シリンダ38、38は、それぞれが軸
方向(図10の左右方向)に亙って変位自在なスリーブ
41とスプール42とを備えた制御弁43を介して、油
圧源であるポンプ44の吐出口に通じている。
【0018】それぞれが前記各トラニオン6、6に、変
位軸7、7により枢支されたパワーローラ8、8の傾斜
角度を変える場合には、制御モータ45により前記スリ
ーブ41を軸方向(図10の左右方向)に変位させる。
この結果、前記ポンプ44から吐出された圧油が、油圧
配管を通じて前記各油圧シリンダ38、38に送り込ま
れる。この結果、これら各油圧シリンダ38、38に嵌
装された駆動ピストン37、37が、入力側ディスク2
及び出力側ディスク4(図6〜9参照)の回転方向に関
して同方向に変位する。又、前記各駆動ピストン37、
37の変位に伴って前記各油圧シリンダ38、38から
押し出された作動油は、やはり前記制御弁43を含む油
圧配管を通じて、油溜46に戻される。
【0019】一方、前記圧油の送り込みに伴う駆動ピス
トン37の変位は、カム47とリンク48とを介して前
記スプール42に伝達され、このスプール42を軸方向
に変位させる。この結果、前記駆動ピストン37が所定
量変位した状態で前記制御弁43の流路が閉じられ、前
記各油圧シリンダ38、38への圧油の給排が停止され
る。従って、前記各トラニオン6、6の軸方向に亙る変
位量、延ては前記各パワーローラ8、8の傾斜角度は、
前記モータ45によるスリーブ41の変位量に応じただ
けのものとなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する従来のトロイダル型無段変速機の場
合、入力側、出力側両ディスク2、4の内側面2a、4
aから各パワーローラ8、8の周面8aに加わる力によ
って、変速操作が円滑に行われなくなる可能性があっ
た。即ち、トロイダル型無段変速機の使用時に前記各パ
ワーローラ8、8の周面8a、8aは、押圧装置9の作
動に基づいて、前記各内側面2a、4a同士の間で強く
挟持される。そして、これら周面8a、8aと各内側面
2a、4aとの係合により、前記各パワーローラ8、8
を前記両ディスク2、4の間から押し出す方向の力が、
各パワーローラ8、8を枢支した変位軸7、7の軸方向
に作用する。
【0021】一方、これら各変位軸7、7の方向は、前
記入力側ディスク2と出力側ディスク4との間の変速比
に応じて変化する。従って、前記各面8a、2a、4a
の係合により前記各パワーローラ8、8に加わる力の方
向も、変速比により変化する。例えば、前記入力側ディ
スク2と出力側ディスク4との間で減速する場合には、
上記力が図11の矢印方向に加わり、前記各パワーロー
ラ8、8を支承したトラニオン6、6が、前記両ディス
ク2、4の直径方向外方に変位しつつ入力側ディスク2
側に変位する傾向となる。反対に、前記入力側ディスク
2と出力側ディスク4との間で増速する場合には、上記
力が図12の矢印方向に加わり、前記各パワーローラ
8、8を支承したトラニオン6、6が、前記両ディスク
2、4の直径方向外方に変位しつつ出力側ディスク4側
に変位する傾向となる。
【0022】従って、入力側ディスク2と出力側ディス
ク4との間の変速比を変える場合に、減速状態から増速
状態に変わる瞬間、或は増速状態から減速状態に変わる
瞬間(入力側ディスク2と出力側ディスク4との回転速
度比が1を越えて変化する瞬間)に、前記トラニオン
6、6に加わる力のうち、前記両ディスク2、4の回転
軸方向(図11〜12の左右方向)の分力の方向が変化
する。
【0023】ところが、図10に示した様な従来のパワ
ーローラ8、8を3個以上設けたトロイダル型無段変速
機の場合、トラニオン6、6の両端を枢支したヨーク4
0、40の変位防止を特に考慮していなかった。より具
体的には、これら各ヨーク40、40はそれぞれの中間
部をフレーム39に、支持軸49、49により枢支して
いるが、これら各ヨーク40、40が支持軸49、49
の軸方向(図10の表裏方向)に変位する事を積極的に
防止する考慮はなされていなかった。この為、図10に
示した従来構造の場合には、入力側ディスク2と出力側
ディスク4との回転速度比が1を越えて変化する瞬間
に、パワーローラ8、8及びトラニオン6、6を支持し
ているヨーク40、40が上記支持軸49、49の軸方
向に、僅かとは言え変位する可能性があった。
【0024】この様にヨーク40、40が変位すると、
トラニオン6、6を介してこのヨーク40、40に支持
されたパワーローラ8、8の位置も、前記両ディスク
2、4の中心軸方向に微妙に変化する。この結果、これ
ら両ディスク2、4間の変速比の調節を円滑に行えなく
なる可能性がある。本発明のトロイダル型無段変速機
は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0025】
【課題を解決する為の手段】本発明のトロイダル型無段
変速機は前述した従来のトロイダル型無段変速機と同様
に、ハウジングと、このハウジングの内側に回転自在に
支持された回転軸と、断面が円弧状の凹面である内側面
を有し、この回転軸と同心に配置されてこの回転軸と共
に回転する第一のディスクと、断面が円弧状の凹面であ
る内側面を有し、この内側面と前記第一のディスクの内
側面とを対向させた状態で前記回転軸と同心に、且つこ
の回転軸に対する相対回転を自在に配置された第二のデ
ィスクと、前記回転軸を挿通自在な中心孔を有する環状
の結合部及びこの結合部の外周縁から放射方向に突出し
た3本以上の支持腕から成り、前記中心孔に前記回転軸
を挿通し、これら各支持腕の先端部をハウジングの一部
に結合する事により、前記第一のディスクと第二のディ
スクとの間位置で前記ハウジングの内側に固定されたフ
レームと、前記各支持腕の中間部にそれぞれの中間部を
支持されたヨークと、これら各ヨークの両端部に、前記
回転軸に対し捩れの位置関係で形成された円孔と、円周
方向に隣り合うヨークの円孔にそれぞれの両端部に設け
た枢軸を、回転並びに軸方向に亙る変位自在に支持する
事により、前記第一、第二のディスクの間に揺動並びに
前記枢軸の軸方向に亙る若干の変位自在に支持された、
前記支持腕と同数のトラニオンと、これら各トラニオン
を前記枢軸の軸方向に変位させる為の変位手段と、前記
各トラニオンの内側面で前記回転軸に対向する部分に、
この内側面から突出する状態で支持された変位軸と、断
面が円弧状の凸面である周面を有し、これら各変位軸の
周囲に回転自在に支持された状態で前記第一、第二の両
ディスクの間に挟持されたパワーローラとを備えてい
る。
【0026】特に、本発明のトロイダル型無段変速機に
於いては、前記各支持腕の中間部には、前記回転軸と平
行な支持軸が挿通されている。又、前記各ヨークの中間
部には、前記支持軸をがたつきなく挿通自在な円筒部が
形成されており、前記各ヨークは、前記支持軸を前記円
筒部に挿通する事により前記各支持腕の中間部に揺動自
在に支持されている。そして、前記各円筒部は前記各支
持軸に対し、前記各支持軸の軸方向に亙る変位を不能に
支持されている。
【0027】
【作用】上述の様に構成される本発明のトロイダル型無
段変速機は、前述した従来のトロイダル型無段変速機と
同様の作用に基づき、第一のディスクと第二のディスク
との間で回転力の伝達を行ない、更にトラニオンの傾斜
角度を変える事で、これら両ディスクの回転速度比を変
える。
【0028】特に、本発明のトロイダル型無段変速機の
場合には、ヨークが支持腕に対し、支持軸の軸方向に亙
る変位を不能に支持されている為、第一、第二両ディス
ク間の変速比が1を越えて変化する瞬間にも、前記ヨー
クが支持軸の軸方向に変位しない。この結果、第一、第
二両ディスクとパワーローラとの位置関係が、正規位置
に対して微妙にずれる事がなくなり、変速比の調節を円
滑に行える様になる。
【0029】
【実施例】図1〜3は本発明の第一実施例を示してい
る。尚、本発明の特徴は、変速比の調節を円滑に行わせ
るべく、フレーム39aに対しヨーク40a、40a
を、支持軸49a、49aの軸方向(図1の表裏方向、
図2の左右方向)に変位しない様に支持する部分の構造
にある。その他の部分の構造及び作用は、前述した従来
構造と同様である。よって、従来構造と同等部分に関す
る説明は省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部
分を中心に説明する。
【0030】前記フレーム39aの中心部には環状の結
合部50を設けている。この結合部50は、回転軸であ
る入力軸15を挿通自在な中心孔51を有する。この結
合部50の外周縁には3本の支持腕52、52の基端部
を、それぞれ連続させている。これら3本の支持腕5
2、52は、円周方向に亙り等間隔に(120度のピッ
チで)設けられて、前記結合部50の外周縁から放射方
向に突出している。これら各支持腕52、52の先半部
は、図2に示す様に二又状に形成されており、互いに平
行な1対ずつの支持板部53、53を有する。
【0031】これら1対ずつの支持板部53、53の先
端部は、取付フランジ54に外嵌している。そして、一
方(図2の右方)の支持板部53の先端部及び取付フラ
ンジ54に形成した円孔55、56を挿通したボルト5
7の先端部を、他方(図2の左方)の支持板部53の先
端部に形成したねじ孔58に螺合し更に緊締している。
前記取付フランジ54は、トロイダル型無段変速機を納
めるハウジング67(図9参照)の内側に設けられてい
る。従って前記フレーム39aはこのハウジング67の
内側に、前記各支持腕52、52の先端部の3個所位置
で固定されている。
【0032】又、前記1対ずつの支持板部53、53の
基端寄り部分には、前記支持軸49a、49aが掛け渡
されている。これら各支持軸49a、49aは、前記入
力軸15と平行である。一方、これら各支持軸49a、
49aにより前記フレーム39aに枢支される、前記各
ヨーク40a、40aは図3に示す様に、120度に折
れ曲がったく字形である。これら各ヨーク40a、40
aの中間部には、円筒部59、59を形成している。前
記各支持軸49a、49aはそれぞれ、これら円筒部5
9、59の内側を挿通されている。又、前記各支持軸4
9a、49aの外周面と前記各円筒部59、59の内周
面との間には軸受60を設けている。この軸受として
は、メタル等の滑り軸受、或はニードル軸受等の転がり
軸受を使用できる。何れにしても前記各円筒部59、5
9はこの軸受60によって、前記各支持軸49a、49
aの周囲に、ラジアル方向に亙るがたつきなく支持され
ている。そしてこれにより前記各ヨーク40a、40a
の中間部は前記各支持腕52、52の中間部に、揺動自
在に支持されている。
【0033】更に、前記各円筒部59、59の長さ寸法
L(図2の左右方向である軸方向寸法)は、前記1対の
支持板部53、53同士の間隔寸法Dに可及的に近い寸
法としている。尚、この間隔寸法Dは、前記ボルト57
の緊締に伴うこれら1対の支持板部53、53の弾性変
形に基づいて僅かに変化する。この為に前記長さ寸法L
は、前記取付フランジ54の厚さ寸法Tと可及的に同じ
寸法としている。この様に長さ寸法Lと厚さ寸法Tとを
ほぼ同じにする結果、図2に示す様に各部を組み立てた
状態で前記ボルト57を緊締すると、前記円筒部59の
両端面が前記1対の支持板部53、53の内側面に軽く
当接(長さ寸法Lが厚さ寸法Tよりも僅かに大きい場
合)するか、或は(好ましくは)前記円筒部59の両端
面と前記1対の支持板部53、53の内側面との間に極
く微小な隙間が存在するだけの状態となる(長さ寸法L
が厚さ寸法Tよりも僅かに小さい場合)。この結果、前
記各円筒部59、59は前記1対の支持板部53、53
の間に、前記各支持軸49a、49aの軸方向に亙る変
位を不能に支持される。
【0034】尚、長さ寸法Lが厚さ寸法Tよりも僅かに
小さい場合は勿論、長さ寸法Lが厚さ寸法Tよりも僅か
に大きい場合でも、前記各支持軸49a、49aを中心
とするヨーク40a、40aの揺動が妨げられる事はな
い。即ち、長さ寸法Lが厚さ寸法Tよりも僅かに大きい
場合でも、その差(L−T)が僅かであれば、前記1対
の支持板部53、53の弾性変形により、前記円筒部5
9の両端面と前記1対の支持板部53、53の内側面と
の当接圧は極く軽いものとなる。従って、前記揺動は実
用上問題ない程度に行える。
【0035】この様に、それぞれの中間部を前記フレー
ム39aを構成する支持腕52、52の中間部に、支持
軸49a、49aを中心とする揺動のみ自在に支持した
ヨーク40a、40aの両端部には、それぞれ円孔6
1、61を形成している。これら各円孔61、61の中
心は、前記入力軸15に対し捩れの位置関係にある。そ
して、これら各円孔61、61の内側にトラニオン6、
6の両端部に突設した枢軸5、5を、それぞれ調心リン
グ62、62と軸受63、63とを介して枢支してい
る。このうちの調心リング62、62は、外周面を球状
凸面としたもので、前記各円孔61、61に揺動自在に
内嵌されている。又、前記各軸受63、63は、メタル
等の滑り軸受、或はニードル軸受等の転がり軸受で、前
記各調心リング62、62の内周面と前記各枢軸5、5
の外周面との間に設けられている。何れにしても、これ
ら各軸受63、63は前記各枢軸5、5を、前記調心リ
ング62、62に対する回転及び軸方向に亙る変位自在
に支持する。
【0036】尚、1個のトラニオン6の両端部に設けた
枢軸5、5は、円周方向に隣り合うヨーク40a、40
aに形成され、互いにほぼ同心に配置された円孔61、
61内に、前記調心リング62、62と軸受63、63
とを介して枢支されている。各部材をこの様に組み合わ
せる結果、前記各トラニオン6、6は前記入力軸15の
周囲に、この入力軸15に対して捩れの位置関係にある
枢軸5、5により、揺動並びに軸方向に亙る若干の変位
自在に支持される。そして、これら各枢軸5、5の中心
と前記各円孔61、61の中心とが不一致になった場合
(両中心同士が交差した場合)でも、前記各調心リング
62、62の揺動により、この不一致が補償される。
【0037】更に、前記各トラニオン6、6の両端面に
設けられた枢軸5、5のうち、何れか一方の枢軸5、5
の外端面には、それぞれロッド64、64の先端部を結
合している。そしてこれら各ロッド64、64の基端部
を、油圧アクチュエータ65、65により押し引き自在
として、これら各トラニオン6、6を前記各枢軸5、5
の軸方向に変位させる為の変位手段を構成している。前
記入力側ディスク2と出力側ディスク4との間の変速比
を変える場合には、前記各油圧アクチュエータ65、6
5に圧油を給排して前記各トラニオン6、6を、これら
両ディスク2、4の円周方向に関して同方向に変位させ
る。
【0038】上述の様に構成される本発明のトロイダル
型無段変速機の場合、前記1対ずつの支持板部53、5
3の内側面と前記各円筒部59、59の両端面との係合
に基づき、各ヨーク40a、40aが前記各支持軸49
a、49aに対し、この支持軸49a、49aの軸方向
に亙る変位を不能に支持されている。この為、前記入力
側ディスク2と出力側ディスク4との間の変速比が1を
越えて変化する瞬間にも、前記ヨーク40a、40aが
支持軸49a、49aの軸方向に変位しない。
【0039】即ち、入力側ディスク2と出力側ディスク
4との間で減速を行う際には前記ヨーク40aに、図2
で左方向の力が加わり、前記円筒部59の左端面が同図
で左側の支持板部53の内側面に押し付けられる傾向と
なる。これに対して、前記入力側ディスク2と出力側デ
ィスク4との間で増速を行う際には前記ヨーク40a
に、図2で右方向の力が加わり、前記円筒部59の右端
面が同図で右側の支持板部53の内側面に押し付けられ
る傾向となる。従って、変速比が1を越えて変化する瞬
間には前記円筒部59が、前記支持軸49aの軸方向
(図2の左右方向)に変位する傾向となる。
【0040】これに対して本発明のトロイダル型無段変
速機の場合、前記円筒部59の両端面が、前記1対の支
持板部53、53の内側面に当接若しくは極く僅かな隙
間を介して対向している。従って、変速比が1を越えて
変化する瞬間にも前記円筒部59は、軸方向に亙っては
全く或は殆ど変位しない。この結果、入力側ディスク2
及び出力側ディスク4とパワーローラ8との位置関係
が、正規位置に対して微妙にずれる事がなくなり、変速
比の調節を円滑に行える様になる。
【0041】次に、図4は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合には、ヨーク40aの中間部に形
成した円筒部59の長さ寸法L´を、1対の支持板部5
3、53の間隔寸法Dよりも小さく(L´<D)してい
る。そして、これら円筒部59の両端面と1対の支持板
部53、53の内側面との間に、それぞれ摩擦低減部材
66、66を挟持している。この摩擦低減部材66、6
6は一種のスラスト軸受であり、軸受メタル等の滑り軸
受、ニードル軸受等の転がり軸受を使用できる。何れに
しても、前記長さ寸法L´と1対の摩擦低減部材66、
66の厚さ寸法tとの合計は、前記間隔寸法Dとほぼ一
致(L´+2t≒D)させている。本実施例の場合に
は、前述した第一実施例の効果に加え、ヨーク40aの
揺動をより円滑に行わせて、変速時に於ける動力損失の
低減を図れると言った効果を得られる。
【0042】尚、図示の実施例は、入力側ディスク2と
出力側ディスク4との間に3個のパワーローラ8、8を
設けた場合に就いて説明したが、4個以上のパワーロー
ラ8、8を設ける場合にも、ほぼ同様に構成できる。例
えば4個のパワーローラ8、8を設ける場合には、支持
腕52、52を4本設け、各支持腕52、52の中間部
に、それぞれ直角に折れ曲がったヨークを設ける。又、
円筒部59は、円筒状の内周面を有するものであれば良
く、外周面の形状は特に問わない事は勿論である。
【0043】更に、上述した各実施例では、1対の支持
板部53、53の間で円筒部59を挟み付ける事によ
り、この円筒部59を設けたヨーク40aが支持軸49
aの軸方向に変位する事を防止していたが、ヨーク40
aの変位を防止する為の構造は、この様な構造に限定さ
れるものではない。例えば、図5に示す様に、円筒部5
9の軸方向(図5の左右方向)中間部に通孔68を形成
し、この通孔68内にフレーム39bを構成する平坦な
支持腕52aの中間部を挿通する事によっても、前記ヨ
ーク40aが支持軸49aの軸方向に変位する事を防止
できる。前記通孔68の長さ寸法(図5の表裏方向に亙
る寸法)を、前記支持軸49aを中心とする前記ヨーク
40aの揺動を可能にする為に十分なものとする事は勿
論である。又、前記変位を防止すべく、前記通孔68の
幅寸法(図5の左右方向の寸法)を前記支持腕52aの
厚さ寸法とほぼ同等にする事は、前述した第一実施例の
場合と同様である。更に、必要に応じて、前記通孔68
の内面と前記支持腕52aの両面との間に、前記図4に
示した第二実施例の様な摩擦低減部材66、66を設け
る事もできる。
【0044】
【発明の効果】本発明のトロイダル型無段変速機は、以
上に述べた通り構成され作用するが、パワーローラを支
承するトラニオンが無駄な、若しくは予期しない動きを
する事を防止できる。この結果、変速比を変える操作の
円滑化、並びに構成各部材に無駄な力が加わらない様に
する事での耐久性向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す、要部のみを取り出
して図9と同方向から見た部分切断正面図。
【図2】図1の拡大A−A断面図。
【図3】ヨークの斜視図。
【図4】本発明の第二実施例を示す、図2の下部に相当
する図。
【図5】本発明の第三実施例を示す、図4と同様の図。
【図6】従来から知られたトロイダル型無段変速機の基
本的構成を、最大減速時の状態で示す側面図。
【図7】同じく最大増速時の状態で示す側面図。
【図8】従来の具体的構造の1例を示す断面図。
【図9】図8のB−B断面図。
【図10】従来構造の別例を、一部を切断した状態で示
す要部正面図。
【図11】減速時にトラニオンに加わる力を示す略側面
図。
【図12】増速時にトラニオンに加わる力を示す略側面
図。
【符号の説明】
1 入力軸 2 入力側ディスク(第一のディスク) 2a 内側面 3 出力軸 4 出力側ディスク(第二のディスク) 4a 内側面 5 枢軸 6 トラニオン 7 変位軸 8 パワーローラ 8a 周面 9 押圧装置 10 カム板 11 保持器 12 ローラ 13、14 カム面 15 入力軸 16 ニードル軸受 17 鍔部 18 出力歯車 19 キー 20 支持板 21 支持軸部 22 枢支軸部 23 円孔 24、25 ラジアルニードル軸受 26 スラスト玉軸受 27 スラストニードル軸受 28 保持器 29 玉 30 外輪 31 レース 32 保持器 33 ニードル 36 駆動ロッド 37 駆動ピストン 38 油圧シリンダ 39、39a、39b フレーム 40、40a ヨーク 41 スリーブ 42 スプール 43 制御弁 44 ポンプ 45 制御モータ 46 油溜 47 カム 48 リンク 49、49a 支持軸 50 結合部 51 中心孔 52、52a 支持腕 53 支持板部 54 取付フランジ 55、56 円孔 57 ボルト 58 ねじ孔 59 円筒部 60 軸受 61 円孔 62 調心リング 63 軸受 64 ロッド 65 油圧アクチュエータ 66 摩擦低減部材 67 ハウジング 68 通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングの内側に
    回転自在に支持された回転軸と、断面が円弧状の凹面で
    ある内側面を有し、この回転軸と同心に配置されてこの
    回転軸と共に回転する第一のディスクと、断面が円弧状
    の凹面である内側面を有し、この内側面と前記第一のデ
    ィスクの内側面とを対向させた状態で前記回転軸と同心
    に、且つこの回転軸に対する相対回転を自在に配置され
    た第二のディスクと、前記回転軸を挿通自在な中心孔を
    有する環状の結合部及びこの結合部の外周縁から放射方
    向に突出した3本以上の支持腕から成り、前記中心孔に
    前記回転軸を挿通し、これら各支持腕の先端部をハウジ
    ングの一部に結合する事により、前記第一のディスクと
    第二のディスクとの間位置で前記ハウジングの内側に固
    定されたフレームと、前記各支持腕の中間部にそれぞれ
    の中間部を支持されたヨークと、これら各ヨークの両端
    部に、前記回転軸に対し捩れの位置関係で形成された円
    孔と、円周方向に隣り合うヨークの円孔にそれぞれの両
    端部に設けた枢軸を、回転並びに軸方向に亙る変位自在
    に支持する事により、前記第一、第二のディスクの間に
    揺動並びに前記枢軸の軸方向に亙る若干の変位自在に支
    持された、前記支持腕と同数のトラニオンと、これら各
    トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる為の変位手
    段と、前記各トラニオンの内側面で前記回転軸に対向す
    る部分に、この内側面から突出する状態で支持された変
    位軸と、断面が円弧状の凸面である周面を有し、これら
    各変位軸の周囲に回転自在に支持された状態で前記第
    一、第二の両ディスクの間に挟持されたパワーローラと
    を備えたトロイダル型無段変速機に於いて、前記各支持
    腕の中間部には、前記回転軸と平行な支持軸が挿通され
    ており、前記各ヨークの中間部には、前記支持軸を挿通
    自在な円筒部が形成されており、前記各ヨークは、前記
    支持軸を前記円筒部に挿通する事により前記各支持腕の
    中間部に揺動自在に支持されており、前記各円筒部は前
    記各支持軸に対し、前記各支持軸の軸方向に亙る変位を
    不能に支持されている事を特徴とするトロイダル型無段
    変速機。
JP14471094A 1994-06-27 1994-06-27 トロイダル型無段変速機 Pending JPH0814350A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6174258B1 (en) 1997-10-30 2001-01-16 Nsk Ltd. Toroidal-type continuously variable transmission
US6375593B2 (en) 1997-10-31 2002-04-23 Nsk Ltd. Power roller bearing and a troidal type continuously variable transmission system
US6716135B2 (en) 2000-09-14 2004-04-06 Nsk Ltd. Toroidal-type continuously variable transmission

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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