JPH10159924A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JPH10159924A
JPH10159924A JP31378496A JP31378496A JPH10159924A JP H10159924 A JPH10159924 A JP H10159924A JP 31378496 A JP31378496 A JP 31378496A JP 31378496 A JP31378496 A JP 31378496A JP H10159924 A JPH10159924 A JP H10159924A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化に結び付くトラニオン6Aの厚さ寸法
の増大を抑えつつ、このトラニオン6Aの剛性を確保す
る。そして、トラニオン6Aの変形に伴う変速比のずれ
の発生を防止する。 【解決手段】 トラニオン6Aの断面形状を、変位軸7
の支持軸部21の中心軸線Xに関して非対称にする。そ
して、動力伝達時にトラニオン6Aに近づく入力側ディ
スク2Bとトラニオン6Aとの距離を大きくする。反対
に、動力伝達時にトラニオン6Aから遠ざかる出力側デ
ィスク4とトラニオン6Aとの距離を小さくする。出力
側ディスク4とトラニオン6Aとの距離を小さくした
分、このトラニオン6Aの幅寸法を大きくして、厚さ寸
法を徒に大きくしなくても、断面積確保による剛性向上
を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るトロイダル型
無段変速機は、例えば自動車用の変速機として、或は各
種産業機械用の変速機として、それぞれ利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機として、図3〜4に略示
する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研究さ
れている。このトロイダル型無段変速機は、例えば実開
昭62−71465号公報に開示されている様に、入力
軸1と同心に入力側ディスク(第一のディスク)2を支
持し、この入力軸1と同心に配置した出力軸3の端部に
出力側ディスク(第二のディスク)4を固定している。
トロイダル型無段変速機を納めたケーシングの内側に
は、上記入力軸1並びに出力軸3に対して捻れの位置に
ある枢軸5、5を中心として揺動するトラニオン6、6
を設けている。
【0003】これら各トラニオン6、6は、それぞれの
両端部外面に上記枢軸5、5を設けている。又、これら
各トラニオン6、6の中間部には変位軸7、7の基端部
を支持し、上記枢軸5、5を中心として各トラニオン
6、6を揺動させる事により、各変位軸7、7の傾斜角
度の調節を自在としている。各トラニオン6、6に支持
した変位軸7、7の周囲には、それぞれパワーローラ
8、8を回転自在に支持している。そして、各パワーロ
ーラ8、8を、上記入力側、出力側両ディスク2、4
の、互いに対向する内側面2a、4a同士の間に挟持し
ている。これら各内側面2a、4aは、それぞれ断面
が、上記枢軸5を中心とする円弧を回転させて得られる
凹面をなしている。そして、球状凸面に形成した上記各
パワーローラ8、8の周面8a、8aを、上記内側面2
a、4aに当接させている。
【0004】上記入力軸1と入力側ディスク2との間に
は、ローディングカム式の押圧装置9を設け、この押圧
装置9によって、上記入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向け、弾性的に押圧している。この押圧装置9
は、入力軸1と共に回転するカム板10と、保持器11
により転動自在に保持した複数個(例えば4個)のロー
ラ12、12とから構成している。上記カム板10の片
側面(図3〜4の左側面)には、円周方向に亙る凹凸面
であるカム面13を形成し、上記入力側ディスク2の外
側面(図3〜4の右側面)にも、同様のカム面14を形
成している。そして、上記複数個のローラ12、12
を、上記入力軸1の中心に関し放射方向の軸を中心とす
る回転自在に支持している。
【0005】上述の様に構成するトロイダル型無段変速
機の使用時、入力軸1の回転に伴ってカム板10が回転
すると、カム面13が複数個のローラ12、12を、入
力側ディスク2の外側面に形成したカム面14に押圧す
る。この結果、上記入力側ディスク2が、上記複数のパ
ワーローラ8、8に押圧されると同時に、上記1対のカ
ム面13、14と複数個のローラ12、12との押し付
け合いに基づいて、上記入力側ディスク2が回転する。
そして、この入力側ディスク2の回転が、前記複数のパ
ワーローラ8、8を介して出力側ディスク4に伝達さ
れ、この出力側ディスク4に固定の出力軸3が回転す
る。
【0006】入力軸1と出力軸3との回転速度比(変速
比)を変える場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で
減速を行なう場合には、前記各枢軸5、5を中心として
前記各トラニオン6、6を所定方向に揺動させる。そし
て、上記各パワーローラ8、8の周面8a、8aが図3
に示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの中心寄り
部分と出力側ディスク4の内側面4aの外周寄り部分と
にそれぞれ当接する様に、前記各変位軸7、7を傾斜さ
せる。反対に、増速を行なう場合には、上記枢軸5、5
を中心として上記各トラニオン6、6を反対方向に揺動
させる。そして、上記各パワーローラ8、8の周面8
a、8aが図4に示す様に、入力側ディスク2の内側面
2aの外周寄り部分と出力側ディスク4の内側面4aの
中心寄り部分とに、それぞれ当接する様に、上記これら
各変位軸7、7を傾斜させる。各変位軸7、7の傾斜角
度を図3と図4との中間にすれば、入力軸1と出力軸3
との間で、中間の変速比を得られる。
【0007】又、図5〜6は、実願昭63−69293
号(実開平1−173552号)のマイクロフィルムに
記載された、より具体化されたトロイダル型無段変速機
の1例を示している。入力側ディスク2と出力側ディス
ク4とは円管状の入力軸15の周囲に、それぞれニード
ル軸受16、16を介して回転自在に支持している。
又、カム板10は上記入力軸15の端部(図5の左端
部)外周面にスプライン係合させ、鍔部17により上記
入力側ディスク2から離れる方向への移動を阻止してい
る。そして、このカム板10とローラ12、12とによ
り、上記入力軸15の回転に基づいて上記入力側ディス
ク2を、上記出力側ディスク4に向け押圧しつつ回転さ
せる、ローディングカム式の押圧装置9を構成してい
る。上記出力側ディスク4には出力歯車18を、キー1
9、19により結合し、これら出力側ディスク4と出力
歯車18とが同期して回転する様にしている。
【0008】1対のトラニオン6、6の両端部は1対の
支持板20、20に、揺動並びに軸方向(図5の表裏方
向、図6の左右方向)に亙る変位自在に支持している。
そして、上記各トラニオン6、6の中間部に形成した円
孔23、23部分に、変位軸7、7を支持している。こ
れら各変位軸7、7は、互いに平行で且つ偏心した支持
軸部21、21と枢支軸部22、22とを、それぞれ有
する。このうちの各支持軸部21、21を上記各円孔2
3、23の内側に、ラジアルニードル軸受24、24を
介して、回転自在に支持している。又、上記各枢支軸部
22、22の周囲にパワーローラ8、8を、このパワー
ローラ8、8を支承する為の転がり軸受であるラジアル
ニードル軸受25、25を介して、回転自在に支持して
いる。
【0009】尚、上記1対の変位軸7、7は、上記入力
軸15に対して180度反対側位置に設けている。又、
これら各変位軸7、7の各枢支軸部22、22が各支持
軸部21、21に対し偏心している方向は、上記入力
側、出力側両ディスク2、4の回転方向に関し同方向
(図6で左右逆方向)としている。又、偏心方向は、上
記入力軸15の配設方向に対しほぼ直交する方向として
いる。従って、上記各パワーローラ8、8は、上記入力
軸15の配設方向に亙る若干の変位自在に支持される。
この結果、回転力の伝達状態で構成各部材に加わる大き
な荷重に基づく、これら構成各部材の弾性変形に起因し
て、上記各パワーローラ8、8が上記入力軸15の軸方
向(図5の左右方向、図6の表裏方向)に変位する傾向
となった場合でも、上記構成各部品に無理な力を加える
事なく、この変位を吸収できる。
【0010】又、上記各パワーローラ8、8の外側面と
上記各トラニオン6、6の中間部内側面との間には、パ
ワーローラ8、8の外側面の側から順に、やはりこのパ
ワーローラ8、8を支承する為の転がり軸受であるスラ
スト玉軸受26、26と、次述する外輪30、30に加
わるスラスト荷重を支承するスラスト軸受であるスラス
トニードル軸受27、27とを設けている。このうちの
スラスト玉軸受26、26は、上記各パワーローラ8、
8に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各
パワーローラ8、8の回転を許容するものである。この
様なスラスト玉軸受26、26はそれぞれ、複数個ずつ
の玉29、29と、これら各玉29、29を転動自在に
保持する円環状の保持器28、28と、スラスト軌道輪
である円環状の外輪30、30とから構成している。各
スラスト玉軸受26、26の内輪軌道は上記各パワーロ
ーラ8、8の外側面に、外輪軌道は上記各外輪30、3
0の内側面に、それぞれ形成している。
【0011】又、上記各スラストニードル軸受27、2
7は、レース31と保持器32とニードル33、33と
から構成する。このうちのレース31と保持器32と
は、回転方向に亙る若干の変位自在に組み合わせてい
る。この様なスラストニードル軸受27、27は、上記
各レース31、31を上記各トラニオン6、6の内側面
に当接させた状態で、この内側面と上記外輪30、30
の外側面との間に挟持している。この様なスラストニー
ドル軸受27、27は、上記各パワーローラ8、8から
上記各外輪30、30に加わるスラスト荷重を支承しつ
つ、前記各枢支軸部22、22及び上記外輪30、30
が、前記支持軸部21、21を中心に揺動する事を許容
する。
【0012】更に、上記各トラニオン6、6の一端部
(図6の左端部)にはそれぞれ駆動ロッド36、36を
結合し、これら各駆動ロッド36、36の中間部外周面
に駆動ピストン37、37を固設している。そして、こ
れら各駆動ピストン37、37を、それぞれ駆動シリン
ダ38、38内に油密に嵌装している。
【0013】上述の様に構成されるトロイダル型無段変
速機の場合には、入力軸15の回転は、押圧装置9を介
して入力側ディスク2に伝わる。そして、この入力側デ
ィスク2の回転が、1対のパワーローラ8、8を介して
出力側ディスク4に伝わり、更にこの出力側ディスク4
の回転が、出力歯車18より取り出される。入力軸15
と出力歯車18との間の回転速度比を変える場合には、
上記1対の駆動ピストン37、37を互いに逆方向に変
位させる。これら各駆動ピストン37、37の変位に伴
って上記1対のトラニオン6、6が、それぞれ逆方向に
変位し、例えば図6の下側のパワーローラ8が同図の右
側に、同図の上側のパワーローラ8が同図の左側に、そ
れぞれ変位する。この結果、これら各パワーローラ8、
8の周面8a、8aと上記入力側ディスク2及び出力側
ディスク4の内側面2a、4aとの当接部に作用する、
接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向き
の変化に伴って上記各トラニオン6、6が、支持板2
0、20に枢支された枢軸5、5を中心として、互いに
逆方向に揺動する。この結果、前述の図3〜4に示した
様に、上記各パワーローラ8、8の周面8a、8aと上
記各内側面2a、4aとの当接位置が変化し、上記入力
軸15と出力歯車18との間の回転速度比が変化する。
【0014】尚、この様に上記入力軸15と出力歯車1
8との間で回転力の伝達を行なう際には、構成各部材の
弾性変形に基づいて上記各パワーローラ8、8が、上記
入力軸15の軸方向に変位し、これら各パワーローラ
8、8を枢支している前記各変位軸7、7が前記各支持
軸部21、21を中心として僅かに回動する。この回動
の結果、前記各スラスト玉軸受26、26の外輪30、
30の外側面と上記各トラニオン6、6の内側面とが相
対変位する。これら外側面と内側面との間には、前記各
スラストニードル軸受27、27が存在する為、この相
対変位に要する力は小さい。従って、上述の様に各変位
軸7、7の傾斜角度を変化させる為の力が小さくて済
む。
【0015】更に、伝達可能なトルクを増大すべく、図
7〜8に示す様に、入力軸15の周囲に入力側ディスク
2A、2Bと出力側ディスク4、4とを2個ずつ設け、
これら1対ずつの入力側ディスク2A、2Bと出力側デ
ィスク4、4とを動力の伝達方向に関して互いに並列に
配置する構造が、従来から広く知られている。これら図
7〜8に示した構造は、何れの構造の場合も、上記入力
軸15の中間部周囲に出力歯車18aを、この入力軸1
5に対する回転を自在として支持し、この入力軸15の
両端部に上記各出力側ディスク4、4を、スプライン係
合させている。そして、これら各出力側ディスク4、4
の内周面と上記入力軸15の外周面との間にニードル軸
受16、16を設け、これら各出力側ディスク4、4を
上記入力軸15の周囲に、この入力軸15に対する回
転、並びにこの入力軸15の軸方向に亙る変位を自在に
支持している。又、上記各入力側ディスク2A、2B
は、上記入力軸15の両端部に、この入力軸15と共に
回転自在に支持している。
【0016】但し、一方(図7〜8の左方)の入力側デ
ィスク2Aは、背面(図7〜8の左面)をローディング
ナット39に、直接(図8の場合)又は大きな弾力を有
する皿板ばね45を介して(図7の場合)突き当てて、
上記入力軸15に対する軸方向(図7〜8の左右方向)
の変位を実質的に阻止している。これに対して、カム板
10に対向する入力側ディスク2Bは、ボールスプライ
ン40により上記入力軸15に、軸方向に亙る変位自在
に支持している。そして、この入力側ディスク2Bの背
面(図7〜8の右面)とカム板10の前面(図7〜8の
左面)との間に皿板ばね41とスラストニードル軸受4
2とを、互いに直列に設けている。このうちの皿板ばね
41は、上記各ディスク2A、2B、4の内側面2a、
4aとパワーローラ8、8の周面8a、8aとの当接部
に予圧を付与する役目を果たす。又、スラストニードル
軸受42は、押圧装置9の作動時に、上記入力側ディス
ク2Bとカム板10との相対回転を許容する役目を果た
す。
【0017】又、図7に示した構造例の場合、前記出力
側歯車18aはハウジングの内側に設けた仕切壁44
に、1対のアンギュラ型玉軸受43、43により、軸方
向に亙る変位を阻止した状態で、回転自在に支持してい
る。これに対して図8に示した構造例の場合、出力歯車
18aの軸方向に亙る変位は自在である。
【0018】例えば図7〜8に示す様な構造で、入力軸
15から出力歯車18aに回転力を伝達する際には、回
転力の伝達に関わる構成各部材が、上記押圧装置9部分
で発生する大きなスラスト荷重に基づいて弾性変形す
る。この様にして発生する弾性変形量の合計は、上記押
圧装置9を構成する1対のカム面13、14同士が離隔
する量である、所謂カムリフト量とほぼ同じとなる。例
えば、この押圧装置9を構成する、上記入力側ディスク
2Bの背面に形成したカム面14、並びにカム板10の
前面に形成したカム面13の高さを、それぞれhずつと
した場合には、上記カムリフト量の最大値は2hとな
る。そこで、このカムリフト量が2hとなった状態で、
図7〜8に示した構造の構成各部材の変位量を考えた場
合には、次の様になる。尚、入力軸15の弾性変形量
(伸長量)は、他の部材の弾性変形量に比べれば小さい
為、無視して考える。又、図7に示した構造では、前記
ローディングナット39と入力側ディスク2Aの背面と
の間に皿板ばね45を設け、この入力側ディスク2Aを
入力軸15に対して、ボールスプライン40aにより軸
方向に亙る変位自在に支持している。但し、この皿板ば
ね45は、上記入力側ディスク2Aに衝撃荷重が加わる
事を防止する為のもので、弾性が大きく、変形量も限ら
れている。従って、この皿板ばね45の弾性変形に基づ
く上記入力側ディスク2Aの変位も無視して考える。更
には、上記入力軸15の両端部に支持した入力側ディス
ク2A及びカム板10自体も弾性変形して、上記2h分
のカムリフト量の吸収に寄与するが、これらの変形も無
視して考える。従って、次述する変位量は、後述するト
ラニオン6、6と上記各ディスク2A、2B、4との干
渉防止を確実に図る方向に余裕を持たせた、凡その量で
ある。
【0019】先ず、図7に示した構造の場合に1対の出
力側ディスク4、4は、出力歯車18aを介して仕切壁
44に対し、軸方向に亙る変位を阻止した状態で支持し
ている。従って、上記2h分のカムリフト量は、1対の
入力側ディスク2A、2Bが互いに近づく方向にh分ず
つ変位する事により吸収する。これに対して図8に示し
た構造の場合には、カム板10だけでなく、ローディン
グナット39に背面を突き当てた入力側ディスク2A
も、軸方向に変位しない。従って、上記2h分のカムリ
フト量は、押圧装置9を構成する入力側ディスク2Bと
1対の出力側ディスク4、4とが軸方向に変位する事に
より吸収する。より具体的には、上記入力側ディスク2
Bが2h分、別の入力側ディスク2A側に変位し、上記
1対の出力側ディスク4、4がそれぞれh分ずつ、上記
別の入力側ディスク2A側に変位する。
【0020】トロイダル型無段変速機による回転力の伝
達時には、上述の様に、何れかのディスクが入力軸15
の軸方向に変位する。これに対し、ハウジングに対して
この入力軸15とは別個に支持したトラニオン6、6
は、上記軸方向には変位しない。そして前述の様に、変
位軸7、7の揺動変位に基づき、変位したディスクに対
してパワーローラ8、8を追従させる。従って、上記各
トラニオン6、6と上記何れかのディスクとの位置関係
は、回転力の伝達状態と非伝達状態とで変化する。例え
ば、最も変位量が多い、図8に示した構造に組み込んだ
入力側ディスク2Bとトラニオン6、6の片側面(図8
及び次述する図9〜10の右側面)との距離は、回転力
の伝達状態と非伝達状態とで、最大限2h分だけ変化す
る可能性がある。
【0021】図9〜10は、この様にして発生する、入
力側ディスク2Bとトラニオン6との相対変位の状態を
示している。各図で、実線は回転力の非伝達状態での入
力側ディスク2Bの位置を、鎖線は同じく伝達状態での
入力側ディスク2Bの位置を、それぞれ表している。
又、図9は、変速比を1とすべく、上記トラニオン6を
中立位置に揺動させた状態を、図9は変速比を1以外
(減速状態)とすべく、上記トラニオン6を時計方向に
揺動させた状態を、それぞれ示している。これら図9〜
10から明らかな通り、回転力の伝達状態で入力側ディ
スク2Bとトラニオン6との干渉防止を図る為には、回
転力の非伝達状態での入力側ディスク2Bとトラニオン
6との距離を十分に確保する必要がある。
【0022】この為従来から、この距離を十分に確保す
る設計を行なう事により、回転力の伝達状態でも、上記
入力側ディスク2Bとトラニオン6とが干渉しない様に
している。特に、変速比を1以外とすべく、上記トラニ
オン6を中立位置から揺動変位させた状態では、このト
ラニオン6と入力側ディスク2Bとの距離がより近づく
為、この状態でも上記干渉を確実に防止すべく、上記距
離を十分に確保している。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】回転力の非伝達状態
で、入力側ディスク2B等、入力軸15の軸方向に変位
するディスクとトラニオン6との距離を十分に確保する
と、このトラニオン6の幅寸法が小さくなり、このトラ
ニオン6の断面積の確保が難しくなる。そして、このト
ラニオン6の断面積を確保できないと、回転力の伝達時
にパワーローラ8を介して上記トラニオン6に加わるス
ラスト荷重に基づいてこのトラニオン6が、上記パワー
ローラ8を設けた内側面側が凹面となる方向に弾性変形
する。この様な弾性変形に基づいて、上記パワーローラ
8の位置がスラスト方向にずれると、このパワーローラ
8の周面8aと入力側、出力側両ディスク2B、4の内
側面2a、4aとの接触位置がずれ、所望の変速比を得
られなくなる。
【0024】従来のトラニオン6の場合には、上記両デ
ィスク2B、4の中心軸である上記入力軸15の中心線
を含み、トラニオン6の内側面に直交する仮想平面での
断面形状を、図7〜10に示す様に、上記パワーローラ
8を支持する為の変位軸7の支持軸部21の中心軸線X
(図9〜10)に関して対称にしていた。従って、上記
トラニオン6の断面積を確保する為には、このトラニオ
ン6の厚さ寸法を大きくするしかない。但し、この様に
トラニオン6の厚さ寸法を大きくする事は、このトラニ
オン6の外側面と他の部材との干渉防止の為、トロイダ
ル型無段変速機の大型化に結び付く為、好ましくない。
本発明のトロイダル型無段変速機は、この様な事情に鑑
みて、大型化する事なく、正確に所望の変速比を得られ
る構造を実現すべく考えたものである。
【0025】
【課題を解決する為の手段】本発明のトロイダル型無段
変速機は、前述した従来のトロイダル型無段変速機と同
様に、互いの内側面同士を対向させた状態で、互いに同
心に、且つ回転自在に支持された第一、第二のディスク
と、これら第一、第二のディスクの中心軸に対し捻れの
位置にある枢軸を中心として揺動するトラニオンと、互
いに偏心した支持軸部及び枢支軸部から成り、このうち
の支持軸部を上記トラニオンに回転自在に支持し、枢支
軸部を上記トラニオンの内側面から突出させた変位軸
と、上記枢支軸部の周囲に転がり軸受を介して回転自在
に支持された状態で、上記第一、第二の両ディスクの内
側面同士の間に挟持されたパワーローラと、上記転がり
軸受を構成するスラスト軌道輪の外側面と上記トラニオ
ンの内側面との間に設けられ、上記パワーローラから上
記スラスト軌道輪に加わるスラスト方向の荷重を支承し
つつ、上記トラニオンに対するこのスラスト軌道輪の変
位を許容するスラスト軸受とを備える。
【0026】特に、本発明のトロイダル型無段変速機に
於いては、上記第一、第二のディスクの中心軸を含み、
上記トラニオンの内側面に直交する仮想平面でのこのト
ラニオンの断面形状を、上記支持軸部の中心軸線に関し
て、上記第一、第二のディスクの中心軸の方向に亙り非
対称としている。そして、回転力非伝達状態でのトラニ
オンの両側面と第一、第二のディスクの内側面との距離
を互いに異ならせている。即ち、動力伝達時にトラニオ
ンに近づく方向に変位するディスクの内側面とトラニオ
ンの側面との距離を大きくし、反対側のディスクの内側
面とトラニオンの側面との距離を小さくしている。そし
て、この構成により、回転力伝達時にこれら第一、第二
のディスクの軸方向に亙る移動に拘らず、これら第一、
第二のディスクと上記トラニオンとの干渉を防止しつ
つ、このトラニオンの断面積を確保している。
【0027】
【作用】上述の様に構成する本発明のトロイダル型無段
変速機は、前述した従来のトロイダル型無段変速機と同
様の作用に基づき、第一のディスクと第二のディスクと
の間で回転力の伝達を行ない、更にトラニオンの傾斜角
度を変える事により、これら両ディスク同士の間の回転
速度比を変える。
【0028】特に、本発明のトロイダル型無段変速機の
場合には、上記第一、第二のディスクとトラニオンとの
干渉を防止しつつ、このトラニオンの断面積を確保して
いる為、大型化する事なく、このトラニオンの剛性を確
保できる。この結果、トラニオンの変形に基づく変速比
のずれを防止して、所望値通りの変速比を維持できる。
又、トラニオンに加わる内部応力を緩和して、このトラ
ニオンの耐久性向上も図れる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の1例を示している。尚、本発明の特徴は、トラニオン
6の両側面と入力側、出力側両ディスク2B、4との干
渉防止を図りつつ、このトラニオン6の剛性を向上させ
る部分の構造にある。その他の部分の構造及び作用に就
いては、前述した従来構造と同様である為、重複する図
示及び説明を省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特
徴部分を中心に説明する。
【0030】本例は、最も変位量が多い、前述の図8に
示した構造に組み込んだ入力側ディスク2B(第一のデ
ィスク)と対向するトラニオン6Aに関して、本発明を
適用したものである。このトラニオン6Aのうち、上記
入力側ディスク2Bの中心軸である入力軸15の中心線
を含み、トラニオン6Aの内側面に直交する仮想平面で
の断面形状を、パワーローラ8を支持する為の変位軸7
の支持軸部21の中心軸線Xに関して、非対称にしてい
る。そして、図1〜2に示した回転力非伝達状態で、上
記トラニオン6Aの一方(図1〜2の右方)の側面6a
と上記入力側ディスク2Bの内側面2aとの距離を、上
記トラニオン6Aの他方(図1〜2の左方)の側面6b
と出力側ディスク4(第二のディスク)の内側面4aと
の距離よりも大きくしている。
【0031】この様に、上記トラニオン6Aの断面形状
を非対称にした分、このトラニオン6Aの幅寸法を大き
くし、このトラニオン6Aの断面積を確保している。即
ち、前述の図9〜10に示した従来構造の場合には、ト
ラニオン6の断面形状が、図1〜2で上記中心軸線Xよ
りも右側の部分を、この中心軸線Xに関して線対称に左
側部分にも設けた如き形状である。これに対して本発明
のトロイダル型無段変速機に組み込む上記トラニオン6
Aの場合には、上記中心軸線Xよりも左側の部分を、上
記右側の部分よりも幅広にしている。そして、この様に
左側部分を幅広にした分だけ、上記トラニオン6Aの幅
寸法を大きくし、このトラニオン6Aの断面積を大きく
している。
【0032】上記入力側ディスク2Bから出力側ディス
ク4に回転力を伝達する際には、加圧装置9の作動に基
づいて、上記入力側ディスク2B及び出力側ディスク4
が、上記入力軸15の軸方向に変位する。例えば、上記
加圧装置9のカムリフト量を2hとすると、上記入力軸
2Bが2h分、上記出力側ディスク4がh分、それぞれ
図1〜2の左方向に変位する。そして、これら両ディス
ク2B、4の変位に伴って、前記変位軸7が支持軸部2
1を中心として揺動し、枢支軸部22の周囲に回転自在
に支持した前記パワーローラ8を、上記両ディスク2
B、4に追従させる。この追従に基づき、これらパワー
ローラ8の周面8aと両ディスク2B、4の内側面2
a、4aとの接触状態を良好に維持する。
【0033】この様に、回転力の伝達に伴ってパワーロ
ーラ8と両ディスク2B、4とを、上記入力軸15の軸
方向に変位させる際には、入力側ディスク2Bが上記ト
ラニオン6Aに近づき、出力側ディスク4がトラニオン
6Aから遠ざかる。本発明のトロイダル型無段変速機の
場合には、前述の様に、回転力非伝達状態でのトラニオ
ン6Aの一方の側面6aと、回転力伝達に伴ってこのト
ラニオン6Aに近づく上記入力側ディスク2Bの内側面
2aとの距離を十分に確保している。従って、回転力伝
達時にも、これらトラニオン6Aの側面6aと入力側デ
ィスク2Bの内側面2aとが干渉する事はない。又、上
記トラニオン6Aの幅寸法を確保すべく、このトラニオ
ン6Aの他方の側面6bと出力側ディスク4の内側面4
aとの距離を小さくしているが、動力の伝達時にこの出
力側ディスク4は、上記トラニオン6bから離れる方向
に変位する。従って、これらトラニオン6Aの側面6b
と出力側ディスク4の内側面4aとが干渉する事もな
い。
【0034】この様に本発明のトロイダル型無段変速機
の場合には、上記入力側、出力側両ディスク2B、4と
トラニオン6Aとの干渉を防止しつつ、このトラニオン
6Aの断面積を確保している。この為、トラニオン6A
自体、並びにこのトラニオン6Aを組み込んだトロイダ
ル型無段変速機を大型化する事なく、このトラニオン6
Aの剛性を確保できる。この結果、トラニオン6Aの変
形に基づく変速比のずれを防止して、所望値通りの変速
比を維持できる。又、動力伝達時に於けるトラニオン6
Aの弾性変形量を少なくし、トラニオン6Aに加わる内
部応力を緩和して、このトラニオン6Aの耐久性向上も
図れる。
【0035】尚、上述の実施の形態は、本発明を前述し
た図8の構造に適用したものであるが、本発明は、パワ
ーローラを挟持する入力側ディスクと出力側ディスクと
の少なくとも一方が軸方向に変位して、回転力伝達時に
何れかのディスクとトラニオンとが近づくトロイダル型
無段変速機であれば実施できる事は明らかである。勿
論、図9〜10に示した様な、入力側、出力側両ディス
クを2個ずつ設けた、所謂ダブルキャビティ型のトロイ
ダル型無段変速機に限らず、図5に示した様に、入力
側、出力側両ディスクを1個ずつしか持たない、所謂シ
ングルキャビティ型のトロイダル型無段変速機でも実施
できる。又、図示(図2参照)の例では、トラニオン6
aの内側面と外輪30の外側面との間にスラスト滑り軸
受46を設けているが、勿論、この部分にはスラストニ
ードル軸受を設けても良い。
【0036】
【発明の効果】本発明のトロイダル型無段変速機は、以
上に述べた通り構成され作用する為、高荷重を受けつつ
高速で回転するパワーローラを支承するトラニオンの剛
性を十分に確保して、このトラニオンを組み込んだトロ
イダル型無段変速機の変速性能を良好に維持できるだけ
でなく、耐久性の向上にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す、トラニオン
の軸方向端部で切断して中央側を見た状態を示す要部断
面図。
【図2】同じく中央部で切断した状態を示す要部断面
図。
【図3】従来から知られているトロイダル型無段変速機
の基本的構成を、最大減速時の状態で示す側面図。
【図4】同じく最大増速時の状態で示す側面図。
【図5】従来の具体的構造の第1例を示す断面図。
【図6】図5のA−A断面図。
【図7】従来の具体的構造の第2例を示す部分断面図。
【図8】同第3例を示す部分断面図。
【図9】従来構造の1例を、変速比を1とした状態で示
す、図1と同様の断面図。
【図10】同じく変速比を1以外とした状態で示す、図
1と同様の断面図。
【符号の説明】
1 入力軸 2、2A、2B 入力側ディスク(第一のディスク) 2a 内側面 3 出力軸 4 出力側ディスク(第二のディスク) 4a 内側面 5 枢軸 6、6A トラニオン 6a、6b 側面 7 変位軸 8 パワーローラ 8a 周面 9 押圧装置 10 カム板 11 保持器 12 ローラ 13、14 カム面 15 入力軸 16 ニードル軸受 17 鍔部 18、18a 出力歯車 19 キー 20 支持板 21 支持軸部 22 枢支軸部 23 円孔 24、25 ラジアルニードル軸受 26 スラスト玉軸受 27 スラストニードル軸受 28 保持器 29 玉 30 外輪 31 レース 32 保持器 33 ニードル 36 駆動ロッド 37 駆動ピストン 38 駆動シリンダ 39 ローディングナット 40、40a ボールスプライン 41 皿板ばね 42 スラストニードル軸受 43 アンギュラ型玉軸受 44 仕切壁 45 皿板ばね 46 スラスト滑り軸受

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いの内側面同士を対向させた状態で、
    互いに同心に、且つ回転自在に支持された第一、第二の
    ディスクと、これら第一、第二のディスクの中心軸に対
    し捻れの位置にある枢軸を中心として揺動するトラニオ
    ンと、互いに偏心した支持軸部及び枢支軸部から成り、
    このうちの支持軸部を上記トラニオンに回転自在に支持
    し、枢支軸部を上記トラニオンの内側面から突出させた
    変位軸と、上記枢支軸部の周囲に転がり軸受を介して回
    転自在に支持された状態で、上記第一、第二の両ディス
    クの内側面同士の間に挟持されたパワーローラと、上記
    転がり軸受を構成するスラスト軌道輪の外側面と上記ト
    ラニオンの内側面との間に設けられ、上記パワーローラ
    から上記スラスト軌道輪に加わるスラスト方向の荷重を
    支承しつつ、上記トラニオンに対するこのスラスト軌道
    輪の変位を許容するスラスト軸受とを備えたトロイダル
    型無段変速機に於いて、上記第一、第二のディスクの中
    心軸を含み、上記トラニオンの内側面に直交する仮想平
    面でのこのトラニオンの断面形状を、上記支持軸部の中
    心軸線に関して、上記第一、第二のディスクの中心軸の
    方向に亙り非対称とする事により、回転力非伝達状態で
    のトラニオンの両側面と第一、第二のディスクの内側面
    との距離を互いに異ならせ、回転力伝達時にこれら第
    一、第二のディスクの軸方向に亙る移動に拘らず、これ
    ら第一、第二のディスクと上記トラニオンとの干渉を防
    止しつつ、このトラニオンの断面積を確保した事を特徴
    とするトロイダル型無段変速機。
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KR101431677B1 (ko) * 2013-08-23 2014-08-20 자동차부품연구원 토로이달 무단 변속 장치

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