JPH0611425Y2 - 摩擦車式無段変速機構 - Google Patents
摩擦車式無段変速機構Info
- Publication number
- JPH0611425Y2 JPH0611425Y2 JP1616888U JP1616888U JPH0611425Y2 JP H0611425 Y2 JPH0611425 Y2 JP H0611425Y2 JP 1616888 U JP1616888 U JP 1616888U JP 1616888 U JP1616888 U JP 1616888U JP H0611425 Y2 JPH0611425 Y2 JP H0611425Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- friction
- roller
- support member
- continuously variable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、摩擦車式無段変速機構に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の摩擦車式無段変速機構として、例えば特開昭61
−119865号公報に示されるものがある。この摩擦
車式無段変速機構には入力デイスク及び出力デイスクと
摩擦ローラとの接触面を潤滑するための油を供給する手
段は示されていない。この摩擦面には大きな摩擦力が作
用するため潤滑油を供給することは不可欠であるため、
例えば無段変速機構の外部から油を吹きかけるなどして
潤滑を行うように構成されるものと思われる。しかし、
摩擦ローラと両デイスクとの接触位置は変速比によつて
変化するため、外部から油を吹き付けるといつた潤滑方
法では十分な潤滑油量を常に適切な位置に供給すること
が困難であり、十分な耐久性を確保することが困難とな
る。本考案は、このような問題点を解決することを目的
としている。
−119865号公報に示されるものがある。この摩擦
車式無段変速機構には入力デイスク及び出力デイスクと
摩擦ローラとの接触面を潤滑するための油を供給する手
段は示されていない。この摩擦面には大きな摩擦力が作
用するため潤滑油を供給することは不可欠であるため、
例えば無段変速機構の外部から油を吹きかけるなどして
潤滑を行うように構成されるものと思われる。しかし、
摩擦ローラと両デイスクとの接触位置は変速比によつて
変化するため、外部から油を吹き付けるといつた潤滑方
法では十分な潤滑油量を常に適切な位置に供給すること
が困難であり、十分な耐久性を確保することが困難とな
る。本考案は、このような問題点を解決することを目的
としている。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、ローラ支持部材を移動させるための油圧シリ
ンダの油をローラ支持部材内部を通して摩擦ローラに近
接する位置まで導くことにより上記問題点を解決する。
すなわち、本考案は、入力デイスク(18)と、出力デ
イスク(20)と、両デイスクに摩擦接触する摩擦ロー
ラ(22)と、摩擦ローラを回転自在に支持すると共に
回転軸部(83a,83b)を中心として回動可能でかつ回転
軸部軸方向に移動可能なローラ支持部材(83)と、ロ
ーラ支持部材を回転軸部軸方向に移動させる油圧シリン
ダのピストン(124)と、を有する摩擦車式無段変速機
構に適用されるものであり、ピストンの一方側に形成さ
れる油室(128又は130)の油をローラ支持部材の内部を
通して摩擦ローラに隣接する位置まで導く潤滑用の油路
(302,304,306,308,402,502)を設けると共に該油
路中に変速比に応じて油路開度を変更する開度調整手段
(302,402)を形成していることを要旨としている。な
お、かつこ内の符号は後述の実施例の対応する部材を示
す。
ンダの油をローラ支持部材内部を通して摩擦ローラに近
接する位置まで導くことにより上記問題点を解決する。
すなわち、本考案は、入力デイスク(18)と、出力デ
イスク(20)と、両デイスクに摩擦接触する摩擦ロー
ラ(22)と、摩擦ローラを回転自在に支持すると共に
回転軸部(83a,83b)を中心として回動可能でかつ回転
軸部軸方向に移動可能なローラ支持部材(83)と、ロ
ーラ支持部材を回転軸部軸方向に移動させる油圧シリン
ダのピストン(124)と、を有する摩擦車式無段変速機
構に適用されるものであり、ピストンの一方側に形成さ
れる油室(128又は130)の油をローラ支持部材の内部を
通して摩擦ローラに隣接する位置まで導く潤滑用の油路
(302,304,306,308,402,502)を設けると共に該油
路中に変速比に応じて油路開度を変更する開度調整手段
(302,402)を形成していることを要旨としている。な
お、かつこ内の符号は後述の実施例の対応する部材を示
す。
(ホ)作用 ピストンを作動させる油の一部が開度調整手段を有する
潤滑用の油路を介して摩擦ローラに供給される。これに
より変速比に対応した量の潤滑油が摩擦ローラと両デイ
スクとの接触部に供給されるため、潤滑油の供給に伴な
う動力損失を最少とし且つ大きな摩擦力が作用する摩擦
ローラであつても十分な耐久性を確保することができ
る。
潤滑用の油路を介して摩擦ローラに供給される。これに
より変速比に対応した量の潤滑油が摩擦ローラと両デイ
スクとの接触部に供給されるため、潤滑油の供給に伴な
う動力損失を最少とし且つ大きな摩擦力が作用する摩擦
ローラであつても十分な耐久性を確保することができ
る。
(ヘ)実施例 第3図に無段変速機全体の構造を示す。エンジンの出力
軸と一体のドライブプレート10にトルクコンバータ1
2が連結されている。トルクコンバータ12はロツクア
ツプクラツチ12a付きのものであり、ロツクアツプ油室1
2bの油圧を制御することにより、入力側のポンプインペ
ラー12cと出力側のタービンランナー12dとを機械的に連
結し又は切離し可能である。トルクコンバータ12のカ
バー12eにオイルポンプ駆動軸87が連結されている。
オイルポンプ駆動軸87はオイルポンプ15と連結さ
れ、これを駆動可能である。オイルポンプ15は後述の
摩擦車式無段変速機構16をはさんでトルクコンバータ
12とは反対側に配置されている。また、トルクコンバ
ータ12のタービンランナー12dは中空の入力軸14と
連結されている。入力軸14には摩擦車式無段変速機構
16が連結されている。摩擦車式無段変速機構16は、入
力デイスク18と、出力デイスク20と、両者間の回転
力を伝達する摩擦ローラ22と、を有している。入力デ
イスク18及び出力デイスク20の摩擦ローラ22との
接触面はトロイド面としてある。摩擦ローラ22の軸2
4の傾斜は第1図に示す後述の機構により調節可能であ
る。入力軸14に対して入力デイスク18が連結され、
一方出力デイスク20には歯車26が一体に回転するよ
うに設けられている。歯車26はアイドラ軸28と一体
の歯車30とかみ合つている。アイドラ軸28には常時
これと一体に回転する歯車32及びアイドム軸28に対
して回転可能に支持される歯車34が設けられている。
歯車34は後退用クラツチ36によつて歯車30と一体
に回転するように連結可能である。アイドラ軸28はケ
ーシングに取り付けられたワンウエイクラツチ31によ
つて前進方向にのみ回転し、逆方向には回転しないよう
にしてある。これは、車輪側からの逆駆動力によつて摩
擦車式無段変速機構16がエンジン回転方向と逆方向に
回転することを防止するためである。アイドラ軸28と
平行に配置されたもう1つのアイドラ軸38には、歯車
40が回転可能に支持され、また歯車42が常時一体に
回転するように連結されている。歯車40は前進用クラ
ツチ44によつてアイドラ軸38と一体に回転するよう
に連結可能である。歯車40は歯車32とかみ合つてい
る。歯車34はフアイナル歯車48と常にかみ合つてい
る。フアイナル歯車48には差動装置50を構成する一
対のピニオンギア52及び54が取付けられており、こ
のピニオンギア52及び54と一対のサイドギア56及
び58がかみ合つており、サイドギア56及び58はそ
れぞれ出力軸が連結される。このような構成により、前
進用クラツチ44を締結させると出力軸60及び62が
前進方向に回転し、また後退用クラツチ36を締結させ
ると出力軸60及び62が後退方向に回転することにな
る。また、摩擦車式無段変速機構16の摩擦ローラ22
の入力デイスク18及び出力デイスク20との接触状態
を制御することにより、変速比を連続的に変えることが
できる。
軸と一体のドライブプレート10にトルクコンバータ1
2が連結されている。トルクコンバータ12はロツクア
ツプクラツチ12a付きのものであり、ロツクアツプ油室1
2bの油圧を制御することにより、入力側のポンプインペ
ラー12cと出力側のタービンランナー12dとを機械的に連
結し又は切離し可能である。トルクコンバータ12のカ
バー12eにオイルポンプ駆動軸87が連結されている。
オイルポンプ駆動軸87はオイルポンプ15と連結さ
れ、これを駆動可能である。オイルポンプ15は後述の
摩擦車式無段変速機構16をはさんでトルクコンバータ
12とは反対側に配置されている。また、トルクコンバ
ータ12のタービンランナー12dは中空の入力軸14と
連結されている。入力軸14には摩擦車式無段変速機構
16が連結されている。摩擦車式無段変速機構16は、入
力デイスク18と、出力デイスク20と、両者間の回転
力を伝達する摩擦ローラ22と、を有している。入力デ
イスク18及び出力デイスク20の摩擦ローラ22との
接触面はトロイド面としてある。摩擦ローラ22の軸2
4の傾斜は第1図に示す後述の機構により調節可能であ
る。入力軸14に対して入力デイスク18が連結され、
一方出力デイスク20には歯車26が一体に回転するよ
うに設けられている。歯車26はアイドラ軸28と一体
の歯車30とかみ合つている。アイドラ軸28には常時
これと一体に回転する歯車32及びアイドム軸28に対
して回転可能に支持される歯車34が設けられている。
歯車34は後退用クラツチ36によつて歯車30と一体
に回転するように連結可能である。アイドラ軸28はケ
ーシングに取り付けられたワンウエイクラツチ31によ
つて前進方向にのみ回転し、逆方向には回転しないよう
にしてある。これは、車輪側からの逆駆動力によつて摩
擦車式無段変速機構16がエンジン回転方向と逆方向に
回転することを防止するためである。アイドラ軸28と
平行に配置されたもう1つのアイドラ軸38には、歯車
40が回転可能に支持され、また歯車42が常時一体に
回転するように連結されている。歯車40は前進用クラ
ツチ44によつてアイドラ軸38と一体に回転するよう
に連結可能である。歯車40は歯車32とかみ合つてい
る。歯車34はフアイナル歯車48と常にかみ合つてい
る。フアイナル歯車48には差動装置50を構成する一
対のピニオンギア52及び54が取付けられており、こ
のピニオンギア52及び54と一対のサイドギア56及
び58がかみ合つており、サイドギア56及び58はそ
れぞれ出力軸が連結される。このような構成により、前
進用クラツチ44を締結させると出力軸60及び62が
前進方向に回転し、また後退用クラツチ36を締結させ
ると出力軸60及び62が後退方向に回転することにな
る。また、摩擦車式無段変速機構16の摩擦ローラ22
の入力デイスク18及び出力デイスク20との接触状態
を制御することにより、変速比を連続的に変えることが
できる。
第2図に摩擦車式無段変速機構16を詳細に示す。入力
軸14はボールベアリング65及びニードルベアリング
66を介してケーシング67に回転可能に支持されてい
る。なお、入力軸14とボールベアリング65との間に
はスペーサ68が設けられている。スペーサ68と、入
力軸14に対してねじ込まれるローデイングナツト69
との間には皿ばね70が設けられている。これにより皿
ばね70の反力が入力軸14を図中右方向に押すように
作用する。ローデイングナツト69は先端が入力軸14
のみぞ14aに入り込むピン71によつて緩み止めされ
る。なお、ピン71を入れる穴69aは複数個設けてあ
り、また入力軸14のみぞ14aも複数設けてあり、両者
の組合わせにより、ローデイングナツト69の固定位置
の細かい調整が可能となつている。ピン71はビス72
によつて抜け止めされている。入力軸14には出力デイ
スク20がベアリング73を介して回転可能に支持され
ている。出力デイスク20には、対称位置2箇所に配置
したキー74を介して出力用の歯車26が一体に回転す
るように設けられている。歯車26はボールベアリング
75を介してケーシング67に支持されている。また、
入力軸14には入力デイスク18がベアリング76を介
して回転可能かつ軸方向に移動可能に設けられている。
入力デイスク18の背面側、すなわち出力デイスク20
と対面する側とは反対側にカムフランジ77が設けられ
ている。カムフランジ77は入力軸14とスプライン結
合されると共に入力軸14の肩部78によつて第2図中
左方向への移動が阻止されている。入力デイスク18及
びカムフランジ77の互いに対面するカム面18a及び77a
間にカムローラ79が設けられている。カム面18a及び7
7aとカムローラ79とは、カムフランジ77と入力デイ
スク18とが相対回転したときに入力デイスク18を第
1図中で右方向に押圧する力が発生するような形状とし
てある。入力デイスク18及び出力デイスク20の互い
に対向する側の面によつて形成されるトロイド状のみぞ
内に配置される摩擦ローラ22は軸80にベアリング8
1を介して回転可能に支持されている。また、摩擦ロー
ラ22のスラスト方向への支持はボールベアリング82
によつて行われている。ボールベアリング82はローラ
支持部材83によつて支持されている。摩擦ローラ2
2、ボールベアリング82、ローラ支持部材83は軸8
0の両端に設けられるスナツプリング84及び85によ
つて抜け止めされている。入力軸14の内径部にはスリ
ーブ86が挿入され、スナツプリング96によつて抜け
止めされている。スリーブ86のそれぞれOリング96及
び95が設けられた両端部以外は入力軸14の内径より
も小径とされており、両者間の断面環状のすきまによつ
て油路88が構成されている。入力軸14には、この油
路88に連通する半径方向の穴94,93,92及び9
1が設けられている。また、入力軸14には、ケーシン
グ67の穴90から油を受け入れるみぞ101及び穴102が
設けられている。みぞ101はシールリング103によつてシ
ールされている。スリーブ86の内径部をオイルポンプ
駆動軸87が貫通している。スリーブ86の内径部とオイ
ルポンプ駆動軸87の外径部との間の断面環状のすきま
によつてトルクコンバータ12のロツクアツプ制御用油
圧のための油路89が形成される。
軸14はボールベアリング65及びニードルベアリング
66を介してケーシング67に回転可能に支持されてい
る。なお、入力軸14とボールベアリング65との間に
はスペーサ68が設けられている。スペーサ68と、入
力軸14に対してねじ込まれるローデイングナツト69
との間には皿ばね70が設けられている。これにより皿
ばね70の反力が入力軸14を図中右方向に押すように
作用する。ローデイングナツト69は先端が入力軸14
のみぞ14aに入り込むピン71によつて緩み止めされ
る。なお、ピン71を入れる穴69aは複数個設けてあ
り、また入力軸14のみぞ14aも複数設けてあり、両者
の組合わせにより、ローデイングナツト69の固定位置
の細かい調整が可能となつている。ピン71はビス72
によつて抜け止めされている。入力軸14には出力デイ
スク20がベアリング73を介して回転可能に支持され
ている。出力デイスク20には、対称位置2箇所に配置
したキー74を介して出力用の歯車26が一体に回転す
るように設けられている。歯車26はボールベアリング
75を介してケーシング67に支持されている。また、
入力軸14には入力デイスク18がベアリング76を介
して回転可能かつ軸方向に移動可能に設けられている。
入力デイスク18の背面側、すなわち出力デイスク20
と対面する側とは反対側にカムフランジ77が設けられ
ている。カムフランジ77は入力軸14とスプライン結
合されると共に入力軸14の肩部78によつて第2図中
左方向への移動が阻止されている。入力デイスク18及
びカムフランジ77の互いに対面するカム面18a及び77a
間にカムローラ79が設けられている。カム面18a及び7
7aとカムローラ79とは、カムフランジ77と入力デイ
スク18とが相対回転したときに入力デイスク18を第
1図中で右方向に押圧する力が発生するような形状とし
てある。入力デイスク18及び出力デイスク20の互い
に対向する側の面によつて形成されるトロイド状のみぞ
内に配置される摩擦ローラ22は軸80にベアリング8
1を介して回転可能に支持されている。また、摩擦ロー
ラ22のスラスト方向への支持はボールベアリング82
によつて行われている。ボールベアリング82はローラ
支持部材83によつて支持されている。摩擦ローラ2
2、ボールベアリング82、ローラ支持部材83は軸8
0の両端に設けられるスナツプリング84及び85によ
つて抜け止めされている。入力軸14の内径部にはスリ
ーブ86が挿入され、スナツプリング96によつて抜け
止めされている。スリーブ86のそれぞれOリング96及
び95が設けられた両端部以外は入力軸14の内径より
も小径とされており、両者間の断面環状のすきまによつ
て油路88が構成されている。入力軸14には、この油
路88に連通する半径方向の穴94,93,92及び9
1が設けられている。また、入力軸14には、ケーシン
グ67の穴90から油を受け入れるみぞ101及び穴102が
設けられている。みぞ101はシールリング103によつてシ
ールされている。スリーブ86の内径部をオイルポンプ
駆動軸87が貫通している。スリーブ86の内径部とオイ
ルポンプ駆動軸87の外径部との間の断面環状のすきま
によつてトルクコンバータ12のロツクアツプ制御用油
圧のための油路89が形成される。
第1図に第2図のI−I線に沿う断面を示す。前述のロ
ーラ支持部材83は、上下の回転軸部83a及び83bにおい
て球面軸受110及び112によつて回転可能かつ上下方向に
移動可能に支持されている。球面軸受110はベアリング
支持部材114によつて保持され、ベアリング支持部材114
はケーシング67に固着されたリンクポスト116によつ
て支持されている。また、球面軸受112もベアリング支
持部材118によつて支持され、ベアリング支持部材118は
アツパーコントロールバルブボデイ200に固着されたリ
ンクポスト120によつて支持されている。なお、アツパ
ーコントロールバルブボデイ200はケーシング67に取
り付けられている。ローラ支持部材83は回転軸部83b
と同心に設けられた延長軸部83cを有している。なお、
延長軸部83cは回転軸部83bに別部材を一体に固着するこ
とにより構成されている。延長軸部83cの外周にピスト
ン124が設けられている。ピストン124はアツパーコント
ロールバルブボデイ200に設けたシリンダ126内にはめ合
わせてある。ピストン124の上方に油室128が形成され、
ピストン124の下方に油室130が形成される。図中右側の
油室128は、アツパーコントロールバルブボデイ200に形
成された穴402、ピストン124に設けた穴302、ピストン1
24と延長軸部83cの小径部との間のすきま304、ローラ支
持部材83に設けた穴306及び308(なお、穴306の開口
部はボール310によつて封鎖されている)によつて、穴3
08の開口部と連通している。また、ベアリング82のレ
ース312には穴314が設けられている。図中左側のローラ
支持部材83についてもほぼ同様の油路(穴402、穴30
2、すきま304、穴306及び308)が設けられているが、穴
402が後述するセパレートプレート202に設けた穴502を
介して下側の油室130と連通している点が相違する。ま
た、穴306と308とは環状のみぞ316によつて接続されて
いる。なお、左右のピストン124は穴302の位置が異なる
以外は同一形状である。ピストン124の上端はスペーサ1
32を介してローラ支持部材83と接触しており、またピ
ストン124の下端はスペーサ134を介してカム136と接触
している。カム136は延長軸部83cと一体に回転するよう
にボルト138によつて取り付けられている。なお、カム1
36が取り付けられているのは第1図中右側の延長軸部83
cであり、左側の延長軸部83cには設けられていない。な
お、これ以外の点については左右の摩擦ローラ22、ロ
ーラ支持部材83などは基本的に対称としてある。な
お、軸80の摩擦ローラ22を支持する部分80aとロー
ラ支持部材83に支持される部分80bとは偏心させてあ
る。カム136は斜面140を有しており、これにリンク142
が接触している。これによりカム136を回転させること
によりリンク142を揺動させることができる。アツパー
コントロールバルブボデイ200の下面にセパレートプレ
ート202を介してロワーコントロールバルブボデイ144が
取り付けられており、このバルブボデイ144、カム136な
どを収容するようにオイルパン146がケーシング67に
取り付けられている。ロワーコントロールバルブボデイ
144に変速制御弁150が設けられている。変速制御弁150
は、変速モータ152によつて回転駆動される駆動ロツド1
54と、スリーブ156と、スリーブ156の内径部にはめ合わ
されるスプール158と、スプール158を図中右方向に押圧
するスプリング160と、を有している。駆動ロツド154は
先端におねじ部154aを有しており、これがスリーブ156
のめねじ部156aとかみ合つている。スリーブ156は軸方
向のみぞ156bを有しており、このみぞ156b内にロワーコ
ントロールバルブボデイ144に固着されたピン162が入り
込んでいる。これによりスリーブ156は回転することな
く軸方向に移動するようになつている。スプール158の
スプリング160と接触する側とは反対側の端部158aは前
述のリンク142にスプリング160の力によつて押圧されて
いる。スプール158はランド158a及び158bを有してお
り、これによりそれぞれ油路166及び168と連通したポー
トの開度を調節可能である。スプール158は安定状態で
は常にスリーブ156に対して図示のような所定の軸方向
位置にあり、油路166及び168に同じ圧力の油圧を供給
し、また、スプール158は非安定状態ではその位置に応
じて油路164から供給されるライン圧を油路166及び油路
168に配分する。油路168は図中右側の油室128及び図中
左側の油室130に接続されている。また、油路166は図中
右側の油室130及び図中左側の油室128に接続されてい
る。
ーラ支持部材83は、上下の回転軸部83a及び83bにおい
て球面軸受110及び112によつて回転可能かつ上下方向に
移動可能に支持されている。球面軸受110はベアリング
支持部材114によつて保持され、ベアリング支持部材114
はケーシング67に固着されたリンクポスト116によつ
て支持されている。また、球面軸受112もベアリング支
持部材118によつて支持され、ベアリング支持部材118は
アツパーコントロールバルブボデイ200に固着されたリ
ンクポスト120によつて支持されている。なお、アツパ
ーコントロールバルブボデイ200はケーシング67に取
り付けられている。ローラ支持部材83は回転軸部83b
と同心に設けられた延長軸部83cを有している。なお、
延長軸部83cは回転軸部83bに別部材を一体に固着するこ
とにより構成されている。延長軸部83cの外周にピスト
ン124が設けられている。ピストン124はアツパーコント
ロールバルブボデイ200に設けたシリンダ126内にはめ合
わせてある。ピストン124の上方に油室128が形成され、
ピストン124の下方に油室130が形成される。図中右側の
油室128は、アツパーコントロールバルブボデイ200に形
成された穴402、ピストン124に設けた穴302、ピストン1
24と延長軸部83cの小径部との間のすきま304、ローラ支
持部材83に設けた穴306及び308(なお、穴306の開口
部はボール310によつて封鎖されている)によつて、穴3
08の開口部と連通している。また、ベアリング82のレ
ース312には穴314が設けられている。図中左側のローラ
支持部材83についてもほぼ同様の油路(穴402、穴30
2、すきま304、穴306及び308)が設けられているが、穴
402が後述するセパレートプレート202に設けた穴502を
介して下側の油室130と連通している点が相違する。ま
た、穴306と308とは環状のみぞ316によつて接続されて
いる。なお、左右のピストン124は穴302の位置が異なる
以外は同一形状である。ピストン124の上端はスペーサ1
32を介してローラ支持部材83と接触しており、またピ
ストン124の下端はスペーサ134を介してカム136と接触
している。カム136は延長軸部83cと一体に回転するよう
にボルト138によつて取り付けられている。なお、カム1
36が取り付けられているのは第1図中右側の延長軸部83
cであり、左側の延長軸部83cには設けられていない。な
お、これ以外の点については左右の摩擦ローラ22、ロ
ーラ支持部材83などは基本的に対称としてある。な
お、軸80の摩擦ローラ22を支持する部分80aとロー
ラ支持部材83に支持される部分80bとは偏心させてあ
る。カム136は斜面140を有しており、これにリンク142
が接触している。これによりカム136を回転させること
によりリンク142を揺動させることができる。アツパー
コントロールバルブボデイ200の下面にセパレートプレ
ート202を介してロワーコントロールバルブボデイ144が
取り付けられており、このバルブボデイ144、カム136な
どを収容するようにオイルパン146がケーシング67に
取り付けられている。ロワーコントロールバルブボデイ
144に変速制御弁150が設けられている。変速制御弁150
は、変速モータ152によつて回転駆動される駆動ロツド1
54と、スリーブ156と、スリーブ156の内径部にはめ合わ
されるスプール158と、スプール158を図中右方向に押圧
するスプリング160と、を有している。駆動ロツド154は
先端におねじ部154aを有しており、これがスリーブ156
のめねじ部156aとかみ合つている。スリーブ156は軸方
向のみぞ156bを有しており、このみぞ156b内にロワーコ
ントロールバルブボデイ144に固着されたピン162が入り
込んでいる。これによりスリーブ156は回転することな
く軸方向に移動するようになつている。スプール158の
スプリング160と接触する側とは反対側の端部158aは前
述のリンク142にスプリング160の力によつて押圧されて
いる。スプール158はランド158a及び158bを有してお
り、これによりそれぞれ油路166及び168と連通したポー
トの開度を調節可能である。スプール158は安定状態で
は常にスリーブ156に対して図示のような所定の軸方向
位置にあり、油路166及び168に同じ圧力の油圧を供給
し、また、スプール158は非安定状態ではその位置に応
じて油路164から供給されるライン圧を油路166及び油路
168に配分する。油路168は図中右側の油室128及び図中
左側の油室130に接続されている。また、油路166は図中
右側の油室130及び図中左側の油室128に接続されてい
る。
次にこの実施例の作用について説明する。入力軸14が
停止しているときには、皿ばね70の力が初期推力とし
て入力デイスク18に作用している。入力軸14の入力
トルクが上昇すると、カムローラ79の作用により入力
デイスク18がカムフランジ77に追従して回転し、同
時に入力軸14の入力トルクに見合つた推力を発生させ
る。これにより摩擦ローラ22は入力デイスク18と出
力デイスク20とにはさみ付けられて滑ることなく回転
し、入力デイスク18から出力デイスク20への動力伝
達が行われる。例えば変速比を大側に変える場合には、
変速モータ152によつて駆動ロツド154を回転させ、おね
じ部154aとめねじ部156aとのかみ合いによつてスリーブ
156を第1図中右方向へ移動させる。スプール158は直ち
には移動しないのでスプール158とスリーブ156との相対
関係が変化し、油路164から油路168へ通じるすきまが小
さくなり、逆に油路164から油路166へ通じるすきまが拡
大される。これにより油路168の油圧が低下し、油路166
の油圧が上昇する。油路166の油圧は右側の油室130に供
給されており、また油路168の油圧は右側の油室128に供
給されているので、右側のピストン124はこれを上方向
へ移動させようとする力を受ける。一方、左側の油室12
8及び130については油路168及び油路166との接続状態を
上記とは逆としてあるため、左側のピストン124はこれ
を図中下向きに移動させようとする力を受ける。これに
より右側のローラ支持部材83は上向きに移動し、左側
のローラ支持部材83は下向きに移動する。これに伴つ
て摩擦ローラ22に作用する接線方向の力の向きが変わ
るので、左右のローラ支持部材83はそれぞれ回転軸部
83a及び83bを中心として反対方向に回転する。これによ
り摩擦ローラ22の入力デイスク18との接触位置半径
は小さくなり、逆に出力デイスク20との接触位置半径
は大きくなる。すなわち、変速比は大側に変化する。ロ
ーラ支持部材83の回転は延長軸部83cを介してカム136
に伝達され、更にカム136が回転するとリンク142が揺動
し、リンク142の先端は第1図中で右方向へ移動する。
これによりスプール158はスプリング160の力によつて押
されて同様に右方向に移動する。スプール158が図中右
方向に移動するに従つて油路168と油路166との油圧は同
じ油圧に近づき、最終的に油圧値が同じとなつた状態で
安定する。これにより、変速モータ152の回転に応じて
変速比が所定量大きくなり、その状態が維持されること
になる。変速比を小側に変更する場合も変速モータ152
の回転方向が逆になるだけで基本的な作用は同様であ
る。
停止しているときには、皿ばね70の力が初期推力とし
て入力デイスク18に作用している。入力軸14の入力
トルクが上昇すると、カムローラ79の作用により入力
デイスク18がカムフランジ77に追従して回転し、同
時に入力軸14の入力トルクに見合つた推力を発生させ
る。これにより摩擦ローラ22は入力デイスク18と出
力デイスク20とにはさみ付けられて滑ることなく回転
し、入力デイスク18から出力デイスク20への動力伝
達が行われる。例えば変速比を大側に変える場合には、
変速モータ152によつて駆動ロツド154を回転させ、おね
じ部154aとめねじ部156aとのかみ合いによつてスリーブ
156を第1図中右方向へ移動させる。スプール158は直ち
には移動しないのでスプール158とスリーブ156との相対
関係が変化し、油路164から油路168へ通じるすきまが小
さくなり、逆に油路164から油路166へ通じるすきまが拡
大される。これにより油路168の油圧が低下し、油路166
の油圧が上昇する。油路166の油圧は右側の油室130に供
給されており、また油路168の油圧は右側の油室128に供
給されているので、右側のピストン124はこれを上方向
へ移動させようとする力を受ける。一方、左側の油室12
8及び130については油路168及び油路166との接続状態を
上記とは逆としてあるため、左側のピストン124はこれ
を図中下向きに移動させようとする力を受ける。これに
より右側のローラ支持部材83は上向きに移動し、左側
のローラ支持部材83は下向きに移動する。これに伴つ
て摩擦ローラ22に作用する接線方向の力の向きが変わ
るので、左右のローラ支持部材83はそれぞれ回転軸部
83a及び83bを中心として反対方向に回転する。これによ
り摩擦ローラ22の入力デイスク18との接触位置半径
は小さくなり、逆に出力デイスク20との接触位置半径
は大きくなる。すなわち、変速比は大側に変化する。ロ
ーラ支持部材83の回転は延長軸部83cを介してカム136
に伝達され、更にカム136が回転するとリンク142が揺動
し、リンク142の先端は第1図中で右方向へ移動する。
これによりスプール158はスプリング160の力によつて押
されて同様に右方向に移動する。スプール158が図中右
方向に移動するに従つて油路168と油路166との油圧は同
じ油圧に近づき、最終的に油圧値が同じとなつた状態で
安定する。これにより、変速モータ152の回転に応じて
変速比が所定量大きくなり、その状態が維持されること
になる。変速比を小側に変更する場合も変速モータ152
の回転方向が逆になるだけで基本的な作用は同様であ
る。
上記のような動力伝達の際、摩擦ローラ22の入力デイ
スク18及び出力デイスク20との接触部には、次のよ
うにして潤滑油が供給される。すなわち、例えば左側の
摩擦ローラ22の場合、油室130の油が、穴502、穴40
2、穴302、すきま304、穴306、及び穴308を介して供給
され、更にレース312の穴314、ベアリング82及びロー
ラ支持部材83のすきまを通して摩擦ローラ22の周囲
に流出する。この油により摩擦ローラ22と入力デイス
ク18及び出力デイスク20との間の接触部の潤滑が行
われる。ローラ支持部材83が回動して摩擦ローラ22
の入力デイスク18及び出力デイスク20との接触状態
が変つてもローラ支持部材83と摩擦ローラ22との位
置関係は変わらないので常に十分な潤滑が行われる。右
側の摩擦ローラ22についても同様である。なお、穴50
2、穴402、穴302の径は小さいため、潤滑油を供給して
も油室130の油圧が影響を受けることはない。ここで、
第4図に潤滑油路と変速との相対関係を示す。本図は第
1図のIV−IV断面を示すものである。図中(a)は変速比
が最もロー側、(c)は変速比が最もハイ側、(b)はその中
間を示す。固定部材であるアツパーコントロールバルブ
ボデイー200に対してローラ支持部材83とピストン124
とは一体的に変速比がハイ側になるにつれ図中時計方向
に回転する。これより穴302と穴402とで形成される連通
部500は変速比がハイ側になるにつれ絞られることにな
り潤滑油の供給量も減る事になる。よつてベアリング8
2や摩擦ローラ22に大荷重が作用するロー側の変速時
には十分な潤滑油を供給しつつ、荷重の小さいハイ側で
は余分な潤滑油の供給を防止する。尚、前記穴302及び4
02は開度調整手段に相当する。
スク18及び出力デイスク20との接触部には、次のよ
うにして潤滑油が供給される。すなわち、例えば左側の
摩擦ローラ22の場合、油室130の油が、穴502、穴40
2、穴302、すきま304、穴306、及び穴308を介して供給
され、更にレース312の穴314、ベアリング82及びロー
ラ支持部材83のすきまを通して摩擦ローラ22の周囲
に流出する。この油により摩擦ローラ22と入力デイス
ク18及び出力デイスク20との間の接触部の潤滑が行
われる。ローラ支持部材83が回動して摩擦ローラ22
の入力デイスク18及び出力デイスク20との接触状態
が変つてもローラ支持部材83と摩擦ローラ22との位
置関係は変わらないので常に十分な潤滑が行われる。右
側の摩擦ローラ22についても同様である。なお、穴50
2、穴402、穴302の径は小さいため、潤滑油を供給して
も油室130の油圧が影響を受けることはない。ここで、
第4図に潤滑油路と変速との相対関係を示す。本図は第
1図のIV−IV断面を示すものである。図中(a)は変速比
が最もロー側、(c)は変速比が最もハイ側、(b)はその中
間を示す。固定部材であるアツパーコントロールバルブ
ボデイー200に対してローラ支持部材83とピストン124
とは一体的に変速比がハイ側になるにつれ図中時計方向
に回転する。これより穴302と穴402とで形成される連通
部500は変速比がハイ側になるにつれ絞られることにな
り潤滑油の供給量も減る事になる。よつてベアリング8
2や摩擦ローラ22に大荷重が作用するロー側の変速時
には十分な潤滑油を供給しつつ、荷重の小さいハイ側で
は余分な潤滑油の供給を防止する。尚、前記穴302及び4
02は開度調整手段に相当する。
なお、動力伝達の際、第3図に示したワンウエイクラツ
チ31には、フアイナル歯車48によつてかき上げられ
て飛散した油が潤滑用に供給される。すなわち、アイド
ラ軸28の端部にはバツフルプレート29が取り付けら
れており、これにより油を捕集し、アイドラ軸28の中
心部に設けた穴28a及び穴28bによつてワンウエイクラツ
チ31まで油を導くようにしてある。なお、アイドラ軸2
8に設けた穴28c及び28dは後退用クラツチ36に作動圧を
供給する油路である。2つのアイドラ軸28及び38上
の歯車、及びこれらを支持するベアリングなどもフアイ
ナル歯車48によつてかき上げられた油によつて潤滑さ
れる。
チ31には、フアイナル歯車48によつてかき上げられ
て飛散した油が潤滑用に供給される。すなわち、アイド
ラ軸28の端部にはバツフルプレート29が取り付けら
れており、これにより油を捕集し、アイドラ軸28の中
心部に設けた穴28a及び穴28bによつてワンウエイクラツ
チ31まで油を導くようにしてある。なお、アイドラ軸2
8に設けた穴28c及び28dは後退用クラツチ36に作動圧を
供給する油路である。2つのアイドラ軸28及び38上
の歯車、及びこれらを支持するベアリングなどもフアイ
ナル歯車48によつてかき上げられた油によつて潤滑さ
れる。
(ト)考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、ピストンに
作用させる油の一部を変速比に応じてローラ支持部材に
設けた潤滑用の油路を通して摩擦ローラに供給するよう
にしたので、摩擦ローラが作用する荷重に応じて潤滑さ
れ、潤滑油の供給に伴なう動力損失を最少とし且つ、該
ローラの耐久性を向上することができる。
作用させる油の一部を変速比に応じてローラ支持部材に
設けた潤滑用の油路を通して摩擦ローラに供給するよう
にしたので、摩擦ローラが作用する荷重に応じて潤滑さ
れ、潤滑油の供給に伴なう動力損失を最少とし且つ、該
ローラの耐久性を向上することができる。
また、実施例では入力トルクが大きくなる程油圧の高ま
る油室から潤滑油を導く様構成した為、高い効率で潤滑
油が供給できるという効果も達成できる。
る油室から潤滑油を導く様構成した為、高い効率で潤滑
油が供給できるという効果も達成できる。
第1図は本考案の実施例を示す図(第2図のI−I線に
沿う断面図)、第2図は摩擦車式無段変速機構を示す
図、第3図は無段変速機全体を示す図、第4図は、本考
案の開度調整手段を示す図(第1図のIV−IV線に沿う断
面図)である。 18……入力デイスク、20……出力デイスク、22…
…摩擦ローラ、83……ローラ支持部材、83a,83b……
回転軸部、124……ピストン、128,130……油室、302,
304,306,308……油路。
沿う断面図)、第2図は摩擦車式無段変速機構を示す
図、第3図は無段変速機全体を示す図、第4図は、本考
案の開度調整手段を示す図(第1図のIV−IV線に沿う断
面図)である。 18……入力デイスク、20……出力デイスク、22…
…摩擦ローラ、83……ローラ支持部材、83a,83b……
回転軸部、124……ピストン、128,130……油室、302,
304,306,308……油路。
Claims (1)
- 【請求項1】入力デイスクと、出力デイスクと、両デイ
スクに摩擦接触する摩擦ローラと、摩擦ローラを回転自
在に支持すると共に回転軸部を中心として回動可能でか
つ回転軸部軸方向に移動可能なローラ支持部材と、ロー
ラ支持部材を回転軸部軸方向に移動させる油圧シリンダ
のピストンと、を有する摩擦車式無段変速機構におい
て、 ピストンの一方側に形成される油室の油をローラ支持部
材の内部を通して摩擦ローラに隣接する位置まで導く潤
滑用油路を設けると共に該油路中に変速比に応じて油路
開度を変更する開度調整手段を形成したことを特徴とす
る摩擦車式無段変速機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1616888U JPH0611425Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 摩擦車式無段変速機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1616888U JPH0611425Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 摩擦車式無段変速機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01119966U JPH01119966U (ja) | 1989-08-14 |
JPH0611425Y2 true JPH0611425Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31228856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1616888U Expired - Lifetime JPH0611425Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 摩擦車式無段変速機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611425Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5176996B2 (ja) * | 2009-02-04 | 2013-04-03 | 株式会社ジェイテクト | トロイダル型無段変速機 |
JP6087309B2 (ja) * | 2014-03-24 | 2017-03-01 | 本田技研工業株式会社 | 無段変速機 |
WO2023248312A1 (ja) * | 2022-06-20 | 2023-12-28 | 株式会社ユニバンス | 無段変速機 |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP1616888U patent/JPH0611425Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01119966U (ja) | 1989-08-14 |
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