JPH0611426Y2 - 摩擦車式無段変速機構 - Google Patents

摩擦車式無段変速機構

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JPH0611426Y2
JPH0611426Y2 JP12576588U JP12576588U JPH0611426Y2 JP H0611426 Y2 JPH0611426 Y2 JP H0611426Y2 JP 12576588 U JP12576588 U JP 12576588U JP 12576588 U JP12576588 U JP 12576588U JP H0611426 Y2 JPH0611426 Y2 JP H0611426Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、摩擦車式無段変速機構に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の摩擦車式無段変速機構として、特開昭62−28
3256号公報に示されるものがある。この摩擦車式無
段変速機構は、入力ディスクと、出力ディスクと、両デ
ィスクに摩擦接触する摩擦ローラと、摩擦ローラを回転
自在に支持すると共に回転軸部を中心として回動可能で
かつ回転軸部軸方向に移動可能なローラ支持部材と、を
有している。入力ディスク及び出力ディスクと摩擦ロー
ラとの接触面を潤滑するために、ローラ支持部材(トラ
ニオン)に潤滑用油路が設けられており、潤滑用油路の
開口はローラ支持部材の回動に応じて両ディスクと摩擦
ローラとの接触面に向くようにしてある。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来の摩擦車式無段変速機
構には、潤滑用油路の開口は両ディスクと摩擦ローラと
の接触面に向いていても、実際には接触面に十分な潤滑
油が供給されていないという問題点がある。すなわち、
潤滑用油路の開口から接触面に向けて油を吹き出して
も、両ディスクが高速で回転しているため遠心力によっ
て油が吹き飛ばされてしまい、接触部は十分に潤滑され
ていない。本考案はこのような課題を解決することを目
的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、摩擦ローラ又はこれを支持する軸から両ディ
スクと摩擦ローラとの接触部の内周側へ潤滑油を供給す
ることにより、上記課題を解決する。すなわち、本考案
は、入力ディスクと、出力ディスクと、両ディスクに摩
擦接触する一対の摩擦ローラと、摩擦ローラを回転自在
に支持すると共に回転軸部を中心として回動可能でかつ
回転軸部軸方向に移動可能なローラ支持部材と、ローラ
支持部材を回転軸部軸方向に移動させる油圧シリンダ
と、を有する摩擦車式無段変速機構を対象としたもので
あり、一対の摩擦ローラのそれぞれ互いに対面する端面
に開口部を有する潤滑用油路が設けられていることを特
徴としている。なお、潤滑用油路の開口は、摩擦ローラ
を回転自在に支持する軸に設けることもできる。
(ホ)作用 潤滑用油路は摩擦ローラの互いに対面する端面に開口を
有している。従って、潤滑用油路の油はこの開口から両
ディスクと摩擦ローラとの接触部の内周側に供給され
る。供給された潤滑油は両ディスクの回転に伴う遠心力
によって外周側に流れ、その際接触部を潤滑する。変速
比が変化して両ディスクと摩擦ローラとの接触部が変化
しても、接触部の内周側に潤滑油が供給されるので、変
速比にかかわらず確実な潤滑を行うことができる。
摩擦ローラを支持する軸に開口を有する潤滑用油路を設
けた場合にも上記と同様の作用が得られる。
(ヘ)実施例 (第1実施例) 第3図に無段変速機全体の構造を示す。エンジンの出力
軸と一体のドライブプレート10にトルクコンバータ1
2が連結されている。トルクコンバータ12はロックア
ップクラッチ12a付きのものであり、ロックアップ油
室12bの油圧を制御することにより、入力側のポンプ
インペラー12cと出力側のタービンランナー12dと
を機械的に連結し又は切離し可能である。トルクコンバ
ータ12のカバー12eにオイルポンプ駆動軸87が連
結されている。オイルポンプ駆動軸87はオイルポンプ
15と連結され、これを駆動可能である。オイルポンプ
15は後述の摩擦車式無段変速機構16をはさんでトル
クコンバータ12とは反対側に配置されている。また、
トルクコンバータ12のタービンランナー12dは中空
の入力軸14と連結されている。入力軸14には摩擦車
式無段変速機構16が連結されている。摩擦車式無段変
速機構16は、入力ディスク18と、出力ディスク20
と、両者間の回転力を伝達する摩擦ローラ22と、を有
している。入力ディスク18及び出力ディスク20の摩
擦ローラ22との接触面はトロイド面としてある。摩擦
ローラ22の軸24の傾斜は第1図に示す後述の機構に
より調節可能である。入力軸14に対して入力ディスク
18が連結され、一方出力ディスク20には歯車26が
一体に回転するように設けられている。歯車26はアイ
ドラ軸28と一体の歯車30とかみ合っている。アイド
ラ軸28には常時これと一体に回転する歯車32及びア
イドラ軸28に対して回転可能に支持される歯車34が
設けられている。歯車34は後退用クラッチ36によっ
て歯車30と一体に回転するように連結可能である。ア
イドラ軸28はケーシングに取り付けられたワンウェイ
クラッチ31によって前進方向にのみ回転し、逆方向に
は回転しないようにしてある。これは、車輪側からの逆
駆動力によって摩擦車式無段変速機構16がエンジン回
転方向と逆方向に回転することを防止するためである。
アイドラ軸28と平行に配置されたもう1つのアイドラ
軸38には、歯車40が回転可能に支持され、また歯車
42が常時一体に回転するように連結されている。歯車
40は前進用クラッチ44によってアイドラ軸38と一
体に回転するように連結可能である。歯車40は歯車3
2とかみ合っている。歯車42は図示断面の関係上示さ
れていないリバースアイドラ歯車を介して前述の歯車3
4とかみ合っている。歯車42はファイナル歯車48と
常にかみ合っている。ファイナル歯車48には差動装置
50を構成する一対のピニオンギア52及び54が取付
けられており、このピニオンギア52及び54と一対の
サイドギア56及び58がかみ合っており、サイドギア
56及び58はそれぞれ出力軸が連結される。このよう
な構成により、前進用クラッチ44を締結させると出力
軸60及び62が前進方向に回転し、また後退用クラッ
チ36を締結させると出力軸60及び62が後退方向に
回転することになる。また、摩擦車式無段変速機構16
の摩擦ローラ22の入力ディスク18及び出力ディスク
20との接触状態を制御することにより、変速比を連続
的に変えることができる。
第2図に摩擦車式無段変速機構16を詳細に示す。入力
軸14はボールベアリング65及びニードルベアリング
66を介してケーシング67に回転可能に支持されてい
る。なお、入力軸14とボールベアリング65との間に
はスペーサ68が設けられている。スペーサ68と、入
力軸14に対してねじ込まれるローディングナット69
との間には皿ばね70が設けられている。これにより皿
ばね70の反力が入力軸14を図中右方向に押すように
作用する。ローディングナット69は先端が入力軸14
のみぞ14aに入り込むピン71によって緩み止めされ
る。なお、ピン71を入れる穴69aは複数個設けてあ
り、また入力軸14のみぞ14aも複数設けてあり、両
者の組合わせにより、ローディングナット69の固定位
置の細かい調整が可能となっている。ピン71はビス7
2によって抜け止めされている。入力軸14には出力デ
ィスク20がベアリング73を介して回転可能に支持さ
れている。出力ディスク20には、対称位置2箇所に配
置したキー74を介して出力用の歯車26が一体に回転
するように設けられている。歯車26はボールベアリン
グ75を介してケーシング67に支持されている。ま
た、入力軸14には入力ディスク18がベアリング76
を介して回転可能かつ軸方向に移動可能に設けられてい
る。入力ディスク18の背面側、すなわち出力ディスク
20と対面する側とは反対側にカムフランジ77が設け
られている。カムフランジ77は入力軸14とスプライ
ン結合されると共に入力軸14の肩部78によって第2
図中左方向への移動が阻止されている。入力ディスク1
8及びカムフランジ77の互いに対面するカム面18a
及び77a間にカムローラ79が設けられている。カム
面18a及び77aとカムローラ79とは、カムフラン
ジ77と入力ディスク18とが相対回転したときに入力
ディスク18を第1図中で右方向に押圧する力が発生す
るような形状としてある。入力ディスク18及び出力デ
ィスク20の互いに対向する側の面によって形成される
トロイド状のみぞ内に配置される摩擦ローラ22は軸8
0にベアリング81を介して回転可能に支持されてい
る。また、摩擦ローラ22のスラスト方向への支持はボ
ールベアリング82によって行われている。ボールベア
リング82はローラ支持部材83によって支持されてい
る。摩擦ローラ22、ボールベアリング82、ローラ支
持部材83は軸80の両端に設けられるスナップリング
84及び85によって抜け止めされている。入力軸14
の内径部にはスリーブ86が挿入され、スナップリング
97によって抜け止めされている。スリーブ86のそれ
ぞれOリング96及び95が設けられた両端部以外は入
力軸14の内径よりも小径とされており、両者間の断面
環状のすきまによって油路88が構成されている。入力
軸14には、この油路88に連通する半径方向の穴9
4、93、92及び91が設けられている。また、入力
軸14には、ケーシング67の穴90から油を受け入れ
るみぞ101及び穴102が設けられている。みぞ10
1はシールリング103によってシールされている。ス
リーブ86の内径部をオイルポンプ駆動軸87が貫通し
ている。スリーブ86の内径部とオイルポンプ駆動軸8
7の外径部との間の断面環状のすきまによってトルクコ
ンバータ12のロックアップ制御用油圧のための油路8
9が形成される。
第1図に第2図のI−I線に沿う断面を示す。前述のロ
ーラ支持部材83は、上下の回転軸部83a及び83b
において球面軸受110及び112によって回転可能か
つ上下方向に移動可能に支持されている。球面軸受11
0はベアリング支持部材114によって保持され、ベア
リング支持部材114はケーシング67に固着されたリ
ンクポスト116によって支持されている。また、球面
軸受112もベアリング支持部材118によって支持さ
れ、ベアリング支持部材118はアッパーコントロール
バルブボディ200に固着されたリンクポスト120に
よって支持されている。なお、アッパーコントロールバ
ルブボディ200はケーシング67に取り付けられてい
る。ローラ支持部材83は回転軸部83bと同心に設け
られた延長軸部83cを有している。延長軸部83cは
回転軸部83bに別部材を一体に固着することにより構
成されている。延長軸部83cの外周にピストン124
が設けられている。ピストン124はアッパーコントロ
ールバルブボディ200に設けたシリンダ126内には
め合わせてある。ピストン124の上方に油室128が
形成され、ピストン124の下方に油室130が形成さ
れる。図中右側の油室130は、ピストン124に設け
た穴302、ピストン124と延長軸部83cの小径部
との間のすきま304、ローラ支持部材83に設けた穴
306及び308(なお、穴306の開口部はボール3
10によって封鎖されている)によって、穴308の開
口部と連通している。また、ベアリング82のレース3
12には穴314が設けられている。更に摩擦ローラ2
2には、背面側から正面側(他方の摩擦ローラ22に対
面する端面側)に貫通する潤滑用油路350が設けられ
ている。図中左側のローラ支持部材83についてもほぼ
同様の油路(穴302、すきま304、穴306、30
8、穴314及び潤滑用油路350)が設けられている
が、穴302は上側の油室128と連通している点が相
違する。また、穴306と308とは環状のみぞ316
によって接続されている。なお、左右のピストン124
は穴302の位置が異なる以外は同一形状である。ピス
トン124の上端はスペーサ132を介してローラ支持
部材83と接触しており、またピストン124の下端は
スペーサ134を介してカム136と接触している。カ
ム136は延長軸部83cと一体に回転するようにボル
ト138によって取り付けられている。なお、カム13
6が取り付けられているのは第1図中右側の延長軸部8
3cであり、左側の延長軸部83cには設けられていな
い。なお、これ以外の点については左右の摩擦ローラ2
2、ローラ支持部材83などは基本的に対称としてあ
る。なお、軸80の摩擦ローラ22を支持する部分80
aとローラ支持部材83に支持される部分80bとは偏
心させてある。カム136は斜面140を有しており、
これにリンク142が接触している。これによりカム1
36を回転させることによりリンク142を揺動させる
ことができる。アッパーコントロールバルブボディ20
0の下面にセパレートプレート202を介してロワーコ
ントロールバルブボディ144が取り付けられており、
このバルブボディ144、カム136などを収容するよ
うにオイルパン146がケーシング67に取り付けられ
ている。ロワーコントロールバルブボディ144に変速
制御弁150が設けられている。変速制御弁150は、
変速モータ152によって回転駆動される駆動ロッド1
54と、スリーブ156と、スリーブ156の内径部に
はめ合わされるスプール158と、スプール158を図
中右方向に押圧するスプリング160と、を有してい
る。駆動ロッド154は先端におねじ部154aを有し
ており、これがスリーブ156のめねじ部156aとか
み合っている。スリーブ156は軸方向のみぞ156b
を有しており、このみぞ156b内にロワーコントロー
ルバルブボディ144に固着されたピン162が入り込
んでいる。これによりスリーブ156は回転することな
く軸方向に移動するようになっている。スプール158
のスプリング160と接触する側とは反対側の端部15
8aは前述のリンク142にスプリング160の力によ
って押圧されている。スプール158はランド158a
及び158bを有しており、これによりそれぞれ油路1
66及び168と連通したポートの開度を調節可能であ
る。スプール158は安定状態では常にスリーブ156
に対して図示のような所定の軸方向位置にあり、油路1
66及び168に同じ圧力の油圧を供給し、また、スプ
ール158は非安定状態ではその位置に応じて油路16
4から供給されるライン圧を油路166及び油路168
に配分する。油路168は図中右側の油室128及び図
中左側の油室130に接続されている。また、油路16
6は図中右側の油室130及び図中左側の油室128に
接続されている。
次にこの実施例の作用について説明する。入力軸14が
停止しているときには、皿ばね70の力が初期推力とし
て入力ディスク18に作用している。入力軸14の回転
が上昇すると、カムローラ79の作用により入力ディス
ク18がカムフランジ77に追従して回転し、同時に入
力軸14の入力トルクに見合った推力を発生させる。こ
れにより摩擦ローラ22は入力ディスク18と出力ディ
スク20とにはさみ付けられて滑ることなく回転し、入
力ディスク18から出力ディスク20への動力伝達が行
われる。例えば変速比を大側に変える場合には、変速モ
ータ152によって駆動ロッド154を回転させ、おね
じ部154aとめねじ部156aとのかみ合いによって
スリーブ156を第1図中右方向へ移動させる。スプー
ル158は直ちには移動しないのでスプール158とス
リーブ156との相対関係が変化し、油路164から油
路168へ通じるすきまが小さくなり、逆に油路164
から油路166へ通じるすきまが拡大される。これによ
り油路168の油圧が低下し、油路166の油圧が上昇
する。油路166の油圧は右側の油室130に供給され
ており、また油路168の油圧は右側の油室128に供
給されているので、右側のピストン124はこれを上方
向へ移動させようとする力を受ける。一方、左側の油室
128及び130については油路168及び油路166
との接続状態を上記とは逆としてあるため、左側のピス
トン124はこれを図中下向きに移動させようとする力
を受ける。これにより右側のローラ支持部材83は上向
きに移動し、左側のローラ支持部材83は下向きに移動
する。これに伴って摩擦ローラ22に作用する接線方向
の力の向きが変わるので、左右のローラ支持部材83は
それぞれ回転軸部83a及び83bを中心として反対方
向に回転する。これにより摩擦ローラ22の入力ディス
ク18との接触位置半径は小さくなり、逆に出力ディス
ク20との接触位置半径は大きくなる。すなわち、変速
比は大側に変化する。ローラ支持部材83の回転は延長
軸部83cを介してカム136に伝達され、更にカム1
36が回転するとリンク142が揺動し、リンク142
の先端は第1図中で右方向へ移動する。これによりスプ
ール158はスプリング160の力によって押されて同
様に右方向に移動する。スプール158が図中右方向に
移動するに従って油路168と油路166との油圧は同
じ油圧に近づき、最終的に油圧値が同じとなった状態で
安定する。これにより、変速モータ152の回転に応じ
て変速比が所定量大きくなり、その状態が維持されるこ
とになる。変速比を小側に変更する場合も変速モータ1
52の回転方向が逆になるだけで基本的な作用は同様で
ある。
上記のような動力伝達の際、摩擦ローラ22の入力ディ
スク18及び出力ディスク20との接触部には、次のよ
うにして潤滑油が供給される。すなわち、例えば第1図
中で右側の摩擦ローラ22の場合、油室130の油が、
穴302、すきま304、穴306、穴308、穴31
4及び潤滑用油路350を介して摩擦ローラ22の入力
ディスク18及び出力ディスク20との接触部の内周側
に流出する。油は入力ディスク18及び出力ディスク2
0の回転に伴なう遠心力によって内周側から外周側に流
れ、摩擦ローラ22と入力ディスク18及び出力ディス
ク20との間の接触部の潤滑が行われる。ローラ支持部
材83が回動して摩擦ローラ22の入力ディスク18及
び出力ディスク20との接触状態が変っても、油は常に
接触部の内周側に供給されるので、十分な潤滑が行われ
る。左側の摩擦ローラ22についても同様である。な
お、穴302の径は小さいため、潤滑油を供給しても油
室130の油圧が影響を受けることはない。
(第2実施例) 第4及び5図に第2実施例を示す。この第2実施例は、
摩擦ローラ22を支持する軸80に、潤滑用油路350
を設けたものである。これによっても第1実施例と同一
の作用・効果を得ることができる。
(ト)考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、摩擦ローラ
又はこれを支持する軸に設けた潤滑用油路を通して摩擦
ローラとディスクとの接触部の内周側に油を供給するよ
うにしたので、摩擦ローラが常時十分に潤滑され、耐久
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例を示す図(第2図のI-I線に沿
う断面図)、第2図は摩擦車式無段変速機構を示す図、
第3図は無段変速機全体を示す図、第4図は第2実施例
を示す図(第5図のIV-IV線に沿う断面図)、第5図は
第2実施例を示す図である。 18……入力ディスク、20……出力ディスク、22…
…摩擦ローラ、83……ローラ支持部材、83a,83
b……回転軸部、124……ピストン、128,130
……油室、350……潤滑用油路。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ディスクと、出力ディスクと、両ディ
    スクに摩擦接触する一対の摩擦ローラと、摩擦ローラを
    回転自在に支持すると共に回転軸部を中心として回動可
    能でかつ回転軸部軸方向に移動可能なローラ支持部材
    と、ローラ支持部材を回転軸部軸方向に移動させる油圧
    シリンダと、を有する摩擦車式無段変速機構において、 一対の摩擦ローラのそれぞれ互いに対面する端面に開口
    部を有する潤滑用油路が設けられていることを特徴とす
    る摩擦車式無段変速機構。
  2. 【請求項2】入力ディスクと、出力ディスクと、両ディ
    スクに摩擦接触する一対の摩擦ローラと、摩擦ローラを
    回転自在に支持すると共に回転軸部を中心として回動可
    能でかつ回転軸部軸方向に移動可能なローラ支持部材
    と、ローラ支持部材を回転軸部軸方向に移動させる油圧
    シリンダと、を有する摩擦車式無段変速機構において、 摩擦ローラを回転自在に支持する軸の、摩擦ローラから
    これの対面する摩擦ローラ側へ突出した部分に開口を有
    する潤滑用油路が設けられていることを特徴とする摩擦
    車式無段変速機構。
JP12576588U 1988-09-28 1988-09-28 摩擦車式無段変速機構 Expired - Lifetime JPH0611426Y2 (ja)

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