JP6380502B2 - 車両の駆動装置及びその組付け方法 - Google Patents
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Description
差動装置の出力部と駆動輪を連結するドライブシャフトと、
前記ドライブシャフト上に配設されたモータ部と、
前記モータ部の出力部と前記差動装置の入力部とを連結し、前記ドライブシャフト上において前記モータ部よりも軸方向差動装置側に配設された減速機構部と、
前記ドライブシャフト上において前記減速機構部よりも軸方向差動装置側に配設されたオイルポンプと、
前記ドライブシャフトの外周と前記減速機構部及び前記モータ部の内周との間を通って軸方向に延びるように配設された内側筒状部材と、
前記内側筒状部材の外周と前記減速機構部及び前記モータ部の内周との間を通って軸方向に延びるように配設された外側筒状部材と、
前記オイルポンプから吐出されたオイルが導入されるように前記内側筒状部材と前記外側筒状部材との間に形成された油路と、
前記油路と前記外側筒状部材の外側空間とを連通させるように前記外側筒状部材に設けられた複数の連通部と、を備えたことを特徴とする。
前記内側筒状部材と前記外側筒状部材とを一体化してなる二重管ユニットを備え、
前記モータ部が位置する軸方向領域と、前記モータ部よりも差動装置側に位置する軸方向領域とを合わせた全領域における前記二重管ユニットの最大径部は、前記減速機構部の内径及び前記モータ部の内径よりも小さいことを特徴とする。
前記二重管ユニットは、前記内側筒状部材又は前記外側筒状部材の外側にベアリングを介して嵌合されたカバー部材を更に備え、
前記カバー部材は、前記モータ部を収容するケースの軸方向反差動装置側に取り付けられていることを特徴とする。
前記減速機構部は、軸方向に延びるスリーブ状の出力要素を備え、
前記出力要素に、前記オイルポンプから吐出されたオイルを前記出力要素の外側から内側に導くオイル供給孔が設けられ、
前記内側筒状部材は、前記オイル供給孔よりも軸方向差動装置側に位置するシール部材を介して前記出力要素の内側に嵌合され、
前記外側筒状部材は、前記オイル供給孔よりも軸方向反差動装置側に位置するシール部材を介して前記出力要素の内側に嵌合されていることを特徴とする。
前記減速機構部の出力要素と前記内側筒状部材とは、軸方向の相対移動を許容し且つ相対回転を規制する連結部を介して、相互に連結されていることを特徴とする。
前記複数の連通部は、前記外側筒状部材における前記減速機構部の内周との対向部に設けられた複数の第1連通孔と、前記外側筒状部材における前記モータ部の内周との対向部に設けられた複数の第2連通孔とを備え、
前記第2連通孔は、前記第1連通孔よりも大径であることを特徴とする。
差動装置の出力部と駆動輪を連結するドライブシャフトと、前記ドライブシャフト上に配設されたモータ部と、前記モータ部の出力部と前記差動装置の入力部とを連結し、前記ドライブシャフト上において前記モータ部よりも軸方向差動装置側に配設された減速機構部と、前記ドライブシャフト上において前記減速機構部よりも軸方向差動装置側に配設されたオイルポンプと、を備えた車両の駆動装置の組付け方法であって、
複数の連通孔を有する外側筒状部材を内側筒状部材の外側に嵌合させて、前記オイルポンプから吐出されたオイルを前記内側筒状部材と前記外側筒状部材との間に導入するための導入部が軸方向の一端側に形成されるように、前記内側筒状部材と前記外側筒状部材とを接合することで、二重管ユニットを形成し、
前記減速機構部及び前記モータ部が相互に組み付けられた状態で、前記二重管ユニットの前記一端側を、反差動装置側から前記モータ部及び前記減速機構部の内側に挿入して、前記減速機構部の出力要素に連結させ、
前記二重管ユニットが前記減速機構部の出力要素に連結された状態で、前記ドライブシャフトの一端側を、反差動装置側から前記内側筒状部材の内側に挿入して前記差動装置の出力部に組み付けることを特徴とする。
図1に示すように、本実施形態に係る車両の駆動装置1は、FF式のハイブリッド車に搭載されるものであり、車両走行用の駆動源として、例えばエンジンルームに搭載されたエンジン2と、例えば右側の駆動輪36に連結されたドライブシャフト30上に配設されたモータ部51とを備えている。ただし、モータ部51は、左側の駆動輪46に連結されたドライブシャフト40上に配設されてもよい。
以下、モータユニット50及びこれに関連する構成について、実施形態毎に説明する。
図2〜図6を参照しながら、第1実施形態におけるモータユニット50及びこれに関連する構成について説明する。なお、図6では、後述の二重管構造を構成する部材のみが実線で図示され、これら以外の部材は、二点鎖線で図示されている。
図2に示すように、モータユニット50のユニットケース110は、相互に結合された複数のケース部材111,112,113,114で構成されている。ユニットケース110の軸方向反差動装置10側には、ユニットカバー120が取り付けられている。
続いて、モータユニット50における減速機構部60及びモータ部51へのオイル供給に関連する構成について説明する。
図7を参照しながら、第2実施形態における前記二重管構造に関する構成について説明する。なお、図7では、後述の二重管ユニットを構成する部材のみが実線で図示され、その他の部材は、二点鎖線で図示されている。また、第1実施形態と同様の構成要素については、図7において同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
図8を参照しながら、第3実施形態における前記二重管構造に関する構成について説明する。なお、図8では、二重管ユニットを構成する部材のみが実線で図示され、その他の部材は、二点鎖線で図示されている。また、第1実施形態と同様の構成要素については、図8において同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
図9を参照しながら、第4実施形態における前記二重管構造に関する構成について説明する。なお、図9では、二重管ユニットを構成する部材のみが実線で図示され、その他の部材は、二点鎖線で図示されている。また、第1実施形態と同様の構成要素については、図9において同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
図10を参照しながら、第5実施形態における前記二重管構造に関する構成について説明する。なお、図10では、二重管ユニットを構成する部材のみが実線で図示され、その他の部材は、二点鎖線で図示されている。また、第1実施形態と同様の構成要素については、図10において同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
図11を参照しながら、第6実施形態における前記二重管構造に関する構成について説明する。なお、図11では、二重管ユニットを構成する部材のみが実線で図示され、その他の部材は、二点鎖線で図示されている。また、第1実施形態と同様の構成要素については、図11において同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
2 エンジン
3 トランスアクスル
4 トランスアクスルケース
5 トルクコンバータ
6 変速機
10 差動装置
12 デフケース(差動装置の入力部)
18 サイドギヤ(差動装置の出力部)
30,40 ドライブシャフト
31,41 デフ側シャフト部材
32,42 中間シャフト部材
33,43 駆動輪側シャフト部材
36,46 駆動輪
50 モータユニット
51 モータ部
51a 第1モータ
51b 第2モータ
52a,52b ステータ
53a,53b ロータ
54 出力軸(モータ部の出力部)
60 減速機構部
60a 第1プラネタリギヤ機構
60b 第2プラネタリギヤ機構
63b 第2キャリヤ
68 スリーブ(減速機構部の出力要素)
70 オイルポンプ
81 オイル供給孔
110 ユニットケース
121 カバー部材
131 内側筒状部材
131a 内側筒状部材の拡径部
131b 連結部
132 外側筒状部材
141 Oリング(シール部材)
144 ベアリング
152 油路
171,172,173 第1連通孔(連通部)
181,182,183,184 第2連通孔(連通部)
190 第3連通孔(連通部)
200 二重管ユニット
231 内側筒状部材
232 外側筒状部材
234 環状部材
240 Oリング(シール部材)
300 二重管ユニット
331 内側筒状部材
332 外側筒状部材
332a 突出部
340 Oリング(シール部材)
400 二重管ユニット
431 内側筒状部材
432 外側筒状部材
440 Oリング(シール部材)
480 オイル導入孔
500 二重管ユニット
531 内側筒状部材
532 外側筒状部材
532a 突出部
540 Oリング(シール部材)
580 オイル導入孔
600 二重管ユニット
631 内側筒状部材
632 外側筒状部材
632a 突出部
632b 突出部
640 Oリング(シール部材)
Claims (7)
- 差動装置の出力部と駆動輪を連結するドライブシャフトと、
前記ドライブシャフト上に配設されたモータ部と、
前記モータ部の出力部と前記差動装置の入力部とを連結し、前記ドライブシャフト上において前記モータ部よりも軸方向差動装置側に配設された減速機構部と、
前記ドライブシャフト上において前記減速機構部よりも軸方向差動装置側に配設されたオイルポンプと、
前記ドライブシャフトの外周と前記減速機構部及び前記モータ部の内周との間を通って軸方向に延びるように配設された内側筒状部材と、
前記内側筒状部材の外周と前記減速機構部及び前記モータ部の内周との間を通って軸方向に延びるように配設された外側筒状部材と、
前記オイルポンプから吐出されたオイルが導入されるように前記内側筒状部材と前記外側筒状部材との間に形成された油路と、
前記油路と前記外側筒状部材の外側空間とを連通させるように前記外側筒状部材に設けられた複数の連通部と、を備えたことを特徴とする車両の駆動装置。 - 前記内側筒状部材と前記外側筒状部材とを一体化してなる二重管ユニットを備え、
前記モータ部が位置する軸方向領域と、前記モータ部よりも差動装置側に位置する軸方向領域とを合わせた全領域における前記二重管ユニットの最大径部は、前記減速機構部の内径及び前記モータ部の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動装置。 - 前記二重管ユニットは、前記内側筒状部材又は前記外側筒状部材の外側にベアリングを介して嵌合されたカバー部材を更に備え、
前記カバー部材は、前記モータ部を収容するケースの軸方向反差動装置側に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両の駆動装置。 - 前記減速機構部は、軸方向に延びるスリーブ状の出力要素を備え、
前記出力要素に、前記オイルポンプから吐出されたオイルを前記出力要素の外側から内側に導くオイル供給孔が設けられ、
前記内側筒状部材は、前記オイル供給孔よりも軸方向差動装置側に位置するシール部材を介して前記出力要素の内側に嵌合され、
前記外側筒状部材は、前記オイル供給孔よりも軸方向反差動装置側に位置するシール部材を介して前記出力要素の内側に嵌合されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両の駆動装置。 - 前記減速機構部の出力要素と前記内側筒状部材とは、軸方向の相対移動を許容し且つ相対回転を規制する連結部を介して、相互に連結されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両の駆動装置。
- 前記複数の連通部は、前記外側筒状部材における前記減速機構部の内周との対向部に設けられた複数の第1連通孔と、前記外側筒状部材における前記モータ部の内周との対向部に設けられた複数の第2連通孔とを備え、
前記第2連通孔は、前記第1連通孔よりも大径であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両の駆動装置。 - 差動装置の出力部と駆動輪を連結するドライブシャフトと、前記ドライブシャフト上に配設されたモータ部と、前記モータ部の出力部と前記差動装置の入力部とを連結し、前記ドライブシャフト上において前記モータ部よりも軸方向差動装置側に配設された減速機構部と、前記ドライブシャフト上において前記減速機構部よりも軸方向差動装置側に配設されたオイルポンプと、を備えた車両の駆動装置の組付け方法であって、
複数の連通孔を有する外側筒状部材を内側筒状部材の外側に嵌合させて、前記オイルポンプから吐出されたオイルを前記内側筒状部材と前記外側筒状部材との間に導入するための導入部が軸方向の一端側に形成されるように、前記内側筒状部材と前記外側筒状部材とを接合することで、二重管ユニットを形成し、
前記減速機構部及び前記モータ部が相互に組み付けられた状態で、前記二重管ユニットの前記一端側を、反差動装置側から前記モータ部及び前記減速機構部の内側に挿入して、前記減速機構部の出力要素に連結させ、
前記二重管ユニットが前記減速機構部の出力要素に連結された状態で、前記ドライブシャフトの一端側を、反差動装置側から前記内側筒状部材の内側に挿入して前記差動装置の出力部に組み付けることを特徴とする車両の駆動装置の組付け方法。
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