JPH0636459A - デジタル磁気再生装置 - Google Patents
デジタル磁気再生装置Info
- Publication number
- JPH0636459A JPH0636459A JP21341092A JP21341092A JPH0636459A JP H0636459 A JPH0636459 A JP H0636459A JP 21341092 A JP21341092 A JP 21341092A JP 21341092 A JP21341092 A JP 21341092A JP H0636459 A JPH0636459 A JP H0636459A
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- Digital Magnetic Recording (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 デジタル磁気記録再生装置において、可変ピ
ッチ再生時のイコライジング特性を均一にすること。 【構成】 デジタル磁気記録再生装置に、キー入力部
5,可変ピッチ設定部6,イコライザ部4を設ける。キ
ー入力部5から磁気テープ1を増速又は減速させるよう
可変ピッチを設定する。そうすれば可変ピッチ設定部6
はサーボ制御信号及びピッチ速度信号を、サーボ回路部
7及びD/A変換器8に夫々出力する。サーボ回路部7
は磁気テープの走行速度を指示された可変ピッチで制御
する。イコライザ部4は、再生アンプ3の出力を可変ピ
ッチ設定部6の出力するピッチ速度信号により、テープ
の増速時には高域側の利得を上げ、減速時には低域側の
利得を上げる。このようにすると周波数特性の平坦な再
生信号が出力される。
ッチ再生時のイコライジング特性を均一にすること。 【構成】 デジタル磁気記録再生装置に、キー入力部
5,可変ピッチ設定部6,イコライザ部4を設ける。キ
ー入力部5から磁気テープ1を増速又は減速させるよう
可変ピッチを設定する。そうすれば可変ピッチ設定部6
はサーボ制御信号及びピッチ速度信号を、サーボ回路部
7及びD/A変換器8に夫々出力する。サーボ回路部7
は磁気テープの走行速度を指示された可変ピッチで制御
する。イコライザ部4は、再生アンプ3の出力を可変ピ
ッチ設定部6の出力するピッチ速度信号により、テープ
の増速時には高域側の利得を上げ、減速時には低域側の
利得を上げる。このようにすると周波数特性の平坦な再
生信号が出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声及び映像のデジタ
ルデータを可変ピッチで記録又は再生することのできる
デジタル磁気再生装置に関するものである。
ルデータを可変ピッチで記録又は再生することのできる
デジタル磁気再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アナログからデジタル記録方式へ
の変化や、高密度記録技術の発達に伴い、磁気テープを
記録媒体とするデジタル磁気再生装置が普及しつつあ
る。主なデジタル磁気再生装置として、例えばデジタル
オーディオテープレコーダ(以下DATと略す)やデジ
タルビデオテープレコーダ等がある。
の変化や、高密度記録技術の発達に伴い、磁気テープを
記録媒体とするデジタル磁気再生装置が普及しつつあ
る。主なデジタル磁気再生装置として、例えばデジタル
オーディオテープレコーダ(以下DATと略す)やデジ
タルビデオテープレコーダ等がある。
【0003】デジタル磁気再生装置には夫々のフォーマ
ットで定められた記録再生の定常速度がある。固定ヘッ
ド式デジタル磁気再生装置の記録再生速度は、テープ自
身の走行速度によって決まり、回転ヘッド式デジタル磁
気再生装置の記録再生速度は、テープ速度とヘッド速度
との合成速度によって決まる。これらの記録再生装置で
は、通常は定常速度で記録や再生が行われる。
ットで定められた記録再生の定常速度がある。固定ヘッ
ド式デジタル磁気再生装置の記録再生速度は、テープ自
身の走行速度によって決まり、回転ヘッド式デジタル磁
気再生装置の記録再生速度は、テープ速度とヘッド速度
との合成速度によって決まる。これらの記録再生装置で
は、通常は定常速度で記録や再生が行われる。
【0004】デジタル磁気再生装置では定常速度再生の
際、磁気ヘッドによりテープから再生される高周波の信
号は制限された周波数帯域幅で再生される。図2はデジ
タル磁気再生装置における磁気ヘッドの再生周波数特性
を示す説明図である。本図において、横軸は再生周波数
を対数値で示し、縦軸は再生出力電圧(dB)である。
本図に示すように磁気ヘッドは特定のピークを有する周
波数特性を持っており、周波数帯域幅A内のピークの前
後で再生出力が低下する。
際、磁気ヘッドによりテープから再生される高周波の信
号は制限された周波数帯域幅で再生される。図2はデジ
タル磁気再生装置における磁気ヘッドの再生周波数特性
を示す説明図である。本図において、横軸は再生周波数
を対数値で示し、縦軸は再生出力電圧(dB)である。
本図に示すように磁気ヘッドは特定のピークを有する周
波数特性を持っており、周波数帯域幅A内のピークの前
後で再生出力が低下する。
【0005】このようにピークの前後で再生出力が低下
すると、再生データの誤りによりビットエラーレートが
増加する。このためデジタル磁気再生装置にはイコライ
ザが設けられている。イコライザは磁気ヘッドの再生出
力を周波数補償し、再生周波数帯域幅A内での周波数特
性が平坦になるように変換するものである。図3はこの
イコライザで周波数特性を補償した状態を示す説明図で
ある。本図に示すように再生信号をイコライザに通すこ
とにより、再生周波数帯域内の信号出力レベル差が小さ
くなり、帯域全般で良好な再生信号出力が得られる。通
常のイコライジング特性は、出力信号のレベルが定常速
度再生での周波数帯域幅で最適になるように調整され
る。
すると、再生データの誤りによりビットエラーレートが
増加する。このためデジタル磁気再生装置にはイコライ
ザが設けられている。イコライザは磁気ヘッドの再生出
力を周波数補償し、再生周波数帯域幅A内での周波数特
性が平坦になるように変換するものである。図3はこの
イコライザで周波数特性を補償した状態を示す説明図で
ある。本図に示すように再生信号をイコライザに通すこ
とにより、再生周波数帯域内の信号出力レベル差が小さ
くなり、帯域全般で良好な再生信号出力が得られる。通
常のイコライジング特性は、出力信号のレベルが定常速
度再生での周波数帯域幅で最適になるように調整され
る。
【0006】さて、デジタル磁気再生装置には可変ピッ
チ再生機能を有しているものがある。これは定常速度再
生に対して例えば+15%から−15%までを 0.1%きざみ
等で定常速度を可変にする機能であり、各機器によりそ
の可変幅やきざみ幅は異なる。可変ピッチ再生は例えば
2時間テープを1時間55分で再生したい場合等、再生時
間軸を圧縮及び伸張させるために用いられる。更に、再
生されるデータが音声データの場合には、音程を変える
ために使用することができ、録音スタジオ等の業務機器
に必要な機能である。
チ再生機能を有しているものがある。これは定常速度再
生に対して例えば+15%から−15%までを 0.1%きざみ
等で定常速度を可変にする機能であり、各機器によりそ
の可変幅やきざみ幅は異なる。可変ピッチ再生は例えば
2時間テープを1時間55分で再生したい場合等、再生時
間軸を圧縮及び伸張させるために用いられる。更に、再
生されるデータが音声データの場合には、音程を変える
ために使用することができ、録音スタジオ等の業務機器
に必要な機能である。
【0007】図4(a)〜(c)は可変ピッチの再生信
号の周波数帯域の変化を示す説明図である。再生又は記
録時の磁気テープの走行速度を増加させる場合、即ち可
変ピッチが+の場合には、図4(b)の実線部分のよう
に定常速度再生時の周波数帯域Aに対して再生帯域が高
い帯域Bに移動する。又、可変ピッチが−の場合には図
4(c)に示すように、周波数帯域Aに対して再生帯域
が低い帯域Cに移動する。
号の周波数帯域の変化を示す説明図である。再生又は記
録時の磁気テープの走行速度を増加させる場合、即ち可
変ピッチが+の場合には、図4(b)の実線部分のよう
に定常速度再生時の周波数帯域Aに対して再生帯域が高
い帯域Bに移動する。又、可変ピッチが−の場合には図
4(c)に示すように、周波数帯域Aに対して再生帯域
が低い帯域Cに移動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
のデジタル磁気再生装置では、イコライザの周波数特性
は定常速度再生の帯域内で最適になるように調整されて
いるため、可変ピッチで再生をすると再生周波数帯域の
両端部の特性が大幅に変化する。即ち、定常速度再生で
の周波数帯域で調整されたイコライザを用いると、イコ
ライジング後の周波数特性が最適にならず、特に定常速
度再生での周波数帯域Aより高い帯域や低い帯域の再生
出力が低下してしまうという問題点を有していた。
のデジタル磁気再生装置では、イコライザの周波数特性
は定常速度再生の帯域内で最適になるように調整されて
いるため、可変ピッチで再生をすると再生周波数帯域の
両端部の特性が大幅に変化する。即ち、定常速度再生で
の周波数帯域で調整されたイコライザを用いると、イコ
ライジング後の周波数特性が最適にならず、特に定常速
度再生での周波数帯域Aより高い帯域や低い帯域の再生
出力が低下してしまうという問題点を有していた。
【0009】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、可変ピッチ再生時でもイコライ
ジング後の周波数特性を最適にすることができるデジタ
ル磁気再生装置を提供することを目的とする。
なされたものであって、可変ピッチ再生時でもイコライ
ジング後の周波数特性を最適にすることができるデジタ
ル磁気再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は磁気記録媒体に
記録されたデジタル信号を磁気ヘッドより再生するデジ
タル磁気再生装置であって、磁気テープ再生時の増速又
は減速の割合を示す可変ピッチを入力する入力部と、入
力部の出力をサーボ制御信号とピッチ速度信号に夫々変
換する可変ピッチ設定部と、可変ピッチ設定部の出力す
るサーボ制御信号に基づき、磁気テープと磁気ヘッドの
相対走査速度を制御するサーボ回路部と、可変ピッチ設
定部の出力するピッチ速度信号に基づき、磁気テープの
増速時には再生帯域の高域側の利得を上げ、磁気テープ
の減速時には再生帯域の低域側の利得を上げて、磁気ヘ
ッドから出力される再生信号の周波数特性を補正するイ
コライザ部と、を具備することを特徴とするものであ
る。
記録されたデジタル信号を磁気ヘッドより再生するデジ
タル磁気再生装置であって、磁気テープ再生時の増速又
は減速の割合を示す可変ピッチを入力する入力部と、入
力部の出力をサーボ制御信号とピッチ速度信号に夫々変
換する可変ピッチ設定部と、可変ピッチ設定部の出力す
るサーボ制御信号に基づき、磁気テープと磁気ヘッドの
相対走査速度を制御するサーボ回路部と、可変ピッチ設
定部の出力するピッチ速度信号に基づき、磁気テープの
増速時には再生帯域の高域側の利得を上げ、磁気テープ
の減速時には再生帯域の低域側の利得を上げて、磁気ヘ
ッドから出力される再生信号の周波数特性を補正するイ
コライザ部と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、入力
部により磁気テープの増速又は減速の割合を示す可変ピ
ッチを入力すると、可変ピッチ設定部は入力部の出力を
サーボ制御信号とピッチ速度信号に夫々変換する。そし
て磁気テープの再生出力はイコライザ部に与えられる。
イコライザ部は可変ピッチ設定部の出力するピッチ速度
信号に基づき、再生信号の周波数特性を補正する。この
とき、磁気テープの増速時には再生帯域の高域側の利得
を上げ、磁気テープの減速時には再生帯域の低域側の利
得を上げる。このようなイコライジングを行うと、所望
の帯域で周波数特性の平坦な再生特性が得られる。
部により磁気テープの増速又は減速の割合を示す可変ピ
ッチを入力すると、可変ピッチ設定部は入力部の出力を
サーボ制御信号とピッチ速度信号に夫々変換する。そし
て磁気テープの再生出力はイコライザ部に与えられる。
イコライザ部は可変ピッチ設定部の出力するピッチ速度
信号に基づき、再生信号の周波数特性を補正する。この
とき、磁気テープの増速時には再生帯域の高域側の利得
を上げ、磁気テープの減速時には再生帯域の低域側の利
得を上げる。このようなイコライジングを行うと、所望
の帯域で周波数特性の平坦な再生特性が得られる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例におけるデジタル磁気再
生装置について図面を参照しつつ説明する。図1は本実
施例のデジタル磁気再生装置の構成を示すブロック図で
ある。尚ここでのデジタル磁気再生装置は、回転ヘッド
型のものとして説明するが、固定ヘッド型のものでも図
1に示す各ブロックの構成は同一である。
生装置について図面を参照しつつ説明する。図1は本実
施例のデジタル磁気再生装置の構成を示すブロック図で
ある。尚ここでのデジタル磁気再生装置は、回転ヘッド
型のものとして説明するが、固定ヘッド型のものでも図
1に示す各ブロックの構成は同一である。
【0013】図1において、磁気テープ1はヘリカル走
査のトラックにデジタルデータを記録するテープであ
る。この磁気テープ1は図示しない回転シリンダに回巻
され、供給リールから巻取リールに供給される。磁気ヘ
ッド2は磁気テープ1の信号を再生(及び記録)するヘ
ッドであり、回転シリンダに取付けられる。再生アンプ
3は磁気ヘッド2からの再生出力を増幅するアンプであ
り、その出力はイコライザ部4に出力される。イコライ
ザ部4は増幅回路4aと周波数制御回路4bを有し、外
部からのピッチ速度信号に基づき、磁気テープ1の増速
時には再生帯域の高域側の利得を上げ、磁気テープ1の
減速時には再生帯域の低域側の利得を上げて、磁気ヘッ
ド2から出力される再生信号の周波数特性を補正する回
路である。イコライザ部4は例えば可変容量ダイオード
等を有するアクティブフィルタで構成され、この可変容
量ダイオードに入力する制御電圧によりフィルタの周波
数特性が制御される。
査のトラックにデジタルデータを記録するテープであ
る。この磁気テープ1は図示しない回転シリンダに回巻
され、供給リールから巻取リールに供給される。磁気ヘ
ッド2は磁気テープ1の信号を再生(及び記録)するヘ
ッドであり、回転シリンダに取付けられる。再生アンプ
3は磁気ヘッド2からの再生出力を増幅するアンプであ
り、その出力はイコライザ部4に出力される。イコライ
ザ部4は増幅回路4aと周波数制御回路4bを有し、外
部からのピッチ速度信号に基づき、磁気テープ1の増速
時には再生帯域の高域側の利得を上げ、磁気テープ1の
減速時には再生帯域の低域側の利得を上げて、磁気ヘッ
ド2から出力される再生信号の周波数特性を補正する回
路である。イコライザ部4は例えば可変容量ダイオード
等を有するアクティブフィルタで構成され、この可変容
量ダイオードに入力する制御電圧によりフィルタの周波
数特性が制御される。
【0014】一方、キー入力部5は磁気テープ1の走行
速度の変化分を入力する入力部であり、例えばテンキー
により構成される。従来例と同様定常速度再生に対し、
+15%から−15%までの範囲で可変でき、例えば 0.1%
きざみで設定できるものとする。キー入力部5の出力は
可変ピッチ設定部6に出力される。可変ピッチ設定部6
はキー入力の信号が与えられると、指定された速度の走
査に必要なサーボ制御信号と、デジタルのピッチ速度信
号を生成するものである。サーボ回路部7は可変ピッチ
設定部6の出力するサーボ制御信号をモータ駆動に必要
な制御信号に変換して、回転シリンダのスピンドルモー
タ及び供給又は巻取リールモータを駆動するものであ
る。又、D/A変換器8は可変ピッチ設定部6の出力す
るデジタルのピッチ速度信号をアナログ信号に変換する
ものであり、その出力はイコライザ部4に与えられる。
速度の変化分を入力する入力部であり、例えばテンキー
により構成される。従来例と同様定常速度再生に対し、
+15%から−15%までの範囲で可変でき、例えば 0.1%
きざみで設定できるものとする。キー入力部5の出力は
可変ピッチ設定部6に出力される。可変ピッチ設定部6
はキー入力の信号が与えられると、指定された速度の走
査に必要なサーボ制御信号と、デジタルのピッチ速度信
号を生成するものである。サーボ回路部7は可変ピッチ
設定部6の出力するサーボ制御信号をモータ駆動に必要
な制御信号に変換して、回転シリンダのスピンドルモー
タ及び供給又は巻取リールモータを駆動するものであ
る。又、D/A変換器8は可変ピッチ設定部6の出力す
るデジタルのピッチ速度信号をアナログ信号に変換する
ものであり、その出力はイコライザ部4に与えられる。
【0015】このように構成されたデジタル磁気再生装
置の動作について説明する。定常速度再生時には可変ピ
ッチ設定部6はピッチ速度0に設定されており、サーボ
回路部7に定常速度のサーボ制御信号を与え、磁気テー
プ1を定常速度で走行させる。又可変ピッチ設定部6か
らピッチ速度0の速度信号がD/A変換器8に出力さ
れ、ここでアナログ変換された電圧信号がイコライザ部
4の可変容量ダイオードに印加される。この状態でイコ
ライザ部4は周波数特性を図2に示す帯域Aで平坦とな
るよう周波数特性を設定する。
置の動作について説明する。定常速度再生時には可変ピ
ッチ設定部6はピッチ速度0に設定されており、サーボ
回路部7に定常速度のサーボ制御信号を与え、磁気テー
プ1を定常速度で走行させる。又可変ピッチ設定部6か
らピッチ速度0の速度信号がD/A変換器8に出力さ
れ、ここでアナログ変換された電圧信号がイコライザ部
4の可変容量ダイオードに印加される。この状態でイコ
ライザ部4は周波数特性を図2に示す帯域Aで平坦とな
るよう周波数特性を設定する。
【0016】一方、磁気テープ1が定常速度で走行し、
磁気ヘッド2から読出された信号は再生アンプ3で増幅
され、イコライザ部4でイコライジングがかけられる。
即ち再生アンプ3の出力の周波数特性を図2に示すもの
とすると、イコライザ部4から図3に示すように帯域A
で平坦な周波数特性を有する信号が出力される。
磁気ヘッド2から読出された信号は再生アンプ3で増幅
され、イコライザ部4でイコライジングがかけられる。
即ち再生アンプ3の出力の周波数特性を図2に示すもの
とすると、イコライザ部4から図3に示すように帯域A
で平坦な周波数特性を有する信号が出力される。
【0017】次にキー入力部5により可変ピッチ速度を
例えば+12.0%に設定する。この場合、可変ピッチ設定
部6から磁気テープ1の再生速度を12.0%増加するよう
サーボ制御信号が出力される。マルチチャンネルのデジ
タル磁気再生装置においてアフターレコーディングを行
う場合、既にデジタルデータと共に記録されたパイロッ
ト信号又は同期信号は、規定値より高い周波数で再生さ
れるが、サーボ回路部7はこの信号を識別し、キー入力
部5で設定された速度で速度制御する。
例えば+12.0%に設定する。この場合、可変ピッチ設定
部6から磁気テープ1の再生速度を12.0%増加するよう
サーボ制御信号が出力される。マルチチャンネルのデジ
タル磁気再生装置においてアフターレコーディングを行
う場合、既にデジタルデータと共に記録されたパイロッ
ト信号又は同期信号は、規定値より高い周波数で再生さ
れるが、サーボ回路部7はこの信号を識別し、キー入力
部5で設定された速度で速度制御する。
【0018】このとき磁気ヘッド2から再生アンプ3を
経て再生される信号は、図4(a)の状態から(b)に
示すように高帯域側にシフトする。しかし帯域Bの上限
側の利得が低下しているので、この部分を受け持つ帯域
フィルタの利得を上げるような動作をイコライザ部4で
行う。そうすると高帯域側の再生出力が持ち上げられ、
帯域Bでほぼ平坦な周波数特性で信号が出力される。
経て再生される信号は、図4(a)の状態から(b)に
示すように高帯域側にシフトする。しかし帯域Bの上限
側の利得が低下しているので、この部分を受け持つ帯域
フィルタの利得を上げるような動作をイコライザ部4で
行う。そうすると高帯域側の再生出力が持ち上げられ、
帯域Bでほぼ平坦な周波数特性で信号が出力される。
【0019】又可変ピッチ速度を−側に設定する場合も
サーボ回路部7は同様に動作する。又、再生アンプ3か
ら図4(c)に示すような低域側で減衰した信号が再生
される。イコライザ部4はこの低域部分を受け持つ帯域
フィルタの利得を上げる。そうすると所望の周波数帯域
Cで一定となるよう補正される。
サーボ回路部7は同様に動作する。又、再生アンプ3か
ら図4(c)に示すような低域側で減衰した信号が再生
される。イコライザ部4はこの低域部分を受け持つ帯域
フィルタの利得を上げる。そうすると所望の周波数帯域
Cで一定となるよう補正される。
【0020】このように可変ピッチ再生時でも通常速度
再生時と同様、イコライジング後の周波数特性を最適に
することができる。このため磁気テープ1の再生時の速
度を増速又は減速することによる再生データのビット誤
りの悪化が防止される。
再生時と同様、イコライジング後の周波数特性を最適に
することができる。このため磁気テープ1の再生時の速
度を増速又は減速することによる再生データのビット誤
りの悪化が防止される。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、磁気ヘッドの再生出力をイコライザ部に通すことに
より、可変ピッチ再生時にも再生信号の周波数特性を所
望の帯域で平坦にすることができる。このため可変ピッ
チ再生時のビットエラーレートの低下を防止できると共
に、可変速度でのデジタルデータのアフターレコーディ
ングが可能となり、優れたデジタル磁気再生装置が得ら
れる。
ば、磁気ヘッドの再生出力をイコライザ部に通すことに
より、可変ピッチ再生時にも再生信号の周波数特性を所
望の帯域で平坦にすることができる。このため可変ピッ
チ再生時のビットエラーレートの低下を防止できると共
に、可変速度でのデジタルデータのアフターレコーディ
ングが可能となり、優れたデジタル磁気再生装置が得ら
れる。
【図1】本発明の一実施例におけるデジタル磁気再生装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図2】デジタル磁気再生装置における磁気ヘッドの再
生周波数特性である。
生周波数特性である。
【図3】本実施例のデジタル磁気再生装置におけるイコ
ライザ部の周波数特性を示す説明図である。
ライザ部の周波数特性を示す説明図である。
【図4】可変ピッチ時における再生周波数特性を示す説
明図である。
明図である。
1 磁気テープ 2 磁気ヘッド 3 再生アンプ 4 イコライザ部 5 キー入力部 6 可変ピッチ設定部 7 サーボ回路部 8 D/A変換器
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気記録媒体に記録されたデジタル信号
を磁気ヘッドより再生するデジタル磁気再生装置におい
て、 磁気テープ再生時の増速又は減速の割合を示す可変ピッ
チを入力する入力部と、 前記入力部の出力をサーボ制御信号とピッチ速度信号に
夫々変換する可変ピッチ設定部と、 前記可変ピッチ設定部の出力するサーボ制御信号に基づ
き、磁気テープと磁気ヘッドの相対走査速度を制御する
サーボ回路部と、 前記可変ピッチ設定部の出力するピッチ速度信号に基づ
き、磁気テープの増速時には再生帯域の高域側の利得を
上げ、磁気テープの減速時には再生帯域の低域側の利得
を上げて、磁気ヘッドから出力される再生信号の周波数
特性を補正するイコライザ部と、を具備することを特徴
とするデジタル磁気再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21341092A JPH0636459A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | デジタル磁気再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21341092A JPH0636459A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | デジタル磁気再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636459A true JPH0636459A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16638772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21341092A Pending JPH0636459A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | デジタル磁気再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636459A (ja) |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP21341092A patent/JPH0636459A/ja active Pending
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