JP2962132B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2962132B2
JP2962132B2 JP2957694A JP2957694A JP2962132B2 JP 2962132 B2 JP2962132 B2 JP 2962132B2 JP 2957694 A JP2957694 A JP 2957694A JP 2957694 A JP2957694 A JP 2957694A JP 2962132 B2 JP2962132 B2 JP 2962132B2
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD(コンパクトディ
スク)プレーヤ付きラジオカセットテープレコーダ、C
Dプレーヤ付きステレオセット、レーザーディスクプレ
ーヤ等、光ディスクを使用してその再生信号をスピーカ
などから音波の信号として得たり再生信号を磁気記録手
段などの録音手段に記録することを目的としたディスク
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク再生装置は磁気記録媒体
等への録音の際に、自動的に記録媒体の記録特性に最適
な録音レベルを設定するための機能が設けられているも
のが増加している。以下図面を参照しながら、上述した
従来のディスク再生装置の一例について説明する。
【0003】図10は従来のディスク再生装置の一例の
構成を示すブロック図である。図10において、1はC
D(コンパクトディスクと呼ばれる光記録ディジタルデ
ィスク)などのディスク状記録媒体(以下、ディスクと
表現する。)、2は使用者が本ディスク再生装置の使用
に際して操作するキー入力スイッチ等を有するキー入力
手段、3はキー入力手段2への操作キー入力を受け付け
ディスク再生装置全体の主要動作を制御する制御手段、
4はディスク1上に記録されている信号を読み取るため
の光ピックアップ,光ピックアップ駆動部,駆動制御用
サーボ回路,ディスク駆動モータ,ディジタル音楽信号
を取り出すとともにタイムコード情報を含むサブコード
信号も取り出す信号処理回路などからなる信号読み取り
手段、5は信号読み取り手段4に対して一定時間毎の再
生動作とトラックジャンプ動作を交互に繰り返す高速サ
ーチ動作を行うよう制御するサーチ動作制御手段、6は
信号読み取り手段4から読み出されるディジタル音楽信
号のピーク値を検出してディジタル値で出力するピーク
値検出手段、8は上記高速サーチ動作の第N番目の再生
動作における信号処理手段3からのピーク値を記憶する
第1のピーク値記憶手段、9は同じく第N−1番目の再
生動作におけるピーク値を記憶する第2のピーク値記憶
手段であり、本例では一例として1番目に大きなピーク
値と2番目に大きなピーク値の2つの値を記憶するよう
に構成されている。7は再生動作時の前記第1のピーク
値記憶手段8と前記第2のピーク値記憶手段9の記憶処
理を制御するとともに信号読み取りエラーを検出した時
には前記第1のピーク値記憶手段8に補正値を記憶する
ピーク値記憶制御手段、10は再生動作時毎に第1のピ
ーク値記憶手段8と第2のピーク値記憶手段9に記憶さ
れている数値の平均値を算出する平均値算出手段、24
はピーク値記憶制御手段7,第1のピーク値記憶手段
8,第2のピーク値記憶手段9,平均値算出手段10か
ら成りピーク値検出手段の出力の平均値を算出するピー
ク平均値算出手段、14は再生動作時毎に比較更新を行
い、ピーク平均値算出手段24による平均値出力の最大
値を記憶する最大値記憶手段、15は上記高速サーチ動
作終了時に最大値記憶手段14に記憶されている最大値
と予め設定された基準値との比較により前記音楽信号を
磁気記録手段等へ録音する際の録音信号のレベル設定を
行う録音レベル制御手段、18は信号読み取り手段4か
らのディジタル音楽信号とディジタル減衰係数とのディ
ジタル演算により音楽信号レベルを減衰させるためのデ
ィジタル信号減衰手段、19はディジタル信号減衰手段
18のディジタル音楽信号をアナログ音楽信号に変換す
るDA変換手段である。20はDA変換手段19からの
アナログ音楽信号を機器の使用者が自由にその音量レベ
ルを設定できるように設ける音量調整ボリウムなどと呼
ばれる再生レベル設定手段で、電子的にその減衰量を制
御できる通称電子ボリウムと呼ばれる形式のものであ
る。このためこのディスク再生装置を制御しているマイ
クロコンピュータ27は必要に応じて自由にその設定音
量ボリウム位置を変更できる。例えば使用者が最大音量
位置から20dB低いボリウム位置に設定しておりマイ
クロコンピュータ27が最大位置から14dBの位置に
設定を変更して元の音量よりも相対的に6dB高い位置
に変更するなどの操作が容易にできる。21は再生レベ
ル設定手段20からのオーディオ信号を一定の増幅率で
電力増幅する増幅手段、22は増幅手段21からのアナ
ログ音楽信号を音波に変換するスピーカ、23は磁気記
録媒体に録音するテープレコーダや光記録ディスクなど
の記録媒体に記録する録音手段、27はディスク再生装
置全体の主要機能をソフトウェアとともに実現しその動
作を制御するマイクロコンピュータである。
【0004】図11は図10に示した従来のディスク再
生装置のマイクロコンピュータの処理動作の要部を示す
フローチャート図、図12はディスクの記録信号レベル
の説明図、図13は従来のディスク再生装置の動作の説
明図である。
【0005】以下、図10、図11、図12、図13を
用いて、ディスクから磁気記録媒体などへの自動録音機
能の具体的動作について説明する。
【0006】キー入力手段2に設けられている自動録音
スタートスイッチ(図示せず)をONする事によりピー
クサーチ動作を開始し、図11のステップ61、62に
示すように最大値記憶手段14、第1のピーク値記憶手
段8、第2のピーク値記憶手段9を初期リセットし、デ
ィジタル信号減衰手段18の信号減衰量を0dBに設定
する。次に、サーチ動作制御手段5のソフトウェアによ
り信号読み取り手段4に対して一定時間の再生動作とト
ラックジャンプ動作を行う指令出力を交互に行いサーチ
動作を行うよう制御する。本実施例では図11のステッ
プ70に示すようにピーク値を4回読み取る毎に1回ト
ラックジャンプするよう構成した。
【0007】再生動作時においては信号読み取り手段4
によりディスク1に記録されたディジタル音楽信号を読
み取るとともに、ステップ63に示すように一定時間毎
のピーク値をピーク値検出手段6からマイクロコンピュ
ータ27に入力する。このピーク値検出手段6は信号読
み取り手段4に従属した信号処理回路やディジタルフィ
ルタなどの集積回路の中にハードウェアロジック回路で
内蔵されている。
【0008】第1のピーク値記憶手段8では1番目に大
きな値と2番目に大きな値とを記憶するのでそれらをM
X1、MX2とすると、ステップ67、69で更新し第
1のピーク値記憶手段8に記憶する。この時サーチ動作
やピーク値検出にエラーがあればステップ64、65に
示すようにピーク値記憶制御手段7により第1のピーク
値記憶手段8に後述する基準値のうち最小の値をダミー
データとして記憶させる。次にステップ70では、ピー
クデータ値の読み取り回数チェックを行い、4回読み取
るまではステップ63へ戻り上記処理を繰り返し、4回
読み取り後はステップ71以下の処理に移る。第2のピ
ーク値記憶手段9には一つ前の再生動作時に於けるMX
1、MX2に相当する値が記憶されておりそれらをMX
3、MX4とすると、ステップ71では平均値算出手段
10によりMX1、MX2、MX3、MX4についての
平均値を算出し、ステップ72では第1のピーク値記憶
手段5のMX1,MX2をそれぞれ第2のピーク値記憶
手段9のMX3,MX4に転送し記憶する。つぎにステ
ップ73では平均値算出手段10により算出した値すな
わちピーク平均値算出手段24の出力値と最大値記憶手
段14に記憶されている値とを比較しピーク平均値算出
手段24の出力値の方が大きければステップ74で更新
する。またステップ75ではサーチ動作制御手段5のソ
フトウェアにより信号読み取り手段4に指令を送ってト
ラックジャンプ動作を行い次の再生部分へと移動し、ス
テップ62に戻りピーク平均値の最大値検出のための処
理動作を繰り返す。
【0009】サーチ動作終了後はステップ76でそれを
判別し、ステップ77からステップ80の間の処理に移
る。すなわち、録音レベル制御手段15により、最大値
記憶手段14に記憶している値と予め設定されている基
準値との比較を行った結果に応じてディジタル信号減衰
手段18の減衰量すなわち録音レベルの設定と、それに
伴いスピーカ22からの音波の出力レベルが減少しない
ように再生レベル設定手段20のレベル設定とを行う。
【0010】例えば、基準値を16進数の8ビット値A
0hとD0hであるとすると、最大値記憶手段14の値
がA0h以上D0h未満はディジタル信号減衰手段18
の出力レベルすなわちDA変換手段19のアナログ音楽
信号レベルを通常よりも3dB減衰し再生レベル設定手
段20の設定レベルを3dB増加、値がD0h以上はデ
ィジタル信号減衰手段18の出力レベルを通常よりも6
dB減衰し再生レベル設定手段20の設定レベルを6d
B増加させるように設定を行う。
【0011】以上のように、ディジタル信号減衰手段1
8により減衰されたディジタル音楽信号はDA変換手段
19によりアナログ信号に変換され録音手段23により
録音動作が行われるので、ディジタル信号減衰手段18
への減衰量設定値が録音レベル設定値となる。
【0012】一方、スピーカ22で音波として聴取され
る音楽信号は、DA変換手段19より再生レベル設定手
段20に入力され、ここでディジタル信号減衰手段18
での減衰量に見合う増幅度の補正を再生レベル設定手段
20のレベル設定量で行うことにより、本従来のディス
ク再生装置の使用者の本来希望する音量に設定され、増
幅手段20にて電力増幅を受けた音楽信号がスピーカ2
2に入力されて音波として出力される。
【0013】具体的計算例を以下に示す。ピーク値検出
手段6により検出されたピーク値が1回目の再生動作で
(30h,8Dh,E0h,D8h),2回目(A0h
(=エラー),D0h,E8h,D0h),3回目(F
0h,B8h,A8h,A0h)とすると、1回目の再
生動作では第1のピーク値記憶手段8にMX1=E0
h,MX2=D8hが記憶され、この値は更に第2のピ
ーク値記憶手段9にMX3,MX4としてそれぞれ転送
される。次のトラックジャンプを経た2回目の再生動作
では信号読み取りにエラーがあったことが検知されてA
0hのデータが補われ、第1のピーク値記憶手段8には
結果的にMX1=E8h,MX2=D0hが記憶され
る。この時、MX3=E0h,MX4=D8hであるか
ら平均値算出手段10による演算結果によるこれら4個
の値の平均値はDChと成り最大値記憶手段14にその
値が記憶される。また3回目の再生動作ではMX1=F
0h,MX2=B8h,MX3=E8h,MX4=D0
h、その平均値はD8hとなりF0hという最大値があ
るにも拘らず2回目の再生動作時よりも平均値は小さく
なるので最大値記憶手段14の値は更新されない。高速
サーチ動作終了時に於いても最大値記憶手段14に記憶
されている値がDChのままであれば基準値D0hに対
してD0h<DChなのでステップ79の条件が真とな
る。これによりステップ80が実行され、録音レベル制
御手段15はディジタル信号減衰手段18を制御してデ
ィジタル音楽信号を6dB減衰するように設定し、この
ためDA変換手段19のアナログ音楽信号出力も6dB
減衰し,録音手段23に記録される音楽信号も6dB減
衰する。
【0014】これと同時に、録音レベル制御手段15は
再生レベル設定手段20を制御して増幅手段21への出
力を6dB増加させスピーカ22よりの音楽出力レベル
の変化がないように制御する。この動作により録音レベ
ル設定をDA変換手段19よりも前のディジタル音楽信
号のままで行い、スピーカ22より出力される音量につ
いては再生レベル設定手段20での音量ボリューム設定
値の補正を行う事によりスピーカ22からの音波信号出
力レベルへの影響を取り除いている。
【0015】以上のように本従来例のディスク再生装置
では使用するディスク1に記録されているディジタル音
楽信号の記録信号レベルが図12の様であったとすると
ディスク再生位置に伴うディスクの記録信号レベルを高
速サーチ動作により時間的に飛び飛びの状態ではあるが
予め一通りチェックしてディスクの最大記録信号レベル
がどの程度かを最大値記憶手段14に記憶、その後に再
びディスク1を再生する時に最大値記憶手段14の記憶
値により録音手段23での録音レベルを設定している。
この様子を図13に示す。磁気記録媒体などに記録する
録音手段23には録音のため入力される音楽信号の正し
く扱えるレベルの範囲が必ず存在し、それは図13に示
すように録音手段の記録限界上限レベルと録音手段の記
録ノイズレベルであり、録音手段23に入力される音楽
信号はこの2つのレベルの中間になければ記録媒体への
高忠実度の録音は望めない。
【0016】本従来例のディスク再生装置の目的は図1
3に示すように元の録音信号レベルの中で録音手段の記
録限界上限レベルよりも大きい部分があったならば録音
レベルを下げる方向に全体的にシフトして録音手段23
に入力される録音信号レベルがいつも録音手段の記録限
界上限レベル以下になるようにすることであった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のディスク再生装置は、図13に示すように元
の録音信号レベルの中で録音手段の記録限界上限レベル
よりも大きい部分があって録音レベルを全体的にシフト
した結果、録音手段23に入力される録音信号レベルは
いつも録音手段の記録限界上限レベル以下となるが図1
3の左下部分に示すように録音信号レベルが録音手段の
記録ノイズレベルよりも小さくなり録音後の録音手段2
3の再生音楽信号を聴くとノイズに埋もれて聴取できな
い部分が生じるなど高忠実度の録音がなされない場合が
有り得た。
【0018】また、録音手段23での録音を行わない場
合、例えば走行している自動車や電車の中など騒音が大
きい場所での音楽信号の聴取をする時には、周囲の騒音
レベルとスピーカ22からの音楽信号の音波の大きさの
関係は図13での録音手段の記録ノイズレベルと録音信
号レベルの関係と同じようになり、ディスクの記録信号
レベルが低いディスク再生位置では音量ボリウムを上げ
て周囲騒音より大きな音がスピーカ22から出るように
し、ディスクの記録信号レベルが高いディスク再生位置
では音量ボリウムを下げて大き過ぎない音がスピーカ2
2から出るように再生レベル設定手段20を頻繁に調整
しなければならなかった。
【0019】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、録音
手段への録音信号レベルが録音手段の記録限界上限レベ
ルと録音手段の記録ノイズレベルの中間の範囲に可能な
限り留まるように制御して高忠実度の録音がなされるよ
うに成し、また録音手段での録音を行わない通常の再生
時にもディスクの記録信号レベルが低いディスク再生位
置では自動的に音量ボリウムを上げて可能な限り周囲騒
音より大きな音がスピーカから出るよう制御するととも
にディスクの記録信号レベルが高いディスク再生位置で
は自動的に音量ボリウムを下げて大き過ぎない音がスピ
ーカから出るように再生レベル設定手段を自動的に調整
するディスク再生装置を簡単な構成で実現し安価に提供
しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のディスク再生装置は、ほぼ一定時間毎にディ
スクの再生動作とトラックジャンプ動作を交互に繰り返
す高速サーチ動作時にはディスク上のディジタル音楽信
号のピーク平均値に対応した値を強弱の情報としてディ
スクの再生位置に対応したメモリアドレス位置の記憶素
子上に記憶する強弱情報記憶手段と、高速サーチ動作終
了後には後述の再生レベル制御手段からの出力により録
音レベル設定を行う録音レベル設定手段と、ディスク再
生位置に対応した強弱の情報を順次読み出す強弱情報読
み出し手段と、強弱情報読み出し手段からの強弱の情報
を基にディジタル信号減衰手段と再生レベル設定手段と
録音レベル設定手段への設定レベルを決定する設定レベ
ル決定手段と、設定レベル決定手段の出力を基にディジ
タル信号減衰手段の減衰量設定値であるディジタル減衰
係数と再生レベル設定手段の減衰量と録音レベル設定手
段の減衰量を決定しそれぞれ設定することによって音楽
信号をスピーカ等へ出力する際の再生レベルの自動設定
を行うとともに録音手段への録音レベルの自動設定を行
う再生レベル制御手段とを備えたものである。
【0021】
【作用】本発明は上記した構成によって、ディスク再生
位置に伴うディスクの記録信号レベルの変化を高速サー
チ動作により予めチェックしてディスク再生位置に応じ
た記録信号レベルがどの程度かを表す情報を強弱情報記
憶手段に記憶しておき、再びディスクを再生する時には
強弱情報記憶手段の記憶値に基づいてディジタル信号減
衰手段のディジタル減衰係数と再生レベル設定手段の減
衰量と録音レベル設定手段の減衰量を設定することによ
って音楽信号をスピーカ等へ出力する際の再生レベルの
自動設定を行うとともに録音手段への録音レベルの自動
設定を行うことにより録音手段への録音信号レベルが録
音手段の記録限界上限レベルと録音手段の記録ノイズレ
ベルの中間の範囲に可能な限り留まるように制御して高
忠実度の録音がなされるように成し、また録音手段での
録音を行わない通常の再生の場合でもディスクの記録信
号レベルが低いディスク再生位置では自動的に音量ボリ
ウムを上げて可能な限り周囲騒音より大きな音がスピー
カから出るよう制御するとともにディスクの記録信号レ
ベルが高いディスク再生位置では自動的に音量ボリウム
を下げて大き過ぎない音がスピーカから出るように再生
レベル設定手段を自動的に調整する使用者が聴取し易い
ディスク再生装置を提供することができる。
【0022】
【実施例】以下本発明ディスク再生装置の実施例につい
て、図1〜図9を参照しながら詳細に説明する。なお、
図10、図11と同一の構成部分に付いては同一の番号
を付与し、説明を省略する。
【0023】図1は本発明の第1の実施例におけるディ
スク再生装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の
第1の実施例のマイクロコンピュータの処理動作の要部
を示すフローチャート図、図3は本発明の第1の実施例
の強弱情報記憶手段の動作の説明図、図4は本発明の第
1の実施例の強弱情報記憶手段の動作の説明図、図5は
本発明の第1の実施例のディジタル信号減衰手段の動作
の説明図、図6は本発明の第1の実施例の録音レベル設
定手段の動作の説明図、図7は本発明の第1の実施例の
ディジタル信号減衰手段と録音レベル設定手段の動作の
説明図、図8は本発明の第1の実施例の録音信号レベル
に対する動作の説明図である。
【0024】図1において、11はディスク再生あるい
はディスク1から録音手段23への録音再生動作の前に
信号読み取り手段4に対して一定時間毎の再生動作とト
ラックジャンプ動作を交互に繰り返すことによる高速サ
ーチ動作を行う際にディスク1上の位置信号情報に基づ
く一定間隔の期間内では再生動作時毎にピーク平均値算
出手段24の出力値の比較更新を行いその期間内での前
記ピーク平均値算出手段24によるピーク平均値の最大
値を強弱の情報としてディスク1の再生位置に対応した
メモリアドレス位置の記憶素子上に記憶する強弱情報記
憶手段、20はDA変換手段19からのアナログ音楽信
号を使用者が音楽信号聴取に適度な大きさに設定すると
ともにディスク1のディジタル音楽信号レベルが小さく
かつ使用者がボリウム設定を高い位置に設定した場合に
不足する増幅度を補うための増幅器を内部に有し増幅度
を制御できる形式の再生レベル設定手段、25は再生位
置検出手段17で検出するディスク再生位置のある区間
内のピーク平均値の最大値を検出し記憶する区間最大値
記憶手段、26は再生レベル制御手段20からの出力に
より録音手段23への録音レベル設定を行う録音レベル
設定手段、12は前記高速サーチ動作終了後のディスク
再生あるいはディスク1から録音手段23への録音再生
動作の時に現在のディスク再生位置の近傍位置に相当す
る強弱の情報と現在のディスク再生位置よりも時間的後
方位置の強弱の情報とを順次読み出す強弱情報読み出し
手段、13は上記強弱情報読み出し手段12からの現在
のディスク再生位置の近傍位置に相当する強弱の情報と
現在のディスク再生位置よりも時間的後方位置の強弱の
情報とから強弱情報読み出し手段12からの出力では直
接得られないディスク再生位置に相当する強弱情報を推
定して時間的により細かく頻繁にディジタル信号減衰手
段18と再生レベル設定手段20と録音レベル設定手段
26への設定レベルを決定する設定レベル決定手段、1
6は設定レベル決定手段13からの出力を基にディジタ
ル信号減衰手段18の減衰量設定値であるディジタル減
衰係数と再生レベル設定手段20の増幅度と録音レベル
設定手段26の減衰量を決定しそれぞれ設定することに
よってアナログ音楽信号をスピーカ22等へ出力する際
の音楽信号再生レベルの自動設定を行うとともに録音手
段23への音楽信号の録音レベルの自動設定を行う再生
レベル制御手段である。
【0025】図2は、図1に示した本発明の第1の実施
例のマイクロコンピュータの処理動作の要部を示すフロ
ーチャート図である。このフローチャート図に基づき、
以上のように構成されたディスク再生装置について、以
下その動作を説明する。
【0026】キー入力手段2に設けられている自動録音
スタートスイッチ(図示せず)をONする事によりピー
クサーチ動作を開始し、図2のステップ31に示すよう
にマイクロコンピュータ27内のメモリの内容を初期リ
セットし、ピーク平均値算出手段24のピーク値記憶制
御手段7、第1のピーク値記憶手段8、第2のピーク値
記憶手段9、平均値算出手段10を初期リセットし、そ
の後、区間最大値記憶手段の最大値メモリをクリアして
からサーチ動作制御手段5により信号読み取り手段4に
対して一定時間の再生動作とトラックジャンプ動作の指
令出力を交互に行いサーチ動作を行うよう制御する。
【0027】再生動作においては信号読み取り手段4に
よりディスク1に記録されたディジタル音楽信号を読み
取るとともにそのディジタル音楽信号のピーク値をピー
ク値検出手段6で検出してマイクロコンピュータ27に
入力、また信号読み取り手段4からのサブコード信号を
マイクロコンピュータ27に入力することによりステッ
プ32でサブコード内のタイムコード情報を読み取りデ
ィスク1の現在の再生位置を検出する。
【0028】ステップ33では、ディスク再生位置がタ
イムコード情報の値で例えば0分0秒から0分5秒まで
の間というように5秒毎の時間検出を行う。これは5秒
ずつのそれぞれの区間内でのピーク平均値算出手段24
により出力されるピーク平均値の最大値を区間最大値記
憶手段25で検出記憶する動作のための時計の役割を果
たしている。いまちょうど5秒の区切り位置にあるとす
るとステップ34に進み区間最大値記憶手段25に記憶
しているピーク平均値の最大値に相当する後述の段階値
をマイクロコンピュータ27内のメモリ素子の指定番地
に記憶させる。この動作が強弱情報記憶手段11の機能
となる。そしてステップ35でピーク平均値の最大値を
記憶するメモリ内容を0とし、さらに次の5秒毎の区切
りの到来に備えてメモリ素子の指定番地を進めておく。
【0029】次に、ステップ36でピーク値検出手段6
の出力を基にトラックジャンプと再生動作の繰り返し動
作数回分のピーク平均値を算出する。このステップ36
の動作は前述の従来例で説明した図11のステップ62
からステップ72までの動作と同様であるので説明は省
略する。
【0030】次に、ステップ37では平均値算出手段1
0により算出した値すなわちピーク平均値算出手段24
の出力値と区間最大値記憶手段25に記憶されている値
とを比較しピーク平均値算出手段24の出力値の方が大
きければステップ38で更新する。またステップ39で
はサーチ動作制御手段5の動作によりトラックジャンプ
動作を行い次の再生部分へと移動し、ステップ32に戻
りピーク平均値の最大値検出のための処理動作を繰り返
す。
【0031】サーチ動作終了後はステップ40でそれを
判別し、ステップ41からの処理に移るが、ここまでの
動作を図3と図4とを用いて説明する。ここでは簡単の
ため合計の再生時間が45秒であるディスク1を使用し
たとするとステップ40を終わった時点では、図3の曲
線に示す様なディスク1に記録されている信号レベルを
ディスク再生位置の0秒から45秒までマイクロコンピ
ュータ27がトレースしたこととなり、この45秒間を
1例として5秒間毎のAからIまでの9個の区間に分け
それぞれの区間でのピーク平均値の最大値が例えばディ
スク再生位置が0秒から5秒の区間Aでは3Fhという
風に区間最大値記憶手段25により検出後に記憶され、
さらに区間Bの始まりではステップ34によってこの3
Fhの属する図3に示すレベル段階である「段階1」の
「1」という値が指定メモリ番地に相当する図4に示す
16進100h番地のメモリ素子に記憶される。この動
作が繰り返されて図4のRAMアドレス(メモリ番地)
の100hから108hには区間Aから区間Iまでの各
区間のピーク平均値の最大値の属する段階の値がディジ
タル音楽信号のディスク再生位置に対応した強弱情報と
して記憶される。
【0032】次に、ステップ41からの動作の説明を行
う。ステップ41で録音手段23の録音動作を開始する
とともにディスク1の再生を開始する。ディスク1の再
生開始に伴ってステップ42でディスク再生位置の検出
を行い、現在のディスク再生位置に相当する位置前後の
強弱情報をマイクロコンピュータ27のメモリ素子から
読み出す。現在のディスク再生位置が0秒だとすると区
間Aの割り当てられているメモリ番地100hの記憶値
「1」とその次の区間Bの強弱情報である101hの
「2」が読み出される。
【0033】次に、ステップ43で現在のディスク再生
位置の区間の強弱情報が後ろの区間の強弱情報と同一か
否かを判断する。現在「1」と「2」で異なるからステ
ップ45でディジタル信号減衰手段18に設定するディ
ジタル減衰係数,再生レベル設定手段20と録音レベル
設定手段26に設定する増幅度あるいは減衰量をディス
ク1の再生位置が進んでいくに従いその設定値を緩やか
に変化させていくことで後ろの区間に入った時点で急激
なレベル設定の変化が起きて使用者に違和感を与えぬよ
うに制御する。上記の逆の場合、例えば本例ではディス
ク再生位置が5秒になった時には現在の強弱情報は10
1hの「2」で次の領域の102hの強弱情報も「2」
と同一なのでステップ44でディジタル信号減衰手段1
8に設定するディジタル減衰係数,再生レベル設定手段
20と録音レベル設定手段26に設定する増幅度あるい
は減衰量は次の区間まで一定の値に設定し続けられる。
このような動作がステップ46で再生録音動作が終了し
たと判断されるまでステップ42からステップ45まで
の処理が繰り返され、ディジタル信号減衰手段18に設
定するディジタル減衰係数,再生レベル設定手段20と
録音レベル設定手段26に設定する増幅度あるいは減衰
量はディスク再生位置の変化に対応して自動的に変化し
ながら設定し続けられる。
【0034】上記の動作における録音レベルに対する基
本的な設定増幅度は、図4に示すように強弱データ
「1」に対しては+6dB、強弱データ「2」に対して
は+3dB、強弱データ「3」に対しては0dB、強弱
データ「4」に対しては−3dB、強弱データ「0」に
対しては0dBとする。この図4の基本的な設定増幅度
の変化に対してディジタル信号減衰手段18に設定する
ディジタル減衰係数,再生レベル設定手段20と録音レ
ベル設定手段26に設定する増幅度あるいは減衰量を緩
やかに変化させて次の区間に滑らかにつないでいくため
に、図5に示すようにディジタル信号減衰手段18に設
定するディジタル減衰係数を変化させると同時に、図6
に示すように再生レベル設定手段20と録音レベル設定
手段26に設定する増幅度あるいは減衰量を変化する。
この時、ディジタル音楽信号に対する総合的な設定減衰
量あるいは増幅度は図7に示すように変化が直線に近い
連続した変化となすことができる。
【0035】上記の総合的な設定減衰量あるいは増幅度
は、ディジタル信号減衰手段18により減衰されたディ
ジタル音楽信号がDA変換手段19によりアナログ信号
に変換され、録音レベル設定手段26を通じて録音手段
23に到達するまでの録音レベルの変化量のことであ
り、図7で示した総合的な設定増幅度をディスク1のデ
ィジタル音楽信号に適用して録音する音楽信号のレベル
変化を求めると図8のようになる。すなわち細い実線で
表した元の音楽信号のレベルがかなり低い0秒から15
秒までのディスク再生位置では録音レベルが高くなる方
向にシフトされ、元の音楽信号レベルがかなり高い15
秒から35秒までのディスク再生位置では録音レベルが
低くなる方向にシフトされて全体としては図8の太い実
線で表されるように録音信号レベルができる限り録音手
段の記録限界上限レベルと録音手段の記録ノイズレベル
との間のレベルに留まるように制御される。
【0036】一方、スピーカ22で音波として聴取され
る音楽信号は、上記の録音信号レベルと同様にDA変換
手段19より再生レベル設定手段20を介して増幅手段
21で増幅された後に音波となる。従って再生レベル設
定手段20の設定増幅度または減衰量のディスク再生位
置に対応した変化量を録音レベル設定手段26に対して
設定する増幅度または減衰量のディスク再生位置に対応
した変化量と同様に変化させればスピーカ22からの音
楽信号の音波レベルの変化は図8で示したのと同様とな
る。すなわち図8の細い実線で表した元の音楽信号レベ
ルがかなり低い0秒から15秒までのディスク再生位置
の範囲では音波レベルが高くなる方向にシフトされ、元
の音楽信号レベルがかなり高い15秒から35秒までの
ディスク再生位置の範囲では音波レベルが低くなる方向
にシフトされて全体としては図8の太い実線で表される
内容と同様に音波レベルができる限りある上限のレベル
とある下限のレベルとの間のレベルに留まるように制御
される。つまり再生レベル設定手段20の音量ボリウム
位置の設定をあらかじめ使用者が適切に調整していれ
ば、ディスクを録音再生している間は図8に示す曲線と
同様にスピーカ22からの出力音波レベルはできる限り
周囲の騒音レベルよりも大きく、またうるさ過ぎること
のないように出力レベルの変化が抑制される。このこと
を利用して必ずしも録音手段23に録音しなくともディ
スク1の再生時には再生音楽信号のスピーカ22からの
音波レベルの変化を抑制する一般的にコンプレッサと呼
ばれるレベル抑制機能を実現する手段として用いること
ができる。この場合、必ずしも図1の構成をとる必要は
なく、図9に示す本発明の第2の実施例におけるディス
ク再生装置の構成を示すブロック図のように録音レベル
設定手段26のない構成でもこのレベル抑制機能は実現
できる。
【0037】このことより、従来ではこのコンプレッサ
と呼ばれるレベル抑制機能を実現するには、DSP(デ
ィジタルシグナルプロセッサ)と呼ばれる高価なディジ
タル処理用の大規模半導体を用いるか、複雑で大規模で
高価なアナログ電子回路を使用しなければ実現が困難で
あったが、図10に示す従来のディスク再生装置とハー
ドウェア構成はほとんど同じ簡単な図9の構成で実現で
きることがわかる。
【0038】なお、図9の本発明の第2の実施例におけ
るディスク再生装置の動作は本発明の第1の実施例と同
様なので説明は省略する。
【0039】また、この再生レベル設定手段20は、D
A変換手段19からのアナログ音楽信号を使用者が音楽
信号聴取に適度な大きさに設定するのに使用するととも
にレベル抑制機能のレベル制御の為にも使用するが、デ
ィジタル信号減衰手段18でのディジタル減衰係数は通
常1以下であるためディスクのディジタル音楽信号レベ
ルが小さくかつ使用者が音量ボリウム設定を最大位置の
ように高い位置に設定していた場合には増幅度補正が必
要な時に増幅度が不足してしまう。本発明の実施例での
再生レベル設定手段20はこの不足する増幅度を補うた
めの増幅器を有し、増幅度を制御できる形式としている
が、例えば本実施例での図4の最大補正増幅度+6dB
のマージンが常に得られるようにレベル抑制機能の使用
時には、使用者がボリウム設定を再生レベル設定手段2
0の実際の最大位置の−6dB低い位置までしか設定で
きぬようにしておいて最大補正増幅度+6dBが必要な
場合に再生レベル設定手段20のレベル設定を最大位置
とする等のように制御すれば相対的効果として+6dB
の増幅度補正が行われ本実施例と同様のレベル抑制機能
の効果を得ることができる。
【0040】以上のように本実施例によれば、録音手段
への録音信号レベルが録音手段の記録限界上限レベルと
録音手段の記録ノイズレベルの中間の範囲に可能な限り
留まるように制御され高忠実度の録音がなされるように
動作し、また録音手段での録音を行わず、ディスクの再
生のみの動作においてもディスクの記録信号レベルが低
いディスク再生位置では自動的に音量ボリウムを上げて
可能な限り周囲騒音より大きな音がスピーカから出るよ
う制御するとともにディスクの記録信号レベルが高いデ
ィスク再生位置では自動的に音量ボリウムを下げて大き
過ぎない音がスピーカから出るように再生レベル設定手
段を自動的に調整するディスク再生装置を実現すること
ができる。
【0041】なお、本発明の実施例では強弱情報記憶手
段の記憶素子をマイクロコンピュータ内部の記憶素子を
用いたがマイクロコンピュータ外付けのメモリ素子に記
憶させて用いても良い。
【0042】また、本発明の実施例では強弱情報記憶手
段への記憶する値を5秒毎の区間の最大ピーク平均値に
対応した値を記憶するように構成したが高速サーチ動作
の再生動作時に検出したピーク値を逐次記憶させていき
各区間毎メモリ番地に最終的に残る値を使用するなどし
ても良い。
【0043】また、本発明の実施例では強弱情報読み出
し手段による強弱情報記憶手段からの強弱情報値を現在
のディスク再生位置の前後の2つの値を読み出し総合的
な増幅度が図7のように次の5秒毎の区間に対し直線的
につながるように制御したが強弱情報読み出し手段によ
る強弱情報記憶手段からの強弱情報値を現在のディスク
再生位置の前後の3つ以上の値を読み出し総合的な増幅
度が次の区間に対し曲線的につながるように制御してよ
り滑らかな増幅度の変化が得られるように制御しても良
い。
【0044】また、本発明の実施例では強弱情報読み出
し手段による強弱情報記憶手段からの強弱情報値を現在
のディスク再生位置の前後の2つの値を読み出し総合的
な増幅度が図7のように次の5秒毎の区間に対し直線的
につながるように制御したが強弱情報読み出し手段によ
る強弱情報記憶手段からの強弱情報値を現在のディスク
再生位置よりも後ろの1つだけの値を読み出し総合的な
増幅度が次の区間までに強弱情報から得られる目的の増
幅度となるように制御しても良い。
【0045】また、本発明の実施例では総合的な増幅度
の補正値を−3dBから+6dBの範囲としたがもっと
広い範囲あるいはもっと狭い範囲で補正することとして
も良い。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、従来のディスク
再生装置の基本的ハードウェア構成を大きく変えないで
マイクロコンピュータ内部での処理動作の変更,追加を
行うことでディスクから磁気記録媒体などへのより高忠
実度の録音を可能とする事ができ、また録音を行わない
場合でもディスクの記録信号レベルに応じて自動的に音
量ボリウムを上げ下げしてスピーカからの出力音波の大
きさの変化を抑制できるので、騒音の大きい場所でも使
用者に聴取し易いディスク再生装置を安価に実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるディスク再生装
置の構成を示すブロック図
【図2】同マイクロコンピュータの処理動作の要部を示
すフローチャート
【図3】同強弱情報記憶手段の動作の説明図
【図4】同強弱情報記憶手段の動作の説明図
【図5】同ディジタル信号減衰手段の動作の説明図
【図6】同録音レベル設定手段の動作の説明図
【図7】同ディジタル信号減衰手段と録音レベル設定手
段の動作の説明図
【図8】同録音信号レベルに対する動作の説明図
【図9】本発明の第2の実施例におけるディスク再生装
置の構成を示すブロック図
【図10】従来のディスク再生装置の構成を示すブロッ
ク図
【図11】同マイクロコンピュータの処理動作の要部を
示すフローチャート
【図12】同ディスクの記録信号レベルの説明図
【図13】同動作の説明図
【符号の説明】
1 ディスク 2 キー入力手段 3 制御手段 4 信号読み取り手段 5 サーチ動作制御手段 6 ピーク値検出手段 7 ピーク値記憶制御手段 8 第1のピーク値記憶手段 9 第2のピーク値記憶手段 10 平均値算出手段 11 強弱情報記憶手段 12 強弱情報読み出し手段 13 設定レベル決定手段 14 最大値記憶手段 15 録音レベル制御手段 16 再生レベル制御手段 17 再生位置検出手段 18 ディジタル信号減衰手段 19 DA変換手段 20 再生レベル設定手段 21 増幅手段 22 スピーカ 23 録音手段 24 ピーク平均値算出手段 25 区間最大値記憶手段 26 録音レベル設定手段 27 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 徳行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−36460(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 20/10

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク上に記録されたディジタル音楽
    信号やタイムコード信号を含むサブコード信号を再生す
    る信号読み取り手段と、上記信号読み取り手段からのデ
    ィジタル音楽信号とディジタル減衰係数とのディジタル
    演算により音楽信号レベルを減衰させるためのディジタ
    ル信号減衰手段と、上記ディジタル信号減衰手段の出力
    であるディジタル音楽信号をアナログ音楽信号に変換す
    るDA変換手段と、上記DA変換手段からのアナログ音
    楽信号を減衰させて使用者が音楽信号聴取に適度な大き
    さに設定するための電子的に減衰量を制御できる形式の
    再生レベル設定手段と、前記信号読み取り手段からの音
    楽信号の一定時間毎のピーク値を検出しその値をディジ
    タル信号値で出力するピーク値検出手段と、一定時間毎
    にディスクの再生動作とトラックジャンプ動作を交互に
    繰り返すことによりディスク内容の高速サーチ動作を行
    うよう制御するサーチ動作制御手段と、再生動作時毎に
    上記ピーク値検出手段の出力ピーク値の平均値を算出す
    るピーク平均値算出手段と、再生動作時毎の上記ピーク
    平均値算出手段の出力値に対応した値を強弱の情報とし
    てディスクの再生位置に対応したメモリアドレス位置の
    記憶素子上に記憶する強弱情報記憶手段と、前記高速サ
    ーチ動作終了後のディスク再生時にディスク再生位置に
    対応した強弱の情報を順次読み出す強弱情報読み出し手
    段と、上記強弱情報読み出し手段からの強弱の情報を基
    に前記ディジタル信号減衰手段と前記再生レベル設定手
    段への設定レベルを決定する設定レベル決定手段と、上
    記設定レベル決定手段の出力を基に前記ディジタル信号
    減衰手段の減衰量設定値であるディジタル減衰係数と前
    記再生レベル設定手段の減衰量を決定しそれぞれ設定す
    ることによって前記アナログ音楽信号をスピーカ等へ出
    力する際の音楽信号再生レベルの自動設定を行う再生レ
    ベル制御手段とを備えたことを特徴とするディスク再生
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1におけるピーク平均値算出手段
    を、高速サーチ動作の第N番目の再生動作における上記
    信号処理手段からのピーク値を記憶する第1のピーク値
    記憶手段と、第N−1番目の再生動作におけるピーク値
    を記憶する第2のピーク値記憶手段と、再生動作時の信
    号読み取り手段での信号読み取りエラーを検知し上記第
    1のピーク値記憶手段の記憶処理を制御するピーク値記
    憶制御手段と、再生動作時毎に上記第1のピーク値記憶
    手段と第2のピーク値記憶手段に記憶されている数値の
    平均値を算出する平均値算出手段とから構成したことを
    特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1における強弱情報記憶手段を、
    ディスク上の位置信号情報に基づく一定間隔の期間内で
    は再生動作時毎に前記ピーク平均値算出手段の出力値の
    比較更新を行いその期間内での前記ピーク平均値算出手
    段によるピーク平均値の最大値に対応した値を強弱の情
    報としてディスクの再生位置に対応したメモリアドレス
    位置の記憶素子上に記憶する強弱情報記憶手段となした
    ことを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1における強弱情報読み出し手段
    を、前記高速サーチ動作終了後のディスク再生時に現在
    再生しているディスク再生位置よりも時間的に後方位置
    の強弱の情報を順次読み出す強弱情報読み出し手段とな
    したことを特徴とするディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1における強弱情報読み出し手段
    と設定レベル決定手段とを、前記高速サーチ動作終了後
    のディスク再生時に現在のディスク再生位置の近傍位置
    に相当する強弱の情報と現在のディスク再生位置よりも
    時間的後方位置の強弱の情報とを順次読み出す強弱情報
    読み出し手段と、上記強弱情報読み出し手段からの現在
    のディスク再生位置の近傍位置に相当する強弱の情報と
    現在のディスク再生位置よりも時間的後方位置の強弱の
    情報とから強弱情報読み出し手段からの出力では直接得
    られないディスク再生位置に相当する強弱情報を推定し
    て前記強弱情報記憶手段における強弱情報の存在する密
    度に対し時間的により細かく頻繁に前記ディジタル信号
    減衰手段と前記再生レベル設定手段への設定レベルを決
    定する設定レベル決定手段となしたことを特徴とするデ
    ィスク再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1における再生レベル設定手段と
    再生レベル制御手段とを、前記DA変換手段からのアナ
    ログ音楽信号を使用者が音楽信号聴取に適度な大きさに
    設定するとともにディスクのディジタル音楽信号レベル
    が小さくかつ使用者がボリウム設定を高い位置に設定し
    た場合に不足する増幅度を補うための増幅器を有し補正
    増幅度を制御できる形式の再生レベル設定手段と、前記
    設定レベル決定手段からの出力を基に前記ディジタル信
    号減衰手段の減衰量設定値であるディジタル減衰係数と
    前記再生レベル設定手段の増幅度を決定しそれぞれ設定
    することによって前記アナログ音楽信号をスピーカ等へ
    出力する際の音楽信号再生レベルの自動設定を行う再生
    レベル制御手段となしたことを特徴とするディスク再生
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1における再生レベル設定手段と
    再生レベル制御手段とを、使用者が音量ボリウム設定を
    再生レベル設定手段の実際の最大位置よりも低い位置ま
    でしか設定できぬようにして再生レベル制御手段による
    補正増幅度の自動的な設定が可能とした再生レベル設定
    手段と、前記設定レベル決定手段からの出力を基に前記
    ディジタル信号減衰手段の減衰量設定値であるディジタ
    ル減衰係数と前記再生レベル設定手段の増幅度を決定し
    それぞれ設定することによって前記アナログ音楽信号を
    スピーカ等へ出力する際の音楽信号再生レベルの自動設
    定を行う再生レベル制御手段となしたことを特徴とする
    ディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 ディスク上に記録されたディジタル音楽
    信号やタイムコード信号を含むサブコード信号を再生す
    る信号読み取り手段と、上記信号読み取り手段からのデ
    ィジタル音楽信号とディジタル減衰係数とのディジタル
    演算により音楽信号レベルを減衰させるためのディジタ
    ル信号減衰手段と、上記ディジタル信号減衰手段の出力
    であるディジタル音楽信号をアナログ音楽信号に変換す
    るDA変換手段と、上記DA変換手段からのアナログ音
    楽信号を減衰させて使用者が音楽信号聴取に適度な大き
    さに設定するための電子的に減衰量を制御できる形式の
    再生レベル設定手段と、前記信号読み取り手段からの音
    楽信号の一定時間毎のピーク値を検出しその値をディジ
    タル信号値で出力するピーク値検出手段と、一定時間毎
    にディスクの再生動作とトラックジャンプ動作を交互に
    繰り返すことによりディスク内容の高速サーチ動作を行
    うよう制御するサーチ動作制御手段と、再生動作時毎に
    上記ピーク値検出手段の出力ピーク値の平均値を算出す
    るピーク平均値算出手段と、再生動作時毎の上記ピーク
    平均値算出手段の出力値に対応した値を強弱の情報とし
    てディスクの再生位置に対応したメモリアドレス位置の
    記憶素子上に記憶する強弱情報記憶手段と、前記高速サ
    ーチ動作終了後のディスク再生時にディスク再生位置に
    対応した強弱の情報を順次読み出す強弱情報読み出し手
    段と、上記強弱情報読み出し手段からの強弱の情報を基
    に前記ディジタル信号減衰手段と前記再生レベル設定手
    段への設定レベルを決定する設定レベル決定手段と、上
    記設定レベル決定手段の出力を基に前記ディジタル信号
    減衰手段の減衰量設定値であるディジタル減衰係数と前
    記再生レベル設定手段の減衰量と前記録音レベル設定手
    段の減衰量とを決定しそれぞれ設定することによって前
    記アナログ音楽信号をスピーカ等へ出力する際の音楽信
    号再生レベルの自動設定を行うとともに前記録音手段へ
    の音楽信号録音レベルの自動設定を行う再生レベル制御
    手段とを備えたことを特徴とするディスク再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項8におけるピーク平均値算出手段
    を、高速サーチ動作の第N番目の再生動作における上記
    信号処理手段からのピーク値を記憶する第1のピーク値
    記憶手段と、第N−1番目の再生動作におけるピーク値
    を記憶する第2のピーク値記憶手段と、再生動作時の信
    号読み取り手段での信号読み取りエラーを検知し上記第
    1のピーク値記憶手段の記憶処理を制御するピーク値記
    憶制御手段と、再生動作時毎に上記第1のピーク値記憶
    手段と第2のピーク値記憶手段に記憶されている数値の
    平均値を算出する平均値算出手段とから構成したことを
    特徴とするディスク再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項8における強弱情報記憶手段
    を、ディスク上の位置信号情報に基づく一定間隔の期間
    内では再生動作時毎に前記ピーク平均値算出手段の出力
    値の比較更新を行いその期間内での前記ピーク平均値算
    出手段によるピーク平均値の最大値に対応した値を強弱
    の情報としてディスクの再生位置に対応したメモリアド
    レス位置の記憶素子上に記憶する強弱情報記憶手段とな
    したことを特徴とするディスク再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項8における強弱情報読み出し手
    段を、前記高速サーチ動作終了後のディスク再生時に現
    在再生しているディスク再生位置よりも時間的に後方位
    置の強弱の情報を順次読み出す強弱情報読み出し手段と
    なしたことを特徴とするディスク再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項8における強弱情報読み出し手
    段と設定レベル決定手段とを、前記高速サーチ動作終了
    後のディスク再生時に現在のディスク再生位置の近傍位
    置に相当する強弱の情報と現在のディスク再生位置より
    も時間的後方位置の強弱の情報とを順次読み出す強弱情
    報読み出し手段と、上記強弱情報読み出し手段からの現
    在のディスク再生位置の近傍位置に相当する強弱の情報
    と現在のディスク再生位置よりも時間的後方位置の強弱
    の情報とから強弱情報読み出し手段からの出力では直接
    得られないディスク再生位置に相当する強弱情報を推定
    して前記強弱情報記憶手段における強弱情報の存在する
    密度に対し時間的により細かく頻繁に前記ディジタル信
    号減衰手段と前記再生レベル設定手段と前記録音レベル
    設定手段への設定レベルを決定する設定レベル決定手段
    となしたことを特徴とするディスク再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項8における再生レベル設定手段
    と再生レベル制御手段とを、前記DA変換手段からのア
    ナログ音楽信号を使用者が音楽信号聴取に適度な大きさ
    に設定するとともにディスクのディジタル音楽信号レベ
    ルが小さくかつ使用者がボリウム設定を高い位置に設定
    した場合に不足する増幅度を補うための増幅器を有し補
    正増幅度を制御できる形式の再生レベル設定手段と、前
    記設定レベル決定手段からの出力を基に前記ディジタル
    信号減衰手段の減衰量設定値であるディジタル減衰係数
    と前記再生レベル設定手段の増幅度と前記録音レベル設
    定手段の減衰量とを決定しそれぞれ設定することによっ
    て前記アナログ音楽信号をスピーカ等へ出力する際の音
    楽信号再生レベルの自動設定を行うとともに前記録音手
    段への音楽信号録音レベルの自動設定を行う再生レベル
    制御手段となしたことを特徴とするディスク再生装置。
  14. 【請求項14】 請求項8における再生レベル設定手段
    と再生レベル制御手段とを、使用者が音量ボリウム設定
    を再生レベル設定手段の実際の最大位置よりも低い位置
    までしか設定できぬようにして再生レベル制御手段によ
    る補正増幅度の自動的な設定が可能とした再生レベル設
    定手段と、前記設定レベル決定手段からの出力を基に前
    記ディジタル信号減衰手段の減衰量設定値であるディジ
    タル減衰係数と前記再生レベル設定手段の増幅度と前記
    録音レベル設定手段の減衰量を決定しそれぞれ設定する
    ことによって前記アナログ音楽信号をスピーカ等へ出力
    する際の音楽信号再生レベルの自動設定を行うとともに
    前記録音手段への音楽信号録音レベルの自動設定を行う
    再生レベル制御手段となしたことを特徴とするディスク
    再生装置。
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