JPH0636371U - モールドモータのロータ位置決め装置 - Google Patents

モールドモータのロータ位置決め装置

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JPH0636371U
JPH0636371U JP6985392U JP6985392U JPH0636371U JP H0636371 U JPH0636371 U JP H0636371U JP 6985392 U JP6985392 U JP 6985392U JP 6985392 U JP6985392 U JP 6985392U JP H0636371 U JPH0636371 U JP H0636371U
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rotor
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protrusion
molded
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JP6985392U
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幸弘 芦崎
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パッケージエアコンの冷媒流量制御用電磁弁
に使用されるステッピングモータにおいて、別体で構成
されたステータ部とロータ部の位置決め装置を安価に提
供することを目的とする。 【構成】 樹脂モールドされたステータ部の少なくとも
一方の端面に、板バネ状突起10を一体成形し、この板
バネ状突起10の内径側にはロータ部のケースに設けら
れた凹部と嵌合する凸部11を形成する。板バネ状突起
10は、ステータ部内径にロータ部を挿入する際たわ
み、板バネ状突起の凸部とロータ部ケースの凹部との嵌
合後は、モータ回転による振動でロータ部が容易には抜
けることがなく、またロータ部の回転方向に対する動き
も規制できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パッケージエアコンの冷媒流量制御用電動弁等に使用されているス テッピングモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パッケージエアコンの冷媒流量制御用電動弁に、ステッピングモータが 使用されるようになってきている。
【0003】 従来、このタイプの電動弁は冷媒流路と弁および弁駆動機構のシールを行ない 易くするため、弁および弁駆動機構を流路の内部に構成するべく、ビルトインタ イプのステッピングモータが用いられている。以下その構成について図3および 図4を参照しながら説明する。
【0004】 本電動弁は図3に示すステッピングモータのステータ部と、図4に示す弁機構 を内蔵したステッピングモータのロータ部とから構成されている。この2つの主 要部の位置決めはロータ部に設けた凹部19と、ステータ部に付加されている金 属製板バネ21に設けられた凸部11が、ロータ部のケース18の外径とステー タ部のヨーク1の内径とをはめ合わせることにより位置決めされ、ロータ部の抜 け防止とロータ部の回転防止を同時に実現している。
【0005】 ステータ部は、マグネットワイヤ3が巻回されたコイルボビン2と、そのコイ ルボビン2を両側からはさむように構成されたクローポールを有するヨーク1と 、ヨーク1の外周に配置され2つのヨーク1を磁気的に短絡するフレーム5から 構成されている。フレーム5にはピン20が圧入され、そのピン20に板バネ2 1とその板バネ21を固定するための止め金具22が挿入されている。
【0006】 ロータ部は、多極着磁されたロータマグネット13と、ロータマグネット13 と一体に固定されたシャフト14と、シャフト14を保持する軸受15と、シャ フト14先端に設けられた弁機構16と、弁により流れが制御される流体が通る パイプ17と、全体をシールするための非磁性体のケース18とから構成されて いる。
【0007】 上記構成において、ステータ部のマグネットワイヤ3からなるコイルを励磁回 路によって順次励磁すると、それぞれ位相をずらせて配置している4つのクロー ポールを持ったヨーク1の極性が順次変化し、それに伴なったロータ部のロータ マグネット13は回転する。その回転はシャフト14を通して弁機構16を動作 させる。弁機構16はパイプ17の開口面積を変化させるため、その中に流れる 流体量を制御することが可能となる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の電動弁においては、ロータ部とステータ部との位置決めのた めに、ロータ部のケース18に凹部19を設け、その凹部19に嵌合するように 板バネ21の先端に凸部11を設け、その板バネ21をフレーム5に圧入したピ ン20によって固定しているため、フレームは金属のような強度のあるものが必 要で、コスト高になるのを避けられなかった。
【0009】 本考案は上記課題を解決するもので、ロータ部とステータ部との安価な位置決 め装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、ステータ部を樹脂成形し、このステータ 部の少なくとも一方の端面に、ステータ内周側にロータ部のケースに設けた凹部 と嵌合するような凸部を成形した板バネ状の突起を一体成形し、ロータ部外周を ステータ部内周に嵌合したとき、その板バネ状突起のスプリングバックによって 凹部と凸部が嵌合し、ロータ部とステータ部が位置決めされるようにしたもので ある。
【0011】
【作用】
本考案は上記した構成により、金属の板バネを使用することなく、樹脂の持っ ている弾性を利用してロータ部をステータ部に位置決めしているため、金属フレ ーム,圧入ピン,金属板バネ,押え板等が不要となり、大幅な工数削減と材料費 削減に貢献できるものである。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0013】 図1に示すように、ステータ部はヨーク1,コイルボビン2,マグネットワイ ヤ3,ボビン端子4,フレーム5,端子ピン6,端子ピンホルダ7によりその主 要部が構成されており、それらを樹脂8でモールドしている。ステータモールド はコネクタ部9も一体成形され、さらにこのモールド部の一方の端面に、ステー タ内周側にロータ部の非磁性体ケース18に設けた凹部19と嵌合する凸部11 を設けた板バネ状突起10とこの板バネ状突起10を補強するためのリブ12が 一体成形されている。板バネ状突起10は、図1の点線で示すように樹脂のもつ 弾性により従来の金属製板バネのようにたわむことができる。
【0014】 上記構成においてロータ部とステータ部の位置決め状態を説明すると、図2に 示すようにロータマグネット13等を内蔵したケース18をステータ部内径に沿 って挿入すると、一度ステータ部の板バネ状突起10が押し広げられ、さらに挿 入するとケース18に設けられた凹部19に、板バネ状突起10に設けられた凸 部11が嵌合しロータ部を固定する。一度、凹部と凸部が嵌合すれば振動等によ っても容易に軸方向に抜けることはなくなり、さらにロータ部の回転方向に対す る動きも規制される。
【0015】 このように本考案のステータ部とロータ部との位置決め装置によれば、従来の ような金属の板バネ等の部品を使用しなくてもステータの樹脂モールドにより一 回の成形で位置決め装置を形成することが可能となる。
【0016】 なお、上記実施例において、位置決め装置を軸方向の一端面に設けた場合を説 明したが、両端面に設けてもよいことは言うまでもない。
【0017】 また、ステータ部の板バネ状突起に凹部を設け、ロータ部ケースに凸部を設け た場合も同様に本考案に含まれることは言うまでもない。
【0018】
【考案の効果】
以上の実施例から明らかなように、本考案によればロータ部とステータ部の位 置決め装置をステータの樹脂モールド時に形成できるため、位置決めのための余 分な部品が不要で、かつ、その組立工程も省略できるため安価な電動弁を提供す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における電動弁のステータ部
構成を示す断面図
【図2】同電動弁のステータ部とロータ部が位置決めさ
れた状態を示す断面図
【図3】従来の電動弁のステータ部説明図
【図4】同電動弁のロータ部説明図
【符号の説明】
1 ヨーク 2 コイルボビン 3 マグネットワイヤ 4 ボビン端子 5 フレーム 6 端子ピン 7 端子ピンホルダ 8 モールド樹脂 9 コネクタ部 10 板バネ状突起 11 凸部 12 リブ 13 ロータマグネット 14 シャフト 15 軸受 16 弁機構 17 パイプ 18 ケース 19 凹部 20 ピン 21 板バネ 22 止め金具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体ケース内に、ロータマグネッ
    ト,シャフト,軸受,およびその他の部品を内蔵するロ
    ータ部と、このロータ部を内径に挿入装着する別件のス
    テータ部となり、組合わせた状態でステッピングモータ
    の機能を持たせるようにしたロータビルトインタイプの
    モータにおいて、前記ステータ部は外周の全部または一
    部が樹脂モールドされ、その樹脂モールドされたステー
    タ部の少なくとも一方の端面に同一樹脂で一体成形され
    た板バネ状突起を有し、その板バネ状突起のステータ内
    周側には、前記ロータ部ケースに設けられた凹部と嵌合
    するような凸部を有していることを特徴とするモールド
    モータのロータ位置決め装置。
JP6985392U 1992-10-07 1992-10-07 モールドモータのロータ部位置決め装置 Expired - Lifetime JP2563103Y2 (ja)

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JPH0636371U true JPH0636371U (ja) 1994-05-13
JP2563103Y2 JP2563103Y2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=13414792

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072854A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 多相クローポール型モータ
JP2017538391A (ja) * 2014-12-11 2017-12-21 エムエムティー エスアー 被覆されたステータモジュールおよびロータモジュールを有するアクチュエータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072854A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 多相クローポール型モータ
JP2017538391A (ja) * 2014-12-11 2017-12-21 エムエムティー エスアー 被覆されたステータモジュールおよびロータモジュールを有するアクチュエータ

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JP2563103Y2 (ja) 1998-02-18

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