JPH06349785A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06349785A
JPH06349785A JP13574393A JP13574393A JPH06349785A JP H06349785 A JPH06349785 A JP H06349785A JP 13574393 A JP13574393 A JP 13574393A JP 13574393 A JP13574393 A JP 13574393A JP H06349785 A JPH06349785 A JP H06349785A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Al合金膜をエッチングすることなく、残渣
物を完全に除去できる半導体装置の製造方法を提供す
る。 【構成】 上記半導体基板1上に酸化膜を形成し、この
酸化膜2上にAl合金膜を形成する。このAl合金膜上
にパターンニングされたレジスト膜4をマスクとして、
HBrガスを含むエッチングガスを用いたドライエッチ
ングにより、Al配線3を形成する。このとき、レジス
ト残渣とエッチング残渣からなる残渣物5がAl配線3
とレジスト膜4の側壁に付着する。上記レジスト膜4を
酸素系プラズマを用いたレジストアッシング法により除
去する。そして、残った残渣物5を5重量%の弗化アン
モニウムと80重量%の酢酸を含む酸性溶液に15秒間
浸して除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドライエッチング工
程の際に付着したレジスト等の残渣物を除去する半導体
装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造方法としては、
半導体基板上に形成されたAl合金を含む膜をレジスト
をマスクとしてドライエッチングした後、テトラメチル
アンモニウム水酸化物を含むアルカリ性水溶液で洗浄処
理するものがある(特開昭64−2325公報)。
【0003】この半導体装置の製造方法は、半導体基板
上に形成されたAl合金からなる膜に、レジストをマス
クとしてドライエッチングを行い、Al配線を形成す
る。このとき、Al配線や半導体基板上にレジスト残渣
やエッチング残渣からなる残渣物が付着する。そして、
酸素系プラズマによるレジストアッシング法により上記
レジストを除去した後、上記テトラメチルアンモニウム
水酸化物を含むアルカリ性水溶液で洗浄処理することに
よって、Al合金をエッチングすることなく、Al配線
や半導体基板上に付着したレジスト残渣やエッチング残
渣からなる残渣物を除去する。なお、半導体基板上に形
成されたAl合金を含む多層膜を塩素系ガスを用いてド
ライエッチングした際に発生したレジスト残渣やエッチ
ング残渣からなる残渣物も、上記テトラメチルアンモニ
ウム水酸化物を含むアルカリ性水溶液で洗浄処理するこ
とによって除去できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
半導体装置の製造方法において、上記テトラメチルアン
モニウム水酸化物を含むアルカリ性水溶液による洗浄処
理によっても、上記残渣物を十分除去できない場合があ
る。特にこれは、HBrガスを含むエッチングガスを用
いてドライエッチングした場合に顕著で、レジスト残渣
やエッチング残渣からなる残渣物の付着が強固で除去す
ることが困難である。また、この強固な残渣物を除去す
る方法として、(H2SO4+H22)液や硝酸により洗
浄する方法があるが、Al合金などの金属がエッチング
されるので、この方法を用いることができない。このた
め、上記レジスト残渣やエッチング残渣からなる残渣物
により、Al配線間のショートやリークが発生し、ま
た、この残渣物による凹凸が後工程での平坦化を困難に
する。
【0005】そこで、この発明の目的は、Al合金等の
金属をエッチングすることなく、レジスト残渣とエッチ
ング残渣からなる残渣物を容易に除去できる半導体装置
の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の半導体装置の製造方法は、半導体基板上
に形成されたAl合金を含む膜をレジストをマスクとし
てドライエッチングした後、残渣物を除去する半導体装
置の製造方法において、上記残渣物を弗化アンモニウム
を含む溶液で洗浄処理することによって除去することを
特徴としている。
【0007】また、請求項2の半導体装置の製造方法
は、請求項1の半導体装置の製造方法において、上記ド
ライエッチングにHBrガスを含むエッチングガスが用
いられたことを特徴としている。
【0008】また、請求項3の半導体装置の製造方法
は、請求項1または2の半導体装置の製造方法におい
て、上記弗化アンモニウムを含む溶液は、酸性溶液であ
ることを特徴としている。
【0009】また、上記酸性溶液は、酢酸を含むことが
望ましい。
【0010】また、上記酸性溶液は、弗化水素酸を含む
ことが望ましい。
【0011】また、上記酸性溶液は、弗化アンモニウム
の比率が0.1〜10重量%,酢酸の比率が30〜90
重量%であることが望ましい。
【0012】また、請求項7の半導体装置の製造方法
は、請求項1または2の半導体装置の製造方法におい
て、上記残渣物を弗化アンモニウムを含む溶液で洗浄処
理した後、ドライアッシングを行うことを特徴としてい
る。
【0013】また、上記半導体基板上に形成されたAl
合金を含む膜は、Al合金とTiNとを含む多層膜であ
る場合、特に上記残渣物を弗化アンモニウムを含む溶液
で洗浄処理した後、ドライアッシングを行うことが望ま
しい。
【0014】また、上記弗化アンモニウムを含む溶液
は、弗化アンモニウムの比率が0.5〜10重量%であ
ることが望ましい。
【0015】
【作用】上記請求項1の半導体装置の製造方法によれ
ば、半導体基板上に形成されたAl合金を含む膜をレジ
ストをマスクとしてドライエッチングした後、残渣物を
弗化アンモニウムを含む溶液で洗浄処理する。したがっ
て、上記溶液中の弗化アンモニウムによって、残渣物の
除去性が向上するから、上記残渣物を容易に除去でき、
かつ、上記Al合金を含む膜をエッチングすることがな
い。
【0016】また、上記ドライエッチングにHBrガス
を含むエッチングガスを用いた場合、特に上記弗化アン
モニウムを含む溶液で洗浄処理することで、上記残渣物
を容易に除去することができる。
【0017】また、上記弗化アンモニウムを含む溶液が
酸性溶液である場合、上記残渣物の除去性が向上して、
残渣物を容易に除去できる。
【0018】また、上記酸性溶液に酢酸を含む場合、上
記残渣物の除去性がさらに向上して、残渣物を容易に除
去できる。
【0019】また、上記弗化アンモニウムを含む酸性溶
液または弗化アンモニウムと酢酸とを含む酸性溶液に弗
化水素酸を含む場合、上記残渣物の除去性が特によくな
るので、残渣物を容易に除去できる。
【0020】また、上記酸性溶液が酢酸の比率が30〜
90重量%,弗化アンモニウムの比率が0.1〜10重
量%である場合、上記Al合金を含む膜のダメージを特
に少なくして、残渣物を完全に除去できる。
【0021】また、請求項7の半導体装置の製造方法に
よれば、半導体基板上に形成されたAl合金を含む膜を
レジストをマスクとしてドライエッチングする。その
後、上記ドライエッチングによって半導体基板上に付着
した残渣物を弗化アンモニウムを含む溶液で洗浄処理す
ることによって、Al合金を含む膜をエッチングするこ
となく、硬化した残渣物の表面層を除去する。そして、
残った残渣物をドライアッシングにより完全に除去す
る。このように、硬化した残渣物の表面層を弗化アンモ
ニウムを含む溶液で除去した後、ドライアッシングによ
って残った残渣物を容易に除去できる。したがって、従
来に比してドライアッシングの除去性が向上するから、
上記残渣物を容易に除去でき、かつ、上記Al合金を含
む膜をエッチングすることがない。なお、上記ドライエ
ッチングにHBrガスを含むエッチングガスを用いた場
合、特に上記弗化アンモニウムを含む溶液で洗浄処理し
た後、ドライアッシングすることで、上記残渣物を容易
に除去できる。
【0022】また、上記半導体基板上に形成されたAl
合金を含む膜は、Al合金とTiNとを含む多層膜であ
る場合、Al合金が溶け出しやすい構造であっても、弗
化アンモニウムを含む溶液のAlのエッチングレートを
小さくし、Al合金を含む膜のダメージを少なくして、
残渣物を除去できる。
【0023】また、上記弗化アンモニウムを含む溶液
は、弗化アンモニウムの比率が0.5〜10重量%であ
る場合、上記Al合金を含む膜のダメージを特に少なく
して、残渣物を完全に除去できる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の半導体装置の製造方法を実
施例により詳細に説明する。 (第1実施例)図1(a)はこの第1実施例の半導体装
置10のドライエッチング後の断面図を示しており、1
は半導体基板、2は上記半導体基板1上に形成された酸
化膜、3は上記酸化膜2上に形成されたAl配線、4は
上記Al配線3上にフォトリソグラフィ技術を用いてパ
ターンニングされたレジスト膜である。上記レジスト膜
4をマスクとして、HBrガスを含むエッチングガスを
用いて、上記酸化膜2上に蒸着したAl合金膜(図示せ
ず)をドライエッチングすることにより、上記Al配線
3を形成している。このとき、レジスト残渣とエッチン
グ残渣からなる残渣物5がAl配線3とレジスト膜4の
側壁に付着する。そして、図1(b)に示すように、上
記レジスト膜4を酸素系プラズマを用いたレジストアッ
シング法により除去する。このとき、上記残渣物5は酸
素系プラズマでは除去されず、残渣物5の上側はAl配
線3の中心に対して開くように変形されているだけであ
る。そして、上記半導体装置10を弗化アンモニウムと
酢酸とを含む酸性溶液(弗化アンモニウム5重量%,酢
酸80重量%)に15秒間浸して、上記残渣物5を除去
した後、純水洗浄を行い乾燥する。なお、このときの上
記弗化アンモニウムと酢酸とを含む酸性溶液の温度は常
温である。
【0025】このように、上記酸性溶液に含まれる弗化
アンモニウムおよび酢酸によって、レジスト残渣やエッ
チング残渣からなる残渣物の除去性がよくなるから、上
記Al配線3の側壁に付着した残渣物5を容易に除去す
ることができる。また、上記弗化アンモニウムと酢酸と
を含む酸性溶液は、上記酸化膜2やAl配線3をエッチ
ングすることがほとんどなく、ダメージを少なくするこ
とができる。 (第2実施例)図2はこの第2実施例の半導体装置20
のドライエッチング後の断面図を示しており、11は半
導体基板、12は上記半導体基板11上に形成されたA
l合金膜、13は上記Al合金膜12上に形成された酸
化膜、14は上記酸化膜13上にパターンニングされた
レジスト膜である。上記レジスト膜14をマスクとし
て、HBrガスを含むエッチングガスを用いてドライエ
ッチングし、酸化膜13を貫通するバイアホール16を
形成する。このとき、レジスト残渣やエッチング残渣か
らなる残渣物15がバイアホール16の側壁に付着す
る。そして、上記レジスト膜14を酸素系プラズマを用
いたレジストアッシング法により除去するが、上記残渣
物15はバイアホール16の側壁に強固に付着して除去
されない。しかしながら、上記半導体装置20を弗化ア
ンモニウムと酢酸とを含む酸性溶液(弗化アンモニウム
5重量%,酢酸80重量%)に15秒間浸すことによっ
て、上記残渣物15を容易に除去することができる。 (第3実施例)図3(a)はこの第3実施例の半導体装
置30のドライエッチング後の断面図を示しており、2
1は半導体基板、22は上記半導体基板21上に形成さ
れた厚さ3000Åの酸化膜、23は上記酸化膜22上
に形成されたAl配線、24は上記Al配線23上にフ
ォトリソグラフィ技術を用いてパターンニングされたレ
ジスト膜である。上記酸化膜22上に蒸着した厚さ50
00ÅのAlSi膜(図示せず)をレジスト膜24をマ
スクとして、HBrガスを含むエッチングガスを用いて
ドライエッチングすることにより、上記Al配線23を
形成している。なお、このときのドライエッチングの条
件は、HBrガス100sccm,圧力10mTor
r,RFパワー(高周波電力)150Wで50%のオー
バーエッチを行う。このドライエッチングによって、レ
ジスト残渣とエッチング残渣からなる残渣物25がAl
配線23とレジスト膜24の側壁に付着する。そして、
図3(b)に示すように、上記レジスト膜24を酸素系
プラズマでアッシング(酸素ガス+メチルアルコールガ
スの雰囲気中で150秒間行う。)することによって除
去する。このとき、上記残渣物25は酸素系プラズマで
は除去されず、残渣物25の上側はAl配線23の中心
に対して開くように変形されているだけである。そし
て、図3(c)に示すように、上記半導体装置30を2
重量%の弗化アンモニウムを含む水溶液に30秒間浸し
た後、純水洗浄を行い乾燥すると、上記残渣物25の表
面層は除去されるが、さらに残渣物25が残る(エッチ
ング条件によっては、残渣物25を除去できる場合もあ
るが、ほとんどの場合、残渣物25は残る)。さらに、
2ガス100sccm,圧力200mTorrの条件
でドライアッシングを300秒間行い、上記ドライエッ
チング後のアッシングでは除去できなかった残渣物25
を除去する。なお、上記弗化アンモニウムを含む水溶液
のAlのエッチングレートは、温度によって変化するた
め温度管理が重要である。しかしながら、室温で上記水
溶液中に含まれる弗化アンモニウムの濃度を所定の範囲
に保つことによって、残渣物25の除去に十分対応で
き、Al合金の溶け出すことのないエッチングレートが
得られる。
【0026】このように、上記半導体装置30を弗化ア
ンモニウムを含む水溶液で洗浄することによって、上記
ドライエッチングの際に硬化した残渣物25の表面層が
除去されるから、その後のドライアッシングによってA
l配線23の側壁に付着した残渣物25を容易に除去す
ることができる。
【0027】さらに、TiN膜/Al合金膜/TiN膜
のような多層膜構造の半導体装置においては、TiN膜
とAl合金膜の標準電極電位の差が大きいので、水溶液
中の電池効果によってAl合金が溶け出しやすいが、上
記弗化アンモニウムを含む溶液は、特にAlのエッチン
グレートが低いため、Al合金膜をエッチングすること
なく残渣物25の硬化した表面層を除去できる。
【0028】また、上記HBrガスを用いるドライエッ
チングは、従来のBCl3またはCl2を用いたエッチン
グに比べ、レジストとAl合金との選択比が2倍近く優
れている。しかしながら、上記HBrガスを用いたドラ
イエッチング後の残渣物の除去方法は従来確立していな
かったが、上記製造方法によって、HBrガスを用いた
ドライエッチング後の残渣物の除去方法を確立すること
ができた。
【0029】上記第1,第2,第3実施例では、上記ド
ライエッチングにHBrガスを含むエッチングガスを用
いたが、HBrガスを含まないエッチングガスを用いて
もよいのは勿論である。
【0030】また、第1,第3実施例ではAl合金膜、
第2実施例では酸化膜13をドライエッチングしたが、
半導体基板上に形成されたAl合金を含む多層膜の少な
くとも一部をドライエッチングしたものでもよい。
【0031】また、上記第1,第2,第3実施例では、
上記レジスト膜4,14,24を酸素系プラズマを用い
たアッシングにより除去したが、除去する方法はこれに
限らず、溶剤等を用いて除去してもよいのは勿論であ
る。
【0032】また、第1,第2実施例では、上記弗化ア
ンモニウムと酢酸とを含む酸性溶液は、弗化アンモニウ
ムの比率5重量%,酢酸の比率80重量%を混合したも
のを用いたが、夫々の比率は弗化アンモニウムが0.1
〜10重量%,酢酸が30〜90重量%の範囲の適宜な
比率にしてよい。また、酸性溶液はこれに限らず、上記
弗化アンモニウムを含む酸性溶液または弗化アンモニウ
ムと酢酸とを含む酸性溶液に弗化水素酸を混合したもの
でもよい。さらに、弗化アンモニウムおよび弗化水素酸
をエチレングリコール等に混合した酸性溶液を用いても
よい。
【0033】また、上記第3実施例では、半導体基板上
21に酸化膜22とAlSi膜をドライエッチングした
が、Al合金とTiNとを含む多層膜の少なくとも一部
をドライエッチングしたものでもよい。
【0034】また、上記第3実施例では、2重量%の弗
化アンモニウムを含む水溶液を用いたが、弗化アンモニ
ウムの比率は0.5〜10重量%の範囲の適宜な比率に
してよい。
【0035】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上のAl合金
を含む膜をレジストをマスクとしてドライエッチングし
た後、残渣物を弗化アンモニウムを含む溶液で洗浄処理
することによって除去するものである。したがって、請
求項1の発明の半導体装置の製造方法によれば、この溶
液に含まれる弗化アンモニウムによって、残渣物の除去
性が従来に比して向上するから、上記Al合金を含む膜
をエッチングすることなく、上記残渣物を容易に除去す
ることができる。
【0036】また、上記ドライエッチングにHBrガス
を含むエッチングガスが用いられた場合、特に上記弗化
アンモニウムを含む溶液で洗浄処理することで、上記残
渣物を容易に除去することができる。
【0037】また、上記残渣物を弗化アンモニウムを含
む溶液が酸性溶液である場合、上記残渣物の除去性が向
上して、残渣物を容易に除去できる。
【0038】また、上記弗化アンモニウムを含む酸性溶
液に酢酸を含む場合、上記残渣物の除去性がさらに向上
して、残渣物を容易に除去できる。
【0039】また、上記弗化アンモニウムを含む酸性溶
液または弗化アンモニウムと酢酸とを含む酸性溶液に弗
化水素酸を含む場合、上記残渣物の除去性が特によくな
るので、残渣物を容易に除去できる。
【0040】また、上記酸性溶液が酢酸の比率が30〜
90重量%,弗化アンモニウムの比率が0.1〜10重
量%である場合、上記Al合金を含む膜のダメージを特
に少なくして、残渣物を完全に除去できる。
【0041】また、請求項7の発明の半導体装置の製造
方法は、請求項1または2の半導体装置の製造方法にお
いて、半導体基板上のAl合金を含む膜をレジストをマ
スクとしてドライエッチングし、このドライエッチング
により生じた残渣物を弗化アンモニウムを含む溶液で洗
浄処理した後、ドライアッシングを行うものである。し
たがって、請求項7の発明の半導体装置の製造方法によ
れば、ドライエッチング後の硬化した残渣物の表面層を
弗化アンモニウムを含む溶液で除去した後、ドライアッ
シングによって残った残渣物を容易に除去できる。した
がって、従来に比してドライアッシングの残渣物の除去
性が向上するから、上記残渣物を容易に除去でき、か
つ、上記Al合金を含む膜をエッチングすることがな
い。
【0042】また、上記半導体基板上に形成されたAl
合金を含む膜は、Al合金とTiNとを含む多層膜であ
る場合、Al合金が溶け出しやすい構造であっても、弗
化アンモニウムを含む溶液のAlのエッチングレートを
小さくし、Al合金を含む膜のダメージを少なくして、
残渣物を除去できる。
【0043】また、上記弗化アンモニウムを含む溶液
は、弗化アンモニウムの比率が0.5〜10重量%であ
る場合、上記Al合金を含む膜のダメージを特に少なく
して、残渣物を完全に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は請求項1乃至4の発明の一実施
例の半導体装置のドライエッチング後の断面図であり、
図1(b)はアッシング後の断面図である。
【図2】 図2は請求項1乃至4の発明の他の実施例の
半導体装置のドライエッチング後の断面図である。
【図3】 図3(a)は請求項7の発明の一実施例の半
導体装置のドライエッチング後の断面図であり、図3
(b)はアッシング後の断面図であり、図3(c)は弗
化アンモニウムを含む溶液に浸した後の断面図である。
【符号の説明】
1,11…半導体基板、2,13…酸化膜、3…Al配
線、4,14…レジスト、5,15…レジスト残渣物、
12…Al合金膜、16…バイアホール。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されたAl合金を含
    む膜をレジストをマスクとしてドライエッチングした
    後、残渣物を除去する半導体装置の製造方法において、 上記残渣物を弗化アンモニウムを含む溶液で洗浄処理す
    ることによって除去することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 上記ドライエッチングにHBrガスを含
    むエッチングガスが用いられたことを特徴とする請求項
    1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記弗化アンモニウムを含む溶液は、酸
    性溶液であることを特徴とする請求項1または2に記載
    の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記酸性溶液は、酢酸を含むことを特徴
    とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記酸性溶液は、弗化水素酸を含むこと
    を特徴とする請求項3乃至4のいずれか一つに記載の半
    導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記酸性溶液は、弗化アンモニウムの比
    率が0.1〜10重量%,酢酸の比率が30〜90重量
    %であることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一
    つに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記残渣物を弗化アンモニウムを含む溶
    液で洗浄処理した後、ドライアッシングを行うことを特
    徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 上記半導体基板上に形成されたAl合金
    を含む膜は、Al合金とTiNとを含む多層膜であるこ
    とを特徴とする請求項1,2または7のいずれかの一つ
    に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記弗化アンモニウムを含む溶液は、弗
    化アンモニウムの比率が0.5〜10重量%であること
    を特徴とする請求項1,2,7または8のいずれか一つ
    に記載の半導体装置の製造方法。
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