JPH0634429Y2 - 建設機械用可動滑車のガイド装置 - Google Patents

建設機械用可動滑車のガイド装置

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JPH0634429Y2
JPH0634429Y2 JP829289U JP829289U JPH0634429Y2 JP H0634429 Y2 JPH0634429 Y2 JP H0634429Y2 JP 829289 U JP829289 U JP 829289U JP 829289 U JP829289 U JP 829289U JP H0634429 Y2 JPH0634429 Y2 JP H0634429Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧ショベル、クレーン等の建設機械に装備
されるロープ伸縮式伸縮アームにおいて、前記ロープを
掛け回す可動滑車をアウタアームに沿って移動するよう
にガイドする装置に関する。
(従来の技術) 本考案者等は、特開昭61−87035号公報および特開昭62
−82131号公報において、クラムシェルバケットを伸縮
アームの下端に取付け、ロープを用いて伸縮アームを伸
縮させるクラムシェル作業機を提案している。第4図は
前記特開昭62−82131号公報において開示したクラムシ
ェル作業機、第5図はその伸縮アームおよびロープ式伸
縮装置の構成を示す図である。
このクラムシェル作業機の構成を説明すると、第4図に
示すように、油圧ショベル本体1に起伏自在に取付けた
ブーム2の先端に、伸縮アーム3を、油圧シリンダ4に
よって回動自在に取付け、伸縮アーム3の下端にクラム
シェルバケット5を取付けてなる。
この例の伸縮アーム3は、第5図に示すように、アウタ
アーム6とセカンドアーム7とインナアーム8をテレス
コピックに組合わせてなる2段伸縮式のものである。ア
ウタアーム6には、アーム伸縮用油圧シリンダ9が、そ
のチューブをアウタアーム6の上端に固着したブラケッ
ト10にピン付けし、そのピストンロッドを、可動滑車1
1、12を搭載したブラケット13にピン付けして取付けて
いる。また、引込みロープ14の一端を前記ブラケット10
に接続し、前記可動滑車11と前記ブラケット10に取付け
た固定滑車15との間で複数掛けし、アウタアーム6の頂
部の滑車16に掛けてロープ他端をインナアーム8の頂部
に接続している。また、押込みロープ17の一端を、アウ
タアーム6の下部に接続し、可動滑車12とアウタアーム
6の下部に取付けた固定滑車18との間で掛け回し、アウ
タアーム6の下部の滑車19に掛けて他端をセカンドアー
ム7の上端に接続している。また、アウタアーム6の下
端に一端を接続した中間ロープ20をセカンドアーム7の
下端に設けた滑車21に掛け、ロープ他端をインナアーム
8の上端に接続している。
このような構成により、油圧シリンダ9の伸長によって
ブラケット13が下動して引込みロープ14により伸縮アー
ム3が収縮され、油圧シリンダ9の収縮によってブラケ
ット13が上動し、押込みロープ17により伸縮アーム3が
伸長し、掘削時においては、バケット5を押込みながら
掘削が行なえることにより、掘削能率の向上が達成され
ると共に、アーム伸縮が高速で行なえるものである。ま
た、前記ブラケット13の両側の上下にそれぞれローラ22
を取付け、各ローラ22を、アウタアーム6の前面の左右
に設けたガイドレール23に転動自在に係合させ、これに
より、油圧シリンダ9の伸縮方向をロープ14、17の張設
方向に一致させ、油圧シリンダ9やロープ14、17等に無
理な力が加わらないようにしている。
(考案が解決しようとする課題) このような従来装置において、製作誤差やガイドレール
23の曲がり等により、ブラケット13に取付けるローラ22
のガイドレール23に沿う転動が円滑に行なわれず、この
ために、引込みロープ14や押込みロープ17あるいは油圧
シリンダ9等に無理な力がかかったり、また、ローラ22
の取付け時におけるガイドレール23に対する装着が容易
ではないという問題点があった。
本考案は、上述のような問題点に鑑み、建設機械の伸縮
アームのアウタアームに沿って可動滑車を円滑に移動さ
せることができ、可動滑車のブラケットに取付けるロー
ラのガイドレールに対する装着も容易となる建設機械用
可動滑車のガイド装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案は、建設機械の伸縮ア
ームのアウタアームの外面に、伸縮アームをロープを介
して伸縮させるアクチュエータを取付け、前記ロープを
掛け回す可動滑車のブラケットの上下左右4個所に回動
自在にリンクを取付け、該各リンクにローラを取付け、
アウタアームに沿って設けた一対のガイドレールに前記
ローラを転動自在に係合させ、前記リンクとブラケット
の間にリンクの回動角を規制する装置を設けたことを特
徴とする。
また、前記リンクを、前記ブラケットに取付けた軸に着
脱自在に取付けたことを特徴とする。
(作用) ローラを取付けたリンクを、可動滑車のブラケットの上
下左右4個所に回動自在に配設することにより、ガイド
レールに曲がりやたわみ等が生じていても、あるいはロ
ーラの取付け位置に誤差が存在しても、リンクの回動に
よってローラをガイドレールに合わせることができ、ロ
ーラがガイドレールに沿って円滑に転動する。また、リ
ンクの回動角をある範囲に規制することにより、ローラ
のブラケットに対する変位量を制限してブラケットがア
ウタアーム等に対して接触することを防止する。
また、ローラを取付けたリンクを、前記ブラケットに取
付けた軸に着脱自在に取付けることにより、ローラ交換
等のメンテナンス作業が容易となる。
(実施例) 以下本考案の詳細を図面により説明する。第1図は本考
案による可動滑車のガイド装置の一実施例を示す側面
図、第2図はそのA−A断面図、第3図は本考案の要部
を拡大して示す側面図である。第1図ないし第3図にお
いて、第4図および第5図と同じ符号は等価機能を有す
る部分を示す。
第1図および第2図において、24、25は前記可動滑車1
1、12を取付けたブラケット13の上下端にそれぞれ貫通
して取付けた軸、26は各軸24、25の両端にそれぞれ回動
自在に取付けたリンクであり、各リンク26の先端にそれ
ぞれ軸27を介してローラ22が回転自在に取付けられる。
各ローラ22はコ字形をなすガイドレール23内に装着する
ものである。各リンク26は、各軸24、25の両端に嵌合す
る抜け止めリング28およびピン29により抜け止めされ
る。
各リンク26の軸24、25の貫通部には、板材30を溶接する
一方、ブラケット13には、第3図に示すように、板材30
をギャップGを介して囲むように、リンク26の回動範囲
規制用ストッパ31を溶接している。
この構成によれば、第3図に示すように、ストッパ31に
よって規制されるリンク26の回動範囲内において、軸24
または25を中心としてリンク26を回動させることがで
き、これにより、軸24または25に対するローラ22の位置
を、ガイドレール23の垂直方向にΔhに示すように変化
させることができるから、ガイドレール23に曲がりがあ
る場合、あるいは左右のガイドレール23間のたわみ等が
あっても、その曲がり等に沿ってローラ22を転動させる
ことができ、無理な力が発生することはない。また、軸
24、25の取付け位置やローラ22の取付け位置の誤差があ
る場合にも、その誤差を吸収することができる。
また、ローラ22の取付け時には、第2図の2点鎖線aに
示すように、リンク26および板材30の孔32を、軸24、25
に嵌合し、抜け止めリング28および抜け止めピン29によ
り抜け止めするが、この場合、リンク26が軸24、25に回
動自在に取付けられるため、ローラ22をガイドレール23
に位置合わせしてガイドレール23内に容易に装着するこ
とができる。また、保守点検の際には、抜け止めリング
28および抜け止めピン29を外すことにより、リンク26と
共にローラ22を容易に外すことができる。
以上本考案をクラムシェル作業機に例をとって説明した
が、本考案は、ロープを用いて伸縮されるアームを有す
る他の建設機械における可動滑車についても適用でき
る。
(考案の効果) 請求項1によれば、ガイドレールに曲がりやたわみ等が
生じたり、ローラの取付け位置に誤差が生じている場合
においても、ローラがガイドレールの曲がり等に応じて
変位するので、ローラがガイドレールに沿って円滑に転
動する。また、リンクの回動角をある範囲に規制するこ
とにより、ローラのブラケットに対する変位量を制限し
てブラケットがアウタアーム等に接触することが防止さ
れる。従って伸縮アームを伸縮させるアクチュエータや
ロープあるいはローラに無理な力がかかることがなく、
これらの破損が防止されると共に、製作誤差に細心の注
意をはらう必要がないため、製作容易となる。また、ロ
ーラをガイドレールに装着する際、ローラの位置合わせ
が容易となる。
請求項2によれば、ローラを取付けたリンクを、前記ブ
ラケットに取付けた軸に着脱自在に取付ることにより、
ローラ交換等のメンテナンス作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による可動滑車のガイド装置の一実施例
を示す側面図、第2図はそのA−A断面図、第3図は本
考案の要部を示す拡大側面図、第4図は本考案を適用す
るクラムシェル作業機の一例を示す側面図、第5図はそ
の伸縮アームのロープ式伸縮装置を示す断面図である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械の伸縮アームのアウタアームの外
    面に、伸縮アームをロープを介して伸縮させるアクチュ
    エータを取付け、前記ロープを掛け回す可動滑車のブラ
    ケットの上下左右4個所に回動自在にリンクを取付け、
    該各リンクにローラを取付け、アウタアームに沿って設
    けた一対のガイドレールに前記ローラを転動自在に係合
    させ、前記リンクとブラケットの間にリンクの回動角を
    規制する装置を設けたことを特徴とする建設機械用可動
    滑車のガイド装置。
  2. 【請求項2】前記リンクを、前記ブラケットに取付けた
    軸に着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1記載
    の建設機械用可動滑車のガイド装置。
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JP5816225B2 (ja) * 2013-06-13 2015-11-18 日立建機株式会社 多段伸縮アーム装置および多段伸縮アーム装置を備えた深掘り掘削機

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