JP4326053B2 - 伸縮ブーム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、クレーン車、高所作業車等の作業機に備えられる伸縮ブーム装置に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
クレーン車、高所作業車等の作業機に備えられる伸縮ブーム装置は、複数のブームをその断面寸法の大きいブームの内側へ断面寸法の小さいブームを順次嵌挿してこれらをテレスコープ状に伸縮自在とした伸縮ブームと、該伸縮ブームを伸縮駆動させるための伸縮駆動手段とを備えて構成される。
【0004】
また、この伸縮駆動手段は、通常、油圧シリンダとか索体(例えば、ワイヤー)を構成要素とし、例えば単数又は複数の油圧シリンダのみで、あるいは単数又は複数の油圧シリンダと単数又は複数の索体との組み合わせによって構成される。そして、これら構成要素のうち、上記油圧シリンダは、伸縮方向において前後する一対のブーム間に跨がって配置され、その伸縮作動によりこれら一対のブームを直接伸縮駆動する。これに対して、上記索体は、上記油圧シリンダにより駆動される一対のブームの一方とこれら以外のブームとの間に跨がって張設され、該油圧シリンダにより伸縮駆動されるブームの移動力を利用してブームの伸縮を行うものである。
【0005】
この場合、上記伸縮ブームは、その全縮状態においてはこれを構成する複数のブームの全てがその全長に亙ってほぼ重合し、下段側のブームの基端部と上段側のブームの基端部とのブーム伸縮方向における間隔は小さくなっており、しかもこの近接した下段側のブームの基端部と上段側のブームの基端部との間に上記油圧シリンダを全縮状態で取り付けてその伸長作動によって上記伸縮ブームを伸長駆動させる必要がある。さらに、伸縮ブームの基端部は例えば旋回台に対して起伏動可能に連結されるものであるため、該伸縮ブームの起伏動を可能とする必要上、上記伸縮用油圧シリンダはこれが該伸縮ブームの基端部から後方へ突出することは許されない。
【0006】
これらのことから、上記油圧シリンダは、上記伸縮ブーム内に、そのシリンダロッドを伸縮ブーム基端側に向けた状態で配置され、且つ該シリンダロッドの先端部が下段側のブームの基端部に、シリンダチューブのロッド突出側端部が上段側のブームの基端部に、それぞれ連結ピンを介して連結される。従って、上記油圧シリンダのシリンダチューブは、そのロッド突出側端部のみが支持された片持ち状態で、且つそのほぼ全長が上段側のブームの内部に配置されることになる。しかし、かかる片持ち支持構造では、上記シリンダチューブの自重により上記シリンダロッド側にこれを上反り方向に変形させるようなモーメントが作用し、該シリンダロッドの座屈強度の低下の一因となるため、従来一般には、上記シリンダチューブの反ロッド突出側端部に、該反ロッド突出側端部を下方から支持するローラを設け、このローラと上記連結ピンとによって上記シリンダチューブをその両端で支持するようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、上記伸縮用油圧シリンダには、その自重の外に、作業時における伸縮ブームの横方向の振動による横荷重が作用するが、上記シリンダチューブの反ロッド突出側端部にはこの横荷重を支持するものがないため、該反ロッド突出側端部はこの横荷重を受けて横方向への振れを生じることになる。そして、この反ロッド突出側端部の横方向への振れによって、特に伸縮用油圧シリンダの伸長状態においては上記シリンダロッドのシリンダチューブからの突出部に大きな横方向への曲げモーメントが作用し、その結果、大きな軸力を受ける上記シリンダロッドの座屈強度が低下し、その信頼性が損なわれ、また座屈強度を保持すべく上記シリンダロッドの径寸法を大きくした場合には伸縮ブーム装置の重量が増加し該伸縮ブーム装置を備えた作業機における安定性が損なわれるという問題が発生することになる。従って、かかるシリンダチューブの反ロッド突出側端部の横方向への振れを防止するための手段を講じることが必要となる。
【0008】
また、このようなシリンダチューブの反ロッド突出側端部の横振れの防止手段を講じるに際しては、伸縮ブームの伸縮時における該伸縮ブームの各ブームと上記シリンダチューブの反ロッド突出側端部との対応関係を考慮することが必要である。即ち、上記伸縮ブームの全縮状態においては該伸縮ブームを構成する各ブームがほぼその全長において重合することから、上記伸縮用油圧シリンダのシリンダチューブは、重合する各ブームのうちの最内側に位置する最上段側のブームの内側に位置している。そして、伸縮ブームがその全縮姿勢から全伸姿勢まで伸長作動する場合、上記シリンダチューブの反ロッド突出側端部は、最上段側のブームに対応している状態から、これよりも下段側に位置するブーム(即ち、重合方向の外側に位置するブーム)側にその対応が変化することになる。この場合、上記伸縮ブームを構成する各ブームは、その断面形状が下段側のブームから上段側のブームにかけて次第に小さくなるように設定されているので、上記伸縮ブームの伸縮作動に伴って上記シリンダチューブの反ロッド突出側端部が対応するブームが変化すると、この対応するブームの変化に伴って、該反ロッド突出側端部とその側方に位置するブーム内側面との間隔が変化することになる。従って、上述のように、上記シリンダチューブの反ロッド突出側端部にその横方向の振れを防止する手段を設けるに際して、該反ロッド突出側端部が対応するブームの変化に伴う該反ロッド突出側端部の横方向間隔の変化を考慮していないと、該反ロッド突出側端部の横振れを伸縮ブームの全伸縮範囲において有効に防止することができないことになる。
【0009】
さらに、上述のように上記伸縮用油圧シリンダにおける上記シリンダチューブの反ロッド突出側端部は、ローラによってその下方から支持されるものの、上方側への変位に対してはこれを規制するものがないため、シリンダチューブの振れに起因するシリンダロッドの座屈強度の低下の防止という観点からは、上記反ロッド突出側端部の上方側への変位を防止する手段を設けることも必要となる。
【0010】
そこで本願発明は、伸縮ブーム装置において、伸縮ブームの全伸縮範囲において伸縮用油圧シリンダの振れを効果的に防止して該伸縮用油圧シリンダの座屈強度の向上を図ることを主たる目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【0012】
本願の第1の発明では、順次断面寸法が異なる複数のブーム3A,3B.3C,3Dを、断面寸法の大きいブームの内側にこれより断面寸法の小さいブームを順次嵌挿してこれら複数のブーム3A,3B.3C,3Dを伸縮自在としてなる伸縮ブーム3と、該伸縮ブーム3の内部において断面寸法の大きい下段側のブーム3Aと該下段側のブーム3A内に嵌挿された断面寸法の小さい上段側のブーム3Bとの間に跨がって配置され且つそのシリンダロッド7Bの先端部が上記下段側のブーム3Aの基端部3A1に、そのシリンダチューブ7Aのロッド突出側端部7A1が上記上段側のブーム3Bの基端部3B1にそれぞれ連結される伸縮用油圧シリンダ7とを備え、上記伸縮用油圧シリンダ7の伸縮動に伴って上記伸縮ブーム3が伸縮するとき、該シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2が、該シリンダチューブ7Aの上記ロッド突出側端部7A1が連結された上記上段側のブーム3Bとこれよりもさらに上段側に位置するブーム3Cとの間に跨がって、又は該シリンダチューブ7Aの上記ロッド突出側端部7A1が連結された上記上段側のブーム3Bよりもさらに上段側に位置する複数のブーム3C,3D間に跨がって移動するように構成された伸縮ブーム装置において、上記伸縮用油圧シリンダ7における上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に、該反ロッド突出側端部7A2が対応する上記ブーム3B,3C又は3C,3Dの側面板に対して接離自在とされるとともに適宜の付勢手段50により該側面板に当接する方向に常時付勢された当接部材48を備えてなる一対の振止機構45,45をそれぞれ設けるとともに、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に、該反ロッド突出側端部7A2から左右両側に延出配置されて上記トップブーム3Dの側面板に近接対向することで上記伸縮用油圧シリンダ7の左右方向への振れ止めを行う左右一対の側方ガイド板46,46をそれぞれ設けたことを特徴としている。
【0013】
本願の第2の発明では、順次断面寸法が異なる複数のブーム3A,3B.3C,3Dを、断面寸法の大きいブームの内側にこれより断面寸法の小さいブームを順次嵌挿してこれら複数のブーム3A,3B.3C,3Dを伸縮自在としてなる伸縮ブーム3と、該伸縮ブーム3の内部において断面寸法の大きい下段側のブーム3Aと該下段側のブーム3A内に嵌挿された断面寸法の小さい上段側のブーム3Bとの間に跨がって配置され且つそのシリンダロッド7Bの先端部が上記下段側のブーム3Aの基端部3A1に、そのシリンダチューブ7Aのロッド突出側端部7A1が上記上段側のブーム3Bの基端部3B1にそれぞれ連結されるとともに、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2には上記伸縮ブーム3の内下面を転動又は摺動して該反ロッド突出側端部7A2を支持するシリンダ支持部材21が設けられた伸縮用油圧シリンダ7と、上記伸縮ブーム3の内側を上記下段側のブーム3A又は上記上段側のブーム3Bと最小の断面寸法をもつ最上段側のブーム3Dとの間に跨がり且つ長さ調節手段15,17により上記伸縮ブーム3の伸縮動に拘わらず常時一定長さに維持されるようにして張設された索体107とを備え、上記伸縮用油圧シリンダ7の伸縮動に伴って上記伸縮ブーム3が伸縮するとき、該シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に設けた上記シリンダ支持部材21が、該シリンダチューブ7Aの上記ロッド突出側端部7A1が連結された上記上段側のブーム3Bとこれよりもさらに上段側に位置するブーム3Cとの間に跨がって、又は該シリンダチューブ7Aの上記ロッド突出側端部7A1が連結された上記上段側のブーム3Bよりもさらに上段側に位置する複数のブーム3C,3D間に跨がって移動するように構成された伸縮ブーム装置において、上記伸縮用油圧シリンダ7における上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に、上記索体107の中間部を下側から支持する索体支持部材20を設けるとともに、該索体107を、上記索体支持部材20の支持点において該支持点を頂点とし且つ該支持点における接線方向よりも上記伸縮ブーム3の内下面側へ折曲した状態で張設したことを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本願発明ではかかる構成とすることにより次のような効果が得られる。
【0015】
(イ) 本願の第1の発明にかかる伸縮ブーム装置によれば、上記伸縮用油圧シリンダ7における上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に、該反ロッド突出側端部7A2が対応する上記ブーム3B,3C又は3C,3Dの内面に対して接離自在とされるとともに適宜の付勢手段50により該内面に当接する方向に常時付勢された当接部材48を備えてなる一対の振止機構45,45がそれぞれ設けられているので、例えば上記伸縮ブーム3の作業時における振動によって該伸縮ブーム3の内部に配置された上記伸縮用油圧シリンダ7に振動荷重が作用し、これを受けて上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2が振れを生じる場合、該反ロッド突出側端部7A2に設けられた上記一対の振止機構45,45の上記当接部材48,48が、該反ロッド突出側端部7A2が対応する上記ブーム3B,3C又は同3C,3Dの内面に対して上記付勢手段50の付勢力によってそれぞれ当接せしめられることで、該反ロッド突出側端部7A2の振れが可及的に防止される。この結果、例えば、シリンダロッド7Bの径寸法の拡大等の仕様変更による強度アップを行うことなく、上記反ロッド突出側端部7A2の振れに起因する上記シリンダロッド7Bの座屈強度の低下が確実に防止され、上記伸縮用油圧シリンダ7の作動上の信頼性が高められることになる。
【0016】
この場合、上記一対の振止機構45,45に設けられた上記当接部材48,48が上記ブーム3B,3C又は3C,3Dの内面に対して接離自在で且つ付勢手段50により該内面に当接する方向に常時付勢される構成であることから、上記伸縮ブーム3の伸縮作動に伴って、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2が異なる断面寸法をもつ複数のブーム間に跨がって移動し、該各ブーム毎に該各ブームの内面と上記反ロッド突出側端部7A2との間隔が変化しても、この間隔の変化に拘わらず上記当接部材48は常時対応するブームの内面に当接することになる。この結果、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2の振れの防止、延いては上記シリンダロッド7Bの座屈強度の低下の防止が、上記伸縮ブーム3の全伸縮範囲において確保され、上記伸縮用油圧シリンダ7の作動上の信頼性がより一層高められるものである。
【0017】
さらに、上記当接部材48が上記付勢部材50の付勢力によってブーム内面に当接される構成であることで、該当接部材48が一方のブームの内面と他方のブームの内面との間においてこれら両者間の段差を乗り越えて乗り移る場合、この段差によるショックをほとんど生じることなくスムーズに乗り移ることができ、上記伸縮ブーム3の円滑な伸縮動作が実現されるものである。
【0018】
また、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に、左右一対の側方ガイド板46,46を、該反ロッド突出側端部7A2から左右両側に延出配置しているので、該側方ガイド板46,46が上記トップブーム3Dの側面板に近接対向することで上記伸縮用油圧シリンダ7の左右方向への振れ止めが行なわれる。
【0019】
(ロ) 本願の第2の発明にかかる伸縮ブーム装置によれば、上記伸縮用油圧シリンダ7における上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に、上記索体107の中間部を下側から支持する索体支持部材20を設けるとともに、該索体107を、上記索体支持部材20の支持点において該支持点を頂点とし且つ該支持点における接線方向よりも上記伸縮ブーム3の内下面側へ折曲した状態で張設しているので、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に設けられた上記索体支持部材20には、上記索体107の張力によって該索体支持部材20を上記伸縮ブーム3の内下面側へ押圧する付勢力が作用し、この付勢力により該反ロッド突出側端部7A2の上方への浮き上がりが抑制され、その結果、該反ロッド突出側端部7A2の上方への浮き上がりに起因する上記シリンダロッド7Bの座屈強度の低下が確実に防止され、その作動上の信頼性が高められることになる。
【0020】
また、上記索体107は、上記伸縮ブーム3の内側を上記下段側のブーム3A又は上記上段側のブーム3Bと最小の断面寸法をもつ最上段側のブーム3Dとの間に跨がり且つ長さ調節手段15,17により上記伸縮ブーム3の伸縮動に拘わらず常時一定長さに維持されるようにして張設されて上記伸縮ブーム3の縮小駆動用に使用されるものであることから、該索体107を上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2の浮き上がり防止手段として利用することで部材の兼用化が促進され、例えば浮き上がり防止手段として専用の部材を備える場合に比して、部材点数の減少及び構造の簡略化によるコストダウンが期待できるものである。
【発明の実施の形態】
【0021】
以下、本願発明にかかる伸縮ブーム装置を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0022】
図1には、本願発明にかかる伸縮ブーム装置の一例として、伸縮ブーム装置を備えた高所作業車Zを示している。この高所作業車Zは、車両1の後端部に旋回自在に搭載した旋回台2に、次述の伸縮ブーム3の基端部3aを枢支し、該伸縮ブーム3を起伏用油圧シリンダ6によって上下方向に起伏自在となすとともに、該伸縮ブーム3の先端部3bには操作盤29を備えた作業デッキ5を、デッキ支持アーム4を介して取り付けて構成される。また、上記作業デッキ5は、上記起伏用油圧シリンダ6による上記伸縮ブーム3の起伏動と内挿配置の伸縮用油圧シリンダ7(図2参照)の伸縮作動に伴う伸縮動及び上記旋回台2の旋回動とによって所定の三次元位置に位置設定される。また、上記作業デッキ5は、油圧モータ9によって上記伸縮ブーム3の先端部3aにおいて適宜旋回駆動されるとともに、レベリング用油圧シリンダ8が上記起伏用油圧シリンダ6と連動して上記デッキ支持アーム4の対地姿勢を常時一定に維持することでそのデッキ面5aが常時水平となるように姿勢保持される。従って、この高所作業車Zにおいては、上記旋回台2側から上記伸縮ブーム3を介してその先端部3b側に送油と送電とを行うことが必要である。
【0023】
尚、この実施形態においては、上記伸縮ブーム3と該伸縮ブーム3に内挿配置された伸縮用油圧シリンダ7と後述する各ワイヤー105〜107とで特許請求の範囲中の「伸縮ブーム装置」が構成されている。また、図1に示す状態は、上記高所作業車Zが非作業時の姿勢である「格納姿勢」に設定された状態であり、この格納姿勢においては、上記伸縮ブーム3は全縮で且つその先端部3aを上記車両1の前部側に向けた旋回位置において最倒伏されている。
【0024】
以下、伸縮ブーム3等により構成される伸縮ブーム装置の具体的構成を、図2以下を参照して説明する。
【0025】
伸縮ブーム3
伸縮ブーム3は、図2及び図3に示すように、該伸縮ブーム3の最基端側に位置し且つその基端部3A1が上記旋回台2側に枢支されるベースブーム3Aと、該ベースブーム3A内に伸縮可能に内挿されたセカンドブーム3Bと、該セカンドブーム3B内に伸縮可能に内挿されたサードブーム3Cと、該サードブーム3C内に内挿され且つ上記伸縮ブーム3の最先端側に位置するトップブーム3Dとを備えた四段伸縮式ブームで構成される。そして、この伸縮ブーム3においては、後述するように、上記ベースブーム3Aに対する上記セカンドブーム3Bの伸縮駆動のみを伸縮用油圧シリンダ7によって行い、上記セカンドブーム3Bに対する上記サードブーム3Cの伸長駆動と該サードブーム3Cに対する上記トップブーム3Dの伸長駆動とはそれぞれサードブーム伸用ワイヤー105及びトップブーム伸用ワイヤー106の張力によって行い、さらに上記セカンドブーム3Bに対する上記サードブーム3Cとトップブーム3Dの縮小駆動は縮小用ワイヤー107(特許請求の範囲中の「索体」に該当する)の張力によって行うようにしている。
【0026】
尚、上記伸縮ブーム3を構成する上記各ブーム3A〜3Dは、図11に示すように、共に略矩形の断面形状をもつ所定長さの箱状体で構成され、これら各ブーム3A〜3Dを、その断面寸法の大きい下段側のブームに対して断面寸法の小さい上段側のブームを順次摺動自在に嵌挿配置することでテレスコープ状に伸縮自在とされている。そして、上記伸縮ブーム3の全縮状態においては、図2及び図3に示すように、上記各ブーム3A〜3Dはその全長に亙って略重合している。
【0027】
ベースブーム3A
上記ベースブーム3Aは、上記各ブーム3A〜3Dのうち、最大の断面寸法をもち、その基端部3A1が上記旋回台2に枢支されることで上下方向に起伏自在とされるとともに、その軸方向中段部の下面側には、上記旋回台2との間に跨がって上記起伏用油圧シリンダ6が取り付けられる。
【0028】
また、このベースブーム3Aの基端部3A1の上面側には、後述する各油圧ホース111,111,・・と電線112,112,・・とを該ベースブーム3Aの基端部3A1側から該ベースブーム3Aの内側に内挿配置される後述のセカンドブーム3Bの基端部3B1側に引き込むために次述の屈曲支持機構11が取り付けられる。
【0029】
上記屈曲支持機構11は、図2及び図5に示すように、多数のリンク40,40,・・を相互に折曲自在に連接してなる一対のリンク列39,39を所定間隔をもって平行配置して構成され、これら一対のリンク列39,39の間において上記油圧ホース111,111,・・と電線112,112,・・を支持するようになっている。
【0030】
そして、この実施形態においては、上記屈曲支持機構11を上記ベースブーム3Aの基端部3A1の上面側に配置するために、該ベースブーム3Aの上面板3Aaに次述の開口30を設けている。即ち、図2、図4及び図8に示すように、上記ベースブーム3Aの基端部3A1における上面板3Aaには、該基端部3A1側の端部に開口し且つここから先端部3A2側に向かって延びる所定幅の直線状切欠を設け、これを上記開口30とし、この開口30部分に上記屈曲支持機構11を配置するようにしている。さらに、この開口30を形成したことによる上記ベースブーム3Aの強度低下、特に上記上面板3Aaの開き変形を防止するために、該開口30の口縁部分に次述の補強部材31を配置している。
【0031】
上記補強部材31は、例えば、所定幅の板材の両縁部をそれぞれ矩形状に折曲させて形成されるものであって、矩形断面形状をもつ左右一対の閉断面部31a,31aと、該一対の閉断面部31a,31aの上面間に跨がって延びる平板状の延設部31bを備えている。そして、この補強部材31は、図4及び図8に示すように、上記一対の閉断面部31a,31aをそれぞれ上記開口30の側縁部に対応させた状態で上記上面板3Aa上に取り付けられる。
【0032】
従って、この補強部材31を設けたことにより、上記上面板3Aaの上記開口30形成部分は、該補強部材31によってその強度が補強され所要の強度性能をもつことになる。また、この補強部材31の配置により、上記開口30はその上面側が上記延設部31b上下方向に所定の間隔をもった状態で覆われ、該延設部31bと上記一対の閉断面部31a,31aとにより上記開口30を介して上記ベースブーム3Aの内部に連通する空間部32が形成される。
【0033】
そして、上記屈曲支持機構11は、上記開口30の上側に位置する上記空間部32と下側に位置する上記ベースブーム3Aの内部空間との間に跨がって略U字状に折曲自在に配置され、その一端11aはブラケット41を介して上記補強部材31の延設部31bのブーム先端寄り端部の下面側に固定されている。また、上記屈曲支持機構11の他端11bは、図5に示すように、後述するセカンドブーム3Bの基端部3B1の上面板3Baの内側にブラケット42を介して固定されている。
【0034】
以上の構成により、上記屈曲支持機構11は、上記セカンドブーム3Bが上記ベースブーム3Aに対して伸縮作動すると、上記一端11aと他端11bとの相対位置の変化に対応してその屈曲点の位置が順次移動することで該セカンドブーム3Bの伸縮動作に追従することになる。尚、この場合、図8に示すように、上記屈曲支持機構11の一対のリンク列39,39はそれぞれ上記補強部材31の各閉断面部31a,31aの内側面板面に近接対向しており、該内側面板面によって左右方向の振れ止めがなされる。
【0035】
また、上記屈曲支持機構11には、図2、図9及び図10に示すように、上記旋回台2側から上記ベースブーム3Aの基端部3A1の上面側を通って上記開口30の前端側に引き込まれる五本の引込用油圧ホース104,104,・・と三本の電線112,112,112とが相互に所定間隔をもって延設され且つここに支持されている。そして、上記各引込用油圧ホース104,104,・・は、上記屈曲支持機構11の他端11b側から引き出された後、該他端11bの前方に位置するようにして上記セカンドブーム3Bの基端部3B1の内面に基台35を介して固定されたジョイント体36を介して、上記伸縮ブーム3の内部に配置される後述の油圧ホース111,111,・・の一端にそれぞれ接続される。また、上記電線112,112,112は、上記屈曲支持機構11の他端11b側から引き出された後、上記ジョイント体36において各クランプ38,38により該ジョイント体36側に固定され、さらにそのまま該ジョイント体36から上記伸縮ブーム3の内部側に引き込まれる。
【0036】
この各油圧ホース111,111,・・と電線112,112,112の伸縮ブーム3内における配置状態は後述する。また、上記ジョイント体36が固定される上記基台35には、左右一対のブラケット37,37が設けられており、これら各ブラケット37,37には後述する縮小用ワイヤー107,107の一端107a,107aが連結される。
【0037】
一方、上記ベースブーム3Aの基端部3A1寄り部分における断面方向略中央位置には、矩形断面をもつ所定長さの直杆体でなるポスト12が、該ベースブーム3Aの軸心と平行に配置されている。そして、このポスト12は、ブーム基端側の一端12aを上記ベースブーム3Aの基端部3A1に固定せしめる一方、ブーム先端側の他端12bを上記ベースブーム3Aの先端部3A2の近傍に位置させ且つ該他端12bに設けたガイドプレート14を介して後述する伸縮用油圧シリンダ7に支持させている。さらに、このポスト12の他端12bの両側面には、それぞれシーブアセンブリ17,17が備えられている。
【0038】
この左右一対のシーブアセンブリ17,17は、図12に示すように、共に5本の溝をもち、その一方のシーブアセンブリ17には三本の油圧ホース111,111,111と電線112と縮小用ワイヤー107とがそれぞれ巻掛けられ、また他方のシーブアセンブリ17には2本の油圧ホース111,111と2本の電線112と縮小用ワイヤー107がそれぞれ巻掛けられる。
【0039】
また、図5及び図8に示すように、上記ポスト12の一端12aには、三個の調整ボルト113,113,113が設けられ、この各調整ボルト113,113,113には、上記ポスト12の内部を通って配置される後述する三本のサードブーム伸用ワイヤー105,105,105の一端105a,105a,105がそれぞれ連結されている。さらに、上記ベースブーム3Aの基端部3A1の端面上で、且つサードブーム3Cとトップブーム3Dとの間の側部空間に対応する位置には、左右一対の調整ボルト114,114が配置されており、該各調整ボルト114,114には後述するトップブーム伸用ワイヤー106,106の一端が連結されている。
【0040】
セカンドブーム3B
上記セカンドブーム3Bは、上記ベースブーム3Aの内部に摺動自在に内挿される箱状体であって、上記伸縮ブーム3の全縮状態においては図2及び図3に示すように、その基端部3B1は上記ベースブーム3Aの基端部3A1の直前方に位置し、またその先端部3B2は上記ベースブーム3Aの先端部3A2の直前方側に位置している。そして、このセカンドブーム3Bは、上述のように次述の伸縮用油圧シリンダ7によって上記ベースブーム3Aに対して伸縮駆動される。
【0041】
上記伸縮用油圧シリンダ7は、上記ベースブーム3Aと上記セカンドブーム3Bとの間に配置されるものであって、上記ポスト12と略同等の軸長をもつシリンダチューブ7Aとこれに内挿されたシリンダロッド7Bとを備えている。そして、この伸縮用油圧シリンダ7は、上記シリンダロッド7Bを上記ベースブーム3Aの基端部3A1の端面側に向けた状態で、上記ポスト12の直下方に該ポスト12と平行に配置され、該シリンダロッド7Bの先端をシリンダピン24を介して上記ベースブーム3Aの基端部3A1に枢支せしめる一方、上記シリンダチューブ7Aのロッド突出側端部7A1はこれをシリンダピン23を介して上記セカンドブーム3Bの基端部3B1に枢支せしめている。従って、上記セカンドブーム3Bは、上記伸縮用油圧シリンダ7の伸縮動作に伴って上記ベースブーム3Aに対して伸長・縮小することになる。
【0042】
また、上記伸縮用油圧シリンダ7のシリンダチューブ7Aを上記セカンドブーム3Bに枢支する上記シリンダピン23には、次述する左右一対のシーブアセンブリ15,15が取り付けられている。このシーブアセンブリ15は、上記ポスト12の他端12bに設けた上記シーブアセンブリ17,17に対応するものであって、図10に示すように、その一方のシーブアセンブリ15には三本の油圧ホース111,111,111と電線112と縮小用ワイヤー107とが巻掛けられ、また他方のシーブアセンブリ15には2本の油圧ホース111,111と2本の電線112と縮小用ワイヤー107が巻掛けられる。
【0043】
一方、上記伸縮用油圧シリンダ7における上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2には、図6、図7及び図11に示すように、ブラケット13を介してシーブアセンブリ16が設けられている。このシーブアセンブリ16は、上記ポスト12の内部を通って上記ベースブーム3Aの基端部3A1側からブーム先端側に引き出される三本の上記サードブーム伸用ワイヤー105,105,105が巻掛けられるものであって、ブーム幅方向において上記ポスト12の中心に対応するようにして配置されている(図11参照)。さらに、上記ブラケット13の先端には、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2を後述のサードブーム3C及びトップブーム3Dに対して支持するローラ21(特許請求の範囲中の「シリンダ支持部材」に該当する)が設けられている。尚、この実施形態においては、上記「シリンダ支持部材」を上記ローラ21によって構成し、該ローラ21の転動作用によって、上記伸縮ブーム3の伸縮動作に拘わらず常時反ロッド突出側端部7A2を支持するようにしているが、この「シリンダ支持部材」はかかる転動機構をもつものに限定されるものではなく、例えばブーム下面内側を摺動するようにした摺動機構で構成することもできるものである。
【0044】
また、上記ブラケット13の上記ローラ21の近傍位置には、左右一対のシーブ20,20(特許請求の範囲中の「索体支持部材」に該当する)が設けられており、該各シーブ20,20には上記縮小用ワイヤー107,107がその上面側から巻掛けられる。この場合、上記各縮小用ワイヤー107,107は、図15に示すように、その一端107aが上記セカンドブーム3Bの基端部3B1に連結固定される一方、その他端107bは、上記基端部3B1側から上記ポスト12の先端部12bに設けた上記シーブアセンブリ17及び上記伸縮用油圧シリンダ7のシリンダチューブ7A側に設けた上記シーブアセンブリ15をそれぞれ介して、上記シーブ20の上面側から巻掛けられ、最終的にはその他端107bは後述するトップブーム3Dの先端部3D2に設けた後述の調整ボルト115(図3参照)に連結されている。
【0045】
そして、この実施形態のものにおいては、図6に示すように、上記シーブ20に対してその上面側から巻掛けられる上記縮小用ワイヤー107が該シーブ20の支持点において該支持点を頂点とし且つ該支持点における接線方向よりも上記伸縮ブーム3の内下面側(この実施形態では上記ローラ21側)へ折曲した状態で張設されるように、該シーブ20と上記シーブアセンブリ15と上記調整ボルト115の三者間における高さ位置を相対的に設定し、上記縮小用ワイヤー107の張力によって、上記シーブ20をブーム下面側に付勢するような付勢力を発生させ得るようにしている。尚、この実施形態においては、上記シーブアセンブリ15と上記シーブアセンブリ17とによって特許請求の範囲中の「長さ調節手段」が構成されている。
【0046】
さらに、上記ブラケット13の左右両側には、それぞれ上下一対のガイド22,22が配置されており、この上下一対のガイド22,22の内側には上記油圧ホース111と電線112がそれぞれ挿通される。
【0047】
また、上記ブラケット13の上部には、図6及び図7に示すように、上記ブラケット13から左右両側に延出配置されて上記トップブーム3Dの側板の内面に近接対向することで上記伸縮用油圧シリンダ7の左右方向への振れ止めを行う左右一対の側方ガイド板46,46と、上記ブラケット13の上面側に位置し上記トップブーム3Dの上面板の内面に近接対向することで該伸縮用油圧シリンダ7の上方向への振れを規制する上面ガイド板51と、次述の振止機構45とが設けられている。
【0048】
上記振止機構45は、上記サードブーム3Cの側面板と上記トップブーム3Dの側面板に対して選択的に対向して上記伸縮用油圧シリンダ7の端部の左右方向の振れを抑制するためのものであって、この実施形態のものにおいては、上記ブラケット13の左右両側にそれぞれ配置している。この振止機構45は、上記ブラケット13から側方に突設したブラケット47の先端側に支点ピン49を介してガイドローラ48(特許請求の範囲中の「当接部材」に該当する)を、上記サードブーム3Cの側面板又は上記トップブーム3Dの側面板に接離する方向へ揺動自在に取り付けるとともに、該ガイドローラ48をスプリング50(特許請求の範囲中の「付勢手段」に該当する)によって常時該ブーム3C,3Dの側面板に当接する方向に付勢して構成される。そして、上記振止機構45は、これが上記サードブーム3C内に位置しているときには、図7に実線図示するように該サードブーム3Cの側面板に当接して転動可能とされる一方、上記トップブーム3D内に位置しているときには図7に鎖線図示するように上記スプリング50の付勢力に抗して内方へ揺動変位して該トップブーム3Dの側面板に当接して転動可能とされる。
【0049】
尚、この実施形態においては、上述のように特許請求の範囲中における「当接部材」を上記ガイドローラ48で構成しているが、この「当接部材」はかかる実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、上記ブーム3C,3Dの側面板上を摺動する摺動機構で構成することもできる。また、この実施形態においては上記ガイドローラ48を、上記ブーム3C,3Dの側面板に接離する方向に揺動可能に支持し、且つ上記スプリング50によって該ブーム3C,3Dの側面板側に付勢する構成としているが、かかる付勢構造に代えて、例えば上記ガイドローラ48を上記ブーム3C,3Dの側面板に略垂直な方向において進退自在に支持し、且つこれをスプリング等の適宜の付勢手段によって該ブーム3C,3Dの側面板に当接する如く付勢する構成とすることもできるものである。
【0050】
さらに、上記振止機構45の上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に対する配置構成は、上記実施形態の如く該反ロッド突出側端部7A2の左右両側にそれぞれ一組ずつ配置する構成に限定されるものではなく、例えば該振止機構45を上記反ロッド突出側端部7A2の上下両側にそれぞれ一組ずつ設ける構成とか、該振止機構45を上記反ロッド突出側端部7A2の左右両側と上下両側とにそれぞれ配置する構成とすることもできるものである。
【0051】
サードブーム3C
上記サードブーム3Cは、上記セカンドブーム3Bの内部に摺動自在に内挿される箱状体であって、上記伸縮ブーム3の全縮状態においては図2及び図3に示すように、その基端部3C1は上記セカンドブーム3Bの基端部3B1の直前方に位置し、またその先端部3C2は上記セカンドブーム3Bの先端部3B2の直前方側に位置している。そして、このサードブーム3Cの基端部3C1には、図5に示すように、ブラケット43が設けられるとともに、該ブラケット43には後述するサードブーム伸用ワイヤー105の端部105bに設けた索端止108が連結されている。尚、このブラケット43は、左右一対設けられており、上記サードブーム3Cの幅方向における取付位置は、上記伸縮用油圧シリンダ7側に設けられた上記シーブアセンブリ16,16に対応する位置とされている。
【0052】
また、上記サードブーム3Cの先端部3C2の左右両側面板の内側には、図3及び図11に示すように、左右一対の前側シーブ19,19が、該サードブーム3Cの側面板とトップブーム3Dの側面板との間隔内に位置するようにしてそれぞれ配置されているとともに、該各前側シーブ19,19のブーム基端側部位には索端止109,109が、それぞれ配置されている。尚、この索端止109には後述のトップブーム伸用ワイヤー106の一端が連結されるとともに、上記索端止109には後述の後側シーブ18において折り返された上記トップブーム伸用ワイヤー106が巻掛けられる。
【0053】
トップブーム3D
上記トップブーム3Dは、上記サードブーム3Cの内部に摺動自在に内挿される箱状体であって、上記伸縮ブーム3の全縮状態においては図2及び図3に示すように、その基端部3D1は上記サードブーム3Cの基端部3C1の直前方に位置し、またその先端部3D2は上記サードブーム3Cの先端部3C2の直前方側に位置している。このトップブーム3Dの基端部3D1の左右両側板の外面には、図2及び図12に示すように、それぞれ後側シーブ18,18が配置されている。この各後側シーブ18,18は、上記サードブーム3Cの側面板とトップブーム3Dの側面板との隙間に位置しており、上記前側シーブ19,19にそれぞれ巻掛けられた上記トップブーム伸用ワイヤー106が巻掛けられる。
【0054】
尚、このように、上記後側シーブ18と前側シーブ19を共に上記サードブーム3Cとトップブーム3Dとの間の側部空間内に配置する必要上、これら両者間の側部空間の間隔は、他のブーム間の側部空間の間隔よりも広くなっている。
【0055】
さらに、上記トップブーム3Dの先端部3D2には、図3に示すように、その前端開口を閉塞するようにして端面板26が設けられるとともに、該端面板26には該先端部3D2の上方側においてブーム前後方向に延びるシリンダ支持アーム10が取り付けられている。そして、このシリンダ支持アーム10には上記作業デッキ5のレベリングを行うためのレベリング用油圧シリンダ8が設けられている。
【0056】
また、上記端面板26の上下方向略中央位置には、油圧用のジョイントアセンブリ27が取り付けられており、該ジョイントアセンブリ27には、上記各油圧ホース111,111,・・の一端が接続される。さらに、上記端面板26の下端部には調整ボルト115が取り付けられるとともに、該調整ボルト115には上述のように上記縮小用ワイヤー107の他端107bが連結されている。
【0057】
ワイヤーと油圧ホース及び電線の張設構造
続いて、上記各ワイヤー105〜107と、上記各油圧ホース111,111,・・及び上記各電線112,112,・・の張設構造を図13〜図16を参照して説明する。
【0058】
図13には、上記トップブーム伸用ワイヤー106の張設構造を示している。このトップブーム伸用ワイヤー106は、その一端106aが上記ベースブーム3Aの基端部3A1に設けた上記調整ボルト114に連結されている。そして、該調整ボルト114からブーム先端側に引き出された上記トップブーム伸用ワイヤー106は、上記サードブーム3Cの先端部3C2に設けた上記前側シーブ19に巻掛けられた後、ブーム基端側に折り返されて上記トップブーム3Dの基端部3D1に設けた上記後側シーブ18に巻掛けられ、さらにこの後側シーブ18においてブーム先端側に折り返され、その他端106bは上記サードブーム3C側の上記索端止109に連結される。
【0059】
図14には、上記サードブーム伸用ワイヤー105の張設構造を示している。このサードブーム伸用ワイヤー105は、その一端105aが上記ベースブーム3Aの基端部3A1に設けた上記調整ボルト113に連結されている。そして、この調整ボルト113から上記ポスト12の内部を通ってブーム先端側に引き出された上記サードブーム伸用ワイヤー105は、上記伸縮用油圧シリンダ7の端部に設けた上記シーブアセンブリ16に巻掛けられてブーム先端側に折り返された後、上記サードブーム3Cの基端部3C1側に引き出され、その他端105bは該基端部3C1に設けた上記索端止108に連結されている。
【0060】
図15には、上記縮小用ワイヤー107の張設構造が示されている。この縮小用ワイヤー107は、上述の如く、その一端107aが上記セカンドブーム3Bの基端部3B1に設けた上記索端止110に連結されている。そして、この索端止110からブーム先端側に引き出された上記縮小用ワイヤー107は、上記ポスト12の端部に設けた上記シーブアセンブリ17に巻掛けられてブーム基端側に折り返された後、上記セカンドブーム3Bの基端部3B1に設けた上記シーブアセンブリ15に巻掛けられ、さらにブーム先端側に折り返される。そして、このシーブアセンブリ15からブーム先端側に折り返された上記縮小用ワイヤー107は、上記伸縮用油圧シリンダ7の端部に設けた上記シーブ20に対してその上方側から巻掛けられ、そのまま上記トップブーム3Dの先端部3D2側に引き出され、その他端107bは該先端部3D2に設けた上記調整ボルト115に連結される。
【0061】
以上の各ワイヤー105〜107の張力と、上記伸縮用油圧シリンダ7の伸縮力とによって上記伸縮ブーム3が伸縮駆動される。
【0062】
一方、図16には、上記各油圧ホース111,111,・・と各電線112,112,・・の張設構造を示している。これら両者は、上記トップブーム3Dの先端部3D2における連結位置が異なるのみで、それ以外の張設経路は同一とされている。即ち、上記各油圧ホース111,111,・・と各電線112,112,・・の一端111a,112aは、共に上記屈曲支持機構11の他端11bから上記セカンドブーム3Bの基端部3B1に設けた上記ジョイント体36側に引き出されて該ジョイント体36に連結あるいは固定された後、該ジョイント体36からからブーム先端側に引き出される。そして、先ず、上記ポスト12の端部に設けた上記シーブアセンブリ17に巻掛けられてブーム基端側に折り返された後、さらに上記セカンドブーム3Bの基端部3B1に設けた上記シーブアセンブリ15に巻掛けられてブーム先端側へ折り返される。そして、これら油圧ホース111,111,・・と電線112,112,・・は、上記伸縮用油圧シリンダ7の端部に設けた上記上下一対のガイド22,22の間を通って上記トップブーム3Dの先端部3D2側に引き出され、且つ上記油圧ホース111の他端11bは上記ジョイントアセンブリ27に連結され、また上記電線112はコネクター116に連結される。
【0063】
尚、これら上記各油圧ホース111,111,・・は、上記レベリング用油圧シリンダ8及び上記油圧モータ9への油圧の給排に使用される。また、上記電線112,112,・・は、上記作業デッキ5側の上記操作盤29への送電あるいは信号通信に使用される。
【0064】
特有の作用効果
以上の如く構成された伸縮ブーム3、伸縮用油圧シリンダ7等を備えてなる伸縮ブーム装置においては、次のような特有の作用効果が奏せられるものである。
【0065】
即ち、この実施形態に記載の伸縮ブーム装置においては、上記伸縮用油圧シリンダ7における上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2の左右両側に、該反ロッド突出側端部7A2が対応する上記サードブーム3Cとトップブーム3Dの内側面に対して接離自在で且つ上記スプリング50により該内側面に当接する方向に常時付勢されたガイドローラ48を備えてなる振止機構45がそれぞれ設けられているので、例えば高所作業車Zの作業中における上記伸縮ブーム3の振動によって該伸縮ブーム3の内部に配置された上記伸縮用油圧シリンダ7に横方向への荷重が作用し、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2が横方向へ振られようとしても、該反ロッド突出側端部7A2の左右両側にそれぞれ配置された左右一対の上記振止機構45,45の上記各ガイドローラ48,48が、該反ロッド突出側端部7A2が対応する上記サードブーム3C又は上記トップブーム3Dの内側面に対して上記スプリング50の付勢力によって当接せしめられることで、該反ロッド突出側端部7A2の横振れが可及的に防止される。この結果、例えば、上記シリンダロッド7Bの径寸法の拡大等の仕様変更による強度アップを行うことなく、上記反ロッド突出側端部7A2の横振れに起因する上記シリンダロッド7Bの座屈強度の低下が確実に防止され、延いては上記伸縮用油圧シリンダ7の作動上の信頼性が高められることになる。
【0066】
また、上記振止機構45においては、これに備えられた上記ガイドローラ48が上記サードブーム3C又はトップブーム3Dの内側面に対して接離自在で且つ上記スプリング50により該内側面に当接する方向に常時付勢された構成であることから、上記伸縮ブーム3の伸縮作動に伴って、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2が異なる断面寸法をもつ上記サードブーム3Cとトップブーム3Dの間に跨がって移動し、これによって該各ブーム3C,3D毎に該各ブーム3C,3Dの内側面と上記反ロッド突出側端部7A2との間隔が変化しても、この間隔の変化に拘わらず上記ガイドローラ48は常時対応するブームの内側面に当接することになる。この結果、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2の横振れ防止、延いては上記シリンダロッド7Bの座屈強度の低下防止が、上記伸縮ブーム3の全伸縮範囲において確保され、上記伸縮用油圧シリンダ7の作動上の信頼性がより一層高められる。
【0067】
さらに、上記ガイドローラ48が上記スプリング50の付勢力によって上記サードブーム3C又はトップブーム3Dの内側面に当接される構成であることで、該ガイドローラ48が上記サードブーム3Cの内側面と上記トップブーム3Dの内側面との間においてこれら両者間の段差を乗り越えて乗り移る場合、この段差によるショックをほとんど生じることなくスムーズに乗り移ることができ、それだけ上記伸縮ブーム3の円滑な伸縮動作が実現されることになる。
【0068】
一方、この実施形態の伸縮ブーム装置においては、上記伸縮用油圧シリンダ7における上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に、上記縮小用ワイヤー107の中間部を下側から支持するシーブ20を設けるとともに、該縮小用ワイヤー107を、上記シーブ20の支持点において該支持点を頂点とし且つ該支持点における接線方向よりも上記伸縮ブーム3の内下面側へ折曲した状態で張設しているので、上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2に設けられた上記シーブ20には、上記縮小用ワイヤー107の張力によって該シーブ20を上記伸縮ブーム3の内下面側へ押圧する付勢力が作用し、この付勢力により該反ロッド突出側端部7A2の上方への浮き上がりが抑制される。この結果、上記反ロッド突出側端部7A2の上方への浮き上がりに起因する上記シリンダロッド7Bの座屈強度の低下が確実に防止され、その作動上の信頼性が高められることになる。
【0069】
また、この場合、上記縮小用ワイヤー107は、上述のように本来の機能としては、上記トップブーム3Dの縮小作動用に使用されるものであるが、これをこの実施形態のように上記シリンダチューブ7Aの反ロッド突出側端部7A2の浮き上がり防止手段としても同時に機能させるようにすることで、該縮小用ワイヤー107の兼用化が促進され、例えば浮き上がり防止手段として専用の部材を備える場合に比して、部材点数の減少及び構造の簡略化によるコストダウンが期待できるものである。
【0070】
その他
(1) 上記実施形態においては、本願発明にかかる伸縮ブーム装置を備えた高所作業車Zを例にとって説明しているが、本願発明の伸縮ブーム装置は高所作業車のみならず、クレーン車等の各種作業機の伸縮ブーム装置として広く適用できるものである。
【0071】
(2) 上記実施形態においては、上記伸縮ブーム3が四段伸縮式ブームで構成されたものを例にとって説明したが、本願発明はかかる構成の伸縮ブームを備えたものに限定されるものではなく、複数段の伸縮ブームを備えた伸縮ブーム装置に広く適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる伸縮ブーム装置の実施形態としての高所作業車の側面図である。
【図2】 図1に示した高所作業車における伸縮ブームの基端側部分の拡大図である。
【図3】 図1に示した高所作業車における伸縮ブームの先端側部分の拡大図である。
【図4】 図2のIV−IV矢視図である。
【図5】 図2のV部の拡大図である。
【図6】 図3のVI部の拡大図である。
【図7】 図6のVII−VII矢視図である。
【図8】 図5のVIII−VIII矢視図である。
【図9】 図5のIX−IX矢視図である。
【図10】 図5のX−X断面図である。
【図11】 図3のXI−XI断面図である。
【図12】 図3のXII−XII断面図である。
【図13】 伸縮ブームのトップブーム伸用ワイヤーの取り回し図である。
【図14】 伸縮ブームのサードブーム伸用ワイヤーの取り回し図である。
【図15】 伸縮ブームの縮小用ワイヤーの取り回し図である。
【図16】 伸縮ブームにおける油圧ホース及び電線の取り回し図である。
【符号の説明】
1は車両、2は旋回台、3は伸縮ブーム、3Aはベースブーム、3Bはセカンドブーム、3Cはサードブーム、3Dはトップブーム、4はデッキ支持アーム、5は作業デッキ、6は起伏用油圧シリンダ、7は伸縮用油圧シリンダ、8はレベリング用油圧シリンダ、9は油圧モータ、10はシリンダ支持アーム、11は屈曲支持機構、12はポスト、13はブラケット、14はガイドプレート、15〜17はシーブアセンブリ、18は後側シーブ、19は前側シーブ、20はシーブ、21はローラ、22はガイド、23はシリンダピン、24はシリンダピン、30は開口、31は補強部材、35は基台、36はジョイント体、37はブラケット、38はクランプ、39はリンク列、40はリンク、41〜43はブラケット、45は振止機構、46は側方ガイド板、47はブラケット、48はガイドローラ、49は支点ピン、50はスプリング、51は上面ガイド板、Zは高所作業車である。

Claims (2)

  1. 順次断面寸法が異なる複数のブーム(3A,3B.3C,3D)を、断面寸法の大きいブームの内側にこれより断面寸法の小さいブームを順次嵌挿してこれら複数のブーム(3A,3B.3C,3D)を伸縮自在としてなる伸縮ブーム(3)と、
    該伸縮ブーム(3)の内部において断面寸法の大きい下段側のブーム(3A)と該下段側のブーム(3A)内に嵌挿された断面寸法の小さい上段側のブーム(3B)との間に跨がって配置され且つそのシリンダロッド(7B)の先端部が上記下段側のブーム(3A)の基端部(3A1)に、そのシリンダチューブ(7A)のロッド突出側端部(7A1)が上記上段側のブーム(3B)の基端部(3B1)にそれぞれ連結される伸縮用油圧シリンダ(7)とを備え、
    上記伸縮用油圧シリンダ(7)の伸縮動に伴って上記伸縮ブーム(3)が伸縮するとき、該シリンダチューブ(7A)の反ロッド突出側端部(7A2)が、該シリンダチューブ(7A)の上記ロッド突出側端部(7A1)が連結された上記上段側のブーム(3B)とこれよりもさらに上段側に位置するブーム(3C)との間に跨がって、又は該シリンダチューブ(7A)の上記ロッド突出側端部(7A1)が連結された上記上段側のブーム(3B)よりもさらに上段側に位置する複数のブーム(3C,3D)間に跨がって移動するように構成された伸縮ブーム装置であって、 上記伸縮用油圧シリンダ(7)における上記シリンダチューブ(7A)の反ロッド突出側端部(7A2)に、該反ロッド突出側端部(7A2)が対応する上記ブーム(3B,3C又は3C,3D)の側面板に対して接離自在とされるとともに適宜の付勢手段(50)により該側面板に当接する方向に常時付勢された当接部材(48)を備えてなる一対の振止機構(45),(45)がそれぞれ設けられるとともに、上記シリンダチューブ(7A)の反ロッド突出側端部(7A2)に、該反ロッド突出側端部(7A2)から左右両側に延出配置されて上記トップブーム(3D)の側面板に近接対向することで上記伸縮用油圧シリンダ(7)の左右方向への振れ止めを行う左右一対の側方ガイド板(46),(46)がそれぞれ設けられていることを特徴とする伸縮ブーム装置。
  2. 順次断面寸法が異なる複数のブーム(3A,3B.3C,3D)を、断面寸法の大きいブームの内側にこれより断面寸法の小さいブームを順次嵌挿してこれら複数のブーム(3A,3B.3C,3D)を伸縮自在としてなる伸縮ブーム(3)と、
    該伸縮ブーム(3)の内部において断面寸法の大きい下段側のブーム(3A)と該下段側のブーム(3A)内に嵌挿された断面寸法の小さい上段側のブーム(3B)との間に跨がって配置され且つそのシリンダロッド(7B)の先端部が上記下段側のブーム(3A)の基端部(3A1)に、そのシリンダチューブ(7A)のロッド突出側端部(7A1)が上記上段側のブーム(3B)の基端部(3B1)にそれぞれ連結されるとともに、上記シリンダチューブ(7A)の反ロッド突出側端部(7A2)には上記伸縮ブーム(3)の内下面を転動又は摺動して該反ロッド突出側端部(7A2)を支持するシリンダ支持部材(21)が設けられた伸縮用油圧シリンダ(7)と、
    上記伸縮ブーム(3)の内側を上記下段側のブーム(3A)又は上記上段側のブーム(3B)と最小の断面寸法をもつ最上段側のブーム(3D)との間に跨がり且つ長さ調節手段(15,17)により上記伸縮ブーム(3)の伸縮動に拘わらず常時一定長さに維持されるようにして張設された索体(107)とを備え、
    上記伸縮用油圧シリンダ(7)の伸縮動に伴って上記伸縮ブーム(3)が伸縮するとき、該シリンダチューブ(7A)の反ロッド突出側端部(7A2)に設けた上記シリンダ支持部材(21)が、該シリンダチューブ(7A)の上記ロッド突出側端部(7A1)が連結された上記上段側のブーム(3B)とこれよりもさらに上段側に位置するブーム(3C)との間に跨がって、又は該シリンダチューブ(7A)の上記ロッド突出側端部(7A1)が連結された上記上段側のブーム(3B)よりもさらに上段側に位置する複数のブーム(3C,3D)間に跨がって移動するように構成された伸縮ブーム装置であって、
    上記伸縮用油圧シリンダ(7)における上記シリンダチューブ(7A)の反ロッド突出側端部(7A2)に、上記索体(107)の中間部を下側から支持する索体支持部材(20)が設けられるとともに、
    該索体(107)は、上記索体支持部材(20)の支持点において該支持点を頂点とし且つ該支持点における接線方向よりも上記伸縮ブーム(3)の内下面側へ折曲した状態で張設されていることを特徴とする伸縮ブーム装置。
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