JPH0497026A - クレーン付き掘削機 - Google Patents

クレーン付き掘削機

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JPH0497026A
JPH0497026A JP21236690A JP21236690A JPH0497026A JP H0497026 A JPH0497026 A JP H0497026A JP 21236690 A JP21236690 A JP 21236690A JP 21236690 A JP21236690 A JP 21236690A JP H0497026 A JPH0497026 A JP H0497026A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は掘削機に関し、特に、土砂を掘り取るためのバ
ケットをアームの長さ方向に伸縮することができる掘削
機にクレーン機構を設けたことを特徴とするクレーン付
き掘削機に関するものである。
〔従来の技術] 土木作業においては、土砂の掘り取りゃ、穴を掘削する
作業が多いものであった。このような掘削作業である土
木作業の近代化を図り、効率的に作業を進めるために掘
削機(バンクホーとも呼ばれる)が盛んに用いられてい
る。
従来の多くの掘削機では、クローラ−や車輪を取り付け
た車体にややくの字形をしたブームを揺動自在に取付け
、このブームの先端にはやや直線状をしたアームが取り
付けられていた。このアームはブームに対して上下方向
に揺動自在に連結されており、アームの先端にはバケッ
トが取り付けられていた。この構成により、ブーム、ア
ーム、バケットをそれぞれ協同して動作させることによ
り、バケットを土中に押し入れることができ、次いでバ
ケットを引き上げることで土砂を掘り取ることが可能と
なっている。この掘削機の基本的な構造は従来から盛ん
に使用されており、その形状は殆ど変化がないものであ
る。そして、これらのバケット、アーム、ブームを動作
させるためには、通常三つの油圧シリンダーをそれぞれ
操作することによって掘り取り作業を行わせることがで
きるものであった。
この様な従来から盛んに利用されている掘削機を用い、
掘り取る溝や穴の深さをより深くするためにはブームと
アームと長さをそれぞれ長くしなければならない。また
、河岸からバケットを長く伸ばし、対岸の土砂を掘り取
るような作業現場では、従来の掘削機ではブームとアー
ムの長さが固定されていることから、ブームとアームに
よって設定された長さ以上にはバケットは届かないもの
であった。このように、従来の構成ではバケットで掘り
取る深さや、ハケ7)が到達する距離にはおのずとll
[があるものであった。
上記のような限定された条件の作業では、溝や穴を深く
掘り取ろうとしたり、またはバケットを長い位1にまで
到達させようとする際には、ブームとアームの長さをそ
れぞれ長くすれば理論的には可能なものである。しかし
、ブームとアームを長く設計すると、掘削機の移動時に
おいてその全長が長くなるので運搬しにくいものであっ
た。
また、このような掘削作業の後では、掘り取った土砂を
バケットで車体の前方より後方に向けて移動させなけば
ならないものである。この移送ではバケットを車体に対
して旋回させているが、旋回時にブームを垂直に立ち上
げなければならず、ブームを垂直に立ち上げるとその頂
上高さが高くなり、架設しである電線や他の構造物と接
触することになり、作業が危険なものとなったにのよう
に従来の掘削機においては、ブームとブームの長さがそ
れぞれ固定されているため、作業範囲が限定される欠点
があった。このため、本発明上回−の発明者はアームを
伸縮できるよう乙こし、アームの先端に取り付けたバケ
ットをより深い位1にまで押し下げたり、または長く到
達させることができる掘削機を提案している (特願平
1年107990号、特願平1年247005号など)
さて、溝掘りゃ穴掘りの作業現場においては、土砂を掘
り取るという作業の他に、パイプやヒユーム管をその掘
り取った後に埋設したり、掘り取った後の穴を鉄板など
で覆う作業も付随して発生するものであった。この重量
物の吊り下げの作業においては、人力で持ち上げる程度
の重量であれば問題にはならないが、例えば重量のある
ヒユーム管や鉄板などを吊り上げる場合には、保安基準
からして専用のクレーン車を用いなければならないもの
である0重量物の吊り上げには、専用の安全機構を備え
たクレーン機構でなければ作業の安全基準を満たさない
からである。
しかしながら掘削機で作業をしている現場では、クレー
ン車を同時に使用する可能性のある作業工程が少ないも
のであり、個別の能力を持つ2つの車両を同時に?l!
傭しておくことが通常有り得ないものである。また現場
の両側が狭い作業現場では、掘削機だけを現場に導入す
るのが限界であり、この状態の場所にクレーン車を更に
持ち込むことは狭い作業地形より不可能なものであった
。さらに重量物を吊り上げる作業は土砂の掘り取り作業
に比べて掻めて短時間に終了するものであり、吊り上げ
る機能だけの専用のクレーン車を使用することとなれば
クレーン車の出動時間には無駄な時間が生ずるものであ
った。
このため土砂を掘り取る作業の途中において作業物を持
ち上げる場合には、従来では往々にして掘削機のバケッ
トにワイヤーを引っ掛け、バケットを支えるアーム、ブ
ームを上下動させることにより重量物を持ち上げること
が行われているのが現状であった。バケットにワイヤー
を引っ掛けて重量物を吊り上げる作業は極めて簡易なこ
とであるが、掘削機は本来その機能が重量物を吊り上げ
るための構造を有していないため、ワイヤーが外れたり
して掻めて危険なものである。また、掘削機本来の機能
から外れた使用方法をするため、吊り上げ可能重量の限
度が不明となり、危険性の高い作業を行わざるを得ない
ものであった。
このような作業現場での不都合により、掘削機とクレー
ンを単一の車体に組み込んだクレーン機能が付いた掘削
機も案出されている(例えば、特願昭63年31578
7号など)、、このようなりレーン付き掘削機ではブー
ムの側面または内部に伸び縮みできるクレーンを収納さ
せておき、重量物を吊り上げる際においてはこのクレー
ン機構をブームより伸び出させ、クレーン機構の先端よ
りワイヤーを垂れ下げ、このワイヤーの先端にフックを
連結させた構成であった。この構成では重量物を吊り上
げない場合には、クレーン機構を縮小させておき、バケ
ットの動作の邪魔にならないようにして掘削の作業をす
るものであり、クレーンの機能と掘削の機能がそれぞれ
個別に機能し、狭い場所における土木作業には掻めて便
利なものであった。
しかし、このクレーン機構は掘削作業において邪魔とな
らないようにその長さを伸縮できる機構を有さなければ
ならず、構造が複雑なものであった。また、掘削のため
のアーム、ブームとは別に伸縮するためのクレーン機構
を掘削機に取り付けなければならず、製造工程が多くな
り、高価となる欠点を有していた。
このような作業現場からの要請により、本願の発明者と
同一の発明者はアームを外アームと内アームから組立て
、内アームを外アームに対して伸縮できるようにすると
共に、内アームの先端からフック機構を吊り下げたクレ
ーン付き掘削機を提案している(特願平1年12544
3号)。
この機構では、前記の2つの掘削機の欠点を同一の機構
で解消することができる。すなわち、内アームを外アー
ムに対して伸縮させることでノ\ケットの到達距離を変
更させることができ、この伸縮する内アームの先端から
フック機構が吊り下げであるため、吊り下だ物の位置を
自由に移動させることができるものであった。
しかしながら、この新しく提案された掘削機では外アー
ムに対して内アームが伸縮するため、吊り下げたフック
機構の高さ位置を補正する必要があった。すなわち、外
アーム自体に巻上げ機構を固定するならば、内アームの
伸縮によってワイヤーも伸縮され、フック機構の高さ位
置が変わってくることになる。この場合には、内アーム
の伸縮動作と巻上げ機構の動作を平行して操作し、ワイ
ヤーの弛みを手動により調整しなければならないもので
あった。この操作は微調整となり、操縦者にとって面倒
なものであった。
また、前述の特願平1年125443号ではこのワイヤ
ーの弛みを自動的に補正するために、巻上げ機構を内ア
ームの移動と同期して外アームに対して移動させている
。この構成では、内アームから吊り下げられたフック機
構はワイヤーの弛みが一定であるため、フック機構が垂
れ下がったり、内アームに衝突することも無くなる。し
かし、内アムの移動と同期して巻上げ機構も移動させな
ければならないため、機構が複雑となり、移動における
作動力を大きくしなければならない欠点も生してきてい
る。
この欠点を解消するために、内アームの先端に巻上げ機
構を固定することも考えられる。この構成であれば、構
造が簡単であり、内アームより吊り下げたワイヤーの弛
みを調整する必要が無くなる。しかし、内アームの先端
に巻上げ機構が設けられていると、先端に加わる重量が
大きくなり、大きなモーメントが外アームの根本に加え
られる。
このため、外アームの耐荷重性を大きくするか、吊り下
げる能力を小さくしなければならず、実用的ではなかっ
た。
c問題点を解決するだめの手段] 本発明は上述の欠点に鑑み、移動できる車体と、この車
体前部で上下方向に揺動自在に連結されたブームと、こ
のブームの先端において上下方向に揺動自在に連結され
た外アームと、この外アームの長さ方向に伸縮できるよ
うに挿入された内アームと、内アームの先端に連結され
たバケットとから成り、内アームを外アームに対して伸
縮させることでバケットの到達位置を変更できる掘削機
において、外アームにワイヤーを巻き取る巻上げ機構を
固定し、この巻上げ機構から引き出されたワイヤーを内
アームの内部に挿入してこの内アームの先端から垂れ下
げ、このワイヤーにフック機構を吊り下げた後に内アー
ムの内部に戻し、ワイヤーの先端を内アームの後端で反
転させた後に外アームの内部に連結させたことを特徴と
するクレーン付き掘削機を提供するものである。
〔作用] 本発明では、ブームの先端に外アームを連結し、この外
アームの内部には内アームをその長さ方向に摺動自在に
挿通してあり、内アームにバケットを連結しである。こ
のため、掘削の作業においては内アームを伸縮させるこ
とで、バケットをより深い位iにまで到達させることが
できる。
また、内アームの先端からはフック機構がワイヤーによ
り吊り下げられているが、このワイヤーは内アームの後
部より挿入され、内アームの先端から引き出されている
。そして、ワイヤーにフック機構が巻き廻された後で、
再度内アームの内部に入り、内アームの後端で反転され
た後にワイヤーの終端は外アームの内部に連結されてい
る。このため、内アームを外アームに対して摺動させて
も、ワイヤー全体の長さの変更は無いために、内アーム
の先端から吊り下げられたワイヤーの長さは変わらず、
フック機構と内アームとの距離は常に一定である。この
ため、内アームを伸縮させる際にワイヤーの弛みを調整
する作業が必要と無くなる。また、巻取り機構は外アー
ムの後端に取り付けられているので、モーメント荷重が
大きくならず、アーム全体を強固にする必要性が無く、
吊り下げ荷重も大きくすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図は、本発明における掘削機の一実施例を示す外観
の斜視図である。
エンジン、油圧発生機等を収納した車体1の下部左右に
はクローラ−2が取り付けてあり、このクローラ−2に
より車体1を自由に移動することができる。そして、こ
の車体1の前面中央にはややくの字形に曲げられたブー
ム3が連結してあり、ブーム3の中央両足と車体1の前
部左右とは俯仰用の油圧シリンダー4が介在させである
。このブーム3の上端には直線形状の外アーム5が揺動
自在に連結してあり、この外アーム5の後部とブーム3
の背面中央との間には揺動用の油圧シリンダー6が介在
させである。この外アーム5は鋼板を折り曲げ、断面を
やや四角形とした筒状をしており、この外アームの内部
にはその長さ方向に沿って摺動できるように断面四角形
をした内アーム7が挿通させである。そして、この内ア
ーム7の先端にはバケット8が揺動自在に連結しである
この内アーム7の先端とバケット8との後部との間には
リンク機構を形成するためのリンク9、IOが連結して
あり、両リンク9、lOはそれらの先端が結び付けられ
たやや三角形状をしており、両リンク9、IOの頂点に
はバケットシリンダー11のシリンダーロッド12が連
結させである。前記外アーム5の上面には、その長さ方
向に沿って移動できるスライダー13が組み合わせてあ
り、このスライダー13の上面には間隔をおいてやや台
形をした一対の軸支板15が固定しである。両軸支板1
5の間にはバケットシリンダー11の基部が挿通され、
軸支板15とバケットシリンダー11とはピン16によ
って揺動自在に連結されている。
また、前記内アーム7の先端であってリンク9に接近し
た位置にはやや三角形状をした固定具17が固着してあ
り、この固定具I7と前記スライダー13との間には偏
平形状をした連動バーI8が介在させである。
そして、内アーム7の先端の下部からはワイヤー79が
垂れ下げてあり、このワイヤー79にはフック84を有
するフック体83が巻き廻しである。このワイヤー79
は前記内アーム7と外アーム5の内部に挿通されている
ものであり、一端は外アーム5の後端関口から引き出さ
れ、巻上げ機構78のドラム76に巻き付けである。
次に、第2図は本実施例における外アーム5の側面図で
あり、連動機構を示している。また、第3図はフック体
83の吊り上げのだめの機構を示す外アーム5の断面図
であり、第4図は外アーム5の平面図である。さらに、
第5図は本実施例における連動機構、吊り下げ機構のワ
イヤーの廻し状態を示すものであり、第6図は第3図中
A−A矢視断面図である。
前記内アーム7の内部中央には、その長さ方向と平行に
なるように伸縮用の油圧シリンダー20が挿入してあり
、この油圧シリンダー20の基部は外アーム5の後端(
第2図、第3図中右側)に固定してあり、油圧シリンダ
ー20のシリンダーロッド21は内アーム7の内面中央
に連結しである。
次に、外アーム5の先端にはその上下面において転勤用
の小さいコロ22.23が軸支してあり、このコロ22
.23によって内アーム7は外アーム5に対して円滑に
移動できるように保持されている。
また、外アーム5の後端であってその左右位置には、こ
の外アーム5の上面にそれらの半分を露出したスプロケ
ットホイール24.25が軸支してあり、更に外アーム
5の内面両側であって、かつ、内アーム7の外面両側の
位置にはそれぞれスプロケットホイール26.27が外
アーム5に軸支されるように保持されている。そして、
チェーン28の先端は前記スライダー13の後端に連結
されており、このチェーン28はスプロケットホイール
24によって反転され、外アーム5と内アーム7の間に
挿通され、バケット8方向に延長してスプロケットホイ
ール26で反転され、その後端は内アーム7の後端に連
結されている。また、チェーン29は前記スライダー1
3の後端に連結され、次いでチェーン29はスプロケッ
トホイール25によって反転させられ、外アーム5と内
アーム7の間に挿通され、バケット8方向に延長し、ス
プロケットホイール27で反転され、その後端は内アー
ム7の後端に連結されている。
次に、巻上げ機構78はワイヤー79を巻き付けるドラ
ム76と、このドラム76を駆動する油圧モーター77
とから構成されている。前記外アーム5の後端上面には
間隔を1いて軸支板75が固定してあり、この軸支板7
5間にはドラム76が回転自在に軸支されている。そし
て、外アーム5の後端上面には軸支板75に接近して油
圧モーター77が載置してあり、この油圧モーター77
でドラム76は従動される。このドラム76の外周には
ワイヤー79が巻き付けてあり、このワイヤー79は外
アーム5の後端に軸支したプーリー80により外アーム
5の内部に案内されている。
この外アーム5の内部であって、その後部にはプーリー
81が軸支してあり、その内部下面の先端付近にはワイ
ヤー掛け87が固定しである。さらに、前記内アーム7
の先端には前後にプーリー82.85が軸支してあり、
内アーム7の後端には反転用のプーリー86が軸支しで
ある。前記プーリー8oで導かれたワイヤー79はプー
リー81の外周に接触し、内アーム7の内部で平行とな
るように導かれ、プーリー82に接触して下方に向けら
れる。そして、内アーム7の先端から下方に垂れたワイ
ヤー79にはフンク体83が巻き廻され、上方に向けら
れて内アーム7の内部に導かれる。このワイヤー79は
プーリー85に接触することで内アーム7の後方に向け
られ、内アーム7の後端のプーリー86で反転させられ
、ワイヤー掛け87にその先端が連結されている。こう
して、ドラム76から引き出されたワイヤー79は外ア
ーム5、内アーム7の内部を巡り廻され、全体がS字形
となるように無駄な長さを持たせである。
次に、前記第6図、第7図によりスライダーI3付近の
構成を説明する。
前記外アーム5は鋼板を折り曲げてコ字形に形成した胴
部55と、この胴部55の上面の開口を塞ぐように固着
した屋根部56とから構成されている。
この屋根部56の左右端部は胴部55の側面より少し突
出しており、この屋根部56の左右端により前記スライ
ダー13が落下しないように組み合わされている。
このスライダー13は、その中央部の幅を外アーム5の
幅と同し長さに設定したややH形をした本体30よりな
り、この本体30の下面にはMCナイロン等で成形した
滑動体57が固定してあり、この滑動体57の下面は前
記屋根部56の上面に接触させてあり、この滑動体57
によりスライダー13が円滑に摺動することができる。
この本体30の上面中央には間隔を置いて平行に前記軸
支板15が固定されており、この軸支板15の間にバケ
ットシリンダー11の基部が挿入される。また、この本
体30の左右両側にはそれぞれ平板状をした取付は板5
日、59が固定してあり、この取付は板58.59のそ
れぞれには前記屋根部56の端部に係合するガイド体3
1.32がねじ60.61で固着されている。
このガイド体31.32の下部内側はコ字形に形成され
た凹部62.63が設けてあり、この凹部62.63の
内壁にはMCナイロン等で形成したL字形の滑動体64
.65が嵌め込んである。この滑動体64.65が前記
屋根部56の端部に接触しながらスライダー13を案内
させることができる。そして、このガイド体31.32
によってスライダー13が屋根部56、即ち外アーム5
の上面より外れないように移動させることができる。そ
して、本体30の中央にはその長さ方向と直角となるよ
うに連動バー18との連結穴33が水平に貫通開口させ
てあり、この連結穴33の左右には、平行にチェーン2
8.29とのジヨイント穴66.67が開口させである
次に、前記連動バー18に付いて説明すると、連動バー
18は例えば剛性力の高い薄い金属帯で形成されており
、その連動バー18の前端と後端にはそれぞれテンシヨ
ンをかけるための固定ネジ34.35が溶接等により固
定しである。この固定ネジ35は前記連結穴33に挿通
され、本体30の後部においてナンド37.38が二重
になってねし付けられて固定されている。また、前記固
定ネジ34は固定部17の垂直となった面に開口された
固定穴39に挿通され、この固定ネジ34にはナツト4
0.4】が二重になって締めつけられて固定されられて
いる。このようにして、連結バー18はこの固定ネジ3
4.35によって固定部17とスライダー13との間隔
が調整させられるものであり、ナフト37.38.40
.41をそれぞれ調整することにより自由にその引っ張
り力を設定することができる。
また、前記チェーン28.29の先端にはそれぞれ長ネ
ジ68.69が連結してあり、この長ネジ68は前記ジ
ヨイント穴66に挿入してあり、本体30の前部におい
てナツト70が二重になってねし付けられて固定されて
いる。同様に、長ネジ69は前記ジヨイント穴67に挿
入してあり、本体30の前部においてナンド71が二重
になってねし付けられて固定されている。
次に、本実施例の作用を説明する。
〔バケット8による掘削の作業〕 溝や穴を掘り下げようとする場所にクローラ−2を駆動
させ、車体1を移動させる。そして、掘り取ろうとする
位置にバケット8を合わせ、油圧シリンダー4.6.1
1を協同させるよう操作してバケット8を揺動させ、こ
のバケット8により土砂を掘り取ることができる。この
動作は従来の掘削機と同一の動作である。
次に、掘り取る穴や溝を深くするためには、バケット8
をより深い位置に移動させるように制御しなければなら
ない、この場合には、油圧シリンダー20を動作させ、
シリンダーロッド21を押し出させる。すると油圧ノリ
ンダー20にシリンダーロッド21が伸びることで内ア
ーム7は外アーム5の中より押し出され、第8図より第
9図に変化してこのため、バケット8は外アーム5の基
部より長い位置にまで移動するのでバケット8を深い位
置にまで掘り下げることができる。
この動作の際には、内アーム7が外アーム5に対して移
動すると、内アーム7の先端に固定しである連動バー1
8はスライダー13を引っ張ることになり、スライダー
13を外アーム5の上面においてその長さ方向に移動さ
せることになる。このスライダー13が移動させられる
場合には、その本体30の左右に固定しであるガイド体
31.32が外アーム5の左右に側面に接触して案内さ
せるので、スライダー13はこの外アーム5の上面より
外れることがない。また、連動バー18はその長さが延
びないため、固定具17によって引っ張られている限り
には、スライダー13は内アーム7の移動とその移動量
を同期して移動することになる。
こうして油圧シリンダー20を作動させてシリンダーロ
ッド21を押し出した場合においては、内アーム7は外
アーム5より押し出されるが、バケツ移動させられるこ
とから、バケット8の角度は同一角度に保持されたまま
移動することとなり、掘削の操作において何ら違和感が
無く動作させることができる。
そして、バケット8によって掘り取った土砂を引き上げ
る場合には、先ず油圧シリンダー20を動作させてシリ
ンダーロッド21を縮小させる。すると内アーム7は外
アーム5の内部方向に引きこまれることになる。このと
き、チェーン28.29は内アーム7の後部に連結され
ていることから、チェーン28.29は外アーム5の基
部方向に引っ張られ、チェーン28.29はスプロケッ
トホイール26.27で反転させられ、さらにスプロケ
ットホイール24.25で反転されて引っ張られ、スラ
イダー13を外アーム5の上端方向に引き上げることに
なる。
このため、前述と同様に内アーム7が移動すると同時に
バケットシリンダー11もその移動量を同期させて同し
速度で移動されることになる。従って、バケット8はそ
の保持角度を同一としたままで引き上げられるので、掘
り取った土砂を落下することかない、この後、油圧シリ
ンダー4.6、バケットシリンダー11をそれぞれ協同
させて動作させることにより、バケット8によって掘り
取った土砂を車体Iの後方に待機させたトラックに積め
変えたり、または別の場所に移し変えることができる。
(フック体83の吊り下げの動作3 次に、フック84に重量物を吊り下げて、埋設や持ち上
げる作業に付いて説明する。
先ず、油圧モーター77を駆動して、ドラム76を回転
させることで巻き付けであるワイヤ79を徐々に緩める
。このため、フック体83とフック84の自重によりワ
イヤー79は内アーム7の先端から引き出され、フック
体83は内アーム7から下降することになる。この時、
ワイヤー79はプーリー80.82の外周に接触しなが
ら順次移動していく。
フック84が適当な高さ位置まで下降したならば(ブー
ム3、外アーム5の角度を変えないものとする)、吊り
上げようとする重量物に接近させ、フック84に玉掛け
をする。そして、油圧モーター77を反対方向に駆動し
、ドラム76を反対に回転させてワイヤー79を巻き取
る動作を行なう。すると、ワイヤー79はプーリー80
.82の外周に接触しながら順次引き付けられ、フック
体83が重量物と共に持ち上げられることになる。
〔)、り体83を吊り下げたままでの伸縮動作〕さて、
前述のようにフック84に玉掛けして重量物を吊り下げ
た状態で、その重量物の位置を変更したい場合がある。
この操作にはブーム3、外アム5の角度を制御し、前後
方向に変更することもあるが、本実施例では内アーム7
を外アーム5に対して伸縮させることでも位置変更が可
能である。
先ず、前述のようにフック84に重量物を吊り下げたま
まで油圧フリツプ−20を動作、させると、シリンダー
ロット21が伸び、内アーム7を外アーム5より押し出
すことになる。すなわち、第1O図の状態から第11図
の状態に移行することになる。
第10図のときには、フック体83はワイヤー79で吊
り下げられており、ワイヤー79の一端はドラム76に
巻き付けられていて、ワイヤー79の他端はワイヤー掛
け87に固定されている。このまま、内アーム7が伸び
ると、プーリー82に接触しているワイヤー79はドラ
ム76が停止しているためそのままの位置に停止してお
り、相対的にフック体83からワイヤー79を引き上げ
る方向に作用する。このため、ワイヤー79の一部は内
アーム7の先端から内部に引き込まれることになる。
しかし、内アーム7の伸びの動作と同時に、ブリー86
も同期して移動しており、ワイヤー掛け87とプーリー
86間の間隔が短縮されるため、短縮された長さのワイ
ヤー79はプーリー86.85を回転させながらフック
体83方向に引き出される。ワイヤー79を引き出す力
はフック体83の自重と重量物の重さによって行なわれ
る。
こうして、プーリー82によってフック体83を弓上げ
ようとする引上げ速度と、プーリー86によって余った
ワイヤー79を供給しようとする速度は同一となり、内
アーム7の下面からフック体83までの距離は常に一定
を保たれる。従って、第10図のように内アーム7が外
アーム5に収納されている状態から、第11図のように
内アーム7が外アーム5から引き出された状態に変更さ
れても、フック体83の高さ位置は変わらず、操作者が
ワイヤー79の弛みを調整する必要が無い。
(効果〕 本発明は上述のように構成したので、掘削機を用いて土
砂の掘り取り作業を行う場合において、バケットをより
深い位置に押し下げたり、又は長い距離に届かせること
ができるので、土砂の掘り取り作業における作動範囲を
拡大させることができる。
また、内アームの先端に吊り下げたワイヤーは内アーム
と外アームの伸縮作用とは無関係に常に同じ長さだけ引
き出されていて、伸縮の操作と同時に弛んだワイヤーの
長さを手動で調整する必要がなくなり、操作が極めて簡
単となる。
さらに、巻上げ機構が外アームの後部に配置することが
できるので、モーメント荷重が少なくなり、吊り下げ能
力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す掘削機の外観を示す斜
視図、第2図は外アームと内アームを示す側面図、第3
図は同上の側断面図、第4図は同上の平面図、第5図は
外ア′−ムと内アームにおけるワイヤーの廻し状態を示
すスケルトン図、第6図は第3図中A−A矢視断面図、
第7図は同期機構の構成を示す分解斜視図、第8図は内
アームを外アームに引き込めてその長さを短縮した状態
を示す側断面図、第9図は同上の内アームを外アヘムよ
り押し出してその全長を最大限に伸ばした状態を示す側
倒面図、第10図は内アームを外アームに引き込んで吊
り上げた動作を示す側断面図、第11図は内アームを外
アームより押し出して吊り上げた動作を示す側断面図で
ある。 1・・・車体、3・・・ブーム、5・・・外アーム、7
・・内アーム、8・・・バケット、11・・・バケット
シリンダー13・・・スライダー、17・・・固定具、
18・・・連動バー、28.29・・・チェーン、30
・・・本体、40・・・連結体、76・・・ドラム、7
7・・・油圧モーター、78・・・巻上げ機構、79・
・・ワイヤー、80.81.82.85.86・・・プ
ーリー、83・・・フック体、84・・フック、87・
・・ワイヤ掛け。 第 6 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  移動できる車体と、この車体前部で上下方向に揺動自
    在に連結されたブームと、このブームの先端において上
    下方向に揺動自在に連結された外アームと、この外アー
    ムの長さ方向に伸縮できるように挿入された内アームと
    、内アームの先端に連結されたバケットとから成り、内
    アームを外アームに対して伸縮させることでバケットの
    到達位置を変更できる掘削機において、 外アームにワイヤーを巻き取る巻上げ機構を固定し、こ
    の巻上げ機構から引き出されたワイヤーを内アームの内
    部に挿入してこの内アームの先端から垂れ下げ、このワ
    イヤーにフック機構を吊り下げた後に内アームの内部に
    戻し、ワイヤーの先端を内アームの後端で反転させた後
    に外アームの内部に連結させたことを特徴とするクレー
    ン付き掘削機。
JP2212366A 1989-04-26 1990-08-10 クレーン付き掘削機 Expired - Lifetime JPH0749663B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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