JPH0694676B2 - 吊り上げ装置 - Google Patents

吊り上げ装置

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JPH0694676B2
JPH0694676B2 JP20431790A JP20431790A JPH0694676B2 JP H0694676 B2 JPH0694676 B2 JP H0694676B2 JP 20431790 A JP20431790 A JP 20431790A JP 20431790 A JP20431790 A JP 20431790A JP H0694676 B2 JPH0694676 B2 JP H0694676B2
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arm
lever
cylinder
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bucket
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JP20431790A
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JPH0489932A (ja
Inventor
星祥 飯田
Original Assignee
株式会社飯田鉄工
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は吊り上げ装置、特にバックホーと称される掘削
機に取り付けられた吊り上げ装置に関するものである。
【従来の技術】
擁壁の構築等に際しては、バックホーや油圧ショベルと
称される掘削機が頻繁に使用される。これは油圧駆動に
よって向きや角度が可変となっているビームの先端に、
バケットを回動自在に取り付けるとともに、油圧駆動で
バケットを回動させることができるようにしたものとし
て構成されている。 第8図はこの一例を示すもので、ビーム5の先端に、シ
ョベルバケット6を軸51で装着するとともに、ビーム5
上に配したバケットシリンダー7を、ロッド61を介して
ショベルバケット6に連結するとともに、リンク62を介
してビーム5に連結したものとして構成されている。図
中52はロッド61とショベルバケット6とを連結している
軸、53はリンク62とビーム5とを連結している軸、54は
バケットシリンダー7とロッド61とリンク62の3者を連
結している軸である。 一方、擁壁の構築にあたって、擁壁に間知ブロックを積
む場合、間知ブロックはひとつが40kgほどの重量がある
ために、クレーンのような吊り上げ装置がなくては、大
変な労力と危険性を伴うものとなる。もっとも、クレー
ンを別途容易することはコスト的に問題があることか
ら、上記掘削機を利用すること、例えば、第8図に示す
ように、ショベルバケット6からウィンチ8を介して間
知ブロック9を吊り下げたり、ショベルバケット6に代
えてビーム5の先端に吊り上げ装置を取り付けることが
考えられる。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の場合の間知ブロック9を昇降させる速度
は低速でしかなく、またウィンチ8を上下動させ得る範
囲も小さいために、高低差の大きい場所での作業につい
て、作業能率の点で問題を有している。後者の場合に
は、吊り上げ装置として、上下動させ得る範囲を大き
く、且つ速度の速いものを選択することで、上記問題点
はなくなるものの、ショベルバケット6による掘削作業
と、吊り上げとを繰り返して行う場合など、ショベルバ
ケット6と吊り上げ装置との取り替えに要する手間が問
題となってしまう。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは掘削機に取り付けられる吊り上げ装
置において、吊り上げる物体の昇降速度を容易に高速と
するができて、作業能率の向上を図ることができるとと
もに、掘削機における掘削作業と吊り上げとを繰り返し
て行う場合にも迅速に対応することができる吊り上げ装
置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、掘削機におけるバケットが先端に装
着されるビーム上に配された伸縮自在なアームと、この
アームの固定側に回動自在に連結されたレバーと、アー
ムとレバーとの間に架設されたシリンダーとを備えると
ともに、上記アームの伸縮側先端部とレバーの先端部と
に設けられたシーブ間に吊り上げワイヤーが架け渡され
ていることに特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、シリンダーによるレバーのわずかな動
きがレバーとシーブとによって増幅されて吊り上げワイ
ヤーに伝達されるために、大きな昇降量を得ることがで
きるものであり、また、ビーム先端のバケットを利用す
るものではないために、バケットの使用を妨げることも
ない。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、第1
図及び第2図は一実施例を示しており、図中5は掘削機
におけるビームである。そしてこのビーム5の先端に
は、前記従来例でも述べたように、バケットシリンダー
7によって回動駆動されるショベルバケット6が取り付
けられている。 吊り上げ装置は、上記ビーム5上に配されたアーム1と
レバー2とシリンダー3、そしてアーム1の先端とレバ
ー2の先端とに設けられたシーブ4,4からなるものとし
て形成されている。 ここにおけるアーム1は、筒状のビーム11と、このビー
ム11に対して摺動自在に嵌合しているロッド12とからな
る伸縮自在なもので、ビーム11の基端がビーム5に固着
されている。尚、この固着には、ビーム5駆動用のシリ
ンダーロッド57の連結軸58と、バケットシリンダー7の
連結用の軸70とを利用している。 そして上記アーム1における固定側のビーム11には、レ
バー2の一端を軸21で回動自在に連結してあり、更にビ
ーム11とレバー2の中程との間をシリンダー3で連結し
てある。 アーム1の伸縮側であるロッド12の先端とレバー2の先
端とに配したシーブ4,4は、第2図に示すように、ここ
ではロッド12側を4車2列で、レバー2側を3車2列で
形成している。 そして、上記シーブ4,4には、吊り上げワイヤー40がか
けられる。この吊り上げワイヤー40は、一端がレバー2
に固着されるとともに、ロッド12側のシーブ4とレバー
2側のシーブ4とを複数回経た後、アーム1側のシーブ
4を通じて下方に垂らされたもので、他端には第1図及
び第2図に示すように、手動型のウィンチ8を複数個備
えたキャリア80が取り付けられており、各ウィンチから
垂らされたワイヤー81には、間知ブロック9の吊り下げ
のためのフックのような部材82が取り付けられている。 このように構成された吊り上げ装置における昇降動作
は、シリンダー3を駆動して、アーム1先端のシーブ4
とレバー2のシーブ4との間の間隔を変更することによ
って行う。すなわち、シリンダー3を駆動したならば、
このシリンダー3が途中に連結されているレバー2はア
ーム1への枢支部である軸21を中心として回動するわけ
であるが、この時、レバー2とシリンダー3との連結点
の回転半径よりも、シーブ4が取り付けられたレバー2
先端部分の回転半径の方が大きいために、シリンダー3
の駆動量よりも大きい量の移動をレバー2側のシーブ4
が行うものであり、このために両シーブ4、4間の間隔
も、シリンダー3の駆動量以上に変化する。そして、両
シーブ4,4間の間隔が変わる時、吊り上げワイヤー40は
両シーブ4,4に複数回にわたってかけられているため
に、吊り上げワイヤー40の先端の移動量は、両シーブ4,
4間の距離の変化の数倍となる。 このために、高低差が大きいところでの作業を行う場合
にも、吊り上げワイヤー40の昇降速度が速いために、迅
速な作業を行うことができるものである。 尚、上記吊り上げ装置で吊り上げた間知ブロック9は、
積石を行う場所の上方に位置させられた後、キャリア80
における各ウィンチ8を個別に操作することで積石位置
に降ろされる。 吊り上げ作業ではなく、掘削作業を行う時には、キャリ
ア80を外してワイヤー40の先端をシーブ4に止めておく
だけでよい。このままでショベルバケット6を駆動する
ことができる。もちろん、アーム1の先端が邪魔になる
時には、第4図に示すように、ビーム11内にロッド12を
引き込んでアーム1を短くすればよい。図中14はガイド
ローラである。 尚、ここで示したアーム1を伸ばす作業は、第4図に示
す状態にあるアーム1を水平状態とし、この状態でビー
ム11とロッド12とを固定しているピン15を抜き、その
後、第3図に示すように、アーム1の先端を下方に向け
るとともに、シリンダー3を伸長させることで行うよう
にしている。ワイヤー40の両端をシーブ4,4に固定して
おけば、シリンダー3の伸長に伴ってロッド12が自重で
繰り出される。そして所定位置までロッド12が繰り出さ
れた時点で、ピン15でビーム11とロッド12とを連結す
る。アーム1を縮める作業はこの逆を行えばよい。 もちろん、第5図に示すように、ビーム11内にシリンダ
ー16を設置して、このシリンダー16でロッド12をスライ
ドさせることでアーム1を伸縮させてもよい。図中18は
シリンダー16をビーム1に固定しているトラニオンであ
る。第6図はシリンダー16のロッド17とロッド12との連
結部の構造を示している。 第7図に他の実施例を示す。これはシリンダー3は伸長
時と縮長時とを比べると、ロッド部分の断面積の差だ
け、伸長時の方が油圧を有効に利用して強い力を発揮す
ることから、シリンダー3を伸長させる動作で吊り上げ
ワイヤー40を引き上げることができるように、レバー2
の中ほどをアーム1に連結し、レバー2の一端にシリン
ダー3を、レバー2の他端にシーブ4を設けている。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、シリンダーを動かせ
ば、レバー側のシーブが大きく動くものであり、そして
このシーブの動きは、アーム側のシーブとの間に架け渡
された吊り上げワイヤーを更に大きく動かすために、シ
リンダーのわずかな動きが大きく増幅されて吊り上げワ
イヤーに伝達されるものであり、アームが伸縮自在であ
ってシーブ間の距離を長くとることができることもあっ
て、大きな昇降量を容易に得ることができるとともにス
ピーディに昇降させることができるものであり、そして
上記両シーブは先端にバケットが装着されたビーム上に
設けられるものであって、バケットの動きを殺してしま
うものではないために、掘削作業の機能を損なうことな
く吊り上げ作業を行えるものであって、擁壁の構築に必
要な作業を高能率で行えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の側面図、第2図は同上の平面
図、第3図は同上のアームの伸長動作を示す側面図、第
4図は同上のアームを縮めた状態の側面図、第5図は同
上の他例の側面図、第6図(a)(b)は同上の部分平
面図と側面図、第7図は更に他例の側面図、第8図は従
来例の側面図であって、1はアーム、2はレバー、3は
シリンダー、4はシーブ、5はビーム、6はバケット、
40は吊り上げワイヤーを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削機におけるバケットが先端に装着され
    るビーム上に配された伸縮自在なアームと、このアーム
    の固定側に回動自在に連結されたレバーと、アームとレ
    バーとの間に架設されたシリンダーとを備えるととも
    に、上記アームの伸縮側先端部とレバーの先端部とに設
    けられたシーブ間に吊り上げワイヤーが架け渡されてい
    ることを特徴とする吊り上げ装置。
JP20431790A 1990-07-31 1990-07-31 吊り上げ装置 Expired - Lifetime JPH0694676B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20431790A JPH0694676B2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 吊り上げ装置

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JP20431790A JPH0694676B2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 吊り上げ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0489932A JPH0489932A (ja) 1992-03-24
JPH0694676B2 true JPH0694676B2 (ja) 1994-11-24

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ID=16488482

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JP20431790A Expired - Lifetime JPH0694676B2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 吊り上げ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2728370B2 (ja) * 1994-10-13 1998-03-18 株式会社 東日製作所 トルクレンチテスター
JP5352108B2 (ja) * 2008-04-08 2013-11-27 株式会社南星機械 ショベル装置

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Publication number Publication date
JPH0489932A (ja) 1992-03-24

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