JP5816225B2 - 多段伸縮アーム装置および多段伸縮アーム装置を備えた深掘り掘削機 - Google Patents

多段伸縮アーム装置および多段伸縮アーム装置を備えた深掘り掘削機 Download PDF

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Description

本発明は、例えば土木工事において地面を深く掘削する作業に好適に用いられる多段伸縮アーム装置および多段伸縮アーム装置を備えた深掘り掘削機に関する。
一般に、土木工事において地面深く縦坑を掘削する場合には、深掘り掘削機が好適に用いられる。この深掘り掘削機は、自走可能な車体と、該車体に俯仰動可能に設けられたブームと、該ブームの先端側に設けられた多段伸縮アーム装置とにより構成されている。この多段伸縮アーム装置は、上,下方向に延びるように設けられ外筒および該外筒の内側に伸縮可能に収容された複数段の内筒を有する伸縮アームと、外筒に固定して設けられた伸縮用固定シーブと、外筒の長さ方向に沿って配置された伸縮シリンダと、該伸縮シリンダに取付けられ外筒の長さ方向に移動するシーブ取付具と、該シーブ取付具に設けられた伸縮用可動シーブと、一端側が外筒に係止されると共に他端側が内筒に係止され、途中部位が伸縮用固定シーブと伸縮用可動シーブとに巻回された伸縮用ロープと、外筒の下部側に固定して設けられた押込み用固定シーブと、伸縮用可動シーブよりも下側位置でシーブ取付具に設けられた押込み用可動シーブと、一端側が外筒に係止されると共に他端側が外筒の内側を通って最外側内筒に係止され、途中部位が押込み用固定シーブと押込み用可動シーブとに巻回された押込みロープとを備えて構成されている。
この従来技術による深掘り掘削機は、ブームの先端側に設けられた伸縮アームを地面に対して垂直に保持した状態で伸縮シリンダを縮小させることにより、伸縮アームの内筒を外筒から下方に伸長させる。内筒の先端部(下端部)にはクラムシェルバケットが取付けられ、このクラムシェルバケットによって土砂を掘削することができる。
クラムシェルバケットによって掘削した土砂を把持した後には、伸縮シリンダを伸長させて伸縮用ロープによって内筒を外筒内に引上げた状態で、クラムシェルバケットを開くことにより、掘削した土砂を所望の場所に排土することができる(特許文献1参照)。
実開平2−101845号公報
ところで、上述した従来技術による深掘り掘削機においては、外筒が、ブームの先端側に取付けられる後面と、該後面と前,後方向で対面する前面と、後面および前面を挟んで左,右方向で対面する左側面および右側面とにより断面四角形の角筒状に形成されている。そして、シーブ取付具に取付けられた伸縮用可動シーブと押込み用可動シーブとは、外筒の左側面と右側面との間隔内で前面の前側に配置されている。
このため、従来技術による深掘り掘削機では、伸縮シリンダが取付けられた外筒の外側面(前面)から伸縮用可動シーブが大きく突出してしまうため、伸縮用可動シーブの直径を小さく設定している。これにより、従来技術による深掘り掘削機では、伸縮用可動シーブに巻回される伸縮用ロープの曲率が大きくなり、その寿命が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、シーブ取付具に取付けられた伸縮用可動シーブが外筒の外側面から大きく突出するのを抑え、かつ、伸縮用ロープの寿命を延ばすことができるようにした多段伸縮アーム装置および該多段伸縮アーム装置を備えた深掘り掘削機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、上,下方向に延びる外筒および該外筒の内側に長さ方向に伸縮可能に収容された複数段の内筒を有する伸縮アームと、該伸縮アームを構成する前記外筒の長さ方向に沿って配置された伸縮シリンダと、前記外筒に固定して設けられた伸縮用固定シーブと、該伸縮シリンダに取付けられ前記伸縮用固定シーブに対し接近または離間するように前記外筒の長さ方向に移動するシーブ取付具と、該シーブ取付具に設けられた伸縮用可動シーブと、一端側が前記外筒に係止されると共に他端側が前記内筒のうち最も内側となる内筒に係止され、途中部位が前記伸縮用固定シーブと伸縮用可動シーブとに巻回された伸縮用ロープと、前記外筒の下部側に固定して設けられた押込み用固定シーブと、前記伸縮用可動シーブよりも下側位置で前記シーブ取付具に設けられた押込み用可動シーブと、一端側が前記外筒に係止されると共に他端側が前記外筒の内側を通って前記複数段の内筒のうち最も外側に位置する最外側内筒に係止され、途中部位が前記押込み用固定シーブと前記押込み用可動シーブとに巻回された押込み用ロープとを備えてなる多段伸縮アーム装置に適用される。
そして、請求項1の発明の特徴は、前記シーブ取付具は、前記外筒の長さ方向と直交する方向において前記伸縮シリンダを挟む両側に配置され前記伸縮シリンダに接続された一対の接続ビームと、該一対の接続ビーム間を連結する連結腕と、前記各接続ビームにその長さ方向に離間して設けられ前記伸縮用可動シーブを支持する伸縮用シーブ支持軸および前記押込み用可動シーブを支持する押込み用シーブ支持軸とにより構成し、前記伸縮用可動シーブは、前記外筒の外側に配置されるように前記伸縮用シーブ支持軸に支持されることにある。
請求項2の発明は、前記外筒には、前記シーブ取付具の各接続ビームと前記伸縮シリンダとの間に配置され前記伸縮シリンダの伸縮に応じて前記シーブ取付具の各接続ビームを前記外筒の長さ方向に案内するガイドレールを設ける構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記シーブ取付具と前記ガイドレールとの間には、前記シーブ取付具を前記ガイドレールに沿って円滑に移動させる摺動部材を設ける構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記シーブ取付具には、前記摺動部材を前記ガイドレールの長さ方向に取付け、取外し可能に保持する摺動部材保持部を設ける構成としたことにある。
請求項5の発明は、自走可能な車体と、該車体に俯仰動可能に設けられたブームと、該ブームの先端側に設けられた多段伸縮アーム装置とからなり、前記多段伸縮アーム装置は、上,下方向に延びる外筒および該外筒の内側に長さ方向に伸縮可能に収容された複数段の内筒を有する伸縮アームと、該伸縮アームを構成する前記外筒の長さ方向に沿って配置された伸縮シリンダと、前記外筒に固定して設けられた伸縮用固定シーブと、該伸縮シリンダに取付けられ前記伸縮用固定シーブに対し接近または離間するように前記外筒の長さ方向に移動するシーブ取付具と、該シーブ取付具に設けられた伸縮用可動シーブと、一端側が前記外筒に係止されると共に他端側が前記内筒のうち最も内側となる内筒に係止され、途中部位が前記伸縮用固定シーブと伸縮用可動シーブとに巻回された伸縮用ロープと、前記外筒の下部側に固定して設けられた押込み用固定シーブと、前記伸縮用可動シーブよりも下側位置で前記シーブ取付具に設けられた押込み用可動シーブと、一端側が前記外筒に係止されると共に他端側が前記外筒の内側を通って前記複数段の内筒のうち最も外側に位置する最外側内筒に係止され、途中部位が前記押込み用固定シーブと前記押込み用可動シーブとに巻回された押込み用ロープとを備えてなる多段伸縮アーム装置を備えた深掘り掘削機に適用される。
そして、前記シーブ取付具は、前記外筒の長さ方向と直交する方向において前記伸縮シリンダを挟む両側に配置され前記伸縮シリンダに接続された一対の接続ビームと、該一対の接続ビーム間を連結する連結腕と、前記各接続ビームにその長さ方向に離間して設けられ前記伸縮用可動シーブを支持する伸縮用シーブ支持軸および前記押込み用可動シーブを支持する押込み用シーブ支持軸とにより構成し、前記伸縮用可動シーブは、前記外筒の外側に配置されるように前記伸縮用シーブ支持軸に支持されることを特徴としている。
請求項6の発明は、前記外筒には、前記シーブ取付具の各接続ビームと前記伸縮シリンダとの間に配置され前記伸縮シリンダの伸縮に応じて前記シーブ取付具の各接続ビームを前記外筒の長さ方向に案内するガイドレールを設け、前記シーブ取付具と前記ガイドレールとの間には、前記シーブ取付具を前記ガイドレールに沿って円滑に移動させる摺動部材を設け、前記シーブ取付具には、前記摺動部材を前記ガイドレールの長さ方向に取付け、取外し可能に保持する摺動部材保持部を設ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、シーブ取付具の各接続ビームは、外筒の長さ方向と直交する方向において伸縮シリンダを挟む両側に配置されているので、各接続ビームの伸縮用シーブ支持軸に支持された伸縮用可動シーブと、押込み用シーブ支持軸に支持された押込み用可動シーブとを、外筒の外側に配置することができる。これにより、伸縮シリンダが取付けられた外筒の外側面(伸縮シリンダが設けられた面)から伸縮用可動シーブが大きく突出するのを抑えることができる。この結果、直径の大きな伸縮用可動シーブを用いて伸縮用ロープの曲率を小さくすることができるので、伸縮用ロープの寿命を延ばすことができる。
請求項2の発明によれば、シーブ取付具の各接続ビームは、ガイドレールに案内されることにより常に一定の軌道上を移動することができる。これにより、伸縮シリンダの伸縮動作に応じて伸縮用可動シーブに巻回された伸縮用ロープ、および押込み用可動シーブに巻回された押込み用ロープの巻取り、巻出し動作を的確に行うことができる。
しかも、伸縮シリンダはシーブ取付具の各接続ビームに接続されているので、伸縮シリンダ自体もガイドレールに沿って移動可能に支持されている。従って、伸縮シリンダは、伸縮動作を行うときに軸方向(伸縮方向)のみに変位することができ、軸方向以外の方向への変位(ブレ)やガタつきを生じることがない。この結果、長尺な伸縮シリンダを用いた場合でも伸縮シリンダの座屈を抑えることができ、掘削深さを大きく確保することができる。さらに、ガイドレールによって伸縮シリンダの座屈を抑えることにより、座屈強度が高く重量の大きな伸縮シリンダを採用する必要がなく、多段伸縮アーム装置全体の重量を低減することができる。
請求項3の発明によれば、伸縮シリンダの伸縮動作に応じてシーブ取付具が移動するときに、シーブ取付具は、摺動部材によりガイドレールに沿って円滑に移動することができる。この結果、伸縮用可動シーブに巻回された伸縮用ロープ、および押込み用可動シーブに巻回された押込み用ロープの巻取り、巻出し動作を円滑に行うことができ、外筒に対する内筒の伸縮動作の安定性を高めることができる。
請求項4の発明によれば、シーブ取付具をガイドレールに取付けた状態でも、摺動部材をシーブ取付具に対しガイドレールの長さ方向に沿って取付け、取外しすることができる。これにより、摺動部材が磨耗したとしても、シーブ取付具をガイドレールから取外すことなく、摺動部材のみを容易に交換することができる。この結果、シーブ取付具をガイドレールに沿って円滑に移動する状態を維持することができ、外筒に対する内筒の伸縮動作の安定性を高めることができる。
請求項5の発明によれば、各接続ビームの伸縮用シーブ支持軸に支持された伸縮用可動シーブと、押込み用シーブ支持軸に支持された押込み用可動シーブとを、外筒の外側に配置することにより、伸縮シリンダが取付けられた外筒の外側面から伸縮用可動シーブが大きく突出するのを抑えることができる。この結果、直径の大きな伸縮用可動シーブを用いて伸縮用ロープの曲率を小さくすることができるので、伸縮用ロープの寿命を延ばすことができる。
請求項6の発明によれば、シーブ取付具の各接続ビームは、ガイドレールに案内されることにより常に一定の軌道上を移動することができるので、伸縮用ロープおよび押込み用ロープの巻取り、巻出し動作を的確に行うことができる。また、伸縮シリンダは、ガイドレールに沿って移動可能に支持されることにより軸方向(伸縮方向)のみに変位することができるので、長尺な伸縮シリンダを用いた場合でも伸縮シリンダの座屈を抑えることができ、掘削深さを大きく確保することができる。
一方、伸縮シリンダの伸縮動作に応じてシーブ取付具が移動するときに、シーブ取付具は、摺動部材によりガイドレールに沿って円滑に移動することができる。しかも、摺動部材は、シーブ取付具をガイドレールに取付けた状態でガイドレールの長さ方向に沿って取付け、取外しすることができるので、シーブ取付具をガイドレールから取外すことなく、摺動部材のみを容易に交換することができる。この結果、シーブ取付具がガイドレールに沿って円滑に移動する状態を維持することができる。
本発明の実施の形態による深掘り掘削機を伸縮アームが最縮小した状態で示す側面図である。 深掘り掘削機を伸縮アームが最伸長した状態で示す側面図である。 図1中の伸縮アームを単体で示す側面図である。 伸縮アームを図3中の矢示IV−IV方向からみた正面図である。 伸縮アームを単体で示す斜視図である。 図4中の伸縮用固定シーブ等を拡大して示す正面図である。 シーブ取付具、伸縮用可動シーブ、押込み用可動シーブ、ガイドレール等を示す要部拡大の斜視図である。 シーブ取付具にシーブを取付けた状態を示す斜視図である。 シーブ取付具を単体で示す斜視図である。 シーブ取付具を図9と反対側から示す斜視図である。 図3中のシーブ取付具を拡大して示す側面図である。 伸縮アーム、シーブ取付具、伸縮用可動シーブ等を図11中の矢示XII−XII方向からみた断面図である。 伸縮アーム、シーブ取付具、押込み用可動シーブ等を図11中の矢示XIII−XIII方向からみた断面図である。 シーブ取付具を図8中の矢示XIV−XIV方向からみた断面図である。 図14中の摺動部材保持部を拡大して示す要部拡大図である。 摺動部材保持部、摺動部材を図15中の矢示XVI−XVI方向からみた断面図である。 摺動部材を摺動部材保持部に取付ける状態を示す図15と同様位置の断面図である。 伸縮アームの伸縮機構を伸縮アームが縮小した状態で示す模式図である。 伸縮アームの伸縮機構を伸縮アームが伸長した状態で示す模式図である。
以下、本発明に係る深掘り掘削機の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1において、1は本実施の形態による深掘り掘削機を示し、該深掘り掘削機1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とからなる車体を有している。
上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム3Aと、該旋回フレーム3Aの前部左側に配設されたキャブ3Bと、旋回フレーム3Aの後端側に設けられたカウンタウエイト3Cと、内部にエンジン、油圧ポンプ等の搭載機器(いずれも図示せず)を収容した建屋カバー3Dとにより大略構成されている。
4は上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられたブームを示している。ブーム4の基端側は旋回フレーム3Aの前部側に取付けられ、ブーム4の先端側には後述の多段伸縮アーム装置11が取付けられている。ブーム4と旋回フレーム3Aとの間にはブームシリンダ4Aが設けられ、該ブームシリンダ4Aを伸縮させることにより、ブーム4が上部旋回体3に対して俯仰動する。ブーム4の上面側には伸縮アーム揺動シリンダ4Bのボトム側が取付けられ、該伸縮アーム揺動シリンダ4Bのロッド側は多段伸縮アーム装置11に取付けられている。
次に、ブーム4の先端側に取付けられ、地中深く縦坑を掘削する多段伸縮アーム装置11について説明する。
11はブーム4の先端側に取付けられた多段伸縮アーム装置を示し、該多段伸縮アーム装置11は、後述する伸縮アーム12、伸縮シリンダ25、シーブ取付具29、伸縮用ロープ41、支持用ロープ44、押込み用ロープ49、クラムシェルバケット50等を備えて構成されている。
12はブーム4の先端側に上,下方向に延びるように取付けられたテレスコピック式の伸縮アームを示している。この伸縮アーム12は、最も外側に位置する外筒13と、外筒13の内周側に長さ方向に伸縮可能(移動可能)に収容された後述する1段目の内筒21と、1段目の内筒21の内周側に長さ方向に伸縮可能に収容された後述する2段目の内筒23とにより構成されている。
ここで、図12および図13に示すように、外筒13は、ブーム4の先端側に取付けられる後面13Aと、後面13Aと前,後方向で間隔をもって対面する前面13Bと、後面13Aおよび前面13Bを挟んで外筒13の長さ方向と直交する方向(左,右方向)で対面する左側面13C,右側面13Dと、後面13Aと左側面13Cとの間に斜めに傾斜して配置された左傾斜面13Eと、後面13Aと右側面13Dとの間に斜めに傾斜して配置された右傾斜面13Fとによって囲まれた六角形の断面形状を有する角筒体として形成されている。
このように、ブーム4の先端側に取付けられる後面13Aと左側面13Cとの間に左傾斜面13Eを設けると共に、後面13Aと右側面13Dとの間に右傾斜面13Fを設けることにより、外筒13に作用する荷重に対する座屈強度を高めることができる構成となっている。一方、外筒13の上端部13Gと下端部13Hとは、それぞれ開口端となっている(図18参照)。
14は外筒13の長さ方向の中間部に位置して外筒13の外周側に一体に設けられた上フランジ板を示している。この上フランジ板14には、後述する押込み用ロープ49の一端側49Aが係止される。15は外筒13の下端部に一体に設けられた下フランジ板を示している。この下フランジ板15には、後述する支持用ロープ44の一端側44Aが係止される。
16は外筒13の下部側に設けられたシーブ取付け開口を示している。このシーブ取付け開口16は、外筒13を構成する左側面13Cと左傾斜面13Eとが交わる部位と、右側面13Dと右傾斜面13Fとが交わる部位とに形成され、外筒13の内部に開口している。このシーブ取付け開口16には、後述する押込み用固定シーブ46の一部が挿入される。
17は外筒13の外側であって後述するシーブ取付具29よりも下側部位に設けられた左,右一対のブームブラケットを示し、これら一対のブームブラケット17は、ブーム4の先端側に取付けられるものである。ここで、一対のブームブラケット17は、外筒13の長さ方向と直交する方向(左,右方向)で間隔をもって対面する板体からなり、各ブラケット17には、円筒状のブーム連結部17Aの左,右方向の両側が固着されている。一対のブームブラケット17は、外筒13の後面13Aに溶接等の手段を用いて一体的に固着され、ブームブラケット17のブーム連結部17Aは、ピン18(図1参照)を用いてブーム4の先端側にピン結合されている。また、一対のブームブラケット17間には、後述する伸縮シリンダ25が配置される構成となっている。
19はブームブラケット17よりも上側に位置して外筒13の外側に設けられた左,右一対のシリンダブラケットを示し、該一対のシリンダブラケット19は、伸縮アーム揺動シリンダ4Bのロッド側に取付けられるものである。ここで、一対のシリンダブラケット19は、左,右方向で間隔をもって対面する板体からなり、伸縮アーム揺動シリンダ4Bのロッド先端部が、ピン20によって連結されるシリンダ連結部を備え、外筒13の後面13Aであってブームブラケット17の上側近傍位置に溶接等の手段を用いて一体的に固着されている。これら一対のシリンダブラケット19には、伸縮アーム揺動シリンダ4Bのロッド先端部が、ピン20(図1参照)を用いて回動可能にピン結合されている。
従って、伸縮アーム揺動シリンダ4Bを伸縮させることにより、伸縮アーム12の外筒13は、ブーム4の先端側でピン18を中心として前,後方向または上,下方向に揺動する構成となっている。なお、シリンダブラケット19は、伸縮アーム揺動シリンダ4Bの取付け位置によっては、ブームブラケット17よりも下側に位置して設けられることがある。
21は外筒13の内側に適度な隙間をもって移動可能に収容された最外側内筒としての1段目の内筒を示している。図12および図13に示すように、内筒21は、後面21A、前面21B、左側面21Cおよび右側面21Dによって囲まれた四角形の断面形状を有する角筒体として形成され、上,下方向の両端部は開口端となっている。そして、内筒21は、外筒13の下端部13Hから外筒13の内側に収容され、外筒13に対し長さ方向(上,下方向)に移動可能となっている。
ここで、外筒13の内側面と内筒21の外側面との間には、内筒21を外筒13に沿って円滑に摺動させるためのスライドプレート(図示せず)が設けられている。一方、内筒21の下端部には下フランジ板22が設けられ、該下フランジ板22には、後述する支持用固定シーブ42が取付けられている。
23は1段目の内筒21の内側に適度な隙間をもって移動可能に収容された最も内側に位置する2段目の内筒を示している。この内筒23は、後面23A、前面23B、左側面23Cおよび右側面23Dによって囲まれ、内筒21よりも一回り小さな四角形の断面形状を有する角筒体として形成されている。内筒23は、内筒21の下端側から内筒21の内側に収容され、内筒21に対し長さ方向(上,下方向)に移動可能となっている。
ここで、内筒21の内側面と内筒23の外側面との間には、内筒23を内筒21に沿って円滑に摺動させるためのスライドプレート(図示せず)が設けられている。一方、内筒23の下端部には取付アイ24が設けられ、該取付アイ24には後述するクラムシェルバケット50が取付けられる。
25は伸縮アーム12を構成する外筒13の長さ方向に沿って配置された伸縮シリンダを示している。この伸縮シリンダ25は、チューブ25Aと、該チューブ25A内に摺動可能に設けられたピストン(図示せず)と、一側がチューブ25A内でピストンに固定され他側がチューブ25Aから外部に突出したロッド25Bとからなる油圧シリンダにより構成されている。
ここで、伸縮シリンダ25は、ブームブラケット17が設けられた外筒13の後面13A側で、かつ外筒13の左,右方向の中心位置に、ロッド25Bを上向きとした状態で配置されている。図6に示すように、伸縮シリンダ25のロッド25Bの先端部25Cは、外筒13の上端部13Gの近傍部位に設けられたブラケット13Jに、ピン25Dを介してピン結合されている。
一方、伸縮シリンダ25のチューブ25Aは、自由端となって下方に延び、左,右方向で対をなすブームブラケット17間に配置されている。また、チューブ25Aの上部側には、後述するシーブ取付具29が取付けられている。従って、伸縮シリンダ25を、図1に示す最伸長状態と、図2に示す最縮小状態との間で伸縮させることにより、チューブ25Aが、シーブ取付具29と一緒に外筒13に沿って上,下に移動する構成となっている。
26は外筒13の後面13Aの外側に設けられたチューブガイドを示し、該チューブガイド26は、伸縮シリンダ25のチューブ25Aを移動可能に収容するものである。チューブガイド26は、ほぼ正方形の断面形状を有する角筒体により形成され、一対のブームブラケット17間に配置された状態で外筒13の後面13Aにその長さ方向に沿って固定されている。また、チューブガイド26の内側面には、スライドプレート26Aが設けられ、自由端となった伸縮シリンダ25のチューブ25Aは、スライドプレート26Aに摺接することにより、チューブガイド26に沿って円滑に外筒13の長さ方向に移動することができる。
27は外筒13の外側に設けられた2本のガイドレールを示し、該各ガイドレール27は、後述するシーブ取付具29の各接続ビーム30を外筒13の長さ方向に案内するものである。これら2本のガイドレール27は、外筒13の後面13Aに伸縮シリンダ25を挟んで左,右に1本ずつ配置され、伸縮シリンダ25と各接続ビーム30との間を外筒13の長さ方向に延びている。
ここで、ガイドレール27は、断面L字型の鋼材からなり、外筒13の後面13Aに溶接等の手段を用いて固定され、後面13Aに対して鉛直方向に延びる固定板部27Aと、該固定板部27Aの先端側から左,右方向の外向きに屈曲しつつ後面13Aに対して水平方向に延び、後述する第1,第2の摺動板37,38が係合する係合板部27Bとにより構成されている。
28は外筒13の上端部13Gに固定して設けられたシーブ取付基板を示し、該シーブ取付基板28は、後述する伸縮用固定シーブ39等が取付けられるものである。ここで、シーブ取付基板28は、外筒13の後面13Aから後側(ブーム4側)に張出すシーブ取付部28Aと、該シーブ取付部28Aよりも前側に位置するロープ係止部28Bとを有している。シーブ取付基板28のシーブ取付部28Aには、伸縮用固定シーブ39が回転可能に支持され、ロープ係止部28Bには、後述する伸縮用ロープ41の一端側41Aが係止される。
次に、本実施の形態に用いられるシーブ取付具について説明する。
29は伸縮シリンダのチューブ25Aに取付けられたシーブ取付具を示し、該シーブ取付具29は、図7ないし図14に示すように、全体として四角形の枠状(門型)に形成され、後述する伸縮用可動シーブ40および押込み用可動シーブ48が取付けられるものである。ここで、シーブ取付具29は、伸縮シリンダ25を挟む左,右両側に対をなして配置され外筒13の長さ方向(上,下方向)に延びる左,右の接続ビーム30と、これら各接続ビーム30の長さ方向に離間した位置で伸縮シリンダ25を跨いで左,右方向に延び、左,右の接続ビーム30間を連結する上連結腕31および下連結腕32と、左,右の接続ビーム30にその長さ方向に離間して設けられた伸縮用シーブ支持軸30Bおよび押込み用シーブ支持軸30Cとにより構成されている。
各接続ビーム30の上端部には、伸縮シリンダ25に向けて突出する支持ピン30Aがそれぞれ設けられ、これら各支持ピン30Aが、伸縮シリンダ25のチューブ25Aの上端側にピン結合されることにより、伸縮シリンダ25のチューブ25Aにシーブ取付具29が取付けられている。また、各接続ビーム30の支持ピン30Aよりも下側には、伸縮用可動シーブ40を回転可能に支持する伸縮用シーブ支持軸30Bと、押込み用可動シーブ48を回転可能に支持する押込み用シーブ支持軸30Cとが上,下に離間して設けられている。
この場合、図11に示すように、支持ピン30Aは伸縮用シーブ支持軸30Bよりも上側に配置され、押込み用シーブ支持軸30Cは伸縮用シーブ支持軸30Bよりも下側に配置されている。そして、支持ピン30Aの中心と、伸縮用シーブ支持軸30Bの中心と、押込み用シーブ支持軸30Cの中心とは、ほぼ伸縮シリンダ25の軸中心A−A上に配置されている。これにより、伸縮シリンダ25の伸縮に応じて伸縮用可動シーブ40から伸縮用ロープ41が巻取り、巻出されると共に、押込み用可動シーブ48から押込み用ロープ49が巻取り、巻出されるときに、シーブ取付具29に対して偏荷重が作用しないように構成されている。また、左,右の接続ビーム30の互いに対面する内側面には、上,下方向の両端側に位置して後述の摺動部材保持部33が設けられている。
一方、上連結腕31は、左,右方向の両端側が水平方向に延び、接続ビーム30の上端側にそれぞれ接続されている。また、上連結腕31の左,右方向の中間部は、外筒13の後面13Aから離間する方向に湾曲する湾曲部31Aとなり、該湾曲部31Aによって伸縮シリンダ25を跨ぐようになっている。また、下連結腕32も、左,右方向の両端側が、水平方向に延びて接続ビーム30の下端側に接続され、左,右方向の中間部が、外筒13の後面13Aから離間する方向に湾曲する湾曲部32Aとなっている。そして、この湾曲部32Aによって、伸縮シリンダ25およびチューブガイド26を跨ぐ構成となっている。
33は左,右の接続ビーム30の内側面に設けられた合計4箇所の摺動部材保持部を示し、これら摺動部材保持部33は、各接続ビーム30の上,下方向の両端側にそれぞれ配置され、後述する第1の摺動板37と第2の摺動板38とを保持するものである。ここで、摺動部材保持部33は、第1の摺動板37を保持する第1の保持具34と、ガイドレール27の係合板部27Bを挟んで第1の保持具34と対向し、第2の摺動板38を保持する第2の保持具35と、蓋体36とにより構成されている。
34は第1の摺動板37を保持する第1の保持具を示し、該第1の保持具34は、基端側が接続ビーム30の内側面に固着されると共に先端側が外筒13側に突出した支持基板34Aと、該支持基板34Aの上,下方向の端部と接続ビーム30の内側面とに固着されたストッパ34Bとにより構成されている。
35は第2の摺動板38を保持する第2の保持具を示し、該第2の保持具35は、接続ビーム30のうち第1の保持具34と対向する面に、第2の摺動板38の外周を取囲む枠状に設けられている。
36は接続ビーム30の上,下方向の端部に着脱可能に取付けられる蓋体を示している。この蓋体36は、ボルト36Aを用いて接続ビーム30に取付けられることにより、第1の保持具34のストッパ34Bとの間で第1の摺動板37を挟持すると共に、第2の保持具35との間で第2の摺動板38を挟持するものである。
37は摺動部材としての第1の摺動板を示し、該第1の摺動板37は、例えば樹脂材料を用いて上,下方向に延びる直方体状に形成され、第1の保持具34に保持された状態でガイドレール27の係合板部27Bに常に摺接するものである。ここで、第1の摺動板37には、第1の保持具34の支持基板34Aに当接する平板状の当接板37Aと、接続ビーム30の内側面に当接する平板状の当接板37Bとがボルトを用いて取付けられ、第1の摺動板37と各当接板37A,37Bとの間には、シム37Cが配置されている。
従って、第1の摺動板37と当接板37Aとの間に配置するシム37Cの枚数に応じて、第1の摺動板37をガイドレール27の固定板部27Aに適度に当接させることができ、第1の摺動板37と当接板37Bとの間に配置するシム37Cの枚数に応じて、第1の摺動板37をガイドレール27の係合板部27Bに適度に当接させることができる構成となっている。
38は第1の摺動板37と共に摺動部材を構成する第2の摺動板を示し、該第2の摺動板38は、例えば樹脂材料を用いて上,下方向に延びる平板状に形成され、第2の保持具35に保持された状態でガイドレール27の係合板部27Bに常に摺接するものである。
この場合、摺動部材保持部33は、第1の保持具34とガイドレール27との間に第1の摺動板37を収容し、第2の保持具35とガイドレール27との間に第2の摺動板38を収容した状態で、シーブ取付具29の接続ビーム30に蓋体36をボルト36Aを用いて取付けることにより、第1,第2の摺動板37,38を保持することができる。これにより、シーブ取付具29は、第1,第2の摺動板37,38を介してガイドレール27に摺接することになり、ガイドレール27に沿って円滑に移動することができる構成となっている。
一方、シーブ取付具29の接続ビーム30から蓋体36を取外すことにより、第1,第2の摺動板37,38は、ガイドレール27の長さ方向に沿って移動することができる。これにより、シーブ取付具29をガイドレール27に取付けた状態で、第1,第2の摺動板37,38のみを第1,第2の保持具34,35に対して容易に取付け、取外しすることができる構成となっている。
次に、伸縮アーム12を構成する外筒13と、1段目の内筒21と、2段目の内筒23とを伸縮可能に連結するための伸縮用固定シーブ39、伸縮用可動シーブ40、伸縮用ロープ41、支持用固定シーブ42、支持用ロープ44について説明する。
ここで、伸縮用固定シーブ39、伸縮用可動シーブ40、伸縮用ロープ41、支持用固定シーブ42、支持用ロープ44は、外筒13に対し伸縮シリンダ25を挟んで左,右対称となるように2組設けられ、互いに同一の構造を有している。このため、以下、外筒13の左側に配置された伸縮用固定シーブ39、伸縮用可動シーブ40、伸縮用ロープ41、支持用固定シーブ42、支持用ロープ44について説明し、右側に配置されたものについては、対応する構成要素に符号に「′」を付し、その説明は省略する。
39はシーブ取付基板28を介して外筒13の上端側に固定された伸縮用固定シーブを示し、この伸縮用固定シーブ39は、等しい直径を有する2枚の固定シーブ39A,39Bによって構成されている。一方の固定シーブ39Aは、シーブ取付基板28のシーブ取付部28Aにブラケット28Cを介して回転可能に支持され、他方の固定シーブ39Bは、他のブラケット28Dを介して回転可能に支持されている。この場合、各固定シーブ39A,39Bの支持軸(図示せず)は、それぞれ外筒13の後面13Aに対して非平行となるように配置されている。
40はシーブ取付具29に回転可能に支持された伸縮用可動シーブを示し、この伸縮用可動シーブ40は、等しい直径を有する2枚の可動シーブ40A,40Bによって構成されている。ここで、一方の可動シーブ40Aと他方の可動シーブ40Bとは、シーブ取付具29の接続ビーム30に伸縮用シーブ支持軸30Bを介して回転可能に支持されている。この場合、伸縮用シーブ支持軸30Bは、外筒13の後面13Aに対して平行に配置されている。そして、伸縮用可動シーブ40は、伸縮シリンダ25の伸縮に応じてシーブ取付具29が上,下方向に移動することにより、伸縮用固定シーブ39に対して接近または離間する。
この場合、シーブ取付具29に支持された伸縮用可動シーブ40は、外筒13の左側面13Cよりも外側に配置され、当該左側面13Cと僅かな間隔をもって左,右方向で対面している。これにより、伸縮用可動シーブ40の直径を大きく確保しつつ、伸縮用可動シーブ40が外筒13の後面13A側に大きく突出するのを抑え、伸縮用可動シーブ40の周囲を小型化することができる。
また、図11および図12に示すように、左側の伸縮用可動シーブ40を外筒13の左側面13Cよりも外側に配置し、右側の伸縮用可動シーブ40′を外筒13の右側面13Dよりも外側に配置することにより、伸縮シリンダ25の軸中心線A−Aと外筒13の後面13Aとの間の距離Lを可及的に小さくすることができる。これにより、伸縮シリンダ25の伸縮時に外筒13に対して作用する曲げモーメントを低減することができる構成となっている。
41は外筒13と最も内側に位置する内筒23との間を連結する伸縮用ロープを示し、該伸縮用ロープ41は、ワイヤロープによって構成されている。ここで、図18および図19に示すように、伸縮用ロープ41の一端側41Aは、外筒13の上端部13Gに設けられたシーブ取付基板28のロープ係止部28Bに係止され、伸縮用ロープ41の他端側41Bは、外筒13および内筒21の内側に挿通された、内筒23の上部側に係止されている。また、伸縮用ロープ41の途中部位は、伸縮用固定シーブ39を構成する2枚の固定シーブ39A,39Bと、伸縮用可動シーブ40を構成する2枚の可動シーブ40A,40Bとの間に4回掛けまわされている。
即ち、シーブ取付基板28に一端側41Aが係止された伸縮用ロープ41は、伸縮用可動シーブ40の一方の可動シーブ40A、伸縮用固定シーブ39の一方の固定シーブ39A、伸縮用可動シーブ40の他方の可動シーブ40B、伸縮用固定シーブ39の他方の固定シーブ39Bに順次巻回される。そして、伸縮用ロープ41の他端側41Bは、伸縮用固定シーブ39の他方の固定シーブ39Bから外筒13および内筒21の内側に挿通され、内筒23の上部側に係止されている。
42は1段目の内筒21の下フランジ板22に設けられた1枚の支持用固定シーブを示している。この支持用固定シーブ42は、内筒21の下フランジ板22に固定されたブラケット43に回転可能に支持されている。
44は外筒13と内筒23との間で内筒21を支持する支持用ロープを示し、該支持用ロープ44は、ワイヤロープによって構成されている。ここで、図18および図19に示すように、支持用ロープ44の一端側44Aは、外筒13の下フランジ板15に係止され、支持用ロープ44の途中部位は、支持用固定シーブ42に巻回されている。そして、支持用ロープ44の他端側44Bは、支持用固定シーブ42から内筒21の内側に挿入され、該内筒21の内側で内筒23の上部側に係止されている。
45は外筒13と1段目の内筒21との間に設けられた押込み機構を示し、該押込み機構45は、伸縮シリンダ25によって内筒21を外筒13から伸長させたときに、この内筒21を伸長状態に保持するものである。
ここで、押込み機構45は、押込み用固定シーブ46と、押込み用可動シーブ48と、押込み用ロープ49とにより構成され、外筒13に対し伸縮シリンダ25を挟んで左,右対称となるように2組設けられ、互いに同一の構造を有している。このため、以下、外筒13の左側に配置された押込み機構45について説明し、右側に配置されたものについては、対応する構成要素に符号「′」を付し、その説明は省略する。
46は外筒13の下部側に設けられた1枚の押込み用固定シーブを示している。押込み用固定シーブ46は、外筒13に形成されたシーブ取付け開口16を跨いで外筒13に固定されたブラケット47に回転可能に支持されている。この場合、押込み用固定シーブ46は、その一部が外筒13の内側に収容されている。
48は伸縮用可動シーブ40よりも下側位置でシーブ取付具29に設けられた1枚の押込み用可動シーブを示している。押込み用可動シーブ48は、シーブ取付具29の接続ビーム30に押込み用シーブ支持軸30Cを介して回転可能に支持されている。この場合、押込み用シーブ支持軸30Cは、外筒13の後面13Aに対して平行に配置されている。そして、押込み用可動シーブ48は、伸縮シリンダ25の伸縮に応じてシーブ取付具29が上,下方向に移動することにより、押込み用固定シーブ46に対して接近または離間する。
49は外筒13と内筒21との間を連結する押込み用ロープを示し、該押込み用ロープ49は、ワイヤロープによって構成されている。ここで、図18および図19に示すように、押込み用ロープ49の一端側49Aは、外筒13の上フランジ板14に係止され、押込み用ロープ49の途中部位は、押込み用可動シーブ48と押込み用固定シーブ46とに巻回されている。そして、押込み用ロープ49の他端側49Bは、押込み用固定シーブ46から外筒13の内側に挿入され、該外筒13の内側で内筒21の上部側に係止されている。
従って、伸縮シリンダ25を図1および図18に示す最伸長状態から縮小させた場合には、伸縮シリンダ25のチューブ25Aがシーブ取付具29と一緒に上方に移動し、伸縮用可動シーブ40が伸縮用固定シーブ39に接近する。これにより、伸縮用可動シーブ40と伸縮用固定シーブ39とに巻回された伸縮用ロープ41が繰出され、内筒23は自重によって外筒13から下方に伸長する。このとき、内筒23の上部側に係止された支持用ロープ44の他端側44Bが内筒23と共に下方に移動するので、支持用ロープ44によって支持された内筒21も自重によって外筒13から下方に伸長する。かくして、図2および図19に示すように、チューブ25Aが上限位置まで移動して伸縮シリンダ25が最縮小状態に達することにより、伸縮アーム12は最伸長状態となる。
ここで、シーブ取付具29が伸縮用固定シーブ39に接近すると、押込み用可動シーブ48と押込み用固定シーブ46との間に押込み用ロープ49が巻き取られ、押込み用ロープ49の他端側49Bが内筒21に伴って下方に移動する。これにより、押込み用ロープ49は常に一定の張力を保つ。また、内筒21は支持用ロープ44に支持された状態で伸長するので、支持用ロープ44も常に一定の張力を保つ。
従って、外筒13から内筒21,23が伸長した状態で、後述するクラムシェルバケット50を用いて掘削作業を行うことにより、内筒21,23に対して上向きの掘削反力が作用した場合でも、押込み用ロープ49、支持用ロープ44の張力によって、内筒21,23が縮小側に移動してしまうのを抑えることができる。
次に、伸縮シリンダ25を、図2および図19に示す最縮小状態から伸長させた場合には、伸縮シリンダ25のチューブ25Aがシーブ取付具29と一緒に下方に移動し、伸縮用可動シーブ40が伸縮用固定シーブ39から離間する。これにより、伸縮用可動シーブ40と伸縮用固定シーブ39との間で伸縮用ロープ41が巻き取られ、内筒23は上方に移動して内筒21内に収容されていく。このとき、内筒23の上部側に係止された支持用ロープ44の他端側44Bが内筒23と共に上方に移動するので、支持用ロープ44によって支持された内筒21も上方に移動して外筒13内に収容されていく。かくして、図1および図18に示すように、チューブ25Aが下限位置まで移動して伸縮シリンダ25が最伸長状態に達することにより、伸縮アーム12は最縮小状態となる。
一方、伸縮アーム12が最縮小状態と最伸長状態との間で伸縮するときには、伸縮シリンダ25を挟んで右側に配置された伸縮用固定シーブ39′、伸縮用可動シーブ40′、伸縮用ロープ41′、支持用固定シーブ42′、支持用ロープ44′、押込み用固定シーブ46′、および押込み機構45′を構成する押込み用可動シーブ48′、押込み用ロープ49′も上述したと同様に作動するものである。
50は内筒23の先端側(下端側)に設けられた取付アイ24に揺動可能に取付けられたクラムシェルバケットを示している。このクラムシェルバケット50は、バケットシリンダ51を伸縮させることにより開,閉し、土砂を掘削するものである。
本実施の形態による深掘り掘削機1は上述の如き構成を有するもので、以下、深掘り掘削すべき地面100に対し、深掘り掘削機1を用いて縦坑101を掘削する作業について説明する。
まず、図1に示すように、深掘り掘削機1は、伸縮シリンダ25を最伸長させて伸縮アーム12を最縮小状態とし、縦坑101を掘削すべき地面100に対して伸縮アーム12を垂直な姿勢に保持する。
この状態で、伸縮シリンダ25を縮小させることにより、伸縮シリンダ25のチューブ25Aをシーブ取付具29と一緒に上方に移動させ、伸縮用可動シーブ40を伸縮用固定シーブ39に接近させる。これにより、伸縮用可動シーブ40と伸縮用固定シーブ39とに巻回された伸縮用ロープ41が繰出され、内筒23が自重によって外筒13から下方に伸長すると共に、支持用ロープ44によって支持された内筒21も自重によって外筒13から下方に伸長する。
このとき、シーブ取付具29に支持された押込み用可動シーブ48と押込み用固定シーブ46との間で押込み用ロープ49が巻き取られることにより、押込み用ロープ49は常に一定の張力を保つ。また、外筒13と内筒23との間で内筒21を支持する支持用ロープ44も常に一定の張力を保つ。
この結果、押込み用ロープ49、支持用ロープ44の張力によって、外筒13から内筒21,23が伸長した状態を保持することができ、クラムシェルバケット50を縦坑101の底面に押込むことができる。この状態で、バケットシリンダ51によってクラムシェルバケット50を開,閉させることにより、クラムシェルバケット50を用いて縦坑101を深く掘削することができ、クラムシェルバケット50によって大量の土砂を掬い取ることができる。
クラムシェルバケット50によって土砂を掬い取った後には、伸縮シリンダ25を伸長させることにより、伸縮シリンダ25のチューブ25Aをシーブ取付具29と一緒に下方に移動させ、伸縮用可動シーブ40を伸縮用固定シーブ39から離間させる。
これにより、伸縮用可動シーブ40と伸縮用固定シーブ39との間で伸縮用ロープ41が巻き取られ、内筒23は上方に移動して内筒21内に収容されていく。このとき、外筒13と内筒23との間を連結する支持用ロープ44の他端側44Bが、内筒23と共に上方に移動することにより、支持用ロープ44によって支持された内筒21も上方に移動して外筒13内に収容されていく。
図1に示すように、伸縮シリンダ25が最伸長状態に達し、伸縮アーム12が最縮小状態となった後には、ブーム4の先端側を持上げてクラムシェルバケット50を縦坑101から抜出す。そして、上部旋回体3を旋回させて、深掘り掘削機1の後方または側方に待機しているダンプトラック(図示せず)の荷台にクラムシェルバケット50によって把持した土砂を排出する。
ここで、本実施の形態による深掘り掘削機1は、シーブ取付具29を、伸縮シリンダ25を挟む左,右両側に対をなして配置された左,右の接続ビーム30と、伸縮シリンダ25を跨いで左,右方向に延び、左,右の接続ビーム30間を連結する上連結腕31および下連結腕32とにより、全体として四角形の枠状に形成している。
これにより、シーブ取付具29に支持された伸縮用可動シーブ40を、外筒13の左側面13Cよりも外側に配置することができる。従って、伸縮用可動シーブ40の直径を大きく確保しつつ、伸縮用可動シーブ40が外筒13の後面13A(外側面)から大きく突出するのを抑えることができる。この結果、直径の大きな伸縮用可動シーブ40を用いることができ、伸縮用ロープ41の寿命を延ばすことができる。
しかも、図11および図12に示すように、左側の伸縮用可動シーブ40を外筒13の左側面13Cよりも外側に配置し、右側の伸縮用可動シーブ40′を外筒13の右側面13Dよりも外側に配置することにより、伸縮シリンダ25の軸中心線A−Aと外筒13の後面13Aとの間の距離Lを可及的に小さくすることができる。これにより、伸縮シリンダ25が伸縮動作を行ったときに、外筒13に対して作用する曲げモーメントを低減することができ、外筒13の強度を保つことができる。
また、シーブ取付具29に伸縮シリンダ25を取付ける支持ピン30Aの中心と、伸縮用可動シーブ40を取付ける伸縮用シーブ支持軸30Bの中心と、押込み用可動シーブ48を取付ける押込み用シーブ支持軸30Cの中心とは、ほぼ一直線A−A上に配置されている。これにより、伸縮シリンダ25の伸縮に応じて伸縮用可動シーブ40から伸縮用ロープ41が巻取り、巻出されると共に、押込み用可動シーブ48から押込み用ロープ49が巻取り、巻出されるときに、シーブ取付具29に対して偏荷重が作用するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、外筒13の外側に、シーブ取付具29の各接続ビーム30と伸縮シリンダ25との間に位置して断面L字型のガイドレール27を設け、シーブ取付具29は、ガイドレール27に沿って外筒13の長さ方向に移動する構成としている。これにより、シーブ取付具29は、ガイドレール27に案内されて常に一定の軌道上を移動することができる。この結果、伸縮シリンダ25の伸縮動作に応じて、伸縮用可動シーブ40に巻回された伸縮用ロープ41、および押込み用可動シーブ48に巻回された押込み用ロープ49の巻取り、巻出し動作を的確に行うことができる。
しかも、伸縮シリンダ25は、シーブ取付具29の各接続ビーム30に支持ピン30Aを介して接続されているので、伸縮シリンダ25自体もガイドレール27に沿って移動可能に支持されている。従って、伸縮シリンダ25は、伸縮動作を行うときに軸方向(伸縮方向)のみに変位することができ、軸方向以外の方向への変位(ブレ)やガタつきを生じることがない。この結果、長尺な伸縮シリンダ25を用いた場合でも当該伸縮シリンダ25の座屈を抑えることができ、掘削深さを大きく確保することができる。さらに、ガイドレール27によって伸縮シリンダ25の座屈を抑えることにより、座屈強度が高く重量の大きな伸縮シリンダを採用する必要がなく、多段伸縮アーム装置11全体の重量を低減することができる。
また、本実施の形態では、シーブ取付具29とガイドレール27との間に第1,第2の摺動板37,38を設ける構成としている。これにより、シーブ取付具29は、常に第1,第2の摺動板37,38を介してガイドレール27に摺接するので、伸縮シリンダ25の伸縮動作に応じて、シーブ取付具29をガイドレール27に沿って円滑に移動させることができる。
しかも、シーブ取付具29には、第1,第2の摺動板37,38をガイドレール27の長さ方向に取付け、取外し可能に保持する第1,第2の保持具34,35を備えた摺動部材保持部33を設ける構成としている。これにより、摺動部材保持部33の蓋体36をシーブ取付具29から取外すことにより、シーブ取付具29をガイドレール27に取付けた状態で、第1,第2の摺動板37,38のみを第1,第2の保持具34,35に対して容易に取付け、取外しすることができる。
これにより、第1,第2の摺動板37,38が磨耗したとしても、シーブ取付具29をガイドレール27から取外すことなく、第1,第2の摺動板37,38のみを容易に交換することができる。この結果、シーブ取付具29がガイドレール27に沿って円滑に移動する状態を維持することができ、外筒13に対する内筒21,23の伸縮動作の安定性を高めることができる。
なお、上述した実施の形態では、伸縮アーム12を構成する外筒13のうち、ブームブラケット17が取付けられる後面13A側に、伸縮シリンダ25、ガイドレール27、シーブ取付具29、伸縮用固定シーブ39、伸縮用可動シーブ40等を配置する構成を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば外筒13の前面13B側に、伸縮シリンダ25、シーブ取付具29等を配置する構成としてもよい。
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
4 ブーム
11 多段伸縮アーム装置
12 伸縮アーム
13 外筒
13G 上端部
13H 下端部
21 内筒(最外側内筒)
23 内筒
25 伸縮シリンダ
27 ガイドレール
29 シーブ取付具
30 接続ビーム
31 上連結腕
32 下連結腕
33 摺動部材保持部
37 第1の摺動板(摺動部材)
38 第2の摺動板(摺動部材)
39,39′ 伸縮用固定シーブ
40,40′ 伸縮用可動シーブ
41,41′ 伸縮用ロープ
46,46′ 押込み用固定シーブ
48,48′ 押込み用可動シーブ
49,49′ 押込み用ロープ

Claims (6)

  1. 上,下方向に延びる外筒および該外筒の内側に長さ方向に伸縮可能に収容された複数段の内筒を有する伸縮アームと、
    該伸縮アームを構成する前記外筒の長さ方向に沿って配置された伸縮シリンダと、
    前記外筒に固定して設けられた伸縮用固定シーブと、
    該伸縮シリンダに取付けられ前記伸縮用固定シーブに対し接近または離間するように前記外筒の長さ方向に移動するシーブ取付具と、
    該シーブ取付具に設けられた伸縮用可動シーブと、
    一端側が前記外筒に係止されると共に他端側が前記内筒のうち最も内側となる内筒に係止され、途中部位が前記伸縮用固定シーブと伸縮用可動シーブとに巻回された伸縮用ロープと、
    前記外筒の下部側に固定して設けられた押込み用固定シーブと、
    前記伸縮用可動シーブよりも下側位置で前記シーブ取付具に設けられた押込み用可動シーブと、
    一端側が前記外筒に係止されると共に他端側が前記外筒の内側を通って前記複数段の内筒のうち最も外側に位置する最外側内筒に係止され、途中部位が前記押込み用固定シーブと前記押込み用可動シーブとに巻回された押込み用ロープとを備えてなる多段伸縮アーム装置において、
    前記シーブ取付具は、
    前記外筒の長さ方向と直交する方向において前記伸縮シリンダを挟む両側に配置され前記伸縮シリンダに接続された一対の接続ビームと、
    該一対の接続ビーム間を連結する連結腕と、
    前記各接続ビームにその長さ方向に離間して設けられ前記伸縮用可動シーブを支持する伸縮用シーブ支持軸および前記押込み用可動シーブを支持する押込み用シーブ支持軸とにより構成し
    前記伸縮用可動シーブは、前記外筒の外側に配置されるように前記伸縮用シーブ支持軸に支持されることを特徴とする多段伸縮アーム装置。
  2. 前記外筒には、前記シーブ取付具の各接続ビームと前記伸縮シリンダとの間に配置され前記伸縮シリンダの伸縮に応じて前記シーブ取付具の各接続ビームを前記外筒の長さ方向に案内するガイドレールを設ける構成としてなる請求項1に記載の多段伸縮アーム装置。
  3. 前記シーブ取付具と前記ガイドレールとの間には、前記シーブ取付具を前記ガイドレールに沿って円滑に移動させる摺動部材を設ける構成としてなる請求項2に記載の多段伸縮アーム装置。
  4. 前記シーブ取付具には、前記摺動部材を前記ガイドレールの長さ方向に取付け、取外し可能に保持する摺動部材保持部を設ける構成としてなる請求項3に記載の多段伸縮アーム装置。
  5. 自走可能な車体と、該車体に俯仰動可能に設けられたブームと、該ブームの先端側に設けられた多段伸縮アーム装置とからなり、
    前記多段伸縮アーム装置は、上,下方向に延びる外筒および該外筒の内側に長さ方向に伸縮可能に収容された複数段の内筒を有する伸縮アームと、
    該伸縮アームを構成する前記外筒の長さ方向に沿って配置された伸縮シリンダと、
    前記外筒に固定して設けられた伸縮用固定シーブと、
    該伸縮シリンダに取付けられ前記伸縮用固定シーブに対し接近または離間するように前記外筒の長さ方向に移動するシーブ取付具と、
    該シーブ取付具に設けられた伸縮用可動シーブと、
    一端側が前記外筒に係止されると共に他端側が前記内筒のうち最も内側となる内筒に係止され、途中部位が前記伸縮用固定シーブと伸縮用可動シーブとに巻回された伸縮用ロープと、
    前記外筒の下部側に固定して設けられた押込み用固定シーブと、
    前記伸縮用可動シーブよりも下側位置で前記シーブ取付具に設けられた押込み用可動シーブと、
    一端側が前記外筒に係止されると共に他端側が前記外筒の内側を通って前記複数段の内筒のうち最も外側に位置する最外側内筒に係止され、途中部位が前記押込み用固定シーブと前記押込み用可動シーブとに巻回された押込み用ロープとを備えてなる多段伸縮アーム装置を備えた深掘り掘削機において、
    前記シーブ取付具は、
    前記外筒の長さ方向と直交する方向において前記伸縮シリンダを挟む両側に配置され前記伸縮シリンダに接続された一対の接続ビームと、
    該一対の接続ビーム間を連結する連結腕と、
    前記各接続ビームにその長さ方向に離間して設けられ前記伸縮用可動シーブを支持する伸縮用シーブ支持軸および前記押込み用可動シーブを支持する押込み用シーブ支持軸とにより構成し
    前記伸縮用可動シーブは、前記外筒の外側に配置されるように前記伸縮用シーブ支持軸に支持されることを特徴とする多段伸縮アーム装置を備えた深掘り掘削機。
  6. 前記外筒には、前記シーブ取付具の各接続ビームと前記伸縮シリンダとの間に配置され前記伸縮シリンダの伸縮に応じて前記シーブ取付具の各接続ビームを前記外筒の長さ方向に案内するガイドレールを設け、
    前記シーブ取付具と前記ガイドレールとの間には、前記シーブ取付具を前記ガイドレールに沿って円滑に移動させる摺動部材を設け、
    前記シーブ取付具には、前記摺動部材を前記ガイドレールの長さ方向に取付け、取外し可能に保持する摺動部材保持部を設ける構成としてなる請求項5に記載の多段伸縮アーム装置を備えた深掘り掘削機。
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