JP2008247565A - 移動式クレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】超長尺、高揚程、高性能が期待できる移動式クレーンを提供すること。
【解決手段】車体1に起伏駆動可能に設けられ伸縮機構によって複数段にわたって伸縮するメインブーム3と、メインブーム3の先端部3aに起伏駆動可能に設けられ伸縮機構によって複数段にわたって伸縮するサブブーム10を備えた移動式クレーンである。サブブーム10の伸縮機構は、サブブーム10に内装され基端ブーム11の基端部にそのロッド先端部が軸支されている一本の伸縮シリンダとロッド側端部と基端ブーム11を除く各ブームの基端部とを連結ピンで選択して連結・解除するシリンダ・ブーム連結手段と、隣接して対峙する互いのブーム同士を固定、解除可能にするブーム間連結手段とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は伸縮ブームが継ぎ足された移動式クレーンに関する。
動力を用いて、荷を吊り上げ、これを水平に移動することのできる機械装置としてのクレーン装置において、重量物を高所に設置したり長尺物を移動させる装置としての利用が要求されるようになっている。クレーン装置を大型化すればこの要求を満たすことはできるが、車体上に設置されて使用される移動式クレーンの場合には、クレーン全体の大きさが制限され、さらにできるだけ軽量であることが望まれる。
従来からこのような要望を満たす移動式クレーンとしては、例えば、メインブームの先端部に起伏駆動可能に伸縮するサブブームを備えたもの(例えば、特許文献1参照。)、メインブームの先端部に起伏駆動可能に分割ジブを設けたもの(例えば、特許文献2参照。)等が提案されている。
このようなクレーン装置によれば、常時はサブブームを縮小させ、また、ジブを分割させてコンパクトに収納させるが、作業時には、サブブームを伸長させて、また、分割ジブを組み合わせてジブを長尺化させ、サブブームの先端又は最先端の分割ジブの先端に設けたシーブからフックブロックを吊り下げることによって、高所での吊り下げ作業が行われている。
実開昭61−62788号公報(第8図) 特開2000−272881号公報(図5)
近年、例えば、風力発電施設の建設現場などでは、構造物の大型化とともに構造物の施工数の増大が必要とされている。これにより一定の制限範囲内の大きさであって、大荷重の荷を高揚程に吊り上げ、移動することのできる高性能な移動式クレーンが望まれるようになった。
ここで、特許文献1に記載の移動式クレーンにおいて、高揚程を実現させるためには、各サブブーム(又は分割ジブ)の長さを長くするか、又はサブブームの段数を多くすればこの目的は達成される。しかしながら、例えば、特許文献1に記載の移動式クレーンでは、メインブームの先端部に伸縮するサブブームを備えているので、一段のサブブームの長さを長くすると、油圧式箱形ジブでは曲げ応力が大きくなりすぎて、大荷重の荷を吊り下げることが性能上困難となる。
また、その一方で、サブブームに組み込まれる伸縮段数を増大させると、その伸縮段数に応じてシリンダ数を増大させる必要がある。シリンダ数の増大は、伸縮部の重量が増大するに加えて、一台の移動式クレーンに積載される作動油量の制限のため、シリンダ数を無制限に多くはできないという課題がある。
特許文献2に記載の移動式クレーンにおいては、ラチス型ジブが採用できるので、曲げ応力に関しては、箱形ジブよりも長尺化は行えるが、長尺化に伴い、ジブの分割数が増大するので、その組み立て工程に多大の労力を必要とするという課題がある。それ故、例えば、100mを越えるような超高揚程を満たす高性能な移動式クレーンは提案されていない。
そこで、本発明は、超長尺、高揚程、高性能が期待できる移動式クレーンを提供することを目的とする。
本発明は、車体に起伏駆動可能に設けられ伸縮機構によって複数段にわたって伸縮するメインブームと、メインブームの先端部に起伏駆動可能に設けられ伸縮機構によって複数段にわたって伸縮するサブブームを備えた移動式クレーンにおいて、
前記サブブームは、基端ブーム内に複数の中間ブームおよび先端ブームをそれぞれ順次伸縮自在に嵌挿させた多段ブームで構成され、
前記サブブームの伸縮機構は、
サブブーム内に内装され基端ブームの基端部にそのロッドの先端部が軸支されている一本の伸縮シリンダと、
伸縮シリンダのロッド側端部とサブブームの基端ブームを除く各ブームの基端部とを連結ピンで選択して連結・解除するシリンダ・ブーム連結手段と、
サブブームの隣接する内側ブームを伸長したときに内側ブームの基端部と当該基端部に対峙する隣接する外側ブームに両ブーム同士を固定、解除可能にするブーム間連結手段と、
前記伸縮シリンダ、シリンダ・ブーム連結手段、ブーム間連結手段を適宜駆動制御して全縮小状態のサブブームを先端側ブームから順次伸長させる伸長工程と、縮小時に基端側ブームから順次縮小させる縮小工程とを有する制御手段とで構成し、
各ブーム段を伸長させてのクレーン作業時には各ブーム段はブーム間連結手段で固定し、伸縮シリンダは基端ブーム内に位置させるようにしたことを特徴とする移動式クレーンである。
このように構成すれば、サブブームの伸縮機構は、サブブーム内に内装され基端ブームの基端部にロッド先端部が軸支されている一本の伸縮シリンダと、伸縮シリンダのロッド側端部とサブブームの基端ブームを除く各ブームの基端部とを連結ピンで選択して連結・解除するシリンダ・ブーム連結手段と、サブブームの隣接する内側ブームを伸長したときに内側ブームの基端部と当該基端部に対峙する隣接する外側ブームに両ブーム同士を固定、解除可能にするブーム間連結手段と、前記伸縮シリンダ、シリンダ・ブーム連結手段、ブーム間連結手段を適宜駆動制御して全縮小状態のサブブームを先端側ブームから順次伸長させる伸長工程と、縮小時に基端側ブームから順次縮小させる縮小工程とを有する制御手段とで構成し、各ブーム段を伸長させてのクレーン作業時には各ブーム段はブーム間連結手段で固定し、伸縮シリンダは基端ブーム内に位置させるように構成されているので、サブブームは、基端ブーム内に複数の中間ブームおよび先端ブームをそれぞれ順次伸縮自在に嵌挿させた多段ブームで構成されるが、マルチシリンダに比べて総合重心位置が根本側に寄ること、また、シリンダ数が少なく、伸縮部の重量が軽減できるという特徴を備える。
これにより、移動式クレーンにおいて、車体に起伏駆動可能に設けられ伸縮機構によって複数段にわたって伸縮するメインブームと、メインブームの先端部に起伏駆動可能に設けられ伸縮機構によって複数段にわたって伸縮するサブブームとを備える超長尺、高揚程であって、高性能な移動式クレーンを提供することができる。
ここで、前記制御手段の伸長工程は、全縮小状態のサブブームを伸長させる際に、先端ブームの基端部と伸縮シリンダのロッド側端部とをシリンダ・ブーム連結手段で連結し、伸縮シリンダを伸長して先端ブームに隣接する中間ブーム段より先端ブーム段を伸長させた後、先端ブームの基端部と隣接する外側の中間ブームをブーム間連結手段で固定し、シリンダ・ブーム連結手段による連結を解除して伸縮シリンダを縮小させ、次に先端ブームに隣接する中間ブーム段を当該中間ブームに隣接する次の中間ブーム段を同様にして伸長させ、先端ブーム段から基端ブームに隣接する中間ブーム段までを順次1段ブーム毎に伸長させる制御工程であり、
前記制御手段の縮小工程は、伸長状態のサブブームを縮小させる際に、基端ブームに隣接する中間ブームの基端部と伸縮シリンダのロッド側端部とをシリンダ・ブーム連結手段で連結後、基端ブームと基端ブームに隣接する中間ブーム間のブーム間連結手段の固定を解除し、伸縮シリンダを縮小して基端ブームに隣接する中間ブームを基端ブーム段内に縮小させ、次に次段の中間ブーム段を基端ブームに隣接する中間ブーム段内に同様にして縮小させ、基端ブームに隣接する中間ブーム段から先端ブーム段までを順次1段ブーム毎に縮小させる制御工程であることが好ましい。
また、上記の移動式クレーンは、前記サブブームの先端ブームの先端部両側にそれぞれ取付けられた左右のアーム手段と、左右のアーム手段にそれぞれの先端部を連結した左右のガイロープと、サブブームの長手方向中間部背面側に配置され左右のガイロープの各基端部を連結するガイロープ基端部連結手段と、前記ガイロープの張設長さをそれぞれ調節するガイロープ長さ調節手段とを具備することが好ましい。
また、前記左右のアーム手段は、前記サブブームの先端ブームの先端部両側にそれぞれ延出して取付けられ、ガイロープ基端部連結手段は、サブブームの長手方向中間部背面側に上方が互いに拡開して取付けられた左右のガイマストで構成し、前記ガイマストの先端部に前記ガイロープの各基端部を連結し、前記ガイマストはサブブームの起伏軌跡面の互いに反対側を経由するよう張設したことが好ましい。
このように構成すれば、油圧式箱形ジブの欠点である曲げ応力への耐性を重量を大きくすることなく補完することができる。
本発明に従えば、超長尺、高揚程、高性能が期待できる移動式クレーンを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1〜図3は、本発明の実施例1に係る移動式クレーンを説明する図である。この移動式クレーンは、図1に示すように、車体1上に旋回駆動自在に取り付けた旋回台2、旋回台2に起伏駆動可能に取り付けたメインブーム3、及びメインブーム3の先端部3aに起伏駆動可能に取り付けたサブブーム10とを備え、サブブーム10の先端部10aに巻き上げ巻き下げ駆動自在に吊下した吊具4に荷物を係止してクレーン作業を行うよう構成している。
図1において、符号5は、メインブーム3と旋回台2との間に取り付けられたブーム起伏シリンダ、符号6は、サブブーム10とメインブーム3との間に取り付けられたブーム起伏シリンダを示す。
「クレーン作業」は、旋回台2の旋回駆動、メインブーム3及びサブブーム10の伸縮駆動並びに起伏駆動、並びに先端部10aに吊下した吊具4の巻上巻下駆動を併用して、荷物を所要の空間位置に移動させる。
ここで、本発明においては、メインブーム3及びサブブーム10の伸縮駆動は、それぞれ1本(合計2本)の伸縮シリンダにより多段伸縮ブームを構成している。車体搭載型クレーンの多段伸縮ブームの伸縮機構として、1本の伸縮シリンダを用いた伸縮機構が実用化されている。この伸縮機構は伸縮シリンダが1本であるため、伸縮機構全体を軽量化できるという利点を有している。
この伸縮機構は公知であり、例えば、特開2003−2583号公報にその一例が述べられている。本発明では、図2、3を用いてサブブーム10の伸縮機構を説明するが、メインブームでも同様の伸縮機構が採用可能である。
図2は、一本の伸縮シリンダによる伸縮機構が使用された6段伸縮ブームをサブブーム10に応用した場合の伸縮シリンダに沿った断面図であって、全縮小状態の基端部を示している。
サブブーム10はベースブーム11、セカンドブーム12、サードブーム13、フォースブーム14、フィフスブーム15及びトップブーム16とから大略構成され、セカンドブーム12はベースブーム11内に、サードブーム13はセカンドブーム12内に、フォースブーム14はサードブーム13内に、フィフスブーム15はフォースブーム14内に、トップブーム16はフィフスブーム15内にそれぞれ内装された1本の伸縮シリンダ7により伸縮自在に嵌挿されている。
この伸縮シリンダ7はシリンダチューブ8とロッド9とから構成されている。このロッド9の先端部(ロッド先端部)9aにはベースブーム11の基端部11aが軸支されている。
一方、図2に示すように、シリンダチューブ8のロッド側の端部(ロッド側端部)8aにはベースブーム11を除く各ブーム(12〜16)の基端部(12a〜16a)とを選択して連結・解除するシリンダ・ブーム連結手段20と、隣接する内側ブームを伸長したときに内側ブームの基端部と当該基端部に対峙する隣接する外側ブームとの両ブーム同士をそれぞれの基端部(16a〜12a)に取り付けられた固定ピン(16d〜12d)により固定、解除を可能にするブーム間連結手段50が設けられている。
これらのシリンダ・ブーム連結手段20及びブーム間連結手段50を適宜制御することにより、これらの各ブーム11〜16は、この一本の伸縮シリンダ7により伸縮される。
すなわち、シリンダ・ブーム連結手段20は、ロッド側端部8aへ各中間ブーム(セカンドブーム12〜フィフスブーム15)とトップブーム16の各基端部12a〜16aとを連結して固定したり、連結を解除するものである。
また、ブーム間連結手段50は、隣接するブーム段を伸長させた状態で隣接するブーム段を連結して固定したり、その連結を解除するものである。
これらのシリンダ・ブーム連結手段20及びブーム間連結手段50は伸縮シリンダ7の伸縮制御と連関させることにより、全縮小状態のブームを先端側ブームから順次伸長させる伸長工程と、縮小時に基端側ブームから順次縮小させる縮小工程とを含んで構成され、各ブーム段を伸長させてのクレーン作業時には各ブーム段はブーム間連結手段で固定され、また、伸縮シリンダは基端ブーム内に位置させるように構成されている。
(シリンダ・ブーム連結手段20)
シリンダ・ブーム連結手段20の一例は、図3に詳細が説明されている。この図3において、符号20はシリンダ・ブーム連結手段であり、このシリンダ・ブーム連結手段20は、ロッド側端部8aに配置された連結ピン駆動シリンダ21、連結ピン駆動レバー22、連結ピン23、及びトップブーム16の基端部16aに配置された連結ボス16cの連結穴16bから大略構成されている。
連結ピン23はロッド側端部8aを構成するトラニオン部材25の連結ピン収納穴26に摺動可能に組み付けられている。連結ピン駆動レバー22は、トラニオン部材25から上方に一体構成されたサポート24に揺動可能に軸支されている。
図3では連結穴16bは、トップブーム16の基端部16aに設けられたもののみ示しているが、図2で二点鎖線で示すようにセカンドブーム12の基端部12a、サードブーム13の基端部13a、フォースブーム14の基端部14a、フィフスブーム15の基端部15a、にも同様にそれぞれ連結穴12b、13b、14b、15bが設けられている。
連結ピン23と連結ピン駆動レバー22は左右に一対配置されている。連結ピン駆動レバー22の一端は連結ピン23に枢着され、その他端は連結ピン駆動シリンダ21のロッド側端21a及びシリンダ側端21bにそれぞれ枢着されている。
(ブーム間連結手段50)
ブーム間連結手段50の一例は、図3に概略が示されている。この図3においてブーム間連結手段50は、トップブーム16とフィフスブーム15とのブーム間連結手段が説明されている。このブーム間連結手段50は、トップブーム16の基端部16aの固定ピン収納部材16eに摺動可能に組み付けられた左右一対のトップブーム固定ピン16dとフィフスブーム15の側面に取付られた固定ボス52に設けられた固定穴51とから構成されている。ここで、符号33はトップブーム固定ピン16dの内端に位置して設けられた連結部材である。連結部材33は一部が開口した箱型形状をしており、後述する固定ピン駆動手段の固定ピン駆動レバーと連結可能となっている。
この固定ピン16dは不図示のボールロック機構などにより、バネ付勢されたボールがノッチにはまり込むことにより、固定ピン16dの先端部が外側ブームの固定穴51に入ったブーム間固定位置で位置保持されるようになっている。
また、この固定ピン16dは、詳細を省略する固定ピン駆動手段(例えば、固定ピン駆動シリンダ)により固定穴51に進退駆動可能に構成され、この固定ピン駆動手段はその全体が伸縮シリンダ7のロッド側端部8aと一体構造となっている。
同様に、セカンドブーム12〜フィフスブーム15の各基端部12a〜15aにもそれぞれセカンドブーム固定ピン12d、サードブーム固定ピン13d、フォースブーム固定ピン14d、フィフスブーム固定ピン15dが左右に一対配置されている。また、同様に、固定ボスの配置に関しては、ベースブーム11、セカンドブーム12、サードブーム13、フォースブーム14においてもほぼ同様の構成であり、各固定ボスはそれぞれ固定穴を有している。
以上の構成により、伸縮シリンダ7の伸縮動作により各段ブームの基端部に配置されたトップブーム16のブーム間連結手段50を固定ピン12d〜16dのうちの任意の固定ピンに位置させることができ、当該固定ピン12d〜16dを駆動することで、目的とするブーム間を固定可能に構成されている。
その際の伸縮シリンダ7の伸縮動作時には、固定ピン12d〜16dの内端部に設けられた連結部材33は一部が開口した箱型形状をしているため、固定ピン駆動レバーは目的としない固定ピンの連結部材33の開口部分を通過していくことができるようになっている。
以下、上述の伸縮機構を備えたブームの伸長工程及び縮小工程について説明する。
(ブームの伸長工程)
ブームの伸長工程は、全縮小状態のブームを先端側のブームから順次伸長させる工程であり、サブブーム10を先端側のブームから順次伸長させるサブブーム伸長工程と、全縮小状態のメインブーム3を先端側のブームから順次伸長させるメインブーム伸長工程とから構成される。
(サブブーム伸長工程)
(トップブームの伸長)
トップブーム16の基端部16aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとがシリンダ・ブーム連結手段20により連結された状態で伸縮シリンダ7を伸長してトップブーム16を隣接するフィフスブーム15より伸長させる。
トップブーム16が伸長された状態でトップブーム16の基端部16aとフィフスブーム15とを固定ピン駆動手段(ブーム間連結手段50)を駆動させてトップブーム固定ピン16dで固定する。
ついで、シリンダ・ブーム連結手段20を駆動させて連結ピン23を抜くことによりトップブーム16の基端部16aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとの連結を解除する。
伸縮シリンダ7を縮小させ、シリンダ連結手段20を駆動させて連結ピン23により伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとフィフスブーム15の基端部15aとの連結を行う。
(フィフスブームの伸長)
フィフスブーム15の基端部15aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとがシリンダ・ブーム連結手段20により連結された状態で、伸縮シリンダ7を伸長させ、フィフスブーム15を隣接するフォースブーム14より伸長させる。
フィフスブーム15が伸長された状態でフィフスブーム15の基端部15aとフォースブーム14とを固定ピンク駆動手段(ブーム間連結手段50)を駆動させてフィフスブーム固定ピン15dで固定する。
ついで、シリンダ・ブーム連結手段20を駆動させて連結ピン23を抜くことによりフィフスブーム15の基端部15aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとの連結を解除する。
伸縮シリンダ7を縮小させ、シリンダ連結手段20を駆動させて連結ピン23により伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとフォースブーム14の基端部14aとの連結を行う。
(フォースブームの伸長)
フォースブーム14の基端部14aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとがシリンダ・ブーム連結手段20により連結された状態で、伸縮シリンダ7を伸長させ、フォースブーム14を隣接するサードブーム13より伸長させる。
フォースブーム14が伸長された状態でフォースブーム14の基端部14aとサードブーム13とを固定ピン駆動手段(ブーム間連結手段50)を駆動させてフォースブーム固定ピン14dで固定する。
ついで、シリンダ・ブーム連結手段20を駆動させて連結ピン23を抜くことによりフォースブーム14の基端部14aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとの連結を解除する。
伸縮シリンダ7を縮小させ、シリンダ連結手段20を駆動させて連結ピン23により伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとサードブーム13の基端部13aとの連結を行う。
(サードブームの伸長)
サードブーム13の基端部13aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとがシリンダ・ブーム連結手段20により連結された状態で、伸縮シリンダ7を伸長させ、サードブーム13を隣接するセカンドブーム12より伸長させる。
サードブーム13が伸長された状態でサードブーム13の基端部13aとセカンドブーム12とを固定ピン駆動手段(ブーム間連結手段50)を駆動させてサードブーム固定ピン13dで固定する。
ついで、シリンダ・ブーム連結手段20を駆動させて連結ピン23を抜くことによりサードブーム13の基端部13aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとの連結を解除する。
伸縮シリンダ7を縮小させ、シリンダ連結手段20を駆動させて連結ピン23により伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとセカンドブーム12の基端部12aとの連結を行う。
(セカンドブームの伸長)
セカンドブーム12の基端部12aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとがシリンダ・ブーム連結手段20により連結された状態で、伸縮シリンダ7を伸長させ、セカンドブーム12を隣接するベースブーム11より伸長させる。
セカンドブーム12が伸長された状態でセカンドブーム12の基端部12aとベースブーム11とを固定ピン駆動手段(ブーム間連結手段50)を駆動させてセカンドブーム固定ピン12dで固定する。
ついで、シリンダ・ブーム連結手段20を駆動させて連結ピン23を抜くことによりセカンドブーム12の基端部12aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとの連結を解除する。
伸縮シリンダ7を縮小させ伸縮シリンダ7をベースブーム11内に位置させる。
このようにして、先端ブームに隣接する中間ブーム段を当該中間ブームに隣接する次の中間ブーム段を同様にして伸長させ、先端ブーム段からベースブーム11に隣接するセカンドブーム12段までを順次1段ブーム毎に伸長させる。最後に、伸縮シリンダ7を縮小させ伸縮シリンダ7をベースブーム11内に位置させることにより、重心を根元側に移動させる。
(メインブーム伸長工程)
サブブーム10の伸長が終了後、必要に応じて、同様にして全縮小状態のメインブーム3を先端側のブームから順次伸長させる。
(ブームの縮小工程)
ブームの縮小工程は、縮小時に基端側ブームから順次縮小させる工程であり、メインブーム3の基端側ブームから順次縮小させるメインブーム縮小工程とサブブーム10の基端側ブームから順次縮小させるサブブーム縮小工程とから構成される。
メインブーム3の縮小は公知であるので詳細を省略し、サブブームの縮小工程について説明する。
(サブブーム縮小工程)
メインブーム3の縮小が終了後、同様にして伸長状態のサブブーム10が基端側から順次縮小される。
(ベースブーム11内へのセカンドブーム12の挿嵌工程)
ベースブーム内に位置している伸縮シリンダ7を伸長させ、シリンダブーム連結手段20を駆動させて連結ピン23によりセカンドブームの基端部12aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとを連結させる。
固定ピン駆動手段(ブーム間連結手段50)を駆動させてセカンドブーム固定ピン12dを抜くことによりセカンドブーム12の基端部12aとベースブーム11との固定を解除する。
伸縮シリンダ7を縮小してセカンドブーム12をベースブーム11内に挿嵌させる。
(セカンドブーム12内へのサードブーム13の挿嵌工程)
シリンダブーム連結手段20を駆動させて連結ピン23によるセカンドブーム12の基端部12aとロッド側端部8aとの連結を解除する。
伸縮シリンダ7を伸長させ、シリンダブーム連結手段20を駆動させて連結ピン23によりサードブーム13の基端部13aと伸縮シリンダ7のロッド側端部8aとを連結させる。固定ピン駆動手段(ブーム間連結手段50)を駆動させてサードブーム固定ピン13dを抜くことによりサードブーム13の基端部13aとセカンドブーム12との固定を解除する。
伸縮シリンダ7を縮小してサードブーム13をセカンドブーム12内に挿嵌させる。
以下、同様にしてサードブーム13内へのフォースブーム14の挿嵌工程、フォースブーム14内へのフィフスブーム15の挿嵌工程、フィフスブーム15内へのトップブーム16の挿嵌工程を行うことにより、次段の中間ブーム段、最後にはトップブーム段を基端側に隣接するブーム段内に縮小させて挿嵌させて収納させる。
以上の構成によれば、シリンダ数をメインブーム及びサブブームそれぞれ1本でよいので伸縮部の重量が大幅に減少できることに加えて、シリンダを制御する作動油量が少なくてよく、旋回台寸法が小さい移動式クレーン装置にも適用できる。また、マルチシリンダに比べて総合重心を根元側に寄せることができ、これにより移動式クレーンの高性能化を実現させることが容易となる。さらに、伸長状態での伸縮シリンダは縮小させた状態でベースブーム内に位置させることにより、重心を一層、根元側に移動させることができる。
なお、以上の説明では、ブームの伸長工程は、サブブームの伸長が終了後にメインブームの伸長が行われると説明されているが、この順序は自由であり、メインブームの伸長後にサブブームが伸長されてもよい。
また、同様に、ブームの縮小工程は、メインブームの縮小後にサブブームを縮小させると説明されているが、サブブームの縮小後にメインブームを縮小させてもよい。
図4および図5は、本発明の実施例2に係る移動式クレーンを説明する図である。実施例1と同一乃至は均等な部位部材は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
この移動式クレーンは、図4に示すように、車体1上に旋回駆動自在に取り付けた旋回台2、旋回台2に起伏駆動可能に取り付けたメインブーム3、及びメインブーム3の先端部3aに起伏駆動可能に取り付けたサブブーム10とを備え、これらのメインブーム3及びサブブーム10の伸縮駆動は、実施例1と実質的に同一乃至は均等である。
ここで、実施例1に係る移動式クレーンでは、荷重が増大した場合等、クレーン作業時にサブブーム10に「縦撓み」および「横撓み」が生じる可能性がある。「縦撓み」は、サブブーム10の側面視において長手方向中間部が上に凸となるような撓みであり、「横撓み」は、サブブーム10の背面視において長手方向中間部が左側または右側に凸となるような撓みである。このような「縦撓み」および「横撓み」は、サブブーム10の座屈強度を低下させ移動式クレーン作業時の吊上能力を低下させる。
そこで、この実施例2に係る伸縮ブーム撓み抑制装置を備えた移動式クレーンは、図4及び図5に示すように、サブブーム10の先端部10aから左側および右側にそれぞれ延出するよう左右のアーム手段66a,66bを取り付ける。
ついで、サブブーム10の長手方向中間部の左側および右側に先端が背面側に延びるガイマスト68a、68bを取り付ける。左右一対のガイロープ67a,67bの各基端部をアーム手段66a、66bに連結し、サブブーム10の起伏軌跡面の互いに反対側を経由するようにそれぞれのガイロープ67a,67bをガイマスト68a、68b(ガイロープ基端部連結手段)に連結させ、それぞれのガイロープ67a,67bはガイロープ長さ調節手段としてのウインチ69a、69bにそれぞれ連結させる。
このガイロープ長さ調節手段としてのウインチ69a、69bの配設位置は自由であり、図示のようにガイマスト67a、67bに固定されているほか、根元側であっても、また先端側に左右方向に延びるアーム手段66a、66bなどに固定されていてもよい。また、符号70a,70bは、左右のガイマスト68a,68bの前傾防止用の控えロープである。
クレーン作業時に、ウインチ69a、69bにより左右のガイロープ67a,67bにテンションを掛ける。これにより、左右のアーム手段66a,66bとガイマスト68a、68bとの間に張設された左右のガイロープ67a,67bは緊張され、サブブーム10に生じようとする撓みを左右のガイロープ67a,67bにより抑制することができる。
すなわち、サブブーム10に生じようとする撓みのうち「縦撓み」については、左右のアーム手段66a,66bとガイマスト68a、68bとの間に張設された左右のガイロープ67a,67bがサブブーム10の背面側を経由しているので、サブブーム10の先端部10aの下方向への移動が拘束され、その結果、「縦撓み」が抑制される。
また、サブブーム10に生じようとする「横撓み」についても左右のアーム手段66a,66bとガイマスト68a、68bとの間に張設された左右のガイロープ67a,67bがサブブーム10の起伏軌跡面の互いに反対側を経由しているので、サブブーム10の先端部10aの左右方向への移動が拘束され、その結果、「横撓み」も抑制される。
また、ガイロープ長さ調節手段としてのウインチ69a、69bによりそれぞれのガイロープ67a、67bに掛かるテンションを調整することにより、横撓みの左右バランスの微調整を行うこともできる。
図6は、実施例2の変形例1に係る移動式クレーンを説明する図である。実施例2と同一乃至は均等な部位部材は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
この変形例1に係る伸縮ブーム撓み抑制装置を備えた移動式クレーンは、図6に示すように、サブブーム10の先端部10aから左側および右側にそれぞれ延出するよう左右のアーム手段66a,66bを取り付ける。
ついで、サブブーム10の長手方向中間部の背面側の上方左側および上方右側に先端が互いに拡開したガイマスト68a、68bを取り付ける。左右一対のガイロープ67a,67bの各基端部をアーム手段66a、66bに連結し、サブブーム10の起伏軌跡面の互いに反対側を経由するようにそれぞれのガイロープ67a,67bをガイマスト68a、68bに連結させ、それぞれのガイロープ67a,67bはガイロープ長さ調節手段としてのウインチ69a、69b(不図示)にそれぞれ連結せる。
ガイロープ長さ調節手段としてのウインチ69a、69bにより左右のガイロープ67a,67bにテンションを掛けると、サブブーム10の起伏面に対して傾斜させたガイマスト68a、68bの作用により、サブブーム10に作用する縦方向および横方向の曲げモーメントを吸収でき、これによりサブブーム10の起伏角度が垂直に近づいたような状態においても、縦撓みおよび横撓みを減少させることができ、これにより吊り下げ荷重の最大値を増加させることができる。
このような構成によれば、縦撓み及び横撓みを減少させることができるので、箱型の伸縮手段を用いる場合の課題点である、曲げモーメントが大幅に減少できるので、吊り上げ性能を大幅に向上できる。これにより、例えば、700t級の移動式クレーン装置において、メインブームの伸縮で最大70m、サブブームの伸縮で最大50m、合計120m程度の長尺化が可能となる。
図7は、実施例2の変形例2に係る移動式クレーンを説明する図である。変形例1と同一乃至は均等な部位部材は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
この変形例2においては、左右のアーム手段66a、66bにはアタッチメントなどが付加されて、アーム手段66a、66bの長さが左右対称に延長されている。また、ガイマスト68a、68bは、拡開せずに、背面側に向けてのみ延設されている。
この場合も、左右のアーム手段66a,66bとの間に張設される左右のガイロープ67a,67bがサブブーム10の背面側で且つサブブーム10の起伏軌跡面の互いに反対側を経由するよう張設されてガイマスト68a、68bに連結されている。
このような構成においても、クレーン作業時に、左右のアーム手段66a,66bとガイマスト68a、68bとの間に張設された左右のガイロープ67a,67bを緊張状態にして使用することにより、クレーン作業時にサブブーム10に生じようとする撓み(「縦撓み」および「横撓み」)を左右のガイロープ69a,69bにより抑制することができる。
すなわち、サブブーム10に生じようとする撓みのうち「縦撓み」については、左右のアーム手段66a,66bとガイマスト68a、68bとの間に張設された左右のガイロープ67a,67bがサブブーム10の背面側を経由しているので、サブブーム10の先端部10aの下方向への移動が拘束され、その結果、「縦撓み」が抑制される。
また、サブブーム10に生じようとする「横撓み」については、左右のアーム手段66a,66bとガイマスト68a、68bとの間に張設された左右のガイロープ67a,67bがサブブーム10の起伏軌跡面の互いに反対側を経由しているので、サブブーム10の先端部10aの左右方向への移動が拘束され、その結果、「横撓み」も抑制される。
本発明の実施例1に係る移動式クレーンの概要を伸縮ブームの側面視側から説明する図である。 本発明に係る移動式クレーンの伸縮機構をサブブームに応用した場合の伸縮シリンダに沿った断面図であって、全縮小状態の基端部を示している。 図2のA−A断面図である。 本発明の実施例2に係る移動式クレーンの概要を伸縮ブームの側面視側から説明する図である。 図4の移動式クレーンを背面から見た図である。 変形例1に係る移動式クレーンを背面から見た図である。 変形例2に係る移動式クレーンを背面から見た図である。
符号の説明
1:車体
2:旋回台
3:メインブーム
3a:先端部
4:吊具
4a:ロープ
5:ブーム起伏シリンダ
6:ブーム起伏シリンダ
7:伸縮シリンダ
8:シリンダチューブ
8a:ロッド側端部
9:ロッド
9a:ロッド先端部
10:サブブーム
10a:先端部
11:ベースブーム
11a:基端部
11b:連結穴
12:セカンドブーム
12a:基端部
12b:連結穴
12d:セカンドブーム固定ピン
13:サードブーム
13a:基端部
13b:連結穴
13d:サードブーム固定ピン
14:フォースブーム
14a:基端部
14b:連結穴
14d:フォースブーム固定ピン
15:フィフスブーム
15a:基端部
15b:連結穴
15d:フィフスブーム固定ピン
16:トップブーム
16a:基端部
16b:連結穴
16c:連結ボス
16d:トップブーム固定ピン
16e:固定ピン収納部材
20:シリンダ・ブーム連結手段
21:連結ピン駆動シリンダ
21a:ロッド側端
21b:シリンダ側端
22:連結ピン駆動レバー
23:連結ピン
24:サポート
25:トラニオン部材
26:連結ピン収納穴
33:連結部材
50:ブーム間連結手段
51:固定穴
52:固定ボス
66a、66b:アーム手段
67a、67b:ガイロープ
68a、68b:ガイマスト(ガイロープ基端部連結手段)
69a、69b:ウインチ(ガイロープ長さ調節手段)
70a、70b:控えロープ

Claims (4)

  1. 車体に起伏駆動可能に設けられ伸縮機構によって複数段にわたって伸縮するメインブームと、メインブームの先端部に起伏駆動可能に設けられ伸縮機構によって複数段にわたって伸縮するサブブームを備えた移動式クレーンにおいて、
    前記サブブームは、基端ブーム内に複数の中間ブームおよび先端ブームをそれぞれ順次伸縮自在に嵌挿させた多段ブームで構成され、
    前記サブブームの伸縮機構は、
    サブブーム内に内装され基端ブームの基端部にそのロッドの先端部が軸支されている一本の伸縮シリンダと、
    伸縮シリンダのロッド側端部とサブブームの基端ブームを除く各ブームの基端部とを連結ピンで選択して連結・解除するシリンダ・ブーム連結手段と、
    サブブームの隣接する内側ブームを伸長したときに内側ブームの基端部と当該基端部に対峙する隣接する外側ブームに両ブーム同士を固定、解除可能にするブーム間連結手段と、
    前記伸縮シリンダ、シリンダ・ブーム連結手段、ブーム間連結手段を適宜駆動制御して全縮小状態のサブブームを先端側ブームから順次伸長させる伸長工程と、縮小時に基端側ブームから順次縮小させる縮小工程とを有する制御手段とで構成し、
    各ブーム段を伸長させてのクレーン作業時には各ブーム段はブーム間連結手段で固定し、伸縮シリンダは基端ブーム内に位置させるようにしたことを特徴とする移動式クレーン。
  2. 請求項1において、前記制御手段の伸長工程は、全縮小状態のサブブームを伸長させる際に、先端ブームの基端部と伸縮シリンダのロッド側端部とをシリンダ・ブーム連結手段で連結し、伸縮シリンダを伸長して先端ブームに隣接する中間ブーム段より先端ブーム段を伸長させた後、先端ブームの基端部と隣接する外側の中間ブームをブーム間連結手段で固定し、シリンダ・ブーム連結手段による連結を解除して伸縮シリンダを縮小させ、次に先端ブームに隣接する中間ブーム段を当該中間ブームに隣接する次の中間ブーム段を同様にして伸長させ、先端ブーム段から基端ブームに隣接する中間ブーム段までを順次1段ブーム毎に伸長させる制御工程であり、
    前記用制御手段の縮小工程は、伸長状態のサブブームを縮小させる際に、基端ブームに隣接する中間ブームの基端部と伸縮シリンダのロッド側端部とをシリンダ・ブーム連結手段で連結後、基端ブームと基端ブームに隣接する中間ブーム間のブーム間連結手段の固定を解除し、伸縮シリンダを縮小して基端ブームに隣接する中間ブームを基端ブーム段内に縮小させ、次に次段の中間ブーム段を基端ブームに隣接する中間ブーム段内に同様にして縮小させ、基端ブームに隣接する中間ブーム段から先端ブーム段までを順次1段ブーム毎に縮小させる制御工程であることを特徴とする移動式クレーン。
  3. 請求項1または請求項2において、前記サブブームの先端ブームの先端部両側にそれぞれ取付けられた左右のアーム手段と、左右のアーム手段にそれぞれの先端部を連結した左右のガイロープと、サブブームの長手方向中間部背面側に配置され左右のガイロープの各基端部を連結するガイロープ基端部連結手段と、前記ガイロープの張設長さをそれぞれ調節するガイロープ長さ調節手段とを具備したことを特徴とする移動式クレーン。
  4. 請求項3において、前記左右のアーム手段は、前記サブブームの先端ブームの先端部両側にそれぞれ延出して取付けられ、
    ガイロープ基端部連結手段は、サブブームの長手方向中間部背面側に上方が互いに拡開して取付けられた左右のガイマストで構成し、前記ガイマストの先端部に前記ガイロープの各基端部を連結し、前記ガイマストはサブブームの起伏軌跡面の互いに反対側を経由するよう張設したことを特徴とする移動式クレーン。
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