JP4057447B2 - 軌道陸上兼用作業機のクローラ幅調整装置 - Google Patents

軌道陸上兼用作業機のクローラ幅調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は軌道幅に応じてクローラフレームを伸縮させる軌道陸上兼用作業機に関し、より詳しくは、クローラ幅調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自走式ショベルまたは自走式クレーンをベースマシンとして軌道走行用の車輪を付加し、陸上とレール上の双方を走行できるように構成された軌道陸上兼用作業機が知られている。この種の軌道陸上兼用作業機では、広軌レールと狭軌レールのどちらでも走行できるように通常、車輪アームを介して軌道車輪を昇降させるとともに、その軌道車輪の間隔を変更することができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、ベースマシンが油圧ショベルであって左右のクローラフレームを機体幅方向に張り出すように構成されたものでは、下部走行体の左右両側にアクスルが設けられており、このアクスルに挿入された機体アームがスパンナシリンダによって伸縮し、その機体アームの端部に固定されたクローラフレームが伸縮する。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−142497号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような伸縮可能なクローラを備えた軌道陸上兼用作業機では、レールを跨いだ状態で作業を行うことができ、伸長されたクローラフレームは、固定手段を介して固定した後、レールの外側に接地される。
【0006】
ところが、例えば新幹線のような広軌レールであって、その広軌レールの外側に障害物があってレールを跨ぐことができない事情がある場合には、左右のクローラの張出し量を最小にしてそれぞれレールに載せた状態(いわゆる広軌オンレール状態)で作業を行う場合がある。
【0007】
しかしながら、従来の軌道陸上兼用作業機では、その1台のみでもって広軌レール跨ぎ状態、狭軌レール跨ぎ状態及び広軌オンレール状態といった3つの状態での作業を行うことができず、さらに別の作業機を用意して2台の作業機を使い分けなければならなかった。
【0008】
本発明は以上のような従来の軌道陸上兼用作業機における課題を考慮してなされたものであり、広軌レール跨ぎ状態、狭軌レール跨ぎ状態及び広軌オンレール状態の3つの状態で作業することができるようにした軌道陸上兼用作業機のクローラ幅調整装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上部旋回体を旋回自在に支持する下部フレームの左右両側にクローラを周回させるためのクローラフレームが設けられるとともに、上記下部フレームの前後に軌道走行用車輪が昇降可能に設けられ、上記クローラフレームを機械幅方向に移動させることにより、クローラ幅を調整し得るように構成された軌道陸上兼用作業機において、クローラ幅調整状態として、上記クローラ幅が最大となってクローラが広軌レールを跨ぐ広軌レール跨ぎ状態と、上記クローラ幅が最小となってクローラが広軌レール上に載る広軌オンレール状態と、上記クローラ幅が上記広軌レール跨ぎ状態と上記広軌オンレール状態とにおける両クローラ幅の中間値となってクローラが狭軌レールを跨ぐ狭軌レール跨ぎ状態とを有し、各クローラ幅調整状態において、上記クローラフレームを上記下部フレームに対して固定する固定手段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
この構成によれば、クローラ幅調整状態として、上記クローラ幅が最大となってクローラが広軌レールを跨ぐ広軌レール跨ぎ状態と、上記クローラ幅が最小となってクローラが広軌レール上に載る広軌オンレール状態と、上記クローラ幅が上記広軌レール跨ぎ状態と上記広軌オンレール状態とにおける両クローラ幅の中間値となってクローラが狭軌レールを跨ぐ狭軌レール跨ぎ状態とを有し、各クローラ幅調整状態において、上記クローラフレームを上記下部フレームに対して固定する固定手段が備えられたので、広軌レール跨ぎ状態、狭軌レール跨ぎ状態及び広軌オンレール状態の3つの状態での作業が可能となり、1台の作業機でもって、あらゆる作業現場に適応させることができるので、作業機の管理コストを大幅に削減することができる。
【0011】
また、上記構成において、上記固定手段として、上記クローラフレームと上記下部フレームにそれぞれブラケットを設け、上記広軌オンレール状態では両ブラケットを直接連結し、上記広軌レール跨ぎ状態及び上記狭軌レール跨ぎ状態では上記両ブラケット間に接続部材を介して両ブラケットを連結するように構成したこととするのが好ましい。この場合、簡単な構成で、上記3つの状態でのクローラの固定が可能となる。
【0012】
ところで、固定するということは、そのときのクローラ幅に固定する他に、走行時の反力を支持するという意味もある。この場合、クローラフレームと下部フレームとを直接連結することが考えられるが、その場合には、反力支持のために全体の構成を高強度にする必要がある。これに対し、本発明では、専用の固定手段としてのブラケット、接続部材で固定するため、これらのみを高強度としておけばよい。このため、コスト、重量の点で有利となる。
【0013】
例えば、上記下部フレームの左右両側に上記クローラフレームを案内するアクスルが設けられ、上記ブラケットとして、このアクスルに設けられた第1のブラケットと、クローラフレームの内側に設けられた第2のブラケットとを有し、上記接続部材として、上記第1のブラケットと第2のブラケットとの間に架設され、複数の連結位置を有するリンクを有し、かつ、これらのブラケット同士又はリンクとブラケットとを連結する連結ピンを備えたこととすればよい。
【0014】
また、上記下部フレームの前後に軌道走行用車輪を昇降させる車輪アームが取付られ、上記広軌オンレール状態では、上記接続部材が車輪アームの取付部に干渉しない位置で両ブラケットの一方に格納固定されるように構成されたこととすれば、接続部材を使用しないときにその接続部材がブラケット同士の連結の邪魔にならず、またその紛失を防止できる。
【0015】
さらに、上記広軌レール跨ぎ状態と上記狭軌レール跨ぎ状態とにおいて軌道走行用車輪を駆動する車輪駆動モータと、上記広軌オンレール状態でクローラを周回駆動するクローラ駆動モータと、油圧源からの圧油の供給を上記駆動モータの間で切換える切換弁と、この切換弁と上記両駆動モータとを結ぶ油圧配管が通される筒状部材とを備え、この筒状部材は、クローラフレームの移動に連動して竪軸まわりに回動しうる状態で上記下部フレームに取り付けられたこととするのが好ましい。この場合、油圧配管はクローラフレームの移動を邪魔しないので、その移動を容易にするとともに油圧配管の挟み込み等による損傷のおそれをなくすこともできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る軌道陸上兼用作業機の全体構成を示す側面図である。
【0017】
同図において軌道陸上兼用作業機1は、クローラ2,2(手前側のみ図示)を装着した下部走行体3とその下部走行体3上に旋回自在に搭載された上部旋回体4とを備えている。
【0018】
上部旋回体4の前部左側にはキャビン5が、後部にはエンジンを格納したエンジンルーム6がそれぞれ配置され、上記キャビン5の右側には作業アタッチメント7が装備されている。
【0019】
この作業アタッチメント7は、起伏動作するブーム8とそのブーム8の先端部に連結され機体前後方向に揺動するアーム9と、そのアーム9の先端部に連結され揺動可能に設けられたバケット10とから主として構成されている。なお、11はブーム8を起伏させるブームシリンダ、12はアーム9を揺動させるアームシリンダ、13はバケット10を揺動させるバケットシリンダである。
【0020】
一方、下部走行体3の下部フレームの前部には上下方向に揺動する一対の車輪アームとしての前側アーム14a,14b(手前側のみ図示)が備えられ、この前側アーム14a,14bの先端部にそれぞれ軌道走行用車輪としての前輪15a,15b(手前側のみ図示)が備えられている。前側アーム14a,14bの先端部と下部走行体3の前部には前側アーム14a,14bを昇降させるための前側シリンダ(図略)が架設されており、この前側シリンダのロッドを伸長させると、下部フレームとの連結部(図略)を支点として前側アーム14a,14bが下向きに回転し、前輪15a,15bをレールR,R(手前側のみ図示)上に載せることができる。また、下部走行体3の後部にも同様に一対の車輪アームとしての後側アーム17a,17b、軌道走行用車輪としての後輪18a,18b及び後側シリンダ(図略)が備えられている。
【0021】
従って、前輪15a,15b及び後輪18a,18bがレールR,Rに沿うようにして軌道陸上兼用作業機1を位置決めし、前後両シリンダをそれぞれ伸長させると、前側アーム14a,14b及び後側アーム17a,17bが揺動することにより前輪15a,15b及び後輪18a,18bがそれぞれ降下してレールR,Rに接触する。さらに前後両シリンダの伸長動作を続けると、クローラ2,2が地上から浮上し、この状態で軌道陸上兼用作業機1はレールR,R上を走行することができるようになる。なお、前輪15a,15bは駆動輪であり軌道走行モータ16a,16b(手前側のみ図示)によって駆動する。
【0022】
図2は上記軌道陸上兼用作業機1の正面図であって、(a)は狭軌レール跨ぎ状態、(b)は広軌レール跨ぎ状態、(c)はクローラを広軌レール上に載せた広軌オンレール状態を示している。同図において、前輪15a,15bの間隔はレールR,Rの間隔(広軌レール、狭軌レール)に合わせて車幅方向に拡縮する構成となっている。
【0023】
図2(c)に示したように、レールR,Rが広軌レールであってその外側にクローラ2,2を降ろすことができない作業環境では、左右のクローラ2,2が広軌レールR,R上に載るように位置決めし、前側アーム14a,14b及び後側アーム17a,17bを揺動させて前輪15a,15b及び後輪18a,18bを上昇させることにより広軌オンレール状態とする。この状態で作業が行われる。
【0024】
そのためのクローラ幅調整方法を以下に説明する。
【0025】
まず、クローラ2を狭軌レール跨ぎと広軌レール跨ぎの2位置で固定する方法を図3を参照しながら説明する。なお、同図(a)は平面図、同図(b)はそのA−A断面図を示しており、中心線CLより上側は狭軌レール跨ぎ状態を示し、下側は広軌レール跨ぎ状態を示している。
【0026】
図3において、101は上部旋回体を回転自在に支持する下部フレームであり、この下部フレーム101の左右両側には、拡縮するクローラ2,2をガイドするためのアクスル101a〜101dが機体幅方向に平行して設けられている。
【0027】
一方のアクスル101a,101bをガイドしてスライダ102a,102bが摺動するようになっており、このスライダ102a,102bは右側クローラフレーム102cに固定されている。なお、他方のアクスル101c,101dについてもスライダ102d,102eが備えられ、左側クローラフレーム102fが固定されている。また、103はクローラフレーム102c,102fを伸縮させるスパンナシリンダである。また、104は下部フレーム101の前側に設けられた一対の支持ブラケット(取付部に相当する。)であり、前側アーム14a,14bの基端部が連結される。105は下部フレーム101の後側に設けられた一対の支持ブラケット(取付部に相当する。)であり、後側アーム17a,17bの基端部が連結される。
【0028】
図3(a)上側の狭軌レール跨ぎの配置において、アクスル101bの基端部にはブラケット(第1のブラケットに相当する。)106がボルトで固定されている。このブラケット106は上下に離間配置された一対のプレートで構成されており、両プレートに連結ピン109を通すためのピン孔が設けられている。なお、図中R1は狭軌レールを示している。
【0029】
右側クローラフレーム102cの内壁には上記ブラケット106と左右方向に対向するようにしてブラケット(第2のブラケットに相当する。)107が固定されており、このブラケット107には、後述するリンク108の一方端が揺動(水平方向に)自在に連結されている。なお、狭軌レールR1を跨ぐ配置において、上記両ブラケット106,107は近接するようになっている。
【0030】
108は帯板状部材からなるリンク(接続部材に相当する。)であり、両ブラケット106,107間に架設されることによってアクスル101aとクローラフレーム102cとを所定の位置で固定するようになっている。このリンク108の最大長さは、狭軌レールR1を跨ぐ配置において、その端部が支持ブラケット104と干渉しないように設定される。詳しくは、リンク108は、機体幅方向に向けられる長手方向の長さが狭軌レール跨ぎ時のクローラフレーム102c及び支持ブラケット104間の距離よりも若干短く設定されており、その長手方向に2個のピン孔(p1,p2)が穿設されている。ピン孔p1は、上記した両ブラケット106,107を近接した状態で連結するためのものであり、ピン孔p2はリンク108の内側端部に設けられており、広軌レール跨ぎの状態でクローラ2を固定するためのものである。上記両ブラケット106,107およびリンク108は固定手段として機能するものであり、この固定手段は、各アクスル101a,101c,101dにもそれぞれ設けられている。
【0031】
次に、図3(a)下側の広軌レール跨ぎの配置について説明する。
【0032】
クローラフレーム102fがスパンナシリンダ103の伸長によって張り出されると、両ブラケット106,107間の間隔が広がる。ただし、リンク108とブラケット106とを連結している連結ピン109は抜き取られているものとする。
【0033】
この状態で、リンク108のピン孔p2とブラケット106のピン孔とを対向させ、連結ピン109を挿入する。リンク108の最大長さは、上記した通りであるので、広軌レールR2を跨ぐ配置においては、その端部が支持ブラケット104の外側にあるので、両者が干渉することはない。しかし、広軌オンレール配置においては、クローラフレーム102c及び支持ブラケット104間の距離が最小となるので、上記両ブラケット106,107およびリンク108を使用したのでは、そのリンク108の端部が支持ブラケット104と干渉するおそれがある。
【0034】
そこで、本実施形態1では、この広軌オンレール状態を含む2位置でもクローラ2を固定することができるようにした。その方法を図4を参照しながら説明する。なお、同図(a)は平面図、同図(b)はそのB−B断面図を示しており、中心線CLより上側は狭軌レール跨ぎ状態を示し、下側は広軌オンレール状態を示している。ここでは、上記図3と共通する要素には、同一番号を付して重複説明を省略する。
【0035】
図4 (a)上側の狭軌レール跨ぎの配置において、アクスル101aの基端部にはブラケット110がボルトで固定されている。このブラケット110は略L字状に形成されたプレートで構成されており、同プレートには連結ピン113を通すためのピン孔が基端部と2つの先端部(p11,p12,p13)とにそれぞれ設けられている。このプレートはアクスル101aの基端部に上記ピン孔p11,p12が機体幅方向に向くように固定される。なお、図中R1は狭軌レールを示している。
【0036】
右側クローラフレーム102cの内壁には上記ブラケット110と左右方向に対向するようにしてブラケット111が固定されており、このブラケット111には、後述するリンク112の一方端が揺動(水平方向に)自在に連結されている。なお、広軌オンレール配置において、上記両ブラケット110,111は直接連結することができるようになっている。
【0037】
112は一端側が一枚のプレート、他端側が上下に二股に分岐した一対のプレートで構成されたリンクであり、狭軌レール跨ぎの配置において、両ブラケット110,111間に架設されることによってアクスル101aとクローラフレーム102cとを所定の位置で固定するようになっている。詳しくは、リンク112にはその長手方向に3個のピン孔(p14,p15,p16)が穿設されている。ピン孔p14は、狭軌レール跨ぎ時に上記した両ブラケット110,111を近接した状態で連結するためのものであり、狭軌レール跨ぎの状態でクローラ2を固定するためのものである。
【0038】
上記両ブラケット110,111およびリンク112は固定手段として機能するものであり、この固定手段は、各アクスル101b,101c,101dにもそれぞれ設けられている。
【0039】
次に、図4(a)下側の広軌オンレールの配置について説明する。
【0040】
クローラフレーム102fがスパンナシリンダ103の縮小によってその張り出し量が最小となると、ブラケット110のピン孔p12とブラケット111のピン孔とが重なる。ただし、リンク112とブラケット110とを連結していた連結ピン113は抜き取られており、リンク112のピン孔p14が穿設されている先端はフリーとなっている。すなわち、このときのリンク112は機能的には不要となるので、図示のように、リンク112のピン孔p15をブラケット110のピン孔p13に連結させて格納固定しておく。これにより、リンク112が両ブラケット110,111間の連結の邪魔とならず、その紛失のおそれがなくなる。ただし、そのおそれがない場合には、リンク112を取り外しておいてもよい。この状態で、ブラケット110のピン孔p12とブラケット111のピン孔とに、連結ピン113を挿入する。
【0041】
このようにして、本実施形態1では、クローラ幅調整状態として、上記クローラ幅が最大となってクローラ2,2が広軌レールR2を跨ぐ広軌レール跨ぎ状態と、上記クローラ幅が最小となってクローラ2,2が広軌レールR2上に載る広軌オンレール状態と、上記クローラ幅が上記広軌レール跨ぎ状態と上記広軌オンレール状態とにおける両クローラ幅の中間値となってクローラ2,2が狭軌レールR1を跨ぐ狭軌レール跨ぎ状態とを有し、各クローラ幅調整状態において、クローラフレーム102c,102fを下部フレーム101に対して固定することができる。したがって、広軌レール跨ぎ状態、狭軌レール跨ぎ状態及び広軌オンレール状態の3つの状態での作業が可能となり、1台の作業機でもって、あらゆる作業現場に適応させることができるので、作業機の管理コストを大幅に削減することができる。
【0042】
(変形例)
変形例1では、図5(a)の広軌レール跨ぎの配置において、アクスル101dの基端部にはブラケット114がボルトで固定されている。このブラケット114は略L字状に形成されたプレートで構成されており、同プレートには連結ピンを通すためのピン孔が基端部(p21)と2つの先端部(p22,p23)とにそれぞれ設けられている。このプレートはアクスル101dの基端部にピン孔p21,p22が機体幅方向に向くように固定されている。このブラケット114には、後述するリンク116の一方端が揺動(水平方向に)自在に連結されている。
【0043】
左側クローラフレーム102fの内壁には上記ブラケット114と左右方向に対向するようにしてブラケット115が固定されている。なお、広軌オンレール配置において、上記両ブラケット114,115は、上記図4(a)下側と同様に、直接連結できるようになっている。
【0044】
116は一端側が一枚のプレート、他端側が上下に二股に分岐した一対のプレートで構成されたリンクであり、このリンク116の最大長さは、狭軌レールを跨ぐ配置において、その端部が支持ブラケット105と干渉しないように設定され、広軌レール跨ぎの配置において、両ブラケット114,115間に架設されることによってアクスル101dとクローラフレーム102fとを所定の位置で固定するようになっている。詳しくは、このリンク116は、機体幅方向に向けられる長手方向の長さが狭軌レール跨ぎ時のクローラフレーム102f及び支持ブラケット105間の距離よりも若干短く設定されており、その長手方向に2個のピン孔(p24,p25)が穿設されている。ピン孔p24は、広軌レール跨ぎ時に上記した両ブラケット114,115を離間させた状態で連結するためのものであり、広軌レール跨ぎの状態でクローラ2を固定するためのものである。また、ピン孔p25は、狭軌レール跨ぎ時に上記した両ブラケット114,115を近接させた状態で連結するためのものであり、狭軌レール跨ぎの状態でクローラ2を固定するためのものである。
【0045】
上記両ブラケット114,115およびリンク116は固定手段として機能するものであり、この固定手段は、各アクスル101a,101b,101cにもそれぞれ設けられている。
【0046】
次に、図5(b)の狭軌レール跨ぎの平面配置について説明する。
【0047】
クローラフレーム102fがスパンナシリンダ103の縮小によってその張り出し量が小さくなると、両ブラケット114,115間の間隔が狭まる。ただし、リンク116とブラケット114とを連結している連結ピン117は抜き取られているものとする。
【0048】
この状態で、リンク116のピン孔p22とブラケット114のピン孔p25とを対向させ、連結ピン117を挿入する。リンク116の最大長さは、上記した通りであるので、狭軌レールを跨ぐ配置においては、その端部が支持ブラケット105と干渉することはない。しかし、広軌オンレール配置においては、クローラフレーム102f及び支持ブラケット105間の距離が最小となるので、上記両ブラケット114,115間にリンク116を介在させたのでは、リンク116の端部が支持ブラケット105と干渉するおそれがある。そこで、この変形例1ではクローラフレーム102fがスパンナシリンダ103の縮小によってその張り出し量が縮小すると、ブラケット114のピン孔p22とブラケット115のピン孔とが重なる。ただし、リンク116とブラケット114とを連結している連結ピン117は抜き取られており、リンク116の先端はフリーとなっている。すなわち、このときのリンク116は機能的には不要となるので、図示のように、ブラケット114のピン孔p23にリンク116を連結させて格納しておくか、あるいは、リンク116を取り外しておいてもよい。この状態で、ブラケット114のピン孔p22とブラケット115のピン孔とに、連結ピン117を挿入する。
【0049】
変形例2では、図6に示すように、上記図5のリンク116が配設され、下部フレーム101にボルトマウントされたブラケット118には1つの長孔p31が穿設されており、この長孔p31は上記図5におけるブラケット114のピン孔p21,p22を連通したものである。そして、広軌レール跨ぎ時には、(a)に示すように、リンク116の内側端部のピン孔p24をブラケット118の長孔p31の外側端部に連結し、同リンク116の外側端部のピン孔をブラケット115のピン孔に連結して、下部フレーム101によりクローラフレーム102fを支持する。狭軌レール跨ぎ時には、(b)に示すように、リンク116の上記ピン孔p24をブラケット118の長孔p31の内側端部にまで摺動させてその位置で連結して、下部フレーム101によりクローラフレーム102fを支持する。広軌オンレール時には、(c)に示すように、ブラケット118の孔p31を直接ブラケット115のピン孔に連結して、下部フレーム101によりクローラフレーム102fを支持する。このとき、リンク116は不要であるので、上記と同様にして格納しておくか、取り外しておけばよい。
【0050】
変形例3では、図7に示すように、リンク119には3つのピン孔(p41,p42,p43)がそれぞれ広軌レール跨ぎ、狭軌レール跨ぎ、広軌オンレール状態に対応した位置となる所定の間隔で穿設されている。下部フレーム101には上記図3(a)と同様のブラケット106が設けられている。そして、広軌レール跨ぎ時には、図7(a)に示すように、リンク119のピン孔p41をブラケット106のピン孔に連結し、同リンク119の外側端部のピン孔をブラケット115に連結して、下部フレーム101によりクローラフレーム102fを支持する。狭軌レール跨ぎ時には、(b)に示すように、リンク119のピン孔p42をブラケット106のピン孔に連結し、同リンク119の外側端部のピン孔をブラケット115のピン孔に連結して、下部フレーム101によりクローラフレーム102fを支持する。広軌オンレール時には、(c)に示すように、リンク119のピン孔p43をブラケット106のピン孔に連結して、下部フレーム101によりクローラフレーム102fを支持する。ただし、この変形例3では支持ブラケット105がない場合はもちろんのこと、もしこの支持ブラケット105があったとしても、その一部を切り欠くなどして同支持ブラケット105がリンク119と干渉しないようにすれば適用できる。
【0051】
これらの変形例1〜3によれば、狭軌レール跨ぎ状態、広軌レール跨ぎ状態、広軌オンレール状態の3つの状態を一の部材で実現できるので、装置が簡素化されるとともに、同部材を取り換える手間がなくなり作業効率を向上させることができる。
【0052】
ところで、この軌道陸上兼用作業機1では、クローラ2,2をクローラフレーム102c,102f周りに周回駆動するための走行モータ201a,201b(図8参照。)への油圧配管が配設されているが、上記のようにクローラフレーム102c,102fを伸縮させると、この油圧配管が邪魔になる。本発明の実施形態2はかかる点に着目してなされたものであって、以下説明する。
【0053】
(実施形態2)
図8は本発明の実施形態2に係る軌道陸上兼用作業機の油圧配管の配置を拡大して示した平面図である。同図において、201a,201bは走行モータ、202a,202bは油圧配管(ホース)、203a,203bは油圧回路の切換弁である。また、204a,204bは筒状部材、205a,205bはこの筒状部材204a,204bの回動支点となる竪ピン、206a,206bは竪ピン205a,205bをそれぞれ支持する部材である。
【0054】
図8に示すように、筒状部材204a,204b内には、例えば走行モータ201a,201bの駆動用配管と、高低二速切換え用配管とを含む油圧配管202a,202bが導設されており、竪ピン205a,205bは、上部旋回体の旋回中心Cに極力近接させて設置されている。
【0055】
そして、筒状部材204a,204bは、上記実施形態1におけるクローラ幅調整において、クローラフレーム102c,102fを下部フレーム101から張り出すにつれて、油圧配管202a,202bが外側に開くように移動する結果、竪ピン205a,205bを支点として図中のD方向に開く。この逆に、筒状部材204a,204bは、上記実施形態1におけるクローラ幅調整において、クローラフレーム102c,102fを下部フレーム101側に縮小するにつれて、油圧配管202a,202bが機体の内側に閉じるように移動する結果、竪ピン205a,205bを支点として図中のE方向に閉じる。
【0056】
したがって、油圧配管202a,202bは、下部フレーム101からのクローラフレーム102c、102fの伸縮移動を邪魔しないので、その移動を容易にするとともに油圧配管202a,202bの挟み込み等による損傷のおそれがなくなる。なお、竪ピン205a,205bは必ずしも旋回中心付近に設置する必要はないが、そのような配置をすれば、上記筒状部材204a,204bの左右の開閉量が大きくとれるので、クローラフレーム102c,102fの移動ストロークをさらに大きくとれるといったメリットがある。
【0057】
なお、上記実施形態1,2では軌道陸上兼用作業機1のベースマシンとして油圧ショベルを例に取り説明したが、これに限らずベースマシンとして自走式クレーンを使用することもできる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば、クローラ幅調整状態として、上記クローラ幅が最大となってクローラが広軌レールを跨ぐ広軌レール跨ぎ状態と、上記クローラ幅が最小となってクローラが広軌レール上に載る広軌オンレール状態と、上記クローラ幅が上記広軌レール跨ぎ状態と上記広軌オンレール状態とにおける両クローラ幅の中間値となってクローラが狭軌レールを跨ぐ狭軌レール跨ぎ状態とを有し、各クローラ幅調整状態において、上記クローラフレームを上記下部フレームに対して固定する固定手段が備えられたので、広軌レール跨ぎ状態、狭軌レール跨ぎ状態及び広軌オンレール状態の3つの状態での作業が可能となる。したがって、1台の作業機でもって、あらゆる作業現場に適応させることができるので、作業機の管理コストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る軌道陸上兼用作業機の全体構成を示す側面図である。
【図2】上記図1に示す軌道陸上兼用作業機の正面図であって、(a)は狭軌レール跨ぎ状態、(b)は広軌レール跨ぎ状態、(c)は広軌オンレール状態を示している。
【図3】狭軌レール跨ぎ状態と広軌レール跨ぎ状態におけるクローラ幅調整方法を示したものであって、(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。
【図4】狭軌レール跨ぎ状態と広軌オンレール状態におけるクローラ幅調整方法を示したものであって、(a)は平面図、(b)はB−B断面図である。
【図5】本発明の実施形態1の変形例1に係る軌道陸上兼用作業機の狭軌レール跨ぎ状態、広軌レール跨ぎ状態、広軌オンレール状態におけるクローラ幅調整方法を示したものであって、(a)は広軌レール跨ぎ状態での平面図、(b)は狭軌レール跨ぎ状態での平面図、(c)は広軌オンレール状態での平面図である。
【図6】本発明の実施形態1の変形例2に係る軌道陸上兼用作業機の狭軌レール跨ぎ状態、広軌レール跨ぎ状態、広軌オンレール状態におけるクローラ幅調整方法を示したものであって、(a)は広軌レール跨ぎ状態での平面図、(b)は狭軌レール跨ぎ状態での平面図、(c)は広軌オンレール状態での平面図である。
【図7】本発明の実施形態1の変形例3に係る軌道陸上兼用作業機の狭軌レール跨ぎ状態、広軌レール跨ぎ状態、広軌オンレール状態におけるクローラ幅調整方法を示したものであって、(a)は広軌レール跨ぎ状態での平面図、(b)は狭軌レール跨ぎ状態での平面図、(c)は広軌オンレール状態での平面図である。
【図8】本発明の実施形態2に係る軌道陸上兼用作業機の油圧配管配置を示した平面図である。
【符号の説明】
1 軌道陸上兼用作業機
2 クローラ
3 下部走行体
4 上部旋回体
15a,15b 前輪(軌道走行用車輪)
18a,18b 後輪(軌道走行用車輪)
101 下部フレーム
101a〜101d アクスル
102c,102f クローラフレーム
104,105 支持ブラケット(車輪アームの取付部)
106,110 ブラケット(第1のブラケット、固定手段)
107,111 ブラケット(第2のブラケット、固定手段)
108,112 リンク(接続部材、固定手段)
109,113 連結ピン(固定手段)
201a,201b 走行モータ
202a,20ab 油圧配管
204a,204b 筒状部材
205a,205b 竪ピン

Claims (5)

  1. 上部旋回体を旋回自在に支持する下部フレームの左右両側にクローラを周回させるためのクローラフレームが設けられるとともに、上記下部フレームの前後に軌道走行用車輪が昇降可能に設けられ、上記クローラフレームを機械幅方向に移動させることにより、クローラ幅を調整し得るように構成された軌道陸上兼用作業機において、
    クローラ幅調整状態として、上記クローラ幅が最大となってクローラが広軌レールを跨ぐ広軌レール跨ぎ状態と、上記クローラ幅が最小となってクローラが広軌レール上に載る広軌オンレール状態と、上記クローラ幅が上記広軌レール跨ぎ状態と上記広軌オンレール状態とにおける両クローラ幅の中間値となってクローラが狭軌レールを跨ぐ狭軌レール跨ぎ状態とを有し、各クローラ幅調整状態において、上記クローラフレームを上記下部フレームに対して固定する固定手段を備えたことを特徴とする軌道陸上兼用作業機のクローラ幅調整装置。
  2. 上記固定手段として、上記クローラフレームと上記下部フレームにそれぞれブラケットを設け、上記広軌オンレール状態では両ブラケットを直接連結し、上記広軌レール跨ぎ状態及び上記狭軌レール跨ぎ状態では上記両ブラケット間に接続部材を介して両ブラケットを連結するように構成したことを特徴とする請求項1記載の軌道陸上兼用作業機のクローラ幅調整装置。
  3. 上記下部フレームの左右両側に上記クローラフレームを案内するアクスルが設けられ、上記ブラケットとして、このアクスルに設けられた第1のブラケットと、クローラフレームの内側に設けられた第2のブラケットとを有し、上記接続部材として、上記第1のブラケットと第2のブラケットとの間に架設され、複数の連結位置を有するリンクを有し、かつ、これらのブラケット同士又はリンクとブラケットとを連結する連結ピンを備えたことを特徴とする請求項2記載の軌道陸上兼用作業機のクローラ幅調整装置。
  4. 上記下部フレームの前後に軌道走行用車輪を昇降させる車輪アームが取付られ、上記広軌オンレール状態では、上記接続部材が車輪アームの取付部に干渉しない位置で両ブラケットの一方に格納固定されるように構成されたことを特徴とする請求項2又は3記載の軌道陸上兼用作業機のクローラ幅調整装置。
  5. 上記広軌レール跨ぎ状態と上記狭軌レール跨ぎ状態とにおいて軌道走行用車輪を駆動する車輪駆動モータと、上記広軌オンレール状態でクローラを周回駆動するクローラ駆動モータと、油圧源からの圧油の供給を上記駆動モータの間で切換える切換弁と、この切換弁と上記両駆動モータとを結ぶ油圧配管が通される筒状部材とを備え、この筒状部材は、クローラフレームの移動に連動して竪軸まわりに回動しうる状態で上記下部フレームに取り付けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の軌道陸上兼用作業機のクローラ幅調整装置。
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