JPH06343777A - 脱毛装置 - Google Patents

脱毛装置

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JPH06343777A
JPH06343777A JP3045994A JP3045994A JPH06343777A JP H06343777 A JPH06343777 A JP H06343777A JP 3045994 A JP3045994 A JP 3045994A JP 3045994 A JP3045994 A JP 3045994A JP H06343777 A JPH06343777 A JP H06343777A
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重左エ門 岩崎
Masao Tanahashi
正雄 棚橋
Shuichi Sueyoshi
秀一 末吉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱毛手段によって脱毛がなされる部分の肌を
確実に引き伸ばした状態におくことができる。 【構成】 毛を挟持して引き抜く脱毛手段2をハウジン
グ1の一端側に配した脱毛装置であって、ハウジングの
上記一端側であるとともに脱毛手段の側方で且つ脱毛に
際してハウジングを動かす方向と直交する方向に位置す
るところに、肌との接触部材であり、上記ハウジングを
動かす方向に長く且つ該動かす方向に対して傾斜してい
るとともに脱毛手段との間隔が上記動かす方向において
一方向に変化している肌引き伸ばし部材5をハウジング
に固定して備えている。脱毛に際して肌に添わせてハウ
ジングを動かす時、肌引き伸ばし手段5で肌を有効な方
向に引き伸ばす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は美容などの目的のための
脱毛を行う脱毛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】脱毛に際し、肌に接触する肌引き伸ばし
部材によって肌を引き伸ばして緊張させることで、脱毛
を確実に行えるようにした脱毛装置が特開昭平5−16
8523号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の肌引き
伸ばし部材は、脱毛手段を肌に当ててこれを肌に添わせ
たままの状態で脱毛装置を動かす時の進行方向前方側に
設けられて、進行方向と平行な方向に肌を引き伸ばすも
のとして構成されていた。この場合、上記進行方向と直
交する方向には肌が伸びないばかりか却って縮んでしわ
が発生してしまうものであり、脱毛時の刺激の低減や脱
毛あるいは毛の切断にあたっての短い毛に対する処理効
率が悪かった。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは脱毛手段によって脱毛
がなされる部分の肌を確実に引き伸ばしておくことがで
きる脱毛装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、毛を
挟持して引き抜く脱毛手段をハウジングの一端側に配し
た脱毛装置であって、ハウジングの上記一端側であると
ともに脱毛手段の側方で且つ脱毛に際してハウジングを
動かす方向と直交する方向に位置するところに、肌との
接触部材であり、上記ハウジングを動かす方向に長く且
つ該動かす方向に対して傾斜しているとともに脱毛手段
との間隔が上記動かす方向において一方向に変化してい
る肌引き伸ばし部材をハウジングに固定して備えている
ことに第1の特徴を有し、ハウジングの上記一端側であ
るとともに脱毛手段の側方で且つ脱毛に際してハウジン
グを動かす方向と直交する方向に位置するところに肌と
の接触部材である第1の肌引き伸ばし部材を備え、上記
ハウジングを動かす方向において脱毛手段及び上記肌引
き伸ばし手段よりも前方に位置するところに肌との接触
部材である第2の肌引き伸ばし部材を備えており、第1
の肌引き伸ばし部材と第2の肌引き伸ばし部材とを結ぶ
直線が、上記ハウジングを動かす方向に長く且つこの動
かす方向に対して傾斜しているとともに、上記直線と脱
毛手段との間隔が上記動かす方向において一方向に変化
したものとなっていることに第2の特徴を有しており、
ハウジングの上記一端側で且つ脱毛手段の側方に、肌と
の接触部材であって移動駆動されるとともにこの移動方
向において脱毛手段との間の間隔が一方向に変化してい
る肌引き伸ばし部材を備えていることに第3の特徴を、
更に肌との接触部材である肌引き伸ばし部材がハウジン
グに対して移動駆動される脱毛手段に設けられていると
ともに、上記肌引き伸ばし部材は、脱毛手段の移動進行
方向に長く且つ移動進行方向に対して傾斜していること
に第4の特徴を有している。
【0006】
【作用】本発明によれば、脱毛に際してハウジングを動
かしたり脱毛手段を移動駆動させる時、肌引き伸ばし部
材が肌を有効な方向に引き伸ばして、肌における脱毛手
段に面する部分を確実に引き伸ばした状態とする。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図1に示す脱毛装置は、モータを内蔵している本
体1と、本体1の上端に配された脱毛ブロック2とから
なるもので、ここで示す脱毛ブロック2は、図5〜図7
に示す実施例における脱毛ブロック2と同じ構成を持つ
もので、本体1は二つ割りのハウジング10内に上記モ
ータ11を配置するとともに、電源ジャック14とスイ
ッチ15、そしてモータ11の出力軸に取り付けたピニ
オン12と噛合する中間ギア13を設けたものとして形
成されている。
【0008】脱毛ブロック2は、ビス200によって連
結される一対のハウジング20,21と、両ハウジング
20,21の対向面に夫々固着される一対のカム板2
2,22と、カム板22,22間に配設されるとともに
両端の軸部が軸支されて軸回りの回転が自在となってい
る回転体23と、回転体23の外周面に配設される複数
個の脱毛爪3とからなり、上記回転体23の一端側の外
周面には上記中間ギア13と噛合するギア24が一体に
形成されている。
【0009】ここにおける各脱毛爪3は、図8に示すよ
うに、端面同士が小間隔を介して対向する一対のロッド
31,32によって構成されたもので、直線上に並ぶ各
ロッド31,32にはレバー35,35が一体に形成さ
れているとともに、両ロッド31,32間には薄肉の板
ばね部36がやはり一体に形成されている。そしてこの
脱毛爪3は、上記レバー35が回転体23の外周面に形
成された蟻溝型の溝25にスライド自在に係合すること
によって、回転体3に対して軸方向にスライド自在に取
り付けられている。尚、回転体23の周方向に並ぶ複数
個の脱毛爪3は、各ロッド31,32間の板ばね部36
の弾性で形成される隙間部分が回転体3の軸方向にずれ
た位置にくるように形成されている。
【0010】このように回転体23に脱毛爪3が取り付
けられた時、脱毛爪3におけるレバー35の端部がカム
板22,22と接するのであるが、両カム板22,22
はハウジング20,21の開口部側で間隔が狭くなるよ
うに形成されていることから、モータ11の出力で回転
体23が回転駆動される時、各脱毛爪3は回転体23が
一回転する間に軸方向に駆動されるものであり、この
間、一対のロッド31,32の端面同士がハウジング2
0,21の開口部側のところにおいて板ばね部36の弾
性に抗して接触する状態が生じるようになっている。図
9はこの時の動きを順に示しており、図9(a) に示すよ
うに隙間を介して相対している一対のロッド31,32
は、図9(b) に示すようにハウジング20,21の開口
部のところに達した時点で端面同士を接触させるととも
に、この時、毛をロッド31,32間に挟み込むもので
あり、そして上記接触状態が図9(c) に示す位置までし
ばし維持されるために毛は引き抜かれるものである。
【0011】このものでは、回転体23に周方向におい
て多くの脱毛爪3が取り付けられているが、脱毛に使用
される隙間は一つの脱毛爪3に一つだけであることか
ら、多数の毛が同時に引き抜かれることはなく、脱毛爪
3における肌に接する部分が円弧状の断面をもつように
されていて肌当たりが良いことに加えて刺激感も少ない
ものである。尚、脱毛爪3を構成する一対のロッド3
1,32のうちの一方は回転体23と一体であってもよ
く、この場合、一方のカム板22を省略することができ
る。
【0012】さて、このようにして脱毛を行う脱毛ブロ
ック2における脱毛爪3を中央部開口から露出させてい
るハウジング20,21の表面には、図1に示すよう
に、肌引き伸ばし部材5が設けられている。ここにおけ
る肌引き伸ばし部材5は、ハウジング20の両側端部の
上面に設けた複数個の凸リブとして設けられたもので、
脱毛にあたってハウジング20,21表面を肌に当てた
状態で脱毛装置を動かす方向(進行方向)が図中A方向
である(この方向は回転体23の回転方向によって決定
される)時、進行方向前方側の方が後方側よりも脱毛爪
3に寄る傾きを持つものとなっており、脱毛爪3の両側
に上記のような肌引き伸ばし部材5,5が相反する方向
の傾きで対称に設けられていることから、左右の肌引き
伸ばし部材5,5の間隔は、進行方向前方側において狭
く、後方側において広くなっている。
【0013】このために、ハウジング20,21の表面
を肌に当てた状態で、脱毛装置をA方向に動かしたなら
ば、肌における脱毛爪3の左右に位置する肌引き伸ばし
部材5,5が接している2点の間の距離が、脱毛装置を
進行させるにつれて進行方向と直交する方向に広げられ
てしまうとともに、肌引き伸ばし部材5の進行方向前端
部の肌との引っ掛かりによって前後方向にも肌が引き伸
ばされるものであり、このように引き伸ばされた状態に
ある肌の表面の毛を脱毛爪3が抜いてしまうことから、
脱毛時の刺激の低減を図ることができるとともに、肌が
引き伸ばされた時には毛が起きるために、短い毛や寝て
いる毛も脱毛することができるものである。
【0014】図2に示す実施例では、ハウジング20,
21の表面に設けた上記のような肌引き伸ばし部材5の
ほかに、回転体3の外周で且つ脱毛爪3のロッド31,
32部分の両側に位置するところに夫々リング50,5
0を設けて、このリング50,50の外周にスパイラル
状リブとしての肌引き伸ばし部材5を設けている。回転
体23を図中B方向に回転させる時、リング50,50
に設けた肌引き伸ばし部材5,5が、ハウジング20,
21に設けた肌引き伸ばし部材5と同様の作用で肌の引
き伸ばしを行うものであり、また脱毛装置を図中A方向
に移動させる時、リング50,50に設けた肌引き伸ば
し部材5,5及びハウジング20,21に設けた肌引き
伸ばし部材5が共に肌の引き伸ばしを行う。
【0015】図3に示す実施例では、リング50,50
をはすばギアとして形成して回転体23に遊転自在に取
り付けるとともに、前記中間ギア13の回転をはすばギ
ア16を介してリング50,50に伝達している。ま
た、中間ギア13とギア24との間にはギア17を介在
させて、回転体23の回転方向Bとリング50の回転方
向Cとを逆とするとともに、回転体23の回転速度より
もリング50の回転速度を遅くしている。このものにお
いては、はすばギアであるリング50外周面の歯が肌引
き伸ばし部材5として機能するものであり、また上記2
つの回転方向B,Cが逆となっているために、肌引き伸
ばし部材5と肌との間の摩擦が大きくなって、肌引き伸
ばし効果が大となる上に、脱毛手段を肌の一箇所に押し
当てただけの状態でも十分な肌引き伸ばし効果を得るこ
とができるものである。リング50への回転伝達は別途
ギアで行ってもよいのはもちろんである。また、はすば
ギアであるリング50における上記回転伝達にほとんど
寄与しない歯の先端の角は丸くしておくと、無用な刺激
が生じない。
【0016】そしてこの実施例では、ハウジング20,
21の両端に設けた肌引き伸ばし部材5を、リブとして
ではなく、小突起が並ぶものとして形成しているが、こ
れでも肌の引き伸ばし効果を得ることができる。また、
ハウジング20における脱毛装置を動かす方向Aにおけ
る進行方向前方側の部分に、脱毛爪3側の間隔が広くな
った一対の傾斜リブとしての肌引き伸ばし部材5,5を
設けているが、これも肌の引き伸ばしに有効である。
【0017】図4に示す実施例では、リング50に代え
て無端ベルト51を使用して、この無端ベルト51の外
周面に傾斜リブとしての肌引き伸ばし部材5,5を設け
ている。図中511、510は無端ベルト51を支持す
る駆動プーリ及びガイドプーリであり、中間ギア13か
ら駆動プーリ511への動力伝達は、図示していない中
間ギアとギア18とを介して行うことで、無端ベルト5
1の回転方向Cと回転体23の回転方向Bとを逆として
いる。
【0018】図5〜図9に他の実施例を示す。これはモ
ータ11を内蔵する本体1の上部に配されている脱毛ブ
ロック2の脱毛爪3そのものに肌引き伸ばし部材5を設
けたもので、脱毛爪3である一対のロッド31,32の
表面に、夫々リブとしての肌引き伸ばし部材5,5を設
けてある。両肌引き伸ばし部材5,5は、共に脱毛爪3
の長手方向及び脱毛に際して脱毛装置を動かす方向Aに
対して傾いたものとして形成されているとともに、傾斜
方向が逆とされている。
【0019】そして、各脱毛爪3に設けられるとともに
脱毛爪3における脱毛部であるロッド31,32間の隙
間の両側方に位置している一対の肌引き伸ばし部材5,
5は、回転体23の回転に伴い、相互の間隔が狭い一端
側がまず肌に接し、その後、漸次間隔が広くなっている
他端側に肌への接触点が移行するために、これに伴って
肌が引き伸ばされる。ロッド31,32間で挟まれる毛
を有している肌は、一対の肌引き伸ばし部材5,5によ
って引き伸ばされた状態にあるわけであり、このため
に、短い毛であっても確実にロッド31,32間で挟持
されて引き抜かれるものである。この時、図8(b)に示
すように、肌引き伸ばし部材5における脱毛爪3の両端
側の角を鋭角に形成しておけば、肌引き伸ばし部材5の
肌への引っ掛かりが確実となるために、より確実な肌の
引き伸ばしを行うことができる。
【0020】なお、脱毛爪3が毛を挟持する時、ロッド
31,32間の隙間を無くすために、このロッド31,
32における対の肌引き伸ばし部材5,5は互いに接近
するものの、回転体23の周方向に位置する他の脱毛爪
3が肌を引き伸ばした状態に保っているために、上記接
近が問題となることはなく、また、ここでは上記接近に
よる不都合を抑制するために、ロッド31,32間の最
大隙間寸法δよりも、一対の肌引き伸ばし部材5,5に
おける一端間の間隔Lと他端間の間隔Mとの差2αの方
を大きくしてある。実際の脱毛処理にあたっては、肌に
沿って脱毛装置を動かすことになるが、この時の動かす
方向は、図中A矢印で示すように、回転体23の図中B
矢印で示す回転の場合と同じく、一対の肌引き伸ばし部
材5,5における間隔の狭い一端側がまず肌に接する方
向とする。
【0021】図10(b)に示すように、肌引き伸ばし部
材5,5が一部に回転方向Bや移動方向Aと平行な部分
を含んでいてもよい。また図10(c)に示すように、複
数対の肌引き伸ばし部材5,5を設けてもよいのはもち
ろんであり、この時、隣接する肌引き伸ばし部材5,5
の傾斜角度を、外側に位置するものの方が大きくなるよ
うにしておくと、より良好な肌引き伸ばし効果を得るこ
とができる。図11に示すように、脱毛爪3に設けた一
対の肌引き伸ばし部材5,5のうち、一方だけを傾斜さ
せたものとしてあってもよい。この場合においても、一
端間の間隔Lと他端間の間隔Mとの差をロッド31,3
2間の隙間寸法δより大きくしておくことで、肌の引き
伸ばし作用を得ることができる。更には、図12に示す
ように、脱毛を行うことになるロッド31,32間の隙
間の一方の側方のみに傾斜した肌引き伸ばし部材5を設
けたものであってもよい。この場合においても、肌の引
き伸ばしを行うことができる。つまり、実際の脱毛部で
あるところのロッド31,32間の隙間と肌引き伸ばし
部材5との間隔が、脱毛に際してハウジング20,21
を動かす方向Aや脱毛爪3が移動する方向Bにおいて一
方向に変化するようになっておればよいものである。
【0022】なお、上記の各実施例では、肌引き伸ばし
部材5,5を凸リブや小突起が並ぶものとして設けたも
のを示したが、凹溝として形成することもできる。ま
た、肌との間の摩擦係数が大である弾性体のような部材
で肌引き伸ばし部材5を形成することが好ましい。さら
に、脱毛手段は、実施例としてあげた構造のものに限る
ものではない。
【0023】図13以下の実施例について説明すると、
この脱毛装置は、本体1内に配した駆動ユニット6の上
端部に脱毛爪3と肌引き伸ばし部材5とを設けるととも
に、本体1上端のサブハウジング17の上面開口に上記
脱毛爪3と肌引き伸ばし部材5とを臨ませたもので、本
体1は前後二つ割りで形成されたハウジング10と、ハ
ウジング10の上端面に配された上面板16と、この上
面板16上に着脱自在に配された枠状のサブハウジング
17から構成され、下端に電源ジャック14を、側面に
スイッチ15を備えている。図中100はキャップ、1
01は給電アダプターである。
【0024】本体1内に配される駆動ユニット6は、本
体1に対して上下動自在に組み込まれるとともにばね1
8によって上方へばね付勢されることでフローティング
支持されたものであって、図14及び図19に示すよう
に、メインフレーム61と、フレーム61の両サイドに
固着される一対のサイドカバー62,62によって構成
されているフレーム60を具備しており、本体1には支
持アーム9を介して取り付けられている。
【0025】この支持アーム9は、図19に示すよう
に、平面形状がコ字形となっているもので、中央部に設
けた孔90をハウジング10の内面に設けた突起99,
99に係合させることでハウジング10に取り付けられ
る。そして支持アーム9の両側片は、図15から明らか
なように、夫々上下一対の薄肉の弾性片91,91で形
成されており、両弾性片91,91の先端間をつないで
いる部分に、駆動ユニット6の重心位置の両側面に形成
された突起63と係合する係合孔93を備えている。弾
性片91の撓みにより、本体1に対して駆動ユニット6
が上下動自在とされているわけであり、更に駆動ユニッ
ト6の下端面と本体1の内底面との間に配されたばね1
8により、上方に付勢されているものである。図中68
は駆動ユニット6のフレーム60の外周面に設けられた
フランジ64の下面と、ハウジング10の内面に設けら
れた内フランジ69との間に配されて本体1内への毛屑
の侵入を防いでいる防塵パッキンである。
【0026】このようにフローティング支持された駆動
ユニット6のフレーム60の下部にはモータ11が納め
られ、上端部には脱毛爪3を備えた脱毛ブロック2が配
設され、上下方向中央部には脱毛爪3の駆動のための確
動カム7が納められ、更にフレーム60の一側には脱毛
ブロック2を往復回動させるための駆動手段が納められ
ている。
【0027】上記確動カム7は、脱毛ブロック2におけ
る脱毛爪3を駆動するためのもので、一対のカム溝7
2,72が外周面に形成されている回転軸70と、上記
カム溝72,72内を夫々摺動する舟型のころ76を備
えた一対のカムフォロア75,75とからなるもので、
上記回転軸70の一端に固着されたギア71が、フレー
ム60によって支持されている中間ギア13を介してモ
ータ11の出力軸に設けられたピニオン12にかみ合っ
ている。ここにおける回転軸70は軸受79,79によ
ってフレーム60に回転自在に且つ軸方向に動き得る状
態で支持されたもので、その一端面はフレーム60に設
けた球体78に微小間隙を介して対向している。また、
上記一対のカム溝72,72は、共にたすき状に形成さ
れるとともに回転軸70の軸方向に間隔をおいた状態で
形成されており、一対のカムフォロア75,75の各こ
ろ76,76は、カム溝72,72における交差部分に
位置している時を除き、回転軸70の軸方向において相
反するところに位置するようにされている。また回転軸
70は上述のように軸方向に動き得るとはいえ、一対の
カムフォロア75,75による位置規制を受けるため
に、その軸方向位置が不安定となることはない。
【0028】上記の一対のカムフォロア75,75は、
図17に示すように、フレーム60から立設した軸6
7,67の回りに夫々回転自在となっているもので、各
ころ76は軸67から偏心した位置の下面側に設けられ
ている。また、各カムフォロア75における軸67を挟
んでころ76と反対側の位置の上面には、脱毛爪3の駆
動用の駆動ころ77が設けられている。図19中の16
0はサブハウジング係止用フック、65はメインフレー
ム60の中央部上面に配される上蓋、66は防塵板であ
り、各カムフォロア75,75の軸67と同心の円柱部
が上蓋65と防塵板66とを上下に貫通している。
【0029】フレーム6上端部に配されている脱毛ブロ
ック2は、図20〜図23に示すように、軸26によっ
てフレーム60の両側上端部間に回転自在に架設されて
いる回転体23に、脱毛爪3と、上記カムフォロア7
5,75の動きを受けて脱毛爪3を動かす一対のスライ
ダー28,28とを設けたもので、一端にギア27が設
けられている回転体23の下部側に位置している両スラ
イダー28,28は、回転体23の両端間に架設された
軸29,29によって回転体23に対し、上記軸26と
平行な方向にスライド自在とされている。
【0030】脱毛ブロック2における脱毛爪3は、回転
体23の軸方向に所定の間隔で並んでいる複数枚の固定
爪3aと、各固定爪3a間に配されている複数枚の可動
爪3bとからなるもので、可動爪3bは、図23に示す
ように、一端の係合突起37の数と位置とが異なる2種
が回転体23の軸方向において交互に配設されていると
ともに、両側縁から突出する支持突起38,38が回転
体23によって支持されることで、回転体23に対し、
回転体23の軸方向と直交する方向の軸のまわりに揺動
自在とされている。図23中の39は可動爪3bにおけ
る前記軸26が挿通される孔である。
【0031】回転体23にスライド自在に取り付けられ
ている一対のスライダー28,28は、軸方向において
相互に重なる部分を備えているとともに上記確動カム7
によって相反する方向にスライド駆動されて、一方のス
ライダー28が回転体23の軸方向に並んでいる複数枚
の可動爪3bうちの1枚おきを同時に揺動させ、他方の
スライダー28が残る可動爪3bを同時に逆方向に揺動
させるもので、両スライダー28,28には可動爪3b
の係合突起37が係合する係合溝280が上面に設けら
れている。ただし、一方のスライダー28は一列に並ぶ
係合溝280を、他方のスライダー28は2列で並ぶ係
合溝280を一方のスライダー28の係合溝280の両
脇に備えたものとなっており、一列に並んでいる複数枚
の可動爪3bが両スライダー28,28に交互に係合し
ている。そして両スライダー28,28の下面には、夫
々軸26を中心とする円弧となっている溝281が設け
られており、各溝281に前記カムフォロア75,75
の各駆動ころ77が係合している。
【0032】また、各固定爪3aは、図21(b)に示す
ように、回転体23の周方向における大きさが、回転体
23の上部の片半部を占める略1/4円の大きさに形成
されており、各可動爪3bは前記係合突起37と反対側
の端部の上記周方向における大きさが固定爪3aより小
さく形成されており、回転体23の周方向において、固
定爪3aの一方の側縁がわの部分と重複する位置に可動
爪3bが配されている。更に回転体23における上部の
残る片半部は切り欠かれて凹所230が形成されている
とともに、回転体23の両端間に架設された小径長尺の
弾性体からなるローラ231がこの凹所230の部分に
固定爪3a及び可動爪3bの凹所230に臨む一側縁か
ら間隔をおいて配設されている。また、図21(b)から
明らかなように、固定爪3aの外周縁と可動爪3bの外
周縁及びローラ31は、軸26からほぼ等距離のところ
に位置している。
【0033】駆動ユニット6におけるメインフレーム6
1と一方のサイドカバー62との間に組み込まれる駆動
手段は、図16に示すように、確動カム7における回転
軸70の一端面の偏心部に一端が軸81で連結されてい
るリンク80と、フレーム60に軸84で支持されてい
るギア83とからなるもので、上記リンク80の他端は
ギア83の偏心部に軸82で連結されており、ギア83
は脱毛ブロック2における回転体23に設けられた前記
ギア27にかみ合っている。
【0034】今、モータ11を回転させれば、中間ギア
13を介して回転軸70が回転するものであり、この回
転軸70の回転で、リンク80とギア83とにより、脱
毛ブロック2全体が軸26を中心に所定角度内の往復回
動を行う。この回動は、ローラ231がサブハウジング
17の上面開口のほぼ中央に位置する状態と、脱毛爪3
における可動爪3が同じ位置にくる状態との間でなされ
るようにしてある。そして上記回動と同時に、確動カム
7における一対のカムフォロア75,75が夫々軸67
を中心に相反する方向の往復回動を行って、脱毛ブロッ
ク2における一対のスライダー28,28に相反する方
向の往復直線運動を行わせるために、スライダー28,
28の往復動で往復揺動を行う可動爪3bは、一つおき
の固定爪3aの両面に隣合う2つの可動爪3bが同時に
接する動作と、残る固定爪3aの両面に隣合う2つの可
動爪3bが同時に接する動作とを繰り返す。尚、両端の
固定爪3aは、夫々片面のみに可動爪3aが接すること
から、他の固定爪3aよりも肉厚として強度を持たせて
ある。
【0035】ここにおいて、本実施例に係るものでは、
脱毛ブロック2の軸26を中心とする2回の往復回動の
間に、可動爪3bが1回の往復動を行うように、確動カ
ム7を構成してある。つまり、脱毛ブロック2の軸26
を中心とする1回の往復回動の間に、可動爪3bが一側
の固定爪3aに接している状態から他側の固定爪3aに
接する状態に移行するようにしてある。また、この可動
爪3bの上記移行は、脱毛ブロック2の軸26を中心と
する往復回動の両死点のうち、可動爪3bがサブハウジ
ングの上面開口に位置している時の死点の時点で大半が
なされるとともにこの時点の移行で可動爪3bが固定爪
3aに接するようになっており、他方の死点において、
接していた固定爪3aから可動爪3bがわずかに離れる
動きがなされるものとなっている。
【0036】つまり、ローラ231が肌に接している状
態から、脱毛ブロック2の軸26を中心とする一方向回
転によって、固定爪3aと可動爪3bとが肌に面する位
置に来た時、固定爪3aと可動爪3bとによる毛の挟持
がなされ、この挟持がなされた状態のままで脱毛ブロッ
ク2の逆方向回転がなされることで毛の引き抜きがなさ
れるとともに、上記ローラ231が再度肌に接する状態
となった時、挟持していた毛の解放がなされるという動
作が繰り返されることになる。
【0037】次に本実施例における肌引き伸ばし部材5
について説明する。ここにおける肌引き伸ばし部材5
は、サブハウジング17の開口内に位置するとともに上
記駆動ユニット6の上端部において図15中の矢印方向
の揺動が自在となるように支持された肌当て用枠52の
表面に弾性材からなる凸部を設けることで形成されてい
る。
【0038】上記肌当て用枠52は、図20に示すよう
に、両側外面に突起57,57を有するとともに、両側
内面で且つ前後方向の中央のところに支持リブ53,5
3を備え、更に両側の前後内面に弾性片57,57が垂
下形成されたもので、図15に示すように、駆動ユニッ
ト6におけるフレーム60の外側面の上端部に形成され
た上方に開口するとともに上方ほど幅が広くなっている
受け溝68によって上記支持リブ53が受けられること
で、上記の揺動が自在とされる。また、左右2対の弾性
片54,54が、フレーム60の両側部の前後面に接す
ることから、これら弾性片54による弾性で肌当て用枠
52はその揺動できる角度内のほぼ中央位置に保持され
るとともに、いずれの方向に揺動させたとしても、上記
位置に復帰するようになっている。従って、肌当て用枠
52を肌に押し付ければ、肌当て用枠52は駆動ユニッ
ト6と共に浮き沈みを行うとともに、肌との当たり角度
に合わせて揺動するために、肌当て用枠52の上面全面
が肌に接した状態が保持される。
【0039】尚、肌当て用枠52における上記突起5
7,57が、サブハウジング17の内面に設けられた上
下方向に長く且つ幅が突起57よりもかなり広い係合溝
170に係合していることから、肌当て用枠52はサブ
ハウジング17に対して上下に可動であるとともに前後
揺動が自在となっているものの、サブハウジング17を
取り外す時、サブハウジング17と共に取り外されてし
まうものであり、脱毛ブロック2を簡単に露出させるこ
とができて、毛屑の掃除が容易となっている。
【0040】そして肌当て用枠52の脱毛ブロック2が
覗いている中央開口を囲んでいる上面の左右両側と、こ
の脱毛装置を用いて脱毛を行う際に脱毛装置を動かす方
向の前方となる部分に、上述のように弾性材からなる凸
部である肌引き伸ばし部材5を夫々設けてある。進行方
向の前方に位置する肌引き伸ばし部材5は、上記進行方
向前方側に向けて細くなる略三角形状となっているとと
もに、進行方向前方側が低くなる傾斜をもつものとなっ
ている。また左右両側に位置する一対の肌引き伸ばし部
材5,5は、図18に示すように、上記進行方向前方側
が内側に寄っている対称な円弧状に形成されているとと
もに、進行方向前方側が低くなる傾斜をもつものとなっ
ている。弾性材からなるこれら肌引き伸ばし部材5は、
肌当て用枠52に複数個の孔を明けておくとともに、こ
れらの孔を利用して肌当て用枠52の表裏に弾性材を一
体成形することで取り付けを行っているために、肌当て
用枠52から肌引き伸ばし部材5が剥がれ難くなってい
る。
【0041】進行方向前方側に位置する肌引き伸ばし部
材5を略三角形状の凸部としているのは、肌当て用枠5
2を肌に当接させた状態で脱毛装置を肌に添って進行さ
せる際に肌への引っ掛かりを少なくし、スムーズに進行
させることができるようにするためであり、左右両側に
位置する一対の肌引き延ばし部材5,5を互いに逆方向
に傾くとともに進行方向後方側ほど間隔が広くなるよう
にしているのは、前述のように、両肌引き延ばし部材
5,5に接する肌の2点間の距離を広げて肌を引き伸ば
すためである。また、両側の肌引き伸ばし部材5と、前
方側に位置する肌引き伸ばし部材5とを結ぶ図18にお
いて破線で示した直線が、上記ハウジングを動かす方向
に長く且つ該動かす方向に対して傾斜しているとともに
脱毛ブロック2との間隔が上記動かす方向において一方
向に変化したものとなっていることから、この点におい
ても左右方向の肌の引き伸ばしがなされるとともに前後
方向についての肌の引き伸ばしもなされるものである。
【0042】更に、ここで示した肌当て用枠52は、中
央開口部の開口縁における進行方向前方側の肌引き伸ば
し部材5と脱毛ブロック2との間に位置することになる
部分に上記肌引き伸ばし部材5よりも背の低いコーム5
5を備えていて、脱毛ブロック2に導かれる毛をコーム
55によって起こすとともに整毛することができるよう
になっている。また、上記中央開口部の開口縁における
進行方向後方側の部分には、小径長尺のローラ56を軸
回りの回転が自在となる状態で取り付けてある。このロ
ーラ56は、弾性体で形成されており、肌当て用枠52
表面を肌に添わせて動かす時に肌に追従して転がること
で、肌に添った動きをスムーズなものとする。
【0043】ここにおいて、肌当て用枠52に設けた中
央開口部は、図24に示すように、脱毛装置の進行方向
イと直交する方向である左右方向の開口巾をL1とし、
脱毛装置の進行方向前後の開口巾をL2とした場合、L
1>L2としてある。また、肌Hとの接触点は、図25
に示すように、前後においては肌引き伸ばし部材5とロ
ーラ56、左右においては肌引き伸ばし部材5,5とな
るわけであるが、肌Hを押す部分となるこれらの間隔も
L1′>L2′となるようにしてある。脱毛爪3を多く
配置した方が多くの毛を早く脱毛することができるため
に脱毛爪3が並ぶ方向である上記開口幅L1を大きくし
ているわけであり、また開口幅L2は脱毛ブロック2の
脱毛動作に必要な部分のみを露出させることができるよ
うに設定して、肌と脱毛ブロック2との接触がスムーズ
になされるようにして肌への刺激が少なくなるようにし
ている。
【0044】そして、脱毛ブロック2を囲んでいるとと
もに中央開口に脱毛ブロック2を臨ませている肌当て用
枠52の上面は、面一としておらず、進行方向前後の部
分よりも、進行方向左右の部分の方の高さを高くしてあ
る。つまり、肌引き伸ばし部材5とローラ56とが配さ
れている前後方向上面Pと、一対の肌引き伸ばし部材
5,5が配されている左右上面Qとの脱毛爪3からの高
さを異ならせており、左右上面Qを前後上面Pよりも肌
面側に突出させてある。また、図24に示す例では、前
後上面Pを脱毛ブロック2上面と面一にしている。
【0045】前後上面Pよりも脱毛ブロック2を肌面側
に突出させると、脱毛爪3に過負荷が加わって動作速度
が低下して、脱毛効率が悪くなり、毛の引き抜き速度が
遅くなり、脱毛刺激が大きくなると共に肌への摺動刺激
が大きくなるという問題があり、また、上記前後上面P
を脱毛ブロック2よりも上方に大きく突出させると、脱
毛ブロック2が肌面に接しなくなり、毛の導入が悪く、
脱毛効率が低下したり、毛の根元を挟持できず、刺激が
大きくなるという問題があるので、ここでは前後上面P
を脱毛ブロック2と面一にしている。また、左右上面Q
を高くしてあるのは、中央開口部の左右開口幅L1が前
後開口幅L2より大きいためであり、このように高くす
ることで、肌Hの脱毛ブロック2側への落ち込みを防い
で、肌Hの摺動刺激を抑えている。
【0046】しかしてこの脱毛装置では、前述のように
肌当て用枠52が駆動ユニット2と共にフローティング
支持されている上に揺動自在となっているために、肌へ
の押し付け力が変化しても、また肌の凹凸や肌への当て
角度が変化しても、脱毛刃3と肌との関係が一定に保た
れるものであり、しかも肌Hとの接触面が上述のように
構成されるとともに、肌引き伸ばし部材5を有している
ことから、肌Hにおける脱毛ブロック2と対面する部分
は、引き伸ばされた状態にあるとともに脱毛爪3に対し
て離れすぎたり落ち込みすぎたりすることがなく、脱毛
効率が高い上に刺激が少ないという良好な脱毛動作がな
されるものである。
【0047】また、脱毛ブロック2に設けられている弾
性材からなるローラ231と、肌当て用枠52に設けら
れている弾性材からなるローラ56が、肌Hにおける脱
毛がなされる部分に脱毛動作の前後において夫々転がり
接触するために、良好な肌当たりが得られるものであ
り、特に脱毛爪3の前方に設けた凹部230は、脱毛爪
3に毛が導入される効率を高めるものの、肌当たりを悪
化させてしまう存在であるが、ローラ231はこの肌当
たりの悪化を確実に防ぐものである。また、肌Hに対し
て転がり接触するローラ56は、脱毛爪3の後方側の肌
Hを前方側へ押して肌Hを縮めることがないために、肌
引き伸ばし部材5による肌の引き伸ばし効果を減少させ
てしまうことがないものである。
【0048】尚、L1′=L2′として構成する場合
も、前後上面Pは前述の構成とし、左右上面Qは前後上
面Pより高くした方がよい。つまり、前後上面Pを左右
上面Qよりも高くすると、前後上面Pに位置する肌引き
伸ばし部材5が脱毛ブロック2の導入の前に位置して肌
を押さえることにより肌を凹凸させて毛の進入を悪くす
るのに対し、左右上面Qの進行方向の左右両側に位置す
る肌引き伸ばし部材5,5は毛の導入を悪くして脱毛効
率を悪くすることがないためである。
【0049】また、図26に示すように、脱毛ブロック
2よりも前後上面Pをわずかに高くしてもよい。腕や足
の肌面の曲率半径が小さい部分についてには、この方が
肌への密着度合いが上がり、効率的で刺激が小さい脱毛
をすることができ、肌当たりもよくなる。肌Hのもつ曲
率に応じて脱毛ブロック2に対する脱毛枠52の高さを
可変としてもよいのはもちろんである。
【0050】
【発明の効果】本発明の第1の特徴とするところによれ
ば、脱毛手段の側方に位置する肌引き伸ばし部材が、脱
毛に際してハウジングを動かす時にこの動かす方向と直
交する方向に肌を引き伸ばすものであり、第2の特徴と
するところによれば、脱毛手段の側方及び前方に位置す
る肌引き伸ばし部材が、脱毛に際してハウジングを動か
す時にこの動かす方向と直交する方向及び平行な方向に
肌を引き伸ばすものであり、また第3の特徴とするとこ
ろによれば、肌引き伸ばし手段を移動駆動する時に肌引
き伸ばし手段と脱毛手段とが並ぶ方向において肌を引き
伸ばすために、更に第4の特徴とするところによれば、
脱毛手段に設けられた肌引き伸ばし手段が脱毛手段にお
ける脱毛部と肌引き伸ばし手段とが並ぶ方向において肌
を引き伸ばすために、脱毛手段は肌引き伸ばし部材で引
き伸ばされた状態にある肌の毛の挟持と引き抜きとにお
う脱毛を行うものであり、このために短い毛でも確実に
処理することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】他の実施例を示すもので、(a)は部分横断面
図、(b)は平面図である。
【図3】別の実施例を示すもので、(a)は部分横断面
図、(b)は平面図である。
【図4】更に他の実施例を示すもので、(a)は部分横断
面図、(b)は平面図、(c)は部分縦断面図である。
【図5】別の実施例の斜視図である。
【図6】同上の横断面図である。
【図7】同上の分解斜視図である。
【図8】同上の脱毛爪を示しており、(a)は斜視図、(b)
は部分断面図である。
【図9】(a)(b)(c)は同上の動作説明図である。
【図10】(a)は同上の脱毛爪の正面図、(b)(c)は夫々
肌引き伸ばし部材の他例を備えた脱毛爪の正面図であ
る。
【図11】他の肌引き伸ばし部材を備えた脱毛爪の斜視
図である。
【図12】別の肌引き伸ばし部材を備えた脱毛爪の斜視
図である。
【図13】他の実施例の斜視図である。
【図14】同上の横断面図である。
【図15】図14におけるZ−Z線断面図である。
【図16】図14におけるX−X線断面図である。
【図17】図14のY−Y線断面図である。
【図18】同上の平面図である。
【図19】同上の本体の分解斜視図である。
【図20】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図21】同上の脱毛ブロックを示すもので、(a)は斜
視図、(b)は縦断面図である。
【図22】同上の脱毛ブロックにおける回転体の斜視図
である。
【図23】(a)(b)は共に可動爪の斜視図である。
【図24】(a)は同上の部分横断面図、(b)は部分縦断面
図である。
【図25】(a)は同上の部分横断面図、(b)は部分縦断面
図である。
【図26】他例を示すもので、(a)は部分横断面図、(b)
は部分縦断面図である。
【符号の説明】
2 脱毛ブロック 3 脱毛爪 5 肌引き伸ばし部材

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛を挟持して引き抜く脱毛手段をハウジ
    ングの一端側に配した脱毛装置であって、ハウジングの
    上記一端側であるとともに脱毛手段の側方で且つ脱毛に
    際してハウジングを動かす方向と直交する方向に位置す
    るところに、肌との接触部材であり、上記ハウジングを
    動かす方向に長く且つ該動かす方向に対して傾斜してい
    るとともに脱毛手段との間隔が上記動かす方向において
    一方向に変化している肌引き伸ばし部材をハウジングに
    固定して備えていることを特徴とする脱毛装置。
  2. 【請求項2】 ハウジングを動かす方向に対する傾斜方
    向が逆となっている対の肌引き伸ばし部材が脱毛手段の
    両側に対称に配置されていることを特徴とする請求項1
    記載の脱毛装置。
  3. 【請求項3】 毛を挟持して引き抜く脱毛手段をハウジ
    ングの一端側に配した脱毛装置であって、ハウジングの
    上記一端側であるとともに脱毛手段の側方で且つ脱毛に
    際してハウジングを動かす方向と直交する方向に位置す
    るところに肌との接触部材である第1の肌引き伸ばし部
    材を備え、上記ハウジングを動かす方向において脱毛手
    段及び上記肌引き伸ばし手段よりも前方に位置するとこ
    ろに肌との接触部材である第2の肌引き伸ばし部材を備
    えており、第1の肌引き伸ばし部材と第2の肌引き伸ば
    し部材とを結ぶ直線が、上記ハウジングを動かす方向に
    長く且つこの動かす方向に対して傾斜しているととも
    に、上記直線と脱毛手段との間隔が上記動かす方向にお
    いて一方向に変化したものとなっていることを特徴とす
    る脱毛装置。
  4. 【請求項4】 ハウジングを動かす方向における脱毛手
    段の後方側に回転自在なローラを配設していることを特
    徴とする請求項1または3記載の脱毛装置。
  5. 【請求項5】 脱毛や毛の切断等を行う脱毛手段をハウ
    ジングの一端側に配した脱毛装置であって、ハウジング
    の上記一端側で且つ脱毛手段の側方に、肌との接触部材
    であって移動駆動されるとともにこの移動方向において
    脱毛手段との間の間隔が一方向に変化している肌引き伸
    ばし部材を備えていることを特徴とする脱毛装置。
  6. 【請求項6】 肌引き伸ばし部材は脱毛手段に対して相
    対的に移動駆動されるものであることを特徴とする請求
    項5記載の脱毛装置。
  7. 【請求項7】 肌引き伸ばし部材は脱毛手段の側方に配
    されて回転駆動されるスパイラル状リブとして形成され
    ていることを特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
  8. 【請求項8】 肌引き伸ばし部材は脱毛手段の側方に配
    されて回転駆動されるはすばギアとして形成されている
    ことを特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
  9. 【請求項9】 肌引き伸ばし部材は脱毛手段の側方に配
    されて回転駆動される無端ベルトに形成されていること
    を特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
  10. 【請求項10】 肌引き伸ばし部材及び脱毛手段が共に
    ハウジングに対して移動駆動されるものであるととも
    に、肌引き伸ばし手段の移動方向が脱毛手段の移動駆動
    方向と同じとなっていることを特徴とする請求項5また
    は6記載の脱毛装置。
  11. 【請求項11】 肌引き伸ばし部材及び脱毛手段が共に
    ハウジングに対して移動駆動されるものであるととも
    に、肌引き伸ばし手段は脱毛手段と一体に移動駆動され
    るものであることを特徴とする請求項5記載の脱毛装
    置。
  12. 【請求項12】 肌引き伸ばし部材及び脱毛手段が共に
    ハウジングに対して移動駆動されるものであるととも
    に、肌引き伸ばし部材の移動方向と脱毛手段の移動方向
    とが逆となっていることを特徴とする請求項6記載の脱
    毛装置。
  13. 【請求項13】 毛を挟持して引き抜く脱毛手段をハウ
    ジングの一端側に配した脱毛装置であって、肌との接触
    部材である肌引き伸ばし部材がハウジングに対して移動
    駆動される脱毛手段に設けられているとともに、上記肌
    引き伸ばし部材は、脱毛手段の移動進行方向に長く且つ
    移動進行方向に対して傾斜していることを特徴とする脱
    毛装置。
  14. 【請求項14】 脱毛手段は移動進行方向と直交する方
    向に隙間を介して並ぶとともに隙間寸法を可変としてい
    る一対のロッドからなり、該ロッドに肌引き伸ばし部材
    が設けられていることを特徴とする請求項13記載の脱
    毛装置。
  15. 【請求項15】 一対のロッドからなる脱毛手段が軸回
    りに回転駆動される回転体の周囲に周方向において複数
    組配設されていることを特徴とする請求項14記載の脱
    毛装置。
  16. 【請求項16】 肌引き伸ばし部材は対のロッドに夫々
    設けられているとともに対の肌引き伸ばし部材の傾斜方
    向が互いに逆となっていることを特徴とする請求項14
    または15記載の脱毛装置。
  17. 【請求項17】 一対の肌引き伸ばし部材の一端間の間
    隔と他端間の間隔との差が対のロッド間の最大隙間寸法
    より大であることを特徴とする請求項16記載の脱毛装
    置。
  18. 【請求項18】 肌引き伸ばし部材は弾性体で形成され
    ていることを特徴とする請求項1または3または5また
    は13記載の脱毛装置。
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