JPH0634170B2 - 電子楽器の自動伴奏装置 - Google Patents

電子楽器の自動伴奏装置

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JPH0634170B2
JPH0634170B2 JP61230913A JP23091386A JPH0634170B2 JP H0634170 B2 JPH0634170 B2 JP H0634170B2 JP 61230913 A JP61230913 A JP 61230913A JP 23091386 A JP23091386 A JP 23091386A JP H0634170 B2 JPH0634170 B2 JP H0634170B2
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栄作 岡本
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    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電子楽器の自動伴奏装置に関し、特に和音
種類検出に基づく演奏制御部の改良に関するものであ
る。
[発明の概要] この発明は、鍵盤からの押鍵情報に基づいて和音種類を
検出すると共に、予め定められた和音種類を検出したか
(和音成立か)判定し、和音成立であれば検出した和音
種類に対応した伴奏パターンに従って伴奏音を発生さ
せ、和音不成立であれば押鍵情報に基づいて押下鍵に対
応する楽音を発生させるようにしたものである。この発
明によれば、押鍵状態を変更するだけで自動伴奏音発生
を制御したり、マニュアル演奏音を発生したりすること
ができ、変化に富んだ演奏が可能となる。
[従来の技術] 従来、電子楽器の自動伴奏装置としては、伴奏用鍵盤
(例えば下鍵盤)からの押鍵情報に基づいて和音タイプ
(メジャ、マイナ等)及び根音を検出すると共に検出し
た和音タイプに対応した伴奏パターン及び検出した根音
に基づいて和音、ベース音等の伴奏音を発生させるよう
にしたものが知られている(例えば特開昭59-140495公
報参照)。そして、この種の自動伴奏装置にあっては、
オートベースコード(ABC)モード選択スイッチを設
け、このスイッチをオンしたときだけ伴奏用鍵盤による
自動伴奏制御を可能とするのが通例であった。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した従来技術によると、ABCモード選択スイッチ
をオンした状態では、伴奏用鍵盤で例えばメロディを演
奏しても和音不成立として特定の和音等が発生されるだ
けでメロディ音は発生されず、演奏表現が制約される不
都合があった。
また、伴奏用鍵盤での演奏操作通りに楽音を発生させた
いときは、ABCモード選択スイッチをオフにする(A
BCモードを解除する)他なく、演奏中にこのようなス
イッチ操作をすることは演奏の円滑な進行を妨げる原因
になっていた。
その上、ABCモードを解除すると、自動伴奏を利用で
きなくなり、演奏の豊かさを損うこともあった。
[問題点を解決するための手段] この発明の目的は、演奏中にスイッチ操作をすることな
しに自動伴奏音及び/又はマニュアル演奏音を発生可能
とすることにある。
この発明に係る電子楽器の自動伴奏装置は、 (a)鍵盤と、 (b)この鍵盤からの押鍵情報に基づいて和音種類を検
出する検出手段と、 (c)この検出手段が予め定められた和音種類を検出し
たか判定する判定手段と、 (d)この判定手段による判定結果が肯定的であったと
き、検出された和音種類に対応した伴奏パターンに従っ
て伴奏音を発生する伴奏音発生手段と、 (e)前記判定結果が否定的であったとき、前記押鍵情
報に基づき且つ押鍵タイミングに従って押下鍵に対応す
る楽音を発生する楽音発生手段とをそなえたものであ
る。
上記した構成において、伴奏音発生手段は、判定結果が
否定的になったときそれ以前の伴奏パターンのままで伴
奏音発生を続行するようにしてもよい。
[作用] この発明の構成によれば、予め定められた和音種類に該
当するように押鍵することにより自動伴奏音発生を制御
することができると共に、予め定められた和音種類に該
当しないように押鍵することにより押下鍵に対応したマ
ニュアル演奏音を発生することができる。従って、押鍵
状態を変更するだけでスイッチ操作をすることなく、自
動伴奏とマニュアル演奏との組合せによる多様な演奏表
現が可能となる。
また、上記したように押鍵に対応した楽音の発生中も伴
奏音発生を続行するようにすれば、一層豊かな演奏が可
能となる。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例による自動伴奏装置をそ
なえた電子楽器の回路構成を示すもので、この電子楽器
は、メロディ音、和音、ベース音、リズム音等の各種楽
音の発生がマイクロコンピュータによって制御されるよ
うになっている。
回路構成(第1図) バス10には、上鍵盤(UK)回路12、下鍵盤(LK)回
路14、操作子回路16、中央処理装置(CPU)18、プロ
グラムメモリ20、ワーキングメモリ22、テーブルメモリ
24、パターンメモリ26、テンポクロック発生器28、UK
用トーンジェネレータ(UKTG)30、LK用トーンジ
ェネレータ(LKTG)32、ベーストーンジェネレータ
(BSTG)34等が接続されている。
UK回路12は、メロディ演奏等に用いられる上鍵盤を含
むもので、この上鍵盤の各鍵毎に押鍵情報が検出される
ようになっている。
LK回路14は、伴奏等に用いられる下鍵盤を含むもの
で、この下鍵盤の各鍵毎に押鍵情報が検出されるように
なっている。
上鍵盤及び下鍵盤の鍵に関して、音高とキーコードの関
係は、予め次のように定められている。
音 高 C…B…B… キーコード 36…47 48…59 60… 音 音 C…C…C キーコード 72…84…96 操作子回路16は、音色、音量、効果等を制御するための
楽音制御操作子及びオートリズム、オートベースコード
等の自動演奏を制御するための演奏制御操作子を含むも
ので、各操作子毎に操作情報が検出されるようになって
いる。この発明の実施に関係する演奏制御操作子として
は、リズムスタートスイッチ、リズム選択スイッチ、テ
ンポ調整ボリュウム、モード選択スイッチ等が設けられ
ており、モード選択スイッチとしては、ノーマルモード
(モード0)を選択するためのものと、通常ABCモー
ド(モード1)を選択するためのものと、マニュアルベ
ースモード(モード2)を選択するためのものと、マニ
ュアルコードモード(モード3)を選択するためのもの
とが設けられている。ここで、各モードの内容を略述す
ると、次の通りである。
(1)ノーマルモード(モード0) これは、下鍵盤での演奏操作通りにLKTG32によりマ
ニュアル演奏音を発生するモードである。
(2)通常ABCモード(モード1) これは、和音パターン及びベースパターンに従ってLK
TG32及びBSTG34によりそれぞれオートコード音及
びオートベース音を発生するモードである。
(3)マニュアルベースモード(モード2) これは、和音パターンに従ってLKTG32によりオート
コード音を発生する一方、和音不成立時には下鍵盤での
押鍵に対応してBSTG34によりマニュアルベース音を
発生するモードである。
(4)マニュアルコードモード(モード3) これは、ベースパターンに従ってBSTG34によりオー
トベース音を発生する一方、和音不成立時には下鍵盤で
の押鍵に対応してLKTG32によりマニュアル演奏音を
発生するモードである。
CPU18は、プログラムメモリ20にストアされたプログ
ラムに従って各種楽音発生のための制御処理を実行する
もので、これらの処理については第5図乃至第11図を参
照して後述する。
ワーキングメモリ22は、CPU18による各種処理に際し
てレジスタ、フラグ、カウンタ等として利用される記憶
領域を含むもので、これらの記憶領域の詳細については
後述する。
テーブルメモリ24は、和音検出テーブル、ナンバ変換テ
ーブル、和音構成音テーブル等を含むもので、これらの
テーブルの記憶内容は第2図乃至第3図に例示されてい
る。
和音検出テーブルは、下鍵盤からの押鍵情報に基づいて
和音タイプ(和音種類)を検出するために用いられるも
ので、第2図に一例を示すように、パターンナンバRT
N=0〜10の11種類の和音検出パターンが記憶されてい
る。各和音検出パターンは、C、C…Bの12音名に対
応した12ビットのデータで表わされ、例えばメジャMを
検出するためのパターンとしては、C、E、Gに対応す
る3ビットが“1”のもの又はC、Eに対応する2ビッ
トが“1”のものが使用される。第2図には、各パター
ン毎に検出可能な和音タイプを右側にかっこ書きで示し
てあり、検出可能な和音タイプは合計7種類ある。
ナンバ変換テーブルは、パターンナンバPTNを和音タ
イプナンバCTNに変換するために用いられるもので、
第3図に一例を示すように、0〜10の各パターンナンバ
PTN毎に検出可能な和音タイプに対応する和音タイプ
ナンバCTN(1〜7のいずれか)が記憶されている。
このナンバ変換テーブルによれば、例えばパターンナン
バ0又は1は、メジャMに対応する和音タイプナンバ1
に変換される。
和音構成音テーブルは、モード1(通常ABCモード)
が選択され且つリズムが走行していないときに3音発音
を可能にするために用いられるもので、第4図に一例を
示すように、0〜7の各和音タイプナンバCTN毎にT
〜Tの3音分の音程データが記憶されている。ここ
で、各音程データは根音からの半音数を表わすものであ
る。また、和音タイプナンバCTN=0は、1〜7のい
ずれの和音タイプにも該当しないこと、すなわち和音不
成立を表わす。
パターンメモリ26は、和音パターン、ベースパターン、
リズムパターン等の伴奏パターンを記憶したものであ
る。後述するテンポカウンタが2小節毎に0〜63のカウ
ント値をとるものとすると、各伴奏パターンとしては、
2小節分の伴奏パターンが用いられる。
和音パターンは、各リズム種類毎に和音タイプ分記憶さ
れる。任意のリズム種類(例えばワルツ)及び任意の和
音タイプ(例えばメジャ)に対応する和音パターンは、
3音分のパターンからなり、各音分のパターンは、テン
ポカウンタの0〜63のカウント値に対応した発音タイミ
ングのうちどのタイミングで根音からどの位の音程の音
を発音開始又は発音停止すべきか表わす一連のデータに
より構成される。この場合、根音からの音程は、根音か
らの半音数で表わされる。
ベースパターンは、各リズム種類毎に和音タイプ分記憶
される。任意のリズム種類及び任意の和音タイプに対応
するベースパターンは、テンポカウンタの0〜63のカウ
ント値に対応した発音タイミングのうちどのタイミング
で根音からどの位の音程の音を発音開始又は発音停止す
べきか表わす一連のデータにより構成される。この場合
も、根音からの音程は、根音からの半音数で表わされ
る。
上記した和音パターン及びベースパターンはリズム種類
に対応して伴奏内容が定められるので、和音、ベース音
等の自動伴奏音はリズムできざんだ形で発音させること
ができる。
リズムパターンは、リズム種類毎に記憶される。任意の
リズム種類に対応するリズムパターンは、テンポカウン
タの0〜63のカウント値に対応する発音タイミングのう
ちどのタイミングでどの打楽器音を発音すべきか表わす
一連のデータにより構成される。なお、第1図では、リ
ズムパターンに従ってリズム音を発生させるためのリズ
ム用トーンジェネレータの図示を省略してある。
テンポクロック発生器28は、テンポ制御データTCに応
じてテンポクロック信号TCLを発生するものである。
テンポ制御データTCの値は、前述したテンポ調整ボリ
ュウムにより可変設定され、テンポクロック信号TCL
の周波数は、該ボリュウムで設定されたテンポに対応す
る。
テンポクロック信号TCLの各パルスは、第11図につい
て後述する割込みルーチンを開始させるための割込指令
信号として利用される。また、リズム走行中は、テンポ
カウンタがテンポクロック信号TCLのパルスを計数す
る。
UKTG30は、UK回路12からの押鍵情報に基づいて上
鍵盤での演奏操作に対応したメロディ音等の楽音信号を
発生するためのものである。
LKTG32は、LK回路14から押鍵情報に基づいて下鍵
盤での演奏操作に対応した和音等の楽音信号を発生した
り、パターンメモリ26にて選択された和音パターンに従
ってオートコード音信号を発生したりするためのもので
あり、8つの発音チャンネルを有する。
BSTG34は、LK回路14からの押鍵情報に基づいて下
鍵盤での演奏操作に対応したベース音信号を発生した
り、パターンメモリ26にて選択されたベースパターンに
従ってオートベース音信号を発生したりするためのもの
である。
サウンドシステム36は、UKTG30、LKTG32、BS
TG34、図示しないリズム用トーンジェネレータ等から
の各種楽音信号を音響に変換するためのものである。
ワーキングメモリのレジスタ類 ワーキングメモリ22におけるレジスタ類のうち、この発
明の実施に関係するものを列挙すると、次の通りであ
る。
(1)テンポカウンタCLK これは、テンポクロック信号TCLのパルスを計数する
ためのもので、2小節内で0〜63のカウント値をとり、
64になるタイミング(2小節の終り)で0にリセットさ
れる。
(2)ニューキーコードレジスタNKC これは、新たな押鍵がなされるたびに押下鍵に対応した
キーコードがストアされるものである。
(3)ベースキーコードレジスタBKC これは、発音すべきベース音に対応するキーコードがス
トアされるものであり、このレジスタのキーコードに応
じてBSTG34の楽音信号発生が制御される。
(4)最低音キーコードレジスタLKC これは、押下鍵のうち最低音鍵に対応するキーコードが
ストアされるものである。
(5)キーコード用バッファレジスタKC これは、演算等に際してキーコードを一時的にストアす
るためのものである。
(6)ノートレジスタNOTE これは、音名データをストアするためのものである。音
名データは、C、C…Bの12音名にそれぞれ対応して
0、1…11のいずれかの値をとるものである。
(7)モードレジスタMD これは、前述した0〜3のいずれかの演奏モードを表わ
すモードデータがストアされるものである。
(8)リズム走行/停止フラグRUN これは、リズム走行ならば“1”が、リズム停止ならば
“0”がそれぞれストアされる1ビットのレジスタであ
る。
(9)第1の和音タイプレジスタTYP これは、下鍵盤での押鍵状態に基づいて決定した和音タ
イプを表わす和音タイプデータがストアされるものであ
る。和音タイプデータは、0〜7のいずれかの値をとる
ものである。
(10)第2の和音タイプレジスタCHDTYP これは、自動伴奏制御に使用される和音タイプデータが
ストアされるものである。
(11)第1の根音レジスタROOT これは、下鍵盤での押鍵状態に基づいて決定した根音を
表わす根音データがストアされるものである。根音デー
タは、C、C…Bにそれぞれ対応した0、1…11のい
ずれかの値をとるものである。
(12)第2の根音レジスタCHDROOT これは、自動伴奏制御に使用される根音データがストア
されるものである。
(13)ノートバッファレジスタNTBUF これは、C、C…Bの12音名にそれぞれ対応した12ビ
ット分の記憶部を有するレジスタである。各記憶部毎に
“1”ならば対応する音名の押鍵あり、“0”ならば対
応する音名の押鍵なしをそれぞれ表わす。
(14)キーオンバッファレジスタKONBUF0〜7 これらの8つのレジスタは、LKTG32の8つの発音チ
ャンネルにそれぞれ対応したものであって、各レジスタ
毎にMSB(最上位ビット)部分にはキーオン又はキー
オフを表わす情報“1”又は“0”が、MSB以外の部
分にはキーコードがそれぞれストアされるものである。
メインルーチン(第5図) 次に、第5図を参照してメインルーチンの処理の流れを
説明する。
まず、ステップ40では、イニシャライズルーチンを実行
し、各種レジスタ等を初期セットする。そして、ステッ
プ42に移り、下鍵盤LKにてキーイベント(キーオンイ
ベント又はキーオフイベント)ありか判定する。この判
定の結果、キーイベントあり(Y)ならばステップ44に
移り、第6図について後述するようなキーイベント処理
を実行する。
ステップ44の処理が終ったとき又はステップ42の判定結
果が否定的(N)であったときはステップ46に移り、い
ずれかのモード選択スイッチがオンか判定する。この判
定の結果、オンである(Y)ならばステップ48に移り、
第9図について後述するようなモード変更処理を実行す
る。
ステップ48の処理が終ったとき又はステップ46の判定結
果が否定的(N)であったときはステップ50に移り、リ
ズムスタートスイッチがオンか判定する。この判定の結
果、オンである(Y)ならばステップ52に移り、第10図
について後述するようなリズムオン/オフ処理を実行す
る。
ステップ52の処理が終ったとき又はステップ50の判定結
果が否定的(N)であったときはステップ54に移り、そ
の他の処理(例えばUK音発生処理、リズム選択処理、
テンポ調整処理等)を実行する。
この後は、ステップ42に戻り、上記のような処理をくり
かえす。
キーイベント処理のサブルーチン(第6図) 第6図は、キーイベント処理の流れを示すもので、ステ
ップ60では、操作された(キーイベントのあった)鍵の
キーコードをレジスタNKCに入れる。
次に、ステップ62では、キーイベントがキーオンイベン
トか判定する。この判定の結果、キーオンイベントであ
る(Y)ならばステップ64に移り、レジスタKONBU
0〜7のMSBがすべて“1”か(8つの発音チャン
ネルが満杯か)判定する。そして、この判定結果が肯定
的(Y)であれば第5図のルーチンにリターンする。
ステップ64の判定結果が否定的(N)であったときは、
KONBUF0〜7のうちにMSB=“0”のものがあ
った(空チャンネルがあった)ことになり、ステップ66
に移る。このステップ66では、MSB=“0”のいずれ
かのKONBUFにNKCのキーコードを書込み且つ該
KONBUFのMSBを“1”にする。そして、ステッ
プ68に移る。
ステップ68では、第7図について後述するような和音検
出処理を実行し、しかる後ステップ70に移る。
ステップ70では、第8図について後述するような伴奏制
御処理を実行し、しかる後ステップ72に移る。
ステップ72では、レジスタMDの示すモードが0〜3の
いずれか判定する。この判定の結果、モード1(通常A
BCモード)であったときはマニュアル演奏者を発生さ
せる必要がないので第5図のルーチンにリターンする。
ステップ72の判定の結果、モード0(ノーマルモード)
又はモード3(マニュアルコードモード)であったとき
はステップ74に移り、NKCのキーコードに対応する音
をLKTG32により発音開始させる。そして、第5図の
ルーチンにターンする。
ステップ72の判定の結果、モード2(マニュアルベース
モード)であったときはステップ76に移り、BSTG34
を発音停止させる。この結果、発音中のベース音があれ
ば発音停止となる。そして、ステップ78に移り、レジス
タTYPが0から(和音不成立か)判定する。この判定
結果が否定的(N)であれば和音成立であったことにな
り、ステップ80に移る。
ステップ80では、レジスタCHDROOTの値に36を加
えたものをレジスタBKCに入れる。そして、ステップ
82に移り、BKCのキーコードに対応するベース音をB
STG34により発音開始させる。このときに発音される
ベース音は、C〜Bの音域に属するものである。こ
の後は、第5図にルーチンにリターンする。
ステップ78の判定結果が肯定的(Y)であった(和音不
成立であった)ときはステップ84に移り、NKCの値か
ら12を差引いたもの(音高を1オクターブ下げたもの)
をBKCに入れる。そして、ステップ82に移り、BKC
のキーコードに対応するベース音をBSTG34により発
音開始させ、しかる後第5図のルーチンにリターンす
る。
一方、ステップ62の判定結果が否定的(N)であったと
きは、キーオフイベントであったことになり、ステップ
86に移る。
ステップ86では、KONBUF0〜7にNKCと同一の
キーコードがあるか判定し、ない(N)ならば第5図の
ルーチンにリターンする。また、同一キーコードあり
(Y)ならばステップ88に移る。
ステップ88では、同一キーコードありとされたKONB
UFのMSBを“0”にする。そして、ステップ90に移
る。
ステップ90では、MDの示すモードが0〜3のいずれか
判定する。この判定の結果、モード1であったときはス
テップ92に移り、KONBUF0〜7のMSBがすべて
“0”か(押鍵なしか)判定する。この判定結果が肯定
的(Y)であったときはステップ94に移り、LKTG32
の全発音チャンネル及びBSTG34を発音停止させる。
この結果、オートベースコードは発音停止となる。
ステップ94の処理が終ったとき又はステップ92の判定結
果が否定的(N)であったときは第5図のルーチンにリ
ターンする。
ステップ90の判定の結果、モード0又はモード3であっ
たときはステップ96に移る。このステップ96では、NS
Bを“0”にしたKONBUFに対応したLKTG32の
発音チャンネルを発音停止させる。この結果、下鍵盤で
離鍵した音が発音停止となる。ステップ96の後は、第5
図のルーチンにリターンする。
ステップ90の判定の結果、モード2であったときはステ
ップ98に移る。このステップ98では、TYPが0か(和
音不成立か)判定する。この判定結果が肯定的(Y)で
あればステップ100に移る。
ステップ100では、NKCの値から12を差引いたものと
BKCの値とが一致するか(離鍵したベース音と発音中
のベース音とが一致するか)判定する。この判定結果が
肯定的(Y)であればステップ102に移り、BSTG34
を発音停止させる。この結果、和音不成立時にステップ
84、82等により発音開始されたベース音は発音停止とな
る。
ステップ102の処理が終ったとき又はステップ100の判定
結果が否定的(N)であったときは第5図のルーチンに
リターンする。
ステップ98の判定結果が否定的(N)であったときは、
和音成立であったことになり、ステップ104に移る。こ
のステップ104では、KONBUF0〜7のMSBがす
べて“0”か(押鍵なしか)判定する。この判定結果が
肯定的(Y)であればステップ106に移り、BSTG34
を発音停止させる。この結果、和音成立時にステップ8
0、82等により発音開始されたベース音は発音停止とな
る。
ステップ106の処理が終ったとき又はステップ104の判定
結果が否定的(N)であったときは第5図のルーチンに
リターンする。
和音検出処理のサブルーチン(第7図) 第7図は、和音検出処理の流れを示すもので、ステップ
110では、制御変数iとして0をセットすると共にレジ
スタNTBUFに0をセットする(各ビットに“0”を
セット)する。
次に、ステップ112では、i番目のキーオンバッファレ
ジスタKONBUFiのMSBが“1”か(キーオン
か)判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればス
テップ114に移り、KONBUFiのキーコードをレジ
スタKCに入れる。そして、ステップ116に移り、KC
のキーコードに基づいて音名を検出し、レジスタNOT
Eに入れる。この後、ステップ118では、NTBUFに
てNOTEの音名に対応するビットを“1”にする。
ステップ118の処理が終ったとき又はステップ112の判定
結果が否定的(N)であったときはステップ120に移
り、iの値を1アップする。そして、ステップ122でi
が8か(KONBUF0〜7を調べ終ったか)判定し、
この判定結果が否定的(N)であればステップ112に戻
って上記のような処理をくりかえす。この結果、NTB
UFの内容は、第6図のステップ62でオンイベントあり
とされたときの押鍵状態を反映したものとなり、例えば
C−E−Gの3鍵を押したときは、C、E、Gにそれぞ
れ対応したビットがいずれも“1”となる。
KONBUF0〜7を調べ終ると、ステップ122の判定
結果が肯定的(Y)となり、ステップ124に移る。この
ステップ124では、制御変数jを0にセットすると共に
レジスタROOTに0をセットする。
次に、ステップ126では、NTBUFの内容が第2図の
和音検出テーブルにおけるパターンナンバPTN(j)
の検出パターンと一致するか判定する。最初は、PTN
(0)のメジャの検出パターンとNTBUFの内容とが
比較される。このとき、NTBUFにて前述例のように
C、E、Gに対応するビットが“1”であればステップ
126の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ128に移
る。
ステップ128では、第3図のナンバ変換テーブルからP
TN(j)に対応する和音タイプナンバCTNを読出し
てレジスタTYPに入れる。例えば、上記のようにPT
N(0)のときは、メジャに対応する和音タイプナンバ
CTN=1がTYPにセットされる。この結果、和音タ
イプとしてはメジャが、根音としてはC音が検出された
ことになる。ステップ128の後は、第6図のルーチンに
リターンする。
一方、ステップ126の判定結果が否定的(N)であった
(パターン不一致であった)ときは、ステップ130でj
の値を1アップしてからステップ132に移り、jが11か
(PTN(0)からPTN(10)まで調べ終ったか)判
定する。最初はステップ130でj=1となるので、ステ
ップ132の判定結果は否定的(N)となり、ステップ126
に戻る。そして、j=11となるまで上記のような処理を
くりかえす。
j=11になると、ステップ132の判定結果が肯定的
(Y)となり、ステップ134に移る。これは、PTN
(0)〜PTN(10)まで調べても和音タイプを検出で
きなかった場合である。
次に、ステップ134でjを0にしてからステップ136に移
り、NTBUFのデータを右に1ビットだけシフトす
る。そして、ステップ138に移り、ROOTの値を1ア
ップする。これは、NTBUFでの1ビット分のシフト
動作に対応して根音名を変更する処理である。この後、
ステップ140に移る。
ステップ140では、ROOTの値が12か(CからBまで
調べ終ったか)判定する。最初はステップ138でROO
T=1(Cに対応)となるので、ステップ140の判定
結果は否定的(N)となり、ステップ126に戻る。そし
て、ROOT=12となるまで上記のような処理をくりか
えす。
一例として、D−F−Aの3鍵を押した場合、ステッ
プ138でROOT=2となった後、ステップ126にくる
と、その判定結果は肯定的(Y)となり、ステップ128
でTYPにはメジャに対応するCTN=1がセットされ
る。この結果、和音タイプとしてはメジャが、根音とし
てはD音がそれぞれ検出されたことになる。
ステップ138によりROOT=12となると、ステップ140
の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ142に移
る。このステップ142では、和音不成立としてTYPに
0をセットし、しかる後第6図のルーチンにリターンす
る。
伴奏制御処理のサブルーチン(第8図) 第8図は、伴奏制御処理の流れを示すもので、ステップ
150では、レジスタMDの示すモードが0〜3のいずれ
か判定する。この判定の結果、モード2又は3であった
ときはステップ152に移り、TYPの値が0か(和音不
成立か)判定する。
ステップ152の判定結果が肯定的(Y)であったときは
第6図のルーチンにリターンする。また、ステップ152
の判定結果が否定的(N)であったときはステップ154
でレジスタCHDTYPにTYPの和音タイプデータを
セットしてからステップ156でレジスタCHDROOT
にROOTの根音データをセットし、しかる後第6図の
ルーチンにリターンする。
この結果、モード2(マニュアルベースモード)の場合
においては、和音成立であればオートコードの伴奏パタ
ーンが新たな押鍵に対応して変更され、和音不成立であ
ればオートコードの伴奏パターンは以前のままとなる。
また、モード3(マニュアルコードモード)の場合にお
いては、和音成立であればオートベースの伴奏パターン
が新たな押鍵に対応して変更され、和音不成立であれば
オートベースの伴奏パターンは以前のままとなる。
一方、ステップ150の判定の結果、モード0又は1であ
ったときは、ステップ158でTYP=0か判定し、この
判定結果が否定的(N)であれば(和音成立であれば)
前述したと同様にステップ154及び156の和音タイプ・根
音セット処理を経て第6図のルーチンにリターンする。
ステップ158の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、和音不成立であったことになり、ステップ160に移
る。このステップ160では、KONBUF0〜7のMS
Bがすべて“0”か(押鍵なしか)判定し、この判定結
果が肯定的(Y)であれば第6図のルーチンにリターン
する。
ステップ160の判定結果が否定的(N)であったとき
は、和音不成立となるような押鍵状態にあることにな
り、ステップ162に移る。このステップ162では、MSB
=“1”のKONBUFから最小のキーコード(最低音
鍵に対応するもの)を検出してレジスタLKCに入れ
る。そして、ステップ164に移り、LKCのキーコード
に基づいて音名を検出し、その音名データを根音データ
としてCHDROOTに入れる。この結果、モード1
(通常ABCモード)で和音不成立であったときは、押
されている鍵のうちで最低音の鍵(押されているのが1
鍵ならばその鍵)に対応した音名データが根音データと
して扱われ、この根音データ及び和音不成立の和音タイ
プデータ(値は0)に基づいて和音及びベース音を発生
可能となる。
次に、ステップ166では、MDの示すモードが1で且つ
フラグRUNが“0”か(通常ABCモードで且つリズ
ム停止か)判定する。この判定結果が否定的(N)であ
ったときは、モード0(ノーマルモード)又はリズム走
行中であったことになり、第6図のルーチンにリターン
する。また、ステップ166の判定結果が肯定的(Y)で
あったときは、ステップ168に移る。
ステップ168では、LKTG32の全発音チャンネル及び
BSTG34を発音停止させる。この結果、伴奏パターン
によるオートベースコードは発音停止となる。この後、
ステップ170に移り、CHDROOTの値に36を加えた
ものをレジスタBKCに入れる。
次に、ステップ172では、BKCのキーコードに対応す
る音をBSTG34により発音開始させる。この場合、例
えばCHDROOTの値が0であれば、C音が発音さ
れる。この後、ステップ174に移る。
ステップ174では、TYP=0(和音不成立の和音タイ
プデータ)をアドレスとして第4図の和音構成音テーブ
ルからT〜Tの音程データを読出し、各々にCHD
ROOTの値+48を加算したものをキーコードとしてL
KTG32により3音を発音開始させる。この場合、例え
ばCHDROOTの値が0であれば、C−E−G
の3音が同時に発音される。この後は、第6図のルーチ
ンにリターンする。
モード変更処理のサブルーチン(第9図) 第9図は、モード変更処理の流れを示すもので、ステッ
プ180では、LKTG32の全発音チャンネル及びBST
G34を発音停止とする。そして、ステップ182に移り、
どのモード選択スイッチがオンか判定する。
ステップ182の判定でモード0のスイッチオンとされた
ときは、ステップ184に移り、MDに0をセットする。
そして、ステップ186に移り、MSB=“1”のKON
BUFのキーコードに対応する音をLKTG32により発
音開始させる。この後は、第5図のルーチンにリターン
する。
ステップ182の判定でモード1のスイッチオンとされた
ときは、ステップ188に移り、MDに1をセットする。
そして、ステップ190に移り、RUN=“1”か(リズ
ム走行中か)判定する。この判定結果が肯定的(Y)で
あれば第5図のルーチンにリターンし、否定的(N)で
あればステップ192に移る。このステップ192では、KO
NBUF0〜7のMSBがすべて“0”か(押鍵なし
か)判定し、この判定結果が肯定的(Y)であれば第5
図のルーチンにリターンする。
ステップ192の判定結果が否定的(N)であったとき
は、リズム停止中に押鍵がなされていることになり、ス
テップ194に移る。
ステップ194では、TYP=0か(和音不成立か)判定
する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ19
6に移り、NKCの値から12を差引いたものをBKCに
入れる。そして、ステップ198に移り、CHDTYPに
0(和音不成立の和音タイプデータ)をセットする。
次に、ステップ200では、BKCのキーコードに対応す
る音をBSTG34により発音開始させる。そして、ステ
ップ202に移り、CHDTYPのデータをアドレスとし
て第4図の和音構成音テーブルからT〜Tの音程デ
ータを読出し、各々にCHDROOTの値+48を加算し
たものをキーコードとしてLKTG32により3音を発音
開始させる。この後は、第5図のルーチンにリターンす
る。
ステップ194の判定結果が否定的(N)であった(和音
成立であった)ときは、ステップ204に移る。このステ
ップ204では、CHDROOTの値に36を加えたものを
BKCにセットする。そして、上記したと同様にステッ
プ200及び202のベース・和音発音処理を経て第5図のル
ーチンにリターンする。
ステップ182の判定でモード2のスイッチオンとされた
ときは、ステップ206に移り、MDに2をセットする。
そして、ステップ208でKONBUF0〜7のMSBが
すべて“0”か判定し、“0”である(Y)ならば第5
図のルーチンにリターンする。
ステップ208の判定結果が否定的(N)であったとき
は、押鍵がなされていることになり、ステップ210に移
る。このステップ210では、TYP=0か(和音不成立
か)判定する。
ステップ210の判定結果が否定的(N)であったとき
は、ステップ212に移り、CHDROOTの値に36を加
えたものをBKCに入れる。そして、ステップ214に移
り、BKCのキーコードに対応する音をBSTG34によ
り発音開始させる。
ステップ210の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、ステップ216に移り、NKCの値から12を差引いた
ものをBKCに入れる。そして、ステップ218でCHD
TYPに0をセットしてからステップ214で上記したと
同様にベース発音処理を行ない、しかる後、第5図のル
ーチンにリターンする。
ステップ182の判定でモード3のスイッチオンとされた
ときは、ステップ220に移り、MDに3をセットする。
そして、ステップ222に移り、MSB=“1”のKON
BUFのキーコードに対応する音をLKTG32により発
音開始させる。この後は、第5図のルーチンにリターン
する。
リズムオン/オフ処理のサブルーチン(第10図) 第10図は、リズムオン/オフ処理の流れを示すもので、
ステップ230では、1からRUNの値を差引いたものを
RUNにセットする。そして、ステップ232に移り、R
UN=“1”か判定する。この判定結果が肯定的(Y)
であったときは、リズム走行を指令したことになり、ス
テップ234でテンポカウンタCLKに0をセットする。
そして、第5図のルーチンにリターンする。
ステップ232の判定結果が否定的(N)であったとき
は、リズム停止を指令したことになり、ステップ236に
移る。このステップ236では、MDの示すモードが0〜
3のいずれか判定し、モード0であったときは第5図の
ルーチンにリターンする。
ステップ236の判定でモード1とされたときはステップ2
38に移る。このステップ238では、LKTG32の全発音
チャンネル及びBSTG34を発音停止させる。この結
果、オートベースコードは発音停止となる。この後、ス
テップ240に移り、CHDROOTの値に36を加えたも
のをBKCに入れる。
次に、ステップ242では、BKCのキーコードに対応す
る音をBSTG34により発音開始させる。そして、ステ
ップ244に移り、CHDTYPのデータをアドレスとし
て第4図の和音構成音テーブルからT〜Tの音程デ
ータを読出し、各々にCHDROOTの値+48を加算し
たものをキーコードとしてLKTG32により3音を発音
開始させる。この後は、第5図のルーチンにリターンす
る。
ステップ236の判定でモード2とされたときはステップ2
46に移り、LKTG32の全発音チャンネルを発音停止さ
せる。この結果、オートコードは発音停止となる。この
後は、第5図のルーチンにリターンする。
ステップ238の判定でモード3とされたときはステップ2
48に移り、BSTG34を発音停止させる。この結果、オ
ートベースは発音停止となる。この後は、第5図のルー
チンにリターンする。
割込みルーチン(第11図) 第11図は、オートリズム、オートベース、オートコード
等の演奏を可能にするための割込処理の流れを示すもの
で、この割込みルーチンは、テンポクロック信号TCL
の各パルス毎に開始されるものである。
まず、ステップ250では、RUN=“0”か判定する。
この判定結果が肯定的(Y)であれば、以下に述べるよ
うな処理は必要ないので、第5図のルーチンにリターン
する。
ステップ250の判定結果が否定的(N)であったとき
は、RUN=“1”であったことになり、ステップ252
でリズムパターンに基づくリズム音処理を行なう。すな
わち、このリズム音処理では、選択されたリズム種類に
対応するリズムパターンにおいてカウンタCLKの値に
対する発音タイミングで発音すべき打楽器音があればリ
ズム用トーンジェネレータにより発音させる。
次に、ステップ254は、MDの示すモードが0〜3のい
ずれか判定する。この判定でモード0とされたときはス
テップ266に移る。
ステップ254の判定でモード1とされたときは、ステッ
プ256に移り、和音・ベースパターンに基づく和音・ベ
ース音処理を行なう。すなわち、この和音・ベース音処
理では、選択されたリズム種類とCHDTYPの和音タ
イプデータとに対応する和音パターンにおいてCLKの
値に対応する発音タイミングで発音開始又は発音停止す
べき音程データがあればCHDROOTと加算してキー
コードを定めることによりLKTG32での楽音信号発生
を制御すると共に、選択されたリズム種類とCHDTY
Pの和音タイプデータとに対応するベースパターンにお
いてCLKの値に対応する発音タイミングで発音開始又
は発音停止すべき音程データがあればCHDROOTと
加算してキーコードを定めることによりBSTG34での
楽音信号発生を制御する。ステップ256の処理によりオ
ートベースコード演奏が可能となる。
ステップ254の判定でモード2とされたときは、ステッ
プ258に移り、CHDTYP=0か(和音不成立か)判
定する。そして、この判定結果が否定的(N)であれ
ば、ステップ260に移り、和音パターンに基づく和音処
理を行なう。この和音処理は、ステップ256で和音パタ
ーンについて述べたのと同様の処理であり、これにより
オートコード演奏が可能となる。
ステップ254の判定でモード3とされたときは、ステッ
プ262に移り、CHDTYP=0か判定する。そして、
この判定結果が否定的(N)であれば、ステップ264に
移り、ベースパターンに基づくベース音処理を行なう。
このベース音処理は、ステップ256でベースパターンに
ついて述べたのと同様の処理であり、これによりオート
ベース演奏が可能となる。
ステップ256、260又は264の処理が終ったとき、あるい
は、ステップ258又は262の判定結果が肯定的(Y)であ
ったときはステップ266に移る。
上記のようにモード2又はモード3の場合においてステ
ップ258又は262でCHDTYPが0であるときにそれぞ
れステップ260又は264の処理を回避するようにしたの
は、イニシャルセット時又は第9図に示したようなモー
ド設定時には和音成立したことを条件にしてオートコー
ド又はオートベースの演奏を開始させるためである。こ
のようにしてオートコード又はオートベースの演奏が開
始された後は、第8図のステップ152によりCHDTY
PにはTYP=0がセットされないので、和音不成立に
なってもそれ以前の和音パターン又はベースパターンの
ままでそれぞれオートコード又はオートベースの演奏が
続行され、このときは第6図について述べたようにマニ
ュアル演奏音も発生される。
ステップ266では、CLKの値を1アップする。そし
て、ステップ268に移り、CLKの値が64か(2小節終
りか)判定する。こん判定結果が否定的(N)であれば
第5図のルーチンにリターンし、肯定的(Y)であれば
ステップ270でCLKを0にリセットしてから第5図の
ルーチンにリターンする。従って、オートリズム、オー
トベース、オートコード等の演奏は2小節毎にくりかえ
される。
変形例 この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種
々の改変形態で実施可能である。例えば次のような変更
が可能である。
(1)上記実施例では、マニュアルベースモードとマニュ
アルコードモードを例示したが、和音成立時には自動伴
奏音として和音及びベース音を発生させ、和音不成立時
には自動伴奏のいずれかのパート(和音又はベース音)
の発音を禁止してこのパートをマニュアル演奏可能とし
てもよい。また、和音成立時には自動伴奏音として和音
及びベース音を発生させ、和音不成立時には押鍵に対応
したマニュアル演奏音としてオブリガード音等を発生さ
せるようにしてもよい。
(2)上記実施例では、マニュアルベースモード時におい
て和音成立したときに根音をベース音として発音させる
ようにしたが、このようなベース発音を省略して和音発
音のみとしてもよい。
(3)リズム走行時において、和音、ベース音等の自動伴
奏音は、リズムできざむことなく、持続音としてもよ
い。
(4)マニュアルベース、マニュアルコード等のマニュア
ルモード時において、和音不成立又は鍵盤での押鍵なし
を条件として自動伴奏音発生を停止するようにしてもよ
い。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、1つの鍵盤をその押
鍵状態に応じて自動伴奏制御及びマニュアル演奏音発生
のいずれにも使用可能としたので、面倒なスイッチ操作
なしで変化に富んだ演奏を楽しめる効果がある。
また、マニュアル演奏音の発生中も自動伴奏を続行する
ようにすれば、自動伴奏の中断が不自然さをもたらすよ
うな場合にはその不自然さを解消できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による自動伴奏装置をそ
なえた電子楽器の回路構成を示すブロック図、 第2図は、和音検出テーブルの記憶内容を示す図、 第3図は、ナンバ変換テーブルの記憶内容を示す図、 第4図は、和音構成音テーブルの記憶内容を示す図、 第5図は、メインルーチンを示すフローチャート、 第6図は、キーイベント処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャート、 第7図は、和音検出処理のサブルーチンを示すフローチ
ャート、 第8図は、伴奏制御処理のサブルーチンを示すフローチ
ャート、 第9図は、モード変更処理のサブルーチンを示すフロー
チャート、 第10図は、リズムオン/オフ処理のサブルーチンを示す
フローチャート、 第11図は、割込みルーチンを示すフローチャートであ
る。 10……バス、12……上鍵盤回路、14……下鍵盤回路、16
……操作子回路、18……中央処理装置、20……プログラ
ムメモリ、22……ワーキングメモリ、24……テーブルメ
モリ、26……パターンメモリ、28……テンポクロック発
生器、30〜34……トーンジェネレータ、36……サウンド
システム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)鍵盤と、 (b)この鍵盤からの押鍵情報に基づいて和音種類を検
    出する検出手段と、 (c)この検出手段が予め定められた和音種類を検出し
    たか判定する判定手段と、 (d)この判定手段による判定結果が肯定的であったと
    き、検出された和音種類に対応した伴奏パターンに従っ
    て伴奏音を発生する伴奏音発生手段と、 (e)前記判定結果が否定的であったとき、前記押鍵情
    報に基づき且つ押鍵タイミングに従って押下鍵に対応す
    る楽音を発生する楽音発生手段とをそなえた電子楽器の
    自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の電子楽器の
    自動伴奏装置において、前記伴奏音発生手段は、前記判
    定結果が否定的になったときそれ以前の伴奏パターンの
    ままで伴奏音発生を続行するようになっていることを特
    徴とする電子楽器の自動伴奏装置。
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