JPH0464073B2 - - Google Patents

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JPH0464073B2
JPH0464073B2 JP59281224A JP28122484A JPH0464073B2 JP H0464073 B2 JPH0464073 B2 JP H0464073B2 JP 59281224 A JP59281224 A JP 59281224A JP 28122484 A JP28122484 A JP 28122484A JP H0464073 B2 JPH0464073 B2 JP H0464073B2
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performance
pattern
timing
measure
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Yasushi Kurakake
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Yamaha Corp
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、リズム音、伴奏音等を自動的に発
生するための自動演奏装置に関し、特に演奏パタ
ーンを一時的に変更制御するためのフイルイン制
御回路の改良に関するものである。
〔発明の概要〕
この発明は、フイルイン演奏の終了時にノーマ
ルパターン配列の始めに戻つて演奏を続行するこ
とにより演奏進行の不自然さを解消するようにし
たものである。
〔従来の技術〕
従来、オートリズム、オートベースコード等の
自動演奏装置にあつては、複数小節分の演奏パタ
ーンを記憶しておき、これらを順次に且つ反復的
に読出すことにより楽音発生を制御していた。そ
して、反復読出しによる単調さを解消するため、
フイルインスイツチを設け、これを投入すると、
そのときの小節における演奏パターンをノーマル
なものから特殊なフイルインパターンに切換え、
当該小節の終りでノーマルパターンに戻つてその
ときの進行小節に対応した部分から演奏を続行す
るようにしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
通常、フイルインスイツチを投入するのは、間
奏時又は4小節目、8小節目等の曲の区切り時で
あり、上記のように、フイルインスイツチが投入
された小節のみフイルインパターンに変更し、そ
の小節が終ればノーマルパターンに戻つてそのと
きの進行小節に対応した部分から演奏を続行する
と、音楽上、演奏進行が不自然になる欠点があつ
た。
すなわち、1小節毎のノーマルパターンを(イ)、
(ロ)、(ハ)、(ニ)の4種類とし、フイルインパターンを
(フ)として演奏進行の一例を示すと、 (イ)(ロ)(イ)(ハ)/(イ)(ロ)(イ)(ニ)/(イ)(フ)(
イ)(ハ)/ (イ)(ロ)(イ)(ニ)/(イ)(ロ)…… のようになる。ここで、斜線は4小節毎の区切り
を示す。このような演奏において、フイルインパ
ターン(フ)による演奏の後、(イ)(ハ)(イ)(ロ)/(イ)
(ニ)(イ)
(ロ)の演奏が続くが、これをフイルイン前の(イ)(ロ)(
イ)
(ハ)/(イ)(ロ)(イ)(ニ)の演奏と対比すると、進行具合
が不
自然になつているのがわかる。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記のような不自然さを解消する
ことを目的とするもので、フイルイン演奏の終了
時にノーマルパターンを配列の始めに戻つて演奏
を続行させるようにしたことを特徴とするもので
ある。
すなわち、この発明による第1の自動演奏装置
は、 (a) 順次の複数小節のノーマル演奏パターンを表
わす第1のパターンデータと該複数小節より少
ない小節のフイルイン演奏パターンを表わす第
2のパターンデータとを記憶する記憶手段[第
1図18、第2〜3図]と、 (b) 任意のタイミングで操作可能なスイツチ手段
[第1図26のフイルインSW]と、 (c) テンポクロツク信号を発生する手段[第1図
22]と、 (d) 前記テンポクロツク信号に基づいて前記複数
小節内の演奏進行タイミングを指示するタイミ
ング指示手段[第1図16のTCNT]と、 (e) 前記スイツチ手段が操作されない平常時に前
記タイミング指示手段の指示する演奏進行タイ
ミングに基づいて前記記憶手段から前記第1の
パターンデータを順次に且つ反復的に読出すこ
とにより前記複数小節のノーマル演奏パターン
に従つて自動演奏を遂行するものであつて、前
記スイツチ手段の操作に応答して前記記憶手段
から前記第2のパターンデータを読出すことに
より前記フイルイン演奏パターンに従つて自動
演奏を遂行した後、前記第2のパターンデータ
の代りに前記第1のパターンデータを読出して
前記ノーマル演奏パターンに従う自動演奏を再
開する自動演奏手段[第1図10〜16,28
B、第7〜9図のルーチン]と をそなえたものであつて、さらに、 (f) 前記タイミング指示手段の指示する演奏進行
タイミングに基づいて前記第2のパターンデー
タの読出開始後の小節終了を検知する検知手段
[第8図72,74]と、 (g) この検知手段での小節終了検知に応答して前
記タイミング指示手段の指示する演奏進行タイ
ミングを前記複数小節の頭のタイミングに変更
すべく制御する変更制御手段[第8図94]と
を設け、 前記自動演奏手段では、前記フイルイン演奏
パターンに従つて自動演奏した小節が終ると、
前記第1のパターンデータを前記複数小節の頭
のタイミングから読出開始して前記ノーマル演
奏パターンに従う自動演奏を再開するようにし
たこと[第8図90,92,86]を特徴とす
るものである。
また、この発明による第2の自動演奏装置は、 (a′) 順次の複数小節のノーマル演奏パターン
を表わす第1のパターンデータと該複数小節よ
り少ない小節のフイルイン演奏パターンを表わ
す第2のパターンデータとを記憶する記憶手段
[第1図20、第4〜5図]と、 (b′) 任意のタイミングで操作可能なスイツチ
手段[第1図26のフイルインSW]と、 (c′) テンポクロツク信号を発生する手段[第
1図22]と、 (d′) 前記テンポクロツク信号に基づいて小節
内の演奏進行タイミングを指示するタイミング
指示手段[第1図16のTCNT]と、 (e′) 前記テンポクロツク信号に基づいて前記
複数小節内の演奏進行小節を指示する小節指示
手段[第1図16のBCNT]と、 (f′) 前記スイツチ手段が操作されない平常時
に前記タイミング指示手段の指示する演奏進行
タイミングと前記小節指示手段の指示する演奏
進行小節とに基づいて前記記憶手段から前記第
1のパターンデータを順次に且つ反復的に読出
すことにより前記複数小節のノーマル演奏パタ
ーンに従つて自動演奏を遂行するものであつ
て、前記スイツチ手段の操作に応答して前記記
憶手段から前記第2のパターンデータを読出す
ことにより前記フイルイン演奏パターンに従つ
て自動演奏を遂行した後、前記第2のパターン
データの代りに前記第1のパターンデータを読
出して前記ノーマル演奏パターンに従う自動演
奏を再開する自動演奏手段[第1図10〜1
6,28A、第7,8,10図]と をそなえたものであつて、さらに、 (g′) 前記タイミング指示手段の指示する演奏
進行タイミングに基づいて前記第2のパターン
データの読出開始後の小節終了を検知する検知
手段[第8図72,74]と、 (h′) この検知手段での小節終了検知に応答し
て前記タイミング指示手段の指示する演奏進行
タイミングを小節の頭のタイミングに且つ前記
小節指示手段の指示する演奏進行小節を前記複
数小節のうちの最初の小節にそれぞれ変更すべ
く制御する変更制御手段[第8図94]とを設
け、 前記自動演奏手段では、前記フイルイン演奏パ
ターンに従つて自動演奏した小節が終ると、前記
第1のパターンデータを前記複数小節の頭のタイ
ミングから読出開始して前記ノーマル演奏パター
ンに従う自動演奏を再開するようにしたこと[第
8図90,92,88]を特徴とするものであ
る。
上記した第1又は第2の自動演奏装置によれ
ば、フイルイン演奏の終了時に複数小節の頭に戻
つてノーマル演奏パターンに従う自動演奏を再開
するようにしたので、演奏進行の不自然さを解消
することができる。すなわち、前述の演奏例との
対応において示すと、 (イ)(ロ)(イ)(ハ)/(イ)(ロ)(イ)(ニ)/(イ)(フ)(
イ)(ロ)/(イ)(ハ)(イ)
(ロ)/(イ)(ニ)…… のような演奏が可能であり、フイルインパターン
(フ)の後も(イ)(ロ)(イ)(ハ)/(イ)(ロ)(イ)(ニ)……
のように正
常なパターン進行を続けることができる。
また、上記した第2の自動演奏装置によれば、
小節内の演奏進行タイミングと共に複数小節内の
演奏進行小節を管理するようにしたので、ノーマ
ル演奏パターンが多数小節に及ぶ複雑なものであ
つても簡単な構成で演奏進行の不自然さを解消す
ることができる。
〔実施例〕
回路構成(第1図) 第1図は、この発明の一実施例による自動リズ
ム・伴奏装置の回路構成を示すものである。
バス10には、中央処理装置(CPU)12、
プログラムメモリ14、ワーキングメモリ16、
リズム用データメモリ18、伴奏用データメモリ
20、テンポタイマ22、伴奏用鍵盤24、リズ
ム選択回路26及び楽音形成回路28が接続され
ている。
CPU12は、ROM(リード・オンリイ・メモ
リ)からなるプログラムメモリ14に記憶したプ
ログラムにしたがつて各種のデータ処理及び制御
処理を実行するもので、リズム音及び伴奏音(和
音、アルペジヨ音等)の発生のための各種処理に
ついては第7図乃至第10図を参照して後述す
る。
ワーキングメモリ16は、RAM(ランダム・
アクセス・メモリ)からなるもので、リズム音及
び伴奏音の発生に関しては、第1図に示すような
各種のレジスタ、カウンタ、フラグ等として機能
する部分を含んでいる。これらの各種機能部分の
詳細については後述する。
リズム用データメモリ18は、ROMからなる
もので、リズムパターン番号データを記憶した第
1の記憶部と、リズムパターンデータを記憶した
第2の記憶部とを有する。これらの第1及び第2
の記憶部におけるデータフオーマツトについては
第2図及び第3図を参照して後述する。
伴奏用データメモリ20は、ROMからなるも
ので、伴奏パターン種類データを記憶した第1の
記憶部と、伴奏パターンデータを記憶した第2の
記憶部とを有する。これらの第1及び第2の記憶
部におけるデータフオーマツトについては第4図
及び第5図を参照して後述する。
テンポタイマ22は、与えられたテンポにした
がつて32分音符に対応する一定周期でインタラプ
ト命令信号(一種のテンポクロツク信号)を発生
するもので、このインタラプト命令信号が発生さ
れるたびに第8図のインタラプトルーチンが開始
される。
伴奏用鍵盤24は、多数のキー及びこれらの各
キーに対応したキースイツチを含むもので、通常
の二段鍵盤式電子楽器では下鍵盤からなつてい
る。なお、以下では、「伴奏用鍵盤」を「LK」と
略記する。
リズム選択回路26は、マーチ、ワルツ、スイ
ング、ルンバ等の任意のリズム種類を選択するた
めのもので、各々のリズム種類に対応したリズム
選択スイツチ(SW)及びフイルインを指令する
ためのフイルインスイツチ(SW)を含んでい
る。
楽音形成回路28は、伴奏音形成部28Aと、
リズム音源部28Bとを含むものである。伴奏音
形成部28Aは、LK24から取出された押鍵デ
ータ及び伴奏用データメモリ20の第2の記憶部
から読出された伴奏パターンデータに基づいて伴
奏音信号を形成するもので、この伴奏音信号は、
出力アンプ30を介してスピーカ32に供給さ
れ、伴奏音として発音される。また、リズム音源
部28Bは、リズム用データメモリ18の第2の
記憶部から読出されたリズムパターンデータに応
じて、バスドラム、スネアドラム、シンバル、マ
ラカス等の16個の打楽器音源を選択的に駆動する
ことによりリズム音信号を発生するもので、この
リズム音信号は、出力アンプ30を介してスピー
カ32に供給され、リズム音として発音される。
ワーキングメモリ16(第1図) ワーキングメモリ16内における各種レジス
タ、カウンタ、フラグ等の役割乃至作用は次の(1)
〜(12)の通りである。
(1) LKデータレジスタ(LKREG) これは、LK24で押された鍵に対応する押
鍵データを音高が高い方から順に4音分格納す
るためのものである。このようなデータ格納に
あつては、特定の1オクターブを制限音域とし
て定めておき、この制限音域外で押された鍵に
対応する押鍵データについては、制限音域内に
入るようにオクターブをシフトして格納する。
(2) リズム種類レジスタ(RHYREG) これは、リズム選択回路26で選択された特
定のリズム種類(例えばワルツ)を表わすリズ
ム種類データを格納するためのものである。こ
のようなデータ格納にあたつては、フイルイン
リズムも1つのリズム種類として扱われ、フイ
ルインスイツチをオンしたときは、そのときの
リズム種類に応じたフイルインリズム(例えば
ワルツのフイルインリズム)に対応するリズム
種類データがこのレジスタに格納される。
(3) 根音レジスタ(RTREG) これは、和音の根音を表わす根音データを格
納するためのものである。
(4) 和音タイプレジスタ(TYPREG) これは、和音のタイプ(例えばメジヤ、マイ
ナ、セブンス等のいずれか)を表わす和音タイ
プデータを格納するためのものである。
(5) テンポカウンタ(TCNT) これは、テンポタイマ22により32分音符毎
にテンポインタラプトがかかるたびにカウント
値が1増大するもので、そのカウント値がクリ
アされる場合としては、32に達した場合と、64
に達した場合とがある。すなわち、1小節を32
拍とすると、このカウンタのカウント値は拍番
号に対応する。
(6) 小節カウンタ(BCNT) これは、小節数をカウントするもので、テン
ポカウンタTCNTのカウント値が32になるた
びに1カウントアツプし、カウント値が8に達
すると、クリアされるようになつている。
(7) 伴奏パターン種類レジスタ(ASOREG) これは、伴奏用データメモリ20の第1の記
憶部から読出した伴奏パターン種類データを格
納するためのものである。
(8) デイレイレジスタ(DREG) これは、1小節分の伴奏パターンデータのう
ち、8分音符毎の4音分のデータを格納するた
めのもので、ここに格納されるデータは伴奏用
データメモリ20の第2の記憶部から読出され
たものである。
(9) インターバルレジスタ(IVLREG) これは、デイレイレジスタDREGから読出し
た音程データを格納するためのものである。
(10) フイルインフラグ(FILFLG) これは、フイルインの有無を“1”又は
“0”で示すもので、フイルインスイツチをオ
ンしたときに“1”がセツトされるようになつ
ている。
(11) リズムパターン番号レジスタ(RNOREG) これは、リズム用データメモリ18の第1の
記憶部から読出したリズムパターン番号データ
を格納するためのものである。
(12) リズムパターンレジスタ(RPTREG) これは、リズム用データメモリ18の第2の
記憶部から読出した1発音タイミング分(16音
源分)のリズムパターンデータを格納するため
のものである。
リズム用データメモリ18(第2図及び第3図) リズム用データメモリ18の第1の記憶部に
は、第2図に示すように、16音符毎にリズムパタ
ーン番号を表わす連続する2小節分のリズムパタ
ーン番号データがノーマル演奏用データとしてリ
ズム種類分記憶されると共に、16分音符毎にリズ
ムパターン番号を表わす1小節分のリズムパター
ン番号データがフイルイン演奏用データとしてリ
ズム種類分記憶されている。ここで、リズムパタ
ーン番号は、16進表記で0、1、2……9、A、
B……Fのいずれかであり、これらのうち、0は
非発音を、1〜Fは発音すべきリズムパターンの
番号をそれぞれ示す。
リズム用データメモリ18の第2の記憶部に
は、第3図に示すように、リズムパターン番号1
〜Fにそれぞれ対応した15組のリズムパターンデ
ータがリズム種類×2(ノーマル及びフイルイン)
分記憶されている。各組のリズムパターンデータ
は、リズムパターン番号1に対応するデータにつ
いて代表的に示すように、リズム音源部28Bの
16個の打楽器音源のオン又はオフをそれぞれ
“1”又は“0”で示す16ビツトのデータからな
つている。なお、メモリ18の第2の記憶部に
は、リズムパターン番号0に対応したデータは記
憶する必要がない。また、リズムパターン番号1
〜Fに対応するデータもリズム種類によつては使
用パターン数が少ないものもあり、必ずしも15組
記憶する必要はない。
伴奏用データメモリ20(第4図及び第5図) 伴奏用データメモリ20の第1の記憶部には、
第4図に示すように、小節毎に伴奏パターン種類
〜のいずれかを表わす連続する8小節分の伴
奏パターン種類データと、フイルイン用の伴奏パ
ターン種類を表わす伴奏パターン種類データと
がリズム種類×和音タイプ分記憶されている。換
言すれば、第4図に示す伴奏パターン種類データ
は、特定のリズム種類(例えばワルツ)と特定の
和音タイプ(例えばメジヤ)とに対応するもので
あり、リズム種類又は和音タイプが異なる毎にこ
のような伴奏パターン種類データが記憶される。
伴奏用データメモリ20の第2の記憶部には、
第5図に示すように、前述の伴奏パターン種類
〜にそれぞれ対応した5組の伴奏パターンデー
タがリズム種類×和音タイプ分記憶される。換言
すれば、第5図に示す5組の伴奏パターンデータ
は特定のリズム種類(例えばワルツ)と特定の和
音タイプ(例えばメジヤ)とに対応するものであ
り、リズム種類又は和音タイプが異なる毎にこの
ような5組の伴奏パターンデータが記憶される。
第5図において、5組の伴奏パターンデータを
それぞれ記憶した5つの記憶領域を想定すると、
各々の記憶領域の先頭番地を表わすのが、前述の
伴奏パターン種類〜にそれぞれ対応した伴奏
パターン種類データである。すなわち、第4図の
各伴奏パターン種類データは、それぞれ対応する
伴奏パターンデータを記憶した記憶領域の先頭番
地を表わすデータからなつている。
一方、各組の伴奏パターンデータは、第5図に
伴奏パターン種類に対応するものを代表的に示
すように、1小節分の伴奏音発生パターンを8分
音符毎に4音分のデータT11〜T14で表わす
ようになつている。ここで、1音分のデータは、
データT11に関して示すように、キーオンイベ
ントデータKONと、デイレイデータDLYと、音
程データIVLとを含んでいる。
キーオンイベントデータKONは、発音の要否
を1ビツトで表わすもので、発音要ならば“1”、
非発音ならば“0”である。
デイレイデータDLYは、第6図に示すような
8分音符長に対応する区間において、T0〜T3
いずれのタイミングで発音するかを2ビツトで表
わすもので、「00」ならばT0で、「01」ならばT1
で、「10」ならばT2で、「11」ならばT3で発音す
べきことを表わす。このようなデイレイデータ
DLYを設けることにより、8分音符区間におい
て32分音符の分解能で発音可能となる。
音程データIVLは、根音レジスタRTREG内に
根音に対する例えば3度等の音程(インターバ
ル)を表わすもので、これが全ビツト“0”なら
ば、発音中の音を消すこと(キーオフ)を意味す
る。
メインルーチン(第7図) 次に、第7図を参照してリズム音・伴奏音発生
に関するメインルーチンの処理を説明する。
まず、図示しないスタートスイツチがオンされ
ると、ステツプ40においてイニシヤルセツトの処
理を行ない、第1図のワーキングメモリ16内の
各種レジスタ等をセツト又はリセツトする。すな
わち、テンポカウンタTCNTにはカウント値31
を、小節カウンタBCNTにはカウント値7をそ
れぞれセツトすると共に、LKデータレジスタ
LKREG、リズム種類レジスタRHYREG、根音
レジスタRTREG、和音タイプレジスタ
TYPREG、伴奏パターン種類レジスタ
ASOREG、デイレイレジスタDREG、インター
バルレジスタIVLREG、フイルインフラグ
FILFLG、リズムパターン番号レジスタ
RNOREG及びリズムパターンレジスタ
RPTREGをそれぞれリセツト(クリア)する。
次にステツプ42では、LK24のキースイツチ、
リズム選択回路26のリズム選択スイツチ及びフ
イルインスイツチ並びに図示しないその他のスイ
ツチを走査し、各々の操作状態を入力する。そし
て、ステツプ44では、LK24においてキースイ
ツチ状態の変化(LKイベント)ありか判定し、
あり(Y)ならば、ステツプ46に移る。
ステツプ46では、LK24で押された鍵に対応
する押鍵データを音高が高い方から順にLKREG
に格納する。この場合、制限音域外で押された鍵
に対応する押鍵データについては、制限音域内に
入るようにオクターブをシフトして格納する。そ
して、ステツプ48では、LKREG内に押鍵データ
に基づいて和音の根音及びタイプを検出し、得ら
れた根音データ及び和音タイプデータをそれぞれ
RTREG及びTYPREGに格納する。この後、ス
テツプ50に移る。なお、ステツプ44の判定でLK
イベントなし(N)ならば、ステツプ46及び48を経ず
にステツプ50に移る。
ステツプ50では、リズム選択スイツチの操作状
態に変化(イベント)ありか判定し、あり(Y)なら
ば、ステツプ52に移る。
ステツプ52では、操作されたリズム選択スイツ
チに対応するリズム種類を表わすリズム種類デー
タをRHYREGに格納する。そして、ステツプ54
に移る。なお、ステツプ50の判定でイベントなし
(N)ならば、ステツプ52を経ずにステツプ54に移
る。
ステツプ54では、フイルインスイツチのオンイ
ベントでありか判定し、あり(Y)ならば、ステツプ
56に移る。このステツプ56では、選択されたリズ
ム種類に応じたフイルインリズムに対応するリズ
ム種類データをRHYREGに格納する。そして、
ステツプ58に移り、FILFLGに“1”をセツトす
る。この後、ステツプ60に移る。なお、ステツプ
54の判定でイベントなし(N)ならば、ステツプ56及
び58を経ずにステツプ60に移る。
ステツプ60では、キースイツチ、リズム選択ス
イツチ及びフイルインスイツチ以外のスイツチに
ついてイベントありか判定し、あり(Y)ならば、ス
テツプ62に移り、イベントのあつたスイツチに対
応する処理を実行してからステツプ42に戻る。ま
た、ステツプ60の判定でイベントなし(N)ならば、
ステツプ62を経ずにステツプ42に戻る。
この後は、上記したような一連の処理が繰返さ
れるが、テンポタイマ22によりインタラプト命
令信号が発生される(テンポインタラプトがかか
る)と、第8図のインタラプトルーチンが開始さ
れる。
インタラプトルーチン(第8図) 第8図において、テンポインタラプトがかかる
と、ステツプ70では、TCNTのカウント値を1
アツプする。そして、ステツプ72に移り、
TCNTのカウント値が32又は64か調べることに
より1小節終りか判定する。前述したように
TCNTにはカウント値31をイニシヤルセツトし
てあるので、スタートスイツチの投入後最初のテ
ンポインタラプトでは、ステツプ70において、
TCNTのカウント値が32になる。このため、ス
テツプ72の判定では、1小節終りである(Y)と判定
され、次のステツプ74に移る。
ステツプ74では、FILFLGが“1”か判定す
る。いま、“1”でない(N)とすると、ステツプ76
に移り、BCNTのカウント値を1アツプする。
前述したようにBCNTにはカウント値7をイニ
シヤルセツトしてあるので、最初のテンポインタ
ラプトでは、BCNTのカウント値が8になる。
次に、ステツプ78に移り、BCNTのカウント
値を調べることにより奇数小節か判定する。上記
例では、BCNTのカウント値が8であり、これ
は、8小節単位で見れば第1小節に対応する。従
つて、奇数小節である(Y)と判定され、次のステツ
プ80に移る。
ステツプ80では、TCNTをクリアする。そし
て、ステツプ82に移り、BCNTのカウント値が
8か調べることにより8小節終りか判定する。上
記例では8小節終りである(Y)と判定されるので、
次のステツプ84に移る。
ステツプ84では、BCNTをクリアする。そし
て、ステツプ86のリズム音発生サブルーチン(第
9図)及びステツプ88の伴奏音発生サブルーチン
(第10図)を経て第7図のメインルーチンに戻
る。
次に、2回目のテンポインタラプトがかかる
と、ステツプ70では、TCNTのカウント値が1
になる。そして、ステツプ72の判定では、1小節
の終りでない(N)と判定される。この後、前回同様
にステツプ86及び88を経てメインルーチンに戻
る。
3回目以降32回目までの各テンポインタラプト
の処理も、上記した2回目のテンポインタラプト
の処理と同様にして行なわれる。そして、33回目
のテンポインタラプトがかかると、ステツプ70で
は、TCNTのカウント値が32になり、ステツプ
72の判定では、1小節終りである(Y)と判定され
る。このため、ステツプ74に移り、FILFLGが1
か判定する。
いま、FILFLGが1でない(N)とすると、ステツ
プ76に移り、BCNTのカウント値を1にする。
そして、ステツプ78に移り、奇数小節か判定す
る。この場合、BCNTのカウント値1は第2小
節に対応するので、奇数小節でない(N)と判定され
る。この後、前述したと同様にステツプ86及び88
を経てメインルーチンに戻る。
この後、第2小節の終りになると、ステツプ70
でTCNTの値が64になり、ステツプ72の判定結
果が肯定的(Y)となる。そして、ステツプ74の判定
結果が否定的(N)であると、ステツプ76でBCNT
の値が2となるので、ステツプ78のの判定結果は
肯定的(Y)となり、ステツプ80でTCNTがクリア
される。この後は、ステツプ82を経てステツプ86
に移る。
第1及び第2小節に関して上述したような処理
は、この後第3小節以降も同様にして行なわれ
る。そして、第8小節の終りにテンポインタラプ
トがかかると、ステツプ76では、BCNTのカウ
ント値が8になり、前述したと同様にして
TCNTのクリア(ステツプ80)及びBCNTのク
リア(ステツプ84)が行なわれ、しかる後ステツ
プ86及び88を経てメインルーチンに戻る。
上記したのは、8小節終了時までのインタラプ
ト処理であるが、以下同様の処理が8小節毎に繰
返される。
ところで、あるテンポインタラプトにおいて、
ステツプ74の判定結果が肯定的(Y)になつたものと
すると、ステツプ90に移り、FILFLGをリセツト
(クリア)する。これは、フイルインリズムを演
奏して1小節の終りに来たからである。
次に、ステツプ92に移り、リズム選択スイツチ
により選択されているノーマルなリズム種類に対
応したリズム種類データをRHYREGに格納す
る。この結果、RHYREG内容は、フイルインリ
ズム(例えばワルツのフイルインリズム)に対応
したリズム種類データ(第7図のステツプ56で格
納したデータ)からノーマルなリズム種類(例え
ばワルツ)に対応したリズム種類データに書換え
られる。
次に、ステツプ94では、TCNT及びBCNTを
いずれもクリアする。これは、リズム及び伴奏の
パターンを始めに戻して演奏を続行するためであ
る。この後は、前述したと同様にステツプ86及び
88を経てメインルーチンに戻る。
リズム音発生サブルーチン(第9図) 第9図において、ステツプ100では、TCNTを
調べることにより16分音符タイミングか判定す
る。TCNTは、1小節内において、0〜31のい
ずれかのカウント値をとるので、これらのカウン
ト値のうち、0、2、4、6……30が16分音符タ
イミングに対応するものである。この判定の結
果、16分音符タイミングでない(N)ならば、処理エ
ンドとし、リズム音発生は行なわない。
これに対し、16分音符タイミングである(Y)と判
定されると、ステツプ102に移る。このステツプ
102では、RHYREG内のリズム種類データと、
TCNTのカウント値とに基づいてメモリ18の
第1の記憶部からリズムパターン番号データを読
出し、RNOREGに格納する。一例として、リズ
ム種類データがノーマルなワルツに対応するもの
で、そのリズムパターン番号データが第2図に示
したものであるとすると、前述したスタートスイ
ツチ投入後最初のテンポインタラプトでは、
TCNTのカウント値は0であり、第2図の2小
節分のリズムパターン番号データのうち最初の16
分音符に対応したリズムパターン番号データ(リ
ズムパターン番号0のデータ)がメモリ18から
読出され、RNOREGに格納される。
次に、ステツプ104では、リズムパターン番号
が0か判定する。上記例では、リズムパターン番
号が0であるので、判定結果は肯定的(Y)となり、
処理エンドとする。すなわち、この場合は、リズ
ムパターン番号が0で非発音を示すので、リズム
音は発生されない。
この後、次の16分音符のタイミングでテンポイ
ンタラプトがかかると、ステツプ102においては、
TCNTのカウント値2に応じて、第2図の2小
節分のリズムパターン番号データのうち2番目の
16分音符に対応したリズムパターン番号データ
(リズムパターン番号2のデータ)がメモリ18
から読出され、RNOREGに格納される。そし
て、ステツプ104の判定では、リズムパターン番
号が2であるので、判定結果が否定的(N)となり、
ステツプ106に移る。
ステツプ106では、RHYREG内のリズム種類
データと、RNOREG内のリズムパターン番号デ
ータとに基づいてメモリ18の第2の記憶部から
リズムパターンデータを読出し、RPTREGに格
納する。第3図のリズムパターンデータがワルツ
に関するものとすれば、上記したワルツの例で
は、RNOREGのリズムパターン番号2のデータ
に応じて第3図の番号2に対応した1組のリズム
パターンデータがメモリ18から読出され、
RPTREGに格納される。
次に、ステツプ108では、RPTREG内のリズム
パターンデータをリズム音源部28Bに出力す
る。上記例では、リズムパターン番号2に対応し
たリズムパターンデータがリズム音源部28Bに
供給される。このため、リズム音源部28Bで
は、16個の打楽器音源が供給データに応じて選択
的に駆動され、スピーカ32からは、駆動された
打楽器音源に対応する打楽器音が発生される。こ
の後、処理エンドとする。
第2図の3番目以降の16分音符についても、上
記したと同様に非発音又は発音の処理が行なわ
れ、2小節の終わりになるたびに同様な動作が始
めから繰返される。従つて、第2図及び第3図の
データにしたがつて自動的にワルツのリズム演奏
が遂行されることになる。
上記例で示したのは、ノーマルなワルツに関す
るリズム音発生動作であるが、ワルツのフイルイ
ンリズムの演奏は次のようにして行なわれる。す
なわち、この場合は、ステツプ102において、
RHYREG内にはワルツのフイルインリズムに対
応してリズム種類データが格納されている(第7
図のステツプ56)ので、メモリ18からは、第2
図の1小節分のリズムパターン番号データのうち
最初の16分音符に対応したリズムパターン番号デ
ータ(リズムパターン番号Aのデータ)が読出さ
れ、RNOREGに格納される。この場合、メモリ
18の読出しにあたつては、TCNTのカウント
値は、第2図の1小節分のデータを始から読出す
べく変換される。
次に、ステツプ104では、リズムパターン番号
がAであるので、判定結果が否定的(N)となり、ス
テツプ106に移る。
ステツプ106では、ワルツのフイルインリズム
に対応した15組のリズムパターンデータのうちリ
ズムパターン番号Aに対応した1組のリズムパタ
ーンデータをメモリ18から読出し、RPTREG
に格納する。そして、ステツプ108に移り、ノー
マルの場合について前述したと同様にして
RPTREG内データに応じた打楽器音を発生させ
る。
この後、同様にして打楽器音発生処理を行な
い、TCNTのカウント値が32に達すると(1小
節の終りになると)、第8図のステツプ90〜94に
より第2図の2小節分のリズムパターン番号デー
タの始め(最初の16分音符に対応)に戻つてワル
ツのリズム演奏を続行する。
伴奏音発生サブルーチン(第10図) 第10図において、ステツプ110では、TCNT
のカウント値を調べることにより8分音符タイミ
ングか判定する。TCNTの0〜31のカウント値
のうち、0、4、8、12……28が8分音符タイミ
ングに対応するものである。一例として、前述し
たスタートスイツチ投入後最初のテンポインタラ
プトでは、TCNTがクリアされることによりカ
ウント値0になるので、ステツプ110の判定結果
は肯定的(Y)となり、次にステツプ112に移る。
ステツプ112では、RHYREG内のリズム種類
データと、TYPREG内の和音タイプデータと、
BCNTのカウント値とに基づいてメモリ20の
第1の記憶部から伴奏パターン種類データを読出
し、ASOREGに格納する。一例として、リズム
種類データ及び和音タイプデータが第4図の一連
の伴奏パターン種類データを指定し、BCNTが
上記のような最初のテンポインタラプトでクリア
されることによりカウント値0であるとすると、
メモリ20からは、第4図の最初の1小節に対応
した伴奏パターン種類データ(伴奏パターン種類
のデータ)が読出され、ASOREGに格納され
る。
次に、ステツプ114では、ASOREG内の伴奏パ
ターン種類データと、TCNTのカウント値とに
基づいてメモリ20の第2の記憶部から4音分の
伴奏パターンデータを読出し、DREGに格納す
る。上記のようにASOREG内データが伴奏パタ
ーン種類を示すものであり且つTCNTのカウ
ント値が0であるとすれば、メモリ20からは、
第5図における4音分の伴奏パターンデータT1
1〜T14が読出され、DREGに格納される。
次に、ステツプ116では、DREG内の4音分の
データのうち、デイレイデータDLYの値が
TCNTの下位2ビツトの値に一致するデータに
ついて音程データIVLを読出し、IVLREGに格納
する。TCNTの下位2ビツトは、「00」、「01」、
「10」、「11」のように変化するので、第6図に示
すようにデイレイデータDLYに与えうる値と対
応している。上記例では、TCNTのカウント値
が0であるので、DREG内の4音分のデータのう
ちDLY値が0のデータについてその音程データ
IVLが読出され、IVLREGに格納される。
次に、ステツプ118では、RTREGからの根音
データ及びIVLREGからの音程データIVLを加算
して伴奏音形成部28Bに出力する。そして、伴
奏音形成部28Bは、加算データに基づいて伴奏
音信号を形成し、出力アンプ30を介してスピー
カ32に供給する。従つて、スピーカ32から
は、伴奏音が発生される。このような伴奏音が発
生されるのは、上記例では、第6図T0のタイミ
ングである。この後、処理エンドとする。
この後、次のインタラプトがかかると、ステツ
プ110における判定結果は、TCNTのカウント値
が1なので否定的(N)となり、ステツプ116に移る。
ステツプ116では、DREG内の4音分のデータ
のうちDLY値が1のデータについて音程データ
IVLを読出し、IVLREGに格納する。そして、前
回同様にステツプ118により伴奏音を発生させる。
このような伴奏音が発生されるのは、上記例で
は、第6図T1のタイミングである。
この後は、第6図T2,T3のタイミングで上記
と同様にして伴奏音を発生させることができる。
従つて、4音以内の複数音をT0〜T3のタイミン
グで分散的に発音させることが可能である。ま
た、DREG内に格納すべき複数音分のデータにつ
いてDLY値を同じに設定することによりT0〜T3
のいずれかのタイミングで最大で4音で同時発音
可能である。
上記のようにして最初の8分音符に対応する4
音分のデータT11〜T14に基づく伴奏音発生
処理が終つた後は、同一小節内の2番目以降の各
8分音符毎に上記したと同様の伴奏音発音処理を
行なう。そして、第1小節が終ると、BCNTが
1になるので、ステツプ112では、第4図の2番
目の小節にした伴奏パターン種類データ(伴奏パ
ターン種類のデータ)を読出し、ASOREGに
格納する。この後は、上記したと同様に伴奏パタ
ーン種類に対応した伴奏パターンデータに基づ
いて第2小節の伴奏音発生処理を行なう。
第3小節以降についても、上記したと同様に伴
奏音発生処理が行なわれ、8小節の終りになるた
びに同様な動作が始めから繰返される。従つて、
第4図及び第5図のデータにしたがつて自動的に
伴奏が遂行されることになる。
上記例で示したのは、フイルインスイツチがオ
ンされていない場合の伴奏音発生動作であるが、
フイルインスイツチがオンされた場合の伴奏音発
生動作は次のようになる。すなわち、ステツプ
112においては、前述したフイルインリズムの場
合と同様にフイルインリズムに対応したリズム種
類データがRHYREGに格納されているので、メ
モリ20からは、第4図の伴奏パターン種類を
示す伴奏パターン種類データが読出され、
ASOREGに格納される。そして、ステツプ114で
は、第5図の伴奏パターン種類に対応した伴奏
パターンデータのうち、最初の8分音符に対応し
た4音分のデータが読出され、DREGに格納され
る。この後は、前述したと同様に伴奏パターン種
類に対応した伴奏パターンデータに基づく伴奏
(フイルイン伴奏)を行ない、フイルインリズム
の場合と同様に1小節の終りになると、第8図の
ステツプ90〜94により第4図の8小節分の伴奏パ
ターン種類データの始め(1小節の頭に対応)に
戻つて伴奏を続行する。
なお、ステツプ110の判定において8分音符タ
イミングである(Y)と判定されたときにのみステツ
プ112及び114を実行するようになつているので、
伴奏のフイルインパターンへの変更は、8分音符
タイミングでしか行なわれない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、フイルイン
演奏終了時には常にノーマルパターン配列の始め
に戻つて演奏を続行するようにしたので、演奏進
行の不自然さを解消しうる効果が得られるもので
ある。特に、演奏パターンを熟知していない初心
者等は、フイルインスイツチの投入タイミングが
適切でないために演奏進行に不自然さを生じさせ
ることが多かつたが、この発明によれば、初心者
等が安心してフイルインスイツチを操作しうる利
点もある。その上、小節内の演奏進行タイミング
や複数小節内の演奏進行小節を管理すると共にフ
イルイン演奏した小節の終了を検知して複数小節
の頭に戻つてノーマル演奏を再開するようにした
ので、小節長が変動することがなく、リズムが乱
れたり、変拍子演奏になつたりするのを防止でき
る利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による自動リズ
ム・伴奏装置の回路構成を示すブロツク図、第2
図及び第3図は、それぞれリズムパターン番号デ
ータ及びリズムパターンデータのフオーマツト
図、第4図及び第5図は、それぞれ伴奏パターン
種類データ及び伴奏パターンデータのフオーマツ
ト図、第6図は、8分音符区間における発音タイ
ミングを示すタイムチヤート、第7図は、リズム
音・伴奏音発生に関するメインルーチンを示すフ
ローチヤート、第8図は、リズム音・伴奏音発生
に関するインタラプトルーチンを示すフローチヤ
ート、第9図は、リズム音発生に関するサブルー
チンを示すフローチヤート、第10図は、伴奏音
発生に関するサブルーチンを示すフローチヤート
である。 10…バス、12…中央処理装置、14…プロ
グラムメモリ、16…ワーキングメモリ、18…
リズム用データメモリ、20…伴奏用データメモ
リ、22…テンポタイマ、24…伴奏用鍵盤、2
6…リズム選択回路、28…楽音形成回路、28
A…伴奏音形成部、28B…リズム音源部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 順次の複数小節のノーマル演奏パターン
    を表わす第1のパターンデータと該複数小節よ
    り少ない小節のフイルイン演奏パターンを表わ
    す第2のパターンデータとを記憶する記憶手段
    と、 (b) 任意のタイミングで操作可能なスイツチ手段
    と、 (c) テンポクロツク信号を発生する手段と、 (d) 前記テンポクロツク信号に基づいて前記複数
    小節内の演奏進行タイミングを指示するタイミ
    ング指示手段と、 (e) 前記スイツチ手段が操作されない平常時に前
    記タイミング指示手段の指示する演奏進行タイ
    ミングに基づいて前記記憶手段から前記第1の
    パターンデータを順次に且つ反復的に読出すこ
    とにより前記複数小節のノーマル演奏パターン
    に従つて自動演奏を遂行するものであつて、前
    記スイツチ手段の操作に応答して前記記憶手段
    から前記第2のパターンデータを読出すことに
    より前記フイルイン演奏パターンに従つて自動
    演奏を遂行した後、前記第2のパターンデータ
    の代りに前記第1のパターンデータを読出して
    前記ノーマル演奏パターンに従う自動演奏を再
    開する自動演奏手段と をそなえた自動演奏装置において、 (f) 前記タイミング指示手段の指示する演奏進行
    タイミングに基づいて前記第2のパターンデー
    タの読出開始後の小節終了を検知する検知手段
    と、 (g) この検知手段での小節終了検知に応答して前
    記タイミング指示手段の指示する演奏進行タイ
    ミングを前記複数小節の頭のタイミングに変更
    すべく制御する変更制御手段とを設け、 前記自動演奏手段では、前記フイルイン演奏パ
    ターンに従つて自動演奏した小節が終ると、前記
    第1のパターンデータを前記複数小節の頭のタイ
    ミングから読出開始して前記ノーマル演奏パター
    ンに従う自動演奏を再開するようにしたことを特
    徴とする自動演奏装置。 2 (a) 順次の複数小節のノーマル演奏パターン
    を表わす第1のパターンデータと該複数小節よ
    り少ない小節のフイルイン演奏パターンを表わ
    す第2のパターンデータとを記憶する記憶手段
    と、 (b) 任意のタイミングで操作可能なスイツチ手段
    と、 (c) テンポクロツク信号を発生する手段と、 (d) 前記テンポクロツク信号に基づいて小節内の
    演奏進行タイミングを指示するタイミング指示
    手段と、 (e) 前記テンポクロツク信号に基づいて前記複数
    小節内の演奏進行小節を指示する小節指示手段
    と、 (f) 前記スイツチ手段が操作されない平常時に前
    記タイミング指示手段の指示する演奏進行タイ
    ミングと前記小節指示手段の指示する演奏進行
    小節とに基づいて前記記憶手段から前記第1の
    パターンデータを順次に且つ反復的に読出すこ
    とにより前記複数小節のノーマル演奏パターン
    に従つて自動演奏を遂行するものであつて、前
    記スイツチ手段の操作に応答して前記記憶手段
    から前記第2のパターンデータを読出すことに
    より前記フイルイン演奏パターンに従つて自動
    演奏を遂行した後、前記第2のパターンデータ
    の代りに前記第1のパターンデータを読出して
    前記ノーマル演奏パターンに従う自動演奏を再
    開する自動演奏手段とをそなえた自動演奏装置
    において、 (g) 前記タイミング指示手段の指示する演奏進行
    タイミングに基づいて前記第2のパターンデー
    タの読出開始後の小節終了を検知する検知手段
    と、 (h) この検知手段での小節終了検知に応答して前
    記タイミング指示手段の指示する演奏進行タイ
    ミングを小節の頭のタイミングに且つ前記小節
    指示手段の指示する演奏進行小節を前記複数小
    節のうちの最初の小節にそれぞれ変更すべく制
    御する変更制御手段とを設け、 前記自動演奏手段では、前記フイルイン演奏パ
    ターンに従つて自動演奏した小節が終ると、前記
    第1のパターンデータを前記複数小節の頭のタイ
    ミングから読出開始して前記ノーマル演奏パター
    ンに従う自動演奏を再開するようにしたことを特
    徴とする自動演奏装置。
JP59281224A 1984-12-27 1984-12-27 自動演奏装置 Granted JPS61156099A (ja)

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JP2828119B2 (ja) * 1991-01-25 1998-11-25 ヤマハ株式会社 自動伴奏装置
JP2705421B2 (ja) * 1992-01-07 1998-01-28 ヤマハ株式会社 自動伴奏装置
JP5070908B2 (ja) * 2007-03-30 2012-11-14 ヤマハ株式会社 電子楽器における自動伴奏生成装置及びそのコンピュータプログラム

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