JPH0633764U - ワイパアーム - Google Patents

ワイパアーム

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JPH0633764U
JPH0633764U JP7124292U JP7124292U JPH0633764U JP H0633764 U JPH0633764 U JP H0633764U JP 7124292 U JP7124292 U JP 7124292U JP 7124292 U JP7124292 U JP 7124292U JP H0633764 U JPH0633764 U JP H0633764U
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JP
Japan
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pivot shaft
arm
tapered
wiper
inclined surface
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Pending
Application number
JP7124292U
Other languages
English (en)
Inventor
井 恵 二 大
藤 博 之 佐
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アームヘッドのピボットシャフトに対しての
食い込み量にばらつきを生じないようにすることでピボ
ットシャフトに確実に取付けを行うことができるワイパ
アームを提供する。 【構成】 アームヘッド2のピボットシャフト取付け部
2aに、ピボットシャフト10のテーパ状セレーション
10aに対して圧接するテーパ状傾斜面2a2を設ける
とともにテーパ状傾斜面2a2の円周に沿ってテーパ状
傾斜面2a2を分割する分割用溝2a3を設けたワイパ
アーム1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ワイパモータの動力により往復回動するピボットシャフトに取付 けることによってワイパブレードを払拭面側に押し付けながらワイパブレードで 払拭面を拭うのに利用されるワイパアームに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワイパモータの動力により往復回動するピボットシャフトに取付けるこ とによってワイパブレードを払拭面側に押し付けながらワイパブレードで払拭面 を拭うアイパアームとしては、日本規格協会発行 JISハンドブック 自動車 JIS D5710 自動車用ワイパブレード及びワイパアームに規定されて いるものが知られており、ワイパアームを取付けるピボットシャフトとしては、 同じく日本規格協会発行 JISハンドブック JIS D5703 自動車用 ワイパモータに規定されているものが知られている。
【0003】 上記したワイパアームとピボットシャフトとの取付け部分を示す図4において 、ワイパアーム50に備えたアームヘッド51の基端側にはピボットシャフト取 付け部51aが設けられているとともにアームヘッド51の先端側には図示しな いリテーナの基端側が回動自在に連結されている。ピボットシャフト取付け部5 1aには、丸孔状をなす雄ねじ挿入孔51a1と図中の下方に行くに従って広が っている円錐形状のセレーション圧接用テーパ面51a2とがワイパアーム50 の長さ方向に対して直交する方向に連結して設けられている。また、ピボットシ ャフト60の先端側にはワイパアーム取付け部60aが設けられており、このワ イパアーム取付け部60aに円錐形状をなすテーパ状セレーション60a1と雄 ねじ60a2とが設けられている。
【0004】 アームヘッド51のセレーション圧接用テーパ面51a2の広がり側を先にし てアームヘッド51に設けた雄ねじ挿入孔51a1をピボットシャフト60の雄 ねじ60a2に挿入すると、セレーション圧接用テーパ面51a2がピボットシ ャフト60のテーパ状セレーション60a1に当接したところで、アームヘッド 51はピボットシャフト60によって支持される。そして、アームヘッド51か ら突出しているピボットシャフト60の雄ねじ60a2部分にナット61をねじ 込ませることによってアームヘッド51をピボットシャフト60側に押圧すると 、アームヘッド51のセレーション圧接用テーパ面51a2の全周がピボットシ ャフト60のテーパ状セレーション60a1に対し圧接して食い込むので、ワイ パアーム50はピボットシャフト60に滑り止めされて取付けられる。
【0005】 アームヘッド51とこのアームヘッド51の先端側に回動自在に連結された前 記リテーナの間には前記両者間で張力を付与する図示しないアームスプリングが 係止されているとともに、リテーナの先端側には図示しないアームピースの基端 側が固定されており、このアームピースの先端側に図示しないワイパブレードを 装着する。
【0006】 ピボットシャフト60に図示しないワイパモータの動力を伝達することによっ て往復回動させると、ワイパアーム50はアームスプリングによってワイパブレ ードを払拭面に押し付けながら払拭面上を往復揺動するため、ワイパブレードで 払拭面を拭う。
【0007】 上記した従来のワイパアーム50では、アームヘッド51のピボットシャフト 取付け部51aに設けたセレーション圧接用テーパ面51a2の全周をピボット シャフト60のテーパ状セレーション60a1に対し圧接して食い込ませること によってピボットシャフト60に取付けられているため、アームヘッド51のセ レーション圧接用テーパ面51a2とピボットシャフト60のテーパ状セレーシ ョン60a1との接触はともに全周においてなされており、それによって、アー ムヘッド51とピボットシャフト60との間の摩擦力は、アームヘッド51側に おいてセレーション圧接用テーパ面51a2の全周に分散したものとなっている ので、ワイパアーム50をピボットシャフト60に取付けた状態において、セレ ーション圧接用テーパ面51a2のテーパ状セレーション60a1に対しての食 い込み量にばらつきを生じやすく、そのため、アームヘッド51のピボットシャ フト60に対しての締結トルクが不安定になりやすいので、ピボットシャフト6 0が往復回動する際に、アームヘッド51のセレーション圧接用テーパ面51a 2がピボットシャフト60のテーパ状セレーション60a1に対してばらつきを 生じたままで食い込んでいると、ワイパアーム50のピボットシャフト60に対 しての取付けが不確実にならないとは言えないことから、払拭面を拭う際に、積 雪などによってワイパアーム50の回動方向に外部から大きな荷重がかかった場 合、アームヘッド51とピボットシャフト60との間に滑りを生じて払拭面を拭 えなくなる可能性を有するという問題点があり、この問題点を解決することが課 題となっていた。
【0008】
【考案の目的】
この考案に係わるワイパアームは、アームヘッドのピボットシャフトに対して の食い込み量にばらつきを生じないようにして締結トルクを安定させることでピ ボットシャフトに確実に取付けを行うことができるワイパアームを提供すること を目的としている。
【0009】
【考案の構成】
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わるワイパアームは、アームヘッドのピボットシャフト取付け部 に、ピボットシャフトのテーパ状セレーションに対して圧接するテーパ状傾斜面 を設けるとともにテーパ状傾斜面の円周に沿ってテーパ状傾斜面を分割する分割 用溝を設けた構成としたことを特徴としており、必要に応じて採用される実施態 様において分割用溝をテーパ状傾斜面上に複数個所配設している。
【0011】
【考案の作用】
この考案に係わるワイパアームでは、テーパ状傾斜面を分割する分割用溝を形 成していることによって、アームヘッドのテーパ状傾斜面とピボットシャフトの テーパ状セレーションとの接触面積は全円周での接触の場合に比べて小さくなっ ており、ピボットシャフトのアームヘッドへの圧入力は分割されたテーパ状傾斜 面部分に集中する。それ故、従来のものと比べて、アームヘッドのテーパ状傾斜 面をピボットシャフトのテーパ状セレーションに対して集中的に食い込ませた状 態でピボットシャフトに取付けられてピボットシャフトからの回動トルクを伝達 される。
【0012】
【実施例】
図1ないし図3にはこの考案に係わるワイパアームの一実施例が示されている 。
【0013】 図示するワイパアーム1は、図1により明らかなように、基端側にピボットシ ャフト取付け部2aを備えたアームヘッド2の先端側にリベットピン3を介して リテーナ4の基端側が回動自在に連結されている。また、リテーナ4の先端側に は先端側にワイパブレード装着部5aを備えたアームピース5の基端側が固定さ れており、このアームピース5の基端側とアームヘッド2の先端側とにアームス プリング6,フック7が係止されている。アームスプリング6がフック7を介し てアームピース5の基端側とアームヘッド2の先端側とに係止されているため、 リテーナ4およびアームピース5は、リベットピン3を中心にして、アームピー ス5のワイパブレード装着部5aに装着する図示しないワイパブレードを図1中 の反時計方向である払拭面側に付勢することによって前記ワイパブレードの払拭 面に対してのアーム圧を設定している。そして、ワイパブレードを装着したアー ムピース5およびリテーナ4をアームスプリング6の張力に抗して図1中の時計 方向に引き上げることによって、図示しない払拭面を手で拭う際のロックバック を行う。
【0014】 アームヘッド2の基端側に備えたピボットシャフト取付け部2aには図2およ び図3に示すピボットシャフト10が取付けられる。このピボットシャフト10 には、図示しないワイパモータの動力が伝達されるようになっており、ピボット シャフト10は前記ワイパモータの動力によって往復回動を行う。また、ピボッ トシャフト10の先端側には、先端に行くに従ってつぼまっている円錐形状のテ ーパ状セレーション(鋸歯状凹凸部)10aが設けられていると共に軸状をなす 雄ねじ10bが設けられている。
【0015】 前記アームヘッド2に備えたピボットシャフト取付け部2aには、図2により 明らかなように、丸孔状をなしピボットシャフト10に設けられた雄ねじ10b の外径寸法よりもわずかに大きい内径の雄ねじ挿入孔2a1が備えてあるととも に、この雄ねじ挿入孔2a1の下方側に、図中の下方に行くに従って広がってい る円錐形状のテーパ状傾斜面2a2が設けられている。このテーパ状傾斜面2a 2は、ピボットシャフト10に設けたテーパ状セレーション10aに対応した傾 斜角および内径寸法を有する。
【0016】 また、前記テーパ状傾斜面2a2上には、図3により明らかなように、テーパ 状傾斜面2a2の円周に沿って、このテーパ状傾斜面2a2を分割する分割用溝 2a3が設けられている。前記分割用溝2a3は、テーパ状傾斜面2a2の円周 上の相対向する位置でピボットシャフト10に設けられたテーパ状セレーション 10aの円周に沿って4個所に設けられているため、テーパ状傾斜面2a2をピ ボットシャフト10のテーパ状セレーション10aの円周に沿って4分割する。
【0017】 ここで、テーパ状傾斜面2a2は、分割用溝2a3によって4分割しているた め、分割された各テーパ状傾斜面2a2の面積は、ピボットシャフト10のテー パ状セレーション10aの全面積に対して小さくなっており、それによって、ピ ボットシャフト10のテーパ状セレーション10aに対しての摩擦力は大きく設 定されている。
【0018】 このような構造を有するワイパアーム1は、アームヘッド2のピボットシャフ ト取付け部2aに設けたテーパ状傾斜面2a2の広がり側を先にしてピボットシ ャフト取付け部2aをピボットシャフト10の雄ねじ10bに挿入すると、アー ムヘッド2のテーパ状傾斜面2a2がピボットシャフト10のテーパ状セレーシ ョン10aに当接したところでアームヘッド2はピボットシャフト10に支持さ れる。
【0019】 そこで、アームヘッド2から突出しているピボットシャフト10の雄ねじ10 bにナット11をねじ込ませることによってアームヘッド2をピボットシャフト 10側に押圧すると、アームヘッド2の分割された各テーパ状傾斜面2a2がピ ボットシャフト10のテーパ状セレーション10aに対し集中的に圧接して夫々 食い込む。アームヘッド2の分割された各テーパ状傾斜面2a2がピボットシャ フト10のテーパ状セレーション10aに対し集中的に圧接して夫々食い込むと ともに、ピボットシャフト10のテーパ状セレーション10aの全面積に対して 各テーパ状傾斜面2a2が圧接する面積が小さくなっていることによってアーム ヘッド2とピボットシャフト10との間の締結トルクは不安定にならずに、ピボ ットシャフト10のテーパ状セレーション10aとアームヘッド2のテーパ状傾 斜面2a2とに内部応力を生じた状態でワイパアーム1はピボットシャフト10 に取付けられる。
【0020】 ワイパアーム1を取付けたピボットシャフト10をワイパモータからの動力に よって往復回動させると、ワイパアーム10は、アームスプリング6によって設 定されたアーム圧でワイパブレードを払拭面に押し付けながら払拭面上を往復で 揺動するので、ワイパブレードで払拭面を拭う。
【0021】 この間、ワイパーム1は、払拭面上を往復で揺動する際に、ピボットシャフト 10の回動トルクをピボットシャフト10のテーパ状セレーション10aからア ームヘッド2の各テーパ状傾斜面2a2に内部応力が生じている状態で伝達され るものとなる。
【0022】
【考案の効果】 以上説明してきたように、この考案に係わるワイパアームは上記した構成とし たことから、ピボットシャフトのテーパ状セレーションに対してアームヘッドの テーパ状傾斜面を集中的に食い込ませた状態でピボットシャフトからの回動トル クを伝達されるので、アームヘッドのピボットシャフトに対しての食い込み量に ばらつきを生ずることが少なく、それによって、アームヘッドのピボットシャフ トに対しての締結トルクを安定させてピボットシャフトに確実に取付けを行うこ とができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるワイパアームの一実施例の縦
断側面図である。
【図2】図1に示したワイパアームとピボットシャフト
との取付け部分の拡大縦断側面図である。
【図3】図1に示したワイパアームの拡大横断平面図で
ある。
【図4】図1に示したワイパアームとピボットシャフト
との取付け部分の断面説明図である。
【符号の説明】
1 ワイパアーム 2 アームヘッド 2a ピボットシャフト取付け部 2a2 テーパ状傾斜面 2a3 分割用溝 4 リテーナ 5a ワイパブレード装着部 5 アームピース 6 アームスプリング 10 ピボットシャフト 10a テーパ状セレーション

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーパ状セレーションを設けたピボット
    シャフトに取付けるピボットシャフト取付け部を一端側
    に備えているアームヘッドと、 ワイパブレード装着部を設けたアームピースを他端側に
    取付けているとともにアームヘッドの他端側を一端側に
    回動自在に取付けたリテーナと、 前記アームヘッド側とリテーナ側との間で張力を付与す
    るアームスプリングをそなえたワイパアームにおいて、 前記アームヘッドのピボットシャフト取付け部に、ピボ
    ットシャフトのテーパ状セレーションに対して圧接する
    テーパ状傾斜面を設けるとともに前記テーパ状傾斜面の
    円周に沿って当該テーパ状傾斜面を分割する分割用溝を
    設けたことを特徴とするワイパアーム。
  2. 【請求項2】 分割用溝をテーパ状傾斜面上に複数個所
    配設している請求項1に記載のワイパアーム。
JP7124292U 1992-10-13 1992-10-13 ワイパアーム Pending JPH0633764U (ja)

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JP7124292U JPH0633764U (ja) 1992-10-13 1992-10-13 ワイパアーム

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JP7124292U Pending JPH0633764U (ja) 1992-10-13 1992-10-13 ワイパアーム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100932744B1 (ko) * 2008-02-28 2009-12-21 주식회사 캐프 차량용 와이퍼 장치
JP2019064484A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 株式会社デンソー 車両ワイパ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013848B2 (ja) * 1977-10-14 1985-04-10 株式会社日立製作所 交流電気車のき電方式

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