JP3506692B2 - ネジ保持アッセンブリ及びネジ保持装置 - Google Patents
ネジ保持アッセンブリ及びネジ保持装置Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B39/00—Locking of screws, bolts or nuts
- F16B39/02—Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down
- F16B39/10—Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down by a plate, spring, wire or ring immovable with regard to the bolt or object and mainly perpendicular to the axis of the bolt
- F16B39/108—Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down by a plate, spring, wire or ring immovable with regard to the bolt or object and mainly perpendicular to the axis of the bolt with a locking washer under the nut or bolt head having at least one tongue or lug folded against the nut or bolt head, or against the object itself
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジ保持装置に関
する。より詳しくは、本発明は、ネジを固定的に把持す
るクランプ部と、該ネジの位置を保持するフック部とを
備えたネジ保持装置に関する。
する。より詳しくは、本発明は、ネジを固定的に把持す
るクランプ部と、該ネジの位置を保持するフック部とを
備えたネジ保持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ネジ等の締結部材を用いる場合、振動又
は他の使用状態によって該締結部材が所定位置から移動
したり、緩んだり、場合によっては脱離する危険性があ
る。斯かる締結部材の移動又は脱離を防止する為に、種
々の保持装置及び保持方法が開発されている。図９に、
ネジ脱離を防止する為に提案された公知のネジ保持装置
１００を示す。該公知の装置１００は、締結された一対
のネジの頭部２０４，２０６間に掛け回されるワイヤリ
ング機構１０２を備えている。
は他の使用状態によって該締結部材が所定位置から移動
したり、緩んだり、場合によっては脱離する危険性があ
る。斯かる締結部材の移動又は脱離を防止する為に、種
々の保持装置及び保持方法が開発されている。図９に、
ネジ脱離を防止する為に提案された公知のネジ保持装置
１００を示す。該公知の装置１００は、締結された一対
のネジの頭部２０４，２０６間に掛け回されるワイヤリ
ング機構１０２を備えている。
【０００３】図１０(a)〜(c)に、他の公知装置１２０を
示す。該公知装置１２０は、ネジ１２６を受け入れるよ
うに構成された一対の孔１２４を有する締結プレート１
２２（特に、図１０(a)参照）を備えている。図１０(b)
に良く示されているように、前記ネジ１２６は、三角形
状の頭部１２８及びネジ付軸部１３０を有している。前
記締結プレート１２２を装着する為に、前記軸部１３０
が他の対象物に螺合される前に、該軸部１３０は前記締
結プレート１２２の孔１２４内に挿通される。図１０
(c)に示すように、各締結プレート１２２は、２つのネ
ジ１２６を受け入れる。前記ネジが締結されると、前記
締結プレート１２２の端部１３２は、図１０(c)に示す
Ｘ方向に沿って曲げられ、前記ネジの形状に適合する。
前記締結プレート１２２の端部１３２が前記ネジ１２６
を囲むように曲げられると、該変形端部１３２によって
前記三角形状の頭部１２８の回転が防止される。従っ
て、前記ネジ１２６は、締結位置に保持される。
示す。該公知装置１２０は、ネジ１２６を受け入れるよ
うに構成された一対の孔１２４を有する締結プレート１
２２（特に、図１０(a)参照）を備えている。図１０(b)
に良く示されているように、前記ネジ１２６は、三角形
状の頭部１２８及びネジ付軸部１３０を有している。前
記締結プレート１２２を装着する為に、前記軸部１３０
が他の対象物に螺合される前に、該軸部１３０は前記締
結プレート１２２の孔１２４内に挿通される。図１０
(c)に示すように、各締結プレート１２２は、２つのネ
ジ１２６を受け入れる。前記ネジが締結されると、前記
締結プレート１２２の端部１３２は、図１０(c)に示す
Ｘ方向に沿って曲げられ、前記ネジの形状に適合する。
前記締結プレート１２２の端部１３２が前記ネジ１２６
を囲むように曲げられると、該変形端部１３２によって
前記三角形状の頭部１２８の回転が防止される。従っ
て、前記ネジ１２６は、締結位置に保持される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述の通り、ネジを固
定位置に保持する為の種々の手段が提案されているが、
これらは何れも、構成が複雑であり、且つ、組立に時間
を要する。本発明は、斯かる点に鑑み、ネジを固定位置
に保持する為の簡単な方法及び装置を提供することを、
一の目的とする。
定位置に保持する為の種々の手段が提案されているが、
これらは何れも、構成が複雑であり、且つ、組立に時間
を要する。本発明は、斯かる点に鑑み、ネジを固定位置
に保持する為の簡単な方法及び装置を提供することを、
一の目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネジを実質的
に固定位置に保持する為の構造簡単なネジ保持装置を提
供する。なお、本明細書における用語「ネジ」は、対象
物に対してネジ係合される種々の締結部材を包含する概
念である。
に固定位置に保持する為の構造簡単なネジ保持装置を提
供する。なお、本明細書における用語「ネジ」は、対象
物に対してネジ係合される種々の締結部材を包含する概
念である。
【０００６】本発明に係るネジ保持装置はクランプ部及
びフック部を有している。前記クランプ部は、ネジを固
定的に保持すべく、該ネジの頭部と係合するリセスと、
前記リセスの内方及び外方を連通する溝とを有する平面
視Ｕ字状とされる。前記フック部は、前記ネジが締結さ
れる対象物の一表面と共働し、該ネジの回転を制限す
る。詳しくは、該フック部は、前記Ｕ字状クランプ部の
両端部から延びる一対のアームを有し、前記ネジが前記
クランプ部に受け入れられた状態で該ネジが回転される
と、前記一対のアームの一方が前記対象物と当接して他
方のアームに近接 し、これにより、前記クランプ部によ
るネジ頭部の固定力が増加するように構成されている。
該ネジ保持装置は、突出頭部を有する種々の公知のネジ
に対して適用可能である。好ましい態様においては、前
記ネジ保持装置はセレーションネジと共に使用される。
斯かる好ましい態様において、前記ネジ保持装置のクラ
ンプ部は、前記セレーションネジをしっかりと把持すべ
く、該セレーションネジのセレーション表面に対応し且
つ該セレーション表面と噛合するセレーション部を前記
フック部近傍に有すると共に、前記フック部から離間し
た位置に非セレーション部を有する。
びフック部を有している。前記クランプ部は、ネジを固
定的に保持すべく、該ネジの頭部と係合するリセスと、
前記リセスの内方及び外方を連通する溝とを有する平面
視Ｕ字状とされる。前記フック部は、前記ネジが締結さ
れる対象物の一表面と共働し、該ネジの回転を制限す
る。詳しくは、該フック部は、前記Ｕ字状クランプ部の
両端部から延びる一対のアームを有し、前記ネジが前記
クランプ部に受け入れられた状態で該ネジが回転される
と、前記一対のアームの一方が前記対象物と当接して他
方のアームに近接 し、これにより、前記クランプ部によ
るネジ頭部の固定力が増加するように構成されている。
該ネジ保持装置は、突出頭部を有する種々の公知のネジ
に対して適用可能である。好ましい態様においては、前
記ネジ保持装置はセレーションネジと共に使用される。
斯かる好ましい態様において、前記ネジ保持装置のクラ
ンプ部は、前記セレーションネジをしっかりと把持すべ
く、該セレーションネジのセレーション表面に対応し且
つ該セレーション表面と噛合するセレーション部を前記
フック部近傍に有すると共に、前記フック部から離間し
た位置に非セレーション部を有する。
【０００７】好ましくは、前記セレーションネジは、上
方頭部及び下方頭部を有するものとされる。上方頭部は
下方頭部よりも大径とされ、且つ、前記セレーション表
面は該下方頭部に設けられる。前記ネジ保持装置をセレ
ーションネジに装着すると、前記クランプ部におけるセ
レーション部は、前記ネジにおける下方頭部のセレーシ
ョン表面と噛合する。前記上方頭部は、前記ネジ保持装
置の上方への移動を制限する。
方頭部及び下方頭部を有するものとされる。上方頭部は
下方頭部よりも大径とされ、且つ、前記セレーション表
面は該下方頭部に設けられる。前記ネジ保持装置をセレ
ーションネジに装着すると、前記クランプ部におけるセ
レーション部は、前記ネジにおける下方頭部のセレーシ
ョン表面と噛合する。前記上方頭部は、前記ネジ保持装
置の上方への移動を制限する。
【０００８】本発明におけるこれらの及び他の目的、特
徴、態様及び効果は、添付図面を用いて、本発明の好ま
しい実施の形態を説明する下記実施の形態から当業者に
とって明らかであろう。但し、本発明の好ましい実施の
形態を示す下記の詳細な説明及び特定例示は、本発明の
説明の為のものであり、本発明を限定するものではない
ことは、理解されるべきである。本発明の要旨から逸脱
することなく、種々の変更及び変形が可能であり、本発
明は、斯かる変更態様の全てを包含する。
徴、態様及び効果は、添付図面を用いて、本発明の好ま
しい実施の形態を説明する下記実施の形態から当業者に
とって明らかであろう。但し、本発明の好ましい実施の
形態を示す下記の詳細な説明及び特定例示は、本発明の
説明の為のものであり、本発明を限定するものではない
ことは、理解されるべきである。本発明の要旨から逸脱
することなく、種々の変更及び変形が可能であり、本発
明は、斯かる変更態様の全てを包含する。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１に、本発明の好ましい実施の
形態に係るネジ保持装置１０を示す。該ネジ保持装置１
０は、クランプ部１２及びフック部１４を有している。
好ましい形態においては、前記フック部１４は、前記ク
ランプ部１２が位置する平面と略直交する平面内に配設
されている。前記ネジ保持装置１０の前記クランプ部１
２には、リセス１６が設けられている。該リセス１６
は、好ましくは、ネジ２０を受け入れ、且つ、該ネジを
固定的に保持し得るような形状大きさとされている。
形態に係るネジ保持装置１０を示す。該ネジ保持装置１
０は、クランプ部１２及びフック部１４を有している。
好ましい形態においては、前記フック部１４は、前記ク
ランプ部１２が位置する平面と略直交する平面内に配設
されている。前記ネジ保持装置１０の前記クランプ部１
２には、リセス１６が設けられている。該リセス１６
は、好ましくは、ネジ２０を受け入れ、且つ、該ネジを
固定的に保持し得るような形状大きさとされている。
【００１０】前記ネジ保持装置１０は、詳細は後述する
特定ネジに加えて、公知のネジと共に使用し得るように
構成されている。図１に示すように、軸部２２及び頭部
２４を有している。本発明の好ましい形態においては、
前記ネジ保持装置１０におけるクランプ部１２の内径１
８は、前記ネジ２０の頭部２４の外径よりも小径とされ
る。該ネジ保持装置１０は、好ましくは、前記クランプ
部１２がネジ２０の頭部２４にしっかりと係合し得るよ
うに、弾性材料で形成される。他の形態においては、ネ
ジ保持装置１０は、弾性金属体、より好ましくは、バネ
鋼や、樹脂、より好ましくは、ＡＢＳ又はポリアセター
ル等の硬質樹脂で形成される。
特定ネジに加えて、公知のネジと共に使用し得るように
構成されている。図１に示すように、軸部２２及び頭部
２４を有している。本発明の好ましい形態においては、
前記ネジ保持装置１０におけるクランプ部１２の内径１
８は、前記ネジ２０の頭部２４の外径よりも小径とされ
る。該ネジ保持装置１０は、好ましくは、前記クランプ
部１２がネジ２０の頭部２４にしっかりと係合し得るよ
うに、弾性材料で形成される。他の形態においては、ネ
ジ保持装置１０は、弾性金属体、より好ましくは、バネ
鋼や、樹脂、より好ましくは、ＡＢＳ又はポリアセター
ル等の硬質樹脂で形成される。
【００１１】図２に、本発明の好ましい実施の形態に係
るネジ保持装置１０がネジ２０に装着されている状態を
示す。図２に示す形態においては、ネジ２０は、まず、
対象物３０に締結される。該対象物３０は、上面３２及
び側面３４を有している。該上面３２は、前記側面３４
に対して直交している。前記ネジ２０は、対象物３０の
上面３２に締結される。前記ネジ２０を対象物３０に締
結した後に、前記ネジ保持装置１０は、ネジ２０の頭部
２４回りにスナップ係合（押圧係合）される。装着状態
において、前記ネジ保持装置１０のクランプ部１２はネ
ジの頭部２４回りにしっかりと係合し、他方、フック部
１４は対象物３０の側面に沿って延びる。前記ネジ保持
装置１０のフック部１４は、好ましくは、対象物３０の
側面３４と当接する。
るネジ保持装置１０がネジ２０に装着されている状態を
示す。図２に示す形態においては、ネジ２０は、まず、
対象物３０に締結される。該対象物３０は、上面３２及
び側面３４を有している。該上面３２は、前記側面３４
に対して直交している。前記ネジ２０は、対象物３０の
上面３２に締結される。前記ネジ２０を対象物３０に締
結した後に、前記ネジ保持装置１０は、ネジ２０の頭部
２４回りにスナップ係合（押圧係合）される。装着状態
において、前記ネジ保持装置１０のクランプ部１２はネ
ジの頭部２４回りにしっかりと係合し、他方、フック部
１４は対象物３０の側面に沿って延びる。前記ネジ保持
装置１０のフック部１４は、好ましくは、対象物３０の
側面３４と当接する。
【００１２】種々の状況下において、ネジ２０に掛かる
力が、該ネジ２０を反時計回り方向、即ち、緩み位置へ
向かって付勢する。例えば、前記対象物３０の上面３２
が塗装されている場合には、ネジ２０の軸方向締結力は
上面３２の塗装剥離によって弱められ、その結果、ネジ
が緩むことになる。これに対し、前記ネジ２０にネジ保
持装置１０が装着されていると、該ネジ２０の回転が停
止され、その結果、該ネジの緩みが防止されて、該ネジ
の対象物３０からの脱離が防がれる。
力が、該ネジ２０を反時計回り方向、即ち、緩み位置へ
向かって付勢する。例えば、前記対象物３０の上面３２
が塗装されている場合には、ネジ２０の軸方向締結力は
上面３２の塗装剥離によって弱められ、その結果、ネジ
が緩むことになる。これに対し、前記ネジ２０にネジ保
持装置１０が装着されていると、該ネジ２０の回転が停
止され、その結果、該ネジの緩みが防止されて、該ネジ
の対象物３０からの脱離が防がれる。
【００１３】図３(a)及び(b)に、ネジ２０の回転を防止
する為の、該ネジ保持装置１０の動作状態を示す。図３
(a)に示すように、ネジ保持装置１０がネジに装着され
ると、該ネジ保持装置１０のクランプ部１２は、ネジ２
０の頭部２４をしっかりと保持する。該ネジ保持装置１
０のフック部１４は、対象物３０の側面に沿って延びて
おり、好ましくは、該側面３４に当接される。図３(b)
に示すように、斯かる状態において、ネジ２０が反時計
回り方向へ回転しようとすると、ネジ保持装置１０のフ
ック部１４が側面３４に当接し、これにより、該ネジの
回転が防止される。従って、ネジの位置が保持される。
する為の、該ネジ保持装置１０の動作状態を示す。図３
(a)に示すように、ネジ保持装置１０がネジに装着され
ると、該ネジ保持装置１０のクランプ部１２は、ネジ２
０の頭部２４をしっかりと保持する。該ネジ保持装置１
０のフック部１４は、対象物３０の側面に沿って延びて
おり、好ましくは、該側面３４に当接される。図３(b)
に示すように、斯かる状態において、ネジ２０が反時計
回り方向へ回転しようとすると、ネジ保持装置１０のフ
ック部１４が側面３４に当接し、これにより、該ネジの
回転が防止される。従って、ネジの位置が保持される。
【００１４】さらに、前記ネジ保持装置１０の形状によ
って、ネジ２０が反時計回り方向へ回転すると、クラン
プ部１２によるネジ頭部２４の固定力が増加するように
なっている。ネジ頭部２４が反時計回り方向へ回転する
ことによって生じる力又はモーメントは、ネジ保持装置
１０へ伝達される。前記フック部１４は対象物３０の側
面３４上に載置されているから、前記力は、前記クラン
プ部１２の内壁がネジ頭部２４の外周面を押圧する力に
変換される。このように、ネジ２０が反時計回り方向へ
回転するに従って、前記クランプ部１２によってネジ頭
部２４へ付加される力が増加し、これにより、該ネジは
しっかりと保持される。
って、ネジ２０が反時計回り方向へ回転すると、クラン
プ部１２によるネジ頭部２４の固定力が増加するように
なっている。ネジ頭部２４が反時計回り方向へ回転する
ことによって生じる力又はモーメントは、ネジ保持装置
１０へ伝達される。前記フック部１４は対象物３０の側
面３４上に載置されているから、前記力は、前記クラン
プ部１２の内壁がネジ頭部２４の外周面を押圧する力に
変換される。このように、ネジ２０が反時計回り方向へ
回転するに従って、前記クランプ部１２によってネジ頭
部２４へ付加される力が増加し、これにより、該ネジは
しっかりと保持される。
【００１５】図４(a)及び(b)に、本発明の他の実施の形
態に係るネジ保持装置を示す。該形態においては、ネジ
が締結位置に位置している際に、ネジ保持装置１０のフ
ック部１４が側面３４と当接しないように、ネジ保持装
置１０はネジ頭部２４に装着されている。図４(a)に示
すように、フック部１４は側面３４から離間されてお
り、フック部１４と側面３４との間に間隙３６が存在し
ている。前記ネジ２０が反時計回り方向へ回転される
と、図４(b)に示すように、該ネジ２０は、フック部１
４が側面３４に当接するまでは回転するが、フック部１
４が側面３４に当接すると、それ以上の回転は防止され
る。即ち、図４に示す形態においては、ネジ２０は若干
回転する。しかしながら、ネジ保持装置１０は、ネジ２
０が完全に回転することを防止する。このように、図４
(a)及び(b)に示す形態においては、ネジ保持装置は、図
３(a)及び(b)に示す形態よりはネジの回転を制限しない
が、ネジ２０が完全に回転することは防止され、その結
果、該ネジの対象物３０からの脱離が防止される。
態に係るネジ保持装置を示す。該形態においては、ネジ
が締結位置に位置している際に、ネジ保持装置１０のフ
ック部１４が側面３４と当接しないように、ネジ保持装
置１０はネジ頭部２４に装着されている。図４(a)に示
すように、フック部１４は側面３４から離間されてお
り、フック部１４と側面３４との間に間隙３６が存在し
ている。前記ネジ２０が反時計回り方向へ回転される
と、図４(b)に示すように、該ネジ２０は、フック部１
４が側面３４に当接するまでは回転するが、フック部１
４が側面３４に当接すると、それ以上の回転は防止され
る。即ち、図４に示す形態においては、ネジ２０は若干
回転する。しかしながら、ネジ保持装置１０は、ネジ２
０が完全に回転することを防止する。このように、図４
(a)及び(b)に示す形態においては、ネジ保持装置は、図
３(a)及び(b)に示す形態よりはネジの回転を制限しない
が、ネジ２０が完全に回転することは防止され、その結
果、該ネジの対象物３０からの脱離が防止される。
【００１６】図２〜図４に示す形態においては、ネジ保
持装置１０のフック部１４は、対象物３０の端部に覆い
かぶさっている。しかしながら、ネジ保持装置１０は、
対象物３０の端部に覆い被される形態に限定されるもの
ではない。即ち、ネジ保持装置１０は、一部が突出して
いるタイプのネジ２０の近傍にフック部１４と係合する
チャネルが存在する限り、種々のタイプのネジ２０と共
に使用することができる。例えば、本発明の一形態にお
いては、対象物３０の上面３２に、ネジ保持装置のフッ
ク部１４と係合するチャネル（図示せず）が備えられ得
る。
持装置１０のフック部１４は、対象物３０の端部に覆い
かぶさっている。しかしながら、ネジ保持装置１０は、
対象物３０の端部に覆い被される形態に限定されるもの
ではない。即ち、ネジ保持装置１０は、一部が突出して
いるタイプのネジ２０の近傍にフック部１４と係合する
チャネルが存在する限り、種々のタイプのネジ２０と共
に使用することができる。例えば、本発明の一形態にお
いては、対象物３０の上面３２に、ネジ保持装置のフッ
ク部１４と係合するチャネル（図示せず）が備えられ得
る。
【００１７】本発明の好ましい形態においては、ネジ保
持装置のフック部１４は、一対のアーム１４ａ，１４ｂ
であって、両者の間に間隙が存するように互いに略平行
に配設された一対のアーム１４ａ，１４ｂを備えてい
る。即ち、図１及び図２に示すように、好ましい形態に
おいては、クランプ部１２は、内方及び外方を連通する
溝１３を有する平面視Ｕ字状とされており、且つ、前記
フック部１４の一対のアーム１４ａ，１４ｂは、該Ｕ字
状クランプ部１２の両端部から延びている。ネジ保持装
置をネジから取り外す際には、前記フック部１４のアー
ム１４ａ，１４ｂが互いに離間するように引っ張られ
る。前記アーム１４ａ，１４ｂを互いに離間する方向へ
引っ張ることによって、クランプ部１２の直径が拡径
し、該クランプ部１２はネジ頭部２４から脱離される。
ネジ頭部２４からネジ保持装置を脱離させることによっ
て、該ネジ保持装置１０が取り外し可能となる。
持装置のフック部１４は、一対のアーム１４ａ，１４ｂ
であって、両者の間に間隙が存するように互いに略平行
に配設された一対のアーム１４ａ，１４ｂを備えてい
る。即ち、図１及び図２に示すように、好ましい形態に
おいては、クランプ部１２は、内方及び外方を連通する
溝１３を有する平面視Ｕ字状とされており、且つ、前記
フック部１４の一対のアーム１４ａ，１４ｂは、該Ｕ字
状クランプ部１２の両端部から延びている。ネジ保持装
置をネジから取り外す際には、前記フック部１４のアー
ム１４ａ，１４ｂが互いに離間するように引っ張られ
る。前記アーム１４ａ，１４ｂを互いに離間する方向へ
引っ張ることによって、クランプ部１２の直径が拡径
し、該クランプ部１２はネジ頭部２４から脱離される。
ネジ頭部２４からネジ保持装置を脱離させることによっ
て、該ネジ保持装置１０が取り外し可能となる。
【００１８】本発明に係るネジ保持装置は、突出頭部２
４を有する種々のネジと共に使用され得る。一例とし
て、図５に、ネジ頭部４２及び軸部４４を有する一般的
なキャップネジ４０を示す。本発明に係るネジ保持装置
１０は、斯かる一般的なキャップネジ４０を実質的に固
定位置に保持する為に使用され得る。
４を有する種々のネジと共に使用され得る。一例とし
て、図５に、ネジ頭部４２及び軸部４４を有する一般的
なキャップネジ４０を示す。本発明に係るネジ保持装置
１０は、斯かる一般的なキャップネジ４０を実質的に固
定位置に保持する為に使用され得る。
【００１９】図６に、本発明に係るネジ保持装置が適用
され得る他の形態のネジを示す。図６に示すネジ５０
は、軸部５２及び頭部５４を有している。前記頭部５４
は、好ましくは、上方頭部５６と下方頭部５８とに分割
されている。好ましい形態において、前記上方頭部５６
の直径は、下方頭部５８の直径よりも大径とされる。前
記ネジ保持装置１０をネジ５０に装着させると、該ネジ
保持装置１０のクランプ部１２はネジ５０の下方頭部５
８と係合する。ネジ保持装置のクランプ部１２によるし
っかりとした把持力を得る為に、好ましくは、前記下方
頭部５８の直径は、クランプ部１２の直径よりも若干大
径とされる。好ましい形態においては、上方頭部５６の
直径が下方頭部５８の直径よりも大径とされているか
ら、クランプ部１２が下方頭部５８に係合している状態
において、ネジ保持装置１０は、上方への移動が防止さ
れる。
され得る他の形態のネジを示す。図６に示すネジ５０
は、軸部５２及び頭部５４を有している。前記頭部５４
は、好ましくは、上方頭部５６と下方頭部５８とに分割
されている。好ましい形態において、前記上方頭部５６
の直径は、下方頭部５８の直径よりも大径とされる。前
記ネジ保持装置１０をネジ５０に装着させると、該ネジ
保持装置１０のクランプ部１２はネジ５０の下方頭部５
８と係合する。ネジ保持装置のクランプ部１２によるし
っかりとした把持力を得る為に、好ましくは、前記下方
頭部５８の直径は、クランプ部１２の直径よりも若干大
径とされる。好ましい形態においては、上方頭部５６の
直径が下方頭部５８の直径よりも大径とされているか
ら、クランプ部１２が下方頭部５８に係合している状態
において、ネジ保持装置１０は、上方への移動が防止さ
れる。
【００２０】ネジ保持装置１０のスナップ係合をより容
易にする為に、好ましくは、前記上方頭部５６は、上方
へ行くに従って縮径されたテーパ状とされる。ネジ保持
装置１０を装着する為に、リセス１６はネジ２０の頭部
２４に位置合わせされている。前記ネジ保持装置１０
は、クランプ部１２がネジの頭部２４と係合するまで、
該ネジ頭部２４に向けて押圧され、これにより、ネジを
固定位置に保持する。
易にする為に、好ましくは、前記上方頭部５６は、上方
へ行くに従って縮径されたテーパ状とされる。ネジ保持
装置１０を装着する為に、リセス１６はネジ２０の頭部
２４に位置合わせされている。前記ネジ保持装置１０
は、クランプ部１２がネジの頭部２４と係合するまで、
該ネジ頭部２４に向けて押圧され、これにより、ネジを
固定位置に保持する。
【００２１】本発明の他の好ましい実施の形態に係るネ
ジ保持装置１０は、図７に示すように、セレーションネ
ジ６０に対応したセレーション表面を有している。な
お、本明細書における用語「セレーション」は、回転中
心軸回りに一回転する際に、該回転中心軸と外周面との
距離が変化するような種々の形状を含む概念である。即
ち、該「セレーション」には、「鋸歯状」や「ギア状」
等の凹凸形状の他に、楕円形状や円形の一部が切り落と
された形状が包含される。又、用語「セレーションネ
ジ」とは、頭部の少なくとも一部が前記「セレーショ
ン」状の外周面形状を有している種々のネジを包含する
概念である。図８に示すように、セレーションネジ６０
は、軸部６２と、上方頭部６６及び下方頭部６８を有す
る頭部６４とを有している。好ましい形態において、前
記上方頭部６６の直径は、下方頭部６８の直径よりも大
径とされる。好ましくは、図７に示し且つ詳細は後述す
るように、前記下方頭部６８に、前記ネジ保持装置１０
のクランプ部に設けられたセレーション部８０と対応し
且つ該セレーション部８０と噛合するセレーション表面
７０が備えられる。
ジ保持装置１０は、図７に示すように、セレーションネ
ジ６０に対応したセレーション表面を有している。な
お、本明細書における用語「セレーション」は、回転中
心軸回りに一回転する際に、該回転中心軸と外周面との
距離が変化するような種々の形状を含む概念である。即
ち、該「セレーション」には、「鋸歯状」や「ギア状」
等の凹凸形状の他に、楕円形状や円形の一部が切り落と
された形状が包含される。又、用語「セレーションネ
ジ」とは、頭部の少なくとも一部が前記「セレーショ
ン」状の外周面形状を有している種々のネジを包含する
概念である。図８に示すように、セレーションネジ６０
は、軸部６２と、上方頭部６６及び下方頭部６８を有す
る頭部６４とを有している。好ましい形態において、前
記上方頭部６６の直径は、下方頭部６８の直径よりも大
径とされる。好ましくは、図７に示し且つ詳細は後述す
るように、前記下方頭部６８に、前記ネジ保持装置１０
のクランプ部に設けられたセレーション部８０と対応し
且つ該セレーション部８０と噛合するセレーション表面
７０が備えられる。
【００２２】図７に示す形態のネジ保持装置１０は、図
７及び８に示すように、セレーションネジ６０と共に使
用されるように構成されている。好ましい形態において
は、前記ネジ保持装置１０は、クランプ部１２の内周面
にセレーション部８０が設けられる。一形態において
は、前記セレーション部８０は、クランプ部１２の内周
面全域に亘って延びている。より好ましい形態において
は、前記クランプ部１２の内周面は、セレーション部８
０と非セレーション部８２とを有する。該非セレーショ
ン部８２は、応力集中が生じるセレーション形状を取り
除くことによって、装着又は脱離中におけるネジ保持装
置１０の破断又は損傷を防止する為に備えられる。好ま
しい形態においては、前記セレーション部８０は前記フ
ック部１４の近傍に配設され、且つ、前記非セレーショ
ン部８２は前記フック部１４から離間した位置に配設さ
れる。即ち、前記非セレーション部８２は、平面視Ｕ字
状クランプ部１２の底部に設けられ、且つ、前記セレー
ション部８０は、平面視Ｕ字状クランプの両端部近傍に
設けられる。このように構成することによって、前記セ
レーション部８０が設けられた部位を容易に拡径させる
ことができ、これにより、ネジ保持装置のネジに対する
装着／脱離作業を容易に行うことができる。
７及び８に示すように、セレーションネジ６０と共に使
用されるように構成されている。好ましい形態において
は、前記ネジ保持装置１０は、クランプ部１２の内周面
にセレーション部８０が設けられる。一形態において
は、前記セレーション部８０は、クランプ部１２の内周
面全域に亘って延びている。より好ましい形態において
は、前記クランプ部１２の内周面は、セレーション部８
０と非セレーション部８２とを有する。該非セレーショ
ン部８２は、応力集中が生じるセレーション形状を取り
除くことによって、装着又は脱離中におけるネジ保持装
置１０の破断又は損傷を防止する為に備えられる。好ま
しい形態においては、前記セレーション部８０は前記フ
ック部１４の近傍に配設され、且つ、前記非セレーショ
ン部８２は前記フック部１４から離間した位置に配設さ
れる。即ち、前記非セレーション部８２は、平面視Ｕ字
状クランプ部１２の底部に設けられ、且つ、前記セレー
ション部８０は、平面視Ｕ字状クランプの両端部近傍に
設けられる。このように構成することによって、前記セ
レーション部８０が設けられた部位を容易に拡径させる
ことができ、これにより、ネジ保持装置のネジに対する
装着／脱離作業を容易に行うことができる。
【００２３】斯かる形態のネジ保持装置１０をネジに装
着する際には、該ネジ保持装置１０は、クランプ部１２
におけるセレーション部８０がネジ６０のセレーション
表面７０と係合するまで、該ネジ６０の頭部６４に向け
て押圧される。該ネジ保持装置１０の押圧係入の容易化
を図る為に、前記上方頭部６６は、テーパ状又は台形状
とされる。クランプ部１２がネジ頭部６４をしっかりと
把持することを保証する為に、好ましくは、下方頭部６
８の直径は、クランプ部１２の直径よりも若干大径とさ
れる。該ネジ保持装置１０がネジ６０に装着され、クラ
ンプ部１２のセレーション部８０がネジ６０のセレーシ
ョン表面７０と噛合すると、該ネジはその位置に固定保
持される。
着する際には、該ネジ保持装置１０は、クランプ部１２
におけるセレーション部８０がネジ６０のセレーション
表面７０と係合するまで、該ネジ６０の頭部６４に向け
て押圧される。該ネジ保持装置１０の押圧係入の容易化
を図る為に、前記上方頭部６６は、テーパ状又は台形状
とされる。クランプ部１２がネジ頭部６４をしっかりと
把持することを保証する為に、好ましくは、下方頭部６
８の直径は、クランプ部１２の直径よりも若干大径とさ
れる。該ネジ保持装置１０がネジ６０に装着され、クラ
ンプ部１２のセレーション部８０がネジ６０のセレーシ
ョン表面７０と噛合すると、該ネジはその位置に固定保
持される。
【００２４】前記各実施の形態は、本発明に係るネジ保
持装置の例示である。当業者は、本明細書で開示した発
明の要旨から逸脱することなく、前記実施の形態を種々
の用途に適用することができ、又、前記実施の形態を変
更させることができる。即ち、本発明の技術的範囲は、
実施の形態によって限定されることはなく、特許請求の
範囲によって画される。
持装置の例示である。当業者は、本明細書で開示した発
明の要旨から逸脱することなく、前記実施の形態を種々
の用途に適用することができ、又、前記実施の形態を変
更させることができる。即ち、本発明の技術的範囲は、
実施の形態によって限定されることはなく、特許請求の
範囲によって画される。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造でありなが
ら、対象物に締結されたネジを固定位置に確実に保持す
ることができる。
ら、対象物に締結されたネジを固定位置に確実に保持す
ることができる。
【図１】図１は、本発明の好ましい一実施の形態に係る
ネジ保持装置と、該ネジ保持装置と共に使用される好ま
しい形態のネジとを示す斜視図である。
ネジ保持装置と、該ネジ保持装置と共に使用される好ま
しい形態のネジとを示す斜視図である。
【図２】図２は、図１に示すネジ保持装置及びネジが、
対象物に装着された状態を示す斜視図である。
対象物に装着された状態を示す斜視図である。
【図３】図３(a)は、本発明の一形態に係るネジ保持装
置の平面図であり、該ネジ保持装置におけるクランプ部
がネジと係合し、且つ、該ネジ保持装置におけるフック
部が対象物の側面に沿って延びている状態を示してい
る。図３(b)は、図３(a)に示すネジ保持装置の平面図で
あり、該ネジ保持装置におけるフック部が対象物の側面
に当接し、ネジの回転が防止されている状態を示してい
る。
置の平面図であり、該ネジ保持装置におけるクランプ部
がネジと係合し、且つ、該ネジ保持装置におけるフック
部が対象物の側面に沿って延びている状態を示してい
る。図３(b)は、図３(a)に示すネジ保持装置の平面図で
あり、該ネジ保持装置におけるフック部が対象物の側面
に当接し、ネジの回転が防止されている状態を示してい
る。
【図４】図４(a)は、本発明の一形態に係るネジ保持装
置の平面図であり、該ネジ保持装置のフック部と対象物
の側面との間に間隙が存するように、該対象物に装着さ
れた状態を示している。図４(b)は、図４(a)に示すネジ
保持装置の平面図であり、ネジを回転させると、フック
部が対象物の側面に当接し、これにより、それ以上のネ
ジの回転が制限される状態を示している。
置の平面図であり、該ネジ保持装置のフック部と対象物
の側面との間に間隙が存するように、該対象物に装着さ
れた状態を示している。図４(b)は、図４(a)に示すネジ
保持装置の平面図であり、ネジを回転させると、フック
部が対象物の側面に当接し、これにより、それ以上のネ
ジの回転が制限される状態を示している。
【図５】図５は、本発明に係るネジ保持装置と共に使用
され得る一般的なキャップネジの斜視図である。
され得る一般的なキャップネジの斜視図である。
【図６】図６は、本発明に係るネジ保持装置と共に使用
され得るネジの斜視図である。
され得るネジの斜視図である。
【図７】図７は、セレーションネジを把持する為のセレ
ーション部を有する，本発明の好ましい実施の形態に係
るネジ保持装置の斜視図である。
ーション部を有する，本発明の好ましい実施の形態に係
るネジ保持装置の斜視図である。
【図８】図８は、図７に示すネジ保持装置と共に使用さ
れ得る好ましい形態に係るセレーションネジの外観図で
ある。
れ得る好ましい形態に係るセレーションネジの外観図で
ある。
【図９】図９は、ネジ頭部回りに掛け回される公知のネ
ジ保持装置を示す図である。
ジ保持装置を示す図である。
【図１０】図１０(a)〜(c)は、公知の締結プレートを示
す図である。
す図である。
１０ ネジ保持装置
１２ クランプ部
１３ クランプ部の溝
１４ フック部
１４ａ，１４ｂ 一対のアーム
２０ ネジ
２２ 軸部
２４ 頭部
３０ 対象物
３２ 上面
３４ 側面
６０ セレーションネジ
６２ セレーションネジの軸部
６４ セレーションネジの頭部
６６ 上方頭部
６８ 下方頭部
７０ セレーション表面
８０ クランプ部におけるセレーション部
８２ クランプ部における非セレーション部
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F16B 39/10
F16B 39/02
Claims (9)
- 【請求項１】 対象物に締結されるネジであって、ネジ
頭部を有するネジと、 前記ネジ頭部に押圧係入されるネジ保持装置とを備え、 前記ネジ保持装置は、前記ネジ頭部を把持し得るように
構成されたクランプ部と、 前記ネジの回転を制限し得るように構成されたフック部
とを有し、 前記クランプ部は、前記ネジ頭部を受け入れ且つ該ネジ
頭部を固定的に保持し得るリセスと、 前記リセスの内方及び外方を連通する溝とを有する平面
視Ｕ字状とされ、 前記フック部は、前記Ｕ字状クランプ部の両端部から延
びる一対のアームを有し、 前記ネジが前記クランプ部に受け入れられた状態で該ネ
ジが回転されると、前記一対のアームの一方が前記対象
物と当接して他方のアームに近接し、これにより、前記
クランプ部によるネジ頭部の固定力が増加するように構
成されていること、並びに 前記Ｕ字状クランプ部は、前記リセスの内周面にセレー
ション部及び非セレーション部を有し、 前記セレーション部は前記Ｕ字状クランプ部の前記フッ
ク部近傍に配設され、且つ、前記非セレーション部は前
記フック部から離間した位置に配設されていること を特
徴とするネジ保持アッセンブリ。 - 【請求項２】 前記ネジ頭部は、上方頭部及び下方頭部
を有し、 該上方頭部の直径は、下方頭部の直径よりも大径とされ
ていることを特徴とする請求項１に記載のネジ保持アッ
センブリ。 - 【請求項３】 前記下方頭部は、セレーション状表面を
有する外周面を備えていることを特徴とする請求項２に
記載のネジ保持アッセンブリ。 - 【請求項４】 前記上方頭部は、テーパ状であることを
特徴とする請求項２又は３に記載のネジ保持アッセンブ
リ。 - 【請求項５】 対象物に締結されるネジであって、ネジ
頭部を有するネジを保持する為のネジ保持装置であっ
て、 前記ネジ頭部を把持し得るように構成されたクランプ部
と、 前記ネジの回転を制限し得るように構成されたフック部
とを有し、 前記クランプ部は、前記ネジ頭部を受け入れ且つ該ネジ
頭部を固定的に保持し得るリセスと、 前記リセスの内方及び外方を連通する溝とを有する平面
視Ｕ字状とされ、 前記フック部は、前記Ｕ字状クランプ部の両端部から延
びる一対のアームを有し、 前記ネジが前記クランプ部に受け入れられた状態で該ネ
ジが回転されると、前記一対のアームの一方が前記対象
物と当接して他方のアームに近接し、これにより、前記
クランプ部によるネジ頭部の固定力が増加するように構
成されていること、並びに前記Ｕ字状クランプ部は、前
記リセスの内周面にセレーション部及び非セレーション
部を有し、 前記セレーション部は前記Ｕ字状クランプ部の前記フッ
ク部近傍に配設され、且つ、前記非セレーション部は前
記フック部から離間した位置に配設されていること を特
徴とするネジ保持装置。 - 【請求項６】 弾性材料で形成されていることを特徴と
する請求項５に記載のネジ保持装置。 - 【請求項７】 弾性金属で形成されていることを特徴と
する請求項５に記載のネジ保持装置。 - 【請求項８】 樹脂で形成されていることを特徴とする
請求項６に記載のネジ保持装置。 - 【請求項９】 対象物に締結されるネジであって、ネジ
頭部を有するネジを固定位置に固定的に保持する為のネ
ジ保持装置であって、 前記ネジ頭部を受け入れ且つ該ネジ頭部を固定的に保持
し得るリセスと、前記リセスの内方及び外方を連通する
溝とを有する平面視Ｕ字状のクランプ部であって、第１
平面内に位置するクランプ部と、 前記Ｕ字状クランプ部の両端部から延びる一対のアーム
を有するフック部であって、前記第１平面とは直交する
第２平面内に位置するフック部とを備え、 前記ネジが前記クランプ部に受け入れられた状態で該ネ
ジが回転されると、前記一対のアームの一方が前記対象
物と当接して他方のアームに近接し、これにより、前記
クランプ部によるネジ頭部の固定力が増加するように構
成されていること、並びに 前記Ｕ字状クランプ部は、前記リセスの内周面にセレー
ション部及び非セレーション部を有し、 前記セレーション部は前記Ｕ字状クランプ部の前記フッ
ク部近傍に配設され、且つ、前記非セレーション部は前
記フック部から離間した位置に配設されていること を特
徴とするネジ保持装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/792432 | 2001-02-23 | ||
| US09/792,432 US6471457B2 (en) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | Screw retention device having a hook |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002286014A JP2002286014A (ja) | 2002-10-03 |
| JP3506692B2 true JP3506692B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=25156866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002048289A Expired - Fee Related JP3506692B2 (ja) | 2001-02-23 | 2002-02-25 | ネジ保持アッセンブリ及びネジ保持装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6471457B2 (ja) |
| EP (1) | EP1236911B1 (ja) |
| JP (1) | JP3506692B2 (ja) |
| CN (1) | CN1190604C (ja) |
| DE (1) | DE60203838T2 (ja) |
| TW (1) | TW544494B (ja) |
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| FR2841233B1 (fr) | 2002-06-24 | 2004-07-30 | Commissariat Energie Atomique | Procede et dispositif de depot par pyrolyse de nanotubes de carbone |
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| US20050169727A1 (en) * | 2004-02-02 | 2005-08-04 | Cosenza Frank J. | Fastener component |
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| CN102312898B (zh) * | 2011-06-14 | 2013-04-24 | 三一重机有限公司 | 一种挖掘机配重螺栓的防松与防护结构 |
| CN104203133A (zh) * | 2013-02-07 | 2014-12-10 | 甘沙姆·达斯·阿加瓦尔 | 用于保持在神经外科手术中施加在骨和颅骨上的细小螺钉的螺钉保持器 |
| CN103452102B (zh) | 2013-08-28 | 2016-02-10 | 广州市建筑科学研究院有限公司 | 一种管桩快速接头 |
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