JP2572565Y2 - リテ−ナピン - Google Patents

リテ−ナピン

Info

Publication number
JP2572565Y2
JP2572565Y2 JP1991023189U JP2318991U JP2572565Y2 JP 2572565 Y2 JP2572565 Y2 JP 2572565Y2 JP 1991023189 U JP1991023189 U JP 1991023189U JP 2318991 U JP2318991 U JP 2318991U JP 2572565 Y2 JP2572565 Y2 JP 2572565Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
retainer pin
hole
annular
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991023189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04111913U (ja
Inventor
政広 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP1991023189U priority Critical patent/JP2572565Y2/ja
Publication of JPH04111913U publication Critical patent/JPH04111913U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2572565Y2 publication Critical patent/JP2572565Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はボルトに取付けられ、ナ
ットの脱落を防止するリテ−ナピンに関する。
【0002】
【従来の技術】被締結部材に固定したボルトに締結部材
を挿通するとともにこの締結部材の外側からボルトにナ
ットを螺合し、このナットを締付けて締結部材を被締結
部材に固定する構造はよく知られている。このような構
造ではナットの脱落を防止するためにボルトのナットよ
りも外端よりの部分にリテ−ナピンを取付けることが行
なわれる。図9はこのような構造を示したもので、ボル
トを軸線方向より描いたものである。 図中、100は
ボルト、101はボルト100外周に螺合するナット
で、このナット101を締付けることで締結部材(図示
せず)を被締結部材(図示せず)に固定する。又、ボル
ト100のナット101よりも外端側(図面の手前側)
には径方向の孔102を形成し、この孔102にリテ−
ナピン103を挿入するとともにこのリテ−ナピン10
3の先端側104を左右方向へ押し広げリテ−ナピン1
03をボルト100に固定し、もってナット101の脱
落を防止する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構造ではリテ−ナピン103を孔102に挿入後、こ
の先端側104を押し広げる作業が必要なので、組立が
容易でないという不具合がある。又、リテーナピン10
3の周辺にブレーキホース、ワイヤハーネス等が配置
れている場合には、これらがリテーナピンの端部に接触
して傷つく虞れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案は、ボルト16に螺合したナット20の脱落を防
止するリテーナピン22であって、このピン22は、線
材をC字形に形成し、その中央部が前記ボルト16のね
じ部に係合する環状部22aと、該環状部22aの両端
から内方に延出し、ボルト16に径方向に形成した孔
6aの開口16b縁部に当接する傾斜部22bと、この
傾斜部22bの端部から更に内方に延出し、前記孔16
の内部に挿入される挿入部22cとから構成したこと
を特徴とする。また、前記挿入部22cを、前記環状部
22aに対し、前記ボルト16の軸方向にオフセットさ
せた。さらに、前記開口部16aの縁部と当接する前記
傾斜部22bと対向する側の環状部22aの外周が、前
記ボルト16の外周に当接するようにした。
【0005】
【作用】リテ−ナピンを線材をC形状に形成し、その中
央部がボルトのねじ部に係合する環状部と、前記線材の
両端部から内方へ延出し、ボルトに径方向へ形成した孔
の開口縁部に当接する傾斜部と、この傾斜部の端部から
更に内方に延出し、前記孔の内部に挿入される挿入部と
から構成するので、環状部の中央部と傾斜部とでボルト
を挟持するため、線材の径方向への付勢力が発生し、こ
の付勢力によって、ボルトにリテ−ナピンを径方向にが
たの無い状態に確実に取付けることができる。また、挿
入部を孔に挿入するだけでリテ−ナピンをボルトに取付
けることができ、取付けが容易である。更に、挿入部は
ボルトの外方へ出ないので他の部材を傷付けることがな
い。更にまた、挿入部を環状部に対し、ボルトの軸方向
にオフセットさせたので、線材の付勢力によりリテ−ナ
ピンの挿入部は、孔に強く係合することができ、ボルト
にリテーナピンを軸方向にがたの無い状態に確実に取付
けることができる。
【0006】
【実施例】以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は自動二輪車のハンドルバ−近傍
の平面図、図2は図1の2−2線断面図を示す。図中、
1はアッパ−ブラケット、2はアッパ−ブラケット1に
固定されるハンドルステ−を示す。前記ハンドルステ−
2の上端にはボルト5により下部ハンドルホルダ−6を
固定し、この下部ハンドルホルダ−6の上方には上部ハ
ンドルホルダ−7を配置し、これら上部ハンドルホルダ
と下部ハンドルホルダ−6でハンドルバ−8を挟持
するとともに両者をボルトで締付けてハンドルバ−8を
固定する。
【0007】一方、前記ハンドルステ−2の下部には小
径部2aを一体的に形成し、又、アッパ−ブラケット1
に形成した孔部1aには支持板13、14に一体に焼付
け成形したラバーブッシュ9,10内に嵌合した筒部材
11の内部に前記小径部2aを嵌合する。前記小径部2
aの下部外周には雄ねじを形成してボルト部16とし、
このボルト部16は支持板14よりも下方に延出する。
このボルト部16には係止部材18の環状の基部18a
を挿通し、係止部材18の係止ピン18bでブレ−キホ
−ス19を支持する。前記ボルト部16の基部18aよ
りも下側にはナット20を螺合し、このナット20を締
付けることでハンドルステ−2をラバーブッシュ9、1
0を介してアッパ−ブラケット1に固定するとともに係
止部材18を支持板14に固定する。更にボルト16部
のナット20よりも外端側には図2、図7に示すように
リテ−ナピン22を取付け、このリテ−ナピン22でナ
ット20の脱落を防止する。
【0008】図3はリテ−ナピン22の斜視図、図4は
同側面図、図5は同平面図、図6はリテーナピン22の
組付状態を示す図、図7はリテーナピン22の取付後の
状態を示す図で、これらの図にも示すようにリテ−ナピ
ン22は金属製の線状部材を折り曲げて形成している。
リテ−ナピン22はボルト部16(図2参照)のねじ山
に係合する環状部22aと、この環状部22aの端部か
ら内方へ延出した傾斜部22b,22bと、これらの傾
斜部22b,22bの先端から更に内方に延出した挿入
22c,22cとから成る。前記傾斜部は図5に示す
ように平面視で径外側に広がるように傾斜し、又、図4
に示すように側面視で内端側が上方に位置するように傾
斜する。従って挿入部22cは図4に示すように環状部
22aに比べて高く位置する。図6において、ボルト部
16は、このボルト部16の径方向に形成した孔16a
と、この孔16aの開口16bとを有し、この開口16
bの縁部にリテーナピン22の傾斜部22b,22bを
当接させ、孔16aにリテーナピン22の挿入部22
c,22cを挿入する。
【0009】リテ−ナピン22をボルト部16に取付け
るには、先ず、環状部22aの中央部22dをボルト部
16の面16cに当接させるとともに挿入部22cの
先端側を環状部22aに対する弾発力に対して親指で下
方に押え、ボルト部16の孔16aの開口16bに挿入
し、この状態でリテ−ナピン22を図6のA方向へ移動
させていく。リテ−ナピン22が所定距離移動すると環
状部22aの中央部22dは端面16cを越え、ボルト
部16のねじ山に係止し、図7に示すような状態とな
り、リテ−ナピン22はボルト部16に取付けられる。
【0010】ところで、図5に示すように、傾斜部22
bが孔16aの開口16bの縁部左右部分に当接するの
で、環状部22aの中央部22dと傾斜部22bとでボ
ルト部16を挟持するため、線材の径方向への付勢力が
発生し、リテ−ナピン22にはD方向の力が作用する。
このD方向の力により環状部22aの中央部22dは
ボルト部16のねじ部の谷により強く係合し、この力に
よりリボルト部16にテ−ナピン22を径方向にがたの
無い状態に確実に取付けることができる。又、挿入部2
2cは、図4に示すように、環状部22aに比べて高く
形成されているので、この挿入部22cを孔16aに挿
入すると、挿入部22cは下方、即ち図7のB方向に圧
縮され、この圧縮によりC方向の反力が生じる。従っ
て、このC方向の反力によりリテ−ナピン22の挿入部
22cは、孔16aに強く係合することができ、ボルト
部16にリテーナピン22を軸方向にがたの無い状態に
確実に取付けることができる。以上より、ボルト部16
にリテーナピン22を径方向及び軸方向にがたの無い状
態に確実に取付けることができる。
【0011】以上において本実施例では図6、図7に示
したように、挿入部22cを開口16bに臨ませるとと
もに環状部22aの中央部22dをボルト部16の端
16cに当接させた状態でリテ−ナピン22をA方向へ
移動させるだけでリテ−ナピン22をボルト部16に取
付けることができ、リテ−ナピン22の取付けが容易で
ある。又、挿入部22cの先端側がボルト部16から外
方へ出ないので、ハンドル操作時にブレ−キホ−ス19
(図2参照)、或いはワイヤーハーネス等が動いても挿
入部22cの先端側がブレ−キホ−ス19に当ることが
なく、ブレ−キホ−ス19或いはワイヤーハーネスを傷
付けることを防止することができる。また、このような
リテーナピン22としたことで、ボルト部16に孔16
aを開けるだけで取付けることができ、加工を容易に行
うことができて、コストを抑えることができる。
【0012】以上に述べたように本考案によれば、請求
項1のリテーナピンは、リテーナピン22を線材をC字
形に形成し、その中央部がボルト16のねじ部に係合す
る環状部22aと、該環状部22aの両端から内方に延
出し、ボルト16に径方向に形成した孔16aの開口
6b縁部に当接する傾斜部22bと、この傾斜部22b
の端部から更に内方に延出し、前記孔16aの内部に挿
入される挿入部22cとから構成するので、環状部22
の中央部と傾斜部22bとでボルト16を挟持するた
め、線材の径方向への付勢力が発生し、この付勢力によ
って、ボルト16にリテ−ナピン22を径方向にがたの
無い状態に確実に取付けることができる。また、挿入部
22cを孔16aに挿入するだけでリテ−ナピンをボル
トに取付けることができ、取付けが容易である。更に、
挿入部22cはボルト16の外方へ出ないので他の部材
を傷付けることがない。請求項2のリテーナピンは、挿
入部22cを環状部22aに対し、ボルト16の軸方向
にオフセットさせたので、線材の付勢力によりリテ−ナ
ピン22の挿入部22cを孔16aに強く係合すること
ができ、ボルト16にリテーナピン22を軸方向にがた
の無い状態に確実に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車のハンドルバ−の近傍の平面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】リテ−ナピンの斜視図
【図4】リテ−ナピンの側面図
【図5】リテ−ナピンの平面図
【図6】リテーナピンの組付け方法を示す図
【図7】リテーナピンの組付後の状態を示す図
【図8】係止部材の側面図
【図9】従来例に於ける締結構造の平面図
【符号の説明】
16…ボルト(ボルト部)、16a…孔、16b…開
口、20…ナット、22…リテ−ナピン、22a…環状
部、22b…傾斜部、22c…挿入部、22d…中央

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト16に螺合したナット20の脱落
    を防止するリテーナピン22であって のピン22は、線材をC字形に形成し、その中央部が
    前記ボルト16のねじ部に係合する環状部22aと、
    環状部22aの両端から内方に延出し、ボルト16に径
    方向に形成した孔16aの開口16b縁部に当接する傾
    斜部22bと、この傾斜部22bの端部から更に内方に
    延出し、前記孔16aの内部に挿入される挿入部22c
    と、 からなることを特徴とするリテーナピン。
  2. 【請求項2】 前記挿入部22cを、前記環状部22a
    に対し、前記ボルト16の軸方向にオフセットさせたこ
    とを特徴とする前記請求項1に記載のリテーナピン。
  3. 【請求項3】 前記開口部16aの縁部と当接する前記
    傾斜部22bと対向する側の環状部22aの外周が、前
    記ボルト16の外周に当接するようにしたことを特徴と
    する前記請求項1に記載のリテーナピン。
JP1991023189U 1991-03-15 1991-03-15 リテ−ナピン Expired - Fee Related JP2572565Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991023189U JP2572565Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 リテ−ナピン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991023189U JP2572565Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 リテ−ナピン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04111913U JPH04111913U (ja) 1992-09-29
JP2572565Y2 true JP2572565Y2 (ja) 1998-05-25

Family

ID=31908499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991023189U Expired - Fee Related JP2572565Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 リテ−ナピン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2572565Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04111913U (ja) 1992-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2563935Y2 (ja) 取付保持具
JPH1068481A (ja) チューブ継手部材
US4635498A (en) Fastening device
EP0592247B1 (en) Vehicle brake booster
JP2572565Y2 (ja) リテ−ナピン
US4061400A (en) Spoke wheel anti-theft clip
JP3041544U (ja) パイプ支持具
JPH0353046Y2 (ja)
JPH08210560A (ja) 管の保持具
JPH0542255Y2 (ja)
JPH0541093Y2 (ja)
JP2532270Y2 (ja) 配管固定具
JPH11208564A (ja) クランクとペダル軸の結合構造
JPH062017Y2 (ja) クレビスピンの抜け止め構造
JP2596287Y2 (ja) 楔型引留クランプ
JPS5928565Y2 (ja) 埋込形照明器具の取付装置
JPH04105211U (ja) 係止ねじ装置
JPH06640Y2 (ja) 軸流ファンの取付装置
JP2604678Y2 (ja) グロメット
JPS6316633Y2 (ja)
JP2844434B2 (ja) がいし等の取り付け構造
JPH074380Y2 (ja) ホース継手の取付構造
JPH0716891Y2 (ja) クランプ構造
JPS633507Y2 (ja)
JP3005017U (ja) 自転車用キャリパーブレーキ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980218

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees