JP2545338Y2 - 産業用ロボットのエンドエフェクタ固定装置 - Google Patents

産業用ロボットのエンドエフェクタ固定装置

Info

Publication number
JP2545338Y2
JP2545338Y2 JP4109192U JP4109192U JP2545338Y2 JP 2545338 Y2 JP2545338 Y2 JP 2545338Y2 JP 4109192 U JP4109192 U JP 4109192U JP 4109192 U JP4109192 U JP 4109192U JP 2545338 Y2 JP2545338 Y2 JP 2545338Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
end effector
hollow cylindrical
cylindrical portion
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4109192U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0593786U (ja
Inventor
慎次 原田
俊一 糸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP4109192U priority Critical patent/JP2545338Y2/ja
Publication of JPH0593786U publication Critical patent/JPH0593786U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2545338Y2 publication Critical patent/JP2545338Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、産業用ロボットのアー
ム先端に設けた手首部にエンドエフェクタを着脱自在に
固定するための固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業用ロボットの先端に設けた手
首部にエンドエフェクタを着脱可能に固定する場合、図
6に示すように、エンドエフェクタ1の円筒状の端部に
テーパ部11を設け、テーパ部11には外周を一周する
ボール溝12を設けてボール2が係合するようにしてあ
る。手首部3の先端には中空円筒部31を形成して、そ
の内側にエンドエフェクタ1のテーパ部11が嵌合する
テーパ穴32を形成してある。中空円筒部31の先端付
近には、テーパ穴32の軸に対して垂直方向に中空円筒
部31の厚さより大きい直径を有するボール2を保持す
る保持穴33を設けてある。中空円筒部31の外周に
は、手首部3にエンドエフェクタ1を固定する際に、テ
ーパ部11とテーパ穴32とが密着し、かつボール2が
ボール溝12に落ち込んだ時、ボール2の外周を抑える
リング状のホルダ4を設け、かつホルダ4をバネ41に
よって常にボール2の外周を抑える位置に押し付けるよ
うにしてある(例えば、実開昭60−113179
号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、例えば、ロボットによって電柱間に張られた電線な
どの配線作業を行う場合、工具などのエンドエフェクタ
を把持したロボットの手首部が電線の表面を擦りながら
移動させることがある。このとき、電線がホルダ4に引
っかかり、バネ41に抗してホルダ4を押し付けてボー
ル2を抑える位置から外れ、エンドエフェクタを落下さ
せてしまうという恐れがあった。本考案は、ホルダが電
線などとの接触によって発生する外力により簡単に移動
しないようにして、安全で確実にエンドエフェクタを固
定する産業用ロボットのエンドエフェクタ固定装置を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、エンドエフェ
クタの円筒状の端部外周に設けたテーパ部と、前記テー
パ部に設けたボール溝と、前記エンドエフェクタの前記
テーパ部が嵌合するテーパ穴を設けた手首部の中空円筒
部と、前記中空円筒部の先端付近に前記テーパ穴の軸に
対して垂直方向に貫通し、かつ前記中空円筒部の厚さよ
り大きい直径を有する前記ボールを保持する保持穴と、
前記中空円筒部の外周に前記ボールの外周を抑えるリン
グ状のホルダとを設けた産業用ロボットのエンドエフェ
クタ固定装置において、前記中空円筒部の外周表面に軸
方向に伸びる連絡溝と前記連絡溝の両端から周方向に伸
びる結合用溝および開放用溝とからなるコの字状の係合
溝と、前記ホルダの外周に設けた周方向に伸びる長穴
と、前記長穴に係合し、かつ前記係合溝に係合する係合
ピンと、前記係合ピンの頭部に一方端を固定し、他方端
を前記長穴の端部付近に固定した引っ張りバネとを備え
たものである。
【0005】
【作用】開放用溝の終端部にある係合ピンを引っ張りバ
ネに抗して、連絡溝の方向に押し出し、連絡溝の中を摺
動させて結合用溝に挿入すると、係合ピンと共にホルダ
が移動し、ボールを抑えてエンドエフェクタと中空円筒
部とを固定する。このとき、係合ピンは引っ張りバネよ
って結合用溝の終端部に引き付けられる。したがって、
エンドエフェクタと中空円筒部とを結合した時は、係合
ピンが係合溝の一方の終端部に引き寄せられているの
で、ホルダに単純に外力が働いても、容易にホルダがボ
ールを抑える位置から外れることはない。
【0006】
【実施例】本考案を図に示す実施例について説明する。
図1は本考案の実施例を示す側断面図、図2はその平面
図、図3は正断面図で、エンドエフェクタ1の円筒状の
端部にテーパ部11を設け、テーパ部11にはボール溝
12を設けてある。手首部3の先端には中空円筒部31
を形成して、その内側にエンドエフェクタ1のテーパ部
11が嵌合するテーパ穴32を形成してある。中空円筒
部31の先端付近には、ボール2を保持する保持穴33
を設けてある。中空円筒部31の外周には、ボール2の
外周を抑えるリング状のホルダ4を設けてある。以上は
従来例とほぼ同じ構成である。従来例と異なるのは次の
点である。すなわち、中空円筒部31の外周表面の一部
に平面状の取り付け座5を設け、取り付け座5に軸方向
に伸びる1本の連絡溝61と、その両端から周方向に伸
びる結合用溝62と開放用溝63とからなるコの字状の
係合溝6を設けてある。ホルダ4の外周にはコマ42を
固定し、コマ42には周方向に伸びる長穴7を設け、係
合ピン8を長穴7に挿入し、かつ、係合ピン8の先端部
81を係合溝6に挿入してある。係合ピン8の頭部82
には引っ張りバネ9の一方端を固定し、他方端をコマ4
2の長穴7の端部付近に固定ピン43により固定し、係
合ピン8を常に結合用溝62の終端部Aまたは開放用溝
63の終端部Bの方向に引き付けるようにしてある。エ
ンドエフェクタ1を手首部3の中空円筒部31に結合す
る時は、結合用溝62の終端部Aにある係合ピン8を引
っ張りバネ9に抗して連絡溝61の方向に押し出し、連
絡溝61の中を摺動させて開放用溝63に挿入する。こ
のとき、係合ピン8と共にホルダ4が移動し、ボール2
を保持する保持穴33が露出する。また、係合ピン8は
引っ張りバネ9により、開放用溝63の終端部Bに引き
付けられる。この状態で(最初から係合ピン8が開放用
溝63にある時はそのままで)、図4、図5に示すよう
に、エンドエフェクタ1のテーパ部11を中空円筒部3
1のテーパ穴32に挿入する。このとき、ボール2はボ
ール溝12に挿入される。次に、開放用溝63の終端部
Bにある係合ピン8を引っ張りバネ9に抗して、連絡溝
61の方向に押し出し、連絡溝61の中を摺動させて結
合用溝62に挿入する。このとき、係合ピン8と共にホ
ルダ4が移動し、ボール2を保持する貫通穴33を塞
ぎ、ボール2を抑えてエンドエフェクタ1と中空円筒部
31とを固定する。このとき、係合ピン8は引っ張りバ
ネ9よって結合用溝62の終端部Aに引き付けられる。
したがって、エンドエフェクタ1と中空円筒部31とを
結合した時は、係合ピン8がコの字形の係合溝6の結合
用溝62の終端部Aに引き寄せられているので、ホルダ
4に単純に外力が働いても、容易にホルダ4がボール2
を抑える位置から外れることはない。
【0007】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ホ
ルダに単純に外力が働いても、容易にホルダがボールを
抑える位置から外れることはないので、安全で確実にエ
ンドエフェクタを固定する産業用ロボットのエンドエフ
ェクタ固定装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側断面図である。
【図2】本考案の実施例を示す平面図である。
【図3】本考案の実施例を示す正断面図である。
【図4】本考案の実施例の動作中の状態を示す側断面図
である。
【図5】本考案の実施例の動作中の状態を示す平面図で
ある。
【図6】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 エンドエフェクタ 11 テーパ
部 12 ボール溝 2 ボール 3 手首部 31 中空円
筒部 32 テーパ穴 33 保持穴 4 ホルダ 42 コマ 43 固定ピン 5 取り付け
座 6 係合溝 61 連絡溝 62 連結用溝 63 開放用
溝 7 長穴 8 係合ピン 9 引っ張りバネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドエフェクタの円筒状の端部外周に
    設けたテーパ部と、前記テーパ部に設けたボール溝と、
    前記エンドエフェクタの前記テーパ部が嵌合するテーパ
    穴を設けた手首部の中空円筒部と、前記中空円筒部の先
    端付近に前記テーパ穴の軸に対して垂直方向に貫通し、
    かつ前記中空円筒部の厚さより大きい直径を有する前記
    ボールを保持する保持穴と、前記中空円筒部の外周に前
    記ボールの外周を抑えるリング状のホルダとを設けた産
    業用ロボットのエンドエフェクタ固定装置において、前
    記中空円筒部の外周表面に軸方向に伸びる連絡溝と前記
    連絡溝の両端から周方向に伸びる結合用溝および開放用
    溝とからなるコの字状の係合溝と、前記ホルダの外周に
    設けた周方向に伸びる長穴と、前記長穴に係合し、かつ
    前記係合溝に係合する係合ピンと、前記係合ピンの頭部
    に一方端を固定し、他方端を前記長穴の端部付近に固定
    した引っ張りバネとを備えたことを特徴とする産業用ロ
    ボットのエンドエフェクタ固定装置。
JP4109192U 1992-05-21 1992-05-21 産業用ロボットのエンドエフェクタ固定装置 Expired - Lifetime JP2545338Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4109192U JP2545338Y2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 産業用ロボットのエンドエフェクタ固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4109192U JP2545338Y2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 産業用ロボットのエンドエフェクタ固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0593786U JPH0593786U (ja) 1993-12-21
JP2545338Y2 true JP2545338Y2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=12598811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4109192U Expired - Lifetime JP2545338Y2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 産業用ロボットのエンドエフェクタ固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2545338Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0593786U (ja) 1993-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3354503B2 (ja) 光コネクタのためのフェルール着脱工具
JPH1068481A (ja) チューブ継手部材
JP2003170364A (ja) 遠隔操作用ヤットコに用いるアダプタ
JP2545338Y2 (ja) 産業用ロボットのエンドエフェクタ固定装置
JPH11126649A (ja) キャップ部材のロック構造
JPS60177891A (ja) 中空状部品把持装置
JPH0741190Y2 (ja) ケーブルの保持装置
JPH0137209Y2 (ja)
JP2569055Y2 (ja) 光ファイバ組付治具
JP4113719B2 (ja) 雑音電流吸収具
JPH0739291Y2 (ja) コード通し具
JP2524949Y2 (ja) 防水コネクタ用パッキング
JPS5920943Y2 (ja) ドライバ−
JPH0210744Y2 (ja)
JP3541728B2 (ja) 粘着テープ一時保持具
JPH11280726A (ja) 抜け止めクリップ
KR0120838Y1 (ko) 모터의 리드 와이어 고정구조
JP4043589B2 (ja) ワイヤ張装具
JPH04547Y2 (ja)
JPH1198653A (ja) 保持具
JPS58943Y2 (ja) 圧着端子
JPH0686384U (ja) 電気コード引出し具
JPH068568Y2 (ja) 光フアイバのアダプタ
JP3098950U (ja) 同軸ケーブル用接栓
JP3459309B2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ