JPH0210744Y2 - - Google Patents

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JPH0210744Y2
JPH0210744Y2 JP1983153254U JP15325483U JPH0210744Y2 JP H0210744 Y2 JPH0210744 Y2 JP H0210744Y2 JP 1983153254 U JP1983153254 U JP 1983153254U JP 15325483 U JP15325483 U JP 15325483U JP H0210744 Y2 JPH0210744 Y2 JP H0210744Y2
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cable
mounting member
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attached
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、コード・ワイヤ・ケーブル等の長
尺物を取付部材に対して、ずれたり外れたりする
ことなく取付けることができるケーブルクランプ
に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種のケーブルクランプでは、例えば
第1図に示すものがあつた。このケーブルクラン
プ3は、取付部材2の取付穴2aに挿入されてば
ね弾性的に係着可能となる脚部4と、この脚部4
から首部5を介して上方へ延びる頭部6と、この
頭部6下方両側から上方へ湾曲して形成される2
つの保持片7,7とを備え、ばね弾性を有する合
成樹脂材料から一体的に形成されるものであつ
た。なお、5aは脚部4を取付部材取付穴2aへ
挿入させた際、取付穴2a周縁を押えてケーブル
クランプ3のガタツキを防止する鍔部である。
そして、ケーブル1を取付部材2に取付ける際
には、ケーブル1を頭部6と保持片7とで形成さ
れるU字溝8へ嵌め込み、ケーブルクランプ3を
脚部4を介して取付部材2に取付けるか、若しく
は、ケーブルクランプ3を取付部材2に取付けた
後にU字溝8へケーブル1を嵌め込んで行なつて
おり、ケーブル1は保持片7の頭部6へ向かう弾
性力で挟持されていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、従来のケーブルクランプ3では、ケー
ブル1の挟持力は、U字溝8の幅を狭くすること
がケーブル1の嵌め込み作業を困難にすることか
ら、U字溝8の幅をあまり狭くすることができ
ず、十分強いとは言えなかつた。
したがつて、ケーブルクランプ3の取付部材2
への取付後に、ケーブル1がケーブルクランプ3
に対して軸方向へずれることが避けられず、ケー
ブル1が種々の機器から配線されている場合に
は、ケーブル1が強く引張られた際、機器側の端
部で断線してしまう等の問題を生じさせる虞れが
あつた。
この場合、クリツプの取付後におけるケーブル
の軸方向のずれ防止を図るために、実開昭56−
153254号公報の第2図Aに記載されているクリツ
プのように、クリツプの取付部材への係着時に、
クリツプの把持部で押圧して、取付部材表面とク
リツプの把持部とでケーブルを挟持するように構
成することができる。
しかし、公報記載のクリツプでは、クリツプを
取付部材に係着させた後には、ケーブルを軸方向
にずれることなく挟持できるものの、クリツプを
取付部材に係着させるまでの間、ケーブルを何等
保持できないため、ケーブルの配線作業時、把持
部からケーブルが外れたりして、配線作業に手間
取つてしまう。
この考案は、上記の課題を解決するもので、取
付部材への取付け前には、配線作業が容易なよう
に、一旦ケーブルを外れない状態でかつ軸方向へ
の移動を円滑に行なえる状態で保持でき、取付部
材に取付けた後は、外れたり、軸方向にずれたり
することなく、ケーブルを取付部材に強固に取付
けることができるケーブルクランプを提供するこ
とを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この考案に係るケーブルクランプは、取付部材
取付穴にばね弾性的に係着可能な脚部と、 該脚部から上下方向に延びる首部を介して前記
取付部材への取付時に前記取付部材表面と平行と
なるように水平方向に延びる頭部と、 該頭部の取付部材側で前記頭部若しくは前記首
部から略水平方向に突出し、前記頭部とでケーブ
ルを保持するU字溝を形成する保持片と、 を備える合成樹脂製のケーブルクランプであつ
て、 前記保持片が、前記U字溝の開口部を前記ケー
ブルの外径より小さくするとともに、前記U字溝
の底部を前記ケーブルの外径より大きくして、前
記頭部より薄肉に形成され、さらに、前記脚部か
らの高さを、前記脚部を前記取付部材の取付穴に
係着させた際に取付部材に対向する外周面を前記
取付部材表面に当接させて前記U字溝を狭め、前
記U字溝の底部で前記ケーブルを挟持可能な配置
位置として、形成されていることを特徴とする。
〈実施例〉 以下、図例に基づいてこの考案の実施例を説明
する。
第2図はこの考案の第1実施例のケーブルクラ
ンプを示す斜視図、第3図、第4図は同実施例の
使用態様を順に示す正面図、第5図、第6図は第
2実施例のケーブルクランプの使用態様を順に示
す正面図である。
第1実施例のケーブルクランプ13は、ばね弾
性を有するナイロン・ポリアセタール等の合成樹
脂材料から一体成形され、取付部材2の取付穴2
aにばね弾性的に係着可能な脚部14が形成さ
れ、脚部14上方には首部15が形成され、首部
15から両側に直交して取付部材2への取付時に
取付部材2表面と平行となるように水平方向に延
びる頭部16が形成されている。
さらに、頭部16には、首部15近傍の取付部
材2側の下面からそれぞれ外方へ湾曲して略水平
方向に突出する保持片17,17が形成されてい
る。
そして、この保持片17と頭部16とでケーブ
ル1を保持するU字溝18が形成されている。こ
のU字溝18は、開口部18aの開口幅H1をケ
ーブル1の外径より小さくし、奥の底部18bの
開口幅H2をケーブル1の外径より大きくして構
成されている。そのため、U字溝18の底部18
bにケーブル1を装着した際には、ケーブル1と
の間に間隙が形成されることとなる。
また、この保持片17は、脚部14からの高さ
を、脚部14を取付部材2の取付穴2aに係着さ
せた際、保持片17における取付部材2に対向す
る外周面を取付部材2の表面に当接させて、U字
溝18を狭めさせ、その底部18bでケーブル1
を挟持できるような配置位置として、形成されて
いる。
つぎに、第1実施例の使用態様について述べる
(第3,4図参照)。
まず、U字溝18,18内にそれぞれケーブル
1を挿入して保持させる。その際、U字溝18の
開口部18aの開口幅H1がケーブル1の外径よ
り小さく、かつ、U字溝18の底部18bの開口
幅H2がケーブル1の外径より大きく構成されて
いる。そのため、ケーブルクランプ13を取付部
材2の取付穴2aに係着するまで、ケーブル1の
軸方向の移動を円滑に行なえる状態としてケーブ
ル1を外れない状態で保持できることから、ケー
ブル1に無理な張力を与えること無くケーブル1
を保持でき、ケーブル1の配線作業を容易に行な
うことができる。
そして、ケーブル1を保持させたケーブルクラ
ンプ13を、脚部14を取付部材2の取付穴2a
へ挿入して係着させ、取付部材2へ取付ける。そ
の際、保持片17,17の取付部材2に対向する
外周面が取付部材2表面に当接し、保持片17,
17が頭部16より薄肉に形成されているため頭
部16より変形し易く、ケーブル1を包み込むよ
うに変形する。したがつて、ケーブル1は、U字
溝18が狭まつて、その底部18bで強固に挟持
され、外れることなく、また、軸方向にずれるこ
となく、取付部材2に取付けられることとなる。
さらに、ケーブルクランプ13取付後には、取
付部材2を脚部14と保持片17,17とで挟持
することとなるため、ケーブルクランプ13の取
付部材2に対してのガタツキも防止できる。
第2実施例のケーブルクランプ23は、第1実
施例のものと同様に、同材料から一体成形されて
脚部24、首部25及び頭部26が形成されてお
り、そして、頭部26より薄肉の保持片27が頭
部26のそれぞれ先端から内側へ折曲して形成さ
れており、開口部28aをそれぞれ首部25側に
配置させたU字溝28が形成されている(第5,
6図参照)。
このU字溝28は、開口部28aの開口幅H1
をケーブル1の外径より小さくし、奥の底部28
bの開口幅H2をケーブル1の外径より大きくし
て構成されている。また、保持片27は、脚部2
4からの高さ位置を、脚部24を取付部材2の取
付穴2aに係着させた際、保持片27の取付部材
2に対向する外周面を取付部材2の表面に当接さ
せて、U字溝28を狭めさせ、その底部28bで
ケーブル1を挟持できるような配置位置として、
形成されている。
この第2実施例のケーブルクランプ23の使用
態様も第1実施例と同様に、U字溝28,28の
底部28b内にそれぞれケーブル1を挿入保持さ
せた後に、脚部24を取付部材取付穴2aに係着
させ、ケーブルクランプ23を取付部材2に取付
けて使用する。
そして、U字溝28,28の底部28b内にそ
れぞれケーブル1を挿入保持させた際には、ケー
ブル1の軸方向の移動を円滑に行なえる状態とし
てケーブル1を外れない状態で保持できることか
ら、ケーブル1に無理な張力を与えること無くケ
ーブル1を保持でき、ケーブル1の配線作業を容
易に行なうことができる。そしてその後、取付部
材取付穴2aに係着させ、ケーブルクランプ23
を取付部材2に取付けた後には、U字溝28,2
8が狭まつて、ケーブル1が外れることなくかつ
軸方向にずれることなく強固に挟持されて取付部
材2に取付けられ、一方、ケーブルクランプ23
自体も取付部材2に対してガタツキなく取付ける
ことができる。
さらに、第2実施例のケーブルクランプ23で
は、U字溝28,28の開口部28aが首部25
側に開口している。そのため、ケーブル1を取付
部材2に取付けた後、ケーブル1が横方向へ強い
力で引張られてU字溝28から外れたとしても、
ケーブル1が首部25、頭部26、保持片27及
び取付部材2で囲まれる空間内で保持され、ケー
ブル1が取付部材2のケーブルクランプ23の取
付位置から外れることがない。
なお、第1,2実施例では、ともに保持片1
7,27を頭部16,26からそれぞれ突出させ
て形成するものを示したが、勿論、保持片を首部
から突出させて形成してもよい。
また、第1,2実施例では、首部15,25両
側に保持片17,27を配置させたものを示した
が取付部材への取付時に頭部が傾斜しないように
別途支持部を設ければ片側だけに保持片を形成し
てもよい。
〈考案の作用・効果〉 この考案に係るケーブルクランプは、U字溝の
底部内にケーブルを挿入保持させた後に、脚部を
取付部材の取付穴に係着させ、ケーブルクランプ
を取付部材に取付けて使用する。
そして、U字溝の底部内にケーブルを挿入保持
させた後では、U字溝の開口部がケーブルの外径
より小さく、かつ、U字溝の底部がケーブルの外
径より大きくして構成されていることから、ケー
ブルクランプを取付部材の取付穴に係着するま
で、ケーブルの軸方向の移動を円滑に行なえる状
態としてケーブルを外れない状態で保持できるた
め、ケーブルに無理な張力を与えること無くケー
ブルを保持でき、ケーブルの配線作業を容易に行
なうことができる。
そして、U字溝を構成する保持片が、その脚部
からの高さを、取付部材の取付穴に脚部を係着さ
せた際、保持片における取付部材に対向する外周
面を取付部材の表面に当接させて、U字溝を狭め
させてU字溝の底部でケーブルを挟持できるよう
な配置位置として、形成されている。そのため、
ケーブルクランプを取付部材に取付けた後では、
保持片がその取付部材に対向する外周面を取付部
材表面に当接させて変形し、U字溝が狭まること
から、ケーブルを強固に挟持でき、ケーブルを外
れることなくかつ軸方向にずれることなく取付部
材に取付けることができ、ケーブルクランプ自体
も取付部材に対してガタツキなく取付けることが
できる。
また、取付部材への取付時にケーブルを保持し
ているU字溝が狭まつてケーブルを挟持するもの
であり、このことは、U字溝の開口部や底部の開
口幅を第1図に示す従来のケーブルクランプと比
べて広くとることができることを意味し、当初ケ
ーブルをケーブルクランプに装着保持させる際の
作業を容易にさせることができ、また、U字溝内
に装着保持させるケーブルの外径寸法の許容範囲
を広くとることができることとなつて、1つのケ
ーブルクランプで多種の外径のケーブルを使用す
ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のケーブルクランプを示す正面
図、第2図はこの考案の第1実施例のケーブルク
ランプを示す斜視図、第3図、第4図は同実施例
の使用態様を順に示す正面図、第5図、第6図は
第2実施例のケーブルクランプの使用態様を順に
示す正面図である。 1……ケーブル、2……取付部材、2a……取
付穴、3,13,23……ケーブルクランプ、
4,14,24……脚部、5,15,25……首
部、6,16,26……頭部、7,17,27…
…保持片、8,18,28……U字溝、18a,
28a……開口部、18b,28b……底部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付部材取付穴にばね弾性的に係着可能な脚部
    と、 該脚部から上下方向に延びる首部を介して前記
    取付部材への取付時に前記取付部材表面と平行と
    なるように水平方向に延びる頭部と、 該頭部の取付部材側で前記頭部若しくは前記首
    部から略水平方向に突出し、前記頭部とでケーブ
    ルを保持するU字溝を形成する保持片と、 を備える合成樹脂製のケーブルクランプであつ
    て、 前記保持片が、前記U字溝の開口部を前記ケー
    ブルの外径より小さくするとともに、前記U字溝
    の底部を前記ケーブルの外径より大きくして、前
    記頭部より薄肉に形成され、さらに、前記脚部か
    らの高さを、前記脚部を前記取付部材の取付穴に
    係着させた際に前記取付部材に対向する外周面を
    前記取付部材表面に当接させて前記U字溝を狭
    め、前記U字溝の底部で前記ケーブルを挟持可能
    な配置位置として、形成されていることを特徴と
    するケーブルクランプ。
JP15325483U 1983-09-29 1983-09-29 ケ−ブルクランプ Granted JPS6059728U (ja)

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JP15325483U JPS6059728U (ja) 1983-09-29 1983-09-29 ケ−ブルクランプ

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JPS6059728U JPS6059728U (ja) 1985-04-25
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623779B2 (ja) * 1973-10-30 1981-06-02

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6212684Y2 (ja) * 1979-08-01 1987-04-02

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JPS5623779B2 (ja) * 1973-10-30 1981-06-02

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