JP3095134U - 戻り止めボルト - Google Patents

戻り止めボルト

Info

Publication number
JP3095134U
JP3095134U JP2003000051U JP2003000051U JP3095134U JP 3095134 U JP3095134 U JP 3095134U JP 2003000051 U JP2003000051 U JP 2003000051U JP 2003000051 U JP2003000051 U JP 2003000051U JP 3095134 U JP3095134 U JP 3095134U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
screw
angle
detent
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003000051U
Other languages
English (en)
Inventor
田 聖 隆 岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwata Bolt Co Ltd
Original Assignee
Iwata Bolt Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwata Bolt Co Ltd filed Critical Iwata Bolt Co Ltd
Priority to JP2003000051U priority Critical patent/JP3095134U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3095134U publication Critical patent/JP3095134U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 鋼材及びマグネシウムやアルミニウムなどの
軟質材料の締付けに使用して有効な戻り止め効果を奏す
る戻り止めボルトを提供する。 【解決手段】 ねじ締結用機能を設えた頭部1と頭部に
延設されたねじが形成されたねじ軸2とを備え、頭部の
座面3は、その外縁部に形成された円環状凸部5を有
し、ねじのねじ山7は、頭部と反対側の半角部がθの大
きさに形成され、頭部側の半角部がθより微小角度αだ
け小さい大きさに形成されていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、戻り止めボルトに係り、特に、小ねじの締付けに使用する戻り止め ボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
ねじ締結におけるゆるみ及びもどりの問題を考える場合に、ボルトの使用状態 が多様であることから、それぞれの条件に合った方法が検討されている。例えば 、ねじ径の大きいボルトについては相手ナットのねじ部を部分的に変形しておね じと緩衝させることによってゆるみ止め機能を得るものが多く使用されている。
【0003】 しかし小径のボルトにおいては相手ナットも微小となるために、ゆるみ止め機 構を加工付加することが容易でない。従って、小径ボルトにおいては、おねじの ねじ部または頭部座面などに加工を加えた構造をとることによってゆるみ止め効 果を得ようとすることが行われている。
【0004】 従来行われているこの種の小径ボルトには、 (1)頭部座面の縁の周辺に歯形をつけて、締付けによって相手材料にねじ座面 の歯形が食い込むようにしたもの、 (2)頭部座面の円周方向に複数の波形形状を設けて、波の凸部によって相手材 料に食い込むようにしたもの、 などが代表的なものと見られる。
【0005】
【特許文献1】 特開2001−234917号公報
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来のボルトは特定な材料間において有効であっても 、近時使用されている多種類の材料については必ずしも戻り止めの効果は充分で はない。
【0007】 そこで、本考案の目的は、上記従来技術の有する問題を解消し、現今の多様な ねじ締付けの条件に順応可能であり、例えば相手材が鋼材料、マグネシウム材料 、あるいはアルミニウム材料等の多種類の材料であっても対応することができ、 充分な戻り止め機能を得ることが可能な戻り止めボルトを提供することである。
【0008】
【課題を満足するための手段】
上記目的を達成するために、本願の第1の考案の戻り止めボルトは、ねじ締結 用機能を設えた頭部と前記頭部に延設されたねじが形成されたねじ軸とを備え、 前記頭部の座面は、その外縁部に形成された円環状凸部を有し、前記ねじのねじ 山は、前記頭部と反対側の半角部がθの大きさに形成され、前記頭部側の半角部 が前記θより微小角度αだけ小さい大きさに形成されていることを特徴とする。
【0009】 本願の第2の考案の戻り止めボルトは、ねじ締結用機能を設えた頭部と前記頭 部に延設されたねじが形成されたねじ軸とを備え、前記頭部の座面は、n等分の 角度間隔をおいて形成されたn個の突起部を有し、前記ねじのねじ山は、前記頭 部と反対側の半角部がθの大きさに形成され、前記頭部側の半角部が前記θより 微小角度αだけ小さい大きさに形成されていることを特徴とする。
【0010】 本願の第3の考案の戻り止めボルトは、ねじ締結用機能を設えた頭部と前記頭 部に延設されたねじが形成されたねじ軸とを備え、前記頭部の座面は、n等分の 角度間隔をおいて形成されたn個の陥没部を有し、前記ねじのねじ山は、前記頭 部と反対側の半角部がθの大きさに形成され、前記頭部側の半角部が前記θより 微小角度αだけ小さい大きさに形成されていることを特徴とする。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下に図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。 図1に示す戻り止めボルト10は、例えばネジ軸直径が1.7mmの小径のボ ルトである。小径のボルトとしては、典型的にはネジ軸直径が1mm〜3mmで あるが、例えばネジ軸直径が6mm程度であってもよい。図1において符号1は 締付け工具嵌合用十字穴を設えたねじ頭部を示し、符号2は頭部1に連結された ねじ軸を示す。
【0012】 図1におけるAの部分を買う台して図3に示す。頭部1の座面3の外縁部には 円環状凸部5が形成されている。座面3における円環状凸部5の内側すなわちね じ軸2の側には、凹部6がねじ軸2の回りに環状に形成されている。凹部6の窪 みの深さは円環状凸部5の面から約0.15mmである。図3に示すように、円 環状凸部5の半径方向の幅は例えば0.3mmである。
【0013】 ねじ軸2にはピッチPの雄ねじ7が形成されている。図5はナットの雌ねじ1 5に嵌合する雄ねじ7を示す。図5に示すように、雄ねじ7のねじ山において、 頭部2と反対側(図5におけるD側)の半角部8がθの大きさ、例えば30度に 形成され、頭部2側(図5におけるC側)の半角部9がθより微小角度αだけ小 さい大きさ、例えば30度より微小角度3度だけ小さい大きさに形成されている 。図5における(a)はロック前の状態を示し、(b)は(a)におけるEの部 分を拡大して示す図である。
【0014】 次に、ボルト10の作用について説明する。 ボルト10にFsなる軸力を発生するために頭部1に食わせた締め付けトルク をTf、締め付けの際のねじ軸2に発生した軸トルクをTsとすれば、TfはT sと座面3における摩擦トルクとの和に等しい。座面3における摩擦係数をμw 、座面3と被締め付け相手部材表面17との接触部における摩擦トルクの等価直 径をDvとすると、 Tf=Ts + (Dv/2)・Fs・μw (1) なる関係が成立する。式(1)において、右辺第1項は軸トルクTsを示すのに 対し第2項は座面トルクを示す。
【0015】 ここで、図4に示すように、円環状凸部5の外直径aと内直径bとすると、等 価直径Dvは Dv=(2/3)・(a−b)/(a−b) (2) で与えられる。
【0016】 式(1)からわかるように座面トルクは等価直径Dvに比例する。また、式( 2)で示すように、等価直径Dvにおいて、座面3に円環状凸部5aが形成され ているのでbの値がaの値に近いので相対的に等価直径Dvが大きくなり、座面 トルクが大きくなり、高い戻り止め効果を奏することができる。
【0017】 また、図5に示すように、雄ねじ7のねじ山において、頭部2と反対側の半角 部8がθの大きさであるのに対し頭部2側の半角部9がθ−αであるので、締め 付けトルクを加えて締め付け力を生じさせると頭部2側の半角部9の頂側部9a で相手雌ねじ15と接触し、さらに締め付けトルクを徐徐に増大させて締め付け 力を大きくすると頂側部9aが弾性変形して、頂側部9aと雌ねじ15との接触 部分は大きくなる。このように、雄ねじ7と雌ねじ15との嵌合状態においては 、まず雄ねじ7の外径部にある頂側部9aで行われ相手の雌ねじ15を弾性的に 支持しているので外部振動に対し強い緩み止めの機能を生じさせることができる 。
【0018】 次に、本考案の他の実施形態について説明する。 図20に示す戻り止めボルト10は、例えばネジ軸直径が1.7mmの小径の ボルトである。小径のボルトとしては、典型的にはネジ軸直径が1mm〜3mm であるが、例えばネジ軸直径が6mm程度であってもよい。図20において符号 21は締付け工具嵌合用十字穴を設えたねじ頭部を示し、符号22は頭部1に連 結されたねじ軸を示す。ねじ軸22にはピッチPのねじが形成されている。頭部 21の座面23には円周方向にn等分、例えば3等分の角度間隔をおいて座面3 の周縁近傍の放射状位置にn個、例えば3個の戻り止め部24が形成されている 。
【0019】 戻り止め部24は、座面23に対して突起した突起部を有し、この突起部は、 締め付け回転方向Aに向かって先細に形成されたくさび形状を有し、ねじ軸22 の締め付け回転方向Aと反対方向に向かって突起高さが漸次増大して最大の突起 高さ位置に至り、この後急峻に下降して座面22の平たい部分に至り、最大の突 起高さ位置でエッジ26を有する。また、戻り止め部24の突起部は、座面23 の周縁近傍に形成されており、ねじ軸22にまでは連なっていない。
【0020】 エッジ26は、半径方向に直線状に形成され、座面3からの高さは半径方向に 渡ってほぼ同じ高さを有する。エッジ26の座面23からの高さはP/n、例え ばP/3に近い値を有する。近い値であれば、例えばP/3より低い値でも高い 値でもよいが、低い値がより好ましい。
【0021】 図7に示すように、戻り止め部24の突起部は、座面3から離れるほどくさび 形状の内側へ形成して形成されており、図9に示す角度βはボルトの大きさにも 依存するが、約6度乃至12度の大きさである。
【0022】 ボルト20のねじ軸22の雄ねじ7は図5に示すものと同等に形成されている 。すなわち、ねじ軸22の雄ねじ7は、図5に示すように、雄ねじ7のねじ山に おいて、頭部22と反対側(図5におけるC側)の半角部8がθの大きさ、例え ば30度に形成され、頭部22側(図5におけるC側)の半角部9がθより微小 角度αだけ小さい大きさ、例えば30度より微小角度3度だけ小さい大きさに形 成されている。
【0023】 図8は、図6に示す戻り止めボルト10を使用した板締付けの構成を示してい る。タップによってめねじ加工した板Cに、ねじ径よりも大きい孔を加工した被 締付板Bを戻り止めボルト20によって締付け初める状態で、座面22に形成さ れた戻り止め部24のエッジ6が板Bの上面に接触した状態を示している。エッ ジ6の高さhはねじ軸2が1回転することによって進む量即ちピッチPの1/3 より小さい値であってP/3に近い値に設定されている。図8に示す状態から更 に締めて板締めするわけであるが、戻り止め部4のエッジ6はねじ回転による締 付力によって板Bに喰い込みながら回転する。戻り止め部4の突起部が完全に喰 い込み、座面3が板Bに接触した後、更に締めて締付けトルクが規定値に達した 後に締付けは完了する。
【0024】 戻り止め部24の突起部は、ねじ軸22の締め付け回転方向Aと反対方向に向 かって突起高さが漸次増大して最大の突起高さ位置に至るように形成されている ので、図8に示す状態からねじ回転による締付力によって板Bに喰い込ませなが ら回転する場合に、比較的に少ない回転抵抗の下で締め付けることができる。
【0025】 この一方、戻り止め部24の突起部は、最大の突起高さ位置に至りこの後急峻 に下降して座面2に至り、最大の突起高さ位置でエッジ26を有するように形成 されているので、戻り止めボルト20が締め付け回転方向Aと逆方向に戻ろうと するときに、エッジ26が板Bに喰い込むように作用し戻り止め効果を奏するこ とができる。
【0026】 また、エッジ26の高さhがP/3ピッチより小さいことから、ねじ軸2の回 転は1/3回転より以前にエッジ6の全高さhが被締付板Bに喰い込んで、座面 2が板Bに接触することになり、1/3回転すれば確実にエッジ26の全高さh を被締付板Bに喰い込ませることができる。また、エッジ26の高さhがP/3 ピッチに近い値であるので、戻り止め効果を生じ得る程にエッジ26を被締付板 Bに喰い込ませることができる。これによって、戻り止めボルト20と板Cによ るねじの締付けは完全に行われると共に、戻り止め部4の突起部は被締付板Bに 完全に喰い込むので、締付け終了後の締結体は高いゆるみ止め及びもどり止め性 能を有することができる。
【0027】 また、エッジ26の高さhはせいぜいP/3ピッチに近い値であり比較的に小 さいので、被締付板Bに喰い込む量を比較的に小さくすることができる。この一 方、締付板Bに喰い込む量を比較的に小さくしても、3個の戻り止め部24が設 けられているのでので、この積算効果によって十分な戻り止め効果を奏すること ができる。
【0028】 戻り止めボルト20によって、図8に示す状態から比較的に少ない回転抵抗の 下で締め付けることができ、また、被締付板Bに喰い込む量を比較的に小さくす ることができる一方、複数の戻り止め部24による積算効果によって十分な戻り 止め効果を奏することができるので、相手部材が硬い鋼材であってもアルミニウ ム材等の柔らかいものであってもよく、多種類の材料に渡って戻り止めの効果を 充分に発揮することが可能になる。
【0029】 また、ボルト20は、ボルト10について説明した場合と同様に、図5に示す ように、雄ねじ7のねじ山において、頭部22と反対側の半角部8がθの大きさ であるのに対し頭部22側の半角部9がθ−αであるので、締め付けトルクを加 えて締め付け力を生じさせると頭部22側の半角部9の頂側部9aで被締付板B 、Cの相手雌ねじ15と接触し、さらに締め付けトルクを徐徐に増大させて締め 付け力を大きくすると頂側部9aが弾性変形して、頂側部9aと雌ねじ15との 接触部分は大きくなる。このように、雄ねじ7と雌ねじ15との嵌合状態におい ては、まず雄ねじ7の外径部にある頂側部9aで行われ相手の雌ねじ15を弾性 的に支持しているので外部振動に対し強い緩み止めの機能を生じさせることがで きる。
【0030】 次に、本考案のさらに他の実施形態について説明する。 図9に示す戻り止めボルト30は、例えばネジ軸直径が1.7mmの小径のボ ルトである。図9において、頭部31の座面33には円周方向にn等分、例えば 3等分の角度間隔をおいて座面33の周縁近傍の放射状位置にn個、例えば3個 の戻り止め部34が形成されている。
【0031】 戻り止め部34は、座面33に対して陥没した陥没部を有し、この陥没部は、 ねじ軸32の締め付け回転方向Aに沿って陥没深さが漸次増大して最大の陥没深 さ位置を経た後にエッジ36を形成して座面3に戻るように形成されている。
【0032】 ボルト30のねじ軸32の雄ねじ7は図5に示すものと同等に形成されている 。すなわち、ねじ軸32の雄ねじ7は、図5に示すように、雄ねじ7のねじ山に おいて、頭部32と反対側(図5におけるC側)の半角部8がθの大きさ、例え ば30度に形成され、頭部32側(図5におけるC側)の半角部9がθより微小 角度αだけ小さい大きさ、例えば30度より微小角度3度だけ小さい大きさに形 成されている。
【0033】 本実施形態の戻り止めボルト30は、マグネシウム、アルミニウムなど軟質材 料に対して有効である。即ち、戻り止めボルト30を図8に示す場合と同様に締 付けに使用した場合に、座面33は板Bに締付け初期において接触する。この状 態で締付けが進むことによって、座面33は軟質板Bを圧縮しながら回転する。 規定の締付けを終了した状態ではねじ座面は締付力によって板Bを強く圧縮する 。軟質板Bは圧縮によってわずかな肉の移動を生じて座面3に形成された戻り止 め部34の陥没部内にわずかな凸部を形成することになる。板Bに生じたこのわ ずかな凸肉と戻り止め部34の陥没部とによって有効なもどり止め機能を得るこ とが出来る。
【0034】 また、ボルト30は、ボルト10について説明した場合と同様に、図5に示す ように、雄ねじ7のねじ山において、頭部32と反対側の半角部8がθの大きさ であるのに対し頭部32側の半角部9がθ−αであるので、締め付けトルクを加 えて締め付け力を生じさせると頭部32側の半角部9の頂側部9aで被締付板B 、Cの相手雌ねじ15と接触し、さらに締め付けトルクを徐徐に増大させて締め 付け力を大きくすると頂側部9aが弾性変形して、頂側部9aと雌ねじ15との 接触部分は大きくなる。このように、雄ねじ7と雌ねじ15との嵌合状態におい ては、まず雄ねじ7の外径部にある頂側部9aで行われ相手の雌ねじ15を弾性 的に支持しているので外部振動に対し強い緩み止めの機能を生じさせることがで きる。
【0035】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、頭部の座面は、その外縁部に形成された円環状凸部を 有し、ねじのねじ山は、頭部と反対側の半角部がθの大きさに形成され、頭部側 の半角部がθより微小角度αだけ小さい大きさに形成されているので、確実な戻 り止め効果を奏することができる。
【0036】 また、頭部の座面は、n等分の角度間隔をおいて形成されたn個の突起部を有 し、ねじのねじ山は、頭部と反対側の半角部がθの大きさに形成され、頭部側の 半角部がθより微小角度αだけ小さい大きさに形成されているので、確実な戻り 止め効果を奏することができる。
【0037】 また、頭部の座面は、n等分の角度間隔をおいて形成されたn個の陥没部を有 し、ねじのねじ山は、頭部と反対側の半角部がθの大きさに形成され、頭部側の 半角部がθより微小角度αだけ小さい大きさに形成されているので、確実な戻り 止め効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の戻り止めボルトの一実施形態を示す平
面図。
【図2】図1に示す頭部を示す図。
【図3】図1におけるA領域を拡大して示す断面図。
【図4】図1に示すボルトを説明する図。
【図5】図1、図6または図9のねじ山の作用を説明す
る図であり、(a)はロック前を示し、(b)は(a)
におけるEの部分を拡大して示す図であり、ロック状態
を示す。
【図6】本発明の戻り止めボルトの他の実施形態を示す
斜視図。
【図7】図6に示すボルトの座面を示す平面図。
【図8】本発明の戻り止めボルトによる板締付けの構成
を示す説明図。
【図9】本発明の戻り止めボルトのさらに他の実施形態
を示す斜視図。
【符号の説明】
1、21、31 頭部 2、22,32 ねじ軸 3、23、33 座面 5 円環状凸部 24 突起部 34 陥没部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ締結用機能を設えた頭部と前記頭部に
    延設されたねじが形成されたねじ軸とを備え、 前記頭部の座面は、その外縁部に形成された円環状凸部
    を有し、 前記ねじのねじ山は、前記頭部と反対側の半角部がθの
    大きさに形成され、前記頭部側の半角部が前記θより微
    小角度αだけ小さい大きさに形成されていることを特徴
    とする戻り止めボルト。
  2. 【請求項2】ねじ締結用機能を設えた頭部と前記頭部に
    延設されたねじが形成されたねじ軸とを備え、 前記頭部の座面は、n等分の角度間隔をおいて形成され
    たn個の突起部を有し、 前記ねじのねじ山は、前記頭部と反対側の半角部がθの
    大きさに形成され、前記頭部側の半角部が前記θより微
    小角度αだけ小さい大きさに形成されていることを特徴
    とする戻り止めボルト。
  3. 【請求項3】ねじ締結用機能を設えた頭部と前記頭部に
    延設されたねじが形成されたねじ軸とを備え、 前記頭部の座面は、n等分の角度間隔をおいて形成され
    たn個の陥没部を有し、 前記ねじのねじ山は、前記頭部と反対側の半角部がθの
    大きさに形成され、前記頭部側の半角部が前記θより微
    小角度αだけ小さい大きさに形成されていることを特徴
    とする戻り止めボルト。
  4. 【請求項4】前記ねじはピッチPを有し、 前記突起部は、前記ねじ軸の締め付け回転方向と反対方
    向に向かって突起高さが漸次増大し最大の突起高さ位置
    でエッジを有し、前記エッジの前記座面からの高さはP
    /nの近傍の値をとることを特徴とする請求項2に記載
    の戻り止めボルト。
  5. 【請求項5】前記ねじはピッチPを有し、 前記陥没部は、前記ねじ軸の締め付け回転方向に沿って
    陥没深さが漸次増大して最大の陥没深さ位置を経た後に
    エッジを形成して前記座面に戻るように形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の戻り止めボルト。
JP2003000051U 2003-01-08 2003-01-08 戻り止めボルト Expired - Lifetime JP3095134U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003000051U JP3095134U (ja) 2003-01-08 2003-01-08 戻り止めボルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003000051U JP3095134U (ja) 2003-01-08 2003-01-08 戻り止めボルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3095134U true JP3095134U (ja) 2003-07-25

Family

ID=43249077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003000051U Expired - Lifetime JP3095134U (ja) 2003-01-08 2003-01-08 戻り止めボルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3095134U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010092817A1 (ja) * 2009-02-12 2010-08-19 有限会社アートスクリュー 締結部材および締結構造
JP2012229749A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Nsk Ltd フランジ付き六角ボルト
CN108071642A (zh) * 2016-11-10 2018-05-25 株式会社友荣精密 紧固构件

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010092817A1 (ja) * 2009-02-12 2010-08-19 有限会社アートスクリュー 締結部材および締結構造
US9995334B2 (en) 2009-02-12 2018-06-12 Art Screw Co., Ltd. Fastener and fastening structure
JP2012229749A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Nsk Ltd フランジ付き六角ボルト
CN108071642A (zh) * 2016-11-10 2018-05-25 株式会社友荣精密 紧固构件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4260398B2 (ja) 螺締具の緩み防止構造
WO2003093691A1 (fr) Fixation de blocage
JP3914975B2 (ja) ロックナット
JP6437313B2 (ja) 緩み止め特殊ダブルナット
JP2011252573A (ja) 緩み止めワッシャーおよびこれを用いた緩み止め締結具
JP4100692B2 (ja) 緊締ねじ
JP2002106539A (ja) ねじ部材
JP6757101B2 (ja) 緩み止め締結構造
JPH07151126A (ja) ナット
JP3095134U (ja) 戻り止めボルト
JP2001234917A (ja) 戻り止めボルト
JP7016204B2 (ja) 緩み止め締結構造
JP2724099B2 (ja) 締結部材およびその製造方法
JP4361128B1 (ja) 緩み防止ねじ
JP2004011918A (ja) 戻り止めボルト
JP3290362B2 (ja) 軟質金属材用タッピンねじ
JPS5929134Y2 (ja) ゆるみ止め機構を有する螺子
JP6372016B2 (ja) 緩み止めナット
JP2004340165A (ja) 緩み止め締結具
KR200393542Y1 (ko) 풀림방지 나사볼트
JP2518764Y2 (ja) ダブルロックナット
JP6387578B2 (ja) 緩み止めナット及びその製造方法
JP2003021127A (ja) 締結具
JP7403170B2 (ja) 緩み止めナットとその締付方法
JP2003148438A (ja) 締結具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080423

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 6