JPH06336386A - エレベータ用巻上機装置 - Google Patents
エレベータ用巻上機装置Info
- Publication number
- JPH06336386A JPH06336386A JP12420993A JP12420993A JPH06336386A JP H06336386 A JPH06336386 A JP H06336386A JP 12420993 A JP12420993 A JP 12420993A JP 12420993 A JP12420993 A JP 12420993A JP H06336386 A JPH06336386 A JP H06336386A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hoisting machine
- machine
- vibration
- vibration isolator
- elevator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻上機の下部に設置して、建屋受梁に支持す
る防振体を取替る際に、少数の作業者で効率的に短時間
で作業することができるエレベータ用巻上機装置の提
供。 【構成】 巻上機１の下部を構成する機械台２が防振体
３を介して受梁４で支持されたものにおいて、防振体３
の付近に油圧シリンダ５を設け、それぞれ別々の油圧ポ
ンプ６にて油圧シリンダ５を連結して構成してある。
る防振体を取替る際に、少数の作業者で効率的に短時間
で作業することができるエレベータ用巻上機装置の提
供。 【構成】 巻上機１の下部を構成する機械台２が防振体
３を介して受梁４で支持されたものにおいて、防振体３
の付近に油圧シリンダ５を設け、それぞれ別々の油圧ポ
ンプ６にて油圧シリンダ５を連結して構成してある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、既設エレベータの巻上
機の下部を構成する機械台を支持する防振体を新しいも
のに交換するのに適したエレベータ用巻上機装置に関す
る。
機の下部を構成する機械台を支持する防振体を新しいも
のに交換するのに適したエレベータ用巻上機装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のエレベータ用巻上機装置として
は、実願昭６３−１９４８８５号公報に示されている構
造が一般的である。すなわち、エレベータ巻上機は、防
振体を介して支持されており、巻上機の振動が直接建屋
に影響しないように配慮された構造となっている。そし
て、一般的に巻上機を支持する防振体はゴム糸のものが
使用されており、経年変化によって劣化し防振特性が変
化するため、古くなると取替る必要がある。
は、実願昭６３−１９４８８５号公報に示されている構
造が一般的である。すなわち、エレベータ巻上機は、防
振体を介して支持されており、巻上機の振動が直接建屋
に影響しないように配慮された構造となっている。そし
て、一般的に巻上機を支持する防振体はゴム糸のものが
使用されており、経年変化によって劣化し防振特性が変
化するため、古くなると取替る必要がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
は、防振体の取替方法については配慮されていなかっ
た。このため、巻上機は綱車にロープを巻き掛け、この
ロープでかごとつり合いおもりを懸垂している。このた
め、巻上機の下部に設置され、巻上機の機械台を建屋受
梁に支持する防振体を取替るには、次の手順で実施する
必要がある。まず、かごとつり合いおもりをそれぞれ玉
掛用ロープ等で懸垂固定した後、巻上機及び機械台を順
次、吊り上げて別の場所に置いてから防振体を取替ると
いう作業になる。
は、防振体の取替方法については配慮されていなかっ
た。このため、巻上機は綱車にロープを巻き掛け、この
ロープでかごとつり合いおもりを懸垂している。このた
め、巻上機の下部に設置され、巻上機の機械台を建屋受
梁に支持する防振体を取替るには、次の手順で実施する
必要がある。まず、かごとつり合いおもりをそれぞれ玉
掛用ロープ等で懸垂固定した後、巻上機及び機械台を順
次、吊り上げて別の場所に置いてから防振体を取替ると
いう作業になる。
【０００４】このため、防振体を取替るという作業は、
大掛かりな作業となり多大な費用がかかっていた。ま
た、エレベータはビル施設の縦の輸送設備として必要不
可欠なものであるため、特に比較的小さなビルにおいて
は、修理等によるエレベータの不稼動時間を最小限にす
る必要がある。
大掛かりな作業となり多大な費用がかかっていた。ま
た、エレベータはビル施設の縦の輸送設備として必要不
可欠なものであるため、特に比較的小さなビルにおいて
は、修理等によるエレベータの不稼動時間を最小限にす
る必要がある。
【０００５】本発明は、前述したような防振体の取替作
業の現状の問題点を解決するためになされたもので、そ
の目的は少数の作業者で効率的に短時間で作業できるエ
レベータ用巻上機装置を提供することにある。
業の現状の問題点を解決するためになされたもので、そ
の目的は少数の作業者で効率的に短時間で作業できるエ
レベータ用巻上機装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、巻上機の下部を構成する機械台が防振体を介して
受梁で支持されるエレベータ用巻上機装置において、防
振体付近に油圧シリンダを設け、それぞれを別々の油圧
ポンプに連結し、前記油圧シリンダのストロークによっ
て前記機械台が上下に可動する構成としたものである。
めに、巻上機の下部を構成する機械台が防振体を介して
受梁で支持されるエレベータ用巻上機装置において、防
振体付近に油圧シリンダを設け、それぞれを別々の油圧
ポンプに連結し、前記油圧シリンダのストロークによっ
て前記機械台が上下に可動する構成としたものである。
【０００７】
【作用】この発明においては、まず、油圧シリンダを各
防振体の付近にあらかじめ配置してあり、別々の油圧ポ
ンプに連結してある。そこで、各階の出入口部に作業中
等の表示をした後、巻上機の機械台と防振体の連結を取
外し、油圧ポンプを動作する。油圧ポンプから各油圧シ
リンダに油を送り、各油圧シリンダのストロークによっ
て、巻上機を機械台ごと上に持ち上げる。このとき、各
油圧シリンダには、各支持点（防振体）ごとに不均一な
荷重が作用しているため、各油圧シリンダにはそれぞれ
の荷重に合わせて油圧をセットする必要がある。このよ
うに、油圧シリンダにて機械台ごと巻上機を持ち上げた
後、防振体を取替るようになっている。
防振体の付近にあらかじめ配置してあり、別々の油圧ポ
ンプに連結してある。そこで、各階の出入口部に作業中
等の表示をした後、巻上機の機械台と防振体の連結を取
外し、油圧ポンプを動作する。油圧ポンプから各油圧シ
リンダに油を送り、各油圧シリンダのストロークによっ
て、巻上機を機械台ごと上に持ち上げる。このとき、各
油圧シリンダには、各支持点（防振体）ごとに不均一な
荷重が作用しているため、各油圧シリンダにはそれぞれ
の荷重に合わせて油圧をセットする必要がある。このよ
うに、油圧シリンダにて機械台ごと巻上機を持ち上げた
後、防振体を取替るようになっている。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。図１は本発明の一実施例を示す正面図、図２は図１
の側面図、図３は全体構成図、図４は図３の平面図であ
る。
る。図１は本発明の一実施例を示す正面図、図２は図１
の側面図、図３は全体構成図、図４は図３の平面図であ
る。
【０００９】巻上機１は綱車７にロープ８を巻き掛けて
あり、このロープ７には一端に乗かご（図示せず）、他
端につり合いおもり（図示せず）が連結されて構成され
ている。このため、ロープ７には、それぞれ、乗かごに
よる張力Ｔ1とつり合いおもりによる張力Ｔ2が作用して
いる。また、巻上機１は機械台２の上に配置されてお
り、機械台２は防振体３を介して、建屋受梁４に支持さ
れて構成されている。さらに、建屋受梁４には、油圧シ
リンダ５がそれぞれ防振体３毎に設けられており、この
油圧シリンダ５はそれぞれ一対の油圧ポンプ６に連絡さ
れて構成されている。
あり、このロープ７には一端に乗かご（図示せず）、他
端につり合いおもり（図示せず）が連結されて構成され
ている。このため、ロープ７には、それぞれ、乗かごに
よる張力Ｔ1とつり合いおもりによる張力Ｔ2が作用して
いる。また、巻上機１は機械台２の上に配置されてお
り、機械台２は防振体３を介して、建屋受梁４に支持さ
れて構成されている。さらに、建屋受梁４には、油圧シ
リンダ５がそれぞれ防振体３毎に設けられており、この
油圧シリンダ５はそれぞれ一対の油圧ポンプ６に連絡さ
れて構成されている。
【００１０】このように構成された巻上機装置におい
て、油圧ポンプ６を作動させ、油圧シリンダ５の頭部５
ａを機械台２に接触させた後、防振体３の機械台２への
取付ボルト９を取外す。その後、さらに、油圧ポンプ６
を作動させ、油圧シリンダ５の頭部５ａを上方にストロ
ークさせて巻上機１を機械台２とともに持ち上げる。こ
のように、巻上機１を持ち上げた後、防振体３を新品に
取替、油圧ポンプ６の圧力を低下させて、巻上機１を降
ろし、取付ボルト９にて防振体３を機械台２及び建屋受
梁４に取付る。
て、油圧ポンプ６を作動させ、油圧シリンダ５の頭部５
ａを機械台２に接触させた後、防振体３の機械台２への
取付ボルト９を取外す。その後、さらに、油圧ポンプ６
を作動させ、油圧シリンダ５の頭部５ａを上方にストロ
ークさせて巻上機１を機械台２とともに持ち上げる。こ
のように、巻上機１を持ち上げた後、防振体３を新品に
取替、油圧ポンプ６の圧力を低下させて、巻上機１を降
ろし、取付ボルト９にて防振体３を機械台２及び建屋受
梁４に取付る。
【００１１】尚、防振体３のそれぞれに作用する力Ｗ1
〜Ｗ4は前述した綱車７にかかるロープ８の張力Ｔ1及び
Ｔ2のほか、巻上機１の自重が含まれており、巻上機１
の重心Ｇ及びロープ８の張力Ｔ1、Ｔ2の位置によって異
なる。このため、防振体３の各支持点毎に油圧ポンプ６
を配置して、各油圧シリンダ５を均一にストロークさせ
る必要がある。
〜Ｗ4は前述した綱車７にかかるロープ８の張力Ｔ1及び
Ｔ2のほか、巻上機１の自重が含まれており、巻上機１
の重心Ｇ及びロープ８の張力Ｔ1、Ｔ2の位置によって異
なる。このため、防振体３の各支持点毎に油圧ポンプ６
を配置して、各油圧シリンダ５を均一にストロークさせ
る必要がある。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、かごとつり合いおもり
をそれぞれ玉掛用ロープ等で懸垂固定した後、巻上機及
び機械台を順次、吊り上げて別の場所に置いてから作業
する必要がなく、かごとつり合いおもりを懸垂したま
ま、機械台ごと巻上機を持ち上げて防振体を取替るよう
にしたので、少数の作業者で作業が可能となり、しか
も、効率的に短時間で作業できる効果がある。
をそれぞれ玉掛用ロープ等で懸垂固定した後、巻上機及
び機械台を順次、吊り上げて別の場所に置いてから作業
する必要がなく、かごとつり合いおもりを懸垂したま
ま、機械台ごと巻上機を持ち上げて防振体を取替るよう
にしたので、少数の作業者で作業が可能となり、しか
も、効率的に短時間で作業できる効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示す防振体部の正面図であ
る。
る。
【図２】図１の側面図である。
【図３】巻上機の全体構成図である。
【図４】図３の平面図である。
１ 巻上機 ２ 機械台 ３ 防振体 ４ 受梁 ５ 油圧シリンダ ６ 油圧ポンプ
Claims (1)
- 【請求項１】 巻上機の下部を構成する機械台が防振体
を介して受梁で支持されるエレベータ用巻上機装置にお
いて、防振体付近に油圧シリンダを設け、それぞれを別
々の油圧ポンプに連結し、前記油圧シリンダのストロー
クによって前記機械台が上下に可動することを特徴とす
るエレベータ用巻上機装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12420993A JPH06336386A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | エレベータ用巻上機装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12420993A JPH06336386A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | エレベータ用巻上機装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06336386A true JPH06336386A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14879700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12420993A Pending JPH06336386A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | エレベータ用巻上機装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06336386A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015229570A (ja) * | 2014-06-05 | 2015-12-21 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータの巻上機設置方法および装置 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP12420993A patent/JPH06336386A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015229570A (ja) * | 2014-06-05 | 2015-12-21 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータの巻上機設置方法および装置 |
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