JPH09278309A - エレベータの秤装置の試験方法 - Google Patents
エレベータの秤装置の試験方法Info
- Publication number
- JPH09278309A JPH09278309A JP8085258A JP8525896A JPH09278309A JP H09278309 A JPH09278309 A JP H09278309A JP 8085258 A JP8085258 A JP 8085258A JP 8525896 A JP8525896 A JP 8525896A JP H09278309 A JPH09278309 A JP H09278309A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- hoistway
- parts
- car
- car floor
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術における秤装置の試験作業は、試験
に用いる錘の運搬、移動作業によりその作業効率を悪化
させるという問題点があった。 【解決手段】 本発明は上記問題点を解決するために、
昇降路２内を昇降する乗かご１のかご床１ａ下方に設け
られ、乗かご１内の積載荷重を検出するエレベータの秤
装置４の試験を昇降路下部２ａに常備された積載荷重に
相当する錘５を、かご床１ａに一端が支持され他端が昇
降路下部に向かって垂下される吊持体８の他端に吊持さ
せる方法により行う。
に用いる錘の運搬、移動作業によりその作業効率を悪化
させるという問題点があった。 【解決手段】 本発明は上記問題点を解決するために、
昇降路２内を昇降する乗かご１のかご床１ａ下方に設け
られ、乗かご１内の積載荷重を検出するエレベータの秤
装置４の試験を昇降路下部２ａに常備された積載荷重に
相当する錘５を、かご床１ａに一端が支持され他端が昇
降路下部に向かって垂下される吊持体８の他端に吊持さ
せる方法により行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータの秤装置
の試験方法に関する。
の試験方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にエレベータの秤装置は、乗かご内
の積載荷重を検出するために設けられているが、その構
造は乗かご床下面に当接する防振ゴムのたわみに応動し
て働くようになっている。従来、上記秤装置の試験方法
としては、乗かご内に定格積載荷重の１．１倍程度の重
量、例えば１１人乗りのエレベータでは８６０ｋｇの錘
を積載することにより前記防振ゴムをたわませ、秤装置
が動作するかどうかを確認して試験を行っていた。しか
し、この試験方法では、錘を外部から運送するために多
大な労力を要するという問題点があった。この問題点を
解消するため、錘を昇降路の最下部に収納しておき、試
験時にこの錘を用いて試験を行うという構成を備えたも
のが、特開平４−４５０８７号公報にて提案されてい
る。
の積載荷重を検出するために設けられているが、その構
造は乗かご床下面に当接する防振ゴムのたわみに応動し
て働くようになっている。従来、上記秤装置の試験方法
としては、乗かご内に定格積載荷重の１．１倍程度の重
量、例えば１１人乗りのエレベータでは８６０ｋｇの錘
を積載することにより前記防振ゴムをたわませ、秤装置
が動作するかどうかを確認して試験を行っていた。しか
し、この試験方法では、錘を外部から運送するために多
大な労力を要するという問題点があった。この問題点を
解消するため、錘を昇降路の最下部に収納しておき、試
験時にこの錘を用いて試験を行うという構成を備えたも
のが、特開平４−４５０８７号公報にて提案されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
においても秤装置の試験作業の効率を悪化させるという
問題点があった。すなわち、前記従来技術は、昇降路下
部に収納されている錘を、一度最下階乗場まで吊り上げ
その後乗場から乗かご内に搬入して試験を行う。そし
て、試験終了後再び乗かご内から乗場に錘を搬出し、昇
降路最下部の収納場所に吊り下ろさねばならないため、
錘の吊り上げ、吊り下げ作業、乗かごへの搬入搬出作業
等の錘の移動に多くの時間と労力を費やさねばならず、
その試験作業効率を悪化させていた。
においても秤装置の試験作業の効率を悪化させるという
問題点があった。すなわち、前記従来技術は、昇降路下
部に収納されている錘を、一度最下階乗場まで吊り上げ
その後乗場から乗かご内に搬入して試験を行う。そし
て、試験終了後再び乗かご内から乗場に錘を搬出し、昇
降路最下部の収納場所に吊り下ろさねばならないため、
錘の吊り上げ、吊り下げ作業、乗かごへの搬入搬出作業
等の錘の移動に多くの時間と労力を費やさねばならず、
その試験作業効率を悪化させていた。
【０００４】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
で、その目的は、錘の運搬、移動作業によりその作業効
率を悪化させることなく行うことを可能とするエレベー
タの秤装置の試験方法を提供することにある。
で、その目的は、錘の運搬、移動作業によりその作業効
率を悪化させることなく行うことを可能とするエレベー
タの秤装置の試験方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、昇降路内を昇降する乗かごのかご床下方に設けら
れ、前記乗かご内の積載荷重を検出するエレベータの秤
装置の試験方法において、前記昇降路下部に常備され、
前記積載荷重に応じて定められた重量の錘を、前記かご
床に一端が支持され他端が前記昇降路下部に向かって垂
下される吊持体の前記他端に吊持させることにより行う
ことを特徴とする。
に、昇降路内を昇降する乗かごのかご床下方に設けら
れ、前記乗かご内の積載荷重を検出するエレベータの秤
装置の試験方法において、前記昇降路下部に常備され、
前記積載荷重に応じて定められた重量の錘を、前記かご
床に一端が支持され他端が前記昇降路下部に向かって垂
下される吊持体の前記他端に吊持させることにより行う
ことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に基づいて説明する。図１は本発明の一実施の形態を説
明する昇降路縦断面図、図２は本発明の一実施の形態で
あるエレベータの秤装置の試験方法を示す側面図、図３
は図２の斜視図である。図において、乗かご１はロープ
３に連結され、このロープ３から駆動力を伝達されて昇
降路２の最下部にはピット２ａが形成されており、この
ピット２ａには、秤装置４の試験に用いる錘５が常備さ
れており、さらに乗かご１が落下した時の衝撃に対する
緩衝部材となる、図示しないバッファ装置の載置される
バッファ台６が設けられている。なお７はエレベータの
最下階乗場である。次に乗かご１のかご床１ａ下方に設
けられた秤装置４の構成を図２、図３を用いて説明す
る。乗かご１の下部の構成は図に示すように、略Ｃ字状
のリップ鋼１１ａを有するかご床１ａに支持されて側板
１ｂが立設され、また前記かご床１ａの下面には防振ゴ
ム１ｄを介してベース１ｃが当接し、これらかご床１ａ
及びベース１ｃは下枠１ｅに支持されている。そして、
秤装置４は、かご床１ａ上に積載された積載物の重量に
より防振ゴム１ｄがたわみ、かご床１ａの下面が秤装置
４に接触することに応じて動作する構成となっている。
に基づいて説明する。図１は本発明の一実施の形態を説
明する昇降路縦断面図、図２は本発明の一実施の形態で
あるエレベータの秤装置の試験方法を示す側面図、図３
は図２の斜視図である。図において、乗かご１はロープ
３に連結され、このロープ３から駆動力を伝達されて昇
降路２の最下部にはピット２ａが形成されており、この
ピット２ａには、秤装置４の試験に用いる錘５が常備さ
れており、さらに乗かご１が落下した時の衝撃に対する
緩衝部材となる、図示しないバッファ装置の載置される
バッファ台６が設けられている。なお７はエレベータの
最下階乗場である。次に乗かご１のかご床１ａ下方に設
けられた秤装置４の構成を図２、図３を用いて説明す
る。乗かご１の下部の構成は図に示すように、略Ｃ字状
のリップ鋼１１ａを有するかご床１ａに支持されて側板
１ｂが立設され、また前記かご床１ａの下面には防振ゴ
ム１ｄを介してベース１ｃが当接し、これらかご床１ａ
及びベース１ｃは下枠１ｅに支持されている。そして、
秤装置４は、かご床１ａ上に積載された積載物の重量に
より防振ゴム１ｄがたわみ、かご床１ａの下面が秤装置
４に接触することに応じて動作する構成となっている。
【０００７】次に本発明の秤装置４の試験方法を説明す
る。まず保守員１人がピット２ａに降りた後、別の保守
員が乗かご１を最下階乗場７の位置に停止される。そし
てピット２ａに降りた保守員が、前記かご床１ａのリッ
プ鋼１１ａ部分に一端が支持されるように吊持体８を取
付ける。すなわち、この吊持体８は一端で前記リップ鋼
１１ａを把持するクランプ部８１ｂと、その他端に設け
られる係合部８２ｂとから形成される、把持部８ｂと、
前記８２ｂに係合するフック８１ｃと、前記錘５に設け
られた係合部５１ｃに係合するフック８３ｃと、前記フ
ック８１ｃと８３ｃとの間隔を伸縮自在とするターンバ
ックル８２ｃとから形成される錘支持部８ｃを有して構
成されている。よってまず、図３に示すようにかご床１
ａの４頂点近傍に位置するリップ鋼１１ａそれぞれを、
前記把持部８ｂを４部材用いそのクランプ部８１ｂにて
把持する。そして、錘支持部８ｃのフック８３ｃを錘５
の係合部５１ｃに係合させ、さらにフック８１ｃを前記
把持部８ｂの係合部８２ｂに係合させる。また、反対側
の錘支持部８ｃも同様に把持部８ｂと錘５とを連絡する
ように係合する。この状態とした後各錘支持部８ｃに設
けられたターンバックル８２ｃを縮める方向に回転させ
錘５がピット２ａから吊り上げられた状態とする。この
状態とすることにより錘５の重量が吊持体８を介してか
ご床１ａに負荷される。よって、錘５の総重量を乗かご
１内に積載する定格積載荷重の１．１倍としておけば、
その１．１倍の積載荷重をかご床１ａ上に載置したのと
ほぼ同じ状態にすることができる。そして、この状態に
おいて秤装置４が動作しているかどうかをチェックすれ
ば秤装置４が正常かどうか試験にて確認することができ
る。なお、本実施の形態によれば、錘５を吊持体８を２
部材用いて吊持するように構成したが、吊持体８の１部
材にそれぞれ錘５を吊持させるか、また吊持体８を４部
材用いて錘５ひとつを吊持させる構成としても同一の効
果は得られる。そして試験にて秤装置４の動作を確認し
たならば、ターンバックル８２ｃを逆回転させて錘５を
ピット２ａ上に戻し、吊持体８の把持部８ｂ、錘支持部
８ｃをそれぞれリップ鋼１１ａ、錘５から取外せば試験
前の状態に戻すことができ、ここで試験は終了する。以
上のように、本実施形態によれば、ピット２ａに常備さ
れる錘５をかご床１ａに支持させて吊持し、秤装置４の
試験を行うようにしたため、錘５の運送及び移動作業を
最低限に抑えることができ、よって非常に効率良く秤装
置４の試験を行うことを可能にする。なお、この吊持体
８も錘５と同様にピット２ａに収納しておけば持ち運び
作業が省略されるためより秤装置の試験作業効率を向上
させることができる。
る。まず保守員１人がピット２ａに降りた後、別の保守
員が乗かご１を最下階乗場７の位置に停止される。そし
てピット２ａに降りた保守員が、前記かご床１ａのリッ
プ鋼１１ａ部分に一端が支持されるように吊持体８を取
付ける。すなわち、この吊持体８は一端で前記リップ鋼
１１ａを把持するクランプ部８１ｂと、その他端に設け
られる係合部８２ｂとから形成される、把持部８ｂと、
前記８２ｂに係合するフック８１ｃと、前記錘５に設け
られた係合部５１ｃに係合するフック８３ｃと、前記フ
ック８１ｃと８３ｃとの間隔を伸縮自在とするターンバ
ックル８２ｃとから形成される錘支持部８ｃを有して構
成されている。よってまず、図３に示すようにかご床１
ａの４頂点近傍に位置するリップ鋼１１ａそれぞれを、
前記把持部８ｂを４部材用いそのクランプ部８１ｂにて
把持する。そして、錘支持部８ｃのフック８３ｃを錘５
の係合部５１ｃに係合させ、さらにフック８１ｃを前記
把持部８ｂの係合部８２ｂに係合させる。また、反対側
の錘支持部８ｃも同様に把持部８ｂと錘５とを連絡する
ように係合する。この状態とした後各錘支持部８ｃに設
けられたターンバックル８２ｃを縮める方向に回転させ
錘５がピット２ａから吊り上げられた状態とする。この
状態とすることにより錘５の重量が吊持体８を介してか
ご床１ａに負荷される。よって、錘５の総重量を乗かご
１内に積載する定格積載荷重の１．１倍としておけば、
その１．１倍の積載荷重をかご床１ａ上に載置したのと
ほぼ同じ状態にすることができる。そして、この状態に
おいて秤装置４が動作しているかどうかをチェックすれ
ば秤装置４が正常かどうか試験にて確認することができ
る。なお、本実施の形態によれば、錘５を吊持体８を２
部材用いて吊持するように構成したが、吊持体８の１部
材にそれぞれ錘５を吊持させるか、また吊持体８を４部
材用いて錘５ひとつを吊持させる構成としても同一の効
果は得られる。そして試験にて秤装置４の動作を確認し
たならば、ターンバックル８２ｃを逆回転させて錘５を
ピット２ａ上に戻し、吊持体８の把持部８ｂ、錘支持部
８ｃをそれぞれリップ鋼１１ａ、錘５から取外せば試験
前の状態に戻すことができ、ここで試験は終了する。以
上のように、本実施形態によれば、ピット２ａに常備さ
れる錘５をかご床１ａに支持させて吊持し、秤装置４の
試験を行うようにしたため、錘５の運送及び移動作業を
最低限に抑えることができ、よって非常に効率良く秤装
置４の試験を行うことを可能にする。なお、この吊持体
８も錘５と同様にピット２ａに収納しておけば持ち運び
作業が省略されるためより秤装置の試験作業効率を向上
させることができる。
【０００８】
【発明の効果】本発明は以上のような試験方法としたた
め、錘の搬送及び移動作業を大幅に削減し、効率良く秤
装置の試験作業を行うことができる。
め、錘の搬送及び移動作業を大幅に削減し、効率良く秤
装置の試験作業を行うことができる。
【図１】本発明の一実施の形態を説明する昇降路縦断面
図である。
図である。
【図２】本発明の一実施の形態であるエレベータの秤装
置の試験方法を示す側面図である。
置の試験方法を示す側面図である。
【図３】図２の斜視図である。
１ 乗かご １ａ かご床 ２ 昇降路 ２ａ 昇降路下部 ４ 秤装置 ５ 錘 ８ 吊持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０１Ｇ 23/01 Ｇ０１Ｇ 23/01 Ｋ
Claims (1)
- 【請求項１】 昇降路内を昇降する乗かごのかご床下方
に設けられ、前記乗かご内の積載荷重を検出するエレベ
ータの秤装置の試験方法において、前記昇降路下部に常
備され、前記積載荷重に応じて定められた重量の錘を、
前記かご床に一端が支持され他端が前記昇降路下部に向
かって垂下される吊持体の前記他端に吊持させることに
より行うことを特徴とするエレベータの秤装置の試験方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8085258A JPH09278309A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | エレベータの秤装置の試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8085258A JPH09278309A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | エレベータの秤装置の試験方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09278309A true JPH09278309A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=13853554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8085258A Pending JPH09278309A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | エレベータの秤装置の試験方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09278309A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105333935A (zh) * | 2015-12-03 | 2016-02-17 | 北京华程东方科技有限公司 | 钢坯在线移动称重装置 |
| CN105333940A (zh) * | 2015-10-20 | 2016-02-17 | 江苏国恩信息科技有限公司 | 一种地上衡测试装置 |
| CN106840352A (zh) * | 2017-02-15 | 2017-06-13 | 广州日滨科技发展有限公司 | 电梯称重校验装置 |
| CN110857883A (zh) * | 2018-08-22 | 2020-03-03 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种行车称重系统校准方法 |
-
1996
- 1996-04-08 JP JP8085258A patent/JPH09278309A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105333940A (zh) * | 2015-10-20 | 2016-02-17 | 江苏国恩信息科技有限公司 | 一种地上衡测试装置 |
| CN105333935A (zh) * | 2015-12-03 | 2016-02-17 | 北京华程东方科技有限公司 | 钢坯在线移动称重装置 |
| CN106840352A (zh) * | 2017-02-15 | 2017-06-13 | 广州日滨科技发展有限公司 | 电梯称重校验装置 |
| CN110857883A (zh) * | 2018-08-22 | 2020-03-03 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种行车称重系统校准方法 |
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