JP2008308247A - エレベータ昇降体の受け雇 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要時に昇降体の支持が可能であるとともに、昇降体の支持を要しない不要時には人的介在無しに昇降体の支持状態を解消できるエレベータ昇降体の受け雇の提供。
【解決手段】昇降路16内に立設された乗かご用ガイドレール1、または、つり合いおもり用ガイドレール2にそれぞれ案内されるとともに、主ロープ12を介して連結され、釣瓶式に昇降するかご枠14を含む乗かご15、または、つり合いおもり枠7から成る昇降体を、対応するガイドレールのいずれかに支持させるものにおいて、ガイドレール1または2に固定されるとともに、昇降体の水平投影面外に配設される取付け部9bと、この取付け部9bに着脱自在に取付けられるとともに、昇降体の底部に当接して昇降体をガイドレールの対応するものに支持させる受け部9aと、この受け部9aと昇降体とを連結する連結体9cとを設けた構成にしてある。
【選択図】図7

Description

本発明は、釣瓶式に昇降するかご枠を含む乗かご、または、つり合いおもり枠から成る昇降体を、対応するガイドレールに支持させるエレベータ昇降体の受け雇に関する。
一般にエレベータでは、ロープ掛け作業時等においてかご枠を含む乗かご、または、つり合いおもり枠から成る昇降体を昇降路内の任意の位置に保持させる必要がある。このような昇降体の保持方法としては、昇降体の昇降を案内するガイドレールに設置した受け雇により、昇降体の底部を支持させる方法をとることが多い。
この種のエレベータ昇降体の受け雇として、従来、昇降体の支持が必要なときのみその昇降体の底部を受け部で受け、支持の必要のないときには受け部を昇降体の昇降と干渉しない位置に変位させて、昇降体の昇降を妨げないようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平09−151053号公報
しかし、前述した特許文献1に示される従来技術にあっては、昇降体の支持が不要なときに受け部を昇降体の昇降と干渉しない位置に変位させる操作を行なう作業者が必要になり、ロープ掛け作業等における作業人員が多くなって、作業費が増加しやすい問題があった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、必要時に昇降体の支持が可能であるとともに、昇降体の支持を要しない不要時には人的介在無しに昇降体の支持状態を解消できるエレベータ昇降体の受け雇を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、昇降路内に立設された乗かご用ガイドレール、または、つり合いおもり用ガイドレールにそれぞれ案内されるとともに、主ロープを介して連結され、釣瓶式に昇降するかご枠を含む乗かご、または、つり合いおもり枠から成る昇降体を、前記対応するガイドレールのいずれかに支持させるエレベータ昇降体の受け雇において、前記ガイドレールに固定されるとともに、前記昇降体の水平投影面外に配設される取付け部と、この取付け部に着脱自在に取付けられるとともに、前記昇降体の底部に当接して前記昇降体を前記ガイドレールの対応するものに支持させる受け部と、この受け部と前記昇降体とを連結する連結体とを設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、ロープ掛け作業等の必要時には、ガイドレールに取付け部を固定し、この取付け部に受け部を装着させた状態にして、この受け部によってかご枠を含む乗かご、または、つり合いおもりから成る昇降体をガイドレールに支持させることができる。また、昇降体の支持の必要のない不要時には、昇降体を上昇させることによって連結体を介して受け部が取付け部から取り外され、昇降体の自在な走行が可能となる。この場合、取付け部は、昇降体の水平投影面外に配設されているので昇降体の昇降の妨げとなることがない。このように本発明は、昇降体の支持の不要時には、人的介在無しに昇降体の支持状態を解消できる。
本発明は、必要時に昇降体の支持が可能であるとともに、昇降体の支持を要しない不要時には人的介在無しに昇降体の支持状態を解消でき、これによりロープ掛け作業等における作業人員を少なくすることができる。これに伴い、ロープ掛け作業等の作業費を従来に比べて低減できる。
以下,本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態が用いられるエレベータのロープ掛け方法の一例を図1〜図6、及び図13を用いて説明する。図1〜図6はエレベータのロープ掛け方法の一例を説明する昇降路縦断面図、図13はエレベータのロープ掛け方法の一例における動作フローチャートである。
図1に示すように、本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態が用いられるエレベータのロープ掛け方法の一例としては、はじめに枠組足場3を昇降路16の底部より組上げ(図13のS1)、その後昇降路16の頂部に設けた図示しない吊り点に取り付けた揚重機4を用いて、乗かご用ガイドレール1及びつり合いおもり用ガイドレール2を吊り上げるとともに、枠組足場3上から所定位置の昇降路壁に両ガイドレール1,2の芯出し、固定を行なう(図13のS2)。
次に、枠組足場3の最上部から上部機器5を取り付ける。ここで、上部機器5とは、プーリビーム5cと、このプーリビーム5cに取り付けられている転向プーリ5a,5bであり、プーリビーム5cを乗かご用ガイドレール1及びつり合いおもり用ガイドレール2の頂部に取り付けるとともに、このプーリビーム5cに転向プーリ5a,5bを取り付ける。また、後述する主ロープ12に駆動力を伝える巻上機6を、枠組足場3上から最下階乗場17の高さ付近に取り付ける。さらに、枠組足場3の最上部から揚重機4をプーリビーム5c付近に取り付ける(図13のS3)。
次に図2に示すように、かご枠14用の受け雇8を乗かご用ガイドレール1の最下部近傍部分に取り付け、つり合いおもり枠7を揚重機4を用いて昇降路16の頂部まで吊り上げる(図13のS4)。
次に図3に示すように、つり合いおもり枠7の底部に当接するように、後述の本発明の一実施形態を構成する受け雇9を、つり合いおもりガイドレール2の最上部付近に取り付け、つり合いおもり枠7を受け雇9により支持させる(図13のS5)。
そして、揚重機4を、枠組足場3上を作業位置として利用して取り外した後、この枠組足場3上からつり合いおもり枠7内におもり7bを複数枚、例えば定格(総)重量の半分に相当する枚数を積み込む(図13のS6)。
次に図4に示すように、枠組足場3の最下階乗場付近の位置、すなわちかご枠14を組み立てた際にかご下プーリ14aが存在する位置にクランプ10を取り付ける(図13のS7)。
その後、図4の実線で示すように、最上階乗場18に設置したロープドラム11から主ロープ12を引き出し、枠組足場3の最上部から、主ロープ12を転向プーリ5a,5bの上部及びつり合いおもりプーリ7aに巻き掛け、つり合いおもり枠7側のロープ端部をプーリビーム5cに固定する(図13のS8の1)。次に、転向プーリ5a,5b間のロープ12を弛ませて、図4の破線で示すようにU字状に吊り下ろし、これを図4の二点鎖線で示すように巻上機シーブ6aに巻き掛ける(図13のS8の2)。さらに、転向プーリ5b側の主ロープ12を弛ませて、図4の破線で示すように、U字状に吊り下ろして図4の二点鎖線で示すように、クランプ10に仮固定した(図13のS8の3)後、主ロープ12のかご側端部をプーリビーム5cに固定する(図13のS8の4)。
そして図5に示すように、枠組足場3を解体し、かご枠14を組み立てた後(図13のS9)、クランプ10に仮固定しておいたU字状の主ロープ12をかご下プーリ14aへ巻き掛ける(図13のS10)。
さらに図5に示すように、かご枠14の上部近傍に位置する乗かご用ガイドレール1を吊り点とし、揚重機4を用いてかご枠14を吊り上げて少し浮かし、かご枠14用の受け雇8を取り外して主ロープ12にテンションを掛ける(図13のS11)。
そして図6に示すように、乗かご側板をかご枠14に組み込んで、乗かご15を組み立てる(図13のS12)。
その後、巻上機6を駆動させて主ロープ12を介して乗かご15を下降させ、これに応じてつり合いおもり枠7を上昇させ、このつり合いおもり枠7に連結された本発明の一実施形態を構成する受け雇9の受け部9aを取り外す(図13のS13)。
ここで、本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態の構成と、この受け雇の使い方について、図7〜図12を用いて詳細に説明する。図7は本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態の全体構成を示す斜視図、図8は図7に示した受け雇によるかご枠の支持状態を示す正面図、図9は図8の側面図、図10〜図12は、本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態に備えられる受け部の取り外し方を説明する要部拡大図である。
図7に示すように、本発明の一実施形態に係る受け雇9は、ガイドレールへの支持を必要とするかご枠14を含む乗かご15、またはつり合いおもり枠7から成る昇降体の底部に当接し、これらの昇降体が下方へ変位しないようにガイドレールへ支持する受け部9aと、ガイドレールに固定されるとともに、昇降体の水平投影面外に配設され、受け部9aが着脱自在に取り付けられる取付け部9bと、受け部9aと昇降体とを連結する連結体9cとを備えた構成になっている。なお、以下にあっては昇降体が、例えばつり合いおもり枠7であるとして説明を行なうものとする。
上述した受け部9aは、連結体9cが挿通する受け部貫通孔92aが形成され、取付け部9bに着脱可能に嵌合する受け部片91aから成っている。
上述した取付け部9bは、略C字状に形成され、つり合いおもり用ガイドレール2の背面に当接するC字状体91bと、このC字状体91bのつり合いおもり用ガイドレール2への当接側面に設けられ、C字状体91bとの間でガイドレール2を挟圧保持するレールクリップ911bと、C字状体91bの端部から延設され、受け部片91aが嵌合する嵌合溝931b、及びアーム貫通孔932bを有する一対のアーム部材93bと、これら一対のアーム部材93bとC字状体91bの端部とをそれぞれ締結固定するボルト、ナットから成る締結具92bとを有している。なお、アーム貫通孔932bは、例えば一対のアーム部材93bのいずれか一方に形成されている。
上述した連結体9cは、受け部貫通孔92aに挿通される第1のリング91cと、この第1のリング91c内に挿通されるとともに、アーム貫通孔932bに挿通される第2のリング92cと、この第2のリング92cの両端部を着脱可能に連結する連結環(シャックル)93cとから構成されている。
ここで、受け雇9の運搬中は、図7に示すように、第1のリング91c内に第2のリング92cを挿通させた状態で、第2のリング92cの両端部を連結環93cで連結しておけばよく、このようにすると受け部片91aの紛失を防止できる。また、締結具92bを取り外し、分解して運搬すれば、運搬時の占有面積を小さくして容易に運搬することができる。
上述した受け雇9によるつり合いおもり枠7の支持のし方を、図8〜図10を用いて詳細に説明する。
まず、レールクリップ911bによるつり合いおもり用ガイドレール2の挟圧保持により、受け雇9の取付け部9bをつり合いおもり用ガイドレール2に取り付ける。
次に、つり合いおもり枠7の底部を受け部片91aに当接させて支持させた後、連結環93cを外して第2リング92cをアーム貫通孔932bから取り外し、この取り外した第2のリング92cをつり合いおもり枠7に形成されたカウンタ貫通穴71へ挿通させ、連結環93cで第2のリング92cの両端を再度連結する。これにより、つり合いおもり枠7と受け部片91aとが連結体9cで連結された状態となる。
なお、ここで第1のリング91cを除き、第2のリング92cで、アーム貫通孔932bと受け部貫通孔92a、または受け部貫通孔92aとカウンタ貫通穴71とを連結する構成にすることも考えられるが、第2のリング92cの取り付け、取り外しを行なう裕度を考えれば、第1のリング91cも設けた方が、作業性を向上できる。
以上のように、つり合いおもり枠7と受け部片91aとが連結体9cで連結されたなら、前述した図13のS13に示したように、巻上機6を駆動させて主ロープ12を介して乗かご15を下降させ、これに応じてつり合いおもり枠7を上昇させ、このつり合いおもり枠7に連結された受け雇9の受け部片91aを図11に示すように取り外すことができる。
このようにすることにより、乗かご15とつり合いおもり枠7とは、図12に示すように受け雇9に干渉することなく自在に昇降することが可能となる。このような状態において、乗かご15をつり合いおもり枠7と同位置となる中間階まで上昇させ、図示しないドアマシンなどの残りのかご部品を組み立てた後、残りの定格(総)重量の半分に相当する枚数のおもり7bを、つり合いおもり枠7に積み込む(図13のS14)。
ここで受け部片91aが取り外された受け雇9の残りの部分、すなわち取付け部9bは、つり合いおもり用ガイドレール2に取り付けられたままであるが、この取付け部9bは、前述した通り昇降体を形成するつり合いおもり枠7の水平投影面外に配置されることから、昇降体の昇降に支障を生じることがない。
最後に、前述した図6に示すように、受け雇9の取付け位置まで乗かご15を上昇させ、この乗かご15の上から残りの受け雇9の残りの部分、すなわち取付け部9bを取り外して、一連の作業を終了する(図13のS15)。
上述のようにエレベータのロープ掛け方法に用いられる本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態によれば、必要時には、つり合いおもり用ガイドレール2に取付け部9bを固定し、この取付け部9bに受け部9aを装着させた状態にして、この受け部9aによって、つり合いおもり枠7をつり合いおもり用ガイドレール2に支持させることができる。また、つり合いおもり枠7の支持の必要のない不要時には、つり合いおもり枠7を上昇させることによって連結体9cを介して受け部9aが取付け部9bから取り外され、つり合いおもり枠7の自在な走行が可能となる。この場合、取付け部9bは、つり合いおもり枠7の水平投影面外に配設されているので、つり合いおもり枠7の昇降に妨げとなることがない。
次に本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇が用いられるエレベータのロープ掛け方法の別の例を図14〜図19を用いて説明する。図14〜図17はエレベータのロープ掛け方法の別の例を説明する昇降路縦断面図、図18はエレベータのロープ掛け方法の別の例に用いられる受け雇の受け部の取り外し方を説明する要部拡大図、図19はエレベータのロープ掛け方法の別の例における動作フローチャートである。
このエレベータのロープ掛け方法の別の例は、ロープ掛けを行なう際に、つり合いおもり枠7を昇降路16の下部、乗かご15として組み上げられる前の状態であるかご枠14を昇降路16の上部に位置させて行なうことが特徴であり、前述したエレベータのロープ掛け方法の一例とは昇降体の相互位置が入れ替わっている。
図19の動作フローにおいてS21〜S23は、前述したエレベータのロープ掛け方法の一例におけるS1〜S3と同一であるので、ここでは説明を省略する。
まず、図14に示すように、つり合いおもり枠7を昇降路16内に搬入し、最下階乗場17付近に配置する(図19のS24)。
次に図15に示すように、枠組足場3上からつり合いおもり枠7内に、おもり7bを複数枚、定格(総)重量の半分に相当する枚数を積み込む(図19のS25)。
さらに、最上階乗場18の近傍に、かご枠14を組み立てた際にかご下プーリ14aが存在する位置にクランプ10を取り付ける(図19のS26)。
その後、図15に実線で示したように、最上階乗場18に設置したロープドラム11から主ロープ12を引き出し、枠組足場3の最上部から、主ロープ12を転向プーリ5a,5bの上部に巻き掛け、さらにU字状に吊り下ろしてつり合いおもり用プーリ7aに巻き掛けた後、つり合いおもり枠7側の主ロープ12の端部をプーリビーム5cに固定する(図19のS27の1)。
次に、図15の破線で示すように、転向プーリ5a,5b間の主ロープ12を弛ませて、U字状に吊り下ろし、図15の二点鎖線で示すように巻上機シーブ6aに巻き掛ける(図19のS27の2)。
さらに、転向プーリ5b側の主ロープ12を弛ませて、図15の破線で示すように、U字状に吊り下ろし、図15の二点鎖線で示すようにクランプ10に仮固定した(図19のS27の3)後、主ロープ12のかご側端部をプーリビーム5cに固定する(図19のS27の4)。
次に図16に示すように、昇降路16の上部でかご枠14を組み立て可能な空間を確保できる位置まで枠組足場3を解体し、解体した枠組足場3の最上部を利用して、かご枠14の底部を支持できる位置の乗かご用ガイドレール1の部位に、本発明の一実施形態を構成する受け雇9を取り付ける(図19のS28)。
そして、受け雇9にその底部を支持させた状態で、図17に示すように、かご枠14を組み上げた(図19のS29)後、このかご枠14より下方の枠組足場3を解体する(図19のS30)。
このエレベータのロープ掛け方法の別の例に用いられる受け雇9の一実施形態は、前述した図7に示したものであるが、受け雇9の受け部9aは連結体9cを介してかご枠14の底部と連結されるようになっている。
その後、つり合いおもり枠7を下降させ、これに応じて釣瓶式にかご枠14を上昇させる。これにより、前述したロープ掛け方法の一例と同様に、図18に示す通り、受け雇9の受け部片91aも連結体9cを介してかご枠14と連動して取付け部9bより上昇して取り外される。
したがって、かご枠14は受け雇9より下方へ下降可能となり、かご枠14を昇降路16の底部まで下降させ、図示しない受け雇でその底部を乗かご用ガイドレール1へ支持させた状態で、乗かご15を組み上げる(図19のS32)。
その後、図示しない受け雇を昇降路16の底部から取り外し(図19のS33)、乗かご15をつり合いおもり枠7と同位置となる中間階まで上昇させ、図示しないドアマシンなどの残りのかご部品を組み立てた後、残りの定格(総)重量の半分に相当する枚数のおもり7bをつり合いおもり枠7に積み込む(図19のS34)。
最後に、図17に示す通り、受け雇9の取付け部9bの取付け位置まで乗かご15を上昇させ、この乗かご15上より受け雇9の取付け部9を取り外し、一連の作業を終了する(図19のS35)。
このように乗かご用ガイドレール1に受け雇9を設けて、かご枠14を乗かご用ガイドレール1に支持させる場合も、前述したつり合いおもり用ガイドレール2に受け雇9を設けてつり合いおもり枠7をつり合いおもり用ガイドレール2に支持させる場合と同様に、必要時には、乗かご用ガイドレール1に取付け部9bを固定し、この取付け部9bに受け部9aを装着させた状態にして、この受け部9aによって、乗かご15のかご枠14を乗かご用ガイドレール1に支持させることができる。また、乗かご15のかご枠14の支持の必要のない不要時には、乗かご15のかご枠14を上昇させることによって連結体9cを介して受け部9aが取付け部9bから取り外され、乗かご15のかご枠14の自在な走行が可能となる。この場合、取付け部9bは、乗かご15のかご枠14の水平投影面外に配設されているので、乗かご15のかご枠14の昇降の妨げとなることがない。
以上のように、本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態によれば、かご枠14を含む乗かご15、または、つり合いおもり枠7から成る昇降体の支持の不要時には、人的介在無しに昇降体の支持状態を解消できる。したがって、ロープ掛け作業等における作業人員を少なくすることができ、これによって作業費を低減できる。
本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態が用いられるエレベータのロープ掛け方法の一例を説明する昇降路縦断面図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態が用いられるエレベータのロープ掛け方法の一例を説明する昇降路縦断面図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態が用いられるエレベータのロープ掛け方法の一例を説明する昇降路縦断面図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態が用いられるエレベータのロープ掛け方法の一例を説明する昇降路縦断面図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態が用いられるエレベータのロープ掛け方法の一例を説明する昇降路縦断面図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態が用いられるエレベータのロープ掛け方法の一例を説明する昇降路縦断面図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態の全体構成を示す斜視図である。 図7に示した受け雇によるかご枠の支持状態を示す正面図である。 図8の側面図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態に備えられる受け部の取り外し方を説明する要部拡大図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態に備えられる受け部の取り外し方を説明する要部拡大図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇の一実施形態に備えられる受け部の取り外し方を説明する要部拡大図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇が用いられるエレベータのロープ掛け方法の一例における動作フローチャートである。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇が用いられるエレベータのロープ掛け方法の別の例を説明する昇降路縦断面図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇が用いられるエレベータのロープ掛け方法の別の例を説明する昇降路縦断面図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇が用いられるエレベータのロープ掛け方法の別の例を説明する昇降路縦断面図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇が用いられるエレベータのロープ掛け方法の別の例を説明する昇降路縦断面図である。 エレベータのロープ掛け方法の別の例に用いられる受け雇の受け部の取り外し方を説明する要部拡大図である。 本発明に係るエレベータ昇降体の受け雇が用いられるエレベータのロープ掛け方法の別の例における動作フローチャートである。
符号の説明
1 乗かご用ガイドレール
2 つり合いおもり用ガイドレール
3 枠組足場
5a 転向プーリ
5b 転向プーリ
6 巻上機
6a 巻上機シーブ
7 つり合いおもり枠(昇降体)
9 受け雇
9a 受け部
91a 受け部片
92a 受け部貫通孔
9b 取付け部
91b C字状体
911b レールクリップ
92b 締結具
93b アーム部材
931b 嵌合溝
932b アーム貫通孔
9c 連結体
91c 第1のリング
92c 第2のリング
93c 連結環
11 ロープドラム
12 主ロープ
14 かご枠(昇降体)
14a かご下プーリ
15 乗かご(昇降体)
16 昇降路
17 最下階乗場
18 最上階乗場

Claims (1)

  1. 昇降路内に立設された乗かご用ガイドレール、または、つり合いおもり用ガイドレールにそれぞれ案内されるとともに、主ロープを介して連結され、釣瓶式に昇降するかご枠を含む乗かご、または、つり合いおもり枠から成る昇降体を、前記対応するガイドレールのいずれかに支持させるエレベータ昇降体の受け雇において、
    前記ガイドレールに固定されるとともに、前記昇降体の水平投影面外に配設される取付け部と、
    この取付け部に着脱自在に取付けられるとともに、前記昇降体の底部に当接して前記昇降体を前記ガイドレールの対応するものに支持させる受け部と、
    この受け部と前記昇降体とを連結する連結体とを設けたことを特徴とするエレベータ昇降体の受け雇。
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