JPH0633091Y2 - 柱カバー - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本考案は柱カバーと外壁パネルとで形成される目地幅の
均一化を図る柱カバーに関する。

【従来の技術】

従来より、柱間に外壁パネルが取付けられ、柱の前面に
柱カバーが取付けられて外壁が構成されている。

【考案が解決しようとする課題】

従来にあっては、柱カバーは柱に対して取付け位置が固
定されており、従って、隣接する外壁パネルとの目地幅
が無秩序な状態であり、外観が見苦しくなってしまって
いた。 本考案は上記実情に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、柱カバーの両側端の目地幅の均一化
を図り、外観を向上させるようにすることにある。

【課題を解決するための手段】

本考案の柱カバーは、カバー本体１の両側端部から外壁
パネル２に固定される補助材３を突出長調整自在に突出
させて成るものであり、この構成により上記課題が解決
されたものである。 ［作用］ 補助材３を外壁パネル２に固定し、補助材３の突出長を
調整することにより、カバー本体１を外壁パネル２間で
位置調整自在に配置でき、従って、柱カバーＡの両側端
の目地幅の均一化を図ることができるものである。 ［実施例］ 第１図及び第２図に示す柱カバーＡは平タイプである。
カバー本体１は平板状の鉄板である下地材４の表面側に
無機質材のような外装材５が貼着されて形成されてい
る。カバー本体１の裏面側の両側端部と下地材４との間
には摺動用間隔６が形成されており、この摺動用間隙６
に鉄板であるアングル状の補助材３の横片3aが挿入さ
れ、下地材４に形成された幅方向に長い長孔を介して補
助材３がカバー本体１から突出長調整自在に突出してい
る。 この柱カバーＡは、第４図に示すように下地材４の裏面
側に断熱材７が貼着され、補助材３が、柱８の両側面に
突当てられて取付けられた外壁パネル２の枠材２ａに固
着具により固着されて柱８の前面に取付けられ、柱カバ
ーＡと外壁パネル２間に目地９が形成される。この状態
で、補助材３の突出長を調整することによりカバー本体
１は外壁パネル２間に位置調整自在となっている。従っ
て、カバー本体１の位置を調整することにより柱カバー
Ａの両側端部の目地９の幅を均一にできるものである。 第３図に示す柱カバーＡはコーナータイプである。カバ
ー本体１は平断面Ｌ字状の下地材４の両側片にそれぞれ
外装材５が貼着されて形成されており、カバー本体１の
両側片の外側端部と下地材４との間に形成されている摺
動用間隙６に上記実施例と同様にして補助材３が挿入さ
れ突出長調整自在となっている。 この柱カバーＡは、第５図に示すようにコーナー部に取
付けられる。

【考案の効果】

本考案にあっては、カバー本体の両側端部から外壁パネ
ルに固定される補助材を突出長調整自在に突出させてい
るので、補助材を外壁パネルに固定し、補助材の突出長
を調整することによりカバー本体を外壁パネル間に位置
調整自在に配置でき、従って、柱カバーの両側端の目地
幅の均一化を図ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す平断面図、第２図は同
上の一部破断斜視図、第３図は本考案の他の実施例を示
す平断面図、第４図は同上の施工例を示す平断面図、第
５図は同上の施工例を示す平断面図であって、Ａは柱カ
バー、１はカバー本体、２は外壁パネル、３は補助材で
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】カバー本体の両側端部から外壁パネルに固
   定される補助材を突出長調整自在に突出させて成る柱カ
   バー。