JPH0562683U - 傾き調整可能なドア用蝶番 - Google Patents

傾き調整可能なドア用蝶番

Info

Publication number
JPH0562683U
JPH0562683U JP1052892U JP1052892U JPH0562683U JP H0562683 U JPH0562683 U JP H0562683U JP 1052892 U JP1052892 U JP 1052892U JP 1052892 U JP1052892 U JP 1052892U JP H0562683 U JPH0562683 U JP H0562683U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
hinge
shaft core
spacer
holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1052892U
Other languages
English (en)
Inventor
諭吉 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP1052892U priority Critical patent/JPH0562683U/ja
Publication of JPH0562683U publication Critical patent/JPH0562683U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hinges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドア外枠に取り付けたドアの微調整が簡便に
出来る蝶番を得る。 【構成】 蝶番の羽板16に、L字形断面の飾り板22
とスペーサー23を重ねると共に、左右の羽板16・1
7を連結する軸芯13を通す左右の羽板16・17の上
下に重なる挿通孔14・15の間に複数個のワッシャー
29を挿入し、且つ、上側の挿通孔14の上に突き出た
軸芯13の上端30に予備ワッシャー31を嵌め込んで
おき、ドア18の傾き具合によってスペーサー23やワ
ッシャー29の数を加減してドアの傾き加減を調整す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドア外枠に取り付けたドアの周縁とドア外枠との傾き具合を調整す ることの出来るドア用蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドア用蝶番は、数個のビス孔と側縁に軸芯を挿通する挿通孔を有する2枚の羽 板を、それらの挿通孔を上下に重ね合わせ、それらの挿通孔に軸芯を通しピン接 合して構成され、その2枚の羽板の中の一方をドアの側面に付けたホゾに嵌め込 んでビス止めし、他方の羽板はドア外枠の側面に付けたホゾに嵌め込んでビス止 めされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ドアを取り付ける場合に一回の取付作業でドアがドア外枠に綺麗に収まらない 場合が多く、又、使用中のドアがドア外枠に擦れたりドア外枠との間に隙間が広 がったり開閉に支障を来すようになる場合がある。
【0004】 そのような場合にはドアを蝶番ごと取り外し、蝶番の羽板を嵌め込む外枠のホ ゾを上下に削り込んでドアを上下にずらしたり、ホゾを深く削り込んだり噛まし 物を嵌め込むなどして左右にずらしたりして、ドアの取付位置の微調整がなされ る。
【0005】 しかし、そのようにドアを何回も取り外して調整しているうちにビス孔が次第 に大きくなってドアに取付ガタが生じ、羽板を嵌め込むホゾを上下に削り込んで ドアを上下にずらした場合にはホゾの上下に見苦しい隙間が出来、左右にずらす ためにホゾに嵌め込まれる噛まし物はドアの側縁から食み出てドアの美観を損な うことになる等の不都合が生じる。
【0006】 そこで本考案は、ドア外枠に取り付けたドアの微調整が簡便に出来る蝶番を提 供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案に係るドア用蝶番10は、(a) 数個のビス孔11と側縁12 に軸芯13を挿通する挿通孔14・15を有する2枚の羽板16・17が、それ らの挿通孔14・15を上下に重ね合わせ、それらの挿通孔14・15に軸芯1 3を通してピン接合されており、 (b) 羽板17(16)のドア外枠またはドアの側面21(19)との密着面 側に飾り板22と平板なスペーサー23が順次重ね合わされており、 (c) 羽板のビス孔11に重なる飾り板22とスペーサー23との各部分24 ・25が欠如した空白になっていて、羽板のビス孔11を挿通したビス26がス ペーサー23の外側に突き出るようになっており、 (d) 飾り板22が、羽板17とスペーサー23の間に挿入される挿入部27 と、羽板17とスペーサー23の間から突き出る化粧部28とから成り、挿入部 27と化粧部28の間が直角に折れ曲がっていてL字形断面を成しており、 (e) 重なり合う2枚の羽板の挿通孔14・15の間に複数個のワッシャー2 9が挿入されており、それらのワッシャー29を軸芯13が貫通しており、 (f) 軸芯13の上端30が上側の挿通孔14の上に突き出ており、その突き 出た軸芯(30)に予備ワッシャー31が嵌め込まれていることを特徴とするも のである。
【0008】 この本考案に係るドア用蝶番10は、従来の蝶番と同様に一方の羽板16をド ア18の側面19に密着させてビス止めし、他方の羽板17は、化粧部28を羽 板17の反対側に向けて挿入部27を羽板17に重ね、その飾り板22の挿入部 27にはスペーサー23を重ね、このように飾り板22とスペーサー23を順次 重ね合わせてドア外枠20の側面21に密着させてビス止めして使用され、この 蝶番10によって取り付けたドア18がドア外枠20に綺麗に収まらない場合の 調整は次の通り行われる。
【0009】 (1) ドア全体を上げる必要のある場合、軸芯13を外して予備ワッシャー3 1を上下の羽板の挿通孔14・15の間に移替え、上下の羽板の挿通孔14・1 5の間のワッシャー29の数を増やし、軸芯を挿入して2枚の羽板をピン接合し てドア18をドア外枠20に付け直す。 (2) ドア全体を下げる必要のある場合、軸芯13を外し、上下の羽板の挿通 孔14・15の間のワッシャー29を上側の羽板16の挿通孔14の上に移替え て予備ワッシャー31を増やし、軸芯13を挿入してドアをドア外枠に付け直す 。 (3) ドアの上縁32の先端側33を上げる必要のある場合、上側の蝶番10 Aのスペーサー23を下側の蝶番10Bに移替え、上側の蝶番10Aのスペーサ ーを減らして下側の蝶番10Bのスペーサー23を増やす。 (4) ドアの上縁の先端側33を下げる必要のある場合、下側の蝶番10Bの スペーサー23を上側の蝶番10Aに移替え、下側の蝶番10Bのスペーサーを 減らして上側の蝶番10Aのスペーサー23を増やす。 (5) ドアの上縁の後端側34を上げる必要のある場合、下側の蝶番10Bの スペーサー23を上側の蝶番10Aに移替え、下側の蝶番10Bのスペーサーを 減らして上側の蝶番10Aのスペーサー23を増やすと共に、軸芯13を外して 予備ワッシャー31を上下の羽板の挿通孔14・15の間に移替え、上下の羽板 の挿通孔14・15の間のワッシャー29の数を増やし、軸芯を挿入して2枚の 羽板をピン接合してドアをドア外枠に付け直す。 (6) ドアの上縁の後端側34を下げる必要のある場合、上側の蝶番10Aの スペーサー23を下側の蝶番10Bに移替え、上側の蝶番10Aのスペーサーを 減らして下側の蝶番10Bのスペーサーを増やすと共に、軸芯13を外し、上下 の羽板の挿通孔14・15の間のワッシャー29を上側の羽板16の挿通孔14 の上に移替えて予備ワッシャー31を増やし、軸芯を取り付けてドアをドア外枠 に付け直す。 (7) ドア全体を、蝶番のビス止めされているドア外枠の縦枠材側35へと引 き寄せて、ドア18と縦枠材35の間に隙間36を狭める必要のある場合、上下 の蝶番10A・10Bのスペーサーの数を減らす。 (8) ドア全体を、蝶番のビス止めされているドア外枠の縦枠材側35より押 し出してドア18と縦枠材35の間に隙間36を広げる必要のある場合、上下の 蝶番10A・10Bのスペーサー23の数を増やす。 (9) ドアの上部側縁37か下部側縁38を縦枠材側35へと引き寄せてドア の上部側縁か下部側縁と縦枠材の間の隙間36を狭める必要のある場合、その狭 める必要のある上下何れか一方の蝶番10Aまたは10Bのスペーサー23の数 を減らす。 (10) ドアの上部側縁37か下部側縁38を縦枠材側35より押し出してド ア18と縦枠材35の間の隙間36を広げる必要のある場合、その広げる必要の ある上下何れか一方の蝶番10Aまたは10Bのスペーサー23の数を増やす。
【0010】 飾り板22やスペーサー23のビス孔11に重なり合う部分24・25は、ビ ス26よりも太い孔にしておいてもよいし、又、図示する如く欠き溝にしておい てもよい。
【0011】 又、羽板17(16)には、ドアやドア外枠に取り付けるためのビス孔11の 他に、飾り板22やスペーサー23をビス止めするためのビス孔41を開けてお き、一方、それに重なり合う飾り板22とスペーサー23の部分には螺子孔42 を開けておき、ビス39によって飾り板22とスペーサー23を羽板17(16 )にビス止め固定出来るようにしておいてもよい。
【0012】 そして又、羽板16・17をビス止めするドア18や縦枠材35の側面19・ 21にはホゾ40を付け、それらのホゾ40に羽板16・17を嵌め込んでビス 止めすることも出来る。
【0013】
【考案の効果】
このように本考案に係る蝶番10を用いてドア18を取り付ける場合には、羽 板16・17を埋め込むホゾ40を削り直さずに、ワッシャー29・31を上下 に移し変えたり、スペーサー23の数を増減させてドアの取付位置の微調整をす ることが出来るので、 (1) その微調整に格別な熟練を要せず、従って一般作業員や素人でも調整す ることが出来、而も蝶番の取付箇所が綺麗に仕上がる。
【0014】 (2) 蝶番の羽板をドアやドア取付外枠から取り外す必要がなく、ビス孔が馬 鹿孔になって取付ガタが生じると言うことがなくなる。
【0015】 (3) ワッシャー29・31と軸芯挿入孔14・15の外形は同じ直径の円形 にすることが出来、上下の羽板の挿通孔の間のワッシャー29の数や予備ワッシ ャー31の数が変わっても殊更目に付くものではなく、スペーサー23は飾り板 の化粧部28に覆い隠されるので、本考案によってドア全体の体裁が損なわれる ことはない。
【0016】 (4) 本考案は従来の蝶番にワッシャーやスペーサーを付け加えて構成される ものであるが、それらは1mm前後の薄手の鉄板を打ち抜いて出来る安価なもの であるから、本考案に係る蝶番が従来品に較べて左程コスト高になることがない 。
【0017】 このように本考案に係る蝶番10は、ドアの微調整に至便であり、取付後数年 を経てからドアがドア外枠に綺麗に収まらないようになった場合には素人でも手 軽に調整出来るので頗る好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る蝶番の分解斜視図である。
【図2】本考案に係る蝶番のドアとドア外枠に取り付け
られた状態での断面平面図である。
【図3】本考案に係る蝶番のドアとドア外枠に取り付け
られた状態での斜視図である。
【図4】本考案に係る蝶番のドア外枠に取り付けられた
状態での断面平面図である。
【図5】本考案に係る蝶番を取り付けたドアの正面図で
ある。
【符号の説明】
10 蝶番 11 ビス孔 12 側縁 13 軸芯 14 挿通孔 15 挿通孔 16 羽板 17 羽板 18 ドア 19 側面 20 外枠 21 側面 22 飾り板 23 スペーサー 24 飾り板の空白部分 25 スペーサーの空白部分 26 ビス 27 挿入部 28 化粧部 29 ワッシャー 30 軸芯の上端 31 予備ワッシャー 32 ドアの上縁 33 ドアの上縁の先端側 34 ドアの上縁の後端側 35 縦枠材 36 隙間 37 上部側縁 38 下部側縁 39 ビス 40 ホゾ 41 ビス孔 42 螺子孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 数個のビス孔11と側縁12に軸
    芯13を挿通する挿通孔14・15を有する2枚の羽板
    16・17を、それらの挿通孔14・15を上下に重ね
    合わせ、それらの挿通孔14・15に軸芯13を通して
    ピン接合し、一方の羽板16をドア18の側面19に密
    着させてビス止めし、他方の羽板17をドア外枠20の
    側面21に密着させてビス止めして使用されるドア用蝶
    番10において、 (b) 羽板17(16)の側面21(19)との密着
    面側に飾り板22と平板なスペーサー23が順次重ね合
    わされていること、 (c) 羽板17(16)のビス孔11に重なる飾り板
    22とスペーサー23との各部分24・25が欠如した
    空白になっていて、羽板17(16)のビス孔11を挿
    通したビス26がスペーサー23の外側に突き出るよう
    になっていること、 (d) 飾り板22が、羽板17(16)とスペーサー
    23の間に挿入される挿入部27と、羽板17(16)
    とスペーサー23の間から突き出る化粧部28とから成
    り、挿入部27と化粧部28の間が直角に折れ曲がって
    いてL字形断面を成していること、 (e) 重なり合う2枚の羽板16・17の挿通孔14
    ・15の間に複数個のワッシャー29が挿入されてお
    り、それらのワッシャー29を軸芯13が貫通している
    こと、 (f) 軸芯13の上端30が上側の挿通孔14の上に
    突き出ており、その突き出た軸芯(30)に予備ワッシ
    ャー31が嵌め込まれていることを特徴とする傾き調整
    可能なドア用蝶番。
JP1052892U 1992-02-01 1992-02-01 傾き調整可能なドア用蝶番 Pending JPH0562683U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1052892U JPH0562683U (ja) 1992-02-01 1992-02-01 傾き調整可能なドア用蝶番

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1052892U JPH0562683U (ja) 1992-02-01 1992-02-01 傾き調整可能なドア用蝶番

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0562683U true JPH0562683U (ja) 1993-08-20

Family

ID=11752755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1052892U Pending JPH0562683U (ja) 1992-02-01 1992-02-01 傾き調整可能なドア用蝶番

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0562683U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017072011A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 株式会社Lixil 改装建具と建具の改装方法
CN110318618A (zh) * 2019-08-12 2019-10-11 夏子婷 一种铰链与龙骨组合构造
KR20200136125A (ko) * 2019-05-27 2020-12-07 정연설 손끼임 방지 안전문

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017072011A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 株式会社Lixil 改装建具と建具の改装方法
KR20200136125A (ko) * 2019-05-27 2020-12-07 정연설 손끼임 방지 안전문
CN110318618A (zh) * 2019-08-12 2019-10-11 夏子婷 一种铰链与龙骨组合构造
CN110318618B (zh) * 2019-08-12 2024-05-24 上海欧洁洁净室技术股份有限公司 一种铰链与龙骨组合构造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4123822A (en) Pinless hinge structure
JPH0562683U (ja) 傾き調整可能なドア用蝶番
US5970660A (en) Swing door pivot assembly
JPH0562682U (ja) 隙間調整可能なドア用蝶番
JPH0842234A (ja) ドアの取付調整装置
US3332274A (en) Hinge adjusting tool
JP2915395B1 (ja) 左右兼用調整蝶番
JPH0562681U (ja) 高さ調整可能なドア用蝶番
JP2587401Y2 (ja) ドア用蝶番の固定構造
JPS5813040Y2 (ja) 門扉
JPH0645577Y2 (ja) 蝶 番
JPH0337289Y2 (ja)
JPS5836774Y2 (ja) ヒンジ
JPH0415263Y2 (ja)
JPH077507Y2 (ja) 折戸用戸当たり部材
JP2554239Y2 (ja) 扉開放角度調整部材
JPS6316455Y2 (ja)
JPS6339349Y2 (ja)
JP3483318B2 (ja) 開き戸のドア枠
JPH069167Y2 (ja) 天井設置ル−バの羽根取付構造
JPS5839295Y2 (ja) 調理器の扉装置
JPS5829277Y2 (ja) 網戸取付装置
JPH1193530A (ja) 折れ戸・間仕切り装置用の構成板
JPS6322297Y2 (ja)
JPH082295Y2 (ja) 部材取付け面の凹凸調整用スペーサー