JP2915395B1 - 左右兼用調整蝶番 - Google Patents

左右兼用調整蝶番

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JP2915395B1
JP2915395B1 JP9236798A JP9236798A JP2915395B1 JP 2915395 B1 JP2915395 B1 JP 2915395B1 JP 9236798 A JP9236798 A JP 9236798A JP 9236798 A JP9236798 A JP 9236798A JP 2915395 B1 JP2915395 B1 JP 2915395B1
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徳光 西村
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株式会社ニシムラ
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Abstract

【要約】 【課題】 左右兼用型蝶番であってしかも上下調節が
ワッシャーの回転により簡単にできる蝶番を提供する。 【解決手段】 軸芯(2)と、この軸芯(2)を収容
する管部(10,12)を有し、この軸芯を中心にして
回動する左右の羽根板(4,6)からなる左右兼用の蝶
番である。軸芯(2)には、小突起(26)と、少なく
とも軸芯の一部に雄ネジ部(2a)を設ける。前記羽根
板のうち一方(6)の管部(12)には、円柱状の切り
欠き部(8)を設け、この切り欠き部(8)に内部に雌
ネジ部を有する上下調節用ワッシャー(14)をはめ込
み、前記雄ネジ部(2a)と雌ネジ部を係合させる。上
下調節用ワッシャー(14)は軸芯(2)の中央部に設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天地を逆にしても
使用可能な左右兼用の調整蝶番に関する。さらに詳細に
は、本発明は、扉枠などに回動自在に装着された扉の取
付位置を上下(すなわち扉の高さ方向)方向に調整可能
な機能を有し、なおかつ左右兼用に使用可能な調整蝶番
に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】扉の左右方向(すなわち
扉の横幅方向)および扉の上下方向(すなわち扉の高さ
方向)の装着位置が調整可能な機能を有する調整蝶番と
して、例えば実開昭62−16672号、特開平3−1
87486号などが知られている。さらに上下・左右だ
けでなく、前後も調整可能な蝶番も、例えば実開平7−
35675号により公知である。
【0003】上記調整蝶番はいずれも、一方向の使い勝
手(例えば左使い勝手)を有するものであるので、反対
側に開く扉に対しては、別に右使い勝手のものが必要に
なる。しかし、扉の開閉状態に応じて常に2種類の蝶番
を用意するのは製造、販売、使用のどの立場から見ても
煩わしく又不経済であった。
【0004】また、扉の上下調節を簡単に行なうため
に、調節用ワッシャーを回転させることを本願出願人は
現在未公開の先願(特願平9−356128号)におい
て提案したが、その機構は左右兼用の蝶番にはそのまま
では採用できなかった。
【0005】本発明はこれらの問題点に鑑みて行なわれ
たもので、左右兼用型蝶番であってしかも上下調節がワ
ッシャーの回転により簡単にできる蝶番を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸芯と、この
軸芯を収容する管部を有し、この軸芯を中心にして回動
する左右の羽根板からなり、前記軸芯には、小突起と、
少なくとも軸芯の一部に雄ネジ部を設け、前記羽根板の
うち一方の管部のほぼ中央には、円柱状の切り欠き部を
設け、この切り欠き部に内部に雌ネジ部を有する上下調
節用ワッシャーをはめ込み、前記雄ネジ部と雌ネジ部を
係合させた、扉の上下調節が可能な調整蝶番において、
枠側羽根板の周縁部にブラケットを取り付けると共に、
枠側羽根板とブラケットの結合を強化安定させるため
に、枠側羽根板とブラケットを突起と結合穴で結合し、
しかも、ブラケット側に当接用弾力部を設けたことを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の態様】軸芯と管部の間には合成樹脂製リ
ングを設けるのが好ましい。また、必要に応じて、左右
(すなわち扉の横幅方向)調節機構および/または前後
(すなわち扉の厚み方向)調節機構をさらに設けること
もできる。前記の通り、左右調節機構および/または前
後調節機構はそれ自体公知である。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例
を説明する。なお、この実施例では、上下(すなわち扉
の高さ方向)だけでなく、左右(すなわち扉の横幅方
向)にも調節可能である。前後(すなわち扉の厚み方
向)の調節機構は設けていないが、上記従来技術に基づ
き、それ自体公知の前後調節機構を設けることも容易で
ある。
【0009】図1,2に示すように、本発明の蝶番は軸
芯2を中心として回動可能な枠側羽根板4と扉側羽根板
6を有する。
【0010】枠側羽根板4の右端は、中央部5割程度が
切欠き8となっており、その切欠きの上下がカールした
管部10(10a,10b)となっている。後述するよ
うに、中央の切欠き8に、軸芯2と、扉側羽根板の管部
12(12a,12b)と、上下調節用ワッシャー14
がはめ込まれる。また、当然のことながら、枠側羽根板
には枠にネジ止めするための孔16が数ヵ所(図面では
2ヵ所)設けられている。また、次記する目的のために
結合用の穴17が設けられている。
【0011】羽根板4を枠18に埋め込む際にはブラケ
ット20が羽根板の周縁部に取り付けられる。ブラケッ
ト20は、外枠21と台座23からなり、合成樹脂で一
体成形されている。外枠21の中央部には羽根板4とス
ナップ嵌めするための突起部21aが設けられている。
台座23の軸芯当接側は当接部23aと、その両端にあ
る当接用弾力部23bからなる。当接部23aは軸芯に
沿った滑らかな表面を有し、当接用弾力部23bは合成
樹脂に切込みを設けてなる。この切込み部が押圧に対し
て反発力を発生させるので弾力部は弾性を有する。図2
に示すように、枠側羽根板4とブラケット20は、枠1
8の埋め込み穴22に埋め込まれてそれぞれの取付穴2
4,16を介してネジで固定される。この埋め込み穴2
2はブラケット20の相補形の穴からなる。取付け時に
は最初にブラケット20を取り付け、その後で羽根板4
を取付ける。その際、羽根板の結合穴17に外枠の突起
部21aを嵌めあわせ、当接用弾力部23bの弾力を利
用しつつスナップ嵌めする。
【0012】軸芯2は、羽根板中央の切欠き部8におい
て雄ネジ部2aとなっている。軸芯の上側管部12a相
当位置には小突起26(図1)が設けられている。この
雄ネジ部2aには、扉側羽根板6の左端部がカールして
形成された管部12(12a,12b)と上下調整用ワ
ッシャー14が挿通される。管部は上下に均等に二分し
て位置しており、上下調整用ワッシャー14が上下管部
12a,12bの中央に位置する。羽根板中央切欠き部
8の長さは、管部12a,12bと上下調整用ワッシャ
ー14を足したものよりも長いので、管部と上下調整用
ワッシャーは上下移動する余地がある。
【0013】上下管部と12a,12b上下調整用ワッ
シャー14の間には、羽根板の回動をなめらかなものと
するための合成樹脂リング28が設けられている。ま
た、管部10a,10b内で軸芯2の回動をなめらかな
ものとするために、軸芯2と管部10a,10bの間に
も合成樹脂リング29が設けられている。
【0014】最終形態では、軸芯をより美しく見せるた
め、合成樹脂製の軸芯カバー30を軸芯部に被せるのが
好ましい。軸芯カバー30には縦方向に細長い切り込み
30aがあり、この切り込みを開き気味に軸芯部にはめ
込むことにより、軸芯は完全に被覆される。
【0015】図1,2に示すように、上下調整用ワッシ
ャー14は前記管部12a,12bにはめた状態で保持
される。上下調整用ワッシャー14の内側は雌ネジ部と
なっており、軸芯の雄ネジ部2aと係合する。扉側羽根
板6の管部12a,12bは鉄板をカールさせたもので
あるので、真円ではなくカール開始部と終端部において
小さな隙間がある。この隙間に軸芯の前記小突起26が
はまり込むので、上下調整用ワッシャー14を回転させ
れば、軸芯2は空回りすることなく、上下移動する。即
ち、扉を上下させる。上下調整用ワッシャー14を回転
させるのはスパナなどの器具を用いて簡単に行うことが
出来る。上下調節ワッシャー14は横断面形状が六角形
であり、スパナで保持して回転させやすくなっている。
【0016】扉側羽根板6は、図2に示すように、少な
くとも、本体羽根板32、調整板34、調整板支持台3
6の3部品からなる。
【0017】本体羽根板32は左端にカールした管部1
2a,12bを有し、この管部に前記軸芯2が設定され
る。本体羽根板32の管部からL字型に連結部38と羽
根板6が伸びている。羽根板6には、扉側羽根板各要素
を接合する固定ネジ用の長孔32aの他に、左右調整ネ
ジ用長孔32bが設けられている。
【0018】調整板34は、本体羽根板32のすぐ下に
設けられる、断面ほぼL字型の板状体である。調整板3
4と本体羽根板32とは、ネジ35によりスライド可能
な状態で接合される。また、本体羽根板32と同様、扉
側羽根板各要素を接合する固定ネジ用の長孔34aの他
に、左右調整ネジ用長孔34bが設けられている。ま
た、本体羽根板32とのスライド接合用長穴34cも設
けられている。
【0019】調整板支持台36は、左右両端の合成樹脂
製ブロック36a,36bを底部金属板38に接着剤な
どで連結したものであり、両ブロックが調整板34の回
動を防ぎ、上下移動を案内する役目をはたす。底部連結
板38の中央には、調整板34を上下移動させて扉を左
右移動させる左右調整ネジ40が回動可能に固定されて
いる。図3に示すように、この左右調整ネジ40が調整
板34および本体羽根板32の左右調整ネジ用長孔34
b,32bに係合する。したがって、左右調整ネジ40
の自由端側頭部をドライバーで回転させると、調整板3
4は両ブロック36a,36bに案内されて水平に上下
移動する。即ち、扉を左右に移動させる。両ブロックは
それぞれ独立して底部金属板38に接着してもよいが、
両ブロックの位置決めに便利なように、薄い樹脂シート
と共に一体成形により連結しておくのが好ましい。
【0020】上記扉側羽根板要素は固定ネジにより一体
化される。より美しく見せるため、合成樹脂製のカバー
42で扉側羽根板要素を覆うのが好ましい。このカバー
の上から各種調節ができるようにするため、固定用の孔
42aのほか、左右調節用の孔42bを設けておく必要
がある。
【0021】
【発明の効果】本発明の蝶番は、外観が新規で斬新であ
るのみならず、次のような優れた技術的効果を有する。
【0022】(1) 扉を上下移動させるには、上下調節用
ワッシャー14を指で回転させればよいので、その目的
でネジ頭部を露出させる必要がない。
【0023】(2) 扉を左右移動させるとき、左右調節用
ネジ40の頭部を回転させると、調整板34が調整板支
持台に沿って水平に上下移動するので、扉の左右調整が
正確に行なえるだけでなく、扉の前後調整に悪影響を与
えることがない。
【0024】(3) 本願発明の蝶番は左右兼用なので、扉
の開閉状態に応じて常に2種類の蝶番を用意する必要が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蝶番の平面図である。
【図2】本発明の蝶番の展開斜視図である。
【図3】本発明の蝶番を枠と扉に取り付けた状態におけ
る図1のIII−III断面図である。
【符号の説明】
2 軸芯 2a 雄ネジ部 4,6 羽根板 8 切欠き部 10(10a,10b) 管部 12(12a,12b) 管部 14 上下調節用ワッシャー 20 ブラケット 26 小突起

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸芯(2)と、この軸芯(2)を収容する
    管部(10,12)を有し、この軸芯を中心にして回動
    する左右の羽根板(4,6)からなり、 前記軸芯(2)には、小突起(26)と、少なくとも軸
    芯の一部に雄ネジ部(2a)を設け、 前記羽根板のうち一方(6)の管部(12)のほぼ中央
    には、円柱状の切り欠き部(8)を設け、この切り欠き
    部(8)に内部に雌ネジ部を有する上下調節用ワッシャ
    ー(14)をはめ込み、 前記雄ネジ部(2a)と雌ネジ部を係合させた、扉の上
    下調節が可能な調整蝶番において、枠側羽根板(4)の周縁部にブラケット(20)を取り
    付けると共に、枠側羽根板(4)とブラケット(20)
    の結合を強化安定させるために、枠側羽根板(4)とブ
    ラケット(20)を突起(21a)と結合穴(17)で
    結合し、しかも、ブラケット(20)側に当接用弾力部
    (23b)を設けた ことを特徴とする左右兼用調整蝶
    番。
  2. 【請求項2】 軸芯(2)と管部(10a,10b)の
    間に合成樹脂製リング(29)を設けた請求項1記載の
    蝶番。
  3. 【請求項3】 左右(すなわち扉の横幅方向)調節機構
    をさらに設けた請求項1又は2記載の蝶番。
  4. 【請求項4】 前後(すなわち扉の厚み方向)調節機構
    をさらに設けた請求項1ないし3のいずれかに記載の蝶
    番。
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JP7039359B2 (ja) * 2018-03-29 2022-03-22 株式会社Lixil ドア

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