JPH06321842A - ケトンの製造法 - Google Patents

ケトンの製造法

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JPH06321842A
JPH06321842A JP6088775A JP8877594A JPH06321842A JP H06321842 A JPH06321842 A JP H06321842A JP 6088775 A JP6088775 A JP 6088775A JP 8877594 A JP8877594 A JP 8877594A JP H06321842 A JPH06321842 A JP H06321842A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケト−エステル化合物から脱水せずに無水ケ
トンを生じさせるための工業的に簡単な方法。 【構成】 カルボン酸を用いてケト−エステル化合物を
エステル交換し、遊離した酸を脱炭酸反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケトンの製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ケトンは、化学合成の場合に重要な中間
生成物である。例えば、1,1,1−トリフルオロアセ
トンは、生物学的に活性の中間化合物の製造の際の重要
な中間生成物である(ドイツ連邦共和国特許出願公開第
4025188号明細書を見よ)。前記の特許出願公開
明細書中には、それぞれのハロゲン化メチルニトロ化合
物から、アルコレートとの反応、および引続くオゾン化
によるハロゲンメチルケトンの製造が記載されている。
この生成物は、水和物、アセタールまたは半アセタール
として生じる。記載された特許出願公開明細書は、グリ
ニャール化合物を介して行われる(この反応のタイプ
は、高度な安全措置(erhoehte Sicher
heitsvorkehrungen)を必要とし、そ
の上、望ましくない廃産物が生産される)かまたはケト
エステルの酸触媒反応した分解に関連するようなケトン
製造のための他の方法を記載している。ケトエステルの
酸触媒反応した分解の方法は、同様に、ケトンの水和物
を生じる。更に、望ましい脱炭酸反応の代りに、しばし
ば脱アシル化反応が観察される。別の方法は、遷移金属
による触媒反応を予定しており;CF3基を有するケト
ンは、金属によって錯体化されていてもよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、直
接、無水ケトンが、脱水せずに生じ、かつ工業的に簡単
に実施されるような方法を記載することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明の方
法によって解決される。
【0005】ケト−エステル化合物からケトンを製造す
るための本発明による方法は、ケトンを得るために、ケ
ト−エステル化合物をカルボン酸を用いてエステル交換
し、遊離した酸を脱炭酸反応することを予定している。
“遊離した酸”の概念は、使用されたケト−エステル化
合物に相応する、少なくとも1つのケト基を有するカル
ボン酸を表す。好ましくは、β−ケト−エステルが使用
される。
【0006】公知方法とは異なり、本発明による方法の
場合、エステル交換反応が行われる;従って、好ましく
は、水の添加なし(例えば、酸水溶液の添加なし)に作
業される。特に有利なのは、水の不在下での作業であ
る。しかし、十分な成果は、望ましい結果をせいぜい非
本質的に損なう、水の僅少量、例えば3重量%までかま
たはそれ以下の量で、反応混合物中に存在している場合
に達成することもできる。場合によっては、水を結合す
る剤を添加してもよい。更に触媒的に作用する、水を結
合する剤は、硫酸である。
【0007】この反応(エステル交換および脱炭酸反
応)は、多数のカルボン酸およびケト−エステル化合物
の間で、自発的に、少なくとも満足な速度で進行し;場
合によっては、この反応を、反応混合物の加熱によって
促進することができる。より高い酸の強さを有するカル
ボン酸は、より反応性であることが見出された。一定の
カルボン酸と一定のケト−エステル化合物との反応が満
足な速度で行われるかどうかは、当業者が2つの成分を
混合し、かつ緩除に昇温させることによって簡単に試験
することができる。二酸化炭素ガスの遊離は、反応を示
している。電子求引基によって活性化されたカルボン
酸、例えばα位置でハロゲン原子によって置換されてい
るカルボン酸は、極めて良好にケト−エステル化合物と
反応する。
【0008】一定のカルボン酸と、一定のケト−エステ
ル化合物との反応が望ましくなく緩除に進行することが
確認される場合、反応を触媒により促進することができ
る。このことには、使用されたカルボン酸よりも大きな
酸の強さを有する化合物、例えば強酸性カルボン酸、例
えばトリフルオロ酢酸、鉱酸、例えば硫酸またはリン
酸、スルホン酸またはカルボン酸の“オニウム”塩が適
当である。勿論、この種の触媒反応を、付加的な触媒な
しでも満足な速度で進行するような反応のためにも設け
ることができ、例えばこのことは、使用されたカルボン
酸としてのトリフルオロ酢酸の場合に当てはまる。
【0009】本発明によれば、好ましくは、一般式
(I): R1C(O)CHn2 3-n (I) 〔式中、R1は、C原子1〜10個を有するアルキル
基;少なくとも1個のハロゲン原子によって置換され
た、C原子1〜10個を有するアルキル基;アリール
基;少なくとも1個のハロゲン原子によって置換された
アリール基;アリールアルキル基を表し、R2は、水素
原子、C原子1〜10個を有するアルキル基;アリール
基;少なくとも1個のハロゲン原子によって置換された
アリール基;アリールアルキル基、ハロゲン原子を表す
かまたはC(O)R3(但し、R3は、C原子1〜10個
を有するアルキル基;少なくとも1個のハロゲン原子に
よって置換された、C原子1〜10個を有するアルキル
基;アリール基;少なくとも1個のハロゲン原子によっ
て置換されたアリール基;アリールアルキル基を表す)
を表し、かつnは、1または2を表す〕で示されるケト
ンを、C原子1〜10個を有するカルボン酸または、少
なくとも1個のハロゲン原子によって置換された、C原
子1〜10個を有するカルボン酸と、一般式(II): R1C(O)CR2 3-n[C(O)OR4n (I
I) 〔式中、n、R1およびR2は上記の意味を有し、R
4は、C原子1〜10個を有するアルキル基;少なくと
も1個のハロゲン原子によって置換された、C原子1〜
10個を有するアルキル基;アリール基;少なくとも1
個のハロゲン原子によって置換されたアリール基を表
す〕で示されるカルボキシレートまたはジカルボキシレ
ート化合物の形でのケト−エステル化合物との反応によ
って製造される。
【0010】1つの有利な変法には、カルボン酸を用い
てエステル交換しながら、カルボン酸および/または鉱
酸、アリール酸およびアルキルスルホン酸を包含する群
から選択された濃厚な酸“オニウム”塩の反応触媒量の
存在下に脱炭酸反応を実施することにより、触媒を使用
することが設けられている。
【0011】“オニウム”の概念は、プラスに負荷され
た窒素を有する陽イオン、例えばプロトン化された芳香
族窒素塩基、例えばピリジニウムまたはC原子20個ま
でを有する、プロトン化されたアルキルアンモニウム陽
イオン、ジアルキルアンモニウム陽イオンまたはトリア
ルキルアンモニウム陽イオンを表すかまたはシクロアル
キルによって置換されたアンモニウム化合物または脂環
式窒素塩基、例えばピペリジニウムを表す。“鉱酸”の
概念は、第4〜7主族の元素のオキソ酸、殊にリン酸、
硫酸、フルオロスルホン酸およびクロルスルホン酸を包
含する。“アルキルスルホン酸”の概念は、C1〜C5
ルキルスルホン酸、この場合、アルキル基は、1個また
はそれ以上のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く、例えばメタンスルホン酸およびトリフルオロメタン
スルホン酸を包含する。“アリールスルホン酸”の概念
は、フェニルスルホン酸並びに1個またはそれ以上のハ
ロゲン原子および/または1個またはそれ以上のC1
2アルキル基によって置換されていてもよいようなフ
ェニル基を有するスルホン酸、例えばp−トルオールス
ルホン酸を包含する。使用すべきカルボン酸の量は、有
利に、変換すべきカルボキシ基1モル当たりに少なくと
も0.8モルである。好ましくは、無水で作業する。
【0012】nが1である場合には、式:R1C(O)
CHR2 2で示されるケトンである。この場合、2つの置
換基R2は、同一かまたは異なる意味を有していてもよ
い。nが2である場合には、式:R1C(O)CR2[C
(O)OR42で示されるジカルボキシレート化合物か
ら出発する。この場合、置換基R4は、同一かまたは異
なる意味を有していてもよい。
【0013】全く特に有利には、本発明の変法の場合、
反応を、C原子1〜10個を有するカルボン酸の“オニ
ウム”塩、少なくとも1個のハロゲン原子によって置換
された、C原子1〜10個を有するカルボン酸の“オニ
ウム”塩、濃厚な鉱酸、アリールスルホン酸またはアル
キルスルホン酸ののエステル交換触媒量の存在下に脱炭
酸反応させながら反応を実施する。
【0014】カルボン酸を、カルボン酸の“オニウム”
塩の存在下に使用する場合には、前記の場合、種々のカ
ルボン酸または好ましくは、同一のカルボン酸であって
もよい。
【0015】鉱酸としては、全く特に有利に適している
硫酸が使用される。
【0016】
【外1】
【0017】本発明による方法の場合、カルボン酸とし
ては、好ましくは、式(III):R1COOOH〔式
中、R1は、上記の意味を有する〕で示されるカルボン
酸を使用する。好ましくは、R1は、1〜5個のハロゲ
ン原子によって置換された、C原子1〜2個を有するア
ルキル基、殊にCH2F、CHF2またはCF3を表す。
2は、好ましくは、水素原子、フッ素原子またはC
(O)R3〔式中、R3は、CH3、CH2F、CHF2
たはCF3を表す〕を表す。
【0018】有利な実施態様によれば、R4は、場合に
よっては1個またはそれ以上のハロゲン原子によって置
換された、C原子1〜6個、好ましくは、1〜3個を有
するアルキル基、殊にメチル基、エチル基、プロピル
基、1,1,1−トリフルオロエチル基またはペンタフ
ルオロプロピル基を表す。
【0019】本発明の1つの実施態様によれば、nは1
を表す。こうして、式:R1C(O)CH32 2で示され
るケトンは、R1C(O)CR2 2COOR4から得られ
る。例えば、CF3C(O)CH3は、CF3C(O)C
2COOMe、CF3C(O)CH2COOEtまたは
CF3C(O)CH2COOCF3から得ることができ
る。同様に、CF3C(O)CH2FまたはCH2FC
(O)CH2Fおよび別のケトンを得ることができる。
【0020】もう1つの実施態様によれば、nは2を表
す。こうして、式:R1C(O)CH22で示されるケ
トンの製造のために、式:R1C(O)CR2[C(O)
OR42で示されるジカルボキシレートから出発する。
【0021】ジケト化合物の製造のために、式:R1
(O)CR2[C(O)R3][C(O)OR4]または
1C(O)C[C(O)R3][C(O)OR42で示
されるケトエステルから出発する。
【0022】カルボン酸の量は、好ましくは、式(I
I)の化合物中のエステル基1モル当たり、カルボン酸
少なくとも0.8モルが使用されるような程度に選択さ
れる。有利に、カルボン酸対式(II)中のエステル基
のモル比は、0.9:1〜1.1:1である。
【0023】この方法の実施の際の温度は、有利に70
〜130℃の範囲内である。圧力は、好ましくは、0.
01バール(絶対)〜2バール(絶対)の範囲内であ
る。
【0024】カルボン酸の“オニウム”塩もしくは鉱酸
は、好ましくは、反応混合物中に50〜900g/lの
濃度である。
【0025】1つの別の有利な変法によれば、カルボン
酸として、特に強い酸、トリフルオロ酢酸を使用し、か
つ付加的な触媒を不用にする。従って、ケト−エステル
化合物の脱炭酸反応によってケトンを製造するための本
発明による方法の前記変法は、脱炭酸反応を、トリフル
オロ酢酸を用いてエステル交換しながら実施することに
よって特徴付けられる。
【0026】カルボン酸の“オニウム”塩のような触媒
または鉱酸、アリールスルホン酸およびアルキルスルホ
ン酸のような酸は、トリフルオロ酢酸を用いるエステル
交換の際に必要というものではない。使用すべきトリフ
ルオロ酢酸の量は、有利に、エステル交換すべきカルボ
キシ基1モル当たり、少なくとも0.8モルである。好
ましくは、前記変法の場合、水の添加なし、殊に無水
で、かつエダクトおよび溶剤としての脱炭酸化すべきエ
ステルを用いて作業する。
【0027】トリフルオロ酢酸の量は、好ましくは、式
(II)の化合物中のエステル基1モル当たり、トリフ
ルオロ酢酸少なくとも0.8モルが使用されるような程
度に選択される。有利に、トリフルオロ酢酸対式(I
I)中のエステル基のモル比は、0.9:1〜1.1:
1である。
【0028】また、この場合、この方法の実施の際の温
度は、有利に、少なくとも70℃、好ましくは、100
〜130℃の範囲内である。この圧力は、好ましくは、
0.01バール(絶対)〜2バール(絶対)の範囲内で
ある。
【0029】望ましい場合には、本発明による方法の場
合、不活性溶剤の存在下、例えば炭化水素または過ハロ
ゲン化化合物の存在下に処理することができる。液状で
ある場合には、また使用した鉱酸、カルボン酸またはケ
ト−エステルは、溶剤として使用してもよい。鉱酸の既
に極めて僅かな量は、触媒的に作用する。従って、1重
量%またはそれ以下は既に十分である。有利に5重量%
またはそれ以上が添加される。
【0030】出発化合物として使用するケト−エステル
化合物は、公知であるかまたは標準方法によるかあるい
は標準方法と同様にして得ることができる。更に、上記
の記載により明らかにすることができるように、本発明
による方法を用いて、β−ジケト化合物を得ることもで
きる。このために、例えば、式(IV)a:R1
(O)CH2C(O)OR4または(IV)b:R1
(O)CH[C(O)OR42または(IV)c:R1
C(O)CHR2C(O)OR4〔この場合、R1、R2
よびR4は、上記の意味を有する〕で示される化合物か
ら出発する。前記化合物を製造するために、R3(C
O)基と陽子を交換することができる。このためには、
例えば式(IV)の化合物を、R3C(O)Clと、塩
基、例えばトリエチルアミンの存在下に変換することが
できる。例えば、CH2(COOEt)2を、CF3
(O)ClおよびEt3Nと反応させてCF3C(O)C
H(COOEt)2に変えることができる。例えば、場
合によっては硫酸の存在下に、トリフルオロ酢酸を用い
るケト−ジエステルの脱炭酸反応は、CF3C(O)C
3を生じる。同様にして、CH3C(O)CH2COO
Etから、トリフルオロアセチル化および脱炭酸反応に
より化合物:CF3C(O)CH2C(O)CH3が形成
される。この種のジケトンおよび同様のジケトンは、錯
化剤であり、かつ例えば金属再生の際に使用可能であ
る。
【0031】同様に、別のケト−エステル化合物は、エ
ステルまたはジエステルのアシル化によって得ることも
できる。
【0032】また、本発明による方法は、連続的に運転
することもできる。このために、反応混合物中にカルボ
ン酸およびケト−エステル化合物を導入し、かつ形成さ
れたケトンを、場合によっては形成されたエステルを
も、例えば蒸留によって分離する。
【0033】本発明は、付加的にケトン製造のために、
更にもう1つの観点を有する。カルボン酸のエステル交
換の場合、反応混合物から単離することができる前記カ
ルボン酸のエステルが生じる。一定のカルボン酸の使用
および一定のエステル基を有するケト−エステル化合物
の使用によって、意図的に、例えばトリフルオロ酢酸の
一定の、別の方法で、場合によっては困難にのみ製造可
能なエステルを合成することができる。
【0034】本発明による方法は、無水で生じるケト化
合物を工業的に簡単に製造することができる。このこと
とともに、エステルも、意図的に製造することができ
る。反応混合物の分離は、蒸留によって行うことができ
る。
【0035】さて、本発明は、実施例につき詳細に説明
されるが、それによって、本発明の範囲は制限されるも
のではない。
【0036】
【実施例】
例 1:トリフルオロアセチルクロリドとマロン酸ジエ
チルエーテルおよびトリエチルアミンの反応による、脱
カルボキシル化のための出発物質として必要とされる
1,1,1−トリフルオル−2−オクソ−3,3−ジエ
チルジカルボキシレートの製造
【0037】
【化1】
【0038】A.F.Ermolov、A.F.Ele
ev、A.F.BendaおよびG.A.Sokol’
skiiによるZh.Org.Khim.第23(1)
巻(1987年)、第105〜112頁に記載されてい
る方法と同様にして製造した。このために、出発化合物
のほぼ当モル量を、2当量のトリエチルアミンを有する
ジエチルエーテルに変換した。形成された[CF3
(O)C(COOEt)2-HNEt3 +を、硫酸の添加
によって1,1,1−トリフルオル−2−オクソ−3,
3−ジエチル−ジカルボキシレートに変換した。次に、
この化合物をジエチルエーテルを用いて、反応混合物か
ら抽出し、蒸留により精製した。
【0039】例 2:トリフルオロ酢酸/ピリジニウム
トリフルオロアセテートとの反応および引続く脱カルボ
キシル化による1,1,1−トリフルオル−2−オクソ
−3,3−ジエチル−ジカルボキシレートからの1,
1,1−トリフルオロアセトンの製造
【0040】
【化2】
【0041】20cmのビグローカラム(Vigreu
xkolonne)と、2つの後接続された−78℃に
冷却された冷却トラップ(Kuehlfallen)お
よびKPG−撹拌機を有するガラス装置中に、ピリジン
35.9g(0.45モル)を装入し、トリフルオロ酢
酸149.2g(1.30モル)を、僅かに冷却しなが
ら50〜70℃で滴加する。1,1,1−トリフルオル
−2−オクソ−3,3−ジエチル−ジカルボキシレート
51.2g(0.20モル)の添加後に、この反応混合
物を油浴中で120〜140℃に加熱し、この場合、9
0℃で脱炭酸反応が開始された。1,1,1−トリフル
オロアセトンの収率は、10時間の反応時間後に、トリ
フルオロ酢酸エチルエステルとの混合物として、理論値
の72.6%であった。
【0042】例 3:濃硫酸中でのトリフルオロ酢酸を
用いるエステル交換および90〜120℃での脱炭酸反
応による、ω,ω,ω−トリフルオロアセト酢酸エチル
エステルからの1,1,1−トリフルオロアセトンの製
【0043】
【化3】
【0044】20cmのビグローカラムと、2つの後接
続された−78℃に冷却された冷却トラップおよびKP
G−撹拌機を有するガラス装置中に、濃厚なH2SO
4(溶剤としても使用される)100mlおよびトリフ
ルオロ酢酸109.5g(0.96モル)を室温で装入
した。ω,ω,ω−トリフルオロアセト酢酸エチルエス
テル58.9g(0.32モル)の添加後に、この反応
混合物を撹拌しながら油浴中で内部温度90〜120℃
の温度に加熱し、この場合、約75℃で脱炭酸反応が開
始された。反応開始時に、過剰量のトリフルオロ酢酸を
部分的に留去した。1,1,1−トリフルオロアセトン
の収率は、7時間の反応時間後に、トリフルオロ酢酸エ
チルエステルとの混合物として、理論値の86%であ
り、この場合、トリフルオロ酢酸エチルエステルおよび
尚存在するトリフルオロ酢酸の最終的な加熱のために、
油浴温度を160℃にまで上昇させた。引続き、充填塔
を介する蒸留により、純粋なトリフルオロアセトンが生
じた。
【0045】例 4:トリフルオロ酢酸/メタンスルホ
ン酸を用いるエステル交換および引続く130℃での脱
炭酸反応による、1,1,1−トリフルオル−2−オク
ソ−3,3−ジエチル−ジカルボキシレートからの1,
1,1−トリフルオロアセトンの製造
【0046】
【化4】
【0047】20cmのビグローカラムと、2つの後接
続された−78℃に冷却された冷却トラップおよびKP
G−撹拌機を有するガラス装置中に、メタンスルホン酸
148.24g(1.54モル)およびトリフルオロ酢
酸68.41g(0.60モル)を室温で装入した。
1,1,1−トリフルオル−2−オクソ−3,3−ジエ
チル−ジカルボキシレート51.24g(0.20モ
ル)の添加後に、この反応混合物を撹拌しながら(60
0r.p.m.)油浴中で内部温度130〜160℃の
温度に加熱し、この場合、約90℃で脱炭酸反応が開始
された。反応開始時に、過剰量のトリフルオロ酢酸を部
分的に留去した。1,1,1−トリフルオロアセトンの
収率は、9時間の反応時間後に、トリフルオロ酢酸エチ
ルエステルとの混合物として、理論値の79%であり、
この場合、トリフルオロ酢酸エチルエステルおよび過剰
量のトリフルオロ酢酸の最終的な加熱のために、油浴温
度を200℃にまで上昇させた。
【0048】例 5:濃硫酸中でのトリフルオロ酢酸を
用いるエステル交換および90〜120℃での脱炭酸反
応による、1,1,1−トリフルオル−2−オクソ−
3,3−ジエチル−ジカルボキシレートからの1,1,
1−トリフルオロアセトンの製造
【0049】
【化5】
【0050】20cmのビグローカラムと、2つの後接
続された−78℃に冷却された冷却トラップおよびKP
G−撹拌機を有するガラス装置中に、濃厚なH2SO4
00mlおよびトリフルオロ酢酸68.41g(0.6
0モル)を室温で装入した。1,1,1−トリフルオル
−2−オクソ−3,3−ジエチル−ジカルボキシレート
51.24g(0.20モル)の添加後に、この反応混
合物を撹拌しながら(600r.p.m.)油浴中で内
部温度90〜120℃に加熱し、この場合、約90℃で
脱炭酸反応が開始された。反応開始時に、過剰量のトリ
フルオロ酢酸を部分的に留去した。1,1,1−トリフ
ルオロアセトンの収率は、7時間の反応時間後に、トリ
フルオロ酢酸エチルエステルとの混合物として、理論値
の82%であり、この場合、トリフルオロ酢酸エチルエ
ステルおよび尚存在するトリフルオロ酢酸の最終的な加
熱のために、油浴温度を160℃にまで上昇させた。
【0051】硫酸/スルホラン混合物(濃硫酸30ml
/スルホラン70ml)も試験し、ほぼ同じ成果を生じ
た。同じ触媒混合物を用いるより多くの脱炭酸反応過程
の実施は、問題なく可能である。触媒成分としてのクロ
ルスルホン酸およびフルオルスルホン酸の使用の際に、
同定されていない副成分が形成された。反応開始時に多
くのトリフルオロ酢酸に吸収される場合、脱炭酸反応
は、エチレンを形成しながら行われる。
【0052】全ての反応から得られたトリフルオロアセ
トン/トリフルオロ酢酸エチレンエステル混合物の分離
は、引続き40cmの充填塔を介する蒸留によって行わ
れた。
【0053】例 6:持続試験の場合の1,1,1−ト
リフルオルアセトンの連続的製造 例3を繰返した。反応混合物から留去された1,1,1
−トリフルオロアセトンおよびトリフルオロ酢酸エチル
エステルの量に相応して、連続的に、エダクトをガラス
装置中に導入した。15日間の試験期間後の1,1,1
−トリフルオロアセトンの収率は、理論値の95%であ
った。
【0054】例 7:脱炭酸反応条件下に、触媒作用す
る鉱酸の添加なしに、トリフルオロ酢酸を用いる、ω,
ω,ω−トリフルオロアセト酢酸エチルエステルのエス
テル交換によって、1,1,1−トリフルオロアセトン
を連続的に製造するための方法
【0055】
【化6】
【0056】機械的撹拌機、20cmのビグローカラム
および2つの後接続された−78℃に冷却された冷却ト
ラップを有する250mlの三叉フラスコ中に、トリフ
ルオロアセト酢酸エチルエステル149.5g(0.8
1モル)およびトリフルオロ酢酸30.8g(0.27
モル)を装入した。この混合物を油浴中で120℃に加
熱し、この場合、脱炭酸反応は70℃で開始した。連続
的運転法は、充填状態の一定保持およびこの2つの反応
成分からなる当モル量の混合物の滴加によって達成され
る。17.2時間の反応時間の間に、トリフルオロアセ
ト酢酸エチルエステル全部で1.08モルを反応させて
トリフルオロアセトンに変えた。トリフルオロアセトン
の全収率は96.9%であり、トリフルオロ酢酸エチル
エステルの全収率は99%であった。トリフルオロ酢酸
エチルエステル/トリフルオロアセトン混合物の分離
は、40cmの充填塔を介する蒸留によって行った。
【0057】例 8:反応成分としてのω,ω,ω−ト
リフルオロアセト酢酸エチルエステルを用いる脱炭酸反
応条件下(減少したH2SO4量を用いるH2SO4−触媒
反応)に、トリフルオロ酢酸を用いる、ω,ω,ω−ト
リフルオロアセト酢酸エチルエステルのエステル交換に
よって、1,1,1−トリフルオロアセトンを連続的に
製造するための方法 KPG−撹拌機、20cmのビグローカラムおよび2つ
の後接続された−78℃に冷却された冷却トラップを有
する250mlの三叉フラスコ中に、トリフルオロアセ
ト酢酸エチルエステル151.0g(0.82モル)お
よびトリフルオロ酢酸30.8g(0.27モル)を装
入し、かつ濃厚なH2SO420mlを添加した。この混
合物を油浴中で110℃(塔底温度)に加熱し、この場
合、脱炭酸反応は75℃で緩除に生じた。連続的運転法
は、充填状態を一定に保持し、この2つの反応成分から
なる当モル量の混合物を滴加することによって達成され
た。1時間ごとに、前記運転法により、トリフルオロア
セト酢酸エチルエステル−/トリフルオロ酢酸混合物1
59ミリモルを反応させてトリフルオロアセトンおよび
トリフルオロ酢酸エチルエステル変えた。単離されたト
リフルオロアセトンの全収率は92.9%であり、トリ
フルオロ酢酸エチルエステルの全収率は99%(混合物
として)であった。この混合物の分離は、40cmの蒸
留等を介する蒸留によって行った。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 67/343 69/63 69/716 Z 9279−4H // C07B 61/00 300 (72)発明者 ヴェルナー ルードルフ ドイツ連邦共和国 ハノーヴァー オーダ ーシュトラーセ 38 (72)発明者 ケルスティン アイヒホルツ ドイツ連邦共和国 ランゲンハーゲン イ ム コリングスモーア 38

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケトエステル化合物からケトンを製造す
    るための方法において、ケトンを得るために、ケトエス
    テル化合物をカルボン酸を用いてエステル交換し、遊離
    酸を脱カルボキシル化することを特徴とする、ケトンの
    製造法。
  2. 【請求項2】 一般式(I): R1C(O)CHn2 3-n (I) 〔式中、R1は、C原子1〜10個を有するアルキル
    基;少なくとも1個のハロゲン原子によって置換され
    た、C原子1〜10個を有するアルキル基を表し;アリ
    ール基;少なくとも1個のハロゲン原子によって置換さ
    れたアリール基;アリールアルキル基を表し、R2は、
    水素原子、C原子1〜10個を有するアルキル基;アリ
    ール基;少なくとも1個のハロゲン原子によって置換さ
    れたアリール基;アリールアルキル基、ハロゲン原子を
    表すかまたはC(O)R3(但し、R3は、C原子1〜1
    0個を有するアルキル基;少なくとも1個のハロゲン原
    子によって置換された、C原子1〜10個を有するアル
    キル基;アリール基;少なくとも1個のハロゲン原子に
    よって置換されたアリール基;アリールアルキル基を表
    す)を表し、かつnは、1または2を表す〕で示される
    ケトンを、C原子1〜10個を有するカルボン酸また
    は、少なくとも1個のハロゲン原子によって置換され
    た、C原子1〜10個を有するカルボン酸と、一般式
    (II): R1C(O)CR2 3-n[C(O)OR4n (I
    I) 〔式中、n、R1およびR2は上記の意味を有し;R
    4は、C原子1〜10個を有するアルキル基;少なくと
    も1個のハロゲン原子によって置換された、C原子1〜
    10個を有するアルキル基;アリール基;少なくとも1
    個のハロゲン原子によって置換されたアリール基を表
    す〕で示されるカルボキシレートまたはジカルボキシレ
    ート化合物の形でのケト−エステル化合物との反応によ
    って製造する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 カルボン酸として、式(III): R1COOH 〔式中、R1は上記の意味を有する〕で示されるカルボ
    ン酸を使用する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 R1がハロゲン原子1〜5個によって置
    換された、C原子1〜2個を有するアルキル基を表す、
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 R1がCH2F、CHF2またはCF3を表
    す、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 R2が水素原子、フッ素原子またはC
    (O)R3〔但し、R3は、CH3、CH2F、CHF2
    たはCF3を表す〕を表す、請求項1から5までのいず
    れか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 R4が、場合によってはハロゲン原子に
    よって置換された、C原子1〜6個、好ましくは、C原
    子1〜3個を有するアルキル基を表す、請求項1から6
    までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 R4がメチル基、エチル基、プロピル
    基、1,1,1−トリフルオロエチル基またはペンタフ
    ルオロプロピルを表す、請求項1から7までのいずれか
    1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 カルボン酸および/または鉱酸、スルホ
    ン酸アリールおよびスルホン酸アルキルを包含する群か
    ら選択された濃厚な酸の“オニウム”塩のエステル交換
    触媒量の存在下にカルボン酸を用いてエステル交換しな
    がら脱炭酸反応を実施する、請求項1から8までのいず
    れか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 C原子1〜10個を有するカルボン酸
    の“オニウム”塩、少なくとも1個のハロゲン原子によ
    って置換された、C原子1〜10個を有するカルボン酸
    の金属塩または“オニウム”塩、濃厚な鉱酸、スルホン
    酸アリール、スルホン酸アルキルまたは少なくとも1個
    のハロゲン原子によって置換された、C原子4個までを
    有するカルボン酸の金属塩または“オニウム”塩のエス
    テル交換触媒量の存在下にエステル交換しながら脱炭酸
    反応を実施する、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 式(II)の化合物とカルボン酸との
    反応を、同じカルボン酸または硫酸およびリン酸を包含
    する群から選択された濃厚な鉱酸またはスルホン酸メタ
    ンの“オニウム”塩のエステル交換触媒量の存在下に実
    施する、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 カルボン酸または硫酸の“オニウム”
    塩を使用する、請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 CF3C(O)CH3の製造のために、
    トリフルオロ酢酸を、CF3(O)CH2COOEtまた
    はCF3C(O)CH(COOEt)2と、トリフルオロ
    酢酸または濃硫酸の“オニウム”塩のエステル交換触媒
    量の存在下に反応させる、請求項1から12までのいず
    れか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 カルボン酸の“オニウム”塩もしくは
    濃厚な鉱酸が、50〜900g/lの濃度で反応混合物
    中に存在する、請求項1から13までのいずれか1項に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 カルボン酸として、トリフルオロ酢酸
    を、付加的な触媒の不在下で使用する、請求項1から8
    までのいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 CF3C(O)CH3の製造のために、
    トリフルオロ酢酸を、CF3(O)CH2COOEtまた
    はCF3C(O)CH(COOEt)2と反応させる、請
    求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 エステル基1個当たり、トリフルオロ
    酢酸0.9〜1.1モルを使用する、請求項1から16
    までのいずれか1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 少なくとも70℃、好ましくは、10
    0℃〜130℃の温度でエステル交換する、請求項1か
    ら17までのいずれか1項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 連続的な実施のために、形成されたケ
    トンおよび場合によっては形成されたエステルを分離し
    ながら、反応混合物中にカルボン酸およびケト−エステ
    ル化合物を供給する、請求項1から18までのいずれか
    1項に記載の方法。
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