JPH0632115A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
耐久性を向上させた空気入りタイヤ、特にトラック・バ
ス等に用いられる重荷重用空気入りタイヤを提供するこ
とにある。 【構成】 本発明の空気入りタイヤは、一対の中央周溝
3をトレッド1上にその中央周線2を挟んで互いに平行
に配設し、さらにこれらの中央周溝3に対しトレッド端
寄りに隔って平行に主溝4を配設して、トレッド1をそ
の幅方向に区分することにより、複数の陸部列5〜7を
有している。各陸部列5〜7は、中央周溝3に近いトレ
ッド周線からトレッド端側に向かってトレッド周線を含
む平面に対しタイヤの回転の向き14に逆らって鋭角に
傾斜して陸部列を横切る、発散配列になるサイプ8を持
っている。該サイプ8は、中央周溝3とトレッド端間に
位置する各陸部列6、7のトレッド端側の近傍にて、尖
鋭化するサイプ配列の傾斜角度を拡大した鈍化域を有し
ている。
Description
え、耐久性を向上させた空気入りタイヤ、特にトラック
・バス等に用いられる重荷重用空気入りタイヤに関す
る。
天候条件によって要求される性能が異なるため、必要に
応じてトレッドに様々な形状、幅、深さ等を有する溝や
サイプ等を配設している。特に、サイプは主に濡れた路
面を走行する時の操縦安定性を向上させるためにトレッ
ドに配設されている。
等の変化が性能を大きく左右するが、その形成方法は、
主として加硫成型後のタイヤをナイフで切り込む方法
と、加硫成型の際に形成する方法とがある。
には、トレッドの幅方向にわたって平行または傾斜して
延在するサイプを配設することにより、濡れた路面での
操縦安定性を向上させるとともに、偏摩耗の発生を抑え
ることが開示されている。
イプ配列やサイプの形状の違いによる偏摩耗への影響に
ついてはなお不分明な部分を残していた。ジグザグ状の
主溝によって幅方向に数区分されたトレッドに、サイプ
を単に一方向に傾斜させて配設した場合は、各陸部の蹴
り出し側の一部に必ず鋭角の隅部分が生じる。この隅部
分は、比較的柔軟なため、タイヤ駆動時において、路面
に対し動き易く、かつ剛性が小さいために接地圧が小さ
く、残余部分に比し摩耗が少なく、その結果、ヒールア
ンドトゥー摩耗と呼ばれる段差摩耗が生じる。また、部
分的に陸部ブロックが離脱するポンピングウエアーやダ
イアゴナルウエアーに進展し、耐久性を悪くする場合も
ある。なお、ポンピングウエアーとは、一つのブロック
が離脱した後に周方向に間隔をおいて次々にブロックが
離脱していく状態をいい、ダイアゴナルウエアーとは、
偏摩耗領域が周方向に間隔をおいて発生し、タイヤを側
面から見たときの形状が多角形である状態をいう。
横切るサイプの配列とすることにより、主溝、サイプお
よび/またはトレッド端で区画された各陸部の形状が平
行四辺形となり、各陸部の外方縁側付近に位置する踏み
込み側部分と蹴り出し側部分との間に剛性差が生じる。
これは横力が作用した際に、特にショルダー域の陸部に
偏摩耗が生じやすくなる。
の発生が生じやすくなることが分かった。そこで、空気
入りタイヤにおいて、偏摩耗の発生を抑えることができ
るようにサイプの形状等の適正化を図り、耐久性を向上
させることが本発明の課題である。
その中央周線を挟んで互いに平行に延びる一対の中央周
溝とこれらの中央周溝に対しトレッド端寄りに隔って平
行に延びる主溝とによりトレッドをその幅方向に区分し
た、複数の陸部列を有する空気入りタイヤにおいて、各
陸部列は、中央周溝に近いトレッド周線からトレッド端
側に向かってトレッド周線を含む平面に対しタイヤの回
転の向きに逆らって鋭角に傾斜して陸部列を横切る、発
散配列になるサイプを持ち、該サイプが、中央周溝とト
レッド端間に位置する各陸部列のトレッド端側の近傍に
て、尖鋭化するサイプ配列の傾斜角度を拡大した鈍化域
を有することを特徴とする空気入りタイヤである。
レッド幅の0.3倍以内に相当するトレッド側域を占め
ている陸部列につき、近似的に50〜120mmの半径
を有する円弧のサイプ形状になること、発散配列のサイ
プが、各陸部列における始端と終端とを結ぶ直線と該終
端でのトレッド周線を含む平面と鋭角に交わる角度で4
0〜70°の範囲内の、トレッド端側に近いものほどよ
り大きい角度を有すること、主溝間の各陸部列を横切る
サイプが、その切り込み深さを減じた局部的に浅い切り
込み底をもつこと、主溝とトレッド端間の陸部列を横切
るサイプが、トレッド端に向かって深さを漸減したサイ
プ切り込みになること、発散配列のサイプが、陸部列内
で互いに隣接して該陸部列の幅の0.5〜1.5倍の範
囲内の間隔、0.5〜1.5mmの範囲内の切り込み
幅、主溝深さの0.5〜1.0倍の範囲内のサイプ切り
込み深さを有すること、前記切り込み底の切り込み深さ
が、サイプ切り込み深さの0.2〜0.8倍の範囲内で
あること、主溝間の各陸部列を横切るサイプが、中央周
溝間の陸部列ではその幅中央付近に対し両外方縁付近
の、中央周溝と主溝間の陸部列ではその中央周線側に対
しトレッド端側の切り込みを浅くした前記切り込み底を
有することがより望ましい。
う。なお、本発明タイヤの特徴は、トレッドパターンを
改良したことであり、タイヤの内部構造については一般
的なラジアルタイヤについて改変を要しないため、本発
明に踏襲することができる。図1に、本発明タイヤのト
レッドを展開したものの一部について示した。
を挟んで互いに平行に延びる一対の中央周溝3と、これ
ら中央周溝3に対しトレッド端寄りに隔てて平行に延び
る主溝4とにより、トレッドの幅方向に区分した複数の
陸部列5〜7を有している。図1に示したトレッド1の
場合、その陸部列の数は5つである。説明の便宜上、ト
レッド中央部に位置する陸部列を第一陸部列5、中央周
溝3と主溝4間の陸部列を第二陸部列6、主溝4とトレ
ッド端間の陸部列を第三陸部列7とする。
ッド周線からトレッド端側に向かって、トレッド周線を
含む平面に対しタイヤの回転の向き14に逆らって鋭角
に傾斜して陸部列を横切り、発散配列となるサイプ8を
備えている。第二陸部列6と第三陸部列7のサイプ8
は、各陸部列6、7のトレッド端側に近い方の縁にて尖
鋭化するサイプ配列の傾斜角度を拡大した鈍化域19を
有している。この鈍化域19は、陸部列を傾斜して横切
るサイプで区画した場合、蹴り出し側部分に鋭角な隅部
分が存在し、その蹴り出し側部分が残余部分に比し摩耗
しないために段差摩耗、いわゆるヒールアンドトゥー摩
耗が生じるので、それを防ぐために鋭角な隅部分を生じ
ないようにその部分のサイプの傾斜角度を鈍化させて設
けている。このときのサイプ形状は、近似的に50〜1
20mm、好ましくは70〜90mmの半径を有する円
弧形状を有する。この円弧の半径が50mm未満だと、
陸部の中央周線に近い縁とトレッド端側に近い縁とのサ
イプの角度差が大きくなり過ぎることにより、陸部剛性
差が大きくなりすぎ、偏摩耗が生じやすくなる。120
mmを超えると、サイプの角度差が不十分で蹴り出し側
部分に鋭角な隅部分が生じ、ヒールアンドトゥー摩耗が
生じやすい。第一陸部列のサイプは、直線にしても曲線
にしても良い。なお図1では、第一陸部列のサイプを中
央周線に対して線対称となる直線形状、第二および第三
陸部列のサイプを半径が80mmの曲線形状で配設し
た。
における始端と終端とを結ぶ直線と、該終端でのトレッ
ド周線を含む平面との交差角度9a,9b,9cが鋭角
で40〜70°の範囲で、好ましくは45〜60°の範
囲である。前記交差角度は、第一陸部列から第三陸部列
にかけて大きくなる(9a<9b<9c)。この交差角
度が70°を超えると、延在するサイプの長手方向にわ
たりヒールアンドトゥー摩耗が生じやすく、40°未満
だとサイプで区画された陸部の蹴り出し側の一部に必ず
鋭角部分が存在し、この鋭角部分が残余部分に比し摩耗
しないためにヒールアンドトゥー摩耗が生じて耐久性を
悪くする。
は、その切り込み深さをサイプ全長にわたって一定にし
ても良いが、好ましくはサイプ切り込みによるクラック
の発生と陸部ブロックの離脱を防ぎ、また陸部剛性を維
持するため、その一部に切り込み深さを減じた局部的に
浅い切り込み底10〜13を設けることが好ましい。
サイプ8は、陸部剛性を維持するため、図2(c)に示
すように、トレッド端に向かってサイプ切り込み深さを
漸減することが好ましい。主溝間の陸部列に二つ以上の
前記切り込み底10〜13を各サイプが有する場合は、
陸部剛性を維持するため、第一陸部列は、その中央付近
の切り込み底10の切り込み深さに対し両トレッド端側
付近の切り込み底11の切り込み深さを浅くし、第二陸
部列は、その中央周線側付近の切り込み底12の切り込
み深さに対しトレッド端側付近の切り込み底13の切り
込み深さを浅くすることが好ましい。なお、切り込み底
の切り込みを浅くするということは、切り込み底を高く
することと同じことを意味している。
隔は、該陸部列5〜7幅の0.5〜1.5倍の範囲内と
し、サイプ切り込み幅は0.5〜1.5mm、サイプ切
り込み深さは主溝深さの0.5〜1.0倍、サイプの切
り込み底の切り込み深さはサイプ切り込み深さの0.2
〜0.8倍にしたが、これはいずれも偏摩耗の発生の防
止を主として適正化したものである。
の多数のブロック17が列をなすトレッドパターンを示
したが、これはあった方が好ましいがなくても良い。さ
らに、第一陸部列5ならびに第二陸部列6のトレッド端
側に排水性を良くするためにサイプの幅を広くした浅溝
部15は設けても設けなくても良い。トレッド側域の陸
部剛性を均一にするために図1では側方溝16を設けて
いるが、設けてなくても良い。サイプと中央周溝3およ
び主溝4との開通端にはV字状の切り欠き部があっても
なくても良い。
があるが、加硫成型後にナイフで切り込む方法は、実質
的に溝幅がないような細い切り込みが可能で、ヒールア
ンドトゥー摩耗に対してある程度の効果があるが、トレ
ッドが摩耗していくにしたがって、サイプの切り込みが
細いためにサイプの底部に応力が集中しやすく、またク
ラックが発生しやすく、その結果、陸部ブロックごと離
脱する現象等が生じやすい。これを防ぐため、サイプの
切り込み深さおよびその形状を必要に応じて部分的に変
化させたり、サイプの延在方向を変化させる必要があっ
たが、これらを加硫成型後にナイフで切り込む方法で行
うのは、非常に難しい。加硫成型の際にブレードを仕込
んでサイプを形成することにより、複雑なサイプ形状も
比較的容易に形成でき、また上記したような切り込み底
10〜13等の形成も簡単である。
斜したサイプにより区画された各陸部列は、その蹴りだ
し側部分に鋭角な隅部分を生じるが、これを鈍化させて
サイプを介して隣接する踏み込み側部分と蹴り出し側部
分との陸部剛性の差をなくすことにより、各部分の摩耗
が均一になり、それにより偏摩耗の発生が抑えられて耐
久性が向上する。またサイプの切り込み深さを局部的に
変えることにより、陸部剛性を維持し、また切り込みに
よるクラックの発生や陸部ブロックの離脱を防止するこ
とができる。
験を行ったので説明する。 ◎供試タイヤ ・発明タイヤ このタイヤは、図1に示すトレッドパターンを有し、そ
のサイズを11R24.5、トレッド幅を212mmに
した。中央周溝3および主溝4は、溝幅を12mm、溝
深さを15.2mmにした。また中央主溝上に位置する
石噛み防止用ブロック17は、その一辺が4mmの平行
四辺形状のブロックで、高さを4mm、配設間隔を2m
mにした。これらの溝および/またはトレッド端で区画
された陸部列5〜7の幅は、第一陸部列5が25mm、
第二陸部列6が29mm、第三陸部列7が38mmであ
る。サイプ8は、その切り込み幅が0.8mm、切り込
み深さが12mm、各陸部列内で互いに隣接するサイプ
の配設間隔を30mmである。サイプの延在形状は、第
一陸部列5では中央周線に対して線対称な直線にし、鈍
化域19を有する第二陸部列6および第三陸部列7では
近似的に半径80mmの円弧にした。各陸部列における
サイプの始端と終端とを結ぶ直線と、該終端でのトレッ
ド周線を含む平面となす交差角度9a,9b,9cが、
それぞれ45°、55°、60°である。主溝間の各陸
部列5、6を横切るサイプは、図2に示すような局部的
に浅い切り込み底を有し、第一陸部列5ではその幅中央
付近の切り込み底10の切り込み深さを8mm、両外方
縁付近の切り込み底11の切り込み深さを4mmにし、
第二陸部列6では中央周線側の切り込み底12の切り込
み深さを8mm、トレッド端側の切り込み底13の切り
込み深さを4mmにした。また第三陸部列7のサイプ
は、その切り込み深さをトレッド端側で5mm、主溝側
で12mmとし、この間で図2(c)のように切り込み
深さを変化させて配設した。側方溝16は、溝幅が2.
5mm、溝深さが15.2mmの波形形状で配設した。
第一陸部列および第二陸部列に排水性を良くするために
設けた浅溝部15は、切り込み深さを3mmにし、溝幅
を第一陸部列5では3mm、第二陸部列6では3.5m
mにした。
ッドパターンを有していて、その他の構造は発明タイヤ
と同じ構造である。 ・従来タイヤ2 このタイヤは、図4に示すような一方向に傾斜したサイ
プをもつトレッドパターンを有していて、その他の構造
は発明タイヤと同じ構造である。
制動試験と長距離走行時にトレッドに発生する偏摩耗量
を測定した。濡れた路面走行時における制動試験は、上
記した各タイヤを実車に装着し、正規内圧、正規荷重の
もとで、80km/hの速度からブレーキングしたとき
の制動距離を測定して評価した。表1にそのときの試験
結果を示す。なお表1中の数値は、従来タイヤ1の性能
を100とした指数比で表示し、この数値は大きいほど
優れた性能であることを示す。長距離走行時にトレッド
に発生する偏摩耗量は、上記した各タイヤを実車に装着
し、正規内圧、正規荷重のもとで、15万km走行後に
発生した偏摩耗の最大幅を測定した。図5は、実車走行
した距離に対し、そのとき発生した偏摩耗の最大幅を平
均化した値をプロットしたものである。
では、サイプの延在形状等を問わず、トレッドにサイプ
があれば優れた性能を示している。また長距離走行時に
おけるトレッドの偏摩耗発生量では、本発明タイヤはい
ずれの距離においても他に比べて優れているが、サイプ
を一方向に傾斜させてトレッドに配設した従来タイヤ2
は、サイプをもたない従来タイヤ1よりも性能が劣る。
以上の結果を総合すると、本発明タイヤは、いずれの従
来タイヤよりも優れていることがわかる。
設するサイプの延在する形状の適正化を図ることによ
り、濡れた路面の走行での操縦安定性は確保しつつ、ト
レッドにおける偏摩耗の発生を抑えて耐久性を大幅に向
上させることができる。またサイプの切り込み深さを適
正にすることは、偏摩耗の発生を抑える効果があるほ
か、陸部剛性も維持でき、また切り込みによる陸部ブロ
ックの離脱をしにくくする。
部である。
一陸部列のサイプをX−Xで切断した断面図であり、
(b)は、第二陸部列のサイプをY−Yで切断した断面
図であり、(c)は、第三陸部列のサイプをZ−Zで切
断した断面図である。
ッド20展開図の一部である。
タイヤ2のトレッド21展開図の一部である。
際に発生する偏摩耗の最大幅との関係を示した図であ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 トレッド上でその中央周線を挟んで互い
に平行に延びる一対の中央周溝とこれらの中央周溝に対
しトレッド端寄りに隔って平行に延びる主溝とによりト
レッドをその幅方向に区分した、複数の陸部列を有する
空気入りタイヤにおいて、各陸部列は、中央周溝に近い
トレッド周線からトレッド端側に向かってトレッド周線
を含む平面に対しタイヤの回転の向きに逆らって鋭角に
傾斜して陸部列を横切る、発散配列になるサイプを持
ち、該サイプが、中央周溝とトレッド端間に位置する各
陸部列のトレッド端側に近い方の縁にて、尖鋭化するサ
イプ配列の傾斜角度を拡大した鈍化域を有することを特
徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 サイプの鈍化域が、トレッド端からトレ
ッド幅の0.3倍以内に相当するトレッド側域を占めて
いる陸部列につき、近似的に50〜120mmの半径を
有する円弧のサイプ形状になることを特徴とする請求項
1に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 発散配列のサイプが、各陸部列における
始端と終端とを結ぶ直線と該終端でのトレッド周線を含
む平面と鋭角に交わる角度で40〜70°の範囲内の、
トレッド端側に近いものほどより大きい角度を有するこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入
りタイヤ。 - 【請求項4】 主溝間の各陸部列を横切るサイプが、そ
の切り込み深さを減じた局部的に浅い切り込み底をもつ
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の空気入
りタイヤ。 - 【請求項5】 主溝とトレッド端間の陸部列を横切るサ
イプが、トレッド端に向かって深さを漸減したサイプ切
り込みになることを特徴とする請求項1〜4に記載の空
気入りタイヤ。 - 【請求項6】 発散配列のサイプが、陸部列内で互いに
隣接して該陸部列の幅の0.5〜1.5倍の範囲内の間
隔、0.5〜1.5mmの範囲内の切り込み幅、主溝深
さの0.5〜1.0倍の範囲内のサイプ切り込み深さを
有することを特徴とする請求項1、2、3、4または5
に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項7】 局部的に浅い切り込み底の切り込み深さ
が、サイプ切り込み深さの0.2〜0.8倍の範囲内で
あることを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項8】 主溝間の各陸部列を横切るサイプが、中
央周溝間の陸部列ではその幅中央付近に対し両外方縁付
近の切り込みを浅く、中央周溝と主溝間の陸部列ではそ
の中央周線側に対しトレッド端側の切り込みを浅くした
局部的に浅い切り込み底を有することを特徴とする請求
項4または請求項7に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19207592A JP3226968B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19207592A JP3226968B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632115A true JPH0632115A (ja) | 1994-02-08 |
JP3226968B2 JP3226968B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=16285224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19207592A Expired - Lifetime JP3226968B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3226968B2 (ja) |
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