JPH0631817Y2 - 電子同調チュ−ナの同調回路 - Google Patents
電子同調チュ−ナの同調回路Info
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- JPH0631817Y2 JPH0631817Y2 JP1987071183U JP7118387U JPH0631817Y2 JP H0631817 Y2 JPH0631817 Y2 JP H0631817Y2 JP 1987071183 U JP1987071183 U JP 1987071183U JP 7118387 U JP7118387 U JP 7118387U JP H0631817 Y2 JPH0631817 Y2 JP H0631817Y2
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- capacitor
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は電子同調チューナの同調回路に係り、特に印刷
配線板上に形成したチューナ回路において回路パターン
と基板間に生ずる浮遊容量が結合用の可変容量ダイオー
ドに対して影響を与えVHF帯スーパーバンド受信時の
同調特性を劣化させることのないように構成した電子同
調チューナの同調回路に関する。
配線板上に形成したチューナ回路において回路パターン
と基板間に生ずる浮遊容量が結合用の可変容量ダイオー
ドに対して影響を与えVHF帯スーパーバンド受信時の
同調特性を劣化させることのないように構成した電子同
調チューナの同調回路に関する。
(従来の技術) 従来の電子同調チューナは第4図に示すように構成され
ている。入力端子1に入力されるテレビジョン信号は入
力同調回路2を経て高周波アンプ3で増幅され、更に段
間同調回路4を経て混合回路(MIX)5に供給され、
混合回路5にて局部発振器(OSC)6からの局発信号
と混合し、次段の中間周波アンプ(IFAmp)7に供
給される。上記の入力同調回路2、段間同調回路4、及
び局部発振器6に対しては、同調電圧VTが供給され、
受信チャンネルの周波数に対応した同調及び局部発振が
成されるようになっている。
ている。入力端子1に入力されるテレビジョン信号は入
力同調回路2を経て高周波アンプ3で増幅され、更に段
間同調回路4を経て混合回路(MIX)5に供給され、
混合回路5にて局部発振器(OSC)6からの局発信号
と混合し、次段の中間周波アンプ(IFAmp)7に供
給される。上記の入力同調回路2、段間同調回路4、及
び局部発振器6に対しては、同調電圧VTが供給され、
受信チャンネルの周波数に対応した同調及び局部発振が
成されるようになっている。
上記入力同調回路2又は段間同調回路4は第5図に示す
ような複同調回路で構成されている。この図において、
符号10は入力端子で、端子10は可変容量ダイオード
11を介してアース点(基準電位点)に接続し、また端
子10は結合容量(結合コンデンサ)12を介してコン
デンサ14と抵抗13の接続点に接続し、抵抗13の一
端はアース点に接続し、コンデンサ14の一端に対し同
調コイル15,16,17を直列に接続し、同調コイル
17の一端をコンデンサ22を介してアース点に接続
し、同調コイル15,16の接続点をダイオード18、
コンデンサ19を直列に介してアース点に接続し、同調
コイル16,17の接続点をダイオード20、コンデン
サ21を直列に介してアース点に接続している。そし
て、ダイオード18とコンデンサ19の接続点は抵抗2
4を介してスイッチング電圧SW2の印加端子28に接
続し、ダイオード20とコンデンサ21の接続点は抵抗
25を介してスイッチング電圧SW1の印加端子29に
接続し、同調コイル17とコンデンサ22の接続点は抵
抗26を介して定電圧B1の供給端子30に接続し、ま
た前記可変容量ダイオード11のカソードは抵抗23を
介して同調電圧VTの印加端子27に接続している。以
上は複同調回路の一次側の構成であるが、二次側につい
ても同様に同調コイル31,32,33、コンデンサ3
8を直列に介してアース点に接続し、同調コイル31の
一端はコンデンサ45を介して出力端子46に接続し、
同調コイル31,32の接続点はダイオード34、コン
デンサ35を直列に介してアース点に接続し、同調コイ
ル32,33の接続点はダイオード36、コンデンサ3
7を直列に介してアース点に接続しており、ダイオード
34とコンデンサ35の接続点は抵抗39を介してスイ
ッチング電圧SW2の印加端子42に接続し、ダイオー
ド36とコンデンサ37の接続点は抵抗40を介してス
イッチング電圧SW1の印加端子43に接続し、同調コ
イル33とコンデンサ38の接続点は抵抗41を介して
定電圧B1の供給端子44に接続している。
ような複同調回路で構成されている。この図において、
符号10は入力端子で、端子10は可変容量ダイオード
11を介してアース点(基準電位点)に接続し、また端
子10は結合容量(結合コンデンサ)12を介してコン
デンサ14と抵抗13の接続点に接続し、抵抗13の一
端はアース点に接続し、コンデンサ14の一端に対し同
調コイル15,16,17を直列に接続し、同調コイル
17の一端をコンデンサ22を介してアース点に接続
し、同調コイル15,16の接続点をダイオード18、
コンデンサ19を直列に介してアース点に接続し、同調
コイル16,17の接続点をダイオード20、コンデン
サ21を直列に介してアース点に接続している。そし
て、ダイオード18とコンデンサ19の接続点は抵抗2
4を介してスイッチング電圧SW2の印加端子28に接
続し、ダイオード20とコンデンサ21の接続点は抵抗
25を介してスイッチング電圧SW1の印加端子29に
接続し、同調コイル17とコンデンサ22の接続点は抵
抗26を介して定電圧B1の供給端子30に接続し、ま
た前記可変容量ダイオード11のカソードは抵抗23を
介して同調電圧VTの印加端子27に接続している。以
上は複同調回路の一次側の構成であるが、二次側につい
ても同様に同調コイル31,32,33、コンデンサ3
8を直列に介してアース点に接続し、同調コイル31の
一端はコンデンサ45を介して出力端子46に接続し、
同調コイル31,32の接続点はダイオード34、コン
デンサ35を直列に介してアース点に接続し、同調コイ
ル32,33の接続点はダイオード36、コンデンサ3
7を直列に介してアース点に接続しており、ダイオード
34とコンデンサ35の接続点は抵抗39を介してスイ
ッチング電圧SW2の印加端子42に接続し、ダイオー
ド36とコンデンサ37の接続点は抵抗40を介してス
イッチング電圧SW1の印加端子43に接続し、同調コ
イル33とコンデンサ38の接続点は抵抗41を介して
定電圧B1の供給端子44に接続している。
上記の複同調回路においては、VHF帯のロー(Lo
w)、ハイ(High)、スーパー(Super)の3
つのバンドをスイッチング電圧SW1,SW2の印加に
よって切り換えることが可能である。ここで、例えばア
メリカ合衆国(USA)について言えば、VHFローは
55.25〜83.25MHzで、VHFハイは175.
25〜211.25MHzで、VHFスーパーは217.
25〜295.25MHzである。そして、各バンドへの
切換えは下記の第1表に示す如く切換電圧SW1,SW
2,B1を設定して行なわれる。
w)、ハイ(High)、スーパー(Super)の3
つのバンドをスイッチング電圧SW1,SW2の印加に
よって切り換えることが可能である。ここで、例えばア
メリカ合衆国(USA)について言えば、VHFローは
55.25〜83.25MHzで、VHFハイは175.
25〜211.25MHzで、VHFスーパーは217.
25〜295.25MHzである。そして、各バンドへの
切換えは下記の第1表に示す如く切換電圧SW1,SW
2,B1を設定して行なわれる。
上表のように設定すると、VHFロー受信時はダイオー
ド18,20,34,36がオフし、1次側同調コイル
15,16,17及び2次側同調コイル31,32,3
3が直列接続した状態で使用され、又VHFハイ受信時
はダイオード18,34がオフでダイオード20,36
がオンし、1次側同調コイル15,16及び2次側同調
コイル31,32が直列接続した状態で使用される。更
に、VHFスーパー受信時はダイオード18,20,3
4,36がオンし、1次側,2次側の各同調コイル1
5,31のみが使用される。
ド18,20,34,36がオフし、1次側同調コイル
15,16,17及び2次側同調コイル31,32,3
3が直列接続した状態で使用され、又VHFハイ受信時
はダイオード18,34がオフでダイオード20,36
がオンし、1次側同調コイル15,16及び2次側同調
コイル31,32が直列接続した状態で使用される。更
に、VHFスーパー受信時はダイオード18,20,3
4,36がオンし、1次側,2次側の各同調コイル1
5,31のみが使用される。
ところで、上記のVHFスーパーバンドの如く周波数帯
域が広い場合には、結合容量12を可変にしておく方が
望ましく、このため結合容量12として例えば可変容量
ダイオードを使用し、結合容量12の値を同調電圧VT
によって可変するようにしている。
域が広い場合には、結合容量12を可変にしておく方が
望ましく、このため結合容量12として例えば可変容量
ダイオードを使用し、結合容量12の値を同調電圧VT
によって可変するようにしている。
第6図は第5図の結合容量12として可変容量ダイオー
ド12Aを使用した場合の1次側同調回路を示し、第7
図は第6図の回路を印刷配線板上に形成した場合の回路
パターン構成の要部を示している。第7図では、斜線部
が銅箔パターンを示し、各パターン間にはチップ部品1
1,12A,13,14,18,23(破線枠にて示
す)が配設される。
ド12Aを使用した場合の1次側同調回路を示し、第7
図は第6図の回路を印刷配線板上に形成した場合の回路
パターン構成の要部を示している。第7図では、斜線部
が銅箔パターンを示し、各パターン間にはチップ部品1
1,12A,13,14,18,23(破線枠にて示
す)が配設される。
ところで、上記の第6図の回路では、結合用可変容量ダ
イオード12Aと同調コイル15の間に抵抗13とコン
デンサ14の回路が接続されているため、実際の印刷回
路では第7図に示すように結合用可変容量ダイオード1
2Aと同調コイル15との間にパターン50,51を形
成することが必要となる。このため、パターン50,5
1と基板との間に生じる浮遊容量52,53がパターン
容量(第6図符号54)として入り、結合用可変容量ダ
イオード12Aに対し影響を与える。即ち、パターン容
量54によって結合容量の値が変り、結合度が正しくな
くなり、結果として同調回路の同調特性(選択性)が悪
化するという問題があった。
イオード12Aと同調コイル15の間に抵抗13とコン
デンサ14の回路が接続されているため、実際の印刷回
路では第7図に示すように結合用可変容量ダイオード1
2Aと同調コイル15との間にパターン50,51を形
成することが必要となる。このため、パターン50,5
1と基板との間に生じる浮遊容量52,53がパターン
容量(第6図符号54)として入り、結合用可変容量ダ
イオード12Aに対し影響を与える。即ち、パターン容
量54によって結合容量の値が変り、結合度が正しくな
くなり、結果として同調回路の同調特性(選択性)が悪
化するという問題があった。
第8図(a),(b),(c)はそれぞれVHFロー,ハイ,ス
ーパーの各バンドに切り換えたときの1次同調側の等価
回路を示すもので、各バンドとも結合容量12Aに対し
パターン容量54が接続され、このパターン容量54は
特にスーパーバンド受信時に大きく影響を与えることに
なる。
ーパーの各バンドに切り換えたときの1次同調側の等価
回路を示すもので、各バンドとも結合容量12Aに対し
パターン容量54が接続され、このパターン容量54は
特にスーパーバンド受信時に大きく影響を与えることに
なる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の如く、従来のチューナ回路では、結合容量に対し
パターン容量が接続され、特にVHFスーパーバンド時
に結合容量に影響を与えてその同調特性を劣化させると
いう問題があった。
パターン容量が接続され、特にVHFスーパーバンド時
に結合容量に影響を与えてその同調特性を劣化させると
いう問題があった。
そこで、本考案は上記の問題を除去するためのもので、
結合容量に対して挿入されるパターン容量(浮遊容量)
分を減少させて、チューナの同調特性を向上させること
が可能な電子同調チューナの同調回路を提供することを
目的とする。
結合容量に対して挿入されるパターン容量(浮遊容量)
分を減少させて、チューナの同調特性を向上させること
が可能な電子同調チューナの同調回路を提供することを
目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、チャンネルに応じて周波数の異なる信号が生
じる信号端子と、 同調電圧の印加によって容量値が変化する第1の可変容
量ダイオードと共に同調回路を構成し、バンド切換えを
可能とすべく、少なくとも第1,第2のコイルを含む複
数個のコイルを直列接続して成る同調用コイルと、 前記信号端子と前記同調用コイルの一端間に接続され、
前記同調電圧の印加によって容量値が変化する第2の可
変容量ダイオードと、 前記同調用コイルの一端にある第1のコイルとこれに直
列に接続した第2のコイルとの間に設けられた直流阻止
用のコンデンサと、 前記第1,第2の可変容量ダイオードにそれぞれ同調電
圧を供給する手段と、 を具備したことを特徴とする電子同調チューナの同調回
路である。
じる信号端子と、 同調電圧の印加によって容量値が変化する第1の可変容
量ダイオードと共に同調回路を構成し、バンド切換えを
可能とすべく、少なくとも第1,第2のコイルを含む複
数個のコイルを直列接続して成る同調用コイルと、 前記信号端子と前記同調用コイルの一端間に接続され、
前記同調電圧の印加によって容量値が変化する第2の可
変容量ダイオードと、 前記同調用コイルの一端にある第1のコイルとこれに直
列に接続した第2のコイルとの間に設けられた直流阻止
用のコンデンサと、 前記第1,第2の可変容量ダイオードにそれぞれ同調電
圧を供給する手段と、 を具備したことを特徴とする電子同調チューナの同調回
路である。
(作用) 本考案においては、電子同調チューナを印刷配線板上に
形成した場合に、結合用可変容量ダイオードに対して同
調電圧を与えるために必要とされる上記直流阻止用コン
デンサ及び抵抗が、同調用コイル中の第1のコイルの後
に挿入して接続されているために、結合用可変容量ダイ
オードの容量値に影響を与えるパターン容量を極めて少
なくすることができる。
形成した場合に、結合用可変容量ダイオードに対して同
調電圧を与えるために必要とされる上記直流阻止用コン
デンサ及び抵抗が、同調用コイル中の第1のコイルの後
に挿入して接続されているために、結合用可変容量ダイ
オードの容量値に影響を与えるパターン容量を極めて少
なくすることができる。
(実施例) 以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例の電子同調チューナの同調回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
この図において、入力端子60は同調用の可変容量ダイ
オード61を介してアース点に接続し、また端子60は
結合用の可変容量ダイオード62を介してスーパーバン
ドの同調コイル65の一端に接続し、上記可変容量ダイ
オード61,62のカソードは共に抵抗73を介して同
調電圧VTの印加端子77に接続している。上記同調コ
イル65に対してはハイバンド及びローバンドの同調コ
イル66,67を直列に接続し、更にコンデンサ72を
介してアース点に接続する構成としてあるが、同調コイ
ル65,66間にコンデンサ64を接続しかつ同調コイ
ル65とコンデンサ64の接続点を抵抗63を介してア
ース点に接続している。上記の抵抗63とコンデンサ6
4は第6図における抵抗13とコンデンサ14に対応し
ており、抵抗63は可変容量ダイオード62に同調電圧
VTを供給するためのものであり、またコンデンサ64
は直流阻止用である。そして、上記コンデンサ64と同
調コイル66の接続点はスーパーバンド用のスイッチン
グダイオード68とコンデンサ69を直列に介してアー
ス点に接続し、ダイオード68のカソードは抵抗74を
介してスイッチング電圧SW2の印加端子78に接続し
ている。更に、同調コイル66,67の接続点はハイバ
ンド用のスイッチングダイオード70とコンデンサ71
を直列に介してアース点に接続し、ダイオード70のカ
ソードは抵抗75を介してスイッチング電圧SW1の印
加端子79に接続している。また、同調コイル67とコ
ンデンサ72の接続点は抵抗76を介して定電圧B1の
供給端子80に接続している。
オード61を介してアース点に接続し、また端子60は
結合用の可変容量ダイオード62を介してスーパーバン
ドの同調コイル65の一端に接続し、上記可変容量ダイ
オード61,62のカソードは共に抵抗73を介して同
調電圧VTの印加端子77に接続している。上記同調コ
イル65に対してはハイバンド及びローバンドの同調コ
イル66,67を直列に接続し、更にコンデンサ72を
介してアース点に接続する構成としてあるが、同調コイ
ル65,66間にコンデンサ64を接続しかつ同調コイ
ル65とコンデンサ64の接続点を抵抗63を介してア
ース点に接続している。上記の抵抗63とコンデンサ6
4は第6図における抵抗13とコンデンサ14に対応し
ており、抵抗63は可変容量ダイオード62に同調電圧
VTを供給するためのものであり、またコンデンサ64
は直流阻止用である。そして、上記コンデンサ64と同
調コイル66の接続点はスーパーバンド用のスイッチン
グダイオード68とコンデンサ69を直列に介してアー
ス点に接続し、ダイオード68のカソードは抵抗74を
介してスイッチング電圧SW2の印加端子78に接続し
ている。更に、同調コイル66,67の接続点はハイバ
ンド用のスイッチングダイオード70とコンデンサ71
を直列に介してアース点に接続し、ダイオード70のカ
ソードは抵抗75を介してスイッチング電圧SW1の印
加端子79に接続している。また、同調コイル67とコ
ンデンサ72の接続点は抵抗76を介して定電圧B1の
供給端子80に接続している。
上記の回路では、端子80には定電圧B1(例えば9
V)が常時供給されており、VHF帯のローバンドを受
信する時は端子79,78に対してハイ(H)レベルの
スイッチング電圧SW1,SW2(例えば25V)を供
給してスイッチングダイオード70,68をオフにする
ことにより、同調コイル65,66,67とコンデンサ
64,72を直列接続した状態で動作させる。VHF帯
のハイバンドを受信する時は端子78に対してのみHレ
ベルのスイッチング電圧SW2を供給してスイッチング
ダイオード68をオフにしスイッチングダイオード70
をオンすることにより、同調コイル65,66とコンデ
ンサ64,71を直列接続した状態で動作させる。VH
F帯のスーパーバンドを受信する時はスイッチング電圧
SW1,SW2を共にロー(L)レベルにしてスイッチ
ングダイオード68,70をオンにすることにより、同
調コイル65に対してコンデンサ64,69を直列に接
続した状態とする。以上のようにして受信した各バンド
について、受信チャンネルに対応した同調電圧VTを可
変容量ダイオード61,62に加えることにより、目的
の受信チャンネル周波数に同調させることができる。
V)が常時供給されており、VHF帯のローバンドを受
信する時は端子79,78に対してハイ(H)レベルの
スイッチング電圧SW1,SW2(例えば25V)を供
給してスイッチングダイオード70,68をオフにする
ことにより、同調コイル65,66,67とコンデンサ
64,72を直列接続した状態で動作させる。VHF帯
のハイバンドを受信する時は端子78に対してのみHレ
ベルのスイッチング電圧SW2を供給してスイッチング
ダイオード68をオフにしスイッチングダイオード70
をオンすることにより、同調コイル65,66とコンデ
ンサ64,71を直列接続した状態で動作させる。VH
F帯のスーパーバンドを受信する時はスイッチング電圧
SW1,SW2を共にロー(L)レベルにしてスイッチ
ングダイオード68,70をオンにすることにより、同
調コイル65に対してコンデンサ64,69を直列に接
続した状態とする。以上のようにして受信した各バンド
について、受信チャンネルに対応した同調電圧VTを可
変容量ダイオード61,62に加えることにより、目的
の受信チャンネル周波数に同調させることができる。
第2図は第1図の回路を印刷配線板上に形成した場合の
回路パターン構成の要部を示すもので、斜線部が銅箔パ
ターンを示し、各パターン間には第1図の符号に対応し
たチップ部品61,62,63,64,68,69,7
3(破線枠にて示す)が配置される。この図のパターン
では、同調コイル65と結合用可変容量ダイオード62
の間にはパターン81が形成されているのみであり、可
変容量ダイオード62に対して影響を及ぼすパターン容
量(浮遊容量)は符号81で示すパターンでの容量83
のみとなり、小容量である。但し、同調コイル65と6
6の間に、抵抗63とコンデンサ64を接続するための
パターン82が形成されているので、パターン82での
パターン容量84が存在することになるが、この容量8
4は結合容量としての可変容量ダイオード62には影響
を及ぼさない。従って、特にスーパーバンド時に、結合
容量の値が変わって同調特性が劣化するのを軽減でき
る。
回路パターン構成の要部を示すもので、斜線部が銅箔パ
ターンを示し、各パターン間には第1図の符号に対応し
たチップ部品61,62,63,64,68,69,7
3(破線枠にて示す)が配置される。この図のパターン
では、同調コイル65と結合用可変容量ダイオード62
の間にはパターン81が形成されているのみであり、可
変容量ダイオード62に対して影響を及ぼすパターン容
量(浮遊容量)は符号81で示すパターンでの容量83
のみとなり、小容量である。但し、同調コイル65と6
6の間に、抵抗63とコンデンサ64を接続するための
パターン82が形成されているので、パターン82での
パターン容量84が存在することになるが、この容量8
4は結合容量としての可変容量ダイオード62には影響
を及ぼさない。従って、特にスーパーバンド時に、結合
容量の値が変わって同調特性が劣化するのを軽減でき
る。
第3図(a),(b),(c)はそれぞれVHFロー,ハイ,ス
ーパーの各バンドに切り換えたときの等価回路を示すも
ので、各バンド受信時とも同調コイル65とコンデンサ
64の接続点でパターン容量84が存在した回路構成と
なっており、結合容量62に対する影響が少ないことが
分かる。
ーパーの各バンドに切り換えたときの等価回路を示すも
ので、各バンド受信時とも同調コイル65とコンデンサ
64の接続点でパターン容量84が存在した回路構成と
なっており、結合容量62に対する影響が少ないことが
分かる。
なお、第1図に示した抵抗63の抵抗値を適宜に選択す
ることにより、ハイバンド及びローバンド時のみ同調特
性をダンピングさせることも可能となる。
ることにより、ハイバンド及びローバンド時のみ同調特
性をダンピングさせることも可能となる。
上記説明では、複同調回路における1次側同調回路につ
いて述べたが、本考案は単同調回路に対してそのまま応
用することが可能である。
いて述べたが、本考案は単同調回路に対してそのまま応
用することが可能である。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、同調回路の結合容量
に対して影響を与えるパターン容量を減少させることが
でき、電子同調チューナの同調特性(選択性)を向上さ
せることが可能となる。
に対して影響を与えるパターン容量を減少させることが
でき、電子同調チューナの同調特性(選択性)を向上さ
せることが可能となる。
第1図は本考案の一実施例の電子同調チューナの同調回
路を示す回路図、第2図は第1図の回路を印刷配線板上
に形成した場合の回路パターン構成を説明する説明図、
第3図は第2図についてのVHFロー,ハイ,スーパー
の各バンド受信時における等価回路図、第4図は電子同
調チューナの全体構成を説明するブロック図、第5図は
第4図のチューナに使用される複同調回路の従来例を示
す回路図、第6図は結合容量として可変容量ダイオード
を使用した場合における第5図の1次側同調回路を示す
回路図、第7図は第6図の回路を印刷配線板上に形成し
た場合の回路パターン構成を説明する説明図、第8図は
第7図についてのVHFロー,ハイ,スーパーの各バン
ド受信時における等価回路図である。 61……同調用可変容量ダイオード, 62……結合用可変容量ダイオード, 33……抵抗, 64,72……コンデンサ、 65,66,67……同調コイル。
路を示す回路図、第2図は第1図の回路を印刷配線板上
に形成した場合の回路パターン構成を説明する説明図、
第3図は第2図についてのVHFロー,ハイ,スーパー
の各バンド受信時における等価回路図、第4図は電子同
調チューナの全体構成を説明するブロック図、第5図は
第4図のチューナに使用される複同調回路の従来例を示
す回路図、第6図は結合容量として可変容量ダイオード
を使用した場合における第5図の1次側同調回路を示す
回路図、第7図は第6図の回路を印刷配線板上に形成し
た場合の回路パターン構成を説明する説明図、第8図は
第7図についてのVHFロー,ハイ,スーパーの各バン
ド受信時における等価回路図である。 61……同調用可変容量ダイオード, 62……結合用可変容量ダイオード, 33……抵抗, 64,72……コンデンサ、 65,66,67……同調コイル。
Claims (1)
- 【請求項1】チャンネルに応じて周波数の異なる信号が
生じる信号端子と、 同調電圧の印加によって容量値が変化する第1の可変容
量ダイオードと共に同調回路を構成し、バンド切換えを
可能とすべく、少なくとも第1,第2のコイルを含む複
数個のコイルを直列接続して成る同調用コイルと、 前記信号端子と前記同調用コイルの一端間に接続され、
前記同調電圧の印加によって容量値が変化する第2の可
変容量ダイオードと、 前記同調用コイルの一端にある第1のコイルとこれに直
列に接続した第2のコイルとの間に設けられた直流阻止
用のコンデンサと、 前記第1,第2の可変容量ダイオードにそれぞれ同調電
圧を供給する手段と、 を具備したことを特徴とする電子同調チューナの同調回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987071183U JPH0631817Y2 (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | 電子同調チュ−ナの同調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987071183U JPH0631817Y2 (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | 電子同調チュ−ナの同調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63178971U JPS63178971U (ja) | 1988-11-18 |
JPH0631817Y2 true JPH0631817Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=30913506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987071183U Expired - Lifetime JPH0631817Y2 (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | 電子同調チュ−ナの同調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631817Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS577617A (en) * | 1980-06-16 | 1982-01-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electronic tuner |
JPS5895418A (ja) * | 1981-12-01 | 1983-06-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子同調チユ−ナ |
JPS5895419A (ja) * | 1981-12-01 | 1983-06-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子同調チユ−ナ |
JPS61145977A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-03 | Sony Corp | 発振回路 |
JPS625722U (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-14 |
-
1987
- 1987-05-12 JP JP1987071183U patent/JPH0631817Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63178971U (ja) | 1988-11-18 |
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