JP3713419B2 - バンド切替電圧発生回路及び該バンド切替電圧発生回路を用いたテレビジョンチューナ - Google Patents

バンド切替電圧発生回路及び該バンド切替電圧発生回路を用いたテレビジョンチューナ Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ローバンドのテレビジョン信号またはハイバンドのテレビジョン信号を受信可能なように同調回路等を切り替えるための電圧を発生するバンド切替電圧発生回路及びこのバンド切替発生回路を用いたテレビジョンチューナに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のバンド切替電圧発生回路とこのバンド切替電圧発生回路を用いたテレビジョンチューナとの構成を示す。VHF帯の所望のテレビジョン信号は入力同調回路31によって選択された後、高周波増幅器32で増幅される。次いで、段間同調回路33によってさらに不要なテレビジョン信号が除去されて所望のテレビジョン信号のみが混合器34に入力される。混合器34では、局部発振器35から入力される局部発振信号と混合されて中間周波信号に変換され、中間周波信号は中間周波バンドパスフィルタ36を介して出力される。
【0003】
入力同調回路31及び段間同調回路33はVHF帯のローバンドのテレビジョン信号の周波数又はハイバンドのテレビジョン信号の各周波数に同調可能なように切り替えられる構成となっており、そのために、各同調回路31、33に設けられているコイル(図示せず)のインダクタンス値を切り替えるためのスイッチダイオード31a33a、33bを有している。そして、各スイッチダイオード31a、33a、33bをオン又はオフするためのバンド切替電圧はバンド切替電圧発生回路37から供給される。
【0004】
バンド切替電圧発生回路37は電圧印加端37aとデータ入力端37bと複数の電圧出力端37c、37dとを有し、電圧印加端37aには高周波増幅器32や混合器34等に印加するための電源電圧が印加され、データ入力端37bにはバンド切替データDが入力される。そして、複数の電圧出力端37c、37dのうち、バンド切替データに対応する一つ以上の電圧出力端に電源電圧にほぼ等しい電圧(バンド切替電圧)を出力する。
【0005】
例えば、ローバンドのテレビジョン信号を受信するときは、電圧出力端37cにバンド切替電圧が出力され、ハイバンドのテレビジョン信号を受信するときは、電圧出力端37dにバンド切替電圧が出力される。そして、電圧出力端37cに出力されるバンド切替電圧が各抵抗31b、33c、33dを介して各スイッチダイオード31a、33a、33bのカソードに供給され、電圧出力端37dに出力されるバンド切替電圧が各抵抗31c、33e、33fを介して各スイッチダイオード31a、33a、33bのアノードに供給される。
なお、各スイッチダイオード31a、33a、33bのカソード及びアノードはそれぞれ抵抗38、39によって直流的に接地される。これらの抵抗38、39は各スイッチダイオード31a、33a、33bに順方向の電流を流し、また逆方向にバイアスを印加するために必要なものである。
【0006】
この結果、ローバンドのテレビジョン信号を受信するときは各スイッチダイオード31a、33a、33bがオフとなり、各同調回路31、33内のコイルのインダクタンス値が大きくなって同調周波数が低くなり、ハイバンドのテレビジョン信号を受信するときは各スイッチダイオード31a、33a、33bがオンとなり、各同調回路31、33内のコイルのインダクタンス値が小さくなって同調周波数が高くなる。
従って、各同調回路31、33はいずれのバンドに対しても同調可能となる。なお、同調周波数は各同調回路31、33内に設けられたバラクタダイオード(図示せず)によって所望のテレビジョン信号の周波数となるように正確に設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した従来のバンド切替電圧発生回路とそのバンド切替電圧発生回路を用いたテレビジョンチューナにおいては、バンド切替電圧発生回路から出力されるバンド切替電圧は電圧降下によって電源電圧以下となる。
一方、近年は、省電力化の目的からテレビジョンチューナを動作させるための電源電圧を低くする傾向にあり、例えば、3ボルト程度の低い電圧でも動作するテレビジョンチューナが設計されている。
【0008】
そして、バンド切替電圧発生回路に印加される電圧もこの電源電圧が使用されることから、バンド切替電圧発生回路から出力される電圧も一層低くなり、特に、同調回路に設けられたスイッチダイオードをオフするための逆方向電圧の大きさが十分ではなくなり、オフ状態のスイッチダイオードの端子間容量が増加する。このため、各同調回路の同調周波数の可変範囲が狭くなるという問題が生じる。
【0009】
そこで、本発明のバンド切替電圧発生回路は、電源電圧にほぼ等しいバンド切替電圧のみならず、電源電圧よりも高いバンド切替電圧を発生し得るようにし、また、このようなバンド切替電圧発生回路を使用することによって同調回路内のスイッチダイオードをオン/オフし、オフ時の端子間容量を少なくして同調周波数の可変範囲を広くしたテレビジョンチューナを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明のバンド切替電圧発生回路は、第一の電圧が印加される第一の電圧印加端と、第二の電圧が印加される第二の電圧印加端と、受信バンドデータが入力されるデータ入力端と、複数の電圧出力端とを有し、前記電圧出力端のうち前記受信バンドデータに対応する一つ以上の第一の電圧出力端に前記第一の電圧とほぼ等しい電圧を出力し、前記電圧出力端のうち前記受信バンドデータに対応する他の一つ以上の第二の電圧出力端に前記第二の電圧とほぼ等しい電圧を出力した。
【0011】
また、本発明のバンド切替電圧発生回路は、前記第一の電圧が印加されると共に、前記受信バンドデータが入力されるデコーダと、前記第二の電圧がエミッタに印加される複数のPNPトランジスタと、前記各PNPトランジスタのベースに各コレクタが接続されると共に、各エミッタが接地された複数のNPNトランジスタとを有し、前記デコーダは一つ以上の第一のデコード出力端と他の一つ以上の第二のデコード出力端とを有すると共に、前記バンドデータに対応する前記第一のデコード出力端又は前記第二のデコード出力端に前記第一の電圧とほぼ等しい電圧を出力し、前記第一のデコード出力端の各々を前記第一の電圧出力端の各々に接続し、前記第二のデコード出力端の各々を前記NPNトランジスタのベースに接続し、前記PNPトランジスタのコレクタを前記第二の電圧出力端に接続した。
【0012】
また、本発明のバンド切替電圧発生回路は、前記PNPトランジスタの各コレクタをそれぞれ抵抗によって接地した。
【0013】
また、本発明のバンド切替電圧発生回路は、前記デコーダと前記PNPトランジスタと前記NPNトランジスタと前記抵抗とを1パッケージ内に集積回路化した。
【0014】
また、本発明のテレビジョンチューナは、上記のバンド切替電圧発生回路と、VHF帯におけるハイバンドのテレビジョン信号の周波数又はローバンドのテレビジョン信号の周波数に同調するように切り替えられるバンド切替型の同調回路とを備え、前記同調回路には前記ハイバンドのテレビジョン信号を受信するときにオンとなり、前記ローバンドのテレビジョン信号を受信するときにオフとなるスイッチダイオードを設け、前記第二の電圧を前記第一の電圧よりも大きくし、前記スイッチダイオードのアノードに前記第一の電圧を印加し、前記ローバンドのテレビジョン信号を受信するときに前記第二の電圧出力端に出力される電圧を前記スイッチダイオードのカソードに印加して前記スイッチダイオードをオフにした。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のバンド切替電圧発生回路10の概念を示す機能ブロック図であり、第一の電圧が印加される第一の電圧印加端10aと第二の電圧が印加される第二の電圧印加端10bと受信バンドを区別するための受信バンドデータが入力されるデータ入力端10cと複数の電圧出力端、即ち第一の電圧出力端10d、10e及び第二の電圧出力端10f、10gとを有している。
【0016】
第一の電圧印加端10aには、例えばテレビジョンチューナに印加するための電源電圧V1(第一の電圧)、例えば3ボルトが印加され、第二の電圧印加端10bには、電源電圧よりも高い電圧V2(第二の電圧)が印加される。
【0017】
また、第一の電圧印加端10aと第一の電圧出力端10d、10eとの間にはそれぞれ第一のスイッチ手段10h、10iが設けられ、第二の電圧印加端10bと第二の電圧出力端10f、10gとの間にはそれぞれそれぞれ第二のスイッチ手段10j、10kが設けられる。
データ入力端10cには例えば2ビットの受信バンドデータDが入力され、各スイッチ手段10h乃至10kのいずれか一つ以上が受信バンドデータDの値に対応してオンする。
【0018】
従って、第一の電圧出力端10dまたは10には第一の電圧V1にほぼ等しい電圧が出力され、第二の電圧出力端10fまたは10gには第二の電圧V2にほぼ等しい電圧が出力される。これらの出力された電圧がバンド切替電圧となるが、各スイッチ手段10h乃至10kは半導体スイッチ回路で構成されるので、実際のバンド切替電圧は電圧降下のために第一の電圧V1及び第二の電圧V2よりも若干低くなる。
【0019】
図2は本発明のバンド切替電圧発生回路10の具体回路図であり、デコーダ11と複数のPNPトランジスタ12(12a、12b)と複数のNPNトランジスタ13(13a、13b)とを有し、これらは一体の集積回路として構成される。デコーダ11は電圧印加端11aとデコーダ入力端11bと複数のデコード出力端、即ち第一のデコード出力端11c、11d及び第二のデコード出力端11e、11fと接地端11gとを有し、電圧印加端11aには第一の電圧V1が印加される。デコーダ入力端11bはデータ入力端10cとなり、受信バンドデータDが入力される。そして、第一のデコード出力端11c、11dがそれぞれ第一の電圧出力端10d、10eに接続される。
【0020】
また、PNPトランジスタ12aのベースはNPNトランジスタ13aのコレクタに接続され、PNPトランジスタ12bのベースはNPNトランジスタ13bのコレクタに接続される。PNPトランジスタ12aと12bとの各エミッタは第二の電圧印加端10bに接続され、各コレクタはそれぞれ第二の電圧出力端10f、10gに接続される。第二の電圧印加端10bには第二の電圧V2が印加される。そして、デコーダ11の第二のデコード出力端11e、11fがそれぞれNPNトランジスタ13a、13bのベースに接続される。
なお、PNPトランジスタ13a、13bの各コレクタはそれぞれ抵抗14a、14bによって接地端11gに接続され、各エミッタも接地端11gに接続される。
【0021】
以上の構成において、デコーダ11は受信バンドデータDに対応する一つ以上のデコード出力端に第一の電圧V1にほぼ等しい電圧を出力する。このうち第一のデコード出力端11cまたは11dに出力された場合は、そのままバンド切替電圧として第一の電圧出力端10dまたは10eに出力される。また、第二のデコード出力端11eまたは11fに出力された場合はPNPトランジスタ12aまたは12bがオンするので、それらのコレクタに接続された第二の電圧出力端10fまたは10gに第二の電圧V2にほぼ等しい電圧がバンド切替電圧として出力される。
従って、第一の電圧V1よりも第二の電圧V2を大きくすれば、第一の電圧出力端10d、10eに出力されるバンド切替電圧よりも第にの電圧出力端10f、10gに出力されるバンド切替電圧が大きくなる。
【0022】
図3は本発明のバンド切替電圧発生回路10を用いたテレビジョンチューナの構成を示す。VHF帯の所望のテレビジョン信号は入力同調回路1によって選択された後、高周波増幅器2で増幅される。次いで、段間同調回路3によってさらに不要なテレビジョン信号が除去されて所望のテレビジョン信号のみが混合器4に入力される。段間同調回路3は復同調回路によって構成される。混合器4では、局部発振器5から入力される局部発振信号と混合されて中間周波信号に変換され、中間周波信号は中間周波バンドパスフィルタ6を介して出力される。
【0023】
入力同調回路1及び段間同調回路3はVHF帯のローバンドのテレビジョン信号の周波数又はハイバンドのテレビジョン信号の各周波数に同調可能なように切り替えられる構成となっており、そのために、各同調回路1、3に設けられているコイル(図示せず)のインダクタンス値を切り替えるためのスイッチダイオード1a3a、3bを有している。そして、各スイッチダイオード1a、3a、3bをオン又はオフするためのバンド切替電圧はバンド切替電圧発生回路10から供給される。
【0024】
また、各同調回路1、3には同調周波数を設定するためのバラクタダイオード1b、3c、3dが設けられ、これらバラクタダイオードのカソードには容量を変えるための同調電圧VtがPLL回路20から供給される。
バンド切替電圧発生回路10とPLL回路20とは、通常、一体の集積回路内に構成される。
【0025】
PLL回路20には同調電圧Vtの電圧源となる高い電圧(およそ30ボルト)が印加されると共に、受信チャンネルを特定するチャンネルデータSが入力される。そして、チャンネルデータSに基づく同調電圧Vtを出力し、これがバラクタダイオード1b、3c、3dの各カソードに印加される。
【0026】
バンド切替電圧発生回路10の第一の電圧印加端10aには高周波増幅器2や混合器4に印加するための電源電圧(例えば、3ボルト)が第一の電圧V1として印加され、第二の電圧印加端10bにはPLL回路20に印加する高い電圧が第二の電圧V2として印加される。また、データ入力端10cにはローバンドのテレビジョン信号又はハイバンドのテレビジョン信号を受信するための受信バンドデータDが入力される。バンド切替電圧発生回路10に入力する受信バンドデータDとPLL回路20に入力するチャンネルデータSとは、通常、選局データとして一つのデータフォーマット内に構成される。
なお、第一の電圧V1は各抵抗1c、3e、3fを介して各スイッチダイオード1a、3a、3bの各アノードにも印加される。
【0027】
以上の構成において、バンド切替電圧発生回路10は、ハイバンドのテレビジョン信号を受信するときは、第一の電圧V1に基づく低いバンド切替電圧が、例えば、第一の電圧出力端10d又は10eに出力され、ローバンドのテレビジョン信号を受信するときは、第二の電圧V2に基づく高いバンド切替電圧が、例えば、第二の電圧出力端10f又は10gに出力される。そして、第二の電圧出力端10fに出力されるバンド切替電圧が各抵抗1d、3g、3hを介して各スイッチダイオード1a、3a、3bのカソードに供給される。
【0028】
この結果、ローバンドのテレビジョン信号を受信するときは、各スイッチダイオード1a、3a、3bのアノードに第一の電圧V1が印加されていても、カソードには大きなバンド切替電圧が印加されるので完全にオフとなる。このとき、各スイッチダイオード1a、3a、3bの端子間容量は小さくなる。そして、各同調回路1、3内のコイルのインダクタンス値が大きくなって同調周波数が低くなる。また、ハイバンドのテレビジョン信号を受信するときは第二の電圧出力端10fにはバンド切替電圧が発生せず、しかも各スイッチダイオード1a、3a、3bのカソードが抵抗14aによって直流的に接地されるので電流が流れてオンする。そして、各同調回路1、3内のコイルのインダクタンス値が小さくなって同調周波数が高くなる。
従って、各同調回路1、3はいずれのバンドに対しても同調可能となる。そして、各バンドにおいては、各同調回路1、3内に設けられたバラクタダイオード1b、3c、3dによって所望のテレビジョン信号の周波数に同調することが出来る。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明のバンド切替電圧発生回路は、第一の電圧が印加される第一の電圧印加端と、第二の電圧が印加される第二の電圧印加端と、受信バンドデータが入力されるデータ入力端と、複数の電圧出力端とを有し、電圧出力端のうち受信バンドデータに対応する一つ以上の第一の電圧出力端に第一の電圧とほぼ等しい電圧を出力し、電圧出力端のうち受信バンドデータに対応する他の一つ以上の第二の電圧出力端に第二の電圧とほぼ等しい電圧を出力したので、第一の電圧の大きさと第二の電圧の大きさとを異ならせることによって第一の電圧出力端に出力される電圧と第二の電圧出力端に出力される電圧とを異ならせることが出来る。
【0030】
また、本発明のバンド切替電圧発生回路は、第一の電圧が印加されると共に、前記受信バンドデータが入力されるデコーダと、第二の電圧がエミッタに印加される複数のPNPトランジスタと、各PNPトランジスタのベースに各コレクタが接続され、各エミッタが接地された複数のNPNトランジスタとを有し、デコーダの第二のデコード出力端によってPNPトランジスタをオンさせるのでデコーダからは第一の電圧とほぼ等しい電圧を出力し、PNPトランジスタのコレクタから第二の電圧とほぼ等しい電圧を出力出来る。
【0031】
また、本発明のバンド切替電圧発生回路は、PNPトランジスタの各コレクタをそれぞれ抵抗によって接地したので、テレビジョンチューナに使用されるスイッチダイオードのアノードまたはカソードを直流的に接地できる。
【0032】
また、本発明のバンド切替電圧発生回路は、デコーダとPNPトランジスタとNPNトランジスタと抵抗とを1パッケージ内に集積回路化したので、テレビジョンチューナ側の配線を簡素化できる。
【0033】
また、本発明のテレビジョンチューナは、上記のバンド切替電圧発生回路と、VHF帯のバンド切替型の同調回路とを備え、同調回路にはハイバンドのテレビジョン信号を受信するときにオンとなり、ローバンドのテレビジョン信号を受信するときにオフとなるスイッチダイオードを設け、第二の電圧を第一の電圧よりも大きくし、スイッチダイオードのアノードに第一の電圧を印加し、ローバンドのテレビジョン信号を受信するときに第二の電圧出力端に出力される電圧をスイッチダイオードのカソードに印加して前記スイッチダイオードをオフにしたので、カソードには大きなバンド切替電圧が印加され、完全にオフとなる。このとき、各スイッチダイオード1a、3a、3bの端子間容量は小さくなるので、同調周波数の可変範囲が広くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバンド切替電圧発生回路の概念を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明のバンド切替電圧発生回路の具体的な回路図である。
【図3】本発明のバンド切替電圧発生回路とこのバンド切替電圧発生回路を用いたテレビジョンチューナとの構成を示す回路図である。
【図4】従来のバンド切替電圧発生回路とこのバンド切替電圧発生回路を用いたテレビジョンチューナとの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 入力同調回路
1a スイッチダイオード
1b バラクタダイオード
1c、1d 抵抗
2 高周波増幅器
3 段間同調回路
3a、3b スイッチダイオード
3c、3d バラクタダイオード
3e、3f、3g、3h 抵抗
4 混合器
5 局部発振器
6 中間周波バンドパスフィルタ
10 バンド切替電圧発生回路
10a 第一の電圧印加端
10b 第二の電圧印加端
10c データ入力端
10d、10e 第一の電圧出力端
10f、10g 第二の電圧出力端
11 デコーダ
11a 電圧印加端
11b デコーダ入力端
11c、11d 第一のデコード出力端
11e、11f 第二のデコード出力端
11g 接地端
12a、12b PNPトランジスタ
13a、13b NPNトランジスタ
14a、14b 抵抗
20 PLL回路

Claims (5)

  1. 第一の電圧が印加される第一の電圧印加端と、第二の電圧が印加される第二の電圧印加端と、受信バンドデータが入力されるデータ入力端と、複数の電圧出力端とを有し、前記電圧出力端のうち前記受信バンドデータに対応する一つ以上の第一の電圧出力端に前記第一の電圧とほぼ等しい電圧を出力し、前記電圧出力端のうち前記受信バンドデータに対応する他の一つ以上の第二の電圧出力端に前記第二の電圧とほぼ等しい電圧を出力したことを特徴とするバンド切替電圧発生回路。
  2. 前記第一の電圧が印加されると共に、前記受信バンドデータが入力されるデコーダと、前記第二の電圧がエミッタに印加される複数のPNPトランジスタと、前記各PNPトランジスタのベースに各コレクタが接続されると共に、各エミッタが接地された複数のNPNトランジスタとを有し、前記デコーダは一つ以上の第一のデコード出力端と他の一つ以上の第二のデコード出力端とを有すると共に、前記バンドデータに対応する前記第一のデコード出力端又は前記第二のデコード出力端に前記第一の電圧とほぼ等しい電圧を出力し、前記第一のデコード出力端の各々を前記第一の電圧出力端の各々に接続し、前記第二のデコード出力端の各々を前記NPNトランジスタのベースに接続し、前記PNPトランジスタのコレクタを前記第二の電圧出力端に接続したことを特徴とする請求項2記載のバンド切替電圧発生回路。
  3. 前記PNPトランジスタの各コレクタをそれぞれ抵抗によって接地したことを特徴とする請求項2に記載のバンド切替電圧発生回路。
  4. 前記デコーダと前記PNPトランジスタと前記NPNトランジスタと前記抵抗とを1パッケージ内に集積回路化したことを特徴とする請求項3に記載のバンド切替電圧発生回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のバンド切替電圧発生回路と、VHF帯におけるハイバンドのテレビジョン信号の周波数又はローバンドのテレビジョン信号の周波数に同調するように切り替えられるバンド切替型の同調回路とを備え、前記同調回路には前記ハイバンドのテレビジョン信号を受信するときにオンとなり、前記ローバンドのテレビジョン信号を受信するときにオフとなるスイッチダイオードを設け、前記第二の電圧を前記第一の電圧よりも大きくし、前記スイッチダイオードのアノードに前記第一の電圧を印加し、前記ローバンドのテレビジョン信号を受信するときに前記第二の電圧出力端に出力される電圧を前記スイッチダイオードのカソードに印加して前記スイッチダイオードをオフにしたことを特徴とするテレビジョンチューナ。
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