JPH06315084A - 出力装置の色再現方法及びその装置 - Google Patents

出力装置の色再現方法及びその装置

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JPH06315084A
JPH06315084A JP5104573A JP10457393A JPH06315084A JP H06315084 A JPH06315084 A JP H06315084A JP 5104573 A JP5104573 A JP 5104573A JP 10457393 A JP10457393 A JP 10457393A JP H06315084 A JPH06315084 A JP H06315084A
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color
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多恵子 中西
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色再現範囲内でカラー画像データを色バランス
よく最適な色で出力できる出力装置の色再現方法及び出
力装置の色再現装置を提供する。 【構成】カラー画像データを出力する出力装置を備えた
出力装置の色再現方法であって、色光の彩度範囲と出力
装置の彩度再現範囲とを算出して所定の明度範囲毎に色
光の彩度範囲と出力装置の彩度再現範囲との夫々につい
てとり得る最大の彩度範囲を算出する。算出された所定
の明度範囲毎の最大彩度範囲と出力装置の最大彩度再現
範囲とに基づき色光の最大彩度範囲を出力装置最大彩度
再現範囲に相似圧縮するための彩度圧縮率を算出する。
算出された彩度圧縮率を用いて前記カラー画像データに
ついて彩度圧縮を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像データの出
力装置において、特に、カラースキャナから入力したカ
ラー画像データとこのカラー画像データをプリンタから
出力した出力画像との間での色ずれを大幅に低減する出
力装置の色再現方法及び出力装置の色再現装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ等のカラー画像メディアの
高画質化に伴い、カラー画像データの出力装置、例えば
カラー画像を印刷するプリンタの高品質化の要望が大き
くなってきた。このプリンタの高品質化を実現するため
には、例えば、カラースキャナから入力したカラー画像
データとこのカラー画像データをプリンタから出力した
出力画像との間での色ずれを低減する必要がある。この
色ずれを低減するために従来では、図13に示すような
プリンタの色再現装置が用いられていた。
【0003】図13に示す色再現装置において、色補正
色変換部62が、データベース61からの色空間データ
に色変換を行う。ここでは、色変換として、前記色補正
色変換部62に有する彩度圧縮部63が彩度の圧縮処理
を行うことによりプリンタ64の印刷に適したシアンマ
ゼンダイエロー(CMY)データを得て、そのCMYデ
ータをプリンタ64に出力する。
【0004】前記彩度圧縮部63により実現される彩度
圧縮方法は、色相毎にカラー画像データの彩度(色みを
表す。)をプリンタ再現可能な彩度範囲(以下、プリン
タ彩度再現範囲)に圧縮するものであり、図14に彩度
圧縮の概念図を示し、図15に彩度圧縮方法を示す。
【0005】彩度範囲演算部65で色光彩度範囲とプリ
ンタ色再現可能な彩度範囲(装置ガミュート)とを算出
する。そして、色光彩度範囲を光色彩度範囲格納部66
aに格納し、プリンタ色再現可能な彩度範囲をプリンタ
彩度再現格納部66bに格納する。さらに、これらの彩
度範囲に基づき彩度圧縮率算出部67で色相毎に圧縮率
を算出し、彩度圧縮演算部68で彩度圧縮を行う。そし
て、その結果を一旦、画像データ格納部69a,69b
に格納し、再現カラー画像の色再現を行うというもので
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
タの彩度再現範囲は色相毎に異なっており、このため、
従来の彩度圧縮方法では、色バランスが崩れてしまう虞
れがあった。
【0007】また、一般に、プリンタの彩度再現範囲
は、色光の彩度範囲より小さく、特に高明度及び低明度
に行くに従って、色光の彩度範囲より大幅に小さくなっ
ていく。このため、全明度範囲に渡っているカラー画像
データの場合には、鮮やかさに欠けた地味な画像になっ
てしまうという問題があった。
【0008】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、プリンタの色再現可
能な範囲が小さくても、かつ色相により色再現範囲が違
っても、色再現範囲内でカラー画像データを色バランス
よく、最適な色で出力することのできる出力装置の色再
現方法及び出力装置の色再現装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し目的を達成するために下記の構成とした。図1は本
発明の原理図である。本発明に係る出力装置の色再現装
置は、カラー画像データを出力する出力装置を備え、明
度単位彩度圧縮範囲算出手段1、明度単位彩度圧縮率算
出手段2、彩度圧縮演算手段3を有する。
【0010】明度単位彩度圧縮範囲算出手段1は、色光
の彩度範囲と出力装置の彩度再現範囲とを算出して所定
の明度範囲毎に色光の彩度範囲と出力装置の彩度再現範
囲との夫々についてとり得る最大の彩度範囲を算出す
る。
【0011】明度単位彩度圧縮率算出手段2は、この明
度単位彩度圧縮範囲算出手段1によって算出された所定
の明度範囲毎の最大彩度範囲と出力装置の最大彩度再現
範囲とに基づき色光の最大彩度範囲を出力装置最大彩度
再現範囲に相似圧縮するための彩度圧縮率を算出する。
【0012】彩度圧縮演算手段3は、明度単位彩度圧縮
率算出手段2によって算出された彩度圧縮率を用いて前
記カラー画像データについて彩度圧縮を行う。ここで、
出力装置としては、例えばプリンタ、ディスプレイ装置
などを例示できる。プリンタはCMYデータを入力する
ため、色再現装置はカラー画像データをCMYデータに
色変換する。
【0013】明度単位彩度圧縮範囲算出手段1、明度単
位彩度圧縮率算出手段2、彩度圧縮演算手段3は、例え
ば中央処理装置(CPU)、マイクロプメロセッサ内の
演算回路である。
【0014】また、明度単位彩度圧縮範囲算出手段1
は、彩度圧縮過程として、算出された色光の彩度範囲を
格納する明度単位色光彩度範囲格納部8、算出された出
力装置彩度再現範囲を格納する明度単位出力装置彩度再
現域格納部9とを有するようにしてもよい。
【0015】また、前記手段にさらに、明度変換過程と
して、明度分布算出手段4、明度変換判断手段5、明度
変換率算出手段6、明度変換手段7を有するようにす
る。明度分布算出手段4は前記カラー画像データの明度
分布を算出する。明度変換判断手段5は、この明度分布
算出手段4により算出された明度分布に基づき出力装置
彩度再現範囲が小さい値をとるときの第1の明度範囲を
彩度の再現範囲が大きい値をとるときの第2の明度範囲
に移動する明度変換を行うべきか否かを決定する。
【0016】明度変換率算出手段6は、この明度変換判
断手段5によって明度変換を行うと決定された場合に前
記第1の明度範囲と第2の明度範囲とに基づき明度変換
率を算出する。
【0017】明度変換手段7は前記カラー画像データに
ついて前記明度変換率算出手段6で算出された明度変換
率を用いて明度変換を行う。前記彩度圧縮演算手段3
は、前記明度変換手段7で明度変換されたカラー画像デ
ータに対して彩度圧縮を行う。
【0018】ここで、前記カラー画像データを格納する
とともにそのデータを明度分布算出手段4に出力する画
像データ格納部11、前記明度分布を格納するとともに
その明度分布を前記明度変換判断手段5に出力する明度
分布格納部12、前記明度変換率を格納するとともにそ
の明度変換率を明度変換手段7に出力する明度変換率格
納部13、前記明度変換手段7により明度変換されたカ
ラー画像データを格納する画像データ格納部14とを有
するとよい。
【0019】図2は明度変換判断部と明度変換率算出部
との構成ブロック図である。図2に示す明度変換判断手
段5は、前記明度分布に基づき明度の分布値の大きい明
度値とその明度値の周辺の対象とする明度値とを含む明
度範囲を検索する変換明度検索制御部31、前記検索さ
れた明度範囲と前記明度単位彩度圧縮率算出手段2で算
出された彩度圧縮率に基づき彩度圧縮率が所定の閾値以
下である場合に明度変換を行う彩度圧縮率制御部32を
有するようにする。
【0020】ここで、前記彩度圧縮率制御部32は、前
記明度範囲に含まれる明度値毎に、前記彩度圧縮率と所
定の閾値との比較を行うことにより明度変換を行うか否
かを決定するとよい。
【0021】また、図2に示す明度変換率算出手段6
は、前記明度範囲彩度圧縮範囲算出手段1で算出された
出力装置の彩度再現範囲に基づき前記明度分布の明度範
囲を正方向または負方向に移動するかを決定する移動明
度範囲決定部41、前記明度範囲の正方向または負方向
への移動率を明度値の最大値及び最小値に基づき算出し
この移動率を前記明度変換率とする移動率算出部42を
有するようにする。
【0022】ここで、前記移動明度範囲決定部41は、
前記明度分布の明度範囲よりも1明度範囲大きいときの
出力装置の彩度再現範囲と前記明度範囲よりも1明度範
囲小さいときの出力装置の彩度再現範囲とを比較するこ
とにより明度範囲を正方向または負方向に移動するかを
決定するとよい。
【0023】図3は本発明にかかる出力装置の色再現方
法の原理フロー図である。カラー画像データを出力する
出力装置を備えた出力装置の色再現方法であって、色光
の彩度範囲と出力装置の彩度再現範囲とを算出して所定
の明度範囲毎に色光の彩度範囲と出力装置の彩度再現範
囲との夫々についてとり得る最大の彩度範囲を算出する
明度単位彩度圧縮範囲算出手順71、算出された所定の
明度範囲毎の最大彩度範囲と出力装置の最大彩度再現範
囲とに基づき色光の最大彩度範囲を出力装置最大彩度再
現範囲に相似圧縮するための彩度圧縮率を算出する明度
単位彩度圧縮率算出手順72、算出された彩度圧縮率を
用いて前記カラー画像データについて彩度圧縮を行う彩
度圧縮演算手順73を含むようにする。
【0024】さらに、前記カラー画像データの明度分布
を算出する明度分布算出手順81、この明度分布算出手
順81により算出された明度分布に基づき出力装置彩度
再現範囲が小さい値をとるときの第1の明度範囲を彩度
の再現範囲が大きい値をとるときの第2の明度範囲に移
動する明度変換を行うべきか否かを決定する明度変換判
断手順82、前記明度変換を行うと決定された場合に前
記第1の明度範囲と第2の明度範囲とに基づき明度変換
率を算出する明度変換率算出手順83、前記カラー画像
データについて前記算出された明度変換率を用いて明度
変換を行う明度変換手順84とを含み、前記彩度圧縮演
算手順73は、前記明度変換手順84で明度変換された
カラー画像データに対して彩度圧縮を行うようにすると
よい。
【0025】前記明度単位彩度圧縮範囲演算手順71に
おいて、算出された色光の彩度範囲と出力装置彩度再現
範囲を格納するとよい。前記明度分布算出手順81は明
度分布を格納し、前記明度変換率算出手順83は明度変
換率を格納し、前記明度変換手順84は明度変換された
カラー画像データを格納するとよい。
【0026】前記明度変換判断手順82は、前記明度分
布に基づき明度の分布値の大きい明度値とその明度値の
周辺の対象とする明度値とを含む明度範囲を検索する変
換明度検索制御手順、前記検索された明度範囲と前記算
出された彩度圧縮率に基づき彩度圧縮率が所定の閾値以
下である場合に明度変換を行う彩度圧縮率制御手順とを
含むようにする。
【0027】前記彩度圧縮率制御手順は、前記明度範囲
に含まれる明度値毎に、前記彩度圧縮率と所定の閾値と
の比較を行うことにより明度変換を行うか否かを決定す
るようにする。
【0028】前記明度変換率算出手順83は、前記算出
された出力装置の彩度再現範囲に基づき前記明度分布の
明度範囲を正方向または負方向に移動するかを決定する
移動明度範囲決定手順、前記明度範囲の正方向または負
方向への移動率を明度値の最大値及び最小値に基づき算
出しこの移動率を前記明度変換率とする移動率算出手順
とを含むようにする。
【0029】前記移動明度範囲決定手順は、前記明度分
布の明度範囲よりも1明度範囲大きいときの出力装置の
彩度再現範囲と前記明度範囲よりも1明度範囲小さいと
きの出力装置の彩度再現範囲とを比較することにより明
度範囲を正方向または負方向に移動するかを決定すると
よい。
【0030】
【作用】本発明によれば、色光の彩度範囲と出力装置の
彩度再現範囲とを算出して所定の明度範囲毎に色光の彩
度範囲と出力装置の彩度再現範囲との夫々についてとり
得る最大の彩度範囲を算出する。
【0031】そして、算出された所定の明度範囲毎の最
大彩度範囲と出力装置の最大彩度再現範囲とに基づき色
光の最大彩度範囲を出力装置最大彩度再現範囲に相似圧
縮するための彩度圧縮率を算出する。
【0032】さらに、算出された彩度圧縮率を用いて前
記カラー画像データについて彩度圧縮を行う。すなわ
ち、彩度圧縮については色光の彩度範囲と出力装置再現
可能彩度範囲とを考慮して、色光の彩度範囲の形状を崩
さずに相似圧縮することにより、出力画像の色バランス
をとることができる。
【0033】また、前記カラー画像データの明度分布を
算出し、算出された明度分布に基づき出力装置彩度再現
範囲が小さい値をとるときの第1の明度範囲を彩度の再
現範囲が大きい値をとるときの第2の明度範囲に移動す
る明度変換を行うべきか否かを決定する。
【0034】そして、前記明度変換を行うと決定された
場合に前記第1の明度範囲と第2の明度範囲とに基づき
明度変換率を算出し、前記カラー画像データについて前
記算出された明度変換率を用いて明度変換を行う。
【0035】さらに、前記彩度圧縮演算手順73は、前
記明度変換手順84で明度変換されたカラー画像データ
に対して彩度圧縮を行う。すなわち、カラー画像データ
の明度分布に応じて、その出力装置彩度再現範囲の小さ
い明度の場合には、彩度再現範囲を大きくするよう明度
変換を行ってから、彩度圧縮を行うので、出力装置色再
現範囲を活かしながら、より鮮やかで見た目にも最適な
出力画像を得ることができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明にかかる出力装置の色再現方法
とその方法を適用した出力装置の色再現装置を説明す
る。図4はプリンタの色再現方法を適用したプリンタの
色再現装置の構成ブロック図である。
【0037】図4において、スキャナ52は、例えばカ
ラーイメージスキャナであり、被写体51を撮像するこ
とにより画像データとしてのRGBデータを得る。この
スキャナ52には色変換色補正部53aが接続される。
【0038】色変換色補正部53aは、スキャナ52と
データベース(DB)54との間に設けられ、スキャナ
52からのRGBデータをデータベース54における色
空間に変換するために色補正を行う。
【0039】データベース54の色空間は、例えば、人
間の視知覚に良く合っていると言われる均等色空間であ
る。この均等色空間では、L***(以下、Labと
称する。)空間を用いる。
【0040】なお、均等色空間としてこのほかに、例え
ば、L***色空間等を用いてもよい。このデータベ
ース54には、画像編集部55、色変換色補正部53
b,53cが接続される。
【0041】画像編集部55はデータベース54からの
データに対して編集を行う。色変換色補正部53bは、
データベース54からのデータをプリンタ54の印刷に
適したCMYデータに変換するために色補正を行う。
【0042】色変換色補正部53cは、データベース5
4からのデータをディスプレイ57の表示に適したRG
Bデータに変換するために色補正を行う。前記色変換補
正部53(53a〜53c)は、データに対して色補正
を行うために、彩度を圧縮処理する彩度圧縮処理部58
(58a〜58c)と、明度を適当な明度に変換する明
度変換処理部59(59a〜59c)とを有している。
【0043】図5は前記彩度圧縮処理部58の構成ブロ
ック図である。図5において、彩度圧縮処理部58は、
次のように構成される。ここで、Lab空間において、
Lは明度であり、縦軸に設定する。abは彩度であり、
縦軸に直交する平面に設定する。
【0044】明度単位彩度範囲演算部1は、色光の彩度
範囲とプリンタ56の再現可能な彩度範囲とを算出する
ことにより明度単位に取り得る最大の彩度の範囲を算出
する。この明度単位彩度範囲演算部1には明度単位色光
範囲格納部8、明度単位プリンタ彩度再現域格納部9が
接続される。
【0045】明度単位色光範囲格納部8は、明度単位に
色光の彩度範囲を格納する。明度単位プリンタ彩度再現
域格納部9は明度単位にプリンタ56の再現可能な彩度
範囲を格納する。
【0046】この明度単位色光範囲格納部8及び明度単
位プリンタ彩度再現域格納部9には明度単位彩度圧縮率
算出部2が接続される。明度単位彩度圧縮率算出部2
は、明度単位色彩度範囲格納部8に格納されているデー
タと明度単位プリンタ彩度再現域格納部9に格納されて
いるデータとに基づき明度単位毎に彩度圧縮率を算出す
る。
【0047】明度単位彩度圧縮率算出部2には、明度単
位彩度圧縮率格納部10が接続される。この明度単位彩
度圧縮率格納部10は彩度圧縮率の値を格納する。この
明度単位彩度圧縮率格納部10には彩度圧縮演算部3が
接続される。
【0048】この彩度圧縮演算部3は、明度単位彩度圧
縮率算出部2によって算出された彩度圧縮率を用いて前
記カラー画像データについて彩度圧縮を行う。図6は前
記明度変換処理部59の構成ブロック図である。図6に
おいて、画像データ格納部11は、Lab画像データ
(カラー画像データ)を格納している。この画像データ
格納部11には明度分布算出部4が接続される。
【0049】明度分布算出部4は、画像データ格納部1
1からのLab画像データの全画像データに対して明度
(L)の分布を算出する。この明度分布算出部4には明
度分布格納部12、明度変換判断部5が接続される。明
度分布格納部12は、明度分布算出部4からの出力結果
を格納する。
【0050】明度変換判断部5は、明度分布格納部12
に格納されている明度の分布と前記明度単位彩度圧縮率
格納部10に格納されている明度単位の彩度圧縮率とに
基づき、明度変換を行うかどうかを決定する。
【0051】図7はこの明度変換判断部5の詳細な構成
ブロック図である。図7において、変換明度検索制御部
31は、明度分布格納部12に格納されている明度の分
布に基づき明度の分布値の大きい明度値を検索し、該当
する明度値及びその明度値の周辺で対象とする明度値の
範囲を得る。この変換明度検索制御部31には変換明度
格納部33が接続される。
【0052】変換明度格納部33は、変換明度検索制御
部31から出力される明度値の範囲と対象とする明度値
の範囲とを格納する。この変換明度格納部33には彩度
圧縮率制御部32が接続される。
【0053】彩度圧縮率制御部32は、変換明度格納部
33に格納されている明度値と明度単位彩度圧縮率格納
部10に格納されている明度値における彩度圧縮率とに
基づき彩度圧縮率がある閾値より小さい場合には、明度
変換あり(フラグ0)とし、彩度圧縮率がある閾値より
大きい場合には、彩度変換なし(フラグ1)とする。
【0054】なお、フラグの設定は、明度変換ありのと
きにフラグ1とし、明度変換なしのときにフラグ0とし
てもよい。彩度圧縮率制御部32は前記操作を明度格納
部33に格納されている明度値の個数分繰り返し行う。
この彩度圧縮率制御部32には変換明度格納部34が接
続される。
【0055】変換明度格納部34は、明度変換あり(フ
ラグ0)の場合には、その明度値と明度値の周辺で対象
とする明度値の範囲を格納する。以上の各部により明度
変換判断部5は構成される。
【0056】明度変換判断部5には明度変換率算出部6
が接続される。明度変換率算出部6は、明度変換判断部
5でフラグ0と判断された場合に、明度変換率を算出す
る。図8は明度変換算出部65の構成ブロック図であ
る。
【0057】図8において、プリンタ彩度再現域格納部
40a,40bは、前記明度単位プリンタ彩度再現域格
納部9と明度格納部34に接続される。プリンタ彩度再
現域格納部40aは、明度単位プリンタ彩度再現域格納
部9に格納されているプリンタ彩度再現域に基づき、明
度格納部34に格納されている明度値より1ブロック大
きいプリンタ彩度再現範囲を格納する。
【0058】プリンタ彩度再現域格納部40bは、明度
単位プリンタ彩度再現域格納部9に格納されているプリ
ンタ彩度再現範囲に基づき、明度格納部34に格納され
ている明度値より1ブロック小さいプリンタ彩度再現範
囲を格納する。このプリンタ彩度再現域格納部40a,
40bには、比較部41が接続される。
【0059】この比較部41は、プリンタ彩度再現域格
納部40a,40bに夫々格納されているプリンタ彩度
再現域同士の比較を行う。この比較部41には制御部4
2a,42bが接続される。
【0060】制御部42aは、プリンタ彩度再現域格納
部40aに格納されたプリンタ彩度再現域の方が大きい
(フラグ0)場合には、明度格納部34に格納されてい
る対象明度範囲の明度+1ブロック方向への移動率を算
出する。明度変換率格納部13は算出した明度変換率を
格納する。
【0061】制御部42bは、プリンタ彩度再現域格納
部40bに格納されたプリンタ彩度再現域の方が大きい
(フラグ1)場合には、明度格納部34に格納されてい
る対象明度範囲の明度−1ブロック方向への移動率を算
出する。
【0062】前記明度変換率格納部13には明度変換部
7が接続される。この明度変換部7は、画像データ格納
部11が接続され、画像データ格納部11に格納されて
いる画像データの内の明度変換ありと判断される明度デ
ータについて、既に算出された明度変換率に基いて明度
変換を行う。この明度変換部7には画像格納部14が接
続される。
【0063】画像データ格納部14は明度変換部7から
出力される明度変換された画像データを格納する。彩度
圧縮演算部3は、明度変換部7によって明度変換された
画像データに対して、彩度圧縮を施し、最終的な色補正
処理画像データを得る。 <実施例1の処理>図9は実施例1の彩度圧縮処理フロ
ーチャートである。図10は彩度圧縮の概念図である。
次に、図面を参照して色再現方法における彩度圧縮処理
を説明する。まず、図10に示すLab空間において、
Lは明度であり、縦軸に設定する。abは彩度であり、
縦軸に直交する平面に設定する。
【0064】まず、明度単位彩度範囲演算部1が、図1
0に示すように、色光の彩度範囲とプリンタ56の再現
可能な彩度範囲とを算出することにより明度単位に取り
得る最大彩度範囲を算出する(ステップ101)。例え
ば明度範囲L1の場合には色光の最大彩度範囲M1とプ
リンタ56の再現可能な彩度範囲M2とを算出する。
【0065】そして、明度単位色光範囲格納部8が、明
度単位に色光の彩度範囲を格納し、明度単位プリンタ彩
度再現域格納部9が、明度単位にプリンタ56の再現可
能な彩度範囲を格納する(ステップ102)。
【0066】次に、明度単位彩度圧縮率算出部2が、明
度単位色彩度範囲格納部8に格納されているデータと明
度単位プリンタ彩度再現域格納部9に格納されているデ
ータとに基づき、明度単位毎に以下の式によって彩度圧
縮率を算出する(ステップ103)。
【0067】彩度圧縮率=プリンタ最大彩度範囲/色光
最大彩度範囲 そして、明度単位彩度圧縮率格納部10が彩度圧縮率の
値を格納する(ステップ104)。さらに、彩度圧縮演
算部3は、明度単位彩度圧縮率算出部2によって算出さ
れた彩度圧縮率を用いて前記カラー画像データについて
彩度圧縮を行う(ステップ105)。
【0068】以上より、色光及びプリンタ再現による夫
々の明度単位毎の彩度範囲と明度単位の彩度圧縮率とを
得ることができる。すなわち、彩度圧縮については色光
の彩度範囲をプリンタ再現可能な彩度範囲を考慮し、色
光の彩度範囲の形状を崩さずに相似圧縮することによ
り、出力画像の色バランスをとることが可能である。
【0069】次に、明度変換処理を説明する。図11は
明度変換処理フローチャートである。図12は明度変換
処理の概念図である。図12に示すLab空間におい
て、Lは明度であり、縦軸に設定する。abは彩度であ
り、縦軸に直交する平面に設定する。
【0070】まず、画像データ格納部11が、Lab画
像データ(カラー画像データ)を格納し(ステップ20
1)、明度分布算出部4が、画像データ格納部11から
のLab画像データの全画像データに対して明度(L)
の分布を算出する(ステップ202)。例えば、図12
に示すように、画像データの明度分布は明度範囲L1,
L2などに分布する。そして、明度分布格納部12が、
明度分布算出部4からの出力結果を格納する(ステップ
203)。
【0071】次に、明度変換判断部5が、明度分布格納
部12に格納されている明度の分布と明度単位彩度圧縮
率格納部10に格納されている明度単位の彩度圧縮率と
に基づき、明度変換を行うかどうかを決定する。この明
度変換判断部5の処理を以下に説明する。
【0072】まず、変換明度検索制御部31が、明度分
布格納部12に格納されている明度の分布に基づき明度
の分布値の大きい明度値を検索し、該当する明度値及び
その明度値の周辺で対象とする明度値の範囲を得る(ス
テップ204)。
【0073】そして、変換明度格納部33は、変換明度
検索制御部31から出力される明度値の範囲と対象とす
る明度値の範囲とを格納する(ステップ205)。次
に、彩度圧縮率制御部32は、変換明度格納部33に格
納されている明度値と明度単位彩度圧縮率格納部10に
格納されている明度値における彩度圧縮率とに基づき明
度変換を行うか否かを判定する(ステップ206)。
【0074】ここでは、彩度圧縮率がある閾値より小さ
い場合には、明度変換あり(フラグ0)とし、彩度圧縮
率がある閾値より大きい場合には、彩度変換なし(フラ
グ1)とする。そして、彩度圧縮率制御部32は前記操
作を明度格納部33に格納されている明度値の個数分繰
り返し行う。
【0075】さらに、変換明度格納部34は、明度変換
あり(フラグ0)の場合にはその明度値と明度値の周辺
で対象とする明度値の範囲を格納し(ステップ20
7)、明度変換判断部5の処理を終了する。
【0076】次に、明度変換率算出部6は、明度変換判
断部5でフラグ0と判断された場合に、明度変換率を算
出する。この明度変換算出部65の処理を以下に説明す
る。まず、プリンタ彩度再現域格納部40aは、明度単
位プリンタ彩度再現域格納部9に格納されているプリン
タ彩度再現範囲に基づき、明度格納部34に格納されて
いる明度値より1ブロック大きいプリンタ彩度再現範囲
を格納する(ステップ208)。
【0077】そして、プリンタ彩度再現域格納部40b
は、明度単位プリンタ彩度再現域格納部9に格納されて
いるプリンタ彩度再現範囲に基づき、明度格納部34に
格納されている明度値より1ブロック小さいプリンタ彩
度再現範囲を格納する(ステップ209)。
【0078】この比較部41は、プリンタ彩度再現域格
納部40a,40bに夫々格納されているプリンタ彩度
再現範囲同士の大小比較を行う(ステップ210)。そ
して、制御部42aは、プリンタ彩度再現域格納部40
aに格納されたプリンタ彩度再現域の方が大きい(フラ
グ0)場合には、明度格納部34に格納されている対象
明度範囲の明度+1ブロック方向への移動率を以下の式
により算出する(ステップ211)。さらに、明度変換
率格納部13は算出した明度変換率を格納する。
【0079】移動後L*=(max−min+β−α)
/(max−min)×移動前L*+(αmax−βm
in)/(max−min) 但し、maxは対象明度最大値であり、minは対象明
度最小値である。(max+β)は対象明度最大値変換
値である。βは明度単位×Mであり、Mは小数定数であ
る。(min+α)は対象明度最小値変換値であり、α
は明度単位×Nであり、Nは小数定数である。
【0080】ここで、M,Nについては、明度の値に関
わらず固定したが、明度毎に固定するようにしてもよ
い。また、実施例1では、移動率を線型に算出したが、
非線型なもので考えてもよく、変換対象テーブルを与え
ておいてもよい。
【0081】一方、制御部42bは、プリンタ彩度再現
域格納部40bに格納されたプリンタ彩度再現域の方が
大きい(フラグ1)場合には、前記+βを−βと置き換
え、+αを−αと置き換えて、明度格納部34に格納さ
れている対象明度範囲の明度−1ブロック方向への移動
率を算出する(ステップ212)。
【0082】次に、明度変換部7は、画像データ格納部
11に格納されている画像データの内の明度変換ありと
判断される明度データについて、既に算出された明度変
換率に基いて明度変換を行う(ステップ213)。
【0083】そして、画像データ格納部14は明度変換
部7から出力される明度変換された画像データを格納し
て行く(ステップ214)。このような処理を夫々のL
abデータ分だけ繰り返し行う。
【0084】最後に、彩度圧縮演算部3は、明度変換部
7によって明度変換された画像データに対して、彩度圧
縮を施し、最終的な色補正処理画像データを得る(ステ
ップ215)。
【0085】なお、ステップ206において、明度変換
を行わない場合には、ステップ215に進み、画像デー
タに対して、彩度圧縮を施し、最終的な色補正処理画像
データを得る。
【0086】このように、入力画像データの明度分布に
応じて、そのプリンタ彩度再現範囲の小さい明度の場合
には、彩度再現範囲を大きくするよう明度変換を行って
から、彩度圧縮を行うことにより、プリンタ色再現範囲
を活かしながら、より鮮やかで見た目にも最適な出力画
像を得ることが可能である。
【0087】なお、実施例では、プリンタの色ずれの低
減について説明したが、例えば、本発明によれば、カラ
ー画像データとそのデータのディスプレイとの間での色
ずれも大幅に低減することができる。さらに、例えば、
あるカラー画像データをディスプレイ上で色加工を行
い、加工データをプリンタから出力した際に出力結果を
最適な色にすることができる。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、彩度圧縮については色
光の彩度範囲をプリンタ再現可能な彩度範囲を考慮し、
色光の彩度範囲の形状を崩さずに相似圧縮することによ
り、出力画像の色バランスをとることが可能である。
【0089】また、入力画像データの明度分布に応じ
て、そのプリンタ彩度再現範囲の小さい明度の場合に
は、彩度再現範囲を大きくするよう明度変換を行ってか
ら、彩度圧縮を行うことによりも、プリンタ色再現範囲
を活かしながら、より鮮やかで見た目にも最適な出力画
像を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出力装置の色再現装置の原理図で
ある。
【図2】明度変換判断部及び明度変換率算出部の構成ブ
ロック図である。
【図3】本発明に係る出力装置の色再現方法の原理フロ
ーである。
【図4】プリンタの色再現装置の構成ブロック図であ
る。
【図5】色補正部内の色圧縮処理部の構成ブロック図で
ある。
【図6】色補正部内の明度変換処理部の構成ブロック図
である。
【図7】明度変換判断部の構成ブロック図である。
【図8】明度変換率算出部の構成ブロック図である。
【図9】彩度圧縮処理部の処理フロー図である。
【図10】彩度圧縮処理を説明する為の図である。
【図11】明度変換処理部の処理フロー図である。
【図12】明度変換処理を説明する為の図である。
【図13】従来のプリンタの色再現装置の一例を示す図
である。
【図14】従来の彩度圧縮概念図である。
【図15】従来の彩度圧縮方法を示す図である。
【符号の説明】
1・・明度単位彩度範囲演算部 2・・明度単位彩度圧縮率算出部 3・・彩度圧縮演算部 4・・明度分布演算部 5・・明度変換判断部 6・・明度変換率算出部 7・・明度変換部 8・・明度単位色光彩度範囲格納部 9・・明度単位プリンタ彩度再現域格納部 10・・明度変換率格納部 11・・画像データ格納部 12・・明度分布格納部 13・・明度変換率格納部 14・・画像データ格納部 21・・彩度圧縮率演算部 31・・変換明度検索制御部 32・・彩度圧縮率制御部 33,34・・変換明度格納部 40a,40b・・プリンタ彩度再現域格納部 41・・移動明度範囲算出部 42・・移動率算出部 52・・スキャナ 53・・色変換色補正部 54・・データベース 55・・画像編集部 56・・プリンタ 57・・ディスプレイ装置 58a・・彩度圧縮処理部 58b・・明度変換処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 Z 9068−5C

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像データを出力する出力装置を
    備えた出力装置の色再現方法であって、 色光の彩度範囲と出力装置の彩度再現範囲とを算出して
    所定の明度範囲毎に色光の彩度範囲と出力装置の彩度再
    現範囲との夫々についてとり得る最大の彩度範囲を算出
    する明度単位彩度圧縮範囲算出手順(71)と、 算出された所定の明度範囲毎の最大彩度範囲と出力装置
    の最大彩度再現範囲とに基づき色光の最大彩度範囲を出
    力装置最大彩度再現範囲に相似圧縮するための彩度圧縮
    率を算出する明度単位彩度圧縮率算出手順(72)と、 算出された彩度圧縮率を用いて前記カラー画像データに
    ついて彩度圧縮を行う彩度圧縮演算手順(73)とを含
    むことを特徴とする出力装置の色再現方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、前記カラー
    画像データの明度分布を算出する明度分布算出手順(8
    1)と、 算出された明度分布に基づき出力装置彩度再現範囲が小
    さい値をとるときの第1の明度範囲を彩度の再現範囲が
    大きい値をとるときの第2の明度範囲に移動する明度変
    換を行うべきか否かを決定する明度変換判断手順(8
    2)と、 この明度変換を行うと決定された場合に前記第1の明度
    範囲と第2の明度範囲とに基づき明度変換率を算出する
    明度変換率算出手順(83)と、 前記カラー画像データについて前記算出された明度変換
    率を用いて明度変換を行う明度変換手順(84)とを含
    み、 前記彩度圧縮演算手順(73)は、前記明度変換された
    カラー画像データに対して彩度圧縮を行うことを特徴と
    する出力装置の色再現方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記明度単位彩度圧
    縮範囲演算手順(71)は、算出された色光の彩度範囲
    と出力装置彩度再現範囲を格納することを特徴とする出
    力装置の色再現方法。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記明度分布算出手
    順(81)は明度分布を格納し、前記明度変換率算出手
    順(83)は明度変換率を格納し、前記明度変換手順
    (84)は明度変換されたカラー画像データを格納する
    ことを特徴とする出力装置の色再現方法。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記明度変換判断手
    順(82)は、前記明度分布に基づき明度の分布値の大
    きい明度値とその明度値の周辺の対象とする明度値とを
    含む明度範囲を検索する変換明度検索制御手順と、 前記検索された明度範囲と前記算出された彩度圧縮率に
    基づき彩度圧縮率が所定の閾値以下である場合に明度変
    換を行う彩度圧縮率制御手順とを含むことを特徴とする
    出力装置の色再現方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記彩度圧縮率制御
    手順は、前記明度範囲に含まれる明度値毎に、前記彩度
    圧縮率と所定の閾値との比較を行うことにより明度変換
    を行うか否かを決定することを特徴とする出力装置の色
    再現方法。
  7. 【請求項7】 請求項2において、前記明度変換率算出
    手順(83)は、前記算出された出力装置の彩度再現範
    囲に基づき前記明度分布の明度範囲を正方向または負方
    向に移動するかを決定する移動明度範囲決定手順と、 前記明度範囲の正方向または負方向への移動率を明度値
    の最大値及び最小値に基づき算出しこの移動率を前記明
    度変換率とする移動率算出手順とを含むことを特徴とす
    る出力装置の色再現方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記移動明度範囲決
    定手順は、前記明度分布の明度範囲よりも1明度範囲大
    きいときの出力装置の彩度再現範囲と前記明度範囲より
    も1明度範囲小さいときの出力装置の彩度再現範囲とを
    比較することにより明度範囲を正方向または負方向に移
    動するかを決定することを特徴とする出力装置の色再現
    方法。
  9. 【請求項9】 カラー画像データを出力する出力装置を
    備えた出力装置の色再現装置であって、 色光の彩度範囲と出力装置の彩度再現範囲とを算出して
    所定の明度範囲毎に色光の彩度範囲と出力装置の彩度再
    現範囲との夫々についてとり得る最大の彩度範囲を算出
    する明度単位彩度圧縮範囲算出手段(1)と、 この明度単位彩度圧縮範囲算出手段(1)によって算出
    された所定の明度範囲毎の最大彩度範囲と出力装置の最
    大彩度再現範囲とに基づき色光の最大彩度範囲を出力装
    置最大彩度再現範囲に相似圧縮するための彩度圧縮率を
    算出する明度単位彩度圧縮率算出手段(2)と、 この明度単位彩度圧縮率算出手段(2)によって算出さ
    れた彩度圧縮率を用いて前記カラー画像データについて
    彩度圧縮を行う彩度圧縮演算手段(3)とを備えたこと
    を特徴とする出力装置の色再現装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、さらに、前記カラ
    ー画像データの明度分布を算出する明度分布算出手段
    (4)と、 この明度分布算出手段(4)により算出された明度分布
    に基づき出力装置彩度再現範囲が小さい値をとるときの
    第1の明度範囲を彩度の再現範囲が大きい値をとるとき
    の第2の明度範囲に移動する明度変換を行うべきか否か
    を決定する明度変換判断手段(5)と、 この明度変換判断手段(5)によって明度変換を行うと
    決定された場合に前記第1の明度範囲と第2の明度範囲
    とに基づき明度変換率を算出する明度変換率算出手段
    (6)と、 前記カラー画像データについて前記明度変換率算出手段
    (6)で算出された明度変換率を用いて明度変換を行う
    明度変換手段(7)とを有し、 前記彩度圧縮演算手段(3)は、前記明度変換手段
    (7)で明度変換されたカラー画像データに対して彩度
    圧縮を行うことを特徴とする出力装置の色再現装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記明度単位彩度
    圧縮範囲算出手段(1)は、算出された色光の彩度範囲
    を格納する明度単位色光彩度範囲格納部(8)と、 算出された出力装置彩度再現範囲を格納する明度単位出
    力装置彩度再現域格納部(9)とを有することを特徴と
    する出力装置の色再現装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記カラー画像
    データを格納するとともにそのデータを明度分布算出手
    段(4)に出力する画像データ格納部(11)と、 前記明度分布を格納するとともにその明度分布を前記明
    度変換判断手段(5)に出力する明度分布格納部(1
    2)と、 前記明度変換率を格納するとともにその明度変換率を明
    度変換手段(7)に出力する明度変換率格納部(13)
    と、 前記明度変換手段(7)により明度変換されたカラー画
    像データを格納する画像データ格納部(14)とを有す
    ることを特徴とする出力装置の色再現装置。
  13. 【請求項13】 請求項10において、前記明度変換判
    断手段(5)は、前記明度分布に基づき明度の分布値の
    大きい明度値とその明度値の周辺の対象とする明度値と
    を含む明度範囲を検索する変換明度検索制御部(31)
    と、 前記検索された明度範囲と前記明度単位彩度圧縮率算出
    手段(2)で算出された彩度圧縮率に基づき彩度圧縮率
    が所定の閾値以下である場合に明度変換を行う彩度圧縮
    率制御部(32)とを有することを特徴とする出力装置
    の色再現装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記彩度圧縮率
    制御部(32)は、前記明度範囲に含まれる明度値毎
    に、前記彩度圧縮率と所定の閾値との比較を行うことに
    より明度変換を行うか否かを決定することを特徴とする
    出力装置の色再現装置。
  15. 【請求項15】 請求項10において、前記明度変換率
    算出手段(6)は、前記明度範囲彩度圧縮範囲算出手段
    (1)で算出された出力装置の彩度再現範囲に基づき前
    記明度分布の明度範囲を正方向または負方向に移動する
    かを決定する移動明度範囲決定部(41)と、 前記明度範囲の正方向または負方向への移動率を明度値
    の最大値及び最小値に基づき算出しこの移動率を前記明
    度変換率とする移動率算出部(42)とを有することを
    特徴とする出力装置の色再現装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記移動明度範
    囲決定部(41)は、前記明度分布の明度範囲よりも1
    明度範囲大きいときの出力装置の彩度再現範囲と前記明
    度範囲よりも1明度範囲小さいときの出力装置の彩度再
    現範囲とを比較することにより明度範囲を正方向または
    負方向に移動するかを決定することを特徴とする出力装
    置の色再現装置。
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