JPH09224162A - 色変換装置 - Google Patents
色変換装置Info
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- JPH09224162A JPH09224162A JP8052252A JP5225296A JPH09224162A JP H09224162 A JPH09224162 A JP H09224162A JP 8052252 A JP8052252 A JP 8052252A JP 5225296 A JP5225296 A JP 5225296A JP H09224162 A JPH09224162 A JP H09224162A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 出力デバイスへの色再現範囲の好ましい対応
付けを可能にする。 【解決手段】 色変換部104により出力装置の色再現
範囲を拡大した出力装置の仮想的な色再現範囲の外部に
ある入力画像信号は、拡大した色再現範囲空間の最外縁
の位置に相当する色に変換し、一方、この最外縁の位置
に相当する色を含む仮想的に拡大した色再現範囲の内部
にある入力画像信号は、その座標に応じて実際の出力装
置の色再現範囲内の色に変換する。
付けを可能にする。 【解決手段】 色変換部104により出力装置の色再現
範囲を拡大した出力装置の仮想的な色再現範囲の外部に
ある入力画像信号は、拡大した色再現範囲空間の最外縁
の位置に相当する色に変換し、一方、この最外縁の位置
に相当する色を含む仮想的に拡大した色再現範囲の内部
にある入力画像信号は、その座標に応じて実際の出力装
置の色再現範囲内の色に変換する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力カラー画像信
号から色再現範囲が制限されている出力装置の制御信号
に変換する色変換装置に関するものである。
号から色再現範囲が制限されている出力装置の制御信号
に変換する色変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図12に示すように、電子写真
プリンタの色再現範囲1は、CRTディスプレイの色再
現範囲2に比べて狭く、またその形状も異なるので、従
来から、入力カラー画像が有する色再現範囲と出力装置
の色再現範囲が異なる場合に対応する多くのカラー画像
処理方法がある。
プリンタの色再現範囲1は、CRTディスプレイの色再
現範囲2に比べて狭く、またその形状も異なるので、従
来から、入力カラー画像が有する色再現範囲と出力装置
の色再現範囲が異なる場合に対応する多くのカラー画像
処理方法がある。
【0003】特開平4−186968号公報では、入力
カラー画像データが、出力先の色再現範囲の外であるか
否か判定し、内側にある場合はそのままとし、外の場
合、前記色再現範囲の空間内で最も近い最外縁の位置に
相当する色に変換するカラー画像処理方法及びその装置
について述べている(1)。
カラー画像データが、出力先の色再現範囲の外であるか
否か判定し、内側にある場合はそのままとし、外の場
合、前記色再現範囲の空間内で最も近い最外縁の位置に
相当する色に変換するカラー画像処理方法及びその装置
について述べている(1)。
【0004】特開平4−113773号公報では、ディ
スプレイの色再現範囲とプリンタの色再現範囲との比
(プリンタの色再現範囲の重心から見た方向毎)を基本
として縮小率を決め、プリンタの色再現範囲の重心に向
かって縮小させるカラー画像処理装置について述べてい
る(2)。
スプレイの色再現範囲とプリンタの色再現範囲との比
(プリンタの色再現範囲の重心から見た方向毎)を基本
として縮小率を決め、プリンタの色再現範囲の重心に向
かって縮小させるカラー画像処理装置について述べてい
る(2)。
【0005】特開平3−178270号公報では、入力
カラー原稿の各画素信号のうち最大濃度の画素を判別
し、その結果に応じて高濃度部を圧縮するカラー画像処
理装置のような入力画像(色分布等)に適応した色圧縮
処理について述べている(3)。
カラー原稿の各画素信号のうち最大濃度の画素を判別
し、その結果に応じて高濃度部を圧縮するカラー画像処
理装置のような入力画像(色分布等)に適応した色圧縮
処理について述べている(3)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
において、 (1)においては、プリンタの色再現範囲を超えた色が
全て前記色再現範囲の空間内で最も近い最外縁の位置に
相当する色に変換されるので、画像によっては入力画像
の彩度の連続性が損なわれ、調子が変化した出力画像に
なってしまうという問題があった。
において、 (1)においては、プリンタの色再現範囲を超えた色が
全て前記色再現範囲の空間内で最も近い最外縁の位置に
相当する色に変換されるので、画像によっては入力画像
の彩度の連続性が損なわれ、調子が変化した出力画像に
なってしまうという問題があった。
【0007】(2)においては、彩度の連続性は保持さ
れるが、ディスプレイの色再現範囲とプリンタの色再現
範囲の大きさがかなり異なる場合、全体的に圧縮率が大
きくなり、全体的に鮮やかさに欠けた出力画像になって
しまう問題がある。また、一般にデバイスの色再現範囲
は、大きさだけでなく、その形状も大きく異なる。従っ
て例えば、色相毎にディスプレイの色再現範囲とプリン
タの色再現範囲との比を基本として縮小率を決めると、
色相毎に圧縮率が大きく異なり、画像によっては色毎に
彩度の階調が異なり、バランスが崩れた出力画像になっ
てしまう。また色相方向の境界面での連続性が損なわれ
る等の問題がある。
れるが、ディスプレイの色再現範囲とプリンタの色再現
範囲の大きさがかなり異なる場合、全体的に圧縮率が大
きくなり、全体的に鮮やかさに欠けた出力画像になって
しまう問題がある。また、一般にデバイスの色再現範囲
は、大きさだけでなく、その形状も大きく異なる。従っ
て例えば、色相毎にディスプレイの色再現範囲とプリン
タの色再現範囲との比を基本として縮小率を決めると、
色相毎に圧縮率が大きく異なり、画像によっては色毎に
彩度の階調が異なり、バランスが崩れた出力画像になっ
てしまう。また色相方向の境界面での連続性が損なわれ
る等の問題がある。
【0008】(3)においては、入力カラー原稿の各画
素信号のうち最大濃度の画素を判別する等の入力画像に
適応した色処理を実施する場合、一般に出力装置の色再
現範囲は歪んだ形状をしている。そのため、各明度、色
相毎の最大濃度を判別したり、あるいは色領域毎の画素
数をカウントする等をしなければならず、効果の割りに
は純粋な色変換以外の処理が多くあり、リアルタイムで
の色変換を考えると効率という面で問題がある。
素信号のうち最大濃度の画素を判別する等の入力画像に
適応した色処理を実施する場合、一般に出力装置の色再
現範囲は歪んだ形状をしている。そのため、各明度、色
相毎の最大濃度を判別したり、あるいは色領域毎の画素
数をカウントする等をしなければならず、効果の割りに
は純粋な色変換以外の処理が多くあり、リアルタイムで
の色変換を考えると効率という面で問題がある。
【0009】本発明は、このような背景に基づいてなさ
れたものであり、出力デバイスへの色再現範囲の好まし
い対応付けを可能にすることを第1の目的とする。
れたものであり、出力デバイスへの色再現範囲の好まし
い対応付けを可能にすることを第1の目的とする。
【0010】また、出力デバイスへの色再現範囲の好ま
しい対応付けを含んだ色変換を単純な計算で行うことに
より、リアルタイムでの処理を可能にすることを第2の
目的とする。
しい対応付けを含んだ色変換を単純な計算で行うことに
より、リアルタイムでの処理を可能にすることを第2の
目的とする。
【0011】また、人間の感覚にマッチした出力デバイ
スへの色再現範囲の対応付けを可能にすることを第3の
目的とする。
スへの色再現範囲の対応付けを可能にすることを第3の
目的とする。
【0012】また、入力画像種に応じた効率的な出力デ
バイスへの色再現範囲の対応付けを大きな負担無しに実
施することを第4の目的とする。
バイスへの色再現範囲の対応付けを大きな負担無しに実
施することを第4の目的とする。
【0013】また、カラーマッチングを実施する対象デ
バイスに応じた効率的な出力デバイスへの色再現範囲の
対応付けを大きな負担無しに実施することを第5の目的
とする。
バイスに応じた効率的な出力デバイスへの色再現範囲の
対応付けを大きな負担無しに実施することを第5の目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の色変換
装置は、任意の3次元入力色空間における入力画像信号
を出力装置の制御信号に変換する色変換装置において、
出力装置の色再現範囲を拡大した出力装置の仮想的な色
再現範囲の外部にある入力画像信号は、前記拡大した色
再現範囲空間の最外縁の位置に相当する色に変換し、一
方、この最外縁の位置に相当する色を含む前記仮想的に
拡大した色再現範囲の内部にある入力画像信号は、その
座標に応じて実際の出力装置の色再現範囲内の色に変換
する色変換手段を備えたことを特徴とする。
装置は、任意の3次元入力色空間における入力画像信号
を出力装置の制御信号に変換する色変換装置において、
出力装置の色再現範囲を拡大した出力装置の仮想的な色
再現範囲の外部にある入力画像信号は、前記拡大した色
再現範囲空間の最外縁の位置に相当する色に変換し、一
方、この最外縁の位置に相当する色を含む前記仮想的に
拡大した色再現範囲の内部にある入力画像信号は、その
座標に応じて実際の出力装置の色再現範囲内の色に変換
する色変換手段を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の色変換装置は、任意の3
次元入力色空間における入力画像信号に対する出力装置
の出力値である制御信号を、立体図形に区分分割した前
記入力色空間上の頂点に設定した色分解成分毎の頂点出
力値を補間することによって求める色変換装置におい
て、出力装置の色再現範囲を拡大した出力装置の仮想的
な色再現範囲の内部にある前記頂点については、対応す
る前記頂点出力値を変数とし、実際の入出力特性を使用
し、参照データの前記色空間内の座標に応じた実際の出
力装置の色再現範囲内の色と仮想的に対応させ、一方、
その仮想的な対応に対する全体の色変換結果の誤差が最
小になるように前記頂点上の出力値を変動させて学習、
最適化し、前記拡大した色再現範囲の外部にある前記頂
点については、出力装置の実際の色再現範囲空間の最外
縁の位置に相当する色に対応する前記頂点出力値を設定
する頂点出力値決定手段及びその制御手段を備えたこと
を特徴とする。
次元入力色空間における入力画像信号に対する出力装置
の出力値である制御信号を、立体図形に区分分割した前
記入力色空間上の頂点に設定した色分解成分毎の頂点出
力値を補間することによって求める色変換装置におい
て、出力装置の色再現範囲を拡大した出力装置の仮想的
な色再現範囲の内部にある前記頂点については、対応す
る前記頂点出力値を変数とし、実際の入出力特性を使用
し、参照データの前記色空間内の座標に応じた実際の出
力装置の色再現範囲内の色と仮想的に対応させ、一方、
その仮想的な対応に対する全体の色変換結果の誤差が最
小になるように前記頂点上の出力値を変動させて学習、
最適化し、前記拡大した色再現範囲の外部にある前記頂
点については、出力装置の実際の色再現範囲空間の最外
縁の位置に相当する色に対応する前記頂点出力値を設定
する頂点出力値決定手段及びその制御手段を備えたこと
を特徴とする。
【0016】請求項3に記載の色変換装置は、請求項1
または2記載の色変換装置において、出力装置の色再現
範囲の拡大は、色空間における等明度面における彩度の
均等な拡大であることを特徴とする。
または2記載の色変換装置において、出力装置の色再現
範囲の拡大は、色空間における等明度面における彩度の
均等な拡大であることを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の色変換装置は、請求項1
ないし3の何れか1に記載の色変換装置において、出力
装置の色再現範囲の拡大率は、入力される画像種により
決定することを特徴とする色変換装置。
ないし3の何れか1に記載の色変換装置において、出力
装置の色再現範囲の拡大率は、入力される画像種により
決定することを特徴とする色変換装置。
【0018】請求項5に記載の色変換装置は、請求項1
ないし3の何れか1に記載の色変換装置において、出力
装置の色再現範囲の拡大率は、色を合わせる対象のデバ
イスにより決定することを特徴とする色変換装置。
ないし3の何れか1に記載の色変換装置において、出力
装置の色再現範囲の拡大率は、色を合わせる対象のデバ
イスにより決定することを特徴とする色変換装置。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(具体
例)を図面を参照しながら説明する。 (具体例1)図1に具体例1における色変換装置のブロ
ック構成図を示す。図1において、例えば、CRTのカ
ラーマッチングを考えると、画像データ101はRGB
信号であることが一般的で、色変換部(1)102は本
装置で色圧縮を行うCIELABに変換する。色変換部
(1)102は、様々な相手側デバイスの特性等を受け
取り、その情報に応じてCIELABに変換する機能を
有している。
例)を図面を参照しながら説明する。 (具体例1)図1に具体例1における色変換装置のブロ
ック構成図を示す。図1において、例えば、CRTのカ
ラーマッチングを考えると、画像データ101はRGB
信号であることが一般的で、色変換部(1)102は本
装置で色圧縮を行うCIELABに変換する。色変換部
(1)102は、様々な相手側デバイスの特性等を受け
取り、その情報に応じてCIELABに変換する機能を
有している。
【0020】色圧縮部103では、CIELABに変換
された画像データを出力装置であるプリンタの色再現範
囲内の色に色圧縮する。具体的には図2に示すように、
まず、プリンタの色再現範囲を拡大した出力装置の仮想
的な色再現範囲の外部にある色は、色相、明度を出来る
だけ保持して、(予め記憶した)前記拡大した色再現範
囲空間の最外縁の位置に相当する色に変換する。そし
て、(この最外縁の位置に相当する色を含む)前記仮想
的に拡大した色再現範囲の内部にある色(入力信号)
は、その彩度に応じて、実際の出力装置の色再現範囲内
の色に変換される。
された画像データを出力装置であるプリンタの色再現範
囲内の色に色圧縮する。具体的には図2に示すように、
まず、プリンタの色再現範囲を拡大した出力装置の仮想
的な色再現範囲の外部にある色は、色相、明度を出来る
だけ保持して、(予め記憶した)前記拡大した色再現範
囲空間の最外縁の位置に相当する色に変換する。そし
て、(この最外縁の位置に相当する色を含む)前記仮想
的に拡大した色再現範囲の内部にある色(入力信号)
は、その彩度に応じて、実際の出力装置の色再現範囲内
の色に変換される。
【0021】本具体例では、前記拡大した色再現範囲空
間の最外縁が、実際のプリンタの色再現範囲空間の最外
縁に(ここが最大の圧縮率になるように)圧縮され、さ
らに無彩色部は圧縮しないように定数を設定し、その間
は、例えば彩度の2乗に比例した形で、つまり低彩度部
にはなるべく圧縮しないように、圧縮を実施する。
間の最外縁が、実際のプリンタの色再現範囲空間の最外
縁に(ここが最大の圧縮率になるように)圧縮され、さ
らに無彩色部は圧縮しないように定数を設定し、その間
は、例えば彩度の2乗に比例した形で、つまり低彩度部
にはなるべく圧縮しないように、圧縮を実施する。
【0022】色変換部(2)104では、色圧縮部10
3でプリンタの色再現範囲内の色に圧縮された画像デー
タ(ここではCIELAB値)を出力装置の制御信号
(C,M,Y,K)に変換する。このLABからCMY
Kへの変換については、従来から多くの方法があるので
詳しくは述べないが、ここでは、一例として、多項式に
よる近似を使用する。前記多項式の各定数は、実際の入
出力(LAB−CMYK)の関係を測定して、このデー
タを使用して最小2乗法等により算出する。最後に、色
変換部(2)104で色変換された画像データ(CMY
K)は、出力デバイス(プリンタ)105に送られる。
3でプリンタの色再現範囲内の色に圧縮された画像デー
タ(ここではCIELAB値)を出力装置の制御信号
(C,M,Y,K)に変換する。このLABからCMY
Kへの変換については、従来から多くの方法があるので
詳しくは述べないが、ここでは、一例として、多項式に
よる近似を使用する。前記多項式の各定数は、実際の入
出力(LAB−CMYK)の関係を測定して、このデー
タを使用して最小2乗法等により算出する。最後に、色
変換部(2)104で色変換された画像データ(CMY
K)は、出力デバイス(プリンタ)105に送られる。
【0023】(具体例2)まず、本発明の具体例を説明
するのに必要な色変換装置について説明する。図3に示
すように、例えば、代表的な均等色空間であるCIEL
AB色空間を入力色空間とした場合、CIELAB色空
間を同種類の立体図形(ここでは立方体)に分割する。
そして、入力の座標(LAB値)における出力Pの値を
求めるには、前記入力の座標を含む立方体を選択し、該
選択された立方体の8点の頂点上の出力値(図4におけ
る頂点出力値決定部210で決定した既知の値;後述)
と前記入力の前記立方体の中における位置(各頂点から
の距離)に基づいて、線形補間を実施する。ここで、対
象の出力装置が4色プリンタである場合、出力Pは、プ
リンタの制御信号であるC,M,Y,K値にそれぞれ相
当する。
するのに必要な色変換装置について説明する。図3に示
すように、例えば、代表的な均等色空間であるCIEL
AB色空間を入力色空間とした場合、CIELAB色空
間を同種類の立体図形(ここでは立方体)に分割する。
そして、入力の座標(LAB値)における出力Pの値を
求めるには、前記入力の座標を含む立方体を選択し、該
選択された立方体の8点の頂点上の出力値(図4におけ
る頂点出力値決定部210で決定した既知の値;後述)
と前記入力の前記立方体の中における位置(各頂点から
の距離)に基づいて、線形補間を実施する。ここで、対
象の出力装置が4色プリンタである場合、出力Pは、プ
リンタの制御信号であるC,M,Y,K値にそれぞれ相
当する。
【0024】図4がブロック構成図である。図4におい
て、ROM201は、入力色空間の頂点に対応する出力
値(C,M,Y,K)を記憶するもので、この頂点出力
値は、事前に頂点出力値決定部210で決定して記憶さ
せておく。
て、ROM201は、入力色空間の頂点に対応する出力
値(C,M,Y,K)を記憶するもので、この頂点出力
値は、事前に頂点出力値決定部210で決定して記憶さ
せておく。
【0025】補間演算部202は、実行時にROM20
1から頂点出力値がロードされるRAM203と、入力
信号に基づいて、RAM203を参照してC,M,Y,
K値をそれぞれ生成するC用処理部204、M用処理部
205、Y用処理部206、K用処理部207とからな
る。CPU208は、全体を制御する。
1から頂点出力値がロードされるRAM203と、入力
信号に基づいて、RAM203を参照してC,M,Y,
K値をそれぞれ生成するC用処理部204、M用処理部
205、Y用処理部206、K用処理部207とからな
る。CPU208は、全体を制御する。
【0026】図5に具体例2に係わる頂点出力値決定部
210(図4)における処理を説明する工程を示す。処
理S1では、図3のように入力色空間であるCIELA
B色空間を複数の立方体に分割して、各頂点の座標(L
AB)を求める。
210(図4)における処理を説明する工程を示す。処
理S1では、図3のように入力色空間であるCIELA
B色空間を複数の立方体に分割して、各頂点の座標(L
AB)を求める。
【0027】処理S2では、処理S1で求めた頂点の座
標(LAB)が、プリンタの色再現範囲を拡大した(図
2参照)仮想的な色再現範囲の内部にあるか、外部にあ
るかを判定する。具体的には、細かく分割した明度、色
相毎のプリンタが再現できる最大彩度を予め求めてお
き、頂点の座標(LAB)の彩度が、その最大彩度を超
えているかどうかで判定する。
標(LAB)が、プリンタの色再現範囲を拡大した(図
2参照)仮想的な色再現範囲の内部にあるか、外部にあ
るかを判定する。具体的には、細かく分割した明度、色
相毎のプリンタが再現できる最大彩度を予め求めてお
き、頂点の座標(LAB)の彩度が、その最大彩度を超
えているかどうかで判定する。
【0028】処理S2で、仮想的な色再現範囲の内部に
あると判定された頂点については、処理S3で、頂点に
対応する出力値(CMYK)を最適化により求め、仮想
的な色再現範囲の外部にあると判定された頂点について
は、処理S4で、出力値(CMYK)をプリンタの実際
の色再現範囲空間の最外縁データから求め、最終的にR
OM201(図4)に書き込む。
あると判定された頂点については、処理S3で、頂点に
対応する出力値(CMYK)を最適化により求め、仮想
的な色再現範囲の外部にあると判定された頂点について
は、処理S4で、出力値(CMYK)をプリンタの実際
の色再現範囲空間の最外縁データから求め、最終的にR
OM201(図4)に書き込む。
【0029】ここで、処理S3における頂点出力値(仮
想的な色再現範囲の内部)の作成方法について図6を参
照して述べる。まず、入力色空間であるCIELAB色
空間を分割して作成した頂点に対応する頂点出力値を変
数とし、図6における処理S13で、前記頂点出力値を
少しずつ変化させて、任意のCIELAB色空間におい
て、略均等に分布する複数の参照データ(L*a*
b)を補間で色変換し(処理S11)、出力した結果
が、プリンタの実際の色再現範囲に合わせて圧縮処理を
施した参照データ(後述)に対して、色差最小(色差
算出は処理S14)になるような頂点出力値を設定して
いる。
想的な色再現範囲の内部)の作成方法について図6を参
照して述べる。まず、入力色空間であるCIELAB色
空間を分割して作成した頂点に対応する頂点出力値を変
数とし、図6における処理S13で、前記頂点出力値を
少しずつ変化させて、任意のCIELAB色空間におい
て、略均等に分布する複数の参照データ(L*a*
b)を補間で色変換し(処理S11)、出力した結果
が、プリンタの実際の色再現範囲に合わせて圧縮処理を
施した参照データ(後述)に対して、色差最小(色差
算出は処理S14)になるような頂点出力値を設定して
いる。
【0030】その際、処理S12においては、プリンタ
の出力をシミュレーションするCMYK→L*a*b*
プリンタシミュレータを使用している。このプリンタシ
ミュレータは、ニューラルネットワークで構築し、実測
のデータ(CMYK−L*a*b*)を学習させる方法
等が考えられる。
の出力をシミュレーションするCMYK→L*a*b*
プリンタシミュレータを使用している。このプリンタシ
ミュレータは、ニューラルネットワークで構築し、実測
のデータ(CMYK−L*a*b*)を学習させる方法
等が考えられる。
【0031】また、あるL*a*b*値になるようなプ
リンタ出力値CMYKの組み合わせは複数あるため、通
常、墨率での出力値を基に参照データKを作成し、最適
化の際、Kは固定にして、C,M,Yの頂点出力値だけ
変化させている。
リンタ出力値CMYKの組み合わせは複数あるため、通
常、墨率での出力値を基に参照データKを作成し、最適
化の際、Kは固定にして、C,M,Yの頂点出力値だけ
変化させている。
【0032】ここで、図6における前述の参照データ
(L*a*b*)は、処理S15で、プリンタの実際の
色再現範囲に合わせて圧縮処理を施して、参照データ
としているが、ここでの圧縮処理は、例えば、CIEL
AB色空間における色相を保った(色再現範囲の重心を
中心とした放射線方向の)彩度、明度の非線形圧縮(無
彩色に近い領域の圧縮率は小さく、高彩度部の圧縮率は
大きくなるような処理)が考えられる。しかし、圧縮方
法は限定されるものではなく、基本的には、前記拡大し
た色再現範囲空間の最外縁が、実際のプリンタの色再現
範囲空間の最外縁になるように(ここが最大の圧縮率な
るように)圧縮する。
(L*a*b*)は、処理S15で、プリンタの実際の
色再現範囲に合わせて圧縮処理を施して、参照データ
としているが、ここでの圧縮処理は、例えば、CIEL
AB色空間における色相を保った(色再現範囲の重心を
中心とした放射線方向の)彩度、明度の非線形圧縮(無
彩色に近い領域の圧縮率は小さく、高彩度部の圧縮率は
大きくなるような処理)が考えられる。しかし、圧縮方
法は限定されるものではなく、基本的には、前記拡大し
た色再現範囲空間の最外縁が、実際のプリンタの色再現
範囲空間の最外縁になるように(ここが最大の圧縮率な
るように)圧縮する。
【0033】次に、図5の処理S4における頂点出力値
(仮想的な色再現範囲の外部)の作成方法について述べ
る。拡大した仮想的な色再現範囲外の頂点に対しては、
LAB空間において、色相と明度が同じ実際の色再現範
囲で彩度が最大の座標に対応する頂点出力値を設定して
いる。
(仮想的な色再現範囲の外部)の作成方法について述べ
る。拡大した仮想的な色再現範囲外の頂点に対しては、
LAB空間において、色相と明度が同じ実際の色再現範
囲で彩度が最大の座標に対応する頂点出力値を設定して
いる。
【0034】具体的には、図7に示すような平面(L:
一定平面)において、色再現範囲外の頂点(例えば、
A,B,C,D)に色相が同じ色再現範囲で彩度が最大
の座標(A←P,B←Q,C←Q,D←R)に対応する
頂点出力値を設定している。なお、この方法は、数ある
圧縮処理の中の一例で、他にも設定法があるが、ここで
は省略する。
一定平面)において、色再現範囲外の頂点(例えば、
A,B,C,D)に色相が同じ色再現範囲で彩度が最大
の座標(A←P,B←Q,C←Q,D←R)に対応する
頂点出力値を設定している。なお、この方法は、数ある
圧縮処理の中の一例で、他にも設定法があるが、ここで
は省略する。
【0035】(具体例3)図8が具体例3における色変
換装置のブロック構成図である。図8は、図4の構成に
明度成分(L*)の圧縮処理を実施する白色基準黒色基
準補正部211を追加した構成になっている。その他は
同じである。この白色基準黒色基準補正部211は、C
PU208が明度方向の圧縮処理を含んだ色変換の命
令、及び出力する紙等の情報を受けると、補間演算部2
02にデータを送る前に、明度成分について該当する圧
縮処理を実施する。
換装置のブロック構成図である。図8は、図4の構成に
明度成分(L*)の圧縮処理を実施する白色基準黒色基
準補正部211を追加した構成になっている。その他は
同じである。この白色基準黒色基準補正部211は、C
PU208が明度方向の圧縮処理を含んだ色変換の命
令、及び出力する紙等の情報を受けると、補間演算部2
02にデータを送る前に、明度成分について該当する圧
縮処理を実施する。
【0036】具体例3における色圧縮の概念を図9に示
す。ここでは、まずプリンタの再現できる最も明るい
色、暗い色に合わせて、明度成分(L*)の圧縮処理を
実施し、その後、プリンタの実際の色再現範囲を彩度方
向に拡大し、それでも、はみ出した色については、前記
再現範囲の外縁に写像し、その最外縁を含む拡大した範
囲内の色を彩度に応じた非線形圧縮を実施している。
す。ここでは、まずプリンタの再現できる最も明るい
色、暗い色に合わせて、明度成分(L*)の圧縮処理を
実施し、その後、プリンタの実際の色再現範囲を彩度方
向に拡大し、それでも、はみ出した色については、前記
再現範囲の外縁に写像し、その最外縁を含む拡大した範
囲内の色を彩度に応じた非線形圧縮を実施している。
【0037】具体例3では、図6の処理S15で、プリ
ンタの実際の色再現範囲に合わせて圧縮処理を実施する
際、CIELAB色空間における明度、色相を保った
(無彩色を中心とした放射線方向の)彩度の非線形圧縮
を実施する。
ンタの実際の色再現範囲に合わせて圧縮処理を実施する
際、CIELAB色空間における明度、色相を保った
(無彩色を中心とした放射線方向の)彩度の非線形圧縮
を実施する。
【0038】(具体例4)図10は具体例4における色
変換装置のブロック構成図である。図10において、R
OM(1)201、ROM(2)212、ROM(3)
213は、入力される画像種に応じて、プリンタの実際
の再現範囲の拡大率を変えて、具体例2,3で説明した
ような手法で設定した入力色空間の頂点に対応する出力
値(C,M,Y,K)を記憶するものである。
変換装置のブロック構成図である。図10において、R
OM(1)201、ROM(2)212、ROM(3)
213は、入力される画像種に応じて、プリンタの実際
の再現範囲の拡大率を変えて、具体例2,3で説明した
ような手法で設定した入力色空間の頂点に対応する出力
値(C,M,Y,K)を記憶するものである。
【0039】これらの(プリンタの色再現範囲の色に変
換する)頂点出力値は、事前に頂点出力値決定部210
で決定して記憶させておく。補間演算部202は、実行
時にROM(1)201、ROM(2)212、ROM
(3)213の中から、頂点出力値選択部214で選択
された頂点出力値がロードされるRAM203と、入力
信号に基づいて、RAM203を参照して、C,M,
Y,K値をそれぞれ生成するC用処理部204、M用処
理部205、Y用処理部206、K用処理部207とか
らなる。
換する)頂点出力値は、事前に頂点出力値決定部210
で決定して記憶させておく。補間演算部202は、実行
時にROM(1)201、ROM(2)212、ROM
(3)213の中から、頂点出力値選択部214で選択
された頂点出力値がロードされるRAM203と、入力
信号に基づいて、RAM203を参照して、C,M,
Y,K値をそれぞれ生成するC用処理部204、M用処
理部205、Y用処理部206、K用処理部207とか
らなる。
【0040】CPU208は前述したように、全体を制
御する。前記白色基準黒色基準補正部211は、CPU
208が明度方向の圧縮処理を含んだ色変換の命令、及
び出力する紙等の情報を受けると、補間演算部202に
データを送る前に、明度成分について該当する圧縮処理
を実施する。
御する。前記白色基準黒色基準補正部211は、CPU
208が明度方向の圧縮処理を含んだ色変換の命令、及
び出力する紙等の情報を受けると、補間演算部202に
データを送る前に、明度成分について該当する圧縮処理
を実施する。
【0041】また、入力画像種認識部215は、自然画
像、コンピュータグラフィック(CG)等の出力する画
像の種類を選択させ、認識し、頂点出力値選択部214
にその情報を送るものである。
像、コンピュータグラフィック(CG)等の出力する画
像の種類を選択させ、認識し、頂点出力値選択部214
にその情報を送るものである。
【0042】ここで、動作について説明する。まず、C
PU208が色変換の命令を受けると、入力画像種認識
部215が出力する画像の種類の入力を要求する。白色
基準黒色基準補正部211による白色基準、黒色基準補
正後、入力画像種認識部215から頂点出力値選択部2
14に入力される画像種の情報が送られ、写真画像の場
合、プリンタの実際の再現範囲の拡大率を略等倍に設定
して、具体例2,3で説明したような手法で設定された
頂点出力値が書き込まれているROM(1)201の情
報が選択され、RAM203にロードして、C用処理部
204、M用処理部205、Y用処理部206、K用処
理部207における補間による色処理を実施する。
PU208が色変換の命令を受けると、入力画像種認識
部215が出力する画像の種類の入力を要求する。白色
基準黒色基準補正部211による白色基準、黒色基準補
正後、入力画像種認識部215から頂点出力値選択部2
14に入力される画像種の情報が送られ、写真画像の場
合、プリンタの実際の再現範囲の拡大率を略等倍に設定
して、具体例2,3で説明したような手法で設定された
頂点出力値が書き込まれているROM(1)201の情
報が選択され、RAM203にロードして、C用処理部
204、M用処理部205、Y用処理部206、K用処
理部207における補間による色処理を実施する。
【0043】入力画像がCGの場合、頂点出力値決定部
210により、大きな拡大率で拡大した仮想的なプリン
タの再現範囲を基に作成した頂点出力値が書き込まれて
いるROM(2)212を選択し、また、何も画像種の
指定がなかった場合、その中間の特性を持つROM
(3)213を選択して、同様の色処理を実施する。
210により、大きな拡大率で拡大した仮想的なプリン
タの再現範囲を基に作成した頂点出力値が書き込まれて
いるROM(2)212を選択し、また、何も画像種の
指定がなかった場合、その中間の特性を持つROM
(3)213を選択して、同様の色処理を実施する。
【0044】(具体例5)図11は具体例5における色
変換装置のブロック構成図である。図11におけるブロ
ック構成は、基本的に、図10(具体例4における色変
換装置のブロック構成図)における入力画像種認識部2
15が、カラーマッチングする対象デバイスを選択さ
せ、認識し、頂点出力値選択部214にその情報を送る
対象デバイス認識部216に代わったものである。
変換装置のブロック構成図である。図11におけるブロ
ック構成は、基本的に、図10(具体例4における色変
換装置のブロック構成図)における入力画像種認識部2
15が、カラーマッチングする対象デバイスを選択さ
せ、認識し、頂点出力値選択部214にその情報を送る
対象デバイス認識部216に代わったものである。
【0045】ここで、動作について説明する。まず、C
PU208が色変換の命令を受けると、対象デバイス認
識部216がカラーマッチングする対象デバイスの種
類、あるいはプロファイルを要求する。白色基準黒色基
準補正部211による白色基準、黒色基準補正後、対象
デバイス認識部216から頂点出力値選択部214に前
記の情報が送られ、カラーマッチングする対象デバイス
の特性(色再現範囲)に最も適応した頂点出力値をRO
M(1)201、ROM(2)212、ROM(3)2
13の中から選択し、RAM203にロードして、C用
処理部204、M用処理部205、Y用処理部206、
K用処理部207における補間による色処理を実施す
る。
PU208が色変換の命令を受けると、対象デバイス認
識部216がカラーマッチングする対象デバイスの種
類、あるいはプロファイルを要求する。白色基準黒色基
準補正部211による白色基準、黒色基準補正後、対象
デバイス認識部216から頂点出力値選択部214に前
記の情報が送られ、カラーマッチングする対象デバイス
の特性(色再現範囲)に最も適応した頂点出力値をRO
M(1)201、ROM(2)212、ROM(3)2
13の中から選択し、RAM203にロードして、C用
処理部204、M用処理部205、Y用処理部206、
K用処理部207における補間による色処理を実施す
る。
【0046】なお、ROM(1)201,ROM(2)
212,ROM(3)213に書き込まれている頂点出
力値は、カラーマッチングが想定されるデバイスを対象
に、拡大率を変えてプリンタの実際の再現範囲を拡大
し、具体例2,3で説明したような手法で設定している
もので、色再現範囲の対応付けを含んだ色変換を実現し
ている。
212,ROM(3)213に書き込まれている頂点出
力値は、カラーマッチングが想定されるデバイスを対象
に、拡大率を変えてプリンタの実際の再現範囲を拡大
し、具体例2,3で説明したような手法で設定している
もので、色再現範囲の対応付けを含んだ色変換を実現し
ている。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、カラーマ
ッチングを実施するデバイス間で、色再現範囲の大きさ
や特に形状の違いが大きい場合があっても、出力装置の
色再現範囲の形状を基本として入力データの色圧縮を実
施することで、色圧縮により色相毎の彩度の階調のバラ
ンスが崩れたり、彩度の連続性が大きく損なわれたりす
ることなどなく、出力デバイスへの色再現範囲の好まし
い対応付けを行うことができる。
ッチングを実施するデバイス間で、色再現範囲の大きさ
や特に形状の違いが大きい場合があっても、出力装置の
色再現範囲の形状を基本として入力データの色圧縮を実
施することで、色圧縮により色相毎の彩度の階調のバラ
ンスが崩れたり、彩度の連続性が大きく損なわれたりす
ることなどなく、出力デバイスへの色再現範囲の好まし
い対応付けを行うことができる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、出力デバイ
スへの色再現範囲の好ましい対応付けを含んだ色変換を
単純な計算で行うことができ、カラーマッチングを実施
するデバイス間に色再現範囲の大きさや特に形状の違い
が大きい場合があっても、リアルタイムでの処理を可能
にする色再現範囲の圧縮を含んだ高精度な色変換を行う
ことができる。
スへの色再現範囲の好ましい対応付けを含んだ色変換を
単純な計算で行うことができ、カラーマッチングを実施
するデバイス間に色再現範囲の大きさや特に形状の違い
が大きい場合があっても、リアルタイムでの処理を可能
にする色再現範囲の圧縮を含んだ高精度な色変換を行う
ことができる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、カラーマッ
チングを実施するデバイス間に色再現範囲の大きさや特
に形状の違いが大きい場合があっても、人間の感覚にマ
ッチしさらに小さなハード構成で明度方向に対する様々
な色再現範囲の圧縮処理を含んだ色変換が可能となり、
また印刷する紙の変化にも対応することができる。
チングを実施するデバイス間に色再現範囲の大きさや特
に形状の違いが大きい場合があっても、人間の感覚にマ
ッチしさらに小さなハード構成で明度方向に対する様々
な色再現範囲の圧縮処理を含んだ色変換が可能となり、
また印刷する紙の変化にも対応することができる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、大きな負担
無しに入力画像種に適応した出力デバイスへの色再現範
囲の好ましい対応付けを含んだ色変換を行うことができ
る。
無しに入力画像種に適応した出力デバイスへの色再現範
囲の好ましい対応付けを含んだ色変換を行うことができ
る。
【0051】請求項5記載の発明によれば、大きな負担
無しにカラーマッチングを実施する対象デバイスに適応
した出力デバイスへの色再現範囲の好ましい対応付けを
含んだ色変換を行うことができる。
無しにカラーマッチングを実施する対象デバイスに適応
した出力デバイスへの色再現範囲の好ましい対応付けを
含んだ色変換を行うことができる。
【図1】本発明の第1の具体例に係わる色変換装置のブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図2】本発明の第1の具体例を説明するための模式図
である。
である。
【図3】本発明の第2の具体例を説明するための模式図
である。
である。
【図4】本発明の第2の具体例に係わる色変換装置のブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図5】本発明の第2の具体例を説明するための工程図
である。
である。
【図6】本発明の第2の具体例を説明するための工程図
である。
である。
【図7】本発明の第2の具体例を説明するための模式図
である。
である。
【図8】本発明の第3の具体例に係わる色変換装置のブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図9】本発明の第3の具体例を説明するための模式図
である。
である。
【図10】本発明の第4の具体例に係わる色変換装置の
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
【図11】本発明の第5の具体例に係わる色変換装置の
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
【図12】従来技術の不具合を示す説明図である。
101 画像データ 102 色変換部(1) 103 色圧縮部 104 色変換部(2) 105 出力デバイス(プリンタ)
Claims (5)
- 【請求項1】 任意の3次元入力色空間における入力画
像信号を出力装置の制御信号に変換する色変換装置にお
いて、 出力装置の色再現範囲を拡大した出力装置の仮想的な色
再現範囲の外部にある入力画像信号は、前記拡大した色
再現範囲空間の最外縁の位置に相当する色に変換し、一
方、この最外縁の位置に相当する色を含む前記仮想的に
拡大した色再現範囲の内部にある入力画像信号は、その
座標に応じて実際の出力装置の色再現範囲内の色に変換
する色変換手段を備えたことを特徴とする色変換装置。 - 【請求項2】 任意の3次元入力色空間における入力画
像信号に対する出力装置の出力値である制御信号を、立
体図形に区分分割した前記入力色空間上の頂点に設定し
た色分解成分毎の頂点出力値を補間することによって求
める色変換装置において、 出力装置の色再現範囲を拡大した出力装置の仮想的な色
再現範囲の内部にある前記頂点については、対応する前
記頂点出力値を変数とし、実際の入出力特性を使用し、
参照データの前記色空間内の座標に応じた実際の出力装
置の色再現範囲内の色と仮想的に対応させ、一方、その
仮想的な対応に対する全体の色変換結果の誤差が最小に
なるように前記頂点上の出力値を変動させて学習、最適
化し、前記拡大した色再現範囲の外部にある前記頂点に
ついては、出力装置の実際の色再現範囲空間の最外縁の
位置に相当する色に対応する前記頂点出力値を設定する
頂点出力値決定手段及びその制御手段を備えたことを特
徴とする色変換装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の色変換装置にお
いて、出力装置の色再現範囲の拡大は、色空間における
等明度面における彩度の均等な拡大であることを特徴と
する色変換装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3の何れか1に記載の色
変換装置において、出力装置の色再現範囲の拡大率は、
入力される画像種により決定することを特徴とする色変
換装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし3の何れか1に記載の色
変換装置において、出力装置の色再現範囲の拡大率は、
色を合わせる対象のデバイスにより決定することを特徴
とする色変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8052252A JPH09224162A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 色変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8052252A JPH09224162A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 色変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09224162A true JPH09224162A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12909553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8052252A Pending JPH09224162A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 色変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09224162A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7167275B2 (en) | 2000-10-06 | 2007-01-23 | Seiko Epson Corporation | Image processing apparatus, image processing method, program, and recording medium |
JP2008178047A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム |
JP2008219791A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 |
WO2011021241A1 (ja) * | 2009-08-20 | 2011-02-24 | 株式会社 東芝 | 画像処理装置 |
EP3125547A1 (en) * | 2015-07-28 | 2017-02-01 | Xiaomi Inc. | Method and device for switching color gamut mode |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP8052252A patent/JPH09224162A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7167275B2 (en) | 2000-10-06 | 2007-01-23 | Seiko Epson Corporation | Image processing apparatus, image processing method, program, and recording medium |
JP2008178047A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム |
JP2008219791A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 |
WO2011021241A1 (ja) * | 2009-08-20 | 2011-02-24 | 株式会社 東芝 | 画像処理装置 |
EP3125547A1 (en) * | 2015-07-28 | 2017-02-01 | Xiaomi Inc. | Method and device for switching color gamut mode |
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