JP3987215B2 - 色変換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1のカラー画像出力デバイスにおけるカラー画像情報を、該第1のカラー画像出力デバイスと色再現範囲が異なる第2の画像出力デバイスに対するカラー画像情報に変換して出力する色変換装置に関し、特に、入力カラー画像信号から色再現範囲が制限された出力装置の制御信号に変換する色変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真やインクジェットプリンタの色再現範囲は、テレビジョンやCRTディスプレイ等の色再現範囲に比べて狭く、従来から、入力カラー画像が有する色再現範囲と出力装置が有する色再現範囲とが異なる場合に対応した各種の色補正方法が提案されている。
【0003】
例えば、特開平4−40072号公報には、均等色空間やHVC空間(明度、色相、彩度に関する情報からなる色空間)上で、出力先の色再現範囲外であるか否かを判定し、色再現範囲外である場合、明度と色相とが同じである彩度の最大値に修正して出力する色補正方式が記載されている。
【0004】
また、特開昭61−288690号公報には、入力系に対して出力系の色再現範囲が異なる場合、色度図上の白色点を中心として色相を一定として、出力系の色再現範囲外の点を色再現範囲内の点に圧縮写像するカラー画像処理方法が記載されている。
【0005】
さらに、特開平7−327141号公報には、まず明度成分について入出力系の再現明度の比に応じて圧縮してから、彩度成分を圧縮して色再現範囲内の色画像データに変換するカラー画像信号処理方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平4−40072号公報に記載された色補正方式では、まず、均等色空間で色再現範囲が制限された出力装置の制御信号に変換するため、色相や明度を保ちながら彩度を圧縮するが、出力装置によって再現されない場合があり、例えば、高明度の青等の色みがなくなってしまうという問題点があった。
【0007】
また、特開昭61−288690号公報に記載されたカラー画像処理方法のように、明度や彩度を一律に白色点等に向かって圧縮したり、色差最小方向に圧縮する方式では、色再現範囲の大きさが異なる場合、写真等の自然画像では、特定の色に関して、ハイライト部の彩度が高すぎてしまったり、高彩度の潰れが生じたりするという問題点があった。
【0008】
また、同類の色でも、モニタとハードコピーでは、微妙な色相の違いで色再現範囲が大きく異なっている場合、色相一定で色差最小等で圧縮しても、画像によっては彩度や明度のマッチングが難しいという問題点があった。
【0009】
さらに、特開平7−327141号公報に記載された入出力系の再現明度の比に応じて圧縮してから彩度成分を圧縮する方法でも、カラー画像出力デバイス間で各等色相ごとの最高彩度に対応する明度が異なるような、特に色再現範囲の形状に違いがある場合、カラー画像出力デバイス間で色再現範囲の大きさ(彩度)に逆転が生じ、カラー画像出力デバイス間で色再現能力を十分に発揮できない場合があるという問題点があった。
【0010】
また、彩度の圧縮の方法によっては、やはり、高明度の色の彩度が十分に再現できなかったり、高彩度の潰れが生じてしまう場合があるという問題点もあった。さらに、カラー画像出力デバイス間の明度のダイナミックレンジが大きく異なる場合、色再現範囲内の高明度の色が高い濃度で再現されてしまうという問題点があった。
【0011】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっても、色再現範囲外の色再現については、カラー画像出力デバイスの色再現能力を十分に生かし、かつ、色再現範囲内についても感覚的に近い色再現が得られる色変換を実現することができる色変換装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明に係る色変換装置は、第1のカラー画像出力デバイスにおけるカラー画像情報を、前記第1のカラー画像出力デバイスと色再現範囲が異なる第2の画像出力デバイスに対するカラー画像情報に変換して出力する色変換装置において、無彩色軸から高彩度側に向かうにしたがって、前記第1および第2のカラー画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度に対応する明度を少なくとも近似させる明度変換をおこなう変換手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項1の発明によれば、明度変換をおこなう場合、無彩色軸から高彩度側に向かうにしたがって、第1および第2のカラー画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度に対応する明度を少なくとも近似させるようにして、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっていても、色再現範囲外の色再現についてはカラー画像出力デバイスの色再現能力を十分に生かし、かつ色再現範囲内についても感覚的に近い色再現を得ることができる。
【0014】
また、請求項2の発明に係る色変換装置は、請求項1の発明において、前記変換手段が、前記第1および第2ののカラー画像出力デバイスの明度再現範囲を一致させることを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明によれば、第1および第2のカラー画像出力デバイス間の明度再現範囲を一致させるように圧縮しているので、極端な明度差が生じない自然な色再現を得ることができる。
【0016】
また、請求項3の発明に係る色変換装置は、請求項1または2の発明において、前記変換手段が、さらに、明度変換の変換量に対応させて彩度を変化させることを特徴とする。
【0017】
請求項3によれば、明度変換の変換量に対応させて彩度を変化させるようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性、特にダイナミックレンジが大きく異なっていても、色再現範囲外の色再現についてはカラー画像出力デバイスの色再現能力を十分に生かし、かつ、色再現範囲内においても感覚的に近い色再現を得ることができる。
【0018】
また、請求項4の発明に係る色変換装置は、請求項1〜3のにおいて、前記変換手段が、前記第1および第2のカラー画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度に対応する明度を一致させる明度変換をおこなうことを特徴とする。
【0019】
請求項4によれば、第1および第2のカラー画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度に対応する明度を一致させるようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっても、色再現範囲外の色再現についてはカラー画像出力デバイスの色再現能力を最大限に生かした階調性に優れた色再現ができ、かつ色再現範囲内においても感覚的に近い色再現が得られる。
【0020】
また、請求項5の発明に係る色変換装置は、請求項1〜4の発明において、前記変換手段が、前記第1のカラー画像出力デバイスの最高彩度に対応する明度の変換量と、無彩色軸から高彩度側に向かうにしたがって明度を変化させる明度の変換量とを、第1および第2の画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度、前記最高彩度に対応する明度、および色再現範囲の大きさの差の関数として各等色相ごとに変化させて明度変換をおこなうことを特徴とする。
【0021】
請求項5によれば、第1のカラー画像出力デバイスの最高彩度に対応する明度の変換量と、無彩色軸から高彩度側に向かうにしたがって明度を変化させる明度の変換量とを、第1および第2の画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度、前記最高彩度に対応する明度、および色再現範囲の大きさの差の関数として各等色相ごとに変化させて明度変換をおこなうようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっていても、カラー画像出力デバイスの任意の組合せに応じた色再現範囲の好ましい対応付けを含む色変換をすることができる。
【0022】
請求項6の発明に係る色変換装置は、請求項1〜5の発明において、前記変換手段が、前記第1のカラー画像出力デバイスの最高彩度に対応する明度の変換量と、無彩色軸から高彩度側に向かうにしたがって変化させる明度の変換量とを、色変換モードまたは操作者による設定指示によって各等色相ごとに補正する補正手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0023】
請求項6の発明によれば、補正手段が、第1のカラー画像出力デバイスの最高彩度に対応する明度の変換量と、無彩色軸から高彩度側に向かうにしたがって変化させる明度の変換量とを、色変換モードまたは操作者による設定指示によって各等色相ごとに補正するようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっても、出力画像の性質や操作者の要求に応じた色再現範囲の好ましい対応付けを含む色変換をすることができる。
【0024】
請求項7の発明に係る色変換装置明は、請求項6の発明において、前記補正手段が、顕色系の任意の色相面においてカラーマッチングの目標となる第1のカラー画像出力デバイスが再現できる明度方向と彩度方向に2次元配列した色票パッチデータを第1のカラー画像出力デバイスで出力するとともに、前記色票パッチデータに対して少なくとも複数の色変換処理が施された複数の色票パッチデータを第2のカラー画像出力デバイスから出力させる制御手段と、前記第1のカラー画像出力デバイスで出力された第1の色票パッチデータと前記第2のカラー画像出力デバイスで出力された複数の第2の色票パッチデータとをもとに、前記複数の第2の色票パッチデータのうちの1つの第2の色票パッチデータを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された1つの第2の色票パッチデータに対応する明度変換量を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】
請求項7の発明によれば、制御手段が、顕色系の任意の色相面においてカラーマッチングの目標となる第1のカラー画像出力デバイスが再現できる明度方向と彩度方向に2次元配列した色票パッチデータを第1のカラー画像出力デバイスで出力するとともに、前記色票パッチデータに対して少なくとも複数の色変換処理が施された複数の色票パッチデータを第2のカラー画像出力デバイスから出力させ、選択手段が、前記第1のカラー画像出力デバイスで出力された第1の色票パッチデータと前記第2のカラー画像出力デバイスで出力された複数の第2の色票パッチデータとをもとに、前記複数の第2の色票パッチデータのうちの1つの第2の色票パッチデータを選択し、設定手段が、前記選択手段によって選択された1つの第2の色票パッチデータに対応する明度変換量を設定するようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっても、負荷のかからず簡単に、操作者の詳細な要求に応じた色再現範囲の好ましい対応付けを含む色変換をすることができる。
【0026】
請求項8の発明に係る色変換装置は、請求項6の発明において、前記補正手段が、顕色系における代表色相面においてカラーマッチングの目標となる第1のカラー画像出力デバイスが再現できる各明度ごとの最高彩度色を明度方向に配列した色票パッチデータを第1のカラー画像出力デバイスで出力するとともに、前記色票パッチデータに対してデフォルトの色変換処理が施された色票パッチデータを第2のカラー画像出力デバイスから出力させる制御手段と、前記第1のカラー画像出力デバイスで出力された第1の色票パッチデータと前記第2のカラー画像出力デバイスで出力された第2の色票パッチデータとをもとに、前記第2の色票パッチデータを構成する各色相ごとに最大彩度の明度位置関係を対応付ける1つの色票パッチ要素を各色相ごとに指示する指示手段と、前記指示手段によって指示された1つの色票パッチ要素に対応する明度変換量を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】
請求項8の発明によれば、制御手段が、顕色系における代表色相面においてカラーマッチングの目標となる第1のカラー画像出力デバイスが再現できる各明度ごとの最高彩度色を明度方向に配列した色票パッチデータを第1のカラー画像出力デバイスで出力するとともに、前記色票パッチデータに対してデフォルトの色変換処理が施された色票パッチデータを第2のカラー画像出力デバイスから出力させ、指示手段が、前記第1のカラー画像出力デバイスで出力された第1の色票パッチデータと前記第2のカラー画像出力デバイスで出力された第2の色票パッチデータとをもとに、前記第2の色票パッチデータを構成する各色相ごとに最大彩度の明度位置関係を対応付ける1つの色票パッチ要素を各色相ごとに指示し、設定手段が、前記指示手段によって指示された1つの色票パッチ要素に対応する明度変換量を設定するようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっても、特に色彩の知識を持たなくても、操作者の詳細な要求に応じた色再現範囲の好ましい対応付けを含む色変換をすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る色変換装置の好適な実施の形態(実施の形態1〜7)について図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1による色変換装置の構成を示す図である。図1に示す色変換装置1では、テレビジョンやCRTモニタに表示されたカラー画像情報を入力部2から受けて、電子写真プリンタ等のプリンタ3でカラーハードコピーを出力させるカラー画像情報に変換する。
【0030】
色変換装置1は、まず、RGB/L* a* b* 変換部11が、入力部2から入力されたカラー画像情報であるRGB信号を、代表的な均等知覚色空間であるCIE1967(L* a* b* )空間上のL* a* b* 信号に変換する。このRGB信号からL* a* b* 信号への変換は、入力部2におけるCRTモニタの色温度、色度座標、光電変換特性に応じて次式によって変換される。
【0031】
すなわち、RGB信号は、まず、
X=0.4124×R+0.3576×G+0.1805×B
Y=0.2126×R+0.7152×G+0.0722×B
Z=0.0193×R+0.1192×G+0.9505×B
によってXYZ座標系に変換され、このXYZ座標系から次式によってL* a* b* 信号に変換される。
【0032】
すなわち、
L* =116(Y/Y0 )1/3 −16,(Y/Y0 >0.008856のとき)
a* =500[(X/X0 )1/3 −(Y/Y0 )1/3 ]
b* =200[(Y/Y0 )1/3 −(Z−Z0 )1/3 ]
である。
【0033】
ここで、X0 ,Y0 ,Z0 は、対象とする物体色と同一照明下の完全散乱面の3刺激値であり、Y0 の値は、普通Y0 =100に標準化される。L* は明度指数、a* ,b* は知覚色度と呼ばれる。なお、Y/Y0 <0.008856のときはL* =903.3(Y/Y0)である。
【0034】
この均等知覚色空間のL* a* b* 信号に変換されると、このL* a* b* 信号は、さらに、明度変換部12によって明度の圧縮変換がおこなわれる。すなわち、プリンタ3の出力用のL* a* b* 信号としてのL* ’a* ’b* ’信号に明度圧縮変換される。この明度変換部12の詳細構成および処理については後述する。
【0035】
メモリマップ補間部13は、明度変換部12が出力したL* ’a* ’b* ’信号をプリンタ3が用いるCMY表色系のカラー情報に変換する。このメモリマップ補間部13は、図2に示すように、CIE1967(L* a* b* )空間(以下、「CIELab色空間」という)を同種類の部分色空間、ここでは複数の立方体に等分割し、入力カラー情報P(L* p,a* p,b* p)を含む1つの立方体を選択し、この選択された立方体の8つの各頂点の座標値とこの各頂点の座標から点Pまでの各距離とに基づいて、線形補間をおこなう。
【0036】
その後、点Pの出力値は、それぞれCMYの各値に対応して演算される。なお、補間演算に使用されるCIELab色空間上では、実際の入出力関係、すなわちLab−CMYの入出力関係が測定され、この測定されたデータを用いて最小2乗法等により算出した(L* a* b* )値に対する(C,M,Y)値が予め設定されており、この設定された関係によって変換される。
【0037】
墨板生成部14は、メモリマップ補間部13が算出したCMY信号を次式によって、CMYK信号に変換し、プリンタ3に送出する。すなわち、
K =α×min(C,M,Y)
C’=C−β×K
M’=M−β×K
Y’=Y−β×K
によって、CMY信号は、(C’,M’,Y’,K)値をもつCMYK信号に変換されてプリンタ3に出力され、減法混色が実現される。
【0038】
つぎに、図3を参照して明度変換部12の詳細構成および動作について説明する。図3において、L* a* b* /LHC変換部21は、RGB/L* a* b* 変換部11から入力されたL* a* b* 信号を明度L、色相H、彩度Cを要素とするLHC信号に変換する。ここで、LHC色空間は、L* a* b* 色空間と同様な知覚色を表示する顕色系であるが、色相Hおよび彩度Cをも要素とするため、マンセル表色系のように、均等色空間とはならない。このL* a* b* とLHCとの変換関係は次式にしたがってなされる。
【0039】
すなわち、
明度L=L*
彩度C=(a*2+b*2)0.5
色相H=atan2(b,a)×180/π
である。ただし、a=b=0のときは、H=0であり、H<0のときは、H=360+Hである。
【0040】
その後、L* a* b* /LHC変換部21によって変換されたLHC信号の明度Lの値は、明度変換処理部23によって変換される。この明度変換は、つぎの(1)式によって明度Lを明度L’に変換する。
【0041】
すなわち、
L’=L×α+C×β+γ (1)
である。ここで、α,β,γは明度変換係数で、明度変換係数記憶部22に記憶されており、次式で与えられる。
【0042】
すなわち、
α=(Lwp−Lbp)/100
β=F(H,L)
γ=Lbp
であり、Lwpはプリンタの最高明度を示し、Lbpはプリンタの最低明度を示す。
【0043】
さらに、F(H,L)は、
L≧Lh1mのとき、
F(H,L)=(Lh1p−Lh1t)/Ch1m
L<Lh1mのとき、
F(H,L)=(Lh1t−Lh1p)/Ch1m
である。
【0044】
ここで、
Lh1p:色相H1におけるプリンタ3の最高彩度に対する明度
Lh1t:色相H1におけるモニタ2の最高彩度の目標明度
Lh1m:色相H1におけるモニタ2の最高彩度
である。
【0045】
上述した式(1)によって明度変換されたLHC信号は、LHC/L* a* b* 変換部24によって再びCIELab色空間に逆変換され、L* ’a* ’b* ’信号としてメモリマップ補間部13に出力される。
【0046】
なお、制御部C1は、上述したL* a* b* /LHC変換部21、明度変換処理部23、LHC/L* a* b* 変換部24の制御および明度変換係数記憶部22からの明度変換係数の読出処理を制御する。
【0047】
ここで、図4から図6を参照して明度変換処理部23の処理内容について説明する。図4は、LHC色空間を示し、明度軸Lより右の紙面が色相H1の平面である。したがって、明度軸Lから右に移行するにしたがって彩度Cが大きな値をとることになる。基本的に、LHC色空間では、上下に突の円錐体状の形状空間となる。
【0048】
図4に示すように色相H1でのモニタの色再現範囲MOは明度Lh1mで最高彩度Ch1mまでの値をとることができ、色相H1での明度は最低明度Lbmから最高明度Lwmまでの範囲をとり、最低明度Lbmと最高明度Lwmとでは、彩度Cの値が零となり、無彩色となる。
【0049】
同様に、色相H1でのプリンタの色再現範囲PRは明度Lh1pで最高彩度Ch1pまでの値をとることができ、色相H1での明度は最低明度Lbpから最高明度Lwpまでの範囲をとり、最低明度Lbpと最高明度Lwpとでは、彩度Cの値が零となり、無彩色となる。
【0050】
このような関係は、他の色相であっても同様な関係をもち、例えば明度軸Lから紙面左の平面に対応して色相H2での色再現範囲PR’は、明度Lh2pで最高彩度Ch2pを有する色再現範囲となり、色相ごとに最高彩度に対応する明度が異なる。そして、図4に示すように同一色相H1では、プリンタの色再現範囲がモニタの色再現範囲MOに比して小さい範囲となっている。
【0051】
図5(a)では、色相H1でのモニタの色再現範囲の明度を明度一定方向の等間隔線分で分割した様子を示している。ここで、式(1)の第3項であるγは、変換される明度Lをまずプリンタの最低明度Lbpに一律に加算して合わせ、式(1)の第1項であるL×αによってモニタの最高明度Lwmをプリンタの最高明度Lwpまで合わせて一律に圧縮する。
【0052】
すなわち、明度レンジが線形に変換される。したがって、例えば、彩度Cが0で無彩色軸(明度軸L)上の色の場合、すなわち式(1)の第2項の影響がない場合、モニタの無彩色はプリンタの無彩色に線形に明度圧縮変換される(図5(b)参照)。
【0053】
一方、式(1)の第2項であるC×βは、色相H1において、モニタの最高彩度での明度Lh1mをプリンタの最高彩度での明度Lh1pに近づけた目標明度Lh1tに変換する。すなわち、式(1)の第1項および第3項によって、モニタの色再現範囲MOの彩度限界部分(実線上)の色は、図6(a)に示す実線MO1のように明度レンジが線形に圧縮変換され、さらに式(1)の第2項によって、図6(b)に示すような実線MO2上に明度変換され、モニタの最高彩度における明度は、プリンタの最高彩度の明度に近づく。
【0054】
同様にして、式(1)の第2項によって、色相H1におけるモニタの各明度値は、その明度値での彩度Cが大きくなるにしたがって、明度値の変化量をプリンタの最高彩度の明度に近い目標明度側に順次大きく変化させるようにしている(図6(b)参照)。このような処理は、各色相ごとに、同様な明度変換が実行される。
【0055】
このようにして実施の形態1による色変換装置では、無彩色軸(明度軸)から高彩度側に向かうにしたがい、双方の画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度(飽和色)に対する明度が近づくような明度変換を実施している。
【0056】
なお、明度変換係数記憶部22は、モニタ2とプリンタ3とに対する明度変換係数α、β、γのみでなく、その他の入出力装置の組合せに対する明度変換係数を記憶し、色変換装置1に接続された入出力装置に対応した明度変換係数を用いるようにできる。
【0057】
また、上述した実施の形態1による色変換装置では、明度変換処理部23によって各等色相ごとに明度変換をするようにしているが、各等色相ごとに処理するのではなく、3次元メモリマップ補間によって直接、明度変換をおこなうようにしてもよい。
【0058】
(実施の形態2)
つぎに、図7を参照して実施の形態2による色変換装置について説明する。実施の形態2による色変換装置では、実施の形態1による色変換装置の図1に示す明度変換部12の構成が異なるのみでその他の構成は実施の形態1による色変換装置と同様であり、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0059】
図7に示す明度変換部12のL* a* b* /LHC変換部31は、RGB/L* a* b* 変換部11から入力されたL* a* b* 信号を明度L、色相H、彩度Cを要素とするLHC信号に変換する。明度変換係数記憶部32は、入力部2とプリンタ3との組合せのようなカラー画像入出力デバイスごとの組合せに対する明度変換係数α,β,γを予め記憶している。
【0060】
明度変換処理部33は、明度変換係数記憶部32に記憶された明度変換係数α,β,γを用いて式(1)を適用し、LHC色空間における明度変換処理をおこなう。彩度補正係数記憶部34は、入力情報の色相に応じた彩度補正係数αhを記憶する。
【0061】
彩度補正部35は、彩度補正係数αhを用いたつぎの(2)式によって彩度補正をおこなう。すなわち、
C’=C+αh×(L’−L) (2)
によって、彩度Cを彩度C’に補正する。
【0062】
これは、第1の実施の形態でおこなわれた明度変換後の情報に対して、明度変換される前の明度Lと明度変換された後の明度L’との差分の大きさに応じて彩度をさらに補正するものである。
【0063】
その後、式(2)によって彩度補正されたLHC信号は、LHC/L* a* b* 変換部24によって再びCIELab色空間に逆変換され、L* ’a* ’b* ’信号としてメモリマップ補間部13に出力される。
【0064】
なお、制御部C2は、上述したL* a* b* /LHC変換部31、明度変換処理部33、彩度補正部35、LHC/L* a* b* 変換部36の制御、および明度変換係数記憶部32からの明度変換係数および彩度補正係数記憶部34からの彩度補正係数の読出処理を制御する。
【0065】
なお、上述した実施の形態2による色変換装置では、明度変換処理部33によって各等色相ごとに明度変換をおこない、彩度補正部35によって彩度補正をおこなうようにしているが、明度変換および彩度補正を3次元メモリマップ補間によって直接、算出するようにしてもよい。
【0066】
(実施の形態3)
つぎに、図8および図9を参照して実施の形態による色変換装置について説明する。図8は、実施の形態3による色変換装置における明度変換部の構成を示したものである。実施の形態3は、この明度変換部12の構成が実施の形態1による色変換装置と異なるのみで他の構成は同一である。したがって、同一の構成についての説明は省略する。
【0067】
図8において、L* a* b* /LHC変換部41は、RGB/L* a* b* 変換部11から入力されたL* a* b* 信号を明度L、色相H、彩度Cを要素とするLHC信号に変換する。
【0068】
飽和色明度記憶部42には、各種画像出力デバイスごとの各色相ごとの最高彩度(飽和色)に対する明度を記憶している。もちろん、他の入力部等の各種入力画像デバイスと各種画像出力デバイスとの組合せごとに記憶していてもよい。
【0069】
明度変換係数決定部43は、各種入力画像デバイスと各種画像出力デバイスとの組合せが決定されると、飽和色明度記憶部42に記憶された飽和色明度を参照して明度変換係数α、β、γを次式によって決定する。
【0070】
すなわち、
α=(Lwp−Lbp)/100
β=F(H,L)
γ=Lbp
であり、上述したように、Lwpはプリンタの最高明度を示し、Lbpはプリンタの最低明度を示す。
【0071】
さらに、F(H,L)は、
L≧Lh1mのとき、
F(H,L)=(Lh1p−Lh1m)/Ch1m
L<Lh1mのとき、
F(H,L)=(Lh1m−Lh1p)/Ch1m
である。
【0072】
ここで、
Lh1p:色相H1におけるプリンタ3の最高彩度に対する明度
Lh1m:色相H1におけるモニタ2の最高彩度に対する明度
Ch1m:色相H1におけるモニタ2の最高彩度
である。
【0073】
明度変換処理部44は、明度変換係数決定部43によって決定された組合せに対応する明度変換係数α、β、γを取り出し、L* a* b* /LHC変換部41によって変換されたLHC信号の明度Lの値を式(1)によって明度L’に変換する。
【0074】
その後、明度変換されたLHC信号は、LHC/L* a* b* 変換部45によって再びCIELab色空間に逆変換され、L* ’a* ’b* ’信号としてメモリマップ補間部13に出力される。
【0075】
なお、制御部C3は、上述したL* a* b* /LHC変換部41,明度変換係数決定部42、明度変換処理部44、LHC/L* a* b* 変換部45の制御および飽和色明度記憶部42からの飽和色明度の読出処理を制御する。
【0076】
この結果、第3の実施の形態では、無彩色軸(明度軸)から高彩度側に向かうにしたがい、双方の画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度(飽和色)に対する明度が近づくような明度変換が実施され、特にモニタが色再現できる各色相ごとの最高彩度の色は、プリンタが色再現できる各色相ごとの飽和色(最高彩度)の明度に変換される(図9(b)参照)。
【0077】
なお、上述した実施の形態3による色変換装置では、明度変換処理部44によって各等色相ごとに明度変換をするようにしているが、各等色相ごとに処理するのではなく、3次元メモリマップ補間によって直接、明度変換をおこなうようにしてもよい。
【0078】
(実施の形態4)
つぎに、図10を参照して実施の形態4による色変換装置について説明する。図10は、実施の形態4による色変換装置における明度変換部の構成を示したものである。実施の形態4による色変換装置では、この明度変換部12の構成が実施の形態1と異なるのみで他の構成は同一である。したがって、同一の構成についてはその説明を省略する。
【0079】
図10において、L* a* b* /LHC変換部51は、RGB/L* a* b* 変換部11から入力されたL* a* b* 信号を明度L、色相H、彩度Cを要素とするLHC信号に変換する。
【0080】
色再現範囲データ記憶部52は、各種画像出力デバイスごとの各色相ごとに、各明度ごとの最高彩度、各等色相ごとの最高彩度(飽和色)に対応する明度、および目標明度設定に用いる明度補正係数βhを記憶している。もちろん、他の入力部等の各種入力画像デバイスと各種画像出力デバイスとの組合せごとに記憶していてもよい。
【0081】
明度変換係数決定部53は、各種入力画像デバイスと各種画像出力デバイスとの組合せが決定されると、色再現範囲データ記憶部52に記憶されたデータを参照してを参照して明度変換係数α、β、γを次式によって決定する。
【0082】
すなわち、
α=(Lwp−Lbp)/100
β=F(H,L)
γ=Lbp
であり、上述したように、Lwpはプリンタの最高明度を示し、Lbpはプリンタの最低明度を示す。
【0083】
さらに、F(H,L)は、
L≧Lh1mのとき、
F(H,L)=(Lh1p−Lh1t)/Ch1m
L<Lh1mのとき、
F(H,L)=(Lh1t−Lh1p)/Ch1m
である。ただし、
Lh1t=Lh1p+βH ×(Lh1m−Lh1p)×(Ch1p/Ch1m)
【0084】
ここで、
Lh1p:色相H1におけるプリンタ3の最高彩度に対する明度
Lh1m:色相H1におけるモニタ2の最高彩度に対する明度
Lh1t:色相H1におけるモニタ2の最高彩度の目標明度
Ch1m:色相H1におけるモニタ2の最高彩度
Ch1p:色相H1におけるプリンタ3の最高彩度
βH :色相H1における明度補正係数
である。
【0085】
明度変換処理部54は、明度変換係数決定部53によって決定された組合せに対応する明度変換係数α、β、γを取り出し、L* a* b* /LHC変換部51によって変換されたLHC信号の明度Lの値を式(1)によって明度L’に変換する。
【0086】
その後、明度変換されたLHC信号は、LHC/L* a* b* 変換部55によって再びCIELab色空間に逆変換され、L* ’a* ’b* ’信号としてメモリマップ補間部13に出力される。
【0087】
なお、制御部C4は、上述したL* a* b* /LHC変換部51,明度変換係数決定部52、明度変換処理部54、LHC/L* a* b* 変換部55の制御および色再現範囲データ記憶部52の色再現範囲データの読出処理を制御する。
【0088】
この結果、実施の形態4による色変換装置では、無彩色軸(明度軸)から高彩度側に向かうにしたがい、双方の画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度(飽和色)に対する明度が近づくような明度変換が実施される。
【0089】
なお、上述した実施の形態4による色変換装置では、明度変換処理部54によって各等色相ごとに明度変換をするようにしているが、各等色相ごとに処理するのではなく、3次元メモリマップ補間によって直接、明度変換をおこなうようにしてもよい。
【0090】
(実施の形態5)
つぎに、図11を参照して実施の形態5について説明する。図11は、実施の形態4による色変換装置における明度変換部の構成を示したものである。実施の形態による色変換装置では、この明度変換部12の構成が実施の形態1による色変換装置と異なるのみで他の構成は同一である。したがって、同一の構成についてはその説明を省略する。
【0091】
図11において、L* a* b* /LHC変換部61は、RGB/L* a* b* 変換部11から入力されたL* a* b* 信号を明度L、色相H、彩度Cを要素とするLHC信号に変換する。
【0092】
明度変換係数記憶部62は、各種画像入出力デバイスの組合せとグラフィックモードや自然画像モード等の色変換モードと明度Lと色相Hと彩度Cとの情報に応じた明度変換係数を記憶している。
【0093】
明度変換係数補正部63は、各色相ごとの明度変換係数をもとに、操作者の設定に応じて明度変換係数を補正する。この補正は、次式によって決定する。
【0094】
すなわち、
α=(Lwp−Lbp)/100
β=F(H,L)
γ=Lbp
であり、上述したように、Lwpはプリンタの最高明度を示し、Lbpはプリンタの最低明度を示す。
【0095】
さらに、F(H,L)は、
L≧Lh1mのとき、
F(H,L)=(Lh1p−Lh1t−ΔLh1f)/Ch1m
L<Lh1mのとき、
F(H,L)=(Lh1t+ΔLh1h−Lh1p)/Ch1m
である。
【0096】
ここで、色変換モードがグラフィックモードの場合は、
Lh1t=Lh1m
とし、一方、色変換モードが自然画像モードの場合は、
Lh1t=Lh1p+γH ×(Lh1m−Lh1p)
とする。
【0097】
ここで、
Lh1p:色相H1におけるプリンタ3の最高彩度に対する明度
Lh1m:色相H1におけるモニタ2の最高彩度に対する明度
Lh1t:色相H1におけるモニタ2の最高彩度の目標明度
Ch1m:色相H1におけるモニタ2の最高彩度
ΔLh1f:色相H1における明度補正値
γH :色相H1における自然画像モード用明度補正係数
である。なお、色相H1における明度補正値ΔLh1fを含む各色相ごとの明度補正値は操作者によって設定される。
【0098】
明度変換処理部64は、明度変換係数補正部63によって補正された明度変換係数α、β、γをもとに、L* a* b* /LHC変換部61によって変換されたLHC信号の明度Lの値を式(1)によって明度L’に変換する。
【0099】
その後、明度変換されたLHC信号は、LHC/L* a* b* 変換部65によって再びCIELab色空間に逆変換され、L* ’a* ’b* ’信号としてメモリマップ補間部13に出力される。
【0100】
なお、制御部C5は、上述したL* a* b* /LHC変換部61、明度変換係数補正部63、明度変換処理部64、LHC/L* a* b* 変換部65の制御および明度変換係数記憶部62のデータの読出処理を制御する。
【0101】
この結果、実施の形態5による色変換装置では、無彩色軸(明度軸)から高彩度側に向かうにしたがい、双方の画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度(飽和色)に対する明度が近づくような明度変換が色変換モード等によって適切かつ柔軟に実施される。
【0102】
なお、上述した実施の形態5による色変換装置では、明度変換処理部64によって各等色相ごとに明度変換をするようにしているが、各等色相ごとに処理するのではなく、3次元メモリマップ補間によって直接、明度変換をおこなうようにしてもよい。
【0103】
(実施の形態6)
つぎに、図12を参照して実施の形態6による色変換装置について説明する。図12は、実施の形態6による色変換装置における明度変換部の構成を示したものである。実施の形態6による色変換装置では、この明度変換部12の構成が実施の形態1による色変換装置と異なるのみで他の構成は同一である。したがって、同一の構成については、その説明を省略する。
【0104】
図12において、L* a* b* /LHC変換部71は、RGB/L* a* b* 変換部11から入力されたL* a* b* 信号を明度L、色相H、彩度Cを要素とするLHC信号に変換する。
【0105】
色票パッチデータ記憶部72は、任意の色相面において、カラーマッチングの目標となるカラー画像出力デバイス、ここではモニタ2が再現できる明度方向と彩度方向に2次元配列された色票パッチデータを記憶する。
【0106】
明度変換係数記憶部73は、各種画像入出力デバイスの組合せと明度Lと色相Hと彩度Cとの情報に応じた明度変換係数を各組合せに対して2種以上記憶している。
【0107】
明度変換係数選択部74は、複数の色票パッチデータのプリンタ3からの出力結果をもとに、2種以上の明度変換係数の中から操作者が選択した1つの色票パッチデータに対応した明度変換係数α、β、γを設定する。
【0108】
明度変換処理部75は、この選択された明度変換係数α、β、γをもとに、L* a* b* /LHC変換部71によって変換されたLHC信号の明度Lの値を式(1)によって明度L’に変換する。
【0109】
その後、明度変換されたLHC信号は、LHC/L* a* b* 変換部76によって再びCIELab色空間に逆変換され、L* ’a* ’b* ’信号としてメモリマップ補間部13に出力される。
【0110】
なお、制御部C6は、上述したL* a* b* /LHC変換部71,明度変換係数選択部74、明度変換処理部75、LHC/L* a* b* 変換部76の制御および色票パッチデータ記憶部72と明度変換係数記憶部73のデータの読出処理を制御する。
【0111】
ここで、明度変換係数の選択に至るまでの処理について説明すると、まず、図13は、色票パッチデータ記憶部72に記憶される色票パッチデータの一例を示す図である。図13に示すように、選択されたモニタが再現できる基本6色相、すなわち、R,G,B,C,M,Yの明度方向と彩度方向に2次元配列されたものであり、この場合、基本6色相分の6枚がある。これらの色票パッチデータは、モニタによっても表示出力される。
【0112】
一方、これらの色票パッチデータは、明度変換係数記憶部73に記憶された複数の明度変換係数によってそれぞれ明度変換され、この明度変換された色票パッチデータはプリンタ3から出力される。すなわち、モニタ画面上に表示された色票パッチデータが明度変換されてハードコピーされる。
【0113】
このため、2種の明度変換係数によって明度変換された場合には、モニタに表示される色票パッチデータに対して、2枚の色票パッチデータがハードコピーされることになる。このハードコピーがおこなわれる場合、プリントアウトされた色票パッチデータにはそれぞれ、明度変換係数に対応した番号も同時に出力される。
【0114】
操作者は、モニタに表示された色票パッチデータとプリントアウトされた複数の色票パッチデータとを見比べ、最適な色再現、すなわち最適な階調表現がされているハードコピーの色票パッチデータを選び、この選んだハードコピー上に付された番号等を明度変換係数選択部74に入力し、明度変換係数選択部74は、入力された番号に対応する明度変換係数を明度変換処理部75に通知してこの明度変換係数を用いた明度変換処理を実行させる。
【0115】
この実施の形態5による色変換装置では、モニタ上に表示された色票パッチデータと、この色票パッチデータに複数の明度変換係数を適用して明度変換されたハードコピーの複数の色票パッチデータとを見比べて、適切な階調表現がされる明度変換係数を選択することができ、実際にプリンタ3から出力すべきカラー画像情報の色変換に対して適切な明度変換係数を柔軟かつ簡単に選択し適用することができる。
【0116】
(実施の形態7)
つぎに、図14を参照して実施の形態7による色変換装置について説明する。図14は、実施の形態7による色変換装置における明度変換部の構成を示したものである。実施の形態7による色変換装置では、この明度変換部12の構成が実施の形態1による色変換装置と異なるのみで他の構成は同一である。したがって、同一の構成については、その説明を省略する。
【0117】
図14において、L* a* b* /LHC変換部81は、RGB/L* a* b* 変換部11から入力されたL* a* b* 信号を明度L、色相H、彩度Cを要素とするLHC信号に変換する。
【0118】
色票パッチデータ記憶部82は、代表色相面、例えば基本6色相に対して、カラーマッチングの目標となるカラー画像出力デバイス、ここではモニタ2が再現できる各明度ごとの最高彩度色を明度方向に配列した色票パッチデータを記憶する。
【0119】
明度変換係数記憶部83は、各種画像入出力デバイスの組合せと明度Lと色相Hと彩度Cとの情報に応じた明度変換係数を記憶している。
【0120】
明度変換係数補正部84は、明度変換係数記憶部83に記憶された各色相ごとの明度変換係数をもとに、操作者が指定した色票パッチデータの対応づけに応じて明度変換係数を補正する。
【0121】
明度変換処理部85は、この補正された明度変換係数α、β、γをもとに、L* a* b* /LHC変換部81によって変換されたLHC信号の明度Lの値を式(1)によって明度L’に変換する。
【0122】
その後、明度変換されたLHC信号は、LHC/L* a* b* 変換部86によって再びCIELab色空間に逆変換され、L* ’a* ’b* ’信号としてメモリマップ補間部13に出力される。
【0123】
なお、制御部C7は、上述したL* a* b* /LHC変換部81,明度変換係数補正部84、明度変換処理部85、LHC/L* a* b* 変換部86の制御および色票パッチデータ記憶部82と明度変換係数記憶部83のデータの読出処理を制御する。
【0124】
ここで、明度変換係数の補正に至るまでの処理について説明すると、まず、図15は、色票パッチデータ記憶部72に記憶される色票パッチデータの一例を示す図であり、この色票パッチデータは、図15(a)に示すように、モニタ画面上に表示される。この色票パッチデータは、モニタが再現できる基本6色相、すなわち、R,G,B,C,M,Yの最高彩度を明度方向に配列したものである。
【0125】
図15(b)は、この色票パッチデータに対して、明度変換係数記憶部83に記憶されたデフォルトの明度変換係数によって明度変換処理が施されたハードコピーであり、プリンタ3から出力される。操作者は、モニタが表示している色票パッチデータと、デフォルトの明度変換係数によって処理されたハードコピーの色票パッチデータとを見比べて、各色相ごとに、例えば、モニタの最高彩度の色票パッチに対応したハードコピーの1つの色票パッチを選択し、その1つの色票パッチの配列上の色票番号を色相ごとに明度変換係数補正部84に設定する。
【0126】
この設定された色相ごとの色票番号に対応する明度が例えば、色相H1に対する目標明度Lh1opとなる。なお、目標明度Lh1opを設定せず、デフォルトの明度変換係数としてもよく、複数の色相のうちの一部分の色相に対する設定であってもよい。
【0127】
この目標明度Lh1opが設定されると、明度変換係数補正部84は、各色相ごとの明度変換係数をもとに、操作者の設定に応じて明度変換係数を補正する。この補正は、次式によっておこなわれる。
【0128】
すなわち、
α=(Lwp−Lbp)/100
β=F(H,L)
γ=Lbp
であり、上述したように、Lwpはプリンタの最高明度を示し、Lbpはプリンタの最低明度を示す。
【0129】
さらに、F(H,L)は、
L≧Lh1mのとき、
F(H,L)=(Lh1p−Lh1op)/Ch1m
L<Lh1mのとき、
F(H,L)=(Lh1op−Lh1p)/Ch1m
である。
【0130】
ここで、
Lh1p:色相H1におけるプリンタ3の最高彩度に対する明度
Lh1m:色相H1におけるモニタ2の最高彩度に対する明度
Lh1op:色相H1におけるモニタ2の最高彩度の目標明度(操作者設定)
Ch1m:色相H1におけるモニタ2の最高彩度
である。
【0131】
その後、明度変換処理部86は、明度変換係数補正部83によって補正された明度変換係数α、β、γをもとに、L* a* b* /LHC変換部81によって変換されたLHC信号の明度Lの値を式(1)によって明度L’に変換する。
【0132】
この実施の形態7による色変換装置では、モニタ上に表示された色票パッチデータと、この色票パッチデータにデフォルトの明度変換係数を適用して明度変換されたハードコピーの色票パッチデータとを見比べて、色相ごとにハードコピー上の1つの色票パッチを目標明度として設定して明度変換係数を補正するようにしているので、操作者の要求を応じた色再現範囲の好ましい対応付けをもつ色変換をおこなうことができる。
【0133】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、明度変換をおこなう場合、無彩色軸から高彩度側に向かうにしたがって、第1および第2のカラー画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度に対応する明度を少なくとも近似させるようにして、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっていても、色再現範囲外の色再現についてはカラー画像出力デバイスの色再現能力を十分に生かし、かつ色再現範囲内についても感覚的に近い色再現を得ることが可能な色変換装置が得られるという効果を有する。
【0134】
また、請求項2の発明によれば、第1および第2のカラー画像出力デバイス間の明度再現範囲を一致させるように圧縮しているので、極端な明度差が生じない自然な色再現を得ることが可能な色変換装置を得ることが可能な色変換装置が得られるという効果を有する。
【0135】
また、請求項3の発明によれば、明度変換の変換量に対応させて彩度を変化させるようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性、特にダイナミックレンジが大きく異なっていても、色再現範囲外の色再現についてはカラー画像出力デバイスの色再現能力を十分に生かし、かつ、色再現範囲内においても感覚的に近い色再現を得ることが可能な色変換装置が得られるという効果を有する。
【0136】
また、請求項4の発明によれば、第1および第2のカラー画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度に対応する明度を一致させるようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっても、色再現範囲外の色再現についてはカラー画像出力デバイスの色再現能力を最大限に生かした階調性に優れた色再現ができ、かつ色再現範囲内においても感覚的に近い色再現を得ることが可能な色変換装置が得られるという効果を有する。
【0137】
また、請求項5の発明によれば、第1のカラー画像出力デバイスの最高彩度に対応する明度の変換量と、無彩色軸から高彩度側に向かうにしたがって明度を変化させる明度の変換量とを、第1および第2の画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度、前記最高彩度に対応する明度、および色再現範囲の大きさの差の関数として各等色相ごとに変化させて明度変換をおこなうようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっていても、カラー画像出力デバイスの任意の組合せに応じた色再現範囲の好ましい対応付けを含む色変換をすることが可能な色変換装置が得られるという効果を有する。
【0138】
また、請求項6の発明によれば、補正手段が、第1のカラー画像出力デバイスの最高彩度に対応する明度の変換量と、無彩色軸から高彩度側に向かうにしたがって変化させる明度の変換量とを、色変換モードまたは操作者による設定指示によって各等色相ごとに補正するようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっても、出力画像の性質や操作者の要求に応じた色再現範囲の好ましい対応付けを含む色変換をすることが可能な色変換装置が得られるという効果を有する。
【0139】
また、請求項7の発明によれば、制御手段が、顕色系の任意の色相面においてカラーマッチングの目標となる第1のカラー画像出力デバイスが再現できる明度方向と彩度方向に2次元配列した色票パッチデータを第1のカラー画像出力デバイスで出力するとともに、前記色票パッチデータに対して少なくとも複数の色変換処理が施された複数の色票パッチデータを第2のカラー画像出力デバイスから出力させ、選択手段が、前記第1のカラー画像出力デバイスで出力された第1の色票パッチデータと前記第2のカラー画像出力デバイスで出力された複数の第2の色票パッチデータとをもとに、前記複数の第2の色票パッチデータのうちの1つの第2の色票パッチデータを選択し、設定手段が、前記選択手段によって選択された1つの第2の色票パッチデータに対応する明度変換量を設定するようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっても、負荷のかからず簡単に、操作者の詳細な要求に応じた色再現範囲の好ましい対応付けを含む色変換することが可能な色変換装置が得られるという効果を有する。
【0140】
また、請求項8の発明によれば、制御手段が、顕色系における代表色相面においてカラーマッチングの目標となる第1のカラー画像出力デバイスが再現できる各明度ごとの最高彩度色を明度方向に配列した色票パッチデータを第1のカラー画像出力デバイスで出力するとともに、前記色票パッチデータに対してデフォルトの色変換処理が施された色票パッチデータを第2のカラー画像出力デバイスから出力させ、指示手段が、前記第1のカラー画像出力デバイスで出力された第1の色票パッチデータと前記第2のカラー画像出力デバイスで出力された第2の色票パッチデータとをもとに、前記第2の色票パッチデータを構成する各色相ごとに最大彩度の明度位置関係を対応付ける1つの色票パッチ要素を各色相ごとに指示し、設定手段が、前記指示手段によって指示された1つの色票パッチ要素に対応する明度変換量を設定するようにしているので、カラー画像出力デバイス間の色再現特性が異なっても、特に色彩の知識を持たなくても、操作者の詳細な要求に応じた色再現範囲の好ましい対応付けを含む色変換することが可能な色変換装置が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による色変換装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1による色変換装置のメモリマップ補間部によるCIEL* a* b* 色空間とCMY色空間との補間演算関係を示す説明図である。
【図3】実施の形態1による色変換装置における明度変換部の構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態1による色変換装置のLHC色空間におけるモニタとプリンタの色再現範囲を示す説明図である。
【図5】実施の形態1による色変換装置のLHC色空間における明度圧縮処理の説明図である。
【図6】実施の形態1による色変換装置のLHC色空間におけるモニタとプリンタの双方の最高彩度の明度を近づけた明度変換処理の説明図である。
【図7】この発明の実施の形態2による色変換装置における明度変換部の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態3による色変換装置における明度変換部の構成を示すブロック図である。
【図9】実施の形態3による色変換装置のLHC色空間におけるモニタとプリンタの双方の最高彩度の明度を一致させる明度変換処理の説明図である。
【図10】この発明の実施の形態4による色変換装置における明度変換部の構成を示すブロック図である。
【図11】この発明の実施の形態5による色変換装置における明度変換部の構成を示すブロック図である。
【図12】この発明の実施の形態6による色変換装置における明度変換部の構成を示すブロック図である。
【図13】実施の形態6による色変換装置において用いる色パッチデータの一例を示す説明図である。
【図14】この発明の実施の形態7による色変換装置における明度変換部の構成を示すブロック図である。
【図15】実施の形態7による色変換装置において用いる色パッチデータの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 色変換装置
2 入力部(モニタ)
3 プリンタ
11 RGB/L* a* b* 変換部
12 明度変換部
13 メモリマップ補間部
14 墨板生成部
21,31,41,51,61,71,81 L* a* b* /LHC変換部
22,32,62,73,83 明度変換係数記憶部
23,33,44,54,64,75,85 明度変換処理部23
24,36,45,55,65,76,86 LHC/L* a* b* 変換部
34 彩度補正係数記憶部
35 彩度補正部
42 飽和色明度記憶部
43,53 明度変換係数決定部
52 色再現範囲データ記憶部
63,84 明度変換係数補正部
72,82 色票パッチデータ記憶部
74 明度変換係数選択部
C1〜C7 制御部
Claims (1)
- 第1のカラー画像出力デバイスにおけるカラー画像信号を、前記第1のカラー画像出力デバイスと色再現範囲が異なる第2のカラー画像出力デバイスに対するカラー画像信号に変換して出力する色変換装置において、
前記第1のカラー画像出力デバイスの色再現範囲及び、前記第2のカラー画像出力デバイスの色再現範囲に基づき定まる変換係数を記憶する変換係数記憶手段と、
第1のカラー画像出力デバイスにおけるカラー画像信号を、明度L、色相H、彩度C、からなるLHC信号に変換するLHC変換手段と、
前記LHC変換手段によって変換されたLHC信号の明度Lについて、前記変換係数により、第2のカラー画像出力デバイスで出力可能な明度Lの範囲になるよう線形変換し、かつ、無彩色軸から高彩度側に向かうにしたがって、前記第1および第2のカラー画像出力デバイスの各等色相ごとの最高彩度に対応する明度が近づくよう明度変換を行い明度L’を得る明度変換手段と、
前記LHC変換手段によって変換されたLHC信号の彩度Cについて、前記明度変換手段によって得た明度L’と、変換前の明度Lとの差分の大きさに応じた補正をし、彩度C’を得る彩度補正手段と、
前記LHC変換手段によって得た色相Hと、前記明度変換手段、及び、前記彩度補正手段によって変換した明度L’、彩度C’と、からなるL’HC’信号を第2のカラー画像出力デバイスに対するカラー画像信号に変換する色変換手段と、
を備えたことを特徴とする色変換装置。
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