JPH06305468A - 可倒式フットレストの防振装置 - Google Patents

可倒式フットレストの防振装置

Info

Publication number
JPH06305468A
JPH06305468A JP5099715A JP9971593A JPH06305468A JP H06305468 A JPH06305468 A JP H06305468A JP 5099715 A JP5099715 A JP 5099715A JP 9971593 A JP9971593 A JP 9971593A JP H06305468 A JPH06305468 A JP H06305468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw shaft
footrest
hollow pipe
elastic body
balance weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5099715A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Arase
国男 荒瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP5099715A priority Critical patent/JPH06305468A/ja
Publication of JPH06305468A publication Critical patent/JPH06305468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付簡単で軽量であるとともに接地等による
外力を受けた場合の即応性に優れ、しかもエンジンの低
回転域においても十分な防振効果を得ることができる可
倒式フットレストの防振装置を提供すること。 【構成】 中空パイプ3と、ねじ軸4と、バランスウェ
イト6と、第1の弾性体8と、第2の弾性体10と、ナ
ット部12とからなる可倒式フットレストの防振装置1
であって、バランスウェイト6には、フットレスト使用
時に下方に突出する突出部6bを一体形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可倒式フットレストの
防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車を傾けることをバンクとい
う。そして、車体側部から側方へ一番突出している部分
が、路面と接地するときの車体の傾斜角度をバンク角と
いう。ところで、バンクして接地すると、本来タイヤに
掛かるべき力が、当該一番突出している部分に掛かって
しまい、たとえその接地時間が短かったにしても好まし
いものではない。このため、当該一番突出している部分
である例えばフットレストには、バンクセンサーが付さ
れる場合がある。
【0003】バンクセンサーとは、バンクしてフットレ
ストが路面をこすっても、前記タイヤに掛かるべき力が
フットレストに掛からないようにするためのものであ
る。また、バンクして接地した場合の他の対応策とし
て、可倒式フットレストが採用されている。可倒式フッ
トレストは、フットレストが接地等して外力を受けた場
合に、その外力によってフットレストが水平位置から斜
め上後方に回動するように車体に枢着したものである。
【0004】図4が示すものは、先端部にバンクセンサ
ーを取り付けた可倒式フットレストaの一例を示すもの
である。可倒式フットレストaにあっては、雄ネジ部b
が形成されたバンクセンサーcを、その雄ネジ部bをフ
ットレスト本体dに設けたセンサ取付座eにナットfを
介して螺合することで、フットレストaに取り付けると
いうものである。
【0005】一方、自動二輪車にあってはエンジンの振
動が極めて大きく、一般に、フットレストには当該振動
が伝わり易い。フットレストに振動軽減対策を講じない
ことには、フットレストに載せられる足を介してライダ
ーに振動が伝わってしまう。このため、従来のフットレ
ストには、図5に示すような振動軽減対策の施されたフ
ットレストgが提案されていた。フットレストgにあっ
ては、そのパイプh中にパイプ容積の半分近くあるいは
それ以上の容積を有する可動重りiが入れられており、
バンクに合わせて可動重りiがパイプh中を移動する
と、いわゆる動的吸振作用によってフットレストgの振
動を軽減するというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示したバンクセンサー付き可倒式フットレストaにあっ
ては、バンクセンサーcのフットレスト本体dへの取り
付けに当たり、バンクセンサーcに形成された雄ネジ部
b、センサ取付座eおよびナットfからなる複数の螺合
部材を介さなければならないため、組み付けに手間がか
かった。そして、図5に示した可倒式フットレストgに
あっては、可動重りiがパイプ容積の半分以上の容積を
有する大きな重りであるため、フットレストgの重量が
大きくなってフットレストgが外力を受けたときにすぐ
に倒れにくい場合が考えられる。また、図示しないエン
ジンの低回転域においては、十分な防振効果を得られな
いという問題もあった。本発明の解決しようとする課題
は、組付簡単で軽量であるとともに接地等による外力を
受けた場合の即応性に優れ、しかもエンジンの低回転域
においても十分な防振効果を得ることができる可倒式フ
ットレストの防振装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、本発明可倒式フットレストの防振装置は、周
囲がゴム製のフットレストカバーで覆われるとともに一
端部がフレームに枢着されて回動可能にされた中空パイ
プと、この中空パイプにその他端から挿入されるねじ軸
と、このねじ軸と一体で前記ねじ軸が前記中空パイプに
挿入されると前記中空パイプの外部に位置するバランス
ウェイトと、前記ねじ軸の基端部にスリーブを介して嵌
合されるとともに前記ねじ軸が前記中空パイプに挿入さ
れると前記中空パイプの他端部でかたく嵌合される第1
弾性体と、この第1の弾性体が位置する側と反対側の前
記ねじ軸の自由端部に位置するとともに前記スリーブの
先端によって前記ねじ軸の基端部側への進行を阻止され
前記中空パイプの内径よりも小径の第2の弾性体と、こ
の第2の弾性体の前記ねじ軸の自由端側端に固着されか
つ前記ねじ軸の自由端部と螺合するナット部とからな
る。そして、前記バランスウェイトには、フットレスト
使用時に下方に突出する突出部を一体に形成した。
【0008】
【作用】したがって、本発明によれば、バランスウェイ
トはフットレストの外部に位置するとともに、フットレ
ストにはフットレスト使用時に下方に突出する突出部を
一体に形成したので、自動二輪車のうち車体側部から側
方へ一番突出している部分をフットレストとすれば、上
記突出部が、バンク時に一番最初に接地するようにな
る。したがって、本発明によれば、バランスウェイトが
バンクセンサを兼用するようになる。
【0009】また、第1の弾性体とスリーブとを介し
て、ねじ軸と一体のバランスウェイトは、これに回転力
を加えると中空パイプに対して自在に回転する。一方、
ねじ軸の自由端部に位置されスリーブの先端によってね
じ軸の基端部側への進行を阻止されている第2の弾性体
は、前記先端と第2の弾性体の前記ねじ軸の自由端側端
に固着されかつ前記ねじ軸の自由端部と螺合するナット
部とによって挟持される。したがって、バランスウェイ
トを回転させこの回転に伴ってねじ軸が回転すると、第
2の弾性体に固着されかつ前記ねじ軸の自由端部と螺合
するナット部は、バランスウェイトの回転に応じてねじ
軸を往復動する。このときナット部がバランスウェイト
側に移動すると第2の弾性体はスリーブの先端によって
ねじ軸の基端部側への進行を阻止されているので、第2
の弾性体はねじ軸の軸芯方向において圧縮されて前記軸
芯方向に対して垂直方向に膨張する。したがって、エン
ジンから伝わるフットレストの振動は、バランスウェイ
トの慣性力と第2の弾性体のばね定数とによって防振さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係る可倒式
フットレストの防振装置1を図示した実施例に従って詳
細に説明する。図1は本発明に係る可倒式フットレスト
の防振装置を採用した自動二輪車の全体平面図、図2は
可倒式フットレストの防振装置の拡大正面図、図3は図
2の矢印A方向からみた図である。
【0011】可倒式フットレストの防振装置1は、自動
二輪車2のうち車体側部から側方へ一番突出している部
分であって、中空パイプ3と、ねじ軸4と、バランスウ
ェイト6と、第1の弾性体8と、第2の弾性体10と、
ナット部12とからなる。中空パイプ3は、周囲がゴム
製のフットレストカバー14で覆われてフットレスト本
体1aを形成するとともに、一端部3aが自動二輪車2
の車体フレーム16に枢着されて回動可能にされてい
る。
【0012】ねじ軸4は、中空パイプ3にその他端3b
から挿入されるものである。バランスウェイト6は、図
3で示すように側面視キャップ状をしており、中実で円
柱形状をした本体6aとその周面に本体6aと一体形成
された突出部としてのつば部6bとからなる。また、本
体6aにはその中央に貫通孔7が形成されている。この
貫通孔7にねじ軸4が挿通され、後で詳述するナット部
12とねじ軸4とが螺合することで、バランスウェイト
6がねじ軸4と一体化する。このときに、つば部6bが
フットレスト使用時に下方に突出するようにその位置決
めがなされる。また、バランスウェイト6は、ねじ軸4
が中空パイプ3に挿入されると中空パイプ3の外部に位
置する。
【0013】第1の弾性体8は、その挿通孔8aに挿通
されるねじ軸4のバランスウェイト6側にある基端部4
aにスリーブ18を介して嵌合されるとともにねじ軸4
が中空パイプ3に挿入されると中空パイプ3の他端部3
bでかたく嵌合されるものである。
【0014】第2の弾性体10は、第1の弾性体8が位
置する側と反対側のねじ軸4の自由端部4bに位置する
とともに、スリーブ18の先端18aによってねじ軸4
の基端部4a側への進行を阻止されている。また、第2
の弾性体10は、中空パイプ3の内径よりも小径となっ
ている。ナット部12は、第2の弾性体10のねじ軸4
の自由端側端10aに固着されかつねじ軸4の自由端部
4bと螺合する。
【0015】しかして、このような自動二輪車のうち車
体側部から側方へ一番突出している可倒式フットレスト
の防振装置1によれば、バランスウェイト6はフットレ
スト本体1aの外部に位置するとともに、フットレスト
本体1aにはフットレスト使用時に下方に突出する突出
部6bを一体に形成したので、突出部6bが、自動二輪
車15のバンク時に一番最初に接地するようになる。し
たがって、本発明によれば、バランスウェイト6がバン
クセンサを兼用するようになる。したがって、可倒式フ
ットレストの防振装置1を用意さえすれば、同時にバン
クセンサも用意できることになるため、可倒式フットレ
ストの防振装置とバンクセンサとを別個取り付ける場合
に比べて組み付けを簡単にすることができる。
【0016】また、第1の弾性体8とスリーブ18とを
介して、ねじ軸4と一体のバランスウェイト6は、これ
に回転力を加えると中空パイプ3に対して自在に回転す
る。一方、ねじ軸4の自由端部4bに位置されスリーブ
18の先端18aによってねじ軸4の基端部4a側への
進行を阻止されている第2の弾性体10は、スリーブ1
8の先端18aと第2の弾性体10のねじ軸4の自由端
側端10aに固着されかつねじ軸4の自由端部4bと螺
合するナット部12とによって挟持される。したがっ
て、バランスウェイト6を回転させこの回転に伴ってね
じ軸4が回転すると、第2の弾性体10に固着されかつ
ねじ軸4の自由端部4bと螺合するナット部12は、バ
ランスウェイト6の回転に応じてねじ軸4を往復動す
る。このときナット部12がバランスウェイト6側に移
動すると第2の弾性体10はスリーブ18の先端18a
によってねじ軸4の基端部4a側への進行を阻止されて
いるので、第2の弾性体10はねじ軸4の軸芯方向にお
いて圧縮されて前記軸芯方向に対して垂直方向に膨張す
る。したがって、図示しないエンジンから伝わるフット
レストの振動は、バランスウェイト6の慣性力と第2の
弾性体10のばね定数とによって防振される。このた
め、バランスウェイト6だけで同じ防振効果を得る場合
と比べて、バランスウェイト6の重量を小さくすること
ができる。したがって、装置全体を軽量化することがで
きる。また、軽量出あるが故に、接地等による外力をフ
ットレストが受けた場合の即応性に優れ、当該外力によ
ってフットレストがすぐに倒れるので、本来タイヤに掛
かるべき力がフットレストに掛かってしまうことがな
い。さらに、軽量であるのでエンジンの低回転域におい
ても十分な防振効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、組付簡単で軽量である
とともに接地等による外力を受けた場合の即応性に優
れ、しかもエンジンの低回転域においても十分な防振効
果を得ることができるすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可倒式フットレストの防振装置を
採用した自動二輪車の全体平面である。
【図2】可倒式フットレストの防振装置の拡大正面図で
ある。
【図3】図2の矢印A方向からみた図である。
【図4】第1の従来技術を示す図である。
【図5】第2の従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1 可倒式フットレストの防振装置 3 中空パイプ 4 ねじ軸 6 バランスウェイト 6b 突出部 8 第1の弾性体 10 第2の弾性体 12 ナット部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲がゴム製のフットレストカバーで覆
    われるとともに一端部がフレームに枢着されて回動可能
    にされた中空パイプと、この中空パイプにその他端から
    挿入されるねじ軸と、このねじ軸と一体で前記ねじ軸が
    前記中空パイプに挿入されると前記中空パイプの外部に
    位置するバランスウェイトと、前記ねじ軸の基端部にス
    リーブを介して嵌合されるとともに前記ねじ軸が前記中
    空パイプに挿入されると前記中空パイプの他端部でかた
    く嵌合される第1の弾性体と、この第1の弾性体が位置
    する側と反対側の前記ねじ軸の自由端部に位置するとと
    もに前記スリーブの先端によって前記ねじ軸の基端部側
    への進行を阻止される前記中空パイプの内径よりも小径
    の第2の弾性体と、この第2の弾性体の前記ねじ軸の自
    由端側端に固着されかつ前記ねじ軸の自由端部と螺合す
    るナット部とからなる可倒式フットレストの防振装置で
    あって、前記バランスウェイトには、フットレスト使用
    時に下方に突出する突出部を一体形成した可倒式フット
    レストの防振装置。
JP5099715A 1993-04-26 1993-04-26 可倒式フットレストの防振装置 Pending JPH06305468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5099715A JPH06305468A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 可倒式フットレストの防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5099715A JPH06305468A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 可倒式フットレストの防振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06305468A true JPH06305468A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14254775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5099715A Pending JPH06305468A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 可倒式フットレストの防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06305468A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224769A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の運転者用ステップ構造
CN102390468A (zh) * 2011-10-20 2012-03-28 江门市大长江集团有限公司 机动车踏板的减震结构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224769A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の運転者用ステップ構造
JP4574381B2 (ja) * 2005-02-16 2010-11-04 本田技研工業株式会社 自動二輪車の運転者用ステップ構造
CN102390468A (zh) * 2011-10-20 2012-03-28 江门市大长江集团有限公司 机动车踏板的减震结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0222677U (ja)
KR950700189A (ko) 자전거 현가장치(bike suspension)
JPH06305468A (ja) 可倒式フットレストの防振装置
US5582395A (en) Buffer assembly for front forks
JP3213008U (ja) ダンパー装置及び該ダンパー装置を備えた自転車の車体フレーム
US5725225A (en) Shock-absorbing assembly of bicycle
JPH10297504A (ja) 緩衝スペーサー
JP3923619B2 (ja) 模型飛行機用エンジン
JPH07186973A (ja) ステアリングコラムにおけるステアリングシャフトの支持装置
JP3064767B2 (ja) シフトレバーの支持装置
JPS6056612A (ja) 懸架装置
JP2007237900A (ja) ステアリングシステム
JP4509441B2 (ja) ハンドル防振装置
JPS632582Y2 (ja)
KR200222164Y1 (ko) 킥보드의 완충장치
CN211107838U (zh) 自行车把手避震结构
JPS6236712Y2 (ja)
JPH0729296Y2 (ja) ボールジョイント
KR101705309B1 (ko) 진동흡수용 복원 방진구
JPS6112434Y2 (ja)
JPH0428004Y2 (ja)
JPS6329853Y2 (ja)
JP3348629B2 (ja) アッパーインシュレータ
KR100401872B1 (ko) 차량용 현가장치의 볼 조인트
JPH0324919Y2 (ja)