JP2006224769A - 自動二輪車の運転者用ステップ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステップを大型化することなく、防振構造を提供することができると共に、バンクセンサを兼ね備えた自動二輪車の運転者用ステップ構造を提供する。
【解決手段】 自動二輪車の運転者ステップ構造30は、ステップ35に伝わる振動を低減するダイナミックダンパー36と、自動二輪車が所定の傾斜角以上で旋回する際に路面と接触し、該接触を運転者に感知させるバンクセンサ37と、を備え、ダイナミックダンパー36とバンクセンサ37とは、ステップ35の先端、且つ、下方に一体に取り付けられる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動二輪車の運転者用ステップ構造に関する。
従来、自動二輪車の運転者の足を載せるためのステップには、様々な考案がなされている。例えば、自動二輪車のステップに車体振動が伝わって運転者が不快感を覚えることを軽減するため、錘をステップの内部に弾性部材を介して保持することでダイナミックダンパーを構成し、車体振動の低減を図った防振構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、運転者が車体を所定の傾斜角以上に傾けて旋回させる際、ステップの先端に設けられるバンクセンサが路面に接触し、この接触時の振動を運転者に伝達したり、接触音を発するようにして、運転者にバンクの限界を感知させるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
実開昭60−46392号公報(第2−5頁、第1−2図) 特開2004−268774号公報(第2−5頁、第3−6図)
ところで、特許文献1に記載の自動二輪車において、錘の配置はステップの形状によって制約を受け、錘を大きくしようとするとステップが大型化するという課題がある。また、特許文献2に記載の自動二輪車に防振構造を設ける場合も、特許文献1のようにステップの内部にダイナミックダンパーを構成したり、或いはステップの下部にダイナミックダンパーを構成しようとすると、いずれもステップが大型化するという課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ステップを大型化することなく、防振構造を提供することができると共に、バンクセンサを兼ね備えた自動二輪車の運転者用ステップ構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、自動二輪車の運転者用ステップ構造であって、ステップに伝わる振動を低減するダイナミックダンパーと、自動二輪車が所定の傾斜角以上で旋回する際に路面と接触し、該接触を運転者に感知させるバンクセンサと、を備え、ダイナミックダンパーとバンクセンサは、ステップの先端、且つ、下方に一体に取り付けられることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、ダイナミックダンパーは、錘及び弾性部材を有し、錘が弾性部材を介して締結部材によりステップのステップバーに取り付けることで構成され、締結部材は、路面と接触するバンクセンサの路面接触部を構成することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1の構成に加えて、ダイナミックダンパーは、錘及び弾性部材を有し、錘が弾性部材を介して締結部材によりステップのステップバーに取り付けることで構成され、錘は、路面と接触するバンクセンサの路面接触部と、錘が所定の荷重を受けたときに前記ステップバーと接触する接触部位を有することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1の構成に加えて、ダイナミックダンパーは、錘及び弾性部材を有し、錘が弾性部材を介して締結部材によりステップのステップバーに取り付けることで構成され、弾性部材は、ステップのステップラバーと一体に形成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1の構成に加えて、ダイナミックダンパーは、錘及び弾性部材を有し、錘が弾性部材を介して締結部材によりステップのステップバーに取り付けることで構成され、錘は、ステップのステップラバーを固定する固定部材を兼ね備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ダイナミックダンパーは、ステップの先端、且つ、下方に取り付けられているので、ステップを大型化することなく防振構造を提供することができ、また、ステップの先端に取り付けられているので、振動低減効果が大きい。また、ダイナミックダンパーとバンクセンサが一体に取り付けられるので、部品点数を増加することなくバンクセンサを設けることができ、コストアップや重量アップを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、ダイナミックダンパーをステップのステップバーに取り付ける締結部材が、路面と接触するバンクセンサの路面接触部を構成するので、路面の接触感を直接的にステップバーに伝えることができる。
請求項3の発明によれば、錘が路面と接触するバンクセンサの路面接触部と、錘が所定の荷重を受けたときに前記ステップバーと接触する接触部位を有するので、路面との接触による最初の衝撃を緩和でき、接触時の音及び振動を低減することができる。また、路面から所定の荷重がかかると、路面接触部を備えた錘とステップバーが、弾性部材を介せずに接触するので、路面の接触感を直接的にステップバーに伝えることができる。
請求項4の発明によれば、弾性部材は、ステップのステップラバーと一体に形成されるので、部品点数を減らすことができると共に、組み付け性を向上することができる。
請求項5の発明によれば、錘は、ステップのステップラバーを固定する固定部材を兼ね備えるので、部品点数を減らし、組み付け性を向上することができる共に、錘の重量をより確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車を示す斜視図である。該自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の前端部に操向可能に支持される左右一対のフロントフォーク12と、フロントフォーク12の上端部に連結されるステアリングハンドル13と、フロントフォーク12の下部に回転可能に取り付けられる前輪14と、フロントフォーク12に支持されて前輪14の上側を覆うフロントフェンダ15とを有する。
また、自動二輪車10は、車体フレーム11に懸架されるエンジン16と、車体フレーム11の上部に配置される燃料タンク17と、燃料タンク17の後方に配置されて運転者が着座する乗員シート18と、車体フレーム11の後部に上下動自在に取り付けられるスイングアーム19と、このスイングアーム19の後部に回転自在に取り付けられ、エンジン16の駆動力によって回転する後輪20とを有する。
ここで、21はフロントカウル、22はサイドカウル、23は排気管、24はサイレンサーである。
更に、自動二輪車10は、前輪14と後輪20との間で、車体フレーム11に直接的或いは、図2に示されるように、車体フレーム11に取り付けられる略三角形状を有する左右一対のステップブラケット25を介して間接的に取り付けられる運転者用ステップ構造30を有する。なお、図示される車体右側のステップブラケット25近傍には、ブレーキペダル26と、ブレーキ用マスタシリンダ27が配置されている。
ステップ構造30は、図3に示されるように、車体フレーム11或いはステップブラケット25にボルト31を介して取り付けられるコの字状のステップホルダ32と、このステップホルダ32にステップピン33により上方へ傾動可能に取り付けられ、且つ、ステップピン33まわり配置されるリターンスプリング34によって水平位置を保つように付勢されるステップ35と、ステップ35に伝わる振動を低減するダイナミックダンパー36と、自動二輪車が所定の傾斜角以上で旋回する際に路面と接触し、この接触を運転者に感知させるバンクセンサ37と、を備える。
ステップ35は、ステップバー38と、ステップバー38上に配置され、運転者の足を載せるステップラバー39と、ステップラバー39をステップバー38に固定するための固定部材であるステッププレート40とを有する。
ステップバー38は、アルミ鋳造等の一体成形品であり、ステップピン33を介してステップホルダ32に連結されるコの字状の基部38aを備えて、車体の幅方向に延出する。なお、ステップバー38の車体幅方向中間部には、肉抜き部38bが形成されている。
ステップラバー39は、一端を開口する中空状に形成されており、その底部39aは、ステップバー38の上面に略沿った形状を有する。また、ステップラバー39の空間部38bには、ステッププレート40が収容されている。
ステップバー38とステップラバー39には、車体の幅方向に沿って2つの挿通孔38c,39c(図は、一方のみを示す。)がそれぞれ形成されており、挿通孔39cには、カラー41が取り付けられている。ステップラバー39は、ステップバー38の下方から挿入される2本のボルト42を、2つの挿通孔38c、39cを介して、ステップラバー39内のステッププレート40に溶接されたナット43に締結することで、ステップバー38に固定される。
また、ダイナミックダンパー36とバンクセンサ37は、ステップ35の先端、且つ下方の同位置に一体に取り付けられる。ダイナミックダンパー36では、弾性部材である環状のラバー部材44の周囲に、錘である環状のダンパウェイト45が嵌め合わされ、ラバー部材44の内部には、鍔付きカラー46が挿入されている。ラバー部材44は、軸方向両端部にフランジ部44a,44aを有しており、ダンパウェイト45がステップバー38及び鍔付きカラー46と干渉するのを防止している。そして、締結部材であるボルト47が、鍔付きカラー46を介してステップバー38の先端下部に斜めに形成される雌ねじ孔38dに締結され、ダンパウェイト45はラバー部材44を介してステップバー38に取り付けられる。
このように構成されたダイナミックダンパー36は、ステップ35に伝わる振動を低減することができ、また、ステップ35の先端に取り付けられるので、ダンパウェイト45の振動低減効果を向上することができる。なお、ラバー部材44の硬さやダンパウェイト45の質量は、振動条件に応じて任意に設定される。
また、ボルト47は、ダンパウェイト45の質量を確保すると共に、確実に雌ねじ孔39dに締結されるよう十分な長さを有する。そして、鍔付きカラー46から突出するボルト47の頭部47aは、バンクセンサ37の路面接触部を構成し、自動二輪車が所定の傾斜角以上で旋回する際に、タイヤ以外の部分で最初に路面と接触する。これにより、接触時の振動或いは接触音が運転者に伝わり、バンクの限界を運転者に感知させる。
以上、説明したように、本実施形態に係る自動二輪車の運転者ステップ構造30によれば、ステップ35に伝わる振動を低減するダイナミックダンパー36と、自動二輪車が所定の傾斜角以上で旋回する際に路面と接触し、該接触を運転者に感知させるバンクセンサ37とが、ステップ35の先端、且つ、下方に一体に取り付けられる。従って、ダイナミックダンパー36は、ステップ35の先端、且つ、下方に取り付けられているので、ステップ35を大型化することなく防振構造を提供することができ、また、ステップ35の先端に取り付けられているので、振動低減効果が大きい。また、ダイナミックダンパー36とバンクセンサ37は一体に構成されるので、部品点数を増加することなくバンクセンサ37を設けることができ、コストアップや重量アップを抑制することができる。
また、ダイナミックダンパー36をステップバー38に取り付けるボルト47が、路面と接触するバンクセンサ37の路面接触部を構成するので、路面の接触感を直接的にステップバー39に伝えることができる。
(第2実施形態)
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態に係る自動二輪車の運転者用ステップ構造について説明する。なお、第1実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態のステップ構造50は、ダイナミックダンパー51及びバンクセンサ52の構成が第1実施形態と異なる。ダイナミックダンパー51とバンクセンサ52は、ステップ35の先端、且つ、下方の同位置に一体に取り付けられる。ダイナミックダンパー51では、弾性部材である環状のラバー部材53の周囲に、錘である環状のダンパウェイト54が嵌合固定され、ラバー部材の内部にはカラー55が挿入されている。カラー55は、ラバー部材53及びダンパウェイト54がステップバー38の先端側底面38eと軸方向に隙間を持って配置されるように、ラバー部材53の軸方向長さより長く形成されている。そして、締結部材であるボルト56が、カラー55を介してステップバー38の雌ねじ孔38dに締結され、ダンパウェイト54がラバー部材53を介してステップバー38に取り付けられる。従って、第1実施形態同様、ダイナミックダンパー51は、ステップ35に伝わる振動を低減することができる。
また、ダンパウェイト54は、ボルト56の頭部56aを覆うような軸方向長さを持って形成されており、下方に位置する一端外周面には丸みを持って面取りされる湾曲部54aが形成され、上方に位置する他端の車体幅方向内側には、軸方向に突出する接触部位である突起部54bが形成されている。
このため、ダンパウェイト54の湾曲部54aがバンクセンサ37の路面接触部を構成し、自動二輪車が所定の傾斜角以上で旋回する際に、タイヤ以外の部分で最初に路面と接触する。ここで、ダンパウェイト54は、ラバー部材53によって支持されているので、路面と接触した際の最初の衝撃が緩和される。そして、湾曲部54aが路面と接触した後、さらに自動二輪車が傾斜し、路面から所定の荷重がかかると、ダンパウェイト54が車体幅方向内側に向けて傾くため、ダンパウェイト54の突起部54bがステップバー38の先端側底面38eと接触し、路面の接触感をステップバー38に伝える。
以上、説明したように、本実施形態の自動二輪車の運転者用ステップ構造50によれば、ダンパウェイト54が路面と接触するバンクセンサ52の路面接触部と、ダンパウェイト54が所定の荷重を受けたときにステップバー38と接触する突起部54bを有するので、路面との接触による最初の衝撃を緩和でき、接触時の音及び振動を低減することができる。また、路面から所定の荷重がかかると、路面接触部を備えたダンパウェイト54とステップバー38が、ラバー部材53を介せずに接触するので、路面の接触感を直接的にステップバー38に伝えることができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第3実施形態に係る自動二輪車の運転者用ステップ構造について説明する。なお、第1実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態のステップ構造60は、ステップホルダ32と、このステップホルダ32にステップピン33により上方へ傾動可能に取り付けられ、且つ、リターンスプリング34によって水平位置を保つように付勢されるステップ61と、ステップ61に伝わる振動を低減するダイナミックダンパー62と、自動二輪車が所定の傾斜角以上で旋回する際に路面と接触し、この接触を運転者に感知させるバンクセンサ63と、を備える。
本実施形態のステップ61では、第1実施形態同様、ステップバー64が、ステップピン33を介してステップホルダ32に連結されるコの字状の基部64aを備えて車体の幅方向に延出する一方、ステップラバー65は、ステップバー64を囲むようにして、ステップバー64に取り付けられる。
ステップラバー65は、一端を開口した中空状に形成されており、その底部には、固定部材であるステッププレート66を取り付けるための凹部65aが形成されている。また、ステップバー64とステップラバー65には、2つの雌ねじ孔64b,挿通孔65b(図は、一方のみを示す。)がそれぞれ形成され、挿通孔65bには、カラー67が取り付けられている。ステップラバー65は、ステップバー64を覆うように装着された後、ステップラバー65の凹部65aにステッププレート66を組み込み、2本のボルト67を、挿通孔65bを介してステップバー64の雌ねじ孔64bに螺合させる。これにより、ステップラバー65は、ステップバー64とステッププレート66に挟み込まれるようにしてステップバー64に固定される。
ダイナミックダンパー62及びバンクセンサ63は、第3実施形態同様、ステップ61の先端、且つ、下方の同位置に一体に取り付けられる。ダイナミックダンパー62では、弾性部材である環状のラバー部材69がステップラバー65の先端下部と一体に形成されている。そして、ラバー部材69の周囲には、錘である環状のダンパウェイト70が嵌め合わされており、締結部材であるボルト71がラバー部材69内に挿入される鍔付きカラー72を越えてステップバー64の雌ねじ孔64cに締結される。従って、第1実施形態同様、ダンパウェイト70がラバー部材69を介してステップバー64に取り付けられることで、ダイナミックダンパー62が構成され、ステップ61に伝わる振動を低減することができる。
また、ボルト71の頭部71aは、第1実施形態同様、バンクセンサ63の路面接触部を構成し、自動二輪車が所定の傾斜角以上で旋回する際に、タイヤ以外の部分で最初に路面と接触し、路面の接触感が直接的にステップバー64に伝えられる。
以上、説明したように、本実施形態の自動二輪車の運転者ステップ構造60によれば、ラバー部材69は、ステップ61のステップラバー65と一体に形成されるので、部品点数を減らすことができると共に、組み付け性を向上することができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、図6を参照して、本発明の第4実施形態に係る自動二輪車の運転者用ステップ構造について説明する。なお、第1及び第3実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態のステップ構造80は、第3実施形態同様、ダイナミックダンパー83及びバンクセンサ63はステップ81の先端、且つ、下方の同位置に一体に取り付けられるが、ステップ81の固定部材であるステッププレート82がダイナミックダンパー83の錘である環状のダンパウェイト84と一体に形成され、ダンパウェイト84がステッププレート82を兼ね備える点において、第3実施形態のものと異なる。
ステッププレート82はやや肉厚に形成されており、ステップラバー65の底部に配置され、ステッププレート82とステップバー64とでステップラバー65を挟みこんだ状態で2本のボルト67により共締めされる。なお、ステッププレート82の貫通孔82aには、鍔付きのゴムブッシュ85が取り付けられている。
また、ダイナミックダンパー83は、第3実施形態同様、弾性部材である環状のラバー部材69がステップラバー65の先端下部と一体に形成されており、このラバー部材69の周囲にステッププレート82と一体化されるダンパウェイト84が嵌め合わされる。また、ボルト71は、ラバー部材内に挿入される鍔付きカラー69を介してステップバー64の雌ねじ孔64cに締結される。従って、ダンパウェイト84がラバー部材69を介してステップバー64に取り付けられることで、ダイナミックダンパー83が構成され、ステップ81に伝わる振動を低減することができる。
また、ダンパウェイト84は、ステッププレート82と一体化され、ステッププレート82は、ゴムブッシュ85を介してステップラバー65に固定されているため、ステッププレート82もダンパウェイト84として機能し、ダンパウェイトの重量を増加することができる。また、第3実施形態同様、ボルト71の頭部71aは、バンクセンサ63の路面接触部を構成する。
以上、説明したように、本実施形態の自動二輪車の運転者用ステップ構造80によれば、ダンパウェイト84は、ステップ81のステップラバー65を固定するステッププレート82を兼ね備えるので、部品点数を減らすことができ、組み付け性を向上することができる共に、ダンパウェイト84の重量をより確保することができる。
その他の構成及び作用については、第1及び第3実施形態と同様である。
なお、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
本発明を適用した自動二輪車の一例を示す斜視図である。 本発明に係る運転者用ステップ構造の取付け状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る運転者用ステップ構造を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係る運転者用ステップ構造を示す部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る運転者用ステップ構造を示す部分断面図である。 本発明の第4実施形態に係る運転者用ステップ構造を示す部分断面図である。
符号の説明
10 自動二輪車
30,50,60,80 運転者用ステップ構造
35,61,81 ステップ
36,51,62,83 ダイナミックダンパー
37,52,63 バンクセンサ
38,64 ステップバー
39,65 ステップラバー
40,66,82 ステッププレート(固定部材)
44,53,69 ラバー部材(弾性部材)
45,54,70,84 ダンパウェイト
47,56,71 ボルト(締結部材)

Claims (5)

  1. 自動二輪車の運転者用ステップ構造であって、
    ステップに伝わる振動を低減するダイナミックダンパーと、
    前記自動二輪車が所定の傾斜角以上で旋回する際に路面と接触し、該接触を運転者に感知させるバンクセンサと、
    を備え、
    前記ダイナミックダンパーと前記バンクセンサは、前記ステップの先端、且つ、下方に一体に取り付けられることを特徴とする自動二輪車の運転者用ステップ構造。
  2. 前記ダイナミックダンパーは、錘及び弾性部材を有し、該錘が該弾性部材を介して締結部材により前記ステップのステップバーに取り付けられることで構成され、
    前記締結部材は、前記路面と接触する前記バンクセンサの路面接触部を構成することを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の運転者用ステップ構造。
  3. 前記ダイナミックダンパーは、錘及び弾性部材を有し、該錘が該弾性部材を介して締結部材により前記ステップのステップバーに取り付けられることで構成され、
    前記錘は、前記路面と接触する前記バンクセンサの路面接触部と、前記錘が所定の荷重を受けたときに前記ステップバーと接触する接触部位を有することを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の運転者用ステップ構造。
  4. 前記ダイナミックダンパーは、錘及び弾性部材を有し、該錘が該弾性部材を介して締結部材により前記ステップのステップバーに取り付けられることで構成され、
    前記弾性部材は、前記ステップのステップラバーと一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の運転者用ステップ構造。
  5. 前記ダイナミックダンパーは、錘及び弾性部材を有し、該錘が該弾性部材を介して締結部材により前記ステップのステップバーに取り付けられることで構成され、
    前記錘は、前記ステップのステップラバーを固定する固定部材を兼ね備えることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の運転者用ステップ構造。
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