JPH07186973A - ステアリングコラムにおけるステアリングシャフトの支持装置 - Google Patents
ステアリングコラムにおけるステアリングシャフトの支持装置Info
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- JPH07186973A JPH07186973A JP34596593A JP34596593A JPH07186973A JP H07186973 A JPH07186973 A JP H07186973A JP 34596593 A JP34596593 A JP 34596593A JP 34596593 A JP34596593 A JP 34596593A JP H07186973 A JPH07186973 A JP H07186973A
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Abstract
もに、振動による打音を最小限にすること。 【構成】 円筒支持体4に複数のスリット5,5,…を
等間隔に形成し、スリット5,5,…外方周囲に肉厚と
なる突出条6,6,…を形成し支持部A1 とすること。
次第に拡径するストッパー内周側面10aを有するスト
ッパー部A2 を前記支持部A1 に軸方向に沿って連続形
成したブッシュAを備えること。ステアリングシャフト
1を内装したステアリングコラム2の前輪側開口部に前
記ブッシュAを設け、ブッシュAの突出条6,6,…は
前記ステアリングコラム2内周壁に当接させ、支持内周
側面4aにてステアリングシャフト1を支持してなるこ
と。
Description
良好に支持するとともに、振動による打音を最小限にす
ることができるステアリングコラムにおけるステアリン
グシャフトの支持装置に関する。
(前輪側)を支持する軸受として合成樹脂製ブッシュが
存在する。該合成樹脂製のブッシュの一例として、図9
に示すようなタイプのものが既に実用になっている。こ
れは、ブッシュ本体100から突出したコレット状部1
01の端部に設けたステアリングシャフトS1 の支持部
101aと、そのブッシュ本体100のシャフト挿通穴
内に取付けられた弾性リング状のストッパー部材102
とからなるもので、そのステアリングシャフトS1 の支
持部の外周にリング部材103が装着されている。
ラムS2 をコレット状部101の端部に設けられた支持
部101aにより支持することで、摩擦抵抗が小さくで
き(摺動面積を小さくしているため)、且つ支持部10
1aのガタを防ぐことができ、そのブッシュのシャフト
挿通穴内のストッパー部材102によりステアリングシ
ャフトS1 の軸方向の直交方向の動きを規制することが
できるものである。
端部に設けられた支持部101aは、弾性的支持を可能
にするように、肉厚が薄く形成されるので、剛性がな
く、ステアリングシャフトS1 が振動等によって横方向
の動きが発生した場合、支持部が容易に変形してストッ
パー部材102への当接が衝撃的に当たって、打音を発
生させる恐れがある。すなわち、前記支持部101aと
ストッパー部材102とが一平面的ではなく、シャフト
の移動面が非連続であるために発生する。
題を解決するため鋭意,研究を重ねた結果、本発明をス
テアリングコラム内にステアリングシャフトを設け、円
筒支持体に複数のスリットを等間隔に形成し、外周側で
のスリット周囲に沿って肉厚となるように突出条を形成
した支持部と、該支持部から軸方向に沿って連続して次
第に拡径するストッパー内周側面を有するストッパー部
とからなるブッシュを前記ステアリングコラムの前輪側
端の開口部に設け、前記突出条はステアリングコラム内
周壁に当接させ、支持内周側面にてステアリングシャフ
トを支持してなるステアリングコラムにおけるステアリ
ングシャフトの支持装置としたことにより、極めて簡単
な構造にて、ステアリングシャフトにかかる衝撃による
打音の発生を防止し、且つステアリングシャフトの滑ら
かな動作を確保することができ上記課題を解決したもの
である。
すると、先ず図1に示すように、ステアリングシャフト
1はステアリングコラム2に内装され、該ステアリング
コラム2がブラケット3によって車内の所定箇所に固定
されている。該ブラケット3は、図1に示すように、ス
テアリングコラム2を支持するものとして構成されてい
る。
示すように、ステアリングホィールWが装着されてお
り、他端側は前輪にジョイントされ、軸周方向に固定さ
れたステアリングコラム2内において、ステアリングシ
ャフト1は軸周方向に回転するように構成されている。
1及びステアリングコラム2の構成は、ステアリングシ
ャフト1がステアリングコラム2の内部にて回転が良好
に行われるようにするために、ステアリングホィールW
側にはボールベアリングが装着され、また前輪側には合
成樹脂製のブッシュAが装着されている。
(a)及び(b)に示すように、合成樹脂材から一体成
形されたものであり、支持部A1 とストッパー部A2 と
から構成されている。その支持部A1 は円筒支持体4の
円周方向に等間隔となるように複数のスリット5,5,
…が形成されたものである。該スリット5,5,…はブ
ッシュAの軸方向に沿って直線状に形成されたものであ
る。
成箇所の外周側面には、図2に示すように、突出条6,
6,…が形成されている。該突出条6,6,…は具体的
には各スリット5の周囲を囲むようにして、円筒支持体
4の外周側面に形成され、円筒支持体4の各スリット
5,5間の肉厚よりも大きな肉厚となる。
軸方向端の開口部から嵌入したときに、図1(c),図
3(a)及び(b)に示すように、突出条6,6,…は
ステアリングコラム2の内周側面に当接するようになっ
ている。そして、その円筒支持体4は複数のスリット
5,5,…により直径方向の弾性を有するものであり、
その円筒支持体4の支持内周側面4aによりステアリン
グシャフト1の外周側面を適正な押圧力にて押圧するこ
とができるようになっている。
周方向の外端面がステアリングコラム2の内周側面に当
接するようになっており、さらに具体的には適正な押圧
力を伴って当接する。そのためにブッシュAをステアリ
ングコラム2の軸端開口部に押し込んだときに円筒支持
体4の支持内周側面4aはステアリングシャフト1を適
正な押圧力にて押圧しつつ、ステアリングシャフト1を
ステアリングコラム2内に設けることができる。
軸方向に沿って直線状の筋条7として、図4(a)及び
(b)に示すように、軸方向に対して平行な直線状の筋
条7が支持内周側面4aの円周方向に沿って複数形成さ
れる実施例が存在する。また、図4(c)に示すよう
に、軸方向に対して傾斜した直線状の筋条7が形成され
る実施例も存在する。その筋条7は支持内周側面4aに
突起状或いは溝状に形成されるものであって、支持内周
側面4aを貫通するステアリングシャフト1の外周側面
に非接触箇所を形成するものである。また、支持内周側
面4aに軸方向に沿って螺旋状をなす螺旋条8が形成さ
れることもある。さらに、支持内周側面4aのスリット
5,5,…形成箇所の周囲に偏平窪状の偏平凹条9が形
成される実施例も存在する。
図2,図3に示すように、前記支持部A1 に連続して一
体的に形成されたものであって、そのストッパー部A2
を構成するストッパー円筒体10のストッパー内周側面
10aは連続した滑らかな面によって前記支持部A1 の
支持内周側面4aと連続している。
支持部A1 よりも短く形成されたものであり、前記ステ
アリングシャフト1の直径方向の荷重による横振れを規
制するものであって、大荷重時における横振れを効果的
に規制することができるものである。そのストッパー部
A2 の外径は支持部A1 の突出条6,6,…を含めた外
径に等しく形成されている。また、ストッパー部A2 の
軸方向最外端には係止鍔11が形成され、ステアリング
コラム2の開口部に挿入するときに、係止鍔11が開口
部に係止することにより最適な位置に固定することがで
きるものである。
面10aはストッパー部A2 の開口部に向かって次第に
直径が大きくなるように形成されたものであって、その
拡開状態は極めて緩やかに形成されることが好ましい。
実際にはその直径の拡開は支持部A1 の支持内周側面4
aから始まっているものであり、支持内周側面4aから
ストッパー内周側面10aにわたって横振するステアリ
ングシャフト1が次第に接触するように構成されてい
る。また、上記ストッパー部A2 のストッパー内周側面
10aも軸方向に沿った断面形状は、図7,図8に示す
ように、極めて大きな曲率の円弧形状に形成してもよ
い。そして、ブラケット3には、エネルギー吸収体13
のカーリングプレートが装着され、該部材が変形するこ
とにより、衝突等による衝撃のエネルギーの吸収ができ
るようになっている。
グコラム2内にステアリングシャフト1を設け、円筒支
持体4に複数のスリット5,5,…を等間隔に形成し、
外周側でのスリット5,5,…周囲に沿って肉厚となる
ように突出条6,6,…を形成した支持部A1 と、該支
持部A1 から軸方向に沿って連続して次第に拡径するス
トッパー内周側面10aを有するストッパー部A2 とか
らなるブッシュAを前記ステアリングコラム2の前輪側
端の開口部に設け、前記突出条6,6,…はステアリン
グコラム2内周壁に当接させ、支持内周側面4aにてス
テアリングシャフト1を支持してなるステアリングコラ
ムにおけるステアリングシャフトの支持装置としたこと
により、先ず第1にステアリングコラム2内でステアリ
ングシャフト1の横振れを規制することができるし、第
2にステアリングシャフト1の打音を防止することがで
きる。
フト1の支持部A1 とストッパー部A2 との当接移動に
おいてストッパー部A2 は支持部A1 から軸方向に沿っ
て連続して次第に拡径するストッパー内周側面10aを
有しているので、図7に示すように、ステアリングコラ
ム2内でステアリングシャフト1が横方向に僅かな角度
dθ振れても、ブッシュAの挿通穴内でのステアリング
シャフト1は支持部A1 からストッパー部A2 まで、図
8に示すように、緩やかに接触状態を保つことができ、
これによってステアリングシャフト1はブッシュA内に
衝撃的にぶつかることなく発生する打音を低減すること
ができる。
ステアリングコラム2内に嵌合接触させることで、ブッ
シュAの剛性が高く確保でき、ステアリングシャフト1
の支持部A1 の大きな変形を防ぐことができ、ステアリ
ングシャフト1の横方向の振れに対して、ブッシュAと
ステアリングシャフト1との連続した接触移動を安定か
つ確実にでき、シャフト移動をしっかりと規制すること
ができる。また、本発明においてブッシュAは合成樹脂
から一体的に形成することができ、その部品としての製
造も極めて低価格にすることができる。
ッシュAの支持部A1 の内周側面にステアリングシャフ
ト1と非接触部分を構成するように軸方向に沿って筋条
7,7,…を形成してなるステアリングコラムにおける
ステアリングシャフトの支持装置としたことにより、筋
条7によりステアリングシャフト1との非接触部を構成
しグリス溜りとすることで、長期に亘って潤滑性能を維
持することができ、ステアリングシャフトの回転摩擦が
低減され、長期に回転トルクを安定させることができ
る。
ッシュAの支持部A1 の内周側面にステアリングシャフ
ト1と非接触部分を構成するように軸方向に沿って螺旋
条8を形成してなるステアリングコラムにおけるステア
リングシャフトの支持装置としたことにより、螺旋条8
によりステアリングシャフト1との非接触部を構成しグ
リス溜りとすることで、長期に亘って潤滑性能を維持す
ることができ、且つ螺旋条8に沿ってグリスが循環する
利点もある。
ッシュAの支持部A1 の内周側面にステアリングシャフ
ト1と非接触部分を構成するように前記スリット5,
5,…の周囲に偏平凹条9,9,…を形成してなるステ
アリングコラムにおけるステアリングシャフトの支持装
置としたことにより、偏平凹条9によりステアリングシ
ャフト1との非接触部を構成しグリス溜りとすることが
できる。また、上記偏平凹条9による非接触部分を比較
的大きくすることでステアリングシャフト1の支持状態
が安定し、回転を良好にすることができ、且つその偏平
凹条9はステアリングシャフト1が突出条6の箇所で衝
撃的に当接することを防止する逃げ部分の役目をなし、
このような構成によって打音を効果的に低減させること
ができる。
斜視図 (b)はブッシュ内に筋条を形成した実施例の縦断正面
図 (c)はブッシュ内に別の実施例の筋条を形成した縦断
側面図
図
面図
で横振状態を示す断面図
で横振状態を示す拡大断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 ステアリングコラム内にステアリングシ
ャフトを設け、円筒支持体に複数のスリットを等間隔に
形成し、外周側でのスリット周囲に沿って肉厚となるよ
うに突出条を形成した支持部と、該支持部から軸方向に
沿って連続して次第に拡径するストッパー内周側面を有
するストッパー部とからなるブッシュを前記ステアリン
グコラムの前輪側端の開口部に設け、前記突出条はステ
アリングコラム内周壁に当接させ、支持内周側面にてス
テアリングシャフトを支持してなることを特徴としたス
テアリングコラムにおけるステアリングシャフトの支持
装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ブッシュの支持
部の内周側面にステアリングシャフトと非接触部分を構
成するように軸方向に沿って筋条を形成してなることを
特徴としたステアリングコラムにおけるステアリングシ
ャフトの支持装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記ブッシュの支持
部の内周側面にステアリングシャフトと非接触部分を構
成するように軸方向に沿って螺旋条を形成してなること
を特徴としたステアリングコラムにおけるステアリング
シャフトの支持装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記ブッシュの支持
部の内周側面にステアリングシャフトと非接触部分を構
成するように前記スリットの周囲に偏平凹条を形成して
なることを特徴としたステアリングコラムにおけるステ
アリングシャフトの支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5345965A JP2980505B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ステアリングコラムにおけるステアリングシャフトの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5345965A JP2980505B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ステアリングコラムにおけるステアリングシャフトの支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07186973A true JPH07186973A (ja) | 1995-07-25 |
JP2980505B2 JP2980505B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=18380214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5345965A Expired - Fee Related JP2980505B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ステアリングコラムにおけるステアリングシャフトの支持装置 |
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---|---|
JP (1) | JP2980505B2 (ja) |
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-
1993
- 1993-12-24 JP JP5345965A patent/JP2980505B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN108953378A (zh) * | 2017-05-23 | 2018-12-07 | 株式会社万都 | 一种转向轴用衬套及转向轴 |
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