JPH0630310B2 - 永久磁石の製造方法 - Google Patents
永久磁石の製造方法Info
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- JPH0630310B2 JPH0630310B2 JP58010803A JP1080383A JPH0630310B2 JP H0630310 B2 JPH0630310 B2 JP H0630310B2 JP 58010803 A JP58010803 A JP 58010803A JP 1080383 A JP1080383 A JP 1080383A JP H0630310 B2 JPH0630310 B2 JP H0630310B2
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- JP
- Japan
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- magnetic
- magnetic flux
- magnet
- permanent magnet
- magnetic field
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0013—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor using fillers dispersed in the moulding material, e.g. metal particles
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0253—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、磁場中射出成形により異方性磁石を得る製造
法に関するものであり、着磁が容易（効率が良い）で、
磁束密度が高く、強度とアセンプルに優れた永久磁石を
得んとするものである。
法に関するものであり、着磁が容易（効率が良い）で、
磁束密度が高く、強度とアセンプルに優れた永久磁石を
得んとするものである。
近年、射出成形による永久磁石製造法は、複雑な形状の
磁石が精度良く容易に出来、且つ材料コストが焼結法に
比べ安価なため急増の一途に有るが、次の様な重大な欠
点が有つた。樹脂バインダーに磁粉が５０〜６５Ｖｏｌ
％と高充填されているため、樹脂バインダーの結合度
（単位断面積当り）が弱く、強度を得るためｔ＝１mm以
上と厚肉となつてしまう。多極磁石の場合、着磁は第１
図に示す様に、射出成形により得た射出体（成形品）１
に、等間隔に近接せしめた電導線２に電流を通し、磁束
３を発生させ着磁するため、磁束３は円形に成り易く、
射出体１の肉厚ｔが厚いと、射出体１外周部の磁束３方
向は一定方向にならず分散され易い、又、肉厚ｔが厚い
と磁束３が通りずらく着磁効率が悪い。外周が空気４の
場合は、空気抵抗が有るためさらに損失は大きいものに
なり、着磁後の射出体１の表面磁束密度はたいへん低い
ものになつていた。さらに、希土類磁石は磁粉が高価な
ため厚いと材料コストへの影響も大である。
磁石が精度良く容易に出来、且つ材料コストが焼結法に
比べ安価なため急増の一途に有るが、次の様な重大な欠
点が有つた。樹脂バインダーに磁粉が５０〜６５Ｖｏｌ
％と高充填されているため、樹脂バインダーの結合度
（単位断面積当り）が弱く、強度を得るためｔ＝１mm以
上と厚肉となつてしまう。多極磁石の場合、着磁は第１
図に示す様に、射出成形により得た射出体（成形品）１
に、等間隔に近接せしめた電導線２に電流を通し、磁束
３を発生させ着磁するため、磁束３は円形に成り易く、
射出体１の肉厚ｔが厚いと、射出体１外周部の磁束３方
向は一定方向にならず分散され易い、又、肉厚ｔが厚い
と磁束３が通りずらく着磁効率が悪い。外周が空気４の
場合は、空気抵抗が有るためさらに損失は大きいものに
なり、着磁後の射出体１の表面磁束密度はたいへん低い
ものになつていた。さらに、希土類磁石は磁粉が高価な
ため厚いと材料コストへの影響も大である。
また、フェライト磁石粉末等の場合はかなり低い磁場で
完全に着磁されるのに対し、希土類磁石粉末の場合はフ
ェライト磁石粉末等に比べて保磁力が高いため、高い磁
場を印加しなければ完全に着磁されない。
完全に着磁されるのに対し、希土類磁石粉末の場合はフ
ェライト磁石粉末等に比べて保磁力が高いため、高い磁
場を印加しなければ完全に着磁されない。
従って、磁石の厚みを薄肉化することで高い磁場を与え
ることができるが、この場合には、取り出し時に破損が
生じ易い。
ることができるが、この場合には、取り出し時に破損が
生じ易い。
本発明は、かかる欠点を除去せしめるもので、その目的
とは、着磁が容易（効率がよい）で、磁束密度が高く、
強度とアセンブルに優れた永久磁石を得ることである。
とは、着磁が容易（効率がよい）で、磁束密度が高く、
強度とアセンブルに優れた永久磁石を得ることである。
以下、実施例を図に従い詳細に説明する。
本発明の磁場中射出状態を第２図に示す。
６は金型であり、該金型６のキヤビテイー部８にＳ４５
Ｃよりなる磁性体リング５を係合し、金型６に磁場掛け
後Sm2CO17系の磁粉を高充填したナイロンの溶融液を残
空キヤビテイー部８に射出する。その後冷却固化させ、
射出体１を形成し、該射出体１と磁性体リング５は固着
せしめられる。７は磁場中の金型内磁束方向（流れ）を
示す。この場合、磁性体リング５は磁束の集束効果を示
し磁束密度を高め、結晶磁気異方性を持つSm2CO17系磁
粉の配向度を高める。次に成形品を金型６より取り出し
後脱磁を行ない、その後着磁を行なう。成形品（射出体
＋磁性体リング）と着磁状態を第３図に示す。磁性体リ
ング５が補強板となり、射出体１はｔ＝0.6mmと薄肉化
が可能となつた。つまり、着磁の磁束３が円形であつて
も磁束３方向の分散は少なく、又、磁束が通り易いため
着磁効率が良い。さらに外周に磁性体リング５を配設せ
しめたため、空気抵抗による磁束３の損失も少ない。表
１に、従来品と本発明による品物の表面磁束密度の比較
を示す。
Ｃよりなる磁性体リング５を係合し、金型６に磁場掛け
後Sm2CO17系の磁粉を高充填したナイロンの溶融液を残
空キヤビテイー部８に射出する。その後冷却固化させ、
射出体１を形成し、該射出体１と磁性体リング５は固着
せしめられる。７は磁場中の金型内磁束方向（流れ）を
示す。この場合、磁性体リング５は磁束の集束効果を示
し磁束密度を高め、結晶磁気異方性を持つSm2CO17系磁
粉の配向度を高める。次に成形品を金型６より取り出し
後脱磁を行ない、その後着磁を行なう。成形品（射出体
＋磁性体リング）と着磁状態を第３図に示す。磁性体リ
ング５が補強板となり、射出体１はｔ＝0.6mmと薄肉化
が可能となつた。つまり、着磁の磁束３が円形であつて
も磁束３方向の分散は少なく、又、磁束が通り易いため
着磁効率が良い。さらに外周に磁性体リング５を配設せ
しめたため、空気抵抗による磁束３の損失も少ない。表
１に、従来品と本発明による品物の表面磁束密度の比較
を示す。
上記表の様に、薄肉化により表面磁束密度は約３０％の
向上、外周部に磁性体を組合せる事によりトータル約５
６％の向上が計られた。
向上、外周部に磁性体を組合せる事によりトータル約５
６％の向上が計られた。
さらに、Sm2CO17系コンパウンドは高価なため、薄肉化
により材料コストの大幅な低減が計られると共に、モー
ターに使用する場合、一般モーターには磁石をケース
（シールド板）に組込む工程が有るが、磁性体リング５
は該ケースを兼ねる事が出来るためアセンブル性も良
い。しかして着磁が容易で磁束密度が高く、強度，材料
コストとアセンブルに優れた永久磁石の製造が可能とな
つた。
により材料コストの大幅な低減が計られると共に、モー
ターに使用する場合、一般モーターには磁石をケース
（シールド板）に組込む工程が有るが、磁性体リング５
は該ケースを兼ねる事が出来るためアセンブル性も良
い。しかして着磁が容易で磁束密度が高く、強度，材料
コストとアセンブルに優れた永久磁石の製造が可能とな
つた。
一般に、射出成形物は通常エジェクタービンにより押し
出し型から取り出すが、薄型磁石の場合には金型に接触
し摩擦により取り出しずらく破損し易いが、本願発明の
場合には、インサートアウトサート成形により磁石と強
磁性体を一体として成形しているため複雑な形状でも破
損が生じない。
出し型から取り出すが、薄型磁石の場合には金型に接触
し摩擦により取り出しずらく破損し易いが、本願発明の
場合には、インサートアウトサート成形により磁石と強
磁性体を一体として成形しているため複雑な形状でも破
損が生じない。
以上述べた如く、本願発明は、成形品を射出体と該強磁
性体により２層以上を構成することで、薄肉化する事が
可能となり磁束の分散が少なく、且つ磁束が通り易いた
め、着磁に高い磁場を必要とする希土類磁石粉末を用い
た場合でも着磁効率が良くなり大幅に磁気性能を向上さ
せるという特有の効果を有する。
性体により２層以上を構成することで、薄肉化する事が
可能となり磁束の分散が少なく、且つ磁束が通り易いた
め、着磁に高い磁場を必要とする希土類磁石粉末を用い
た場合でも着磁効率が良くなり大幅に磁気性能を向上さ
せるという特有の効果を有する。
本実施例以外に、第４図に示す如く磁性体リング５を射
出体１の中間部に配設し三層構成にしたものであつて
も、なんらさしつかえない。
出体１の中間部に配設し三層構成にしたものであつて
も、なんらさしつかえない。
第１図は従来品の着磁状態、第２図と第３図は実施例を
示し、第２図は磁場中射出成形状態、第３図は着磁状態
を示す。 第４図は実施例外の本発明の応用例を示す。 １……射出体、２……電導線 ３……磁束、４……空気 ５……磁性体リング、６……金型 ７……型内磁束方向、８……キヤビテイー ９……スプルー、１０……ラン子
示し、第２図は磁場中射出成形状態、第３図は着磁状態
を示す。 第４図は実施例外の本発明の応用例を示す。 １……射出体、２……電導線 ３……磁束、４……空気 ５……磁性体リング、６……金型 ７……型内磁束方向、８……キヤビテイー ９……スプルー、１０……ラン子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−152018（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭46−24236（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭37−16774（ＪＰ，Ｂ１)
Claims (1)
- 【請求項１】磁場中射出成形による異方性磁石の製造方
法に於て、パーマロイ、純鉄等からなる強磁性体をイン
サート叉はアウトサート成形し、希土類金属を含む磁粉
と樹脂バインダーからなる射出体と該強磁性体により２
層以上を構成せしめる様にした事を特徴とする永久磁石
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58010803A JPH0630310B2 (ja) | 1983-01-26 | 1983-01-26 | 永久磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58010803A JPH0630310B2 (ja) | 1983-01-26 | 1983-01-26 | 永久磁石の製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10977595A Division JPH088134A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 異方性永久磁石 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59136916A JPS59136916A (ja) | 1984-08-06 |
| JPH0630310B2 true JPH0630310B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=11760493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58010803A Expired - Lifetime JPH0630310B2 (ja) | 1983-01-26 | 1983-01-26 | 永久磁石の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630310B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63271913A (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-09 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 磁気異方性樹脂磁石の製造法 |
| JPH01315118A (ja) * | 1988-06-15 | 1989-12-20 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 回転トランス部品の製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5919377Y2 (ja) * | 1978-07-06 | 1984-06-05 | 松下電器産業株式会社 | リング状マグネット |
| JPS55152018U (ja) * | 1979-04-17 | 1980-11-01 | ||
| JPS60932B2 (ja) * | 1979-10-24 | 1985-01-11 | ティーディーケイ株式会社 | スリ−ブ付プラスチツク磁石並びにその製造方法 |
-
1983
- 1983-01-26 JP JP58010803A patent/JPH0630310B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59136916A (ja) | 1984-08-06 |
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