JPH06298142A - 自転車の施錠機構 - Google Patents

自転車の施錠機構

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JPH06298142A
JPH06298142A JP11389593A JP11389593A JPH06298142A JP H06298142 A JPH06298142 A JP H06298142A JP 11389593 A JP11389593 A JP 11389593A JP 11389593 A JP11389593 A JP 11389593A JP H06298142 A JPH06298142 A JP H06298142A
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projecting body
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 後輪軸に取付けられる固定板1と、該固定板
1に上端部を軸支させ、且つ固定板1から離れた突状体
21を固着したスタンド2と、該固定板1に支持され、
スタンド2の起立過程で上記突状体21と係合して後退
する一方、スタンド2の起立が完了すると前進して突状
体21を係止するロック体3とを具備することを特徴と
する。 【効果】 スタンドを立てるだけで自転車の起立に加
え、自動ロックが掛かるので、錠の掛け忘れ等による盗
難防止を確実に実行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施錠操作が不要な自転
車の施錠機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車の施錠は、スタンドを起立
させ、自転車を起立保持させた後、前フォーク或いは後
フォーク等に取付けられた施錠装置を操作していた。こ
の施錠装置は、施錠片をスポークの間に突入させること
によって施錠する機構であった。そして、施錠には、必
ずスタンドを起立させる動作と施錠操作が必要になって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記施錠操
作のいることが、使用者サイドからみれば煩わしかっ
た。特に急いでいる場合、錠を掛け忘れることがあっ
た。一方、近年、行楽地等には必ずといってよい程サイ
クリングコースがあり、自転車のリース業が盛んになっ
ている。ところが、利用者は気軽さが手伝って、殆んど
錠を掛けていない。こうしたことから、自転車の盗難が
相つぎ、なす術がなかった。注意喚起を促すだけで、成
果は一向に上がらなかった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、ス
タンドの起立操作を行えば自動的にロックするようにし
た自転車の施錠機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自転車の施錠機
構は、後輪軸に取付けられる固定板1と、該固定板に上
端部を軸支させ、且つ固定板から離れた位置に突状体を
固着したスタンド2と、該固定板に支持され、スタンド
の起立過程で上記突状体と係合して後退する一方、スタ
ンドの起立が完了すると前進して突状体を係止するロッ
ク体3とを具備することを特徴とする。
【0006】
【作用】スタンドを起立させていくと、まず、スタンド
に固着した突状体が、固定板から張出そうとするロック
体の付勢に抗して、ロック体を押圧しながら降下する。
そうして、スタンドが起立し終わると、ロック体は突状
体の押圧から解除されるため、前進する。このロック体
の前進によって、ロック体が突状体を係止し、スタンド
にロックが掛かり、スタンドは、起立できるものの、倒
す方向に動けなくなる。
【0007】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明を実施例に基づいて詳述す
る。図1〜図7は、本発明に係る自転車の施錠機構Aの
一実施例を示し、固定板1と、スタンド2と、ロック体
3と、伝達ワイヤ4と、シリンダ錠5とから構成され
る。
【0008】固定板1は、板材を加工したもので、下縁
を円弧状にした長板形状になっている(図2)。固定板
1は一対設けられ、後輪軸91を挟むようにして、両サ
イドに固定することになる。固定板1の略中央には、ピ
ン11が設けられ、また、該後方下降寄りに円弧孔12
が、このピン11を中心にして水平位置から時計周りで
略90度の位置まで開口されている。そして、この円弧
孔12の角度範囲に合わすように、固定板1の外縁も、
ピン11を中心に円弧縁13を形成している。また、係
止突起14が、円弧縁13の中点付近の固定板1に設け
られている(図3,図4)。
【0009】符号2は、コ字形の枠状体からなるスタン
ドを示し、両上端部を上記ピン11に支持させている。
スタンド2には、これを支持板1に取付けた状態で、支
持板1の円弧縁13と当たらないようにして、その外側
近傍に突状体21を固着する。突状体21は丸鋼を所定
長さに切断したものである。また、符号22は、スタン
ド2に固着される案内ピンで、円弧孔12に遊挿され
る。スタンド2が、ピン11を支点に円滑に回動するか
らである。尚、スタンド2は、起立した状態から少し倒
せば、ピン11を中心に回転し、ばね(図示せず)が水
平に持上げるようになっている。
【0010】ロック体3は、断面コ字状の部品で、扇状
板31と側壁32とから構成される。支持板1の厚さ以
上の間隔を離して、一対の扇状板31,31が対向する
ようにしている(図4)。ロック体3は、その上端を軸
33で円弧縁13付近の固定板1に軸支させる。扇状板
31の円弧311は、軸33を中心とする同心円の円周
形状になっている。符号34は巻きばねを示し、ロック
体3のコ字状内部に配されるようにして、軸33に遊嵌
される。そして、巻きばね34は、その一端を前記係止
突起14に、その他端を側壁32の内面に係止させてい
る(図3)。こうして巻きばね34は、ロック体3の側
壁32と円弧311とがぶつかる折曲点35を常に軸3
3を中心に反時計回り方向で、外方に張出すように付勢
している。ここで、側壁32は、厳密にいえばマルク膨
んでおり、巻きばね34の付勢に抗して、軸33を支点
に時計回り方向に押圧すると、側壁32の内面が、固定
板1の円弧縁13に近づく構造になっている(図3)。
ロック体3には、更に図3のごとく、側壁32と反対側
の開口側の下部に、透孔を有する係止片36を設ける。
【0011】符号4は、上記係止片36の透孔に一端を
止めて、他端をハンドルポスト92まで配設した伝達ワ
イヤである。伝達ワイヤ4は、軸33を中心にロック体
3が時計回りできるよう、係止片36から前方斜め上向
き方向に配設する。突状体21をロッしたロック体3の
解除を軽い力でなすためである。伝達ワイヤ4には、両
端を除きチューブ41を被覆している。
【0012】符号5は、箱形のシリンダ錠を示す。シリ
ンダ錠5はハンドルポスト92に取付けられる。シリン
ダ錠5の内部で、図6に示すように、伝達ワイヤ4の他
端をシリンダ51に設けた突片52に係止させる。シリ
ンダ51は、コイルばね53で、突片52が一定場所に
配されるようにするが、鍵穴54から差込まれた鍵55
の回動によつて、図6の状態から図7鎖線のように牽引
できる構成をとる。
【0013】符号93はハンドル,符号94は前輪,符
号95はフレームを示す。また、符号96はサドル,符
号97はペダル,符号98はチェーンカバー,符号99
は荷台を示す。施錠機構Aはカバー6に収容される。
【0014】このように構成した自転車の施錠機構A
は、自転車を止め、スタンド2を立てる動作を行うと、
まず、突状体21がロック体3の側壁32に係合し、ロ
ック体3を後退させながら、スタンド2は起立状態に近
づく。このとき、突状体21が、巻きばね34の反発力
に抗してロック体3を押圧することになり、側壁32の
内面は、円弧縁13サイドに寄るようになる。そして、
突状体21が折曲点35を通り過ぎると、突状体21は
円弧311の領域へはいる。ロック体3は、軸33を中
心に回動し、しかも円弧311が軸33の同心円の一部
分を構成するため、この時点で突状体21の押圧から開
放され、直ちに巻きばね34の力で復元する。このロッ
ク体3の前進でロック体3が突状体21を係止する。こ
うなると、スタンド2を起立させることはできるもの
の、もはや突状体21はスタンド2を倒す方向に動けな
くなり、自動的にロックされた状態を確保する(図
3)。従って、スタンド2を立てさえすれば、盗難防止
の施錠機構が働く。
【0015】一方、自転車を再使用する場合は、以下の
動作を行えばよい。鍵55をシリンダ錠5のシリンダ5
1に差込んで回す(図5)。すると、伝達ワイヤ4がロ
ック体3を前方斜め上向きに引っぱるため、ロック体3
が軸33を中心に時計回りし、後退する(図3)。そう
して、折曲点35が突状体21より上方にくると、突状
体21はロックから解除されるため、難なくスタンド2
を水平に倒すことができる。
【0016】(実施例2)図8に、別態様の施錠機構A
1を示す。ロック体3aは、先端をひづめ形状にした円
柱体である。このロック体3aは、筒状のケース37に
収容され、ケース37を固定板1に固着することで、ロ
ック体3aは、固定板1に支持される。ロック体3aの
底面には、伝達ワイヤ4の一端が接続される。そして、
コイルばね38を伝達ワイヤ4に遊挿し、コイルばね3
8は、その両端をロック体3aの底面とケース37とで
挟持されるようにして、ロック体3aを常時、前方へ張
出すように付勢している。他の構成要素は、実施例1と
同じである。
【0017】このように構成した施錠機構A1も、スタ
ンド2を立てる動作を行うと、ロック体3aがひづめ形
状になっているため、ロック体3aは、突状体21と係
合して後退する。一方、スタンド2の起立が完了する
と、ロック体3aと突状体21との係合が外れ、コイル
ばね38の復元力でロック体3aが前進する。そして、
このロック体3aの前進で、突状体21を係止し、スタ
ンド2に自動ロックが掛かる。
【0018】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限らず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々
変更できる。固定板1,スタンド2,ロック体3,3
a,伝達ワイヤ4,シリンダ錠5等の形状,大きさは本
実施例に限定はない。また、本実施例のロック体3,3
aには、立体形状機構の他、板状体からなるものも含
む。
【0019】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係る自転車の施
錠機構は、スタンドを立てるだけで自転車の起立に加
え、自動ロックが掛かるので、錠の掛け忘れ等による盗
難防止を確実に実行でき、多大な効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の施錠機構を取付けた自転車の全体斜
視図である。
【図2】図1でケースを外した施錠機構の斜視図であ
る。
【図3】図2の施錠機構周りの側面図である。
【図4】図3でロック体周りの拡大断面図である。
【図5】シリンダ錠周りの斜視図である。
【図6】シリンダ錠の横断面図である。
【図7】シリンダ錠の縦断面図である。
【図8】実施例2の施錠機構周りの側面図である。
【符号の説明】
1 固定板 2 スタンド 21 突状体 3,3a ロック体 A,A1 施錠機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪軸に取付けられる固定板1と、該固
    定板に上端部を軸支させ、且つ固定板から離れた位置に
    突状体を固着したスタンド2と、該固定板に支持され、
    スタンドの起立過程で上記突状体と係合して後退する一
    方、スタンドの起立が完了すると前進して突状体を係止
    するロック体3とを具備することを特徴とする自転車の
    施錠機構。
JP11389593A 1993-04-16 1993-04-16 自転車の施錠機構 Expired - Lifetime JP3253748B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10236247A1 (de) * 2002-08-07 2004-03-04 Biria Gmbh Abschließbare Zweiradstütze
JP2014034381A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Nakanishi Metal Works Co Ltd 二輪乗物用施錠装置
JP2021115903A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 自転車の盗難防止ロック装置

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