JP3437395B2 - 自転車用馬蹄形錠 - Google Patents

自転車用馬蹄形錠

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JP3437395B2 JP32482696A JP32482696A JP3437395B2 JP 3437395 B2 JP3437395 B2 JP 3437395B2 JP 32482696 A JP32482696 A JP 32482696A JP 32482696 A JP32482696 A JP 32482696A JP 3437395 B2 JP3437395 B2 JP 3437395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用馬蹄形錠
に関し、詳しくは、解錠状態においてロックバーが解錠
位置に保持されるような自転車用馬蹄形錠に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車を駐輪する場合には、盗難を防止
するために馬蹄形錠が使用されることが多い。この馬蹄
形錠は、C字形に湾曲した中空の管状ケースと、この管
状ケース内に摺動可能に収納された円弧状のロックバー
と、該ロックバーに固定されたノブとを有するもので、
施錠状態で管状ケースの両端間がロックバーによって架
橋され、その状態で鍵を掛けて使用される。そして、解
錠の際はそのロックバーが管状ケース内に引き込まれる
ようになっている。この馬蹄形錠は、自転車のフレーム
に取り付けられ、施錠の際はロックバーがタイヤを跨ぐ
ように架橋して、自転車を走行不能にする。
【0003】しかしながら、このような馬蹄形錠は、自
転車の走行中に身体や荷物などが馬蹄形錠に触れること
により、ロックバーが引き出されてスポークと衝突する
危険がある。また、牽引ばねが折損した場合にも同様の
事態が起こる危険がある。そこで、このような危険を防
止するため、馬蹄形錠には、通常、解錠状態においてロ
ックバーが解錠位置に保持されるような安全装置が取り
付けられる。
【0004】上記のような安全装置の付いた自転車用馬
蹄形錠は、実公平5−38211号公報に開示されてい
る。この馬蹄形錠は、ノブがロックバーに回転可能に取
り付けられ、ねじりコイルばねの弾性力により常時時計
方向に付勢されたものである。ノブの下部には突起が設
けられ、また管状ケースには凹部が設けてあって、解錠
状態において上記突起が凹部に係合し、かつ上記ねじり
コイルばねの弾性力によってその係合状態が保持され、
その結果、ロックバーの解錠位置が保持される。そし
て、施錠に際して、係合状態のノブを反時計方向に90
°回転させるとノブの係合が外れ、その状態のままノブ
を管状ケースに沿って引っ張ることにより、ロックバー
が摺動して管状ケースの両端間が架橋される。
【0005】上記公報の馬蹄形錠のほかには、図10に
示すようなものがある。この馬蹄形錠9は、ノブ93が
ロックバー92に固定され、このノブ93の後端に、横
にずらすことができると共にばねの弾性力により常時元
の位置に復帰するように付勢された操作片94が取り付
けられている。一方、管状ケース91には突起95が設
けられている。この馬蹄形錠9は、解錠状態で上記操作
片94の底部が突起95に係止されると共に上記ばねの
弾性力によってその状態が保持され、その結果、ロック
バー92の解錠位置が保持される。そして、施錠に際し
て、係止状態の操作片94を横(図10の二点鎖線で示
した位置)にずらすと操作片94の係止が外れ、引き続
きノブ93を管状ケース91に沿って引っ張ることによ
り、ロックバー92が摺動して管状ケース91の両端間
が架橋される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平5−38211号公報に記載の馬蹄形錠は、施錠に
際して解錠位置からロックバーを摺動させる場合、ノブ
を90°回転させたままの状態で引っ張る必要がある。
その場合、ノブにはねじりコイルばねの弾性力が作用し
ているため引っ張りにくく、しかもその際、ノブを回転
させる力を弱めたり回転させるのをやめたりすれば、上
記ノブの突起により管状ケースの表面がこすられて傷が
付くという欠点がある。
【0007】また、図10に示した馬蹄形錠9は、操作
片94の係止を外す際、操作片94をノブ93に対して
横にずらす必要があるため、やや操作がやりにくいとい
う欠点がある。また、ノブ93に係わる構造がやや複雑
で部品点数が多く、そのためコストアップの原因になる
という欠点もある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、解錠状態におけるロックバーの保
持は不用意に解除されにくいが、施錠に際してこのロッ
クバーの保持を解除する操作は容易であり、その後のロ
ックバーの引き出し操作もやり易く、しかもノブに係わ
る構造が簡単で部品点数が少ない自転車用馬蹄形錠を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうち請求項1記載の発明は、C字形に湾曲
した中空の管状ケースと、この管状ケース内に摺動可能
に収納された円弧状のロックバーと、該ロックバーに固
定されたノブとを有し、施錠状態で管状ケースの両端間
がロックバーによって架橋され、解錠状態でそのロック
バーが管状ケース内に引き込まれるような馬蹄形錠にお
いて、上記管状ケースに突起を設け、また、上記ノブ
に、管状ケースと垂直方向に揺動可能でかつばねの弾性
力により常時この揺動の一方向に付勢された操作ボタン
を設け、解錠状態において該操作ボタンが上記突起に係
止され、かつ上記弾性力によってその状態が保持され、
施錠状態において、係止状態の上記操作ボタンを他方向
に揺動させることにより、該操作ボタンの係止が外れて
ロックバーが摺動可能となることを特徴とする。
【0010】このように構成することにより、解錠に際
してロックバーが管状ケース内に引き込まれると、操作
ボタンの底部が管状ケースの突起に衝突し、次いで一方
向に付勢された上記ばねの弾性力に抗してこの突起を乗
り越える。その結果、操作ボタンは上記突起に係止さ
れ、かつ上記弾性力によってその状態が保持される。施
錠に際しては、係止状態の操作ボタンを上記ばねの弾性
力に抗して他方向に揺動させることにより、操作ボタン
の底部が突起の上面の高さよりも高くなり、操作ボタン
は係止が外れてロックバーの摺動に伴い突起の上方を通
過することができる。
【0011】また、請求項2記載の発明は、上記揺動の
一方向が管状ケースから離反する方向であると共に、上
記操作ボタンの上面の高さが上記ノブの上面の高さより
も低くなっていることを特徴とする。このように構成す
ることにより、施錠に際してロックバーを引き出す場
合、操作ボタンを押下した後すぐにノブを引っ張ること
ができると共に、自転車の走行中に仮にノブおよびその
近辺に物が当たっても、ノブが操作ボタンを防護するこ
とができる。
【0012】また、請求項3記載の発明は、上記揺動の
一方向が管状ケースに接近する方向であることを特徴と
する。このように構成することによっても、施錠に際し
てロックバーを引き出す場合、操作ボタンを引き起こし
た後すぐにノブを引っ張ることができると共に、自転車
の走行中に仮にノブおよびその近辺に物が当たっても、
操作ボタンの係止が外れにくい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。図1〜図4は、本発明の馬
蹄形錠の一実施例を示し、図1はその解錠状態を示す正
面図、図2は図1に示すノブの斜視図、図3の(a)は
ノブの係止状態を示す縦断面図、(b)は(a)と同じ
状態を示す正面図、図4はノブの係止が外された状態を
示す縦断面図である。
【0014】図1において、馬蹄形錠1は、C字形に湾
曲された中空の管状ケース11を有し、この管状ケース
11の中に円弧状のロックバー12が摺動可能に収納さ
れている。上記管状ケース11にはロックバー12の摺
動方向に沿うスリット14が設けられ、一方、ロックバ
ー12には上記スリット14から外部に突出するプレー
ト15が溶接され(図3参照)、このプレート15にノ
ブ2が圧入により固定される。また、管状ケース11の
一端近傍には、この馬蹄形錠1を施錠するための錠部1
6が設けられる。
【0015】上記管状ケース11の中には、該管状ケー
ス11に一端を固定された牽引ばね17が収納され、こ
の牽引ばね17の他端はロックバー12の基端部に結合
されている。ロックバー12は、この牽引ばね17の弾
性力により、常時、先端までほぼ管状ケース11内に引
き込まれている(解錠状態)。そして、施錠に際して上
記ノブ2を引っ張ってこのロックバー12を引き出すこ
とにより、管状ケース11の両端間がロックバー12に
よって架橋される。その際、錠部16に内蔵された係止
装置およびばね(図示省略)によりロックバー12が自
動的に係止されると共に施錠されて、架橋の状態が保持
される。この施錠は、上記錠部16に鍵を差し込んで回
すことにより解錠され、その結果、ロックバー12が牽
引ばね17の弾性力により管状ケース11内に引き込ま
れる。
【0016】ノブ2の中央部には、図3に示す如く、横
方向に軸23が配設され、この軸23に操作ボタン21
の中央部が枢支される。操作ボタン21の一端側(ロッ
クバー12の先端と反対の側)はノブ2の底壁の上方に
位置し、この一端側とノブ2の底壁との間に圧縮コイル
ばね22が装着され、この圧縮コイルばね22の弾性力
により該一端側を常時上方(管状ケース11から離反す
る方向)に付勢する。操作ボタン21の他端側(ロック
バー12の先端と同じ側)はノブ2の内部に位置し、上
記弾性力によって常時下方に付勢されている。この他端
側の先端面はほぼ円周面状に形成された係止面25とさ
れ、その上部に突片24が設けられる。また、ノブ2の
内部には棚状部が形成され、この操作ボタン21の他端
側は、突片24がノブ2の棚状部に支持されることによ
り、それ以上の下方への回動が阻止される。
【0017】管状ケース11における上記スリット14
の端部近傍には突起13が設けられる。そして、操作ボ
タン21は、突片24がノブ2の棚状部に支持された状
態で、係止面25が突起13に係止される。また、ノブ
2の底部は、ロックバー12を摺動させても上記突起1
3と衝突しないように、少なくとも突起13の通過部分
を高くし、操作ボタン21の底部も、一端側を押下した
時に突起13の上を通過できるように高くする(図4参
照)。また、操作ボタン21は、一端側の上面の高さが
ノブ2の上面の高さよりも低くなるように形成する。操
作ボタン21の突片24は、一端側を押下した時に、図
4に示す如く、ノブ2の内部の天井壁に当接して、他端
側のそれ以上の上方への回動が阻止される。
【0018】以上のように構成された本実施例の馬蹄形
錠1によれば、解錠に際して、錠部16の鍵穴に鍵を差
し込んで回すことにより、架橋状態のロックバー12が
牽引ばね17の弾性力によって管状ケース11内に引き
込まれると、操作ボタン21の他端側の底部が解錠位置
の直前で突起13に衝突し、続いて圧縮コイルばね22
の弾性力に抗して押し上げられ、突起13を乗り越え
る。その結果、操作ボタン21は、他端側の係止面25
において上記突起13に係止され、かつその状態が圧縮
コイルばね22の弾性力によって保持される。
【0019】また、施錠に際しては、係止状態の操作ボ
タン21の一端側を押下すると、他端側の底部が持ち上
がって突起13の高さよりも高くなり、操作ボタン21
は突起13による係止が外れて突起13の上方を通過す
ることができる。この結果、ロックバー12は摺動可能
となり、図5に示す如く馬蹄形錠1を施錠することがで
きる。尚、操作ボタン21は、突片24がノブ2の棚状
部に支持されるので、底部が管状ケース11と接触する
ことはなく、従って、突起13を乗り越えた後は、操作
ボタン21を押下し続ける必要はない。
【0020】上述の本実施例の馬蹄形錠1においては、
操作ボタン21の上面の高さがノブ2の上面の高さより
も低くなっているため、自転車の走行中(解錠時)に仮
にノブ2およびその近辺に物が当たっても、ノブ2が操
作ボタン21を防護することができ、ロックバー12の
解錠位置の保持は不用意に解除されにくい。また、操作
ボタン21の係止を外すための操作は押下であるため、
ノブに対して横に操作片をずらす場合に比べて操作し易
い。
【0021】また、施錠に際して管状ケース11からロ
ックバー12を引き出す場合は、操作ボタン21を押下
した後で、すぐに隣の突出したノブ2を引っ張ることが
できる。このため、「操作ボタン21を押下した後、そ
れに続いてノブ2を引っ張る」という一連の操作が円滑
に行われる。また、操作ボタン21はノブ2に取り付け
た軸23によって枢支されるため、ノブに対して横に操
作片をずらす(摺動させる)場合に比べて構造が簡単で
部品点数が少なくて済み、このためコストダウンを図る
ことができる。
【0022】図6〜図9は、本発明の馬蹄形錠の第2の
実施例を示し、図6はそのノブを示す斜視図、図7はノ
ブの係止状態を示す縦断面図、図8は図7と同じ状態を
示す横断面図、図9はノブの係止が外された状態を示す
縦断面図である。
【0023】第2の実施例が第1の実施例と異なる主な
点は、第2の実施例の馬蹄形錠1Aにおいては、操作ボ
タン31の一端側が、ねじりコイルばね32の弾性力に
より常時管状ケース11に接近する方向に付勢されてい
る点で、この点以外は、第2の実施例は第1の実施例と
同様に構成されている。
【0024】上記操作ボタン31は、一端側(ロックバ
ー12の先端と反対の側)に膨出部35が形成され、こ
の膨出部35の底部には縦断面Γ字状の係止部36が形
成される。また、操作ボタン31における上記膨出部3
5以外の部分はノブ3の内部に位置し、他端側の先端に
は突片34が形成される。操作ボタン31は、ねじりコ
イルばね32の弾性力により、常時、突片34がノブ3
の天井の張出部に当接し、これにより、他端側のそれ以
上の上方への回動が阻止される。
【0025】管状ケース11には、第1の実施例と同様
にスリット14が形成され、このスリット14の端部近
傍に突起13が設けられる。操作ボタン31は、突片3
4がノブ3の天井の張出部に当接した状態で、係止部3
6の垂直面が突起13に係止される。また、操作ボタン
31は、一端側の膨出部35を引き起こした時には、図
9に示す如く、その一端側がノブ3の天井に当接するこ
とにより、一端側のそれ以上の上方への回動が阻止され
る。また、操作ボタン31の底部は、膨出部35を引き
起こした時には、上記突起13の上を通過できるような
高さとされる。
【0026】以上のように構成された第2の実施例によ
れば、解錠に際して、錠部の鍵穴に鍵を差し込んで回す
ことにより、架橋状態のロックバー12が牽引ばね17
の弾性力によって管状ケース11内に引き込まれると、
操作ボタン31の一端側の底部が解錠位置の直前で突起
13に衝突し、続いてねじりコイルばね32の弾性力に
抗して押し上げられ、突起13を乗り越える。その結
果、操作ボタン31は係止部36の垂直面において上記
突起13に係止され、かつその状態がねじりコイルばね
32の弾性力によって保持される。
【0027】また、施錠に際しては、係止状態の操作ボ
タン31の一端側を引き起こすと、一端側の底部が持ち
上がって突起13の高さよりも高くなり、操作ボタン3
1は突起13による係止が外れて突起13の上方を通過
することができる。この結果、ロックバー12は摺動可
能となり、馬蹄形錠1Aを施錠することができる。尚、
操作ボタン31は、突片34がノブ3の天井の張出部に
当接するので、底部が管状ケース11と接触することは
なく、従って、突起13を乗り越えた後は、操作ボタン
31を引き起こし続ける必要はない。
【0028】上述の第2の実施例の馬蹄形錠1Aにおい
ては、自転車の走行中(解錠状態)に仮に上記ノブ3お
よびその近辺に物が当たっても、操作ボタン31は引き
起こされない限り係止が外れないので、ロックバー12
の解錠位置の保持は不用意に解除されにくい。
【0029】また、操作ボタン31の係止を外すための
操作が引き起こしであるため、ノブに対して横に操作片
をずらす場合に比べて操作がし易い。また、操作ボタン
31を引き起こした場合、一端側(膨出部35)の高さ
が一層高くなるため、該操作ボタン31の高さをノブ3
の高さと同程度(引き起こす前)としても、該操作ボタ
ン31を引き起こしてノブ3を引っ張る場合には、より
大きなノブ3を引っ張るのと同じ効果が得られる。
【0030】また、施錠に際して管状ケース11からロ
ックバー12を引き出す場合は、操作ボタン31の一端
側を引き起こし、それからそれと垂直方向(管状ケース
11の表面に沿う方向)に操作ボタン31を引っ張る必
要があるが、これらの操作は、力を作用させる方向がい
ずれも手前に引くような方向となるので、一連の操作を
円滑に行うことができる。また、操作ボタン31はノブ
3に取り付けられた軸33により枢支されるため、ノブ
に対して横に操作片をずらす(摺動させる)場合に比べ
て構造が簡単で部品点数が少なくて済み、このためコス
トダウンを図ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によれば、施錠に際して、操作ボタンを
管状ケースと垂直方向に揺動させることにより該操作ボ
タンの係止が外れてロックバーが摺動可能となるため、
ノブに対して横に操作片をずらして係止を外す場合に比
べて、ロックバーの解錠位置の保持を解除する操作が容
易で、その後のロックバーの引き出し操作もやり易い。
また、上記ノブに管状ケースと垂直方向に揺動可能でか
つばねの弾性力により常時この揺動の一方向に付勢され
た操作ボタンを設けたため、ノブに対して横に操作片を
ずらす(摺動させる)場合に比べて構造が簡単で部品点
数が少なくて済み、このためコストダウンを図ることが
できる。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、上記
揺動の一方向が管状ケースから離反する方向であると共
に、上記操作ボタンの上面の高さが上記ノブの上面の高
さよりも低くなっているため、請求項1記載の発明によ
る上記効果に加えて、操作ボタンを押下した後すぐにノ
ブを引っ張ることができるので一連の操作が円滑にでき
ると共に、自転車の走行中に仮にノブおよびその近辺に
物が当たっても、ノブが操作ボタンを防護することがで
きるので、ロックバーの解錠位置の保持は不用意に解除
されにくい。
【0033】また、請求項3記載の発明によれば、上記
揺動の一方向が管状ケースに接近する方向であるため、
請求項1記載の発明による上記効果に加えて、操作ボタ
ンを引き起こした後すぐにノブを引っ張ることができる
ので一連の操作が円滑にできると共に、自転車の走行中
に仮にノブおよびその近辺に物が当たっても、操作ボタ
ンは引き起こされない限り係止が外れないので、ロック
バーの解錠位置の保持は不用意に解除されにくい。ま
た、操作ボタンがノブと同程度の高さでも、操作ボタン
を引き起こしてノブを引っ張る場合には、より大きなノ
ブを引っ張るのと同じ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の馬蹄形錠の一実施例を示す正面図であ
る。
【図2】図1に示すノブの斜視図である。
【図3】(a)は図1に示すノブの係止状態を示す縦断
面図、(b)は(a)と同じ状態を示す正面図である。
【図4】図3に示すノブの係止が外された状態を示す縦
断面図である。
【図5】図1に示す馬蹄形錠を自転車に取り付けた状態
を示す斜視図である。
【図6】本発明に係わる馬蹄形錠の第2の実施例のノブ
を示す斜視図である。
【図7】図6に示すノブの係止状態を示す縦断面図であ
る。
【図8】図7と同じ状態を示す横断面図である。
【図9】図7に示すノブの係止が外された状態を示す縦
断面図である。
【図10】従来の馬蹄形錠を示す正面図である。
【符号の説明】
1,1A・・・・馬蹄形錠 11・・・・・・管状ケース 12・・・・・・ロックバー 13・・・・・・突起 14・・・・・・スリット 15・・・・・・プレート 16・・・・・・錠部 17・・・・・・牽引ばね 2,3・・・・・ノブ 21,31・・・操作ボタン 22・・・・・・圧縮コイルばね 23,33・・・軸 24,34・・・突片 25・・・・・・係止面 32・・・・・・ねじりコイルばね 35・・・・・・膨出部 36・・・・・・係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−120994(JP,A) 特開 平7−229348(JP,A) 特開 平8−303085(JP,A) 実開 平5−12568(JP,U) 実開 昭64−41576(JP,U) 実開 平4−22671(JP,U) 実公 平5−38211(JP,Y2) 登録実用新案3018358(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62H 5/16 E05B 71/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C字形に湾曲した中空の管状ケースと、こ
    の管状ケース内に摺動可能に収納された円弧状のロック
    バーと、該ロックバーに固定されたノブとを有し、施錠
    状態で管状ケースの両端間がロックバーによって架橋さ
    れ、解錠状態でそのロックバーが管状ケース内に引き込
    まれるような馬蹄形錠において、上記管状ケースに突起
    を設け、また、上記ノブに、管状ケースと垂直方向に揺
    動可能でかつばねの弾性力により常時この揺動の一方向
    に付勢された操作ボタンを設け、解錠状態において該操
    作ボタンが上記突起に係止され、かつ上記弾性力によっ
    てその状態が保持され、施錠状態において、係止状態の
    上記操作ボタンを他方向に揺動させることにより、該操
    作ボタンの係止が外れてロックバーが摺動可能となるこ
    とを特徴とする自転車用馬蹄形錠。
  2. 【請求項2】上記揺動の一方向が管状ケースから離反す
    る方向であると共に、上記操作ボタンの上面の高さが上
    記ノブの上面の高さよりも低くなっていることを特徴と
    する、請求項1記載の自転車用馬蹄形錠。
  3. 【請求項3】上記揺動の一方向が管状ケースに接近する
    方向であることを特徴とする、請求項1記載の自転車用
    馬蹄形錠。
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JP3018358U (ja) 1995-05-19 1995-11-21 芳雄 胡 自転車用環状錠前

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