JP3018358U - 自転車用環状錠前 - Google Patents

自転車用環状錠前

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JP3018358U
JP3018358U JP1995006196U JP619695U JP3018358U JP 3018358 U JP3018358 U JP 3018358U JP 1995006196 U JP1995006196 U JP 1995006196U JP 619695 U JP619695 U JP 619695U JP 3018358 U JP3018358 U JP 3018358U
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芳雄 胡
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芳雄 胡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 こじあけを防止し、解錠時に確実にロックす
る自転車用環状錠前。 【構成】 一ストッパ22と該ストッパ22に設置され
る傾斜を呈する押圧体23を有すると共に、ストッパ2
2の一端に枢接座21が設けられた安全ロック片20が
ロック座13上に枢接され、一V形ばね161の該スト
ッパ22の側壁を押圧する弾性により、揺動のエネルギ
ーを発生し、施錠状態時には該ストッパ22末端で止め
片12のつめ121を押止して止め片12を位置決め
し、異物を鍵孔に挿入して止め片12を揺動させてのこ
じあけを防止すると共に、つめ121を補強する。解錠
時には、鍵15により押圧体23を押圧して安全ロック
片20を押圧し、回復させればよい。別に、本考案の環
状閂11に設けられた押しボタン112は上下の伸縮動
作可能とされ、解錠状態時には押しボタン112前端の
位置決め柱体114が押しボタン収容孔102内に位置
決めされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一種の自転車用環状錠前に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在使用されている自転車用環状錠前は、図1、2に示される如きものが代表 的である。該錠前は、錠前本体10内に錠前本体10内の環状溝を移動可能な一 環状閂11が設けられ、該環状閂11の外側円弧部に施錠位置にある時に止め片 12と噛み合う上ロック孔110と、上ロック孔110より孔径の2分の1の孔 径を有して解錠位置にある時に該止め片12と噛み合うと下ロック孔111が設 けられる。該止め片12は、錠前本体10のロック座13に枢接されると共に、 一V形ばね14の張開する弾性エネルギーを受けて側向に揺動し、つめ121に 環状閂11の外側縁を押圧させ、環状閂11が解錠位置に至るとき該つめ121 を環状閂11の下ロック孔111に嵌入させ、また環状閂11が施錠位置にある ときその上ロック孔110に嵌入させると共に、この時つめ121より上方にあ る位置決め片122に環状閂11の側縁を押止させ、つめ121を下ロック孔1 11のみに嵌入させる。止め片12は制限付き回転を行い、鍵15の刻み151 はロック座13の位置決めブロック131と嵌合し、鍵15の抜き出しが防止さ れる。 上記従来の環状錠前では施錠する時には、まず止め片12内部に差し込んだ鍵 15を揺らして止め片12を連動させてある角度揺らし、つめ121を下ロック 孔111より離脱させて環状閂11を押しボタン操作により錠前本体10の別の 一側内に嵌入させ、さらにつめ121を上ロック孔110に嵌合わせてロックし 、図2に示されるように鍵15を位置決めブロック131より離脱させて錠前本 体10よりひき抜く。 上記従来の環状錠前には、以下のような欠点があった。 1.施錠時に両手を用いて止め片12のつめ121を下ロック孔111より離脱 させ、環状閂11を該つめ121で押圧しつつ引き出してつめ121を上ロック 孔110の位置に至らせてロックさせる必要があり、操作上、煩瑣であった。 2.構造強度が劣り、環状閂11の押しボタンを強く叩くとつめ121がロック 孔による強い圧迫を受けて破壊されて強制的に解錠されてしまった。 3.細長い桿体或いは偏平な板をローク座13に差し込み、止め片12を揺動さ せるとつめ121が上ロック孔110を離脱して解錠され、こじあけ防止効果が 劣り、使用上、安心感が得られなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は従来の技術の上記欠点を解決するために創作されたものであり、ゆえ に、本考案の自転車用環状錠前は、桿状物が挿入され止め片が動かされて環状閂 に対するロックが解除されるのを防止すると共に、環状閂の押しボタンを錠前本 体の環状溝の押しボタン収容孔内に位置決めする構造により、環状閂が解錠状態 の時に位置決めされるものとしてドライブ中に誤操作により環状閂が押し出され て車輪のスポークにぶつかり危険を発生するのを防止することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の自転車用環状錠前は以下の特徴を有する。 1.錠前本体のロック座内の止め片12下方の枢軸に嵌合する枢接孔210を 穿った枢接座21を有する安全ロック片20を有し、該枢接座21の側面には長 方形の一ストッパ22が設けられ、該ストッパ22の上面の一側には一適当な高 さの止め壁221がストッパ22の末端まで凸設されると共に、一凹形溝222 が形成され、該凹形溝222の末端には該ストッパ22を貫通するばね収容孔2 23が穿たれる一方、ロック座13の内側壁面には枢軸16が設けられて、該枢 軸16に上記V形ばね161が嵌合され、V形ばね161はその弾性により、そ の一端でロック座側壁内側を押圧しもう一端で上記止め壁221を押圧し、その 末端は垂直にばね収容孔223内に挿入され、安全ロック片20と組み合わされ て弾跳による逸脱が防止され、ストッパ22の左側面には傾斜する押圧体23が 設けられ、その上面には押しブロック231が凸設される。 2.上記構造に加え、さらに一押しボタン112を有し、該押しボタン112 は環状閂11の押し棒113に設置され、該押しボタン112内には一ばね収容 孔115が削設されてばね116が収容されると共に、該ばね116の頂端は押 し棒113頂端の止め輪117に固着され、押しボタン112前端には一位置決 め柱体114が設けられて錠前本体の閂収容部101の滑り溝103末端の押し ボタン収容孔102内に位置決めされる。
【0005】
【作用】
本考案は自転車用環状錠前に関するものであり、本考案の自転車用環状錠前に は、安全ロック片20が設けられて止め片12の強度が増され、こじあけを防止 する。また本考案の自転車用環状錠前には解錠状態時に押しボタン112の誤触 による環状閂11の連動を防止する構造が設けられ、運転時の事故が防止される 。上記安全ロック片20は、一ストッパ22と該ストッパ22に設置される傾斜 を呈する押圧体23を有すると共に、ストッパ22の一端に枢接座21が設けら れてロック座13上に枢接され、一V形ばね161の該ストッパ22の側壁を押 圧する弾性により、揺動のエネルギーを発生し、施錠状態時には該ストッパ22 末端で止め片12のつめ121を押止して止め片12を位置決めし、異物を鍵孔 に挿入して止め片12を揺動させてのこじあけを防止すると共に、つめ121を 補強する。解錠時には、鍵15により押圧体23を押圧して安全ロック片20を 押圧し、回復させればよい。別に、本考案の環状閂11に設けられた押しボタン 112は上下の伸縮動作可能とされ、解錠状態時には押しボタン112前端の位 置決め柱体114が押しボタン収容孔102内に位置決めされることで、本考案 には誤触による環状閂11の連動を防止する安全機能が付与されている。
【0006】
【実施例】
図3から図6に示されるように、本考案の自転車用環状錠前には安全ロック片 20が設けられる。該安全ロック片20は、枢接孔210を穿った環状の一枢接 座21を有し、該枢接座21によりロック座13に止め片12より下方に設けら れた枢軸16と枢接する。該枢接座21の側面には長方形のストッパ22が設け られ、該ストッパ22の上面左側には適当な高さの止め壁221がストッパ22 の末端まで凸設されると共に、一凹形溝222が形成され、該凹形溝222の末 端には該ストッパ22を貫通するばね収容孔223が穿たれる。一方ロック座1 3の内側壁面には枢軸16が設けられて、該枢軸16に上記V形ばね161が嵌 合され、V形ばね161はその弾性により、その一端でロック座側壁内側を押圧 しもう一端で上記止め壁221を押圧し、その末端は垂直にばね収容孔223内 に挿入され、安全ロック片20と組み合わされて弾跳しても離脱しない。ストッ パ22の左側面には傾斜する押圧体23が設けられ、その上面には押しブロック 231が凸設される。
【0007】 次に、図5、6を参照されたい。本考案の解錠状態は、安全ロック片20がV 形ばね161の頂圧を受けて傾斜し、押圧体23部分が止め片12の底面内に収 容され、ストッパ22がつめ121側面を制圧すると共につめ121を側推して 環状閂11の側縁を押圧させた状態である。
【0008】 このとき、図4の(A)部分に示されるように、該環状閂11の押しボタン1 12は、閂収容部101の環状溝末端の押しボタン収容孔102内に位置決めさ れている。該押しボタン112の構造は、(B)部分に示されるように、環状閂 11の押し棒113内に収容され、該押し棒113は閂収容部101は延伸され て滑り溝103より突出し、押しボタン112の前端には直径がやや小さい位置 決め柱体114が設けられて該位置決め柱体114は閂収容部101の滑り溝1 03末端の押しボタン収容孔102内に挿入されて位置決めされる。押しボタン 112内には一ばね収容孔115が削設されてこれに一ばね116が収容され、 該ばね116の頂端は押し棒113頂端の止め輪117に固定されている。押し ボタン112の頂端は一押しボタン蓋118で蓋をされる。
【0009】 次に、図4の(C)部分に示されるように、本考案を施錠状態とする時には、 まず押しボタン112を引き上げてばね116を圧縮し、位置決め柱体114を 押しボタン収容孔102より離脱させ、さらに押しボタン112を曳き、ばね1 16の回復する弾力により位置決め柱体114下端で閂収容部101の滑り溝1 03上端を圧迫すると共に滑り溝103を滑らせ、図7、8に示される状態とす る。このとき環状閂11は押しボタン112の引っ張りを受けて錠前本体の別端 に嵌入し、該環状閂11のロック孔119と止め片12のつめ121が対合する 時、つめ121がロック孔119内に嵌入し、同時安全ロック片20のストッパ 22はつめ121と分離してV形ばね161の弾力を受けて止め片12底面に置 き入れられ、且つストッパ22はつめ121の後端に当接してこれを圧迫し、こ れにより細い桿状物が差し込まれて止め片12が揺動させられるのを防止し、さ らには押しボタン112が叩かれてもつめ121は安全ロツク片20末端のスト ッパ22により押止されて構造強度が強められているため、損壊しロック孔11 9を離脱することがなく、これによりこじあけ防止を行う。
【0010】 解錠する時には、鍵15をロック座13上端の鍵孔より押し込む。すると鍵1 5の末端が安全ロック片20の押圧体23を押圧し、安全ロック片20を止め片 12より離脱させ、これにより鍵15は止め片12を押動かしてつめ121に環 状閂11のロック孔119を離脱させることができ、環状閂11がばねの引っ張 りを介して元の位置に戻り、図5、6に示されるように、押しボタン112の位 置決め柱体114が押しボタン収容孔102内に位置決めされる。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明よりお分かりのように、本考案は以下の効果を有する。 1.安全ロック片20による押止とロックにより、こじあけを防止する。 2.施錠状態時に止め片12のV形ばね14が切れたり壊れたりして機能を果た せなくなっても、安全ロック片20のV形ばね161が頂圧の機能を発揮して止 め片12に正常に機能させる。 3.解錠時には押しボタン112は押しボタン収容孔102に嵌入して位置決め されるため、振動や誤触により環状閂11が移動するのを防止する安全効果を有 する。 4.施錠時にはわずかに押しボタン112を引き上げて滑り溝103を滑らせ環 状閂11を引き出せばよく、操作が簡単で迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自転車用環状錠前の解錠状態表示図であ
る。
【図2】従来の自転車用環状錠前の施錠状態表示図であ
る。
【図3】本考案の安全ロック片の斜視図である。
【図4】本考案の環状閂の押しボタン取付け部分の斜視
図(A)及び断面視による操作表示図(B)(C)であ
る。
【図5】本考案の解錠状態表示図である。
【図6】本考案の解錠状態部分表示図である。
【図7】本考案の施錠状態表示図である。
【図8】本考案の施錠状態部分表示図である。
【符号の説明】
10・・・錠前本体 101・・・閂収容部 102・
・・押しボタン収容孔 103・・・滑り溝 11・・・環状閂 110・・・
上ロック孔 111・・・下ロック孔 112・・・押しボタン 1
13・・・押し棒 114・・・位置決め柱体 115・・・ばね収容孔
116・・・ばね 117・・・止め輪 118・・・押しボタン蓋 11
9・・・ロック孔 12・・・止め片 121・・・つめ 122・・・位
置決め片 13・・・ロック座 131・・・位置決めブロック 14、161・・・V形ばね 15・・・鍵 151・
・・刻み 16・・・枢軸 20・・・安全ロック片 21・・・
枢接座 210・・・枢接孔 22・・・ストッパ 221・・
・止め壁 222・・・凹形溝 223・・・ばね収容孔 23・
・・押圧体 231・・・押しブロック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠前本体のロック座内の止め片12下方
    の枢軸に嵌合する枢接孔210を穿った枢接座21を有
    する安全ロック片20を有し、該枢接座21の側面には
    長方形の一ストッパ22が設けられ、該ストッパ22の
    上面の一側には一適当な高さの止め壁221がストッパ
    22の末端まで凸設されると共に、一凹形溝222が形
    成され、該凹形溝222の末端には該ストッパ22を貫
    通するばね収容孔223が穿たれる一方、ロック座13
    の内側壁面には枢軸16が設けられて、該枢軸16に上
    記V形ばね161が嵌合され、V形ばね161はその弾
    性により、その一端でロック座側壁内側を押圧しもう一
    端で上記止め壁221を押圧し、その末端は垂直にばね
    収容孔223内に挿入され、安全ロック片20と組み合
    わされて弾跳による逸脱が防止され、ストッパ22の左
    側面には傾斜する押圧体23が設けられ、その上面には
    押しブロック231が凸設され、以上の特徴を有する、
    自転車用環状錠前。
  2. 【請求項2】 一押しボタン112を有し、該押しボタ
    ン112は環状閂11の押し棒113に設置され、該押
    しボタン112内には一ばね収容孔115が削設されて
    ばね116が収容されると共に、該ばね116の頂端は
    押し棒113頂端の止め輪117に固着され、押しボタ
    ン112前端には一位置決め柱体114が設けられて錠
    前本体の閂収容部101の滑り溝103末端の押しボタ
    ン収容孔102内に位置決めされることを特徴とする、
    請求項1に記載の自転車用環状錠前。
JP1995006196U 1995-05-19 1995-05-19 自転車用環状錠前 Expired - Lifetime JP3018358U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3437395B2 (ja) 1996-11-21 2003-08-18 朝日電装株式会社 自転車用馬蹄形錠
CN109057431A (zh) * 2018-10-06 2018-12-21 金华职业技术学院 自行车空中水平停放装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3437395B2 (ja) 1996-11-21 2003-08-18 朝日電装株式会社 自転車用馬蹄形錠
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