JP2605669Y2 - 錠把手へのシリンダー錠の取付け構造及びこの取付け構造を用いた扉の錠装置 - Google Patents

錠把手へのシリンダー錠の取付け構造及びこの取付け構造を用いた扉の錠装置

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動販売機、ロッカー等
の扉に取付けられる錠把手へのシリンダー錠の取付け構
造及びこの取付け構造を用いた扉の錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は従来の扉の錠装置Xの
一実施例である。この扉の錠装置Xには錠把手21への
シリンダー錠31の取付け構造Yの一例が示されてい
る。
【0003】しかして、Xは自動販売機、ロッカ―など
の扉に扉の表面と略同一面になるように取付けられる扉
の錠装置である。この錠装置Xは、基本的には扉に固定
的に取付けられる錠筐体11と、この錠筐体11に把手
部の表面が錠筐体の表面と同一になるように格納される
錠把手21と、この錠把手に錠の表面が錠把手の表面と
略同一になるように格納されるシリンダ―錠31との組
み合せから成る。
【0004】そこで、まず錠装置Xの錠筐体11と錠把
手21とを主に詳しく説明する。
【0005】まず錠筐体11に於いて、12は周壁がト
ラック状に形成された嵌合取付部、13は嵌合取付部1
2の前端部に突壁状に周設されたフランジ部、14は嵌
合取付部の後端部の上方寄りの位置に円筒状に突出形成
された筒状突出部、15は嵌合取付部およびフランジ部
の前面部に昔の鍵穴状に形成された嵌合凹所、16は嵌
合凹所15と直交して連通するように嵌合取付部12お
よび後方の筒状突出部14に貫設された嵌合孔、17は
嵌合取付部の前記嵌合孔16が形成された内壁の適宜部
位に形成された後述するラッチ部材収納用の収納溝、1
8は筒状突出部14の周壁面の下方に形成された図示し
ない上下動ラッチと係合する係合孔である。
【0006】次に錠把手21に於いて、22は錠筐体1
1の嵌合取付部12の嵌合孔16に遊嵌合する円筒状の
挿入胴部、23は嵌合凹所15に嵌入する把手部で、こ
の把手部23と前記挿入胴部22は全体としてL型状に
一体成形されている。
【0007】24は挿入胴部22内の前方部に形成され
たシリンダ―錠31用嵌合孔、26は挿入胴部22内に
設けられた図示しないラッチ取付け部に嵌合しかつシリ
ンダー錠31の駆動軸33aが嵌まり込む角型嵌合孔2
5を有する筒状回動杆である。
【0008】27は挿入胴部22内のラッチ取付部の後
端部に嵌合し、かつ、前記回動杆26の回動により上下
動する上下動ラッチである。この上下動ラッチ27はバ
ネ部材28のバネ力により常時錠筐体11の係合孔18
と係合している。
【0009】29は錠把手21の挿入胴部22の内周壁
とラッチ取付部の外周壁との間に形成された空間的に組
み込まれ、かつ、後端部が前述した錠把手11の筒状突
出部14から突出するスリ―ブ状ロック部材である。
【0010】30は挿入胴部22のラッチ取付部の後端
面とスリ―ブ状ロック部材29の鍔状ストッパ―壁29
aとの間に介装され、かつ、後述する鍵でシリンダ―錠
31を解錠操作すると錠筐体11から錠把手21を所要
量飛び出すように付勢するバネ部材である。
【0011】なお、前記スリ―ブ状ロック部材29の後
端部にはオネジ29bが形成され、このオネジ29bと
螺合する固着具などを用いて長板状のロック板が固定的
に取付けられる。
【0012】次に錠把手21へのシリンダー錠31の取
付け構造Yを説明する。
【0013】まず図示しないピンタンブラ―等を内蔵す
るシリンダ―錠31に於いて、32は外周囲の一部にオ
ネジ32aを有する外筒、33は後端部に前述した回動
杆26に嵌入する角型状の駆動軸33aを有する駆動
体、34は外筒32に嵌合しかつテ―パ状の切欠面34
aを有するリング状スペ―サ、35は外筒32のオネジ
32aと螺合し、かつ、後述するラッチ部材40と係合
する係合リングである。なお、36は普通の一般的な錠
である。
【0014】次に40は錠把手21に枢支されかつシリ
ンダ―錠31の係合リング35と係脱するラッチ部材で
ある。このラッチ部材40は錠把手の挿入胴部22の前
方部に形成された切欠部22aに設けられている。ラッ
チ部材40は枢支ピン41を介して錠把手の挿入胴部2
2の外周部に突出形成された対向する軸受部22b、2
2bに軸支され、かつ、枢支ピン41に巻装されたバネ
部材42により常時一方向に付勢されている。またラッ
チ部材40は全体としてブロック状に形成され、その外
側後端部には指の爪が係合する突起状部40aが形成さ
れ、一方、内側先端部には錠把手の挿入胴部22の内周
壁からテ―パ状に突出する係合爪部40bが形成されて
いる。
【0015】上記構成に於いて、まず錠装置Xの錠筐体
11と錠把手21との関係について説明する。
【0016】まず、シリンダー錠31の鍵用切欠部37
(鍵穴)に鍵36を差し込み駆動体33を回転して解錠
操作をすると、駆動体33の駆動軸33aにより回動杆
26が回転し、上下動ラッチ27は圧縮バネ28のバネ
力に抗して係合解除の方向へ移動し、錠筐体11の係合
孔18から外れる。そうすると、錠把手21はバネ部材
30のバネ力により外方向へ押され、錠筐体11内から
所要量飛び出す。この場合錠把手21の挿入胴部22に
装着された上下動ラッチ27も錠筐体の筒状突出部14
の内壁をスライドしながら軸方向へ一緒に移動する。
【0017】次に錠把手21とシリンダー錠31との関
係(取付け構造)Yについて説明する。
【0018】錠把手21が上述のように錠筐体11から
飛び出した場合に於いても、シリンダー錠31は錠把手
21側のラッチ部材40の係合爪部40bがシリンダー
錠31の係合リング35と係合しているので、そのまま
錠把手21に格納されている。しかし、前記ラッチ部材
40は錠筐体11から露出する。
【0019】そこで、シリンダー錠31を錠把手21か
ら取り外す時は、たとえば親指でラッチ部材40を押し
て回動操作し、ラッチ部材40の係合爪部40bをシリ
ンダー錠31の係合リング35からその係合を解除させ
る。そして、そのままの状態で鍵36を引っ張ると、シ
リンダー錠31は図10で示すように錠把手21から抜
き出される。
【0020】一方、抜き出されたシリンダー錠31を錠
把手21に嵌め込む時は、シリンダー錠31を錠把手2
1に嵌合孔24に押し込むと係合リング35がラッチ部
材40の係合爪部40bのテーパ面と摺接し、そのため
ラッチ部材40はバネ部材42のバネ力に抗して回転
し、シリンダー錠31は「パチン」と言う具合に錠把手
21に格納される。
【0021】しかしながら、上記構成にあっては、鍵3
6を回転操作すると錠把手21が錠筐体11から自動的
に所要量飛び出すので、扉の解錠操作が容易であり、ま
た錠筐体から飛び出した錠把手21からシリンダー錠3
1を取り出す場合は、指でラッチ部材40を回動操作し
ながら鍵36を引っ張ると、シリンダー錠31は錠把手
21から簡単に抜けると言う利点があるものの、ラッチ
部材40を使用しているので、錠把手21とシリンダー
錠31との関係(取付け構造)Yが複雑化していると共
に、バネ部材42が故障すると、シリンダー錠31は錠
筐体11から簡単抜け落ちると言う欠点があった。
【0022】
【考案が解決しようとする課題】本考案は以上のような
従来の欠点に鑑み、錠把手とシリンダー錠との取付け構
造をシンプル化すると共に、シリンダー錠が錠筐体から
簡単抜け落ちない錠把手へのシリンダー錠の取付け構造
及びこの取付け構造を用いた扉の錠装置を得ることであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本考案の錠把手へのシリ
ンダー錠の取付け構造は、挿入胴部22Aの軸芯方向に
形成されたシリンダー錠31A用の嵌合孔24Aと交差
方向に連通する嵌合切欠部50を有する錠把手21A
と、この錠把手に略面一の状態に格納されかつ外筒32
Aに駆動体33Aと交差する方向に第1のメネジ孔51
を有するシリンダー錠31Aと、前記嵌合切欠部内に錠
把手に形成されかつ第2のメネジ孔53を有する螺合部
50と、この螺合部と螺合しかつ前記第1のメネジ孔5
1に螺合する固着具54を介し、前記シリンダー錠の外
筒32Aに圧接するシリンダー錠用抜け防止片55とか
ら成る。
【0024】また本考案の扉の錠装置は、扉に固定的に
取付けられる錠筐体11Aと、この錠筐体に把手部の表
面が錠筐体の表面と同一になるように格納される錠把手
21Aと、この錠把手に錠の表面が錠把手の表面と略同
一になるように格納されるシリンダ―錠31Aとの組み
合せから成る扉の錠装置に於いて、前記錠把手は挿入胴
部22Aの軸芯方向に形成されたシリンダー錠用の嵌合
孔24Aと交差方向に連通する嵌合切欠部50を有し、
一方、前記シリンダー錠31Aは外筒32Aに駆動体3
3Aと交差する方向に第1のメネジ孔51を有し、また
前記嵌合切欠部内には第2のメネジ孔53を有する螺合
部52が錠把手21Aに連設形成され、この螺合部52
及び第1のメネジ孔51には固着具54が螺合し、該固
着具を介して前記シリンダー錠の外筒に圧接するシリン
ダー錠用抜け防止片55が前記嵌合切欠部50に入り込
んでいることを特徴とする。
【0025】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本考案を詳細
に説明する。なお、本考案を説明するに当たって、前記
従来の実施例と同一の部分には同一または同様の符号を
付し、重複する説明を省略する。また説明の便宜上錠把
手へのシリンダー錠の取付け構造Y1から説明し、次に
該取り付け構造を利用した扉の錠装置X1について簡単
に説明する。
【0026】図1ないし図8に於いて、本考案の取付け
構造Y1が前記実施例の錠把手へのシリンダー錠の取付
け構造Yと主に異なる点は、ラッチ部材40、このラッ
チ部材40と係合する係合リング35等を用いない点で
ある。
【0027】すなわち、21Aは挿入胴部22Aの軸芯
方向に形成されたシリンダー錠用の嵌合孔24Aと交差
方向に連通する嵌合切欠部50を有する錠把手である。
【0028】一方、31Aは上記錠把手21Aの嵌合孔
24Aに略面一の状態に格納され、かつ、外筒32Aに
鍵36Aによって回転される駆動体33Aと交差する方
向に第1のメネジ孔51を有するシリンダー錠である。
【0029】次に52は錠把手21Aの前記嵌合切欠部
50内に該錠把手の把手部23A側又は挿入胴部22A
側あるいはそれらの両方23A、22Aに連設形成さ
れ、かつ、中心部に第2のメネジ孔53を有する螺合部
である。
【0030】次に54は前記螺合部52と螺合し、か
つ、前記第1のメネジ孔51に入り込む固着具としての
オネジである。そして、55は前記固着具54の螺合を
介し、前記シリンダー錠31Aの外筒32Aに2箇所で
圧接するシリンダー錠用抜け防止片である。この抜け防
止片55は、本実施例では端面コ字型状に形成され、螺
合部52に跨ぐように嵌合切欠部50に嵌め込まれてい
る。なお、抜け防止片55の中心部にはオネジ54用の
貫通孔56が形成されている。
【0031】上記構成に於いては、図4で示すように固
着具54が抜け防止片55の貫通孔56を貫通し、しっ
かりとシリンダー錠31Aの第1のメネジ孔51に螺合
している場合はもちろんのこと、図5で示すように固着
具54が何らかの原因で多少緩んだ場合でも、固着具5
4がシリンダー錠31Aの第1のメネジ孔51に入り込
んでいる限り、シリンダー錠31Aは錠把手21Aから
抜け落ちない。
【0032】なお、上記構成に於いては、固着具54は
シリンダー錠31Aの第1のメネジ孔51に螺合する
が、図6及び図7で示すように第1のメネジ孔51に代
え、単なる固着具54用の挿入孔51Bにしても良い。
但、この場合には固着具54が緩みやすくなるので、第
1のメネジ孔51の場合よりリンクダー錠が錠筐体から
抜ける確立が高くなるという欠点がある。
【0033】また図8で示すように錠把手へのシリンダ
ー錠の取付け構造Y1は、挿入胴部22Cの軸芯方向に
形成されたシリンダー錠用の嵌合孔24Cと交差方向に
連通する嵌合切欠部50Cを有する錠把手21Cと、こ
の錠把手に略面一の状態に格納され、かつ、外筒32C
に駆動体33Cと交差する方向にメネジ孔51Cを有す
るシリンダー錠31Cと、前記嵌合切欠部内に錠把手に
形成され、かつ、第1の貫通孔53Cを有するネジの支
持部52Cと、このネジの支持部を貫通し、かつ、前記
メネジ孔に螺合する固着具54Cを介し、前記シリンダ
ー錠31Cの外筒32Cに圧接するシリンダー錠用抜け
防止片55Cとから成るものであっても良い。
【0034】次に該取り付け構造Y1を利用した扉の錠
装置X1について説明する。
【0035】しかして、本考案の扉の錠装置X1は、扉
に固定的に取付けられる錠筐体11Aと、この錠筐体1
1Aに把手部23Aの表面が錠筐体11Aの表面と同一
になるように格納される錠把手21Aと、この錠把手2
1Aに錠の表面が錠把手の表面と略同一になるように格
納されるシリンダ―錠31Aとの組み合せから成る。
【0036】そして、前記錠把手21Aは挿入胴部22
Aの軸芯方向に形成されたシリンダー錠31A用の嵌合
孔24Aと交差方向に連通する嵌合切欠部50を有し、
一方、前記シリンダー錠31Aはその外筒32Aに鍵3
6Aの操作によって回転する駆動体33Aと交差する方
向にメネジ孔51を有する。
【0037】また前記嵌合切欠部50内にはメネジ孔5
3を有する螺合部52が突出形成され、この螺合部52
には前記メネジ孔51に入り込む固着具54が螺合し、
該固着具を介して前記シリンダー錠31Aの外筒32A
に圧接するシリンダー錠用抜け防止片55が前記嵌合切
欠部50に入り込んでいる。なお、57はロック部材2
9のオネジ29bに取付けられるロック板である。
【0038】したがって、このような扉の錠装置X1に
於いては、取り付け構造Y1の利点を有する。なお、錠
筐体11A、錠把手21Aとの関係は従来の実施例と同
一なので重複する説明を省略する。
【0039】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の錠把手へのシリンダー錠の取付け構造は、挿入胴部2
2Aの軸芯方向に形成されたシリンダー錠31A用の嵌
合孔24Aと交差方向に連通する嵌合切欠部50を有す
る錠把手21Aと、この錠把手に略面一の状態に格納さ
れかつ外筒32Aに駆動体33Aと交差する方向に第1
のメネジ孔51を有するシリンダー錠31Aと、前記嵌
合切欠部内に錠把手に形成されかつ第2のメネジ孔53
を有する螺合部50と、この螺合部と螺合しかつ前記第
1のメネジ孔51に螺合する固着具54を介し、前記シ
リンダー錠の外筒32Aに圧接するシリンダー錠用抜け
防止片55とから成るので、図4で示すように固着具5
4が抜け防止片55の貫通孔56を貫通し、しっかりと
シリンダー錠31Aの第1のメネジ孔51に螺合してい
る場合はもちろんのこと、図5で示すように固着具54
が何らかの原因で多少緩んだ場合でも、固着具54がシ
リンダー錠31Aの第1のメネジ孔51に入り込んでい
る限り、シリンダー錠31Aは錠把手21Aから容易に
抜け落ちない。また錠把手21Aとシリンダー錠31A
との取付け構造をシンプル化することができる。
【0040】また本考案の扉の錠装置X1は上記錠把手
へのシリンダー錠の取付け構造Y1を主要部としている
ので、上記の利点を有し、したがって、盗難などの事故
を極力未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の錠装置の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】本考案の錠把手へのシリンダー錠の取付け構造
の一実施例を示す分解斜視図。
【図3】本考案の錠装置の一実施例の側面から見た概略
説明図。
【図4】本考案の一実施例を示す要部の説明図。
【図5】本考案の一実施例を示す要部の説明図。
【図6】本考案の一実施例を示す要部の説明図。
【図7】本考案の一実施例を示す要部の説明図(固着具
が多少緩んだ場合)。
【図8】本考案の他の実施例を示す説明図。
【図9】従来の錠装置の一実施例を示す分解斜視図。
【図10】従来の錠把手へのシリンダー錠の取付け構造
の一実施例を示す説明図。
【符号の説明】 X1…錠装置、Y1…取付け構造、11A…錠筐体、2
1A…錠把手、31A…シリンダー錠、32A…外筒、
33A…駆動体、50…嵌合切欠部、51…挿入孔、5
2…螺合部、53…第2のメネジ孔、54…固着具、5
5…抜け防止片。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入胴部22Aの軸芯方向に形成された
    シリンダー錠31A用の嵌合孔24Aと交差方向に連通
    する嵌合切欠部50を有する錠把手21Aと、この錠把
    手に略面一の状態に格納されかつ外筒32Aに駆動体3
    3Aと交差する方向に第1のメネジ孔51を有するシリ
    ンダー錠31Aと、前記嵌合切欠部内に錠把手に形成さ
    れかつ第2のメネジ孔53を有する螺合部50と、この
    螺合部と螺合しかつ前記第1のメネジ孔51に螺合する
    固着具54を介し、前記シリンダー錠の外筒32Aに圧
    接するシリンダー錠用抜け防止片55とから成る錠把手
    へのシリンダー錠の取付け構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、シリンダー錠用抜け
    防止片は端面コ字型状に形成され、螺合部に跨ぐように
    嵌合切欠部に嵌め込まれることを特徴とする錠把手への
    シリンダー錠の取付け構造。
  3. 【請求項3】 挿入胴部22Cの軸芯方向に形成された
    シリンダー錠用の嵌合孔と交差方向に連通する嵌合切欠
    部50Cを有する錠把手21Cと、この錠把手に略面一
    の状態に格納され、かつ、外筒32Cに駆動体33Cと
    交差する方向にメネジ孔51Cを有するシリンダー錠3
    1Cと、前記嵌合切欠部内に錠把手に形成され、かつ、
    第1の貫通孔53Cを有するネジの支持部52Cと、こ
    のネジの支持部を貫通し、かつ、前記メネジ孔51Cに
    螺合する固着具を介し、前記シリンダー錠の外筒に圧接
    するシリンダー錠用抜け防止片55Cとから成る錠把手
    へのシリンダー錠の取付け構造。
  4. 【請求項4】 扉に固定的に取付けられる錠筐体11A
    と、この錠筐体に把手部の表面が錠筐体の表面と同一に
    なるように格納される錠把手21Aと、この錠把手に錠
    の表面が錠把手の表面と略同一になるように格納される
    シリンダ―錠31Aとの組み合せから成る扉の錠装置に
    於いて、前記錠把手は挿入胴部22Aの軸芯方向に形成
    されたシリンダー錠用の嵌合孔24Aと交差方向に連通
    する嵌合切欠部50を有し、一方、前記シリンダー錠3
    1Aは外筒32Aに駆動体33Aと交差する方向に第1
    のメネジ孔51を有し、また前記嵌合切欠部内には第2
    のメネジ孔53を有する螺合部52が錠把手21Aに連
    設形成され、この螺合部52及び第1のメネジ孔51に
    は固着具54が螺合し、該固着具を介して前記シリンダ
    ー錠の外筒に圧接するシリンダー錠用抜け防止片55が
    前記嵌合切欠部50に入り込んでいることを特徴とする
    扉の錠装置。
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